JP2003083917A - 電子線を用いた外観検査装置 - Google Patents

電子線を用いた外観検査装置

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JP2003083917A JP2001277418A JP2001277418A JP2003083917A JP 2003083917 A JP2003083917 A JP 2003083917A JP 2001277418 A JP2001277418 A JP 2001277418A JP 2001277418 A JP2001277418 A JP 2001277418A JP 2003083917 A JP2003083917 A JP 2003083917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学画像では検出困難な欠陥を電子線画像を用
いて高精度に検出すると同時に、その際問題となる検査
装置単体としてのドーズ量や検査速度管理を簡易的な操
作で高精度に実現することができる電子線を用いた外観
検査装置を提供する。 【解決手段】電子線を走査して発生する二次荷電粒子の
検出信号に基づいて試料の欠陥を検出する電子線を用い
た検査装置において、検査速度と一次電子線量を決定す
る手段を有し、そのいずれか一方を決定すると、他方が
その結果に応じて自動調整される機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細なパターンを
有する半導体装置,基板,ホトマスク(露光マスク),
液晶等を検査する電子線を用いた外観検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等に使用されるメモリやマ
イクロコンピュータなどの半導体装置は、ホトマスクに
形成された回路等のパターンを、露光処理,リソグラフ
ィー処理,エッチング処理等により転写する工程を繰り
返すことによって製造される。半導体装置の製造過程に
おいて、リソグラフィー処理,エッチング処理,その他
の処理の結果の良否,異物発生等の欠陥の存在は、半導
体装置の製造歩留まりに大きく影響を及ぼす。したがっ
て、異常発生や不良発生を、早期に、あるいは、事前に
検知するために、各製造工程の終了時に半導体ウエハ上
のパターンの検査が実施されている。
【0003】この半導体ウエハ上のパターンに存在する
欠陥を検査する方法の一例として、半導体ウエハに光を
照射して得られる光学画像を用いてパターンを比較する
光学式外観検査装置が実用化されている。光学画像を用
いた検査方法の例として、特開平3−167456号公
報に記載されているように、基板上の光学照明された領
域を時間遅延積分センサで結像し、その画像と予め入力
されている設計特性とを比較することにより欠陥を検出
する方法や、特公平6−58220号公報に記載されて
いるように、画像取得時の画像劣化をモニタし、それを
画像検出時に補正することにより安定した光学画像で比
較検査を行う方法がある。
【0004】このように、光学画像を用いた欠陥検査方
法または装置は既に実用化されているが、以下のような
問題点があった。すなわち、製造過程における半導体ウ
エハの検査の場合、光が透過してしまうシリコン酸化膜
や感光性フォトレジスト材料を表面に有するパターンの
検査の場合の異物や欠陥は検出することができない。ま
た、光学系の分解能により検出限界以下となるエッチン
グ残りや微小導通穴の非開口不良等は検出することがで
きない。また、配線パターンの段差の底部に発生した欠
陥も検出できない。
【0005】上述のように、回路パターンの微細化や回
路パターン形状の複雑化,材料の多様化に伴い、光学画
像ではこのような欠陥の検出が困難であるため、光学画
像よりも分解能の高い電子線画像を用いて、パターンを
検査する方法および装置が実用化されてきている。
【0006】例えば、日本特許公開昭59−19294
3号公報、日本特許公開平5−258703号公報、文
献Sandland, et al., “An electron-beam inspections
ystem for x-ray mask production”, J. Vac. Sci. Te
ch. B, Vol.9, No.6,pp.3005-3009 (1991)、文献Meisbu
rger, et al.,“Requirements andperformance of an e
lectron-beam column designed for x-ray maskinspect
ion”, J. Vac. Sci. Tech. B, Vol.9, No.6, pp.3010-
3014 (1991)、文献Meisburger, et al.,“Low-voltage
electron-optical system for the high-speed inspect
ion of integrated circuits”, J. Vac. Sci. Tech.
