JP2003083772A - 光学スケールを用いた寸法測定装置 - Google Patents

光学スケールを用いた寸法測定装置

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JP2003083772A
JP2003083772A JP2001274370A JP2001274370A JP2003083772A JP 2003083772 A JP2003083772 A JP 2003083772A JP 2001274370 A JP2001274370 A JP 2001274370A JP 2001274370 A JP2001274370 A JP 2001274370A JP 2003083772 A JP2003083772 A JP 2003083772A
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宏夫 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学スケールを用いた寸法測定装置におい
て、光学系の構造と調整を簡素化すること。 【解決手段】 1個の移動格子と2個の固定格子から成
る光学スケーから位相がπ/2シフトした2相信号を作
成する構成において、移動格子、あるいは固定格子を液
晶素子で作成し、液晶駆動電圧を変化させることで格子
の光強度分布を反転させる。触針が移動中は位相がπ/
2シフトした基準2相信号を出力し、カウンター動作を
行って格子1ピッチ長の整数倍の移動距離を検出する。
触針が停止中は基準2相信号と共に、基準2相信号とは
位相が反転した参照2相信号を出力し、4相信号の相互
の強度の関係から信号の位相を検出して格子1ピッチ長
以下の移動距離を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアー格子を用
いた寸法測定装置における格子の構造と信号の作成手段
に関し、液晶素子で格子を形成して所定の信号を作成す
る構成である。
【0002】
【従来の技術】精密部材などの生産ラインでは、被加工
物の寸法や形状などを、インラインでミクロンメートル
オーダの精度で測定するニーズが強い。そのための簡易
的な寸法測定器として、白黒2値の光強度分布を有する
矩形パターンが一定のピッチで周期的に形成されたリニ
アー格子から成る光学スケールを触針に取り付けて移動
させ、移動に伴って変化する光強度信号を検出、信号処
理して、触針の移動距離から寸法を測定する構成のもの
が多く用いられている。
【0003】図5(a)に光学スケールを用いた従来の
寸法測定装置の構成ブロック図、図5(b)に4相信号
の波形例を示して測定動作を説明する。白色ランプや発
光ダイオードなどの光源50から放射された発散光をコ
リメートレンズ51で平行光に変換して、移動格子52
と固定格子53から構成される光学スケールを照明す
る。移動格子52を構成する各格子は、白黒二値の光透
過分布を持つ対称な矩形パタンをなし、格子1ピッチ長
がaである。通常の格子1ピッチ長は10〜20μm程
度で、1ピッチ長aが寸法測定の基準目盛りとなる。移
動格子52は触針(図示せず)に取り付けられ、触針の
移動に伴って矢印で示すA方向、B方向に移動する。
【0004】固定格子53は移動格子52の後方の特定
の位置に固定して設置され、同じ格子形状の4個の格子
グループから構成される。各格子グループの格子は移動
格子52の格子パタンと等しい対称な矩形状の白黒のパ
タンからなり、格子1ピッチ長がaである。4個の格子
グループは互いの格子位置をa/4ずつシフトして設置
し、固定格子53の後方に受光器54を設置する。受光
器54も固定格子53に対応して4個の受光素子からな
り、移動格子52と固定格子53の各々を透過した光強
度を各受光素子で個別に検出し、A相、B相、C相、D
相の4相信号を同時に出力する。
【0005】以上の構成の光学系で出力された4相信号
の波形例を図5(b)に示す。4相信号の各々は正弦波
信号で、固定格子53の各格子グループの格子位置が互
いに1/4ピッチずつシフトしているため、4相信号の
位相もπ/2ずつシフトしている。波形540、54
2、544、及び546がA相、B相、C相、D相信号
で、移動格子52の格子1ピッチの移動で正弦波が1周
