JP2003085474A - 光学的情報読取装置及び情報コード出力装置 - Google Patents

光学的情報読取装置及び情報コード出力装置

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JP2003085474A
JP2003085474A JP2001270527A JP2001270527A JP2003085474A JP 2003085474 A JP2003085474 A JP 2003085474A JP 2001270527 A JP2001270527 A JP 2001270527A JP 2001270527 A JP2001270527 A JP 2001270527A JP 2003085474 A JP2003085474 A JP 2003085474A
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Yutaka Matsushima
豊 松島
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的情報読取装置に所定のパラメータを設
定する際の作業を簡単に実行できるようにする。 【解決手段】 本発明の光学的情報読取装置1は、情報
コードを光学的に読み取る機能を備えたものにおいて、
所定のパラメータを記憶するメモリ20と、所定のパラ
メータを情報コードへ変換する制御回路15と、この制
御回路15により変換された情報コードを表示する表示
装置6とを備えたところに特徴を有する。この構成の場
合、表示装置6に表示された情報コードを他の光学的情
報読取装置1によって読み込むだけで、所定のパラメー
タを入力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードや2次
元コード等の情報コードを光学的に読み取る機能を備え
た光学的情報読取装置及び情報コード出力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばQRコード(2次元コード)を読
み取るQRコードスキャナにおいては、通信速度やシリ
アルモード等の種々の運転条件を指定するシステムパラ
メータ(所定のパラメータ)をユーザーが所望するよう
に設定することが可能な構成となっている。システムパ
ラメータを設定する方法としては、QRコードスキャナ
の表示装置にシステムパラメータの設定画面を表示さ
せ、QRコードスキャナの各種の操作キーを適宜操作し
ながら設定していく方法がある。
【0003】また、他の設定方法として、QRコードス
キャナのマニュアル等に記載されたシステムパラメータ
の設定用のQRコードを、QRコードスキャナで読み取
ることにより、システムパラメータを設定する方法があ
る。この方法の場合、最初に設定開始に対応するQRコ
ードを読み取り、続いて、設定したいパラメータに対応
するQRコードを順次読み取っていき、最後に設定終了
に対応するQRコードを読み取るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、QRコード
スキャナを現場に実際に導入する場合、複数台のQRコ
ードスキャナを導入することが多い。このような場合、
複数台のQRコードスキャナのシステムパラメータを同
一のパラメータに設定しなければならない。しかし、上
記したような従来の設定方法では、1台設定するために
必要な作業者の操作の手間がかなり多く、この作業を複
数台繰り返さなければならないので、パラメータ設定の
ための作業がかなり面倒であるという問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、光学的情報読取
装置に所定のパラメータを設定する際の作業を簡単に実
行することができる光学的情報読取装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、記憶手段に記憶されている所定のパラメータを情報
コードへ変換する変換手段と、この変換手段により変換
された情報コードを出力する出力手段とを備えた。この
構成によれば、出力手段から出力された情報コードを他
の光学的情報読取装置によって読み込めば、所定のパラ
メータを他の光学的情報読取装置に入力することがで
き、従って、他の光学的情報読取装置に所定のパラメー
タを極めて簡単に設定することが可能となる。
【0007】請求項2の発明によれば、前記出力手段を
表示装置で構成したので、情報コードを表示装置に表示
