JP2003084399A - 写真フィルム包装体、写真フィルム包装体の万引き防止システム、写真フィルム包装体の現像処理方法 - Google Patents

写真フィルム包装体、写真フィルム包装体の万引き防止システム、写真フィルム包装体の現像処理方法

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JP2003084399A
JP2003084399A JP2001273379A JP2001273379A JP2003084399A JP 2003084399 A JP2003084399 A JP 2003084399A JP 2001273379 A JP2001273379 A JP 2001273379A JP 2001273379 A JP2001273379 A JP 2001273379A JP 2003084399 A JP2003084399 A JP 2003084399A
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film package
memory unit
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Masaru Iwagaki
賢 岩垣
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルム包装体に取り付けたICメモリ
ーユニットを有効に利用することで、販売店において万
引きされにくい写真フィルム包装体及び万引き防止シス
テム、販売店において有効期限管理の容易な写真フィル
ム包装体及び無駄なエネルギー消費を無くし、且つ、顧
客を待たせないで現像処理する写真フィルム包装体の提
供。 【解決手段】 未露光の写真フィルムを光密状態でカー
トリッジに収納した写真フィルム包装体であって、前記
カートリッジはICメモリーユニットを有し、該ICメ
モリーユニットは、一般情報記録メモリー部と、万引き
防止システム設定メモリー部とを有することを特徴とす
る写真フィルム包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICメモリーユニッ
ト写真フィルム包装体に関し、更に詳しくは、ICメモ
リーユニットを有効に活用できる写真フィルム包装体に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、販売店での写真フィルム販売形式
としては、例えばワゴンに積まれて販売する形式、陳列
台に吊り下げられて販売する形式、個別で棚に並べられ
て販売する形式が知られている。陳列台に吊り下げられ
て販売されている135サイズフィルムの代表的な形態
としては、例えば未露光の写真フィルムを樹脂製のカー
トリッジや金属製のカートリッジに収納した写真フィル
ム包装体を、防湿性の樹脂製容器(樹脂缶ともいう)に
入れ防湿包装し、識別意匠印刷が施された熱可塑性フィ
ルムの袋に複数本をまとめ密封包装した形態や、あるい
は識別意匠印刷された外箱に複数本を入れシュリンクフ
ィルムで包装した形態等が知られている。
【0003】アドバンスドフォトシステム対応フィルム
(以下APSフィルムという)の場合も、135サイズ
フィルムの場合と同様な形態が知られている。最近では
フィルム1本毎を購入するよりも割安なこのような複数
本を購入する割合が増加している傾向にある。
【0004】この様に販売店で販売されている135サ
イズフィルム包装形態やAPSフィルム包装形態は、環
境への負荷軽減や資源保護の観点から、包装材料につい
て、簡易包装化、包装材料質量の軽減、包装体の小型
化、包装材料の単一化、複数個包装による1個あたり包
装材料の低減などが検討されている。
【0005】しかしながら、特に写真フィルム包装体を
小型化して包装材料を低減した場合、販売店において万
引きされやすくなるという問題があるため、ポケットに
入り難くするためわざと大きくして万引き防止をしてい
るため無駄な包装材料が使われ、コスト高となってい
る。
【0006】写真フィルムの場合、感度が100、20
0、400、800と品種が異なる写真フィルムをセッ
トで包装し、販売する場合がある。この場合、各写真フ
ィルムの有効期限が同じ場合は管理も容易であるが、有
効期限が異なっている場合、一番短い有効期限に合わせ
管理をする必要がある。
【0007】この様に、販売店全体としては有効期限が
異なる何種類もの写真フィルムを各種形態で販売されて
いるため、各形態の写真フィルムの有効期限の管理も非
常に煩雑になっている。
【0008】従来、撮影終了後の写真フィルムの現像処
理からプリントまでは、人手により自動現像機のスイッ
チを入れ処理が出来る状態にして、営業開始と同時に受
