JP2003083176A - エバポガスパージシステムのリーク診断装置 - Google Patents

エバポガスパージシステムのリーク診断装置

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JP2003083176A JP2001274768A JP2001274768A JP2003083176A JP 2003083176 A JP2003083176 A JP 2003083176A JP 2001274768 A JP2001274768 A JP 2001274768A JP 2001274768 A JP2001274768 A JP 2001274768A JP 2003083176 A JP2003083176 A JP 2003083176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製の燃料タンクを有するエバポガスパー
ジシステムのリーク診断を行う際に、燃料タンク内外の
圧力差で生じる燃料タンクの変形によるリークの誤診断
を防止する。 【解決手段】 エンジンが停止されてリーク診断実行条
件が成立した時に、大気開閉弁とパージ制御弁を閉弁し
てエバポ系を密閉状態にしてリーク診断を開始する。リ
ーク診断中は、タンク内圧Pt を判定値と比較してリー
クの有無を判定する。このリーク診断中に、燃料タンク
が変形したか否かをタンク内圧Pt が急変したか否かに
よって判定し、燃料タンクの変形(タンク内圧Pt の急
変)が発生した時には、リーク診断を中止する。これに
より、燃料タンクの変形による圧力変化の影響を受けて
リークの有無を誤診断してしまうことを防止する。リー
ク診断中止時には、大気開閉弁を開弁してエバポ系の密
閉状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク内の燃
料が蒸発して生じたエバポガス(燃料蒸発ガス)を内燃
機関の吸気系にパージ(放出)するエバポガスパージシ
ステムのリーク診断を行うエバポガスパージシステムの
リーク診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エバポガスパージシステムに
おいては、燃料タンク内から発生するエバポガスが大気
中に漏れ出すことを防止するため、燃料タンク内のエバ
ポガスをエバポ通路を通してキャニスタ内に吸着すると
共に、このキャニスタ内に吸着されているエバポガスを
内燃機関の吸気系へパージするパージ通路の途中にパー
ジ制御弁を設け、内燃機関の運転状態に応じてパージ制
御弁の開閉を制御することによって、キャニスタから吸
気系へパージするエバポガスのパージ流量を制御するよ
うになっている。このエバポガスパージシステムから大
気中にエバポガスが漏れる状態が長期間放置されるのを
防止するために、エバポガスの漏れを早期に検出する必
要がある。
【0003】そこで、燃料タンク内の圧力(以下「タン
ク内圧」という)を検出する圧力センサを設け、パージ
制御弁を閉弁して、パージ制御弁から燃料タンクまでの
エバポ系を密閉した状態で、タンク内圧(エバポ系の圧
力)の変化量を測定し、このタンク内圧の変化量をリー
ク判定値と比較することで、エバポ系のリーク(漏れ)
の有無を診断するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車用の燃料タンクにおいては、耐劣化性(耐腐食性)を
向上させるために、金属製の燃料タンクに代えて、樹脂
製の燃料タンクを採用したものが増加しつつある。しか
し、一般に、樹脂製の燃料タンクは、従来の金属製の燃
料タンクに比べて強度が低くなるため、エバポ系を密閉
状態にしたリーク診断中に、燃料タンク内のエバポガス
発生に伴うタンク内圧の上昇や温度低下に伴うタンク内
圧の下降によってタンク内圧と大気圧(外気圧)との圧
力差が大きくなり過ぎると、その圧力差がある限界の圧
力を越えた時点で、タンク内圧の上昇により燃料タンク
の壁面が外側に膨れるように変形したり、負圧増大時に
は燃料タンクの壁面が内側に凹むように変形する現象が
発生する。リーク診断中に、このような燃料タンクの変
形が発生すると、燃料タンクの容積が急変してタンク内
圧が急変するため、その圧力変化の影響を受けてリーク