することができ、この表示された情報コードを他の光学
的情報読取装置によって容易に読み込むことが可能であ
る。
【0008】また、請求項3、4、5の発明のように、
前記出力手段を有線通信装置、光通信装置、電波通信装
置で構成することが好ましい。このように構成すると、
出力手段から出力された情報コードを、パソコン等の情
報処理装置へ容易に転送することができる。
【0009】請求項6の発明によれば、前記出力手段を
プリンタで構成したので、情報コードを紙に印刷するこ
とができ、この印刷された情報コードを他の光学的情報
読取装置によって容易に読み込むことが可能である。ま
た、請求項7の発明のように、前記出力手段から情報コ
ードとしてQRコードを出力するように構成することが
好ましい。
【0010】請求項8の発明によれば、請求項1記載の
光学的情報読取装置から出力された情報コードを光学的
に読み取って得られた読取データが所定のパラメータで
あるか否かを判断する判断手段と、前記読取データが所
定のパラメータであると判断されたときに、この読み取
ったパラメータでもって前記記憶手段に記憶されている
所定のパラメータを更新する更新手段とを備えたので、
光学的情報読取装置に所定のパラメータを極めて簡単に
設定することができる。
【0011】請求項9の発明によれば、前記読み取った
パラメータでもって前記記憶手段に記憶されている所定
のパラメータを更新するか否かをユーザーに対して問い
合わせする問い合わせ手段を備えたので、誤って所定の
パラメータを読み込んだような場合に、そのパラメータ
の更新をキャンセルできる。
【0012】請求項10の発明によれば、前記更新手段
は、パラメータを更新するとユーザーが応答したとき
に、パラメータの更新を実行するように構成したので、
ユーザーが所望するときだけ、パラメータを更新するこ
とができる。
【0013】請求項11の発明によれば、前記更新手段
は、パラメータを更新しないとユーザーが応答したとき
には、読み取ったパラメータを消去し、パラメータを更
新しないように構成したので、パラメータの更新を誤っ
て実行するような事態を未然に防止できる。
【0014】請求項12の発明によれば、パラメータ更
新用の情報コードを読み取った後、キャンセル指示用の
情報コードを読み取ったときには、前記更新手段は、前
記読み取ったパラメータを消去し、パラメータを更新し
ないように構成したので、パラメータの更新を誤って実
行するような事態を未然に防止できる。
【0015】請求項13の発明によれば、記憶手段に記
憶されているシステムパラメータのデータを出力するデ
ータ出力手段を備えたので、請求項1の発明とほぼ同様
な作用効果を得ることが可能となる。
【0016】請求項14の発明によれば、請求項13記
載の光学的情報読取装置から出力されたシステムパラメ
ータのデータを情報コードへ変換する変換手段と、この
変換手段により変換された情報コードを出力する出力手
段とを備えたので、請求項1の発明とほぼ同様な作用効
果を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を例えばQRコード
読取装置に適用した一実施例について、図面を参照しな
がら説明する。まず、図4は、本実施例のQRコード読
取装置(光学的情報読取装置)1、このQRコード読取
装置1を載置する置き台ユニット2及びパソコン(ホス
ト装置)3の全体構成を示す正面図である。
【0018】上記QRコード読取装置1は、情報コード
である例えばQRコード及びバーコードを光学的に走査
して読み取る機能を備えている。このQRコード読取装
置1の本体4は、図2及び図3に示すように、ユーザー
が片手で把持して操作可能な程度の大きさのものであ
り、その形状はほぼ扁平で細長い箱状である。上記本体
4の上面部には、各種の操作キーが設けられた操作部5
と、例えば液晶ディスプレイからなる表示装置(出力手
段)6とが配設されている。
【0019】そして、本体4の図3中の左端部の下面に
は、読取対象のQRコードまたはバーコードに近付ける
読取口7が設けられている。尚、本体4の側面部には、
トリガーキー(読み取りキー)8等が配設されている。
【0020】また、前記置き台ユニット2は、図4に示
すように、接続ケーブル9を介してパソコン3に接続さ
れている。
【0021】ここで、上記QRコード読取装置1の電気
的構成の概略について、図1を参照して説明する。QR
コード読取装置1は、結像手段10と、光学的センサ1
1と、センサ駆動回路12と、照明手段13と、照明駆
