JP2003084115A - カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 - Google Patents

カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子

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JP2003084115A JP2001272849A JP2001272849A JP2003084115A JP 2003084115 A JP2003084115 A JP 2003084115A JP 2001272849 A JP2001272849 A JP 2001272849A JP 2001272849 A JP2001272849 A JP 2001272849A JP 2003084115 A JP2003084115 A JP 2003084115A
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和弘 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吸収能を有するインク受容層にインク
ジェット方式によってインクを付与して着色部を形成す
るカラーフィルタの製造方法において、インク受容層を
効率よく低コストで形成する。 【解決手段】 インク受容層を構成する樹脂組成物と該
樹脂組成物の良溶媒とで塗布液を形成し、該塗布液にお
ける良溶媒の含有量を85〜95重量%として、スリッ
トダイコータで透明基板上に該塗布液を塗布し、インク
受容層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビ、パ
ーソナルコンピュータ、パチンコ遊技台等に使用される
カラー液晶ディスプレイの構成部材であるカラーフィル
タとその製造方法、及び、該カラーフィルタを用いてな
る液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用パーソナルコンピュータの発達に伴い、液晶
ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及の
ためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフィルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。
【0003】液晶ディスプレイに用いられるカラーフィ
ルタは、一般的にはR(赤)、G(緑)、B(青)の3
色の着色部を順次配置して構成される。このようなカラ
ーフィルタの形成方法としては、フォトリソグラフィの
手法を用いて形成した可染媒体を染色する染色法、顔料
分散感光性組成物を用いる顔料分散法、パターニングし
た電極を利用した電着法などがある。しかしながらこれ
らの方法はいずれも、R、G、B3色の着色部を形成す
るために、同一の工程を3回繰り返す必要があり、工程
数が多いために歩留りが低下し、コストが高くなるとい
った問題がある。
【0004】そこで、この問題を解決する方法として、
インクジェット方式によりインクを付与して着色部を形
成する方法が提案されている(特開昭59−75205
号等)。この方法では、R、G、Bの3色の着色部を同
時に形成することができるため、工程の大幅な短縮が可
能であり、低コスト化が期待される。
【0005】インクジェット方式による着色部の形成方
法としては、具体的には、透明基板上にインク吸収能を
有する樹脂組成物からなるインク受容層を形成し、該イ
ンク受容層にインクを付与して着色する方法が挙げられ
るが、該インク受容層形成に当たって、上記樹脂組成物
を含む塗布液をスピンコート法などにより透明基板上に
塗布して塗布膜を形成する必要がある。しかしながら、
スピンコート法では、透明基板上の所望の領域に選択的
に塗布膜を形成することができず、さらに、基板上に滴
下した塗布液の数%程度が塗布膜として用いられ、残り
の塗布液は基板上から排出されてしまうため、塗布液の
無駄が多いという問題がある。
【0006】そこで、さらにカラーフィルタの製造コス