B, Vol.10,No.6, pp.2804-2808 (1992)、文献Hendrick
s, et al.,“Characterization of aNew Automated Ele
ctron-Beam Wafer Inspection System”, SPIE Vol. 24
39,pp.174-183 (20-22 February, 1995)等に記載され
た技術が知られている。
【0007】ウエハの口径増大と回路パターンの微細化
に追随して高スループット且つ高精度な検査を行うため
には、非常に高速に、高SNな画像を取得する必要が有
る。そのため、通常の走査型電子顕微鏡(Scanning Ele
ctron Microscopy、以下、SEMという)の100倍以
上(具体的には10nA以上)の大電流ビームを用いて
照射される電子数を確保し、高SN比を保持している。
さらに、基板から発生する二次電子,反射電子の高速、
且つ高効率な検出が必須である。
【0008】また、レジスト等の絶縁膜を伴った半導体
基板が帯電の影響を受けないように2keV以下の低加
速電子線を照射している。この技術については、日本学
術振興会第132委員会編「電子・イオンビームハンド
ブック(第2版)」(日刊工業新聞社、1986年)6
22頁から623頁に記載がある。しかし、大電流で、
かつ低加速の電子線では空間電荷効果による収差が生
じ、高分解能な観察が困難であった。
【0009】この問題を解決する方法として、試料直前
で高加速電子線を減速し、試料上で実質的に低加速電子
線として照射する手法が知られている。例えば、日本特
許公開平2−142045号公報,日本特許公開平6−
139985号公報に記載された技術がある。
【0010】以上のようなSEMを利用した検査装置に
おいては、光学式にはない次のような問題がある。
【0011】一つはSEM式の場合、電子ビームを長時
間ウエハに照射することになり、ウエハ表面に汚れ(コ
ンタミネーション)が蓄積することが挙げられる。これ
により、次工程の膜形成やエッチングなどの表面処理が
妨げられるおそれがある。さらに同一個所に対して、複
数の工程にまたがって荷電粒子ビームを照射すると、照
射量の総和としてその部分に過大な量の荷電粒子ビーム
を照射することとなり、素子機能の破壊につながること
が次第に明らかになってきた。
【0012】この問題を解決する方法として、例えば、
日本特許公開平10−144743号公報に開示されて
いるように、ウエハ上の各チップ内を任意の大きさにブ
ロック分けし、そのブロック単位で積分照射量(ドーズ
量)を管理する方法がある。
【0013】しかしながら、以下の理由でSEM式検査
装置ではさらに綿密な制御・管理が必要となる。 (1)前述した大電流ビームを用いたSEM式の検査装
置では、検査装置単体でその限度量を超えるポテンシャ
ルを有している。 (2)検査したい欠陥の種類によっても電子銃のビーム
電流量を調整する要求がある。 (3)ウエハパターンの微細化に伴う欠陥サイズの微小
化により、今後は微小な画素サイズでより低速に検査す
る場合も多々あり、ドーズ量は増加し易い。 (4)(3)とは反対に高スループット化の要求もあ
り、検査条件が多岐にわたり操作が複雑化しており、単
純な操作ミスによっても大電流を同一個所に印加してし
まう可能性がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたもので、光学画像では検出困難な欠陥を
電子線画像を用いて高精度に検出すると同時に、その際
問題となる検査装置単体としてのドーズ量や検査速度管
理を簡易的な操作で高精度に実現することができる電子
線を用いた外観検査装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の実施態様は、一次電子線を試料へ照射して
発生する二次荷電粒子を検出し、検出された信号に基づ
いて生成された画像を用いて試料上の欠陥を抽出し試料
を検査する電子線を用いた外観検査装置において、検査
速度を決定する手段と前記試料上に照射する一次電子線
量を決定する手段とを備え、前記検査速度と前記一次電
子線量のいずれか一方を決定すると、他方がその結果に
応じて自動調整されるものである。
【0016】また、前記試料上に照射する面積当りの一
次電子線量すなわちドーズ量を決定する手段を有し、前
記一次電子線量がドーズ量決定手段により決定されたド
ーズ量になるように調整されるものである。
【0017】また、ドーズ量を入力する手段,検査する
欠陥の種類を入力する手段,検査する試料の工程名を入
力する手段の少なくとも一つを有し、前記ドーズ量が、
ドーズ量入力手段,検査欠陥種類入力手段または工程名
入力手段の内、少なくとも一つの入力内容に基づいて決
定されるものである。
【0018】さらに、検査画像を構成する画素の電子線
スキャン方向のピッチである画素ピッチを決定する手