動回路14と、制御回路15と、データ出力部16と、
表示装置6と、操作部5と、電源部17とを備えて構成
されている。
【0022】結像手段10は、例えばレンズ等で構成さ
れており、QRコード31(またはバーコード)からの
反射光(即ち、QRコードを走査して得られた読取光)
を結像させて光学的センサ11へ与える。光学的センサ
11は、例えばCCDセンサ等の受光素子で構成されて
おり、上記QRコード31の読取光を光電変換し、この
光電変換した信号を制御回路15の波形整形部18へ与
える。
【0023】制御回路15は、上記QRコード読取装置
1の運転動作全般を制御する機能を有しており、波形整
形部18とマイコン19とメモリ(記憶手段)20とを
備えて構成されている。本実施例の場合、制御回路15
が、変換手段、問い合わせ手段、判断手段及び更新手段
としての各機能を備えている。
【0024】そして、制御回路15のマイコン19は、
光学的センサ11をセンサ駆動回路12を介して駆動制
御すると共に、照明手段13を照明駆動回路14を介し
て駆動制御するように構成されている。尚、照明手段1
3は、例えばLED等で構成されており、上記QRコー
ド31を照明するためのものである。また、制御回路1
5のマイコン19は、表示装置6を駆動制御すると共
に、操作部5から各種の操作キーのキー信号を受けるよ
うに構成されている。
【0025】更に、制御回路15の波形整形部18は、
上記光電変換した信号を増幅すると共に2値化(または
デジタル化)してマイコン19へ与える。そして、マイ
コン19は、上記2値化信号(即ち、画像データ)をメ
モリ20に記憶すると共に、デコード(コード復元)
し、そのデコード結果のデータ(復元データ)をメモリ
20に記憶すると共に、データ出力部16へ与えるよう
に構成されている。
【0026】データ出力部16は、デコード結果のデー
タの信号を、電波や光(赤外線等)によって置き台ユニ
ット2へ無線送信する機能(即ち、電波通信装置または
光通信装置としての各機能)を有している。また、デー
タ出力部16には、置き台ユニット2またはパソコン3
と接続線で接続するための図示しない出力端子(コネク
タ等)が備わっている。つまり、データ出力部16は、
デコード結果のデータ信号を有線によって置き台ユニッ
ト2またはパソコン3へ送信する機能(即ち、有線通信
装置としての機能)を有している。
【0027】尚、電源部17は、電源回路21と、バッ
テリ(2次電池)22とを備えて構成されている。電源
回路21は、バッテリ22からの電源に基づいて、上記
した光学的センサ11、センサ駆動回路12、照明手段
13、照明駆動回路14、制御回路15、データ出力部
16、表示装置6、操作部5等へ必要な電源を供給する
ように構成されている。
【0028】上記バッテリ22は、QRコード読取装置
1が置き台ユニット2に載置されているときに、置き台
ユニット2内に設けられた充電手段(図示しない)によ
って充電されるように構成されている。即ち、QRコー
ド読取装置1が置き台ユニット4に載置されると、置き
台ユニットの充電手段の充電用端子(図示しない)に、
QRコード読取装置1のバッテリ22の充電用端子(図
示しない)が接続されるように構成されている。尚、置
き台ユニット2は、例えばACアダプタ(図示しない)
に接続されており、該ACアダプタから電源が供給され
るように構成されている。
【0029】また、置き台ユニット2内には、無線通信
装置(図示しない)が設けられており、この無線通信装
置は、QRコード読取装置1からの無線送信信号を受信
する機能を有している。そして、置き台ユニット2内に
設けられた通信手段(図示しない)は、上記無線通信装
置により受信した信号(コード復元信号)を、接続ケー
ブル9を介してパソコン3へ送信する機能を有してい
る。
【0030】次に、上記構成のQRコード読取装置1の
動作について、図5及び図6も参照して説明する。図5
のフローチャートは、QRコード読取装置1の制御動作
の内容を示すフローチャートである。図6は、QRコー
ド読取装置1のメモリ20内に記憶されているシステム
パラメータ(所定のパラメータ)のデータフォーマット
を示す図である。
【0031】ここで、上記システムパラメータについ
て、図6を参照して説明する。システムパラメータのデ
ータは、例えば20バイトのデータであり、その先頭の
1バイトのデータは、識別コードである。この識別コー
ドが「%」であれば、システムパラメータのデータであ
ることを示している。
【0032】尚、本実施例では、上記システムパラメー