トを削減するには、インク受容層の形成に、スピンコー
ト法よりも材料の使用効率の良いスリットダイコータを
使用する方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スリッ
トダイコータを用いてインク受容層を形成する場合、塗
布液がヘッド先端に付着して基板上に良好に転移されな
い場合があり、塗布膜端面で塗布液が盛り上がって膜厚
異常が生じたり、ヘッドの移動方向に平行にスジムラが
発生する場合があった。インク受容層における膜厚異常
やスジムラは、色ムラや色抜け、混色等を招き、カラー
フィルタの製造歩留まりを低下させる要因となる。
【0008】本発明の課題は、塗布液の使用効率が良い
スリットダイコータを用いて、スジムラがなく、膜厚が
均一なインク受容層を形成し、インクジェット方式によ
り該インク受容層を着色して、信頼性の高いカラーフィ
ルタを歩留まり良く提供することにあり、さらに、該カ
ラーフィルタを用いてより安価に液晶素子を構成するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、少なく
とも透明基板上に複数色の着色部を備えたカラーフィル
タの製造方法であって、透明基板上に、インク吸収能を
有する樹脂組成物と該樹脂組成物の良溶媒とからなる塗
布液をスリットダイコータにより塗布してインク受容層
を形成する工程と、上記インク受容層にインクジェット
方式によりインクを付与して着色し、着色部を形成する
工程と、を少なくとも有し、上記塗布液における良溶媒
の含有量が85〜95重量%であることを特徴とするカ
ラーフィルタの製造方法である。
【0010】上記本発明のカラーフィルタの製造方法に
おいては、上記樹脂組成物が樹脂成分としてアクリル系
共重合体を含み、良溶媒がエチルセロソルブであるこ
と、上記樹脂組成物が少なくとも光照射によりインク吸
収能が変化する感光性樹脂組成物であり、透明基板上に
塗布してインク受容層を形成した後、パターン露光して
インク吸収能を有する被着色部と該被着色部よりインク
吸収能の低い非着色部を形成すること、を好ましい態様
として含むものである。
【0011】本発明の第二は、透明基板上に複数色の着
色部を備え、上記本発明のカラーフィルタの製造方法に
より製造されたことを特徴とするカラーフィルタであ
り、少なくとも隣接する異なる色の着色部間の境界を遮
光する遮光層を有すること、着色部上に保護層を備えた
こと、を好ましい態様として含むものである。
【0012】さらに本発明の第三は、一対の基板間に液
晶を挟持してなり、一方の基板が上記本発明のカラーフ
ィルタを用いて構成したことを特徴とする液晶素子であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明においては、インク受容層
を形成するための塗布液を樹脂組成物とその良溶媒とで
構成し、該良溶媒の含有量を85〜95重量%としたこ
とにより、塗布膜の膜端面での盛り上がりやスジムラの
発生を抑制したことに特徴を有する。以下に、本発明を
実施形態を挙げて説明する。
【0014】図1に、本発明のカラーフィルタの製造方
法の一実施形態の工程を示す。図中、1は透明基板、2
はブラックマトリクス、3はインク受容層、4はフォト
マスク、5は非着色部、6は被着色部、7はインクジェ
ットヘッド、8はインク、9は着色部、10は保護層で
ある。尚、図1の(a)〜(e)はそれぞれ、下記工程
(a)〜(e)に対応する断面模式図である。
【0015】工程(a) 透明基板1上に、必要に応じてブラックマトリクス2を
形成する。透明基板1としては、一般にガラス基板が用
いられるが、カラーフィルタの透明性を損なわず、強度
等必要な特性を備えたものであれば、プラスチック基板
等も用いることができる。
【0016】また、本発明のカラーフィルタは、少なく
とも異なる色の着色部8間の境界を遮光する遮光層を設
けることによって、色のにじみを防止することが好まし
い。このような遮光層としては、具体的にはブラックマ
トリクス或いはブラックストライプが用いられ、本実施
形態ではブラックマトリクス2を形成した場合を示す。
【0017】ブラックマトリクス2の膜厚は、通常0.