段、または前記画素の電子線送り方向のピッチであるラ
インピッチを決定する手段を有し、前記検査速度が、画
素ピッチ決定手段またはラインピッチ決定手段により決
定された画素ピッチまたはラインピッチに基づいて決定
されるものである。
【0019】また、検査画像を構成する画素の電子線ス
キャン方向の周期である画素周期を決定する手段、また
は画素の電子線送り方向の周期であるライン周期を決定
する手段を有し、前記検査速度が、画素周期決定手段ま
たはライン周期決定手段により決定された画素周期また
はライン周期に基づいて決定されるものである。
【0020】また、一次電子線を走査する手段により走
査し検査するラインを含む領域に対して、走査前に電荷
を付加しチャージアップさせるプリチャージ手段を有
し、前記ライン周期が、プリチャージ手段により付加さ
れる電荷量に基づいて決定されるものである。なお、プ
リチャージが一次電子線を走査することによりなされて
もよい。
【0021】また、二次荷電粒子を検出する検出器の検
出周期を変化させる手段を有し、検査速度決定手段によ
り決定された検査速度に応じて検出周期を変化させるも
のである。なお、検出周期が前記画素周期を整数で除し
た周期に変化させてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。
【0023】(実施例1)図1から図2に本発明の第一
の実施例を示す。図1は本発明が適用される走査電子顕
微鏡を用いた外観検査装置の一例であるSEM式外観検
査装置1の構成を示す縦断面図である。SEM式外観検
査装置1は、室内が真空排気される検査室2と、検査室
2内に被検査基板9を搬送するための予備室(本実施例
では図示せず)とを備えており、この予備室は検査室2
とは独立して真空排気できるように構成されている。ま
た、SEM式外観検査装置1は上記検査室2と予備室の
他に画像処理部5,制御部6,二次電子検出部7から構
成されている。
【0024】検査室2内は大別して、電子光学系3,試
料室8,光学顕微鏡部4から構成されている。電子光学
系3は、電子銃10,電子線19の引き出し電極11,
コンデンサレンズ12,ブランキング偏向器13,走査
偏向器15,絞り14,対物レンズ16,反射板17,
ExB偏向器18から構成されている。二次電子検出部
7のうち、二次電子検出器20が検査室2内の対物レン
ズ16の上方に配置されている。二次電子検出器20の
出力信号は、検査室2の外に設置されたプリアンプ21
で増幅され、AD変換機22によりデジタルデータとな
る。
【0025】試料室8は、試料台30,Xステージ3
1,Yステージ32,位置モニタ用測長器34,被検査
基板高さ測定器35から構成されている。光学顕微鏡部
4は、検査室2の室内における電子光学系3の近傍であ
って、互いに影響を及ぼさない程度離れた位置に設備さ
れており、電子光学系3と光学顕微鏡部4の間の距離は
既知である。そして、Xステージ31またはYステージ
32が電子光学系3と光学顕微鏡部4の間の既知の距離
を往復移動するようになっている。光学顕微鏡部4は光
源40,光学レンズ41,CCDカメラ42により構成
されている。
【0026】画像処理部5は、第一画像記憶部46,第
二画像記憶部47,演算部48,欠陥判定部49より構
成されている。取り込まれた電子線画像あるいは光学画
像はモニタ50に表示される。
【0027】装置各部の動作命令および動作条件は、制
御部6から入出力される。制御部6には、あらかじめ電
子線発生時の加速電圧,電子線偏向幅,偏向速度,二次
電子検出装置の信号取り込みタイミング,試料台移動速
度等々の条件が、目的に応じて任意にあるいは選択して
設定できるよう入力されている。制御部6は、補正制御
回路43を用いて、位置モニタ用測長器34、被検査基
板高さ測定器35の信号から位置や高さのずれをモニタ
し、その結果により補正信号を生成し、電子線が常に正
しい位置に照射されるよう対物レンズ電源45や走査信
号発生器44に補正信号を送る。
【0028】被検査基板9の画像を取得するためには、
細く絞った電子線19を該被検査基板9に照射し、二次
電子51を発生させ、これらを電子線19の走査および
Xステージ31,Yステージ32の移動と同期して検出
することで該被検査基板9の画像を得る。
【0029】上記SEM式外観検査装置では検査速度が
速いことが必須となる。従って、通常の従来方式のSE
MのようにpAオーダーの電子線電流の電子線を低速で
走査したり、多数回の走査および各々の画像の重ね合せ
は行わない。また、絶縁材料への帯電を抑制するために
も、電子線走査は高速で一回あるいは数回程度にして多
数回の走査は行わないようにする必要がある。そこで本
実施例では、従来方式のSEMに比べて約1000倍以
上の、例えば100nAの大電流の電子線を一回のみ走
査することにより、画像を形成する構成とした。
【0030】電子銃10には拡散補給型の熱電界放出電