付が可能にしていたが、現像処理しない時も常時加温し
ているためエネルギーのロスが発生し、自動現像機の管
理に費用が掛かる。これらの対策として、特開平10−
207028号、同11−352661号、特開200
1−66707、同2001−117172、同200
1−166450、同2001−201838、米国特
許第6,174,094号に記載の如きセルフオペレー
ション方式の自動現像機の設置が検討され始めている。
このセルフオペレーション方式の自動現像機の問題点と
して、現像処理を行いに来た顧客が操作することで処理
温度が上がり始めるため、処理温度が上がるまで時間が
掛り、待たされることが挙げられる。
【0009】現在、販売店で販売されている135サイ
ズフィルムの包装形態において、135サイズフィルム
に関する情報は、未露光の写真フィルムを光密状態で収
納するカートリッジと外箱又は外装袋に記載されてい
る。カートリッジには識別のための意匠、カメラに装填
したとき自動的に感度、フィルムの種類、現像処理情
報、撮影枚数を識別するためDXコード及びバーコード
で表示されており、外箱又は外装袋には識別のための意
匠およびフィルムの履歴を示す乳剤番号と有効期限日が
記載されている。これらの情報に従い、顧客は販売店か
ら必要に応じた品種の写真フィルムを購入し、カメラに
装填し撮影するのであるが、問題点として、撮影情報が
記録されないためプリントするとき撮影情報が無いた
め、得られるプリントは撮影者の意図とは無関係に標準
的な濃度や色バランスに設定されたものとなり、顧客の
不満の一つにもなっている。
【0010】これらの対策として、情報を入力すること
が可能な磁気記録層を設けたAPSフィルムが市販され
ている。しかしながら、その情報記録容量が少ないこ
と、カメラでの情報書き込みやその読み出しが磁気ヘッ
ドと写真フィルムの動的接触によって行われるために写
真フィルムの搬送トラブルや写真フィルム表面の汚れな
どによる磁気情報交換エラーが発生することがあり、現
在の135規格の写真フィルムに置き換わるに至ってい
ない。
【0011】これに対して、未露光の写真フィルムを光
密状態でカートリッジに収納した写真フィルム包装体に
ICメモリーユニットを取り付けて、情報を読み書きで
きる提案が成されている。例えば、特開平9−1975
39号にはAPSフィルムの磁気にデータを記録するた
め、APSフィルムを収納するカートリッジにICメモ
リーユニットを取り付け、カメラからの撮影データを記
録し、カメラから取り出しICメモリーユニットから撮
影データを取り出し、APSフィルムの磁気記録層に記
録する方法が開示されている。同9−211792号に
は、APSフィルムを収納するカートリッジに非接触で
外部の送信手段と接続されているICメモリーユニット
を取り付け、外部から撮影データを書き込む方式が開示
されている。同11−327090号には、写真フィル
ムをロール状に収納するカートリッジ本体にICメモリ
ーユニットを取り付け、乳剤番号、公称感度、実効感
度、感度補正データ、階調データ、使用期限データ等を
製造時に記憶させておき、撮影後のプリント時に呼び出
して高品質のプリント写真を得る技術が開示されてい
る。
【0012】しかしながら、これら写真フィルムを収納
するカートリッジに取り付けられたICメモリーユニッ
トは情報容量が多いのにかかわらず、実際にはわずかの
情報量であるので、装着するICメモリーユニットのコ
ストと見合わないのが現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況を
鑑みなされたもので、その目的は、写真フィルム包装体
に取り付けたICメモリーユニットを有効に利用するこ
とで、販売店において万引きされにくい写真フィルム包
装体及び万引き防止システム、販売店において有効期限
管理の容易な写真フィルム包装体及び無駄なエネルギー
消費を無くし、且つ、顧客を待たせないで現像処理する
写真フィルム包装体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0015】1)未露光の写真フィルムを光密状態でカ
ートリッジに収納した写真フィルム包装体であって、前
記カートリッジはICメモリーユニットを有し、該IC
メモリーユニットは、一般情報記録メモリー部と、万引
き防止システム設定メモリー部とを有することを特徴と
する写真フィルム包装体。
【0016】2)前記一般情報記録メモリー部が、前記
写真フィルム包装体の製造情報、有効期限情報、販売管
理期限情報、撮影情報、現像処理情報及び顧客情報の少
なくとも1つが入出力可能であることを特徴とする1)
に記載の写真フィルム包装体。
【0017】3)前記万引き防止システム設定メモリー
部へ万引き防止用の電波発信システムが、非接触方式で