タのデータを、後述するようにして、QRコードに変換
して出力するのであるが、通常のQRコードとシステム
パラメータのQRコードとの識別は、上記識別コードが
「%」であるか否かで判別している。即ち、識別コード
が「%」であれば、システムパラメータのQRコードで
あることがわかり、識別コードが「%」でなければ、通
常のQRコードであることがわかる。
【0033】そして、次の1バイトのデータは、通信速
度を示しており、図6に示すように、設定値(例えば1
6進数)によって各通信速度が決められている。これに
続く1バイトのデータは、シリアルモードの各設定を示
しており、図6に示すように、各ビットの「1」/
「0」によってシリアルモードの各設定が決められてい
る。
【0034】これに続く14バイト分のデータについて
は、その内容の説明を省略する。そして、最後の3バイ
トのデータの各1バイトは、それぞれ、ブザーコントロ
ールフラグ、ブザー音量、LEDコントロールフラグを
示している。各1バイトのデータの設定値によって、図
6に示すように、ブザー及びLEDの各設定が決められ
ている。尚、QRコード読取装置1には、ブザー及びL
EDが設けられており、これらブザー及びLEDは制御
回路15のマイコン19によって駆動制御されるように
構成されている。
【0035】次に、QRコード読取装置1の動作につい
て説明する。今、複数台のQRコード読取装置1を導入
すると共に、これら複数台のQRコード読取装置1のシ
ステムパラメータを設定するとする。まず、これらのう
ちの1台目のQRコード読取装置1に対して、システム
パラメータを設定する場合には、従来周知の設定方法
(従来の技術の欄参照)で設定する。尚、すでに導入済
みのQRコード読取装置1(即ち、システムパラメータ
が設定されたQRコード読取装置1)がある場合には、
上記設定操作は不要となる。
【0036】そして、上記1台目のQRコード読取装置
1に対して、システムパラメータの設定が完了したら、
そのシステムパラメータをQRコード(情報コード)へ
変換すると共に、この変換したQRコード(即ち、シス
テムパラメータに対応するQRコード)を出力する処理
を実行する。具体的には、システムパラメータが設定さ
れたQRコード読取装置1において、操作部5の操作キ
ーを適宜操作することにより、システムパラメータに対
応するQRコードを表示装置6に表示(出力)するメニ
ューを選択し、そのメニューの実行を開始させる。
【0037】すると、上記QRコード読取装置1におい
て、制御回路15のマイコン19は、メモリ20内に記
憶(設定)されているシステムパラメータ(図6に示す
20バイトのデータ)を読み出し、このシステムパラメ
ータのデータをQRコードに変換する。続いて、マイコ
ン19は、上記変換したQRコードのデータ(例えばビ
ットマップデータ)をメモリ20内に記憶すると共に、
表示装置6に表示するように構成されている(図1参
照)。これにより、表示装置6に、システムパラメータ
に対応するQRコード、即ち、システムパラメータ設定
(更新)用のQRコードが表示されるようになる。
【0038】尚、操作部5の操作キーを操作して、シス
テムパラメータに対応するQRコードを表示装置6に表
示するメニューを選択して実行させる代わりに、上記メ
ニュー用のQRコード(QRコード読取装置のマニュア
ル等に記載されているQRコード)を、QRコード読取
装置1で読み取ることにより、上記メニューを選択実行
させるように構成しても良い。
【0039】次に、上記1台目のQRコード読取装置1
の表示装置6に表示されたQRコード(システムパラメ
ータ設定用のQRコード)を利用して、他のQRコード
読取装置1のシステムパラメータを設定する方法につい
て、図5のフローチャートを参照して説明する。この場
合、まず、表示装置6に表示されたシステムパラメータ
設定用のQRコードを、システムパラメータを設定した
い他のQRコード読取装置1によって光学的に読み込
む。
【0040】すると、図5のステップS1に示すよう
に、他のQRコード読取装置1によって上記システムパ
ラメータ設定用のQRコードの画像を取り込む処理が実
行される。具体的には、制御回路15のマイコン19
は、照明手段13を点灯させ、上記システムパラメータ
設定用のQRコードを照明し、このQRコードの反射光
を結像手段10を介して光学的センサ11に結像させ、
該光学的センサ11において光電変換させ、更に、光電
変換させた信号を波形整形部18を介して増幅して2値
化し、この2値化した画像信号(即ち、QRコードの画