子源が使用されている。この電子銃10を用いることに
より、従来の、例えばタングステン・フィラメント電子
源や、冷電界放出型電子源に比べて安定した電子線電流
を確保することができる。そのため、明るさ変動の少な
い電子線画像が得られる。また、この電子銃10により
電子線電流を大きく設定することができるため、後述す
るような高速検査を実現できる。電子線19は、電子銃
10と引き出し電極11との間に電圧を印加すること
で、電子銃10から引き出される。
【0031】電子線19の加速は、電子銃10に高電圧
の負の電位を印加することでなされる。これにより、電
子線19はその電位に相当するエネルギーで試料台30
の方向に進み、コンデンサレンズ12で収束され、さら
に対物レンズ16により細く絞られて試料台30の上の
Xステージ31,Yステージ32の上に搭載された被検
査基板9に照射される。被検査基板9は半導体ウエハ,
チップあるいは液晶,マスク等の微細回路パターンを有
する基板である。ブランキング偏向器13には、走査信
号およびブランキング信号を発生する走査信号発生器4
4が接続され、対物レンズ16には対物レンズ電源45
が接続されている。
【0032】被検査基板9には、高圧電源36により負
の電圧を印加できるようになっている。この高圧電源3
6の電圧を調節することにより、電子線19を減速し、
電子銃10の電位を変えずに被検査基板9への電子線照
射エネルギーを最適な値に調節することができる。
【0033】被検査基板9上に電子線19を照射するこ
とによって発生した二次電子51は、被検査基板9に印
加された負の電圧により加速される。被検査基板9の上
方に、電界と磁界の両方によって電子線19の軌道へは
影響を与えずに二次電子の軌道を曲げるためのExB偏
向器18が配置され、これにより加速された二次電子5
1は所定の方向へ偏向される。ExB偏向器18にかけ
る電界と磁界の強度により、この偏向量を調整すること
ができる。また、この電界と磁界は、被検査基板9に印
加した負の電圧に連動させて可変させることができる。
【0034】ExB偏向器18により偏向された二次電
子51は、所定の条件で反射板17に衝突する。この反
射板17は円錐形状をしており、被検査基板9に照射す
る電子線19をシールドするシールドパイプの機能も有
している。この反射板17に加速された二次電子51が
衝突すると、反射板17からは数eVから50eVのエ
ネルギーを持つ第二の二次電子52が発生する。
【0035】二次電子検出部7には、真空排気された検
査室2内に二次電子検出器20が設けられ、検査室2の
外にプリアンプ21,AD変換器22,光変換手段2
3,光伝送手段24,電気変換手段25,高圧電源2
6,プリアンプ駆動電源27,AD変換器駆動電源2
8,逆バイアス電源29が設けられ、これらによって構
成されている。
【0036】二次電子検出部7のうち、二次電子検出器
20が検査室2内の対物レンズ16の上方に配置されて
いる。二次電子検出器20,プリアンプ21,AD変換
器22,光変換手段23,プリアンプ駆動電源27,A
D変換器駆動電源28は、高圧電源26により正の電位
にフローティングしている。反射板17に衝突して発生
した第二の二次電子52は、この正の電位によってつく
られた吸引電界により二次電子検出器20へ導かれる。
【0037】二次電子検出器20は、二次電子51が反
射板17に衝突して発生した第二の二次電子52を、電
子線19の走査のタイミングと連動して検出するように
構成されている。二次電子検出器20の出力信号は、検
査室2の外に設置されたプリアンプ21で増幅され、A
D変換器22によりデジタルデータとなる。
【0038】AD変換器22は、二次電子検出器20が
検出したアナログ信号をプリアンプ21によって増幅さ
れた後に直ちにデジタル信号に変換して、画像処理部5
に伝送するように構成されている。検出したアナログ信
号を検出直後にデジタル化してから伝送するので、従来
よりも高速で且つSN比の高い信号を得ることができ
る。
【0039】Xステージ31,Yステージ32上には被
検査基板9が搭載されており、検査実行時にXステージ
31,Yステージ32を静止させて電子線19を二次元
に走査する方法と、検査実行時にXステージ31,Yス
テージ32をY方向に連続して一定速度で移動させて電
子線19をX方向に直線的に走査する方法とのいずれか
を選択できる。ある特定の比較的小さい領域を検査する
場合には前者の被検査基板9を静止させて検査する方法
が、比較的広い領域を検査するときは、被検査基板9を
連続的に一定速度で移動させて検査する方法が有効であ
る。なお、電子線19をブランキングする必要がある時
には、ブランキング偏向器13により電子線19が偏向
されて、電子線が絞り14を通過しないように制御でき
る。
【0040】Xステージ31およびYステージ32の位
置をモニタする位置モニタ用測長器34として、本実施