1〜0.5μm程度であり、透明基板1上に金属クロム
膜や金属クロムと酸化クロムの積層膜等をスパッタ或い
は蒸着等により成膜し、フォトリソ工程によりパターニ
ングして得られる。また、ブラックマトリクス2はイン
ク受容層3上に形成しても良く、金属以外にも黒色樹脂
等を用いて形成しても良い。
【0018】工程(b) 透明基板1上に全面に樹脂組成物からなるインク受容層
3を形成する。インク受容層3は、後述する工程におい
て着色して着色部9を形成するための着色媒体であり、
好ましくは、少なくとも光照射によってインク吸収能が
変化する感光性樹脂組成物で形成し、次工程においてパ
ターン露光して混色防止のための非着色部5を形成す
る。
【0019】感光性樹脂組成物を用いる場合の感光性と
しては、ネガ型、ポジ型のいずれでも良く、具体的に
は、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン樹
脂、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースなどのセルロース誘導体或いはその変性物、アミ
ド系樹脂、フェノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂など
が必要に応じて光開始剤(架橋剤)と併せて用いられ
る。
【0020】また、上記光開始剤としては、重クロム酸
塩、ビスアジド化合物、ラジカル系開始剤、カチオン系
開始剤、アニオン系開始剤等が使用可能であり、さらに
は、これらの光開始剤を混合して、或いは他の増感剤と
組み合わせて使用することができる。さらに、オニウム
塩などの光酸発生剤を架橋剤として使用することも可能
である。本実施形態は、光照射によりインク吸収能を消
失(或いは低減)するネガ型の樹脂組成物を用いた例を
示す。
【0021】本発明においては、上記樹脂組成物を用い
てインク受容層3を形成するに当たり、該樹脂組成物と
その良溶媒とを含む塗布液を、スリットダイコータを用
いて透明基板1上に塗布して塗布膜を形成する。また、
本発明では、かかる塗布液における良溶媒の含有量は8
5〜95重量%とする。良溶媒の含有量が85重量%未
満では、スジムラの発生を十分に防止することができ
ず、また、95重量%を超えると良好な被膜の形成が困
難になる。塗布液に用いる良溶媒としては、樹脂組成物
の種類によって適宜選択されるが、本発明では、樹脂組
成物が樹脂成分としてアクリル系共重合体を含み、良溶
媒としてエチルセロソルブを用いた組み合わせが好まし
く用いられる。
【0022】上記塗布膜は必要に応じて乾燥処理等が施
されてインク受容層3として用いられる。また、インク
受容層3の厚さは、通常0.3〜3.0μm程度であ
る。
【0023】工程(c) インク受容層3を感光性樹脂組成物で形成した場合に
は、フォトマスク4を用いてパターン露光し、露光部分
のインク吸収能を消失(或いは低減)せしめて非着色部
5を形成する。当該工程において露光されなかった領域
は被着色部6となる。非着色部5はブラックマトリクス
2に重なる位置に形成され、特に、ブラックマトリクス
2の開口部境界における白抜けを防止する観点から、ブ
ラックマトリクス2の幅よりも非着色部5が狭くなるよ
うに形成することが好ましい。さらに、インクジェット
ヘッドの走査方向に対しては同じ色の着色画素(ブラッ
クマトリクス2の開口部内の着色部領域)が配置するた
め、走査方向に沿ってドット状に配置したブラックマト
リクスの開口部行に対して、非着色部5を該開口部行を
挟んで平行なストライプ状に形成することで、走査方向
に平行なストライプ状の被着色部6が形成され、着色時
にインク7を該被着色部6に連続して吐出できるため、
好ましい。
【0024】また、混色防止効果を高める上で、非着色
部5が撥インク性を発現するような成分をインク受容層
3に付与しておくことも好ましく適用される。また、露
光によりインク受容能が発現(或いは増加)するポジ型
の樹脂組成物を用いた場合には、逆のパターンで露光す
ればよい。
【0025】工程(d) インクジェットヘッド(図示しない)より、所定の着色
パターンに沿って、所定の色のインク7を被着色部6に
吐出し、着色する。
【0026】本発明において用いられるインクジェット
方式としては、エネルギー発生素子として電気熱変換体
を用いたバブルジェット(登録商標)タイプ、或いは、
圧電素子を用いたピエゾジェットタイプ等が使用可能で
あり、着色面積及び着色パターンは任意に設定すること
ができる。
【0027】また、本発明においてインク受容層3の着
色に用いられるインク7は、染料或いは顔料等着色剤を