期変化する。1周期の期間Pが格子1ピッチ長aに対応
する。以上のように従来の光学系は4個の固定格子を用
いて、位相がπ/2ずつ異なる4相信号を同時に出力し
ている。
【0006】位相がπ/2ずつシフトした4相信号のう
ち、特定の位相関係にある2相信号をカウンタ部55で
信号処理すると共に、停止位置での4相信号の強度情報
を位相検出部56で演算処理する。寸法算出部57は、
カウンタ部55と位相検出部56で検出した寸法データ
の和を演算して寸法を算出する。
【0007】カウンタ部55は、移動格子52の移動方
向を検出して格子の整数の移動個数をカウントし、格子
1ピッチの整数倍の移動距離を検出する。例えば、位相
差がπ/2のA相、B相信号の2相信号間の位相の進み
遅れの関係を検出して移動格子52の移動方向を判定す
る。図5(b)はB相信号の位相が進んでいる例で、例
えば移動格子52が矢印のA方向に移動していると判定
する。このとき、A相信号が中間強度になる基準位置5
82、584などをカウンタ動作のトリガ点にして、移
動格子52の移動個数をアップ/ダウン型カウンタで計
数する。
【0008】寸法測定では格子1ピッチ以下の移動距離
(端数ピッチ距離)の検出が重要である。図5(b)の
波形で、位置580で触針が移動を開始し、位置586
で移動を停止すれば、停止位置580とA相信号の基準
位置582までの距離L1と基準位置584と停止位置
586までの距離L2が端数ピッチ距離である。この端
数ピッチ距離は、停止位置580及び586での信号の
位相を位相検出部56で算出することによって検出す
る。
【0009】端数ピッチ距離の検出法を触針の移動開始
位置で説明する。図5(b)での移動開始位置580で
のA相、B相、C相、D相信号の強度をVa、Vb、V
c、Vdとする。4個の強度のarctan{(Va−
Vc)/(Vd−Vb)}の演算を行って停止位置の正
弦波信号の位相を算出する。検出された正弦波の位相を
φ(0≦φ≦2π)とすれば、停止位置580は1周期
P内でPφ/(2π)の位置で、端数ピッチ距離L1=
P{(1−φ/2π)}である。したがって、従来の寸
法測定装置では位相がπ/2ずつシフトした4相正弦波
信号の強度から正弦波の位相を検出し、その位相から端
数ピッチ距離を検出している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の寸法測定装置
は、4相信号を出力するために4個の固定格子と4個の
受光器を設置し、同時に4相信号を常時出力する構成で
ある。位相が1/4ピッチずつシフトした4個の固定格
子および受光器が照射光の中心に対して均等で対称な位
置に設置せねばならず、光源に対する設置位置の調整が
複雑になるという問題がある。また、4相信号の相互の
強度(振幅とオフセットレベル)が一致している必要が
ある。そのために格子位置設定の調整と共に、4個の受
光器のアンプ系のゲインなどの調整が複雑になるという
問題点もある。
【0011】信号処理の面から見ると、移動格子が停止
している位置では位相がπ/2ずつ異なる4相信号の相
互の強度間の三角関数演算から停止位置の位相を検出す
る。しかし、移動格子が移動中は位相がπ/2異なる2
相信号だけを用いてカウンタ動作を行っている。このよ
うに、4相信号が必要になるのは停止位置の位相検出だ
けであり、常時4相信号を出力するのは冗長なシステム
と言える。従来の格子は強度分布が固定されているた
め、2個の固定格子からは2相信号の位相が反転した信
号を出力できない。そのために最初から4相信号を出力
する構成としていることで、上記の課題が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光学スケールを用いた寸法測定装置は、
触針と共に移動する移動格子と一定位置に固定された2
個の固定格子からなる光学スケールと、光学スケールを
照明する光源と、2個の受光器から構成される光学系
と、受光器から出力される信号を信号処理して触針の移
動距離から寸法を測定する信号処理系とを備えた光学ス
ケールを用いた寸法測定装置において、移動格子または
固定格子を構成する格子を光強度分布が可変できる素子
から構成し、格子が基準強度分布のときに互いの位相が
π/2異なる基準2相信号を発し、基準強度分布が反転
した光強度分布のときは基準2相信号の位相が反転した