の有無を誤診断してしまうおそれがある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、リーク診断期間中に
樹脂製の燃料タンク内外の圧力差で生じる燃料タンクの
変形によるリークの誤診断を防止することができ、リー
ク診断の信頼性を向上することができるエバポガスパー
ジシステムのリーク診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、樹脂製の燃料タンクを有する
エバポガスパージシステムのリーク診断装置において、
リーク診断手段によるリーク診断中に内圧検出手段で検
出したエバポ系の圧力が急変したときに、リーク診断中
止手段によってリーク診断を中止するようにしたもので
ある。このようにすれば、リーク診断期間中に燃料タン
ク内外の圧力差によって燃料タンクが変形してエバポ系
の圧力(タンク内圧)が急変したときに、リーク診断を
中止することができるので、燃料タンクの変形による圧
力変化の影響を受けてリークの有無を誤診断してしまう
ことを未然に防止することができ、リーク診断の信頼性
を向上することができる。
【0007】この場合、請求項2のように、リーク診断
中に内圧制限手段によりエバポ系の圧力の上昇を所定の
内圧制限値で制限すると共に、燃料タンク内の温度又は
その周辺の温度又はそれらに関連する情報を温度判定手
段により判定し、その温度に基づいて内圧制限値を変化
させるようにすると良い。このようにすれば、燃料タン
ク内又はその周辺の温度に応じてエバポガス発生量(エ
バポ系の圧力上昇量)や燃料タンクの強度特性が変化す
るのに対応して内圧制限値を変化させて、エバポ系の圧
力を燃料タンクの変形が発生しないような圧力範囲内に
制限することができる。
【0008】また、請求項3のように、リーク診断中に
エバポ系の圧力を所定の内圧制限値で制限しても、リー
ク診断中にエバポ系の圧力が急変したとき(燃料タンク
の変形が発生したとき)には、内圧制限値を大気圧に近
付ける方向に補正するようにすると良い。このようにす
れば、内圧制限値(正圧及び/又は負圧)を実際に燃料
タンクの変形が発生した圧力よりも小さい圧力(大気圧
方向側の圧力)に補正することができるので、次回のリ
ーク診断時には、補正された内圧制限値によってエバポ
系の圧力を燃料タンクの変形が発生しない圧力範囲内に
確実に制限することができ、燃料タンクの変形を確実に
防止することができる。
【0009】更に、請求項4のように、リーク診断中
に、大気開閉弁及びパージ制御弁を閉弁してエバポ系を
密閉状態に維持する場合、燃料タンクの変形によるエバ
ポ系の圧力急変を検出してリーク診断を中止するとき
に、大気開閉弁とパージ制御弁の少なくとも一方を開弁
してエバポ系の密閉状態を解除すると良い。このように
すれば、燃料タンクの変形発生時に、エバポ系の密閉状
態を直ちに解除してエバポ系内の圧力を速やかに大気圧
に近付けて、燃料タンクに掛かる圧力荷重を速やかに軽
減することができる。
【0010】また、請求項5のように、内燃機関運転停
止中に少なくとも大気開閉弁を閉弁してエバポ系を密閉
状態に維持したときに内圧検出手段で検出した圧力に基
づいてエバポ系のリークの有無を診断する場合、リーク
診断を終了するときに大気開閉弁を開弁するようにする
と良い。
【0011】例えば、通電オフ時でも閉弁状態を維持で
きる常閉型の大気開閉弁を用いた場合、内燃機関運転停
止中のリーク診断終了後(メインリレーのオフ後)も、
引き続き大気開閉弁が閉弁されてエバポ系が密閉状態に
維持されると、エバポガス発生に伴うタンク内圧の上昇
や温度低下に伴うタンク内圧の下降によって内燃機関運
転停止中にエバポ系に掛かる圧力荷重が大きくなり過ぎ
るおそれがある。従って、内燃機関運転停止中のリーク
診断終了時に、大気開閉弁を開弁してエバポ系の密閉状
態を解除すれば、内燃機関運転停止中のリーク診断終了
時にエバポ系の圧力を大気圧付近に戻してエバポ系に掛
かる圧力荷重を軽減することができ、リークの発生要因
を減らすことができる。また、内燃機関運転停止中のリ
ーク診断終了時に大気開閉弁を開弁すれば、内燃機関運
転停止中に大気開閉弁が閉弁状態で固着してしまう故障