含有し、吐出時に液状であるものであれば、いずれでも
好ましく用いられる。
【0028】工程(e) 熱処理或いは光照射等必要な処理を施してインク受容層
全体を硬化させ、非着色部5と着色部8からなる着色層
を形成する。
【0029】さらに、必要に応じて着色層上に保護層9
を形成し、本発明のカラーフィルタを得る。保護層9は
光硬化型、熱硬化型、或いは熱・光併用硬化型の樹脂組
成物層、或いは蒸着、スパッタ等によって形成された無
機膜等を用いることができる。いずれの場合もカラーフ
ィルタとしての透明性を有し、その後のITO形成工
程、配向膜形成工程等に耐えるものであれば使用するこ
とができる。
【0030】次に、図2に本発明の液晶素子の一実施形
態の断面模式図を示す。本実施形態は、図1の工程によ
り得られた本発明のカラーフィルタを用いて、TFT型
カラー液晶素子を構成した例である。図中、10は共通
電極、11は対向基板、12は画素電極、13、14は
配向膜、15は液晶であり、図1と同じ部材には同じ符
号を付して説明を省略する。
【0031】カラー液晶素子は、一般的にカラーフィル
タ側の基板1と対向基板11とを合わせ込み、液晶15
を封入することにより形成される。液晶素子の一方の基
板11の内側に、TFT(不図示)と画素電極12がマ
トリクス状に形成されている。また、カラーフィルタ側
の基板1の内側には、画素電極12に対向する位置に、
R、G、Bが配列するように、カラーフィルタの着色部
8が形成され、その上に透明な共通電極10が形成され
る。ブラックマトリクス2は、通常カラーフィルタ側に
形成されるが、BMオンアレイタイプの液晶素子等では
対向基板11側に形成される場合もある。さらに、両基
板の面内には配向膜13、14が形成されており、液晶
分子を一定方向に配列させている。これらの基板は、ス
ペーサー(不図示)を介して対向配置され、シール材
(不図示)によって貼り合わされ、その間隙に液晶15
が充填される。
【0032】上記液晶素子は、透過型の場合には、基板
11及び画素電極12を透明素材で形成し、それぞれの
基板の外側に偏光板を接着し、一般的に蛍光灯と散乱板
を組み合わせたバックライトを用い、液晶化合物をバッ
クライトの光の透過率を変化させる光シャッターとして
機能させることにより表示を行う。また、反射型の場合
には、基板11或いは画素電極12を反射機能を備えた
素材で形成するか、或いは、基板11上に反射層を設
け、透明基板1の外側に偏光板を設け、カラーフィルタ
側から入射した光を反射して表示を行う。
【0033】また、本発明の液晶素子においては、本発
明のカラーフィルタを用いて構成されていれば、他の部
材については従来の技術をそのまま用いることができる
ことは言うまでもない。
【0034】
【実施例】(実施例1)表面研磨した無アルカリガラス
(200mm角、1.1mm厚)基板上に、ブラックマ
トリクスを形成し、下記に示す組成のアクリル系共重合
体を含む感光性樹脂組成物を14重量%とエチルセロソ
ルブを86重量%からなる塗布液を調合した。
【0035】 〔感光性樹脂組成物〕 下記3成分からなるアクリル系共重合体 20.0重量部 メチルメタクリレート 10.0重量部 ヒドロキシエチルメタクリレート 6.0重量部 N−メチロールアクリルアミド 4.0重量部 トリフェニルスルフォニウムヘキサフルオロアンチモネート 0.3重量部
【0036】上記塗布液を、ヘッドスピードを制御しな
がら上記ガラス基板上にスリットダイコータにより塗布
し、50℃で10分間プリベークして、膜厚2μmのイ
ンク受容層を形成した。得られたインク受容層には膜端
面での膜厚変動や、ヘッド進行方向に平行なスジムラの
発生は認められなかった。
【0037】さらに、上記インク受容層を所望のマスク
を用いてパターン露光し、ホットプレートを用いて11
0℃で60秒間の熱処理を施し、被着色部と非着色部と
を形成した。次いで、インクジェット記録装置を用い
て、上記被着色部に所定の着色パターンに従ってR、
G、Bのインクを付与し、230℃で30分間のポスト
ベーク処理を施して着色部を形成し、カラーフィルタを
得た。
【0038】得られたカラーフィルタは、インク受容層
に膜厚異常やスジムラが発生していなかったことから、
これらに起因する色ムラや色抜け、混色等の欠陥は認め
られなかった。
【0039】(実施例2)インク受容層形成用の塗布液
におけるエチルセロソルブの含有量を94重量%とした
以外は実施例1と同様にしてカラーフィルタを作製し
た。その結果、実施例1と同様に、インク受容層には膜
厚異常やスジムラがなく、これらに起因する色ムラや色
抜け、混色等の欠陥は認められなかった。