例ではレーザ干渉による測長計を用いた。Xステージ3
1およびYステージ32の位置が実時間でモニタでき、
その結果が制御部6に転送されるようになっている。ま
た、Xステージ31,Yステージ32のモータの回転数
等のデータも同様に、各々のドライバから制御部6に転
送されるように構成されており、制御部6はこれらのデ
ータに基いて電子線19が照射されている領域や位置が
正確に把握できるようになっている。したがって、必要
に応じて実時間で電子線19の照射位置の位置ずれを補
正制御回路43で補正できるようになっている。また、
被検査基板9毎に、電子線19を照射した領域を記憶で
きるようになっている。
【0041】被検査基板高さ測定器35は、光学式測定
器、例えば、レーザ干渉測定器や反射光の位置で変化を
測定する反射光式測定器が使用され、Xステージ上3
1,Yステージ32に搭載された被検査基板9の高さを
実時間で測定できるように構成されている。本実施例で
は、スリットを通過した細長い白色光を透明な窓越しに
被検査基板9に照射し、反射光の位置を位置検出モニタ
にて検出し、位置の変動から高さの変化量を算出する方
式を用いている。この光学式高さ測定器35の測定デー
タに基いて、対物レンズ16の焦点距離がダイナミック
に補正され、常に被検査領域に焦点が合った電子線19
を照射できるようになっている。また、被検査基板9の
反りや高さ歪みを電子線照射前に予め測定しておき、そ
のデータをもとに対物レンズ16の被検査領域毎の補正
条件を設定するように構成することも可能である。
【0042】画像処理部5は第一画像記憶部46,第二
画像記憶部47,演算部48,欠陥判定部49,モニタ
50により構成されている。二次電子検出器20で検出
された被検査基板9の画像信号は、プリアンプ21で増
幅され、AD変換器22でデジタル化された後に光変換
手段23で光信号に変換され、光伝送手段24によって
伝送され、電気変換手段25にて再び電気信号に変換さ
れた後に、第一画像記憶部46あるいは第二画像記憶部
47に記憶される。演算部48は、第一画像記憶部46
に記憶された画像信号と第二画像記憶部47に記憶され
た画像信号との位置合せ,信号レベルの規格化,ノイズ
信号を除去するための各種画像処理を施し、双方の画像
信号を比較演算する。欠陥判定部49は、演算部48に
て比較演算された差画像信号の絶対値を所定のしきい値
と比較し、所定のしきい値よりも差画像信号レベルが大
きい場合に、その画素を欠陥候補と判定し、モニタ50
にその位置や欠陥数等を表示する。
【0043】図2は本発明の機能ブロック図である。本
発明の検査装置1には、制御部6に検査速度220を決
定する手段210と、電子銃10からの一次電子線量2
40を決定する手段230を備えている。図2の(a)
と(b)はその両者の内一方を決定すると他方がその結
果に応じて自動調整されることをブロック図で表してい
る。(a)は検査速度が先に決定する場合、(b)は一
次電子線量が先に決定する場合である。いずれの場合も
両者の関係を予め制御部6に定式化及びプログラム化し
ておき、一方の結果を基に他方の値を算出することによ
り容易に実現できる。図2は両者の関係式の一例とし
て、面積当たりの電子線照射量であるドーズ量を一定に
保つように構成している。すなわち、(a)の場合、ド
ーズ量決定手段250で決定されたドーズ量260は一
次電子線量決定手段230に入力され、そのドーズ量に
保つように、例えば検査速度220が2倍に高速化され
た場合は、実際照射されるドーズ量は半分になってしま
うため、一次電子線量決定手段230から出力される一
次電子線量240も2倍に自動調整される。(b)の場
合も上記同様に自動調整機能が構成できる。ここで、一
次電子線量240は電子銃10からの照射量としている
が、実際に被検査基板9に照射される電子線量であるプ
ローブ電流量であってもよい。
【0044】図2のような構成をとることによって、被
検査基板9に照射されるビーム電流量は、いかなる検査
速度においても所望の値に自動調整されることになり、
試料保護がより確実に実現できるとともに、入力パラメ
ータの削減により使い勝手の向上も同時に実現できる。
【0045】(実施例2)次に本発明の第二の実施例を
示す。図3は機能ブロック図であり、図2中のドーズ量
決定手段250部分を詳細に示したものである。ドーズ
量を決定するための条件として、まずドーズ量そのもの
をユーザが入力する場合は、ドーズ量入力手段310に
より所望のドーズ量315がドーズ量決定手段250に
入力され、そのままドーズ量260として出力される。
【0046】次に検査する欠陥の種類が予め予想できる
場合、その種類を検査欠陥種類入力手段320に入力
し、その欠陥種類325に基づいてドーズ量を決定す
る。この場合、例えば電位コントラスト系の欠陥であれ
ばドーズ量を増加させたり、また微小な異物を検査した
い場合は、一次電子線量を絞ってドーズ量を減少させた