参照2相信号を発する構成にし、触針が停止していると
きは基準2相信号と参照2相信号を出力し、触針が移動
中は基準2相信号だけを出力し、基準2相信号と参照2
相信号を信号処理して寸法を測定するように構成され
る。
【0013】また、本発明の光学スケールを用いた寸法
測定装置は、上述の構成に加えて、移動格子が移動中は
基準2相信号でカウンタ動作を行って格子の整数個の移
動個数を検出して格子1ピッチ長の整数倍に移動距離を
検出し、移動格子が停止しているときは基準2相信号と
参照2相信号の4個の強度値から停止位置での信号の位
相を検出して格子1ピッチ長以下の移動距離を検出する
こともできる。
【0014】さらに、移動格子または固定格子は液晶素
子から構成し、液晶素子を駆動する電圧を変化させて格
子の光強度分布を変化させるように構成することもでき
る。
【0015】また、液晶素子は2値の電圧からなる信号
で駆動し、基準2相信号を発生させるときに液晶素子を
駆動する電圧信号に対して、参照2相信号を発生すると
きは、液晶駆動電圧の電位レベルが反転した電圧を印加
するように構成することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による寸法測定装置の光学
スケールは、1個の移動格子と2個の固定格子から構成
し、2個の固定格子に対応して配置された2個の受光器
から同時に2相信号を出力する構成である。このとき、
移動格子、あるいは固定格子は光強度分布が可変できる
素子で構成し、触針の移動中と停止中とで光強度分布を
変化させる。触針が移動中は格子の光強度分布を基準分
布に設定して位相がπ/2シフトしたA相、B相の基準
2相信号だけを出力する。触針が停止中は、移動中での
格子の光強度分布を反転させ、A相、B相信号とは位相
がπシフト(反転)したC相、D相の参照2相信号を基
準2相信号と共に異なるタイミングで出力する。すなわ
ち、2相信号を出力する構成の光学スケールから、基準
2相信号と参照2相信号を個別に出力する。
【0017】触針が停止しているときは、位相がπ/2
ずつ異なるA相、B相、C相、D相の4相信号の強度の
三角関数演算から停止位置の位相を算出し、格子1ピッ
チ長以下の移動距離を検出する。触針が移動していると
きは位相がπ/2異なる通常のA相、B相信号のカウン
タ動作を行って格子1ピッチ長の整数倍の移動距離を検
出する。
【0018】格子の光強度分布を変化させるために移動
格子、あるいは固定格子を液晶素子で構成し、2値の電
圧レベルの信号で駆動する。このとき、液晶素子の駆動
電圧を変化させて格子の光強度分布を反転させる。例え
ば2個の固定格子を液晶素子で構成するとき、各々の固
定格子はピッチが1/4シフトした状態で作成してお
き、位相がπ/2異なるA相、B相の基準信号を出力す
る。C相、D相の参照信号を出力するときは、液晶駆動
電圧を反転して格子の光強度分布を反転させる。移動格
子を液晶素子で構成するときも同様で、駆動信号の電圧
レベルを反転させることで光強度分布を反転させ、位相
が反転した参照信号を作成する。
【0019】以下に図面を用いて本発明の実施の形態を
詳細に説明する。図1(a)は本発明の寸法測定装置の
実施例を示す構成ブロック図、図1(b)は本発明で得
られる信号の波形例を示す図である。図1(a)におい
て、光源10から放射された発散光をコリメートレンズ
11で平行光に変換して移動格子12と2個の固定格子
13A、13Bから成る光学スケールを照射する。光学
スケールを構成する各格子は光を透過しない黒パタンと
光を透過する白パタンの幅と形状が等しい矩形パタン
で、格子の1ピッチ長がaである。また、固定格子13
Aと13Bの格子位置は1/4ピッチだけシフトする。
【0020】この光学スケールにおいて、移動格子1
2、あるいは固定格子13A、13Bの光強度分布が可
変できる素子、例えば液晶素子で格子を構成する。図は
移動格子12を液晶素子から構成する例である。固定格
子13A、13Bの後方には2個の受光器14A、14
Bを配置する。本構成では2個の受光器を用いるため、
同時に2相信号だけを出力する構成である。固定格子1
3Aと13Bの格子位置が1/4ピッチだけシフトして
いるため、得られる2相信号の位相はπ/2だけシフト
した信号で、A相、B相信号と称する。
【0021】移動格子12を液晶素子で構成するとき、