設定されていることを特徴とする1)または2)に記載
の写真フィルム包装体。
【0018】4)前記ICメモリーユニットに、ロック
機構を有することを特徴とする1)〜3)の何れか1項
に記載の写真フィルム包装体。
【0019】5)前記ICメモリーユニットに、前記ロ
ック機構を解除出来る暗号を有することを特徴とする
1)〜4)の何れか1項に記載の写真フィルム包装体。
【0020】6)1)〜5)の何れか1項に記載の写真
フィルム包装体を正規の精算をすることなく販売店の出
入り口を通過した場合、販売店の出入り口に設けられた
センサで検知されて警報が作動することを特徴とする写
真フィルム包装体の万引き防止システム。
【0021】7)前記カートリッジが正規の手順で精算
される場合には、前記ICメモリーユニットに設定され
た万引き防止信号を解除することを特徴とする6)に記
載の写真フィルム包装体の万引き防止システム。
【0022】8)前記万引き防止信号を解除する方法
が、写真フィルム包装体を販売店で精算するためのバー
コードリーダーであることを特徴とする7)に記載の写
真フィルム包装体の万引き防止システム。
【0023】9)1)〜5)の何れか1項に記載の写真
フィルム包装体を使用し撮影終了後、カメラから撮影済
みである信号がカートリッジに設置されたICメモリー
ユニットに入力され、該撮影済み写真フィルム包装体を
自動現像機が設置されている販売店に持ち込むと、該販
売店内に設けられたセンサが前記撮影済み写真フィルム
包装体を検知し、前記自動現像機のウォームアップが開
始されることを特徴とする写真フィルム包装体の現像処
理方法。
【0024】10)前記自動現像機が、セルフオペレー
ション方式の熱現像処理機であることを特徴とする9)
に記載の写真フィルム包装体の現像処理方法。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照しなが
ら、本発明の写真フィルム包装体について説明する。
【0026】本発明においてICメモリーユニットと
は、「ICカード」電子情報通信学会編(オーム社)、
「パーソナルメディア時代のICメモリーカードの役
割」ICカード出版協会1992年、「ICメモリーカ
ードガイドラインVer.4.1」日本電子工業振興協
会、「ますます面白くなる非接触ICカード」TRIG
GER 97/11、「非接触ICカード技術と材料」
(有)アイ・エー・シー(井上学術情報センター)に記載
されている様な、一般的なICカードに適用されている
メモリー部とマイクロプロセッサ部を有し、インターフ
ェイス部分として、接触型の場合は金属端子で情報交換
でき、非接触型の場合は金属端子の代わりにアンテナコ
イルを有しており、電波で情報交換できるようになって
いるものを言う。本発明に使用するICメモリーユニッ
トとしては、所定の電磁波信号により一定距離の離れた
所からも読み書きすることが可能な非接触型を使用する
のが好ましい。
【0027】図1は、ICメモリーユニットを取り付け
た写真フィルム包装体の概略斜視図である。図1の
(a)はICメモリーユニットを取り付けた135サイ
ズフィルム包装体の概略斜視図である。図1の(b)は
ICメモリーユニットを取り付けたAPSフィルム包装
体の概略斜視図である。
【0028】図中、1は未露光の135サイズフィルム
を光密状態でカートリッジに収納した包装体を示し、1
01は未露光の135サイズフィルムを光密状態で収納
するカートリッジを示し、2はカートリッジ101に取
り付けられたICメモリーユニットを示す。3は未露光
のAPSフィルムを光密状態でカートリッジに収納した
包装体を示し、301は未露光のAPSフィルムを光密
状態で収納するカートリッジを示す。ICメモリーユニ
ットの取り付け位置はカメラとの関係で決まるため限定
する必要は無く、例えば本図の場合はカメラの裏蓋の内
側にICメモリーユニットとの接続端子を設けたカメラ
に使用するため、カメラの接続端子の位置に合わせ設け
た場合を示している。
【0029】本発明のカートリッジに取り付けられたI
Cメモリーユニットのメモリー部は、一般情報記録メモ
リー部、万引き防止システム設定メモリー部に分けて使
用されている。一般情報記録メモリー部には、写真フィ
ルム包装体の製造情報、有効期限情報、販売管理期限情
報、撮影情報、現像処理情報、顧客情報等が入出力可能
で記録されている。
【0030】写真フィルム包装体の製造情報としては、
例えば品種、製造日、製造番号、ロット番号、出荷先、
現像処理指定条件などを製造時に書き込むことが出来
る。
【0031】有効期限情報としては、写真フィルムの有
効期限が設定されており、販売管理期限情報としては、
写真フィルムの有効期限に対して販売管理有効期限を書
き込むことが可能となっている。