像データ)をメモリ20に記憶させる(取り込む)。
【0041】続いて、ステップS2に示すように、マイ
コン19は、上記取り込んだ画像データをデコードする
処理を実行する。このデコード結果のデータは、メモリ
20内に記憶するように構成されている。これにより、
QRコードを読み込む(読み取る)処理が完了する。
【0042】次に、ステップS3へ進み、マイコン19
は、上記読み込んだQRコードのデータ、即ち、デコー
ド結果のデータが、システムパラメータ設定(更新)用
のデータであるか否かを判断する。この場合、マイコン
19は、デコード結果のデータの先頭の1バイトが、シ
ステムパラメータ設定用のデータの識別データ(具体的
には「%」)であるか否かで判断している。
【0043】ここで、デコード結果のデータの先頭の1
バイトが、システムパラメータ設定用のデータの識別デ
ータであると判断されたときには、ステップS3にて
「YES」へ進み、ステップS4へ進み、ここで、マイ
コン19は、上記読み取ったシステムパラメータのデー
タでもってメモリ20内に記憶されているシステムパラ
メータを更新するか否かを、ユーザーに対して問い合わ
せる。
【0044】そして、このステップS4において、ユー
ザーがシステムパラメータを更新するという応答を行っ
た場合には、「YES」へ進み、ステップS5へ進み、
マイコン19は、システムパラメータを更新する、即
ち、上記読み取ったシステムパラメータのデータでもっ
てメモリ20内に記憶されているシステムパラメータを
書き替える。
【0045】一方、ステップS4において、ユーザーが
システムパラメータを更新しないという応答を行った場
合には、「NO」へ進み、ステップS1へ戻り、QRコ
ード(またはバーコード)の読取処理を繰り返し実行す
るように構成されている。そして、この場合には、マイ
コン19は、上記読み取ったシステムパラメータのデー
タを消去し、システムパラメータを更新しない。
【0046】尚、ユーザーがシステムパラメータを更新
するまたは更新しないという応答は、操作部5の操作キ
ーを操作することにより実行しても良い。また、更新す
るという応答用のQRコード(マニュアル等に記載され
ているもの)、もしくは、更新しないという応答用のQ
Rコード(マニュアル等に記載されているもの)を光学
的に読み取ることにより実行しても良い。更に、キャン
セル指示用のQRコード(マニュアル等に記載されてい
るもの)を光学的に読み取ることにより、システムパラ
メータを更新しない応答とするように構成しても良い。
【0047】さて、前記ステップS3において、読み込
んだQRコードのデコード結果のデータの先頭の1バイ
トが、システムパラメータ設定用のデータの識別データ
でないと判断されたときには、ステップS3にて「N
O」へ進み、ステップS6へ進み、デコード結果の通常
処理を実行する。具体的には、マイコン19は、デコー
ド結果を表示装置6に表示すると共に、データ出力部1
6を介して置き台ユニット2へ送信し、ひいてはパソコ
ン3へ送信するように構成されている。この後は、QR
コード(またはバーコード)の読取処理を繰り返し実行
することが可能なように構成されている。
【0048】このような構成の本実施例においては、メ
モリ(記憶手段)20に記憶されているシステムパラメ
ータをQRコードへ変換する制御回路(変換手段)15
を備えると共に、この変換されたQRコードを表示する
表示装置6を備えた。この構成によれば、システムパラ
メータ設定済みの光学的情報読取装置1の表示装置6に
システムパラメータ設定(更新)用のQRコードを表示
しておき、この表示したQRコードを他の光学的情報読
取装置1によって光学的に読み込めば、システムパラメ
ータのデータを他の光学的情報読取装置1に入力するこ
とができる。従って、他の光学的情報読取装置1にシス
テムパラメータを極めて簡単に設定することができる。
【0049】また、上記実施例では、表示装置6に表示
されたQRコードを光学的に読み取って得られた読取デ
ータがシステムパラメータであるか否かを判断する制御
回路(判断手段)15を備えると共に、前記読取データ
がシステムパラメータであると判断されたときに、この
読み取ったパラメータでもってメモリ20に記憶されて
いるシステムパラメータを更新する制御回路(更新手
段)15を備えた。この構成によれば、光学的情報読取
装置1にシステムパラメータを確実に且つ極めて簡単に
設定することができる。
【0050】更に、上記実施例においては、読み取った
パラメータでもってメモリ20に記憶されているシステ