液晶駆動部15から発せられる液晶駆動信号で格子の光
強度分布を変化させる。移動格子12の光強度分布が基
準強度分布のときにA相、B相信号となる基準2相信号
を出力する構成のとき、液晶駆動部15の駆動信号を変
化させて基準強度分布が反転した光強度分布に設定す
る。このとき基準2相信号の位相が反転したC相、D相
なる参照2相信号を出力する。C相、D相信号の互いの
位相はπ/2シフトしている。このようにして、移動格
子12の光強度分布を可変とすることで、異なるタイミ
ングで基準2相信号と参照2相信号の2組の2相信号を
出力する。
【0022】触針が移動中は、基準2相信号だけを出力
する。このとき、カウンタ部16では位相がπ/2シフ
トしたA相、B相信号で格子の整数個の移動個数をカウ
ントし、格子1ピッチ長aの整数倍の移動距離を検出す
る。このカウント動作は図5(a)に示した従来のカウ
ント動作と同じである。
【0023】触針が移動開始前と移動後に停止した状態
のときは、基準2相信号と共に参照2相信号を作成し、
位相検出部17で4個の信号の停止位置の強度から停止
位置の位相をarctan演算で算出して端数ピッチ距
離を検出する。この動作も従来の端数ピッチ距離の検出
法と同じである。寸法算出部18はカウンタ部16と位
相検出部17で検出された寸法データの和から寸法を算
出する。
【0024】図1(b)に基準2相信号と参照2相信号
の例を示す。位置100で触針が移動を開始し、位置1
10で移動を停止したとする。移動中は位相がπ/2シ
フトしたA相信号102とB相信号104の基準2相信
号を出力する。停止中は点線で示したC相信号106と
D相信号108の参照2相信号を出力すると、4個の強
度データが得られる。図1(b)では位相の反転を説明
するために移動中でも4相信号を図示したが、実際には
C相、D相信号は存在しない。なお、触針の停止状態は
A相、B相信号の強度の差分値が0になったときに判定
する。
【0025】図2は固定格子13A、13Bの光強度分
布を反転させる例である。このとき移動格子12の強度
分布は一定に保っておく。固定格子が13A、13Bに
示す基準強度分布のとき、光強度分布を反転させて13
ARと13BRの状態に変化させる。基準強度分布のと
きに波形20に示した基準2相信号を出力すれば、光強
度分布を反転させることで、波形22に示す位相が反転
した参照2相信号が得られる。
【0026】図3は移動格子12の光強度分布を反転さ
せる実施例である。固定格子13Aと13Bの光強度分
布は一定に保ち、移動格子12の基準強度分布を反転さ
せて12Rの光強度分布に変化させる。基準強度分布の
ときに波形30に示した基準2相信号を出力すれば、光
強度分布を反転させることで位相が反転した参照2相信
号波形32が得られる。参照2相信号は基準2相信号と
位相が反転していることを説明するために図2と図3で
は移動中に得られる波形を示したが、実際の参照2相信
号は停止中に検出するために直流の一定強度の信号であ
る。
【0027】図4に移動格子12を液晶素子で構成する
場合の電極接続と液晶格子の駆動信号波形例を示す。液
晶格子の一方のパタン部(図では黒パタン)を結ぶ電極
41と他方のパタン部(図では白パタン)を結ぶ電極4
2は液晶素子の一方のガラス側に形成された信号電極で
ある。その信号電極と対向するガラス側には全面を一つ
の共通電極(図示せず)を形成しておく。すなわち、液
晶素子はスタティック型の電極構成である。液晶格子の
駆動信号は波形43、44、45に示すように2値の電
圧レベルから成る。
【0028】共通電極に信号43を印加したとき、電極
41に信号44を印加し、電極42に信号45を印加す
る。このときは電極41の各パタンの実効電圧は0にな
って光を透過しない黒パタンになる。電極42の各パタ
ンの実効電圧はVとなって光を透過する白パタンにな
る。この駆動状態で得られる光強度分布を基準強度分布
とする。この強度分布を反転させる場合は、電極41に
は信号45を印加し、電極42には信号44を印加す
る。各パタンの実効電圧は反転し、黒パタンと白パタン
が反転する。このように、格子を液晶素子で形成すれ
ば、簡単な駆動信号で強度分布を反転させることが可能
である。
【0029】
【発明の効果】本発明の固定格子は2個で、それに対応
して2個の受光器で2相信号を出力する構成である。ま