【0032】撮影情報としては、例えば撮影日時、撮影
場所、絞り、シャッター速度、ストロボ使用未使用、使
用レンズなどを撮影時に書き込むことが可能となってい
る。撮影終了後は、カメラから撮影終了を書き込むこと
で、現像処理が可能である信号を非接触方式で発信する
ことも可能である。
【0033】又、顧客から撮影済みの写真フィルムを受
け取った販売店では、現像処理情報として、例えば現像
所名、現像処理種類、現像処理日時、現像処理コード等
を書き込むことが可能となっている。
【0034】顧客情報としては、例えば住所、氏名、コ
ード、電話番号、URL等を書き込むことが可能となっ
ている。これら、一般情報記録メモリー部に書き込まれ
た各種情報は読み出すことが可能である。
【0035】万引き防止システム設定メモリー部には、
一般情報記録メモリー部とは別に独立して、万引き防止
用の電波発信システムが非接触方式で設定可能となって
いる。
【0036】図2は、万引き防止システムが設定された
販売店の一例を示す概略図である。本発明の万引き防止
システムとは、一般的に使用されている万引き防止シス
テムを利用することが可能である。例えば、販売店の出
入り口のゲートに設けられた所定の電磁波に対して所定
の応答を行い、万引き防止システムの警報を作動させる
システム、精算所にて万引き防止システムが解除された
場合は販売店出入り口のゲートからの所定の電磁波に対
して応答しないシステムが挙げられる。
【0037】図中、4は販売店の店内を示す。店内4
は、出入り口401と、出入り口に設けられたゲート4
02と、陳列棚403a〜403dと、カウンタ404
と、精算機405と、自動現像機406と、警報ブザー
407と、販売店内の防犯システムの制御部408とを
有している。ゲート402には所定の電磁波帯が形成さ
れており、形成されている電磁波帯が乱れたことを検知
するセンサ402aを有している。制御部408は操作
盤408a(図3参照)と表示部408b(図3参照)
を有している。409は制御部408からの各種情報を
出力する手段、例えばプリンタを示す。
【0038】図3は、図2に示される店内4に配置され
ている万引き防止システムの一例を示すブロック図であ
る。制御部408はCPUとメモリーを有しており、ゲ
ート402のセンサ402aと、自動現像機406と、
警報ブザー407と、各写真フィルム包装体に取り付け
られているICメモリーユニット2と、操作盤408
a、表示部408bと接続している。尚、接続の方法
は、ICメモリーユニットとは非接触で接続している他
は特に限定は無く、非接触でも良いし、ケーブルにより
接続されていてもかまわない。
【0039】次に図2を使用してカートリッジに取り付
けられているICメモリーユニットの具体的利用方法を
例を挙げて説明する。
【0040】万引き防止システムの一例を説明する。販
売店に入った顧客が陳列棚403aに陳列してある写真
フィルム、例えば2本入りのパック品を購入し、精算し
ないで販売店の出入り口401から出る場合、出入り口
401に設けられた電磁波帯が形成されているゲート4
02を通過すると、写真フィルム包装体に取り付けられ
ている非接触型のICメモリーユニットから出されてい
る電波信号により電磁波帯が撹乱される。
【0041】電磁波帯が撹乱されると、直ちにゲート4
02に設置されているセンサ402aにより検知され、
センサ402aから制御部408へ信号が送られ、警報
ブザー407が作動することで、精算しないで出入り口
401から写真フィルム2本入りのパック品が持ち出さ
れるのを防止することが可能となる。
【0042】又、顧客が陳列棚403aに陳列してある
写真フィルム例えば2本入りのパック品を購入し、精算
するとき、ICメモリーユニットの万引き防止システム
設定メモリー部に設定されている万引き防止システムが
解除されることで、正規の手続きで精算が行われた2本
入りのパック品は、ゲート402を通過しても警報ブザ
ー407は作動しない様に設定されている。
【0043】前記、万引き防止システムを解除する方法
は、例えば写真フィルム包装体に付けられているバーコ
ードをバーコードリーダで読み取る時、バーコードリー
ダに万引き防止システムを解除する解除部を設け、IC
メモリーユニットから出されている電波信号を解除する
方法でも良いし、バーコードリーダとは別にして、精算
が終了した後、万引き防止システムを解除する装置を通
してもかまわない。
【0044】次に、自動現像機による処理方法の一例を
説明する。本発明の自動現像機としては、例えば特開平
10−207028号、同11−352661号、特開
2001−66707、同2001−117172、同
2001−166450、同2001−201838、
米国特許第6,174,094号に記載の如きセルフオ
ペレーションの自動現像機をいう。