も未然に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図7に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエバポガスパージシステムの構成
を説明する。燃料タンク11は樹脂で形成され、この燃
料タンク11に、エバポ通路12を介してキャニスタ1
3が接続されている。このキャニスタ13内には、エバ
ポガス(燃料蒸発ガス)を吸着する活性炭等の吸着体
(図示せず)が収容されている。また、キャニスタ13
の底面部の大気連通路には、後述する省電力型の大気開
閉弁14(CCV)が取り付けられている。
【0013】一方、キャニスタ13とエンジン吸気系と
の間には、キャニスタ13内の吸着体に吸着されている
エバポガスをエンジン吸気系にパージ(放出)するため
のパージ通路15が設けられ、このパージ通路15の途
中に、パージ流量を制御するパージ制御弁16が設けら
れている。このパージ制御弁16は、常閉型の電磁弁に
より構成され、通電をデューティ制御することで、キャ
ニスタ13からエンジン吸気系へのエバポガスのパージ
流量を制御するようになっている。
【0014】また、燃料タンク11には、その内圧を検
出するタンク内圧センサ17(内圧検出手段)が設けら
れている。燃料タンク11内からパージ制御弁16まで
のエバポ系が密閉されているときには、燃料タンク11
の内圧とエバポ系の他の部位の内圧が一致するため、タ
ンク内圧センサ17により燃料タンク11の内圧(以下
「タンク内圧」という)を検出することで、エバポ系の
圧力を検出することができる。
【0015】燃料タンク11には、燃料残量を検出する
燃料レベルセンサ18と燃料温度を検出する燃料温度セ
ンサ26が設けられている。その他、エンジン冷却水温
を検出する水温センサ19、吸気温を検出する吸気温セ
ンサ20等の各種のセンサが設けられている。
【0016】これら各種のセンサの出力は、制御回路2
1に入力される。この制御回路21の電源端子には、メ
インリレー22を介して車載バッテリ(図示せず)から
電源電圧が供給される。この他、大気開閉弁14、パー
ジ制御弁16、タンク内圧センサ17及び燃料レベルセ
ンサ18に対しても、メインリレー22を介して電源電
圧が供給される。メインリレー22のリレー接点22a
を駆動するリレー駆動コイル22bは、制御回路21の
メインリレーコントロール端子に接続され、このリレー
駆動コイル22bに通電することで、リレー接点22a
がオン(ON)して、制御回路21、大気開閉弁14、
パージ制御弁16、タンク内圧センサ17及び燃料レベ
ルセンサ18に電源電圧が供給される。そして、リレー
駆動コイル22bへの通電をオフ(OFF)すること
で、リレー接点22aがOFFして、制御回路21等へ
の電源供給がOFFされる。制御回路21のキーSW端
子には、イグニッションスイッチ(以下「IGスイッ
チ」)23のON/OFF信号が入力される。また、制
御回路21には、バックアップ電源24と、このバック
アップ電源24を電源として計時動作するソークタイマ
25が内蔵されている。このソークタイマ25は、エン
ジン停止後(IGスイッチ23のOFF後)に計時動作
を開始してエンジン停止後の経過時間を計測する。
【0017】次に、図2及び図3に基づいて省電力型の
大気開閉弁14の構成を説明する。大気開閉弁14のハ
ウジング29の下部には、キャニスタ13側に接続され
るキャニスタポート30と、大気圧側(エアフィルタ
等)に接続される大気ポート31とが設けられている。
この大気ポート31とキャニスタポート30とをつなぐ
通路が特許請求の範囲でいう大気連通路に相当する。キ
ャニスタポート30の上方には、円板状の弁部材32
が、その外周部を複数本のガイドピン33に案内されて
上下動するように設けられ、この弁部材32がキャニス
タポート30の開口周縁部に形成された弁座34を開閉
するようになっている。この弁部材32は、円板状の第
1マグネット35を樹脂モールドして形成され、第1ス
プリング36によって開弁方向(上方)に付勢されてい
る。弁部材32の下面には、閉弁時に弁座34との密着
性を高めるためのゴムシート37が装着されている。
【0018】一方、ハウジング29の上部には、樹脂製
のスプール38に巻回されたソレノイドコイル39が収
納され、スプール38の上