ムパラメータを更新するか否かをユーザーに対して問い
合わせする制御回路(問い合わせ手段)15を備えたの
で、誤ってシステムパラメータ更新用のQRコードを読
み込んだような場合に、その更新をキャンセルすること
ができる。更にまた、上記実施例においては、システム
パラメータを更新するとユーザーが応答したときに、パ
ラメータの更新を実行するように構成したので、ユーザ
ーが所望するときだけ、パラメータを更新することがで
きる。
【0051】そして、上記実施例によれば、システムパ
ラメータを更新しないとユーザーが応答したときには、
読み取ったパラメータを消去し、システムパラメータを
更新しないように構成したので、システムパラメータの
更新を誤って実行するような事態を防止することができ
る。また、上記実施例においては、システムパラメータ
更新用のQRコードを読み取った後、キャンセル指示用
のQRコードを読み取ったときには、読み取ったパラメ
ータを消去し、システムパラメータを更新しないように
構成したので、システムパラメータの更新を誤って実行
するような事態を防止することができる。
【0052】尚、上記実施例においては、システムパラ
メータ更新用のQRコードを出力する出力手段を、表示
装置6で構成したが、これに限られるものではなく、前
記出力手段を有線通信装置、光通信装置、電波通信装置
で構成しても良い。具体的には、システムパラメータ更
新用のQRコード(ビットマップデータ)をデータ出力
部16から置き台ユニット2(またはパソコン3等)
へ、有線で、光通信で、または、電波通信で送信するよ
うに構成することが好ましい。
【0053】このように構成すると、QRコード読取装
置1から出力されたQRコードを、パソコン(情報処理
装置)3等へ容易に転送することができる。そして、パ
ソコン3等においては、送られてきたQRコード(シス
テムパラメータ更新用のQRコードのビットマップデー
タ)をディスプレイに表示したり、プリンタにより印刷
したりすることを容易に実行できる。
【0054】また、システムパラメータ更新用のQRコ
ードを出力する出力手段を、プリンタで構成しても良
い。即ち、QRコード読取装置1に小形のプリンタを内
蔵したり、QRコード読取装置1に外付けのプリンタを
接続可能に構成したりすれば、システムパラメータ更新
用のQRコードを上記プリンタによって紙に印刷するこ
とができる。従って、この印刷されたQRコードを他の
光学的情報読取装置1によって容易に読み込むことが可
能となり、システムパラメータを容易に設定(更新)す
ることができる。
【0055】一方、QRコード読取装置1のデータ出力
部(データ出力手段)16から、メモリ20に記憶され
ているシステムパラメータのデータ(図6参照)を、置
き台ユニット2(またはパソコン3等)へ、有線で、光
通信で、または、電波通信で送信するように構成しても
良い。そして、このように構成した場合、パソコン3等
側に、上記送られてきたシステムパラメータのデータを
QRコードへ変換する変換手段を備え、この変換手段に
より変換されたQRコードを表示するディスプレイまた
は印刷するプリンタを備えるように構成すれば、上記実
施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
【0056】尚、上記実施例や変形例等においては、情
報コードとして例えばQRコードに適用するように構成
したが、これに限られるものではなく、例えばバーコー
ドに適用してもよいし、QRコード以外の2次元コード
に適用しても良い。また、所定のパラメータをシステム
パラメータとしたが、他のパラメータでも良い。
【0057】更に、上記実施例や変形例等では、置き台
ユニット2を接続するホスト装置としてパソコン3を用
いるように構成したが、これに限られるものではなく、
例えばPOSレジスタや他の情報処理装置等を用いるよ
うに構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すQRコード読取装置の
ブロック図
【図2】QRコード読取装置の上面図
【図3】QRコード読取装置の側面図
【図4】QRコード読取装置、置き台ユニット及びパソ
コンを示す正面図
【図5】フローチャート
【図6】システムパラメータのデータフォーマットを示
す図
【符号の説明】
1はQRコード読取装置(光学的情報読取装置)、2は
置き台ユニット、3はパソコン、4は本体、5は操作
部、6は表示装置(出力手段)、11は光学的センサ、
13は照明手段、15は制御回路(変換手段、問い合わ