【0045】本発明のICメモリーユニットを取り付け
た写真フィルム包装体を、カメラに入れて撮影し、カメ
ラに対して撮影終了の意志表示をすることによって、カ
メラから該写真フィルム包装体のICメモリーユニット
の一般情報記録メモリー部に対して、撮影終了につき現
像処理が可能であるとの情報が書き込まれる。
【0046】現像処理が可能であるとの情報が書き込ま
れたICメモリーユニットを有する撮影済み写真フィル
ム包装体を、店内4に持ち込むと、販売店の出入り口4
01に設けられた万引き防止用のセンサとは異なるセン
サ(不図示)が該撮影済み写真フィルム包装体のICメ
モリーユニットから出されている信号を検知し、検知し
た信号を制御部408に送信することで、店内4の自動
現像機406のウォームアップが開始される。
【0047】カメラに装填前の未露光の状態や、カメラ
に装填し撮影途中で残りがある場合は、店内4に持ち込
んでも、店内4の自動現像機406のウォームアップが
開始されることはない。
【0048】本発明は、自動現像機の間近で撮影済み写
真フィルム包装体を検知するのではなく、販売店の入口
で検知するので、自動現像機のウォームアップの開始が
早く、ウォームアップで顧客を待たせる時間の短縮が可
能である。
【0049】現像処理後、写真フィルムカートリッジ
は、不正で粗悪な詰め替え販売防止のため、該ICメモ
リーユニットの利用が出来なくなるロック機構を有する
ことが好ましく、資源保護の観点から再利用される場合
には、ロック機構を解除出来る暗号を有することが好ま
しい。
【0050】ロック機構や暗号については、公知の方法
の中から適宜選択したり、それらを組み合わせたりして
利用することが出来る。例えば、個々のICメモリーの
製造番号(シリアル番号)を利用した暗号を付与してお
き、その暗号の存在下でのみ機能するようにしておき、
現像処理後に不要となって機能を停止させたい場合はそ
の番号を消去することができ、正規に再利用したい場合
は再度製造番号から暗号を起こさせる様にしておくこと
によって達成できる。
【0051】次に、販売管理有効期限の管理方法の一例
に付き説明する。ICメモリーユニットの販売管理情報
メモリー部には、写真フィルムの有効期限と有効期限に
対して販売店側で書き込んだ販売管理有効期限が書き込
まれている。販売管理有効期限とは、写真フィルムの有
効期限に対して顧客の使用期間を考え、販売可能の期限
であり、例えば写真フィルムの有効期限より3〜4ケ月
前を設定する。販売管理有効期限が設定されたICメモ
リーユニットからは、設定された販売管理有効期限にな
ると信号が発信される様に設定しても良い。
【0052】販売店の管理者は、例えば月末に一回操作
盤を操作し、表示手段に表示された販売管理有効期限に
なった写真フィルム包装体の一覧表をプリンタから出力
し、販売店の陳列棚から該当する写真フィルム包装体を
排除することが可能となり、従来行っていた、写真フィ
ルム包装体に印字された有効期限を見ながら管理してい
た方式に比べ一段と楽になり、且つ、正確となり安心し
て写真フィルム包装体を販売することが可能となった。
【0053】図4は、本発明の写真フィルム包装体の有
効利用を示す陳列形態の概略図である。図4の(a)は
ICメモリーユニットを取り付けていないカートリッジ
を使用した写真フィルム包装体の陳列形態の概略図であ
る。図4の(b)はICメモリーユニットを取り付けた
カートリッジを使用した写真フィルム包装体の陳列形態
概略図である。
【0054】図中、5はICメモリーユニットを取り付
けていないカートリッジを使用した写真フィルム包装体
の陳列形態を示し、501は写真フィルム包装体1を収
納する容器を示し、502は容器を取り付ける台紙を示
す。台紙の大きさは、万引き防止のためにポケットに入
らない大きさ、例えば10cm×15cmにされてお
り、過剰な包装形態となっている。
【0055】6はICメモリーユニットを取り付けたカ
ートリッジを使用した写真フィルム包装体の陳列形態を
示し、601は写真フィルム包装体1を収納する容器を
取り付ける台紙を示す。万引き防止はICメモリーユニ
ットと販売店に設置されている万引き防止システムと連
動しているため、台紙の大きさは容器が取り付けられ、
陳列販売が出来る吊り下げ部を有する最小限の大きさで
良く、無駄な包装材料を使わずにすむと同時に陳列面積
も少なくてすみ販売し易くなる。
【0056】
【発明の効果】写真フィルム包装体に取り付けたICメ
モリーユニットを有効に利用することで、販売店におい
て万引きされにくい写真フィルム包装体及び万引き防止
システム、販売店において有効期限管理の容易な写真フ
ィルム包装体及び無駄なエネルギー消費を無くし、且
つ、顧客を待たせないで現像処理する写真フィルム包装
体を提供することができ、写真フィルム包装体の万引き