りすることになる。
【0047】また、ウエハの製造工程名を入力する工程
名入力手段330を装備し、これによる工程名335に
依存してドーズ量を決定する。例えば、薄膜を削るCM
P工程であれば微小異物の欠陥が多く、上記のようにド
ーズ量を調整して最適な検査条件に自動的に整えること
が可能となる。
【0048】図4は、モニタ50の画面表示例を示し、
表示画面300に上記3種類の入力手段310,32
0,330を表したものである。ここで上記3種類の入
力手段は、全部装備する必要はなく、またこれに限定す
るものでもない。
【0049】本実施例特有の効果として、欠陥の種類や
工程名などを入力することによって検査条件を自動的に
最適化することが可能となり、使い勝手向上の効果があ
る。
【0050】(実施例3)次に、本発明の第三の実施例
を示す。図5は機能ブロック図であり、図5(a),(b)
は、各々図2中の一次電子線量決定手段230,検査速
度決定手段210の詳細を示したものである。
【0051】図5(a)は一次電子線量240そのもの
を入力する場合である。ここで上述したように、プロー
ブ電流を代わりに入力してもよい。
【0052】図5(b)は、上記同様に検査速度220
そのものを入力する検査速度入力手段402を装備して
おり、ユーザの所望の検査速度を直接入力できる場合で
ある。
【0053】また、検査速度を規定する条件として、電
子ビームを高速で走査する方向のピッチである画素ピッ
チ,高速走査で形成したラインの送り方向のピッチであ
るラインピッチ,各々同方向の周期を表す画素周期,ラ
イン周期の4種類が考えられる。各々の決定手段41
0,430,450,470と、それらに入力する入力
手段405,425,445,465を装備した構成を
とることにより、ユーザの所望の速度が自由に設定可能
となる。ただし、これらは全て装備する必要はなく、い
くつか固定値にしてユーザの入力する手間を削減するよ
うにしてもよい。
【0054】本実施例における入力画面の一例を図6に
示す。ここで、画面600では一次電子線量入力手段4
00と検査速度入力手段402を並列して入力できるよ
うにしているが、本発明のように一方を決めれば他方が
自動調整される場合は、一方を入力完了した時点で他方
が入力不可になるようにソフト的にプロテクトをかけて
もよい。また自動調整された値を表示してもよい。
【0055】(実施例4)次に、本発明の第四の実施例
を示す。図7は、機能ブロック図で、図5(b)中のライ
ン周期決定手段470の詳細を示したものである。電子
ビームを高速走査して形成するラインの時間間隔である
周期は、図示したプリチャージ手段510で必要とする
プリチャージ量520に依存する。これは検査する欠陥
の種類により、検査ビームを照射する前に予め電荷を付
加(プリチャージ)しておいた方が検出率が高まる場合
があり、このような場合に本実施例を適用できる。
【0056】図8は、被検査基板9の上面図と部分拡大
図であり、被検査基板9の一例として半導体ウエハのプ
リチャージの方法を示す。図8(a)に示した被検査基
板9の表面上を電子線19で走査しながら矢印で示した
方向の検査ストライプ500の領域を検査する。図8
(b)で、検査ストライプ500を拡大して詳細を説明
する。まず、(1)において矢印550で示すように検
査ストライプ500を横切る形で大きめに電子線を走査
し、プリチャージする。(2)において矢印560で示し
たように、矢印550と同じラインを今度は検査したい
検査ストライプ500の幅分のみ走査する。その後、
(3)において、上述したラインピッチ分だけ図8
(a)の矢印で示した方向に被検査基板9が移動した
後、次のラインを矢印570で示すように大きめに走査
してプリチャージし、(4)において、矢印580で示
したように、検査ストライプ500の幅分のみ走査す
る。
【0057】この例では検査スキャン前に1回だけプリ
チャージしているが、検査対象によっては複数回プリチ
ャージしなければならない場合もある。これにより検査
スキャンの時間間隔すなわち周期は大きく影響を受ける
ので、図7に示したライン周期決定手段470によりラ
イン周期を決定する必要がある。ただし、この場合、ラ
イン周期の増減が直接検査スキャンの増減につながる訳
ではなく、この分を加味して図5(b)に示した検査速
度決定手段210で実質の検査速度を決定する必要があ
る。
【0058】(実施例5)次に、本発明の第五の実施例
を示す。図9は機能ブロック図で、検査速度決定手段2
10で決定された検査速度220に連動して検出周期6
20を変化させる検出周期可変手段610の実施例を示
したものである。
【0059】図10は画素毎の信号の検出タイミングを
示すタイムチャートであり、検査スキャン560の1ラ
イン所要時間を上側の10.24μsから下側の5.12
μsに2倍高速化した場合を示している。これは、ディ