【0040】(比較例1)塗布液におけるエチルセロソ
ルブの含有量を80重量%として、実施例1と同様にし
てインク受容層を形成した。その結果、インク受容層の
膜端面から5mm内側までの膜厚が、インク受容層の中
央部の膜厚よりも約2.5倍厚かった。さらに、スリッ
トダイコータのヘッド進行方向に平行なスジムラの発生
も認められた。このインク受容層に実施例1と同様にし
てインクを付与し、着色部を形成したところ、スジムラ
に起因する色ムラが観察された。
【0041】(比較例2)塗布液におけるエチルセロソ
ルブの含有量を97重量%として、実施例1と同様にし
て塗布膜を形成しようとしたが、良好な被膜が形成でき
ず、インク受容層を形成することができなかった。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
膜厚異常やスジムラのない、均一な膜厚のインク受容層
を形成することができるため、これらに起因する色ムラ
や色抜け、混色の発生を防止して、歩留まり良くカラー
フィルタを製造することができる。よって、該カラーフ
ィルタを用いて、カラー表示の液晶素子をより安価に提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの製造方法の一実施形
態の工程図である。
【図2】本発明の液晶素子の一実施形態の断面模式図で
ある。
【符号の説明】
1 透明基板 2 ブラックマトリクス 3 インク受容層 4 フォトマスク 5 非着色部 6 被着色部 7 インク 8 着色部 9 保護層 10 共通電極 11 対向基板 12 画素電極 13、14 配向膜 15 液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA24 FB01 2H025 AB13 AC01 AD01 AD03 BH00 FA03 2H048 BA11 BA48 BA64 BB01 BB15 BB44 2H091 FA02Y FA35Y FA42Z FB02 GA08 GA13 LA12 LA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも透明基板上に複数色の着色部
    を備えたカラーフィルタの製造方法であって、透明基板
    上に、インク吸収能を有する樹脂組成物と該樹脂組成物
    の良溶媒とからなる塗布液をスリットダイコータにより
    塗布してインク受容層を形成する工程と、上記インク受
    容層にインクジェット方式によりインクを付与して着色
    し、着色部を形成する工程と、を少なくとも有し、上記
    塗布液における良溶媒の含有量が85〜95重量%であ
    ることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記樹脂組成物が樹脂成分としてアクリ
    ル系共重合体を含み、良溶媒がエチルセロソルブである
    請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記樹脂組成物が少なくとも光照射によ
    りインク吸収能が変化する感光性樹脂組成物であり、透
    明基板上に塗布してインク受容層を形成した後、パター
    ン露光してインク吸収能を有する被着色部と該被着色部
    よりインク吸収能の低い非着色部を形成する請求項2に
    記載のカラーフィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 透明基板上に複数色の着色部を備え、請
    求項1〜3のいずれかに記載のカラーフィルタの製造方
    法により製造されたことを特徴とするカラーフィルタ。
  5. 【請求項5】 少なくとも隣接する異なる色の着色部間
    の境界を遮光する遮光層を有する請求項4に記載のカラ
    ーフィルタ。
  6. 【請求項6】 着色部上に保護層を備えた請求項4また
    は5に記載のカラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 一対の基板間に液晶を挟持してなり、一
    方の基板が請求項4〜6のいずれかに記載のカラーフィ
    ルタを用いて構成したことを特徴とする液晶素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013183445A1 (ja) * 2012-06-06 2013-12-12 新日鉄住金化学株式会社 インクジェットインクの受容層

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