対策及び有効期限管理が容易になり、顧客に対して別の
サービスが行える様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICメモリーユニットを取り付けた写真フィル
ム包装体の概略斜視図である。
【図2】万引き防止システムが設定された販売店の一例
を示す概略図である。
【図3】図2に示される店内に配置されている万引き防
止システムの一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の写真フィルム包装体の有効利用を示す
陳列形態の概略図である。
【符号の説明】
1、3 包装体 101、301 カートリッジ 2 ICメモリーユニット 4 店内 401 出入り口 402 ゲート 403a〜403d 陳列棚 406 自動現像機 407 警報ブザー 408 制御部 5、6 陳列形態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 G03C 3/00 572D 599 599D G03B 15/00 G03B 15/00 X G03D 13/00 G03D 13/00 F Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未露光の写真フィルムを光密状態でカー
    トリッジに収納した写真フィルム包装体であって、前記
    カートリッジはICメモリーユニットを有し、該ICメ
    モリーユニットは、一般情報記録メモリー部と、万引き
    防止システム設定メモリー部とを有することを特徴とす
    る写真フィルム包装体。
  2. 【請求項2】 前記一般情報記録メモリー部が、前記写
    真フィルム包装体の製造情報、有効期限情報、販売管理
    期限情報、撮影情報、現像処理情報及び顧客情報の少な
    くとも1つが入出力可能であることを特徴とする請求項
    1に記載の写真フィルム包装体。
  3. 【請求項3】 前記万引き防止システム設定メモリー部
    へ万引き防止用の電波発信システムが、非接触方式で設
    定されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の写真フィルム包装体。
  4. 【請求項4】 前記ICメモリーユニットに、ロック機
    構を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項
    に記載の写真フィルム包装体。
  5. 【請求項5】 前記ICメモリーユニットに、前記ロッ
    ク機構を解除出来る暗号を有することを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1項に記載の写真フィルム包装体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載の写真
    フィルム包装体を正規の精算をすることなく販売店の出
    入り口を通過した場合、販売店の出入り口に設けられた
    センサで検知されて警報が作動することを特徴とする写
    真フィルム包装体の万引き防止システム。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジが正規の手順で精算さ
    れる場合には、前記ICメモリーユニットに設定された
    万引き防止信号を解除することを特徴とする請求項6に
    記載の写真フィルム包装体の万引き防止システム。
  8. 【請求項8】 前記万引き防止信号を解除する方法が、
    写真フィルム包装体を販売店で精算するためのバーコー
    ドリーダーであることを特徴とする請求項7に記載の写
    真フィルム包装体の万引き防止システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5の何れか1項に記載の写真
    フィルム包装体を使用し撮影終了後、カメラから撮影済
    みである信号がカートリッジに設置されたICメモリー
    ユニットに入力され、該撮影済み写真フィルム包装体を
    自動現像機が設置されている販売店に持ち込むと、該販
    売店内に設けられたセンサが前記撮影済み写真フィルム
    包装体を検知し、前記自動現像機のウォームアップが開
    始されることを特徴とする写真フィルム包装体の現像処
    理方法。
  10. 【請求項10】 前記自動現像機が、セルフオペレーシ
    ョン方式の熱現像処理機であることを特徴とする請求項
    9に記載の写真フィルム包装体の現像処理方法。
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