ジタルスキャンの画素ピッチを0.1μmから0.2μm
にすることによって実現している。このとき、例えば検
出周期を上と同じ10ns(検出クロック100MH
z)にすると、分解能が粗くなってしまい、欠陥の検出
率低下を引き起こす可能性がある。そこでこの場合、検
出クロックのみ200MHzにして検出周期を5nsに
することにより、図示したように上と同じ分解能を維持
することができる。
【0060】このように、検査速度が変化することに連
動して検出周期を自動的に変化させる構成により、常時
優れた検査性能を維持することが可能になると同時に、
従来のような検出周期の調整が不要になるので、使い勝
手の向上が期待できる。
【0061】このように、半導体ウエハ等のパターンの
微細化に伴う欠陥サイズの微小化による低速検査も、高
スループット化に対応した高速検査も等価な検査条件に
なるよう電子線の電流量を自動調整することができ、検
査性能の安定化,被検査基板の保護及び使い勝手向上の
面で優れた走査電子顕微鏡を用いた検査装置および検査
方法を提供することができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
学画像では検出困難な欠陥を電子線画像を用いて高精度
に検出すると同時に、その際問題となる検査装置単体と
してのドーズ量や検査速度管理を簡易的な操作で高精度
に実現することができる電子線を用いた外観検査装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SEM式外観検査装置の装置構成を示す縦断面
図。
【図2】機能ブロック図。
【図3】機能ブロック図。
【図4】画面の表示例を示す画面図。
【図5】機能ブロック図。
【図6】入力画面の一例を示す画面図。
【図7】機能ブロック図。
【図8】被検査基板の上面図と部分拡大図。
【図9】機能ブロック図。
【図10】画素毎の信号の検出タイミングを示すタイム
チャート。
【符号の説明】
1…SEM式外観検査装置、3…電子光学系、5…画像
処理部、6…制御部、7…二次電子検出部、9…被検査
基板、19…電子線、20…二次電子検出器、43…補
正制御回路、46…第一画像記憶部、47…第二画像記
憶部、49…欠陥判定部、50…モニタ、51…二次電
子、52…第二の二次電子、210…検査速度決定手
段、220…検査速度、230…一次電子線量決定手
段、240…一次電子線量、250…ドーズ量決定手
段、260…ドーズ量、310…ドーズ量入力手段、3
20…検査欠陥種類入力手段、330…工程名入力手
段、400…一次電子線量入力手段、410…画素ピッ
チ決定手段、430…ラインピッチ決定手段、450…
画素周期決定手段、470…ライン周期決定手段、51
0…プリチャージ手段、610…検出周期可変手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/66 G01R 31/28 L (72)発明者 船津 隆一 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 亀谷 雅嗣 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 山本 健次郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 2G001 AA03 BA07 CA03 EA05 FA06 GA06 JA01 JA02 KA03 LA11 MA05 PA07 PA11 PA14 2G014 AA02 AA03 AB21 AB59 AC10 AC11 2G132 AA00 AD15 AF13 AL00 4M106 AA01 BA02 CA39 CA41 DB04 DB05 DB07 DB12 DB18 DB30 DJ02 DJ04 DJ19 DJ21 DJ23 5C033 FF03 UU01 UU02 UU05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次電子線を発生させる電子源と、前記電
    子源で発生した前記一次電子線を集束するレンズ手段
    と、試料を載置する試料台と、該試料台を含む試料室に
    前記試料を搬送する搬送手段と、上記集束した一次電子
    線を前記試料上で走査させる一次電子線走査手段と、前
    記試料から二次的に発生する二次荷電粒子を検出する検
    出器と、該検出器からの信号に基づいて前記試料上の第
    1の領域の画像信号を記憶する記憶手段と、該記憶手段
    に記憶された領域の画像を前記試料上の第2の領域の画
    像と比較する比較手段と、該比較手段における比較結果
    から前記試料上の欠陥を抽出する欠陥抽出手段とを備
    え、前記試料を検査する電子線を用いた外観検査装置に
    おいて、 前記検査する速度を決定する検査速度決定手段と、前記