た、移動格子、あるいは固定格子を液晶素子で構成する
ことにより、格子の光強度分布を電気信号の制御で容易
に可変できる。光強度分布を変えることにより、2相信
号を出力する構成であっても、触針が停止中は実質的に
は4相信号が作成できる。そのため、測定システムの簡
素化と測定の信頼性が向上する。さらに、光学スケール
の構成が簡略化されると共に、格子の設置位置の調整も
簡素化でき、測定器のコストを低減させ、小型化を実現
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の寸法測定装置の実施形態を示
すブロック図、(b)は得られる信号の波形を示す図で
ある。
【図2】固定格子の光強度分布を反転させる実施例を示
す図である。
【図3】移動格子の光強度分布を反転させる実施例を示
す図である。
【図4】移動格子を液晶素子で構成するときの電極接続
と液晶の駆動信号波形を示す図である。
【図5】(a)は従来の寸法測定装置の構成例を示すブ
ロック図、(b)は4相信号の波形を示す図である。
【符号の説明】
12 移動格子 13A、13B 固定格子 14A、14B 受光器 15 液晶駆動部 16 カウンタ部 17 位相検出部 18 寸法算出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触針と共に移動する移動格子と一定位置
    に固定された2個の固定格子からなる光学スケールと、
    該光学スケールを照明する光源と、2個の受光器から構
    成される光学系と、前記受光器から出力される信号を信
    号処理して前記触針の移動距離から寸法を測定する信号
    処理系とを備えた光学スケールを用いた寸法測定装置に
    おいて、 前記移動格子または前記固定格子を構成する格子を光強
    度分布が可変できる素子から構成し、前記格子が基準強
    度分布のときに互いの位相がπ/2異なる基準2相信号
    を発し、前記基準強度分布が反転した光強度分布のとき
    は前記基準2相信号の位相が反転した参照2相信号を発
    する構成とし、前記触針が停止しているときは前記基準
    2相信号と参照2相信号を出力し、前記触針が移動中は
    前記基準2相信号だけを出力し、前記基準2相信号と参
    照2相信号を信号処理して寸法を測定することを特徴と
    する光学スケールを用いた寸法測定装置。
  2. 【請求項2】 前記移動格子が移動中は前記基準2相信
    号でカウンタ動作を行って前記格子の整数個の移動個数
    を検出して格子1ピッチ長の整数倍に移動距離を検出
    し、前記移動格子が停止しているときは前記基準2相信
    号と参照2相信号の4個の強度値から停止位置での信号
    の位相を検出して格子1ピッチ長以下の移動距離を検出
    することを特徴とする請求項1に記載の光学スケールを
    用いた寸法測定装置。
  3. 【請求項3】 前記移動格子または前記固定格子のうち
    の少なくとも一方は液晶素子から構成し、該液晶素子を
    駆動する電圧を変化させて前記格子の光強度分布を変化
    させることを特徴とする請求項1に記載の光学スケール
    を用いた寸法測定装置。
  4. 【請求項4】 前記液晶素子は2値の電圧からなる信号
    で駆動し、前記基準2相信号を発生させるときに前記液
    晶素子を駆動する電圧信号に対して、前記参照2相信号
    を発生するときは、前記液晶駆動電圧の電位レベルが反
    転した電圧を印加することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれか一に記載の光学スケールを用いた寸法
    測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257408A (ja) * 2011-07-05 2011-12-22 Hitachi High-Technologies Corp 変位検出回路
JP2013167464A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Ckd Corp 三次元計測装置

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