せ手段、判断手段、更新手段)、16はデータ出力部
(電波通信装置、光通信装置)、19はマイコン、20
はメモリ(記憶手段)を示す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報コードを光学的に読み取る機能を備
    えた光学的情報読取装置において、 所定のパラメータを記憶する記憶手段と、 前記所定のパラメータを情報コードへ変換する変換手段
    と、 前記変換手段により変換された情報コードを出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とする光学的情報読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、表示装置であることを
    特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、有線通信装置であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、光通信装置であること
    を特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、電波通信装置であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、プリンタであることを
    特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段が出力する情報コードは、
    QRコードであることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の光学的情報読取装置。
  8. 【請求項8】 情報コードを光学的に読み取る機能を備
    えた光学的情報読取装置において、 所定のパラメータを記憶する記憶手段と、 請求項1記載の光学的情報読取装置から出力された情報
    コードを光学的に読み取って得られた読取データが所定
    のパラメータであるか否かを判断する判断手段と、 前記読取データが所定のパラメータであると判断された
    ときに、この読み取ったパラメータでもって前記記憶手
    段に記憶されている所定のパラメータを更新する更新手
    段とを備えたことを特徴とする光学的情報読取装置。
  9. 【請求項9】 前記読み取ったパラメータでもって前記
    記憶手段に記憶されている所定のパラメータを更新する
    か否かをユーザーに対して問い合わせする問い合わせ手
    段を備えたことを特徴とする請求項8記載の光学的情報
    読取装置。
  10. 【請求項10】 前記更新手段は、パラメータを更新す
    るとユーザーが応答したときに、パラメータの更新を実
    行するように構成されていることを特徴とする請求項9
    記載の光学的情報読取装置。
  11. 【請求項11】 前記更新手段は、パラメータを更新し
    ないとユーザーが応答したときには、読み取ったパラメ
    ータを消去し、パラメータを更新しないように構成され
    ていることを特徴とする請求項9記載の光学的情報読取
    装置。
  12. 【請求項12】 パラメータ更新用の情報コードを読み
    取った後、キャンセル指示用の情報コードを読み取った
    ときには、前記更新手段は、前記読み取ったパラメータ
    を消去し、パラメータを更新しないように構成されてい
    ることを特徴とする請求項9記載の光学的情報読取装
    置。
  13. 【請求項13】 情報コードを光学的に読み取る機能を
    備えた光学的情報読取装置において、 装置のシステムパラメータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されているシステムパラメータのデ
    ータを出力するデータ出力手段とを備えたことを特徴と
    する光学的情報読取装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の光学的情報読取装置
    から出力されたシステムパラメータのデータを情報コー
    ドへ変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された情報コードを出力する出
    力手段とを備え成る情報コード出力装置。
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