    試料上に照射する前記一次電子線の一次電子線量を決定
    する一次電子線量決定手段とを有し、前記検査速度と前
    記一次電子線量のいずれか一方を決定すると、他方がそ
    の結果に応じて自動調整されることを特徴とする電子線
    を用いた外観検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、前記試料上に照
    射する面積当りの前記一次電子線量であるドーズ量を決
    定するドーズ量決定手段を有し、前記一次電子線量決定
    手段で決定される一次電子線量が該ドーズ量決定手段に
    より決定されたドーズ量に対応した値に調整されること
    を特徴とする電子線を用いた外観検査装置。
  3. 【請求項3】請求項2の記載において、前記ドーズ量を
    入力するドーズ量入力手段,検査する欠陥の種類を入力
    する検査欠陥種類入力手段,検査する前記試料の工程名
    を入力する工程名入力手段の少なくとも一つを有し、前
    記ドーズ量決定手段で決定されるドーズ量が、前記ドー
    ズ量入力手段,前記検査欠陥種類入力手段,前記工程名
    入力手段のうち少なくとも一つの入力内容に基づいて決
    定されることを特徴とする電子線を用いた外観検査装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1の記載において、前記画像を構成
    する画素の電子線走査方向のピッチである画素ピッチを
    決定する画素ピッチ決定手段、または前記画素の電子線
    送り方向のピッチであるラインピッチを決定するライン
    ピッチ決定手段を有し、前記検査速度決定手段で決定さ
    れる検査速度が、前記画素ピッチ決定手段または前記ラ
    インピッチ決定手段により決定された画素ピッチまたは
    ラインピッチに基づいて決定されることを特徴とする電
    子線を用いた外観検査装置。
  5. 【請求項5】請求項4の記載において、前記検出器によ
    る前記二次荷電粒子の検出周期を変化させる検出周期可
    変手段を有し、前記検査速度決定手段により決定された
    検査速度に応じて前記検出周期可変手段により前記検出
    器の検出周期を変化させることを特徴とする電子線を用
    いた外観検査装置。
  6. 【請求項6】請求項1の記載において、前記画像を構成
    する画素の電子線走査方向の周期である画素周期を決定
    する画素周期決定手段、または前記画素の電子線送り方
    向の周期であるライン周期を決定するライン周期決定手
    段を有し、前記検査速度決定手段で決定される検査速度
    が、前記画素周期決定手段または前記ライン周期決定手
    段により決定された画素周期またはライン周期に基づい
    て決定されることを特徴とする電子線を用いた外観検査
    装置。
  7. 【請求項7】請求項6の記載において、前記検出器によ
    る前記二次荷電粒子の検出周期を変化させる検出周期可
    変手段を有し、前記検査速度決定手段により決定された
    検査速度に応じて前記検出周期可変手段により前記検出
    器の検出周期を変化させることを特徴とする電子線を用
    いた外観検査装置。
  8. 【請求項8】請求項7の記載において、前記検出周期可
    変手段が、前記画素周期を整数で除した周期に前記検出
    周期を変化させることを特徴とする電子線を用いた外観
    検査装置。
  9. 【請求項9】請求項6の記載において、前記一次電子線
    走査手段により走査し検査するラインを含む領域に対し
    て、走査前に前記試料に電荷を付加してチャージアップ
    させるプリチャージ手段を有し、前記ライン周期決定手
    段で決定されるライン周期が、該プリチャージ手段によ
    り付加される電荷量に基づいて決定されることを特徴と
    する電子線を用いた外観検査装置。
  10. 【請求項10】請求項9の記載において、前記プリチャ
    ージ手段による電荷の付加が前記一次電子線走査手段に
    よる前記一次電子線の走査によりなされることを特徴と
    する電子線を用いた外観検査装置。
  11. 【請求項11】一次電子線を試料へ照射して発生する二
    次荷電粒子を検出し、検出された信号に基づいて生成さ
    れた画像を用いて試料上の欠陥を抽出し試料を検査する
    電子線を用いた外観検査装置において、検査速度を決定
    する手段と前記試料上に照射する一次電子線量を決定す
    る手段とを備え、前記検査速度と前記一次電子線量のい
    ずれか一方を決定すると、他方がその結果に応じて自動
    調整されることを特徴とする電子線を用いた外観検査装
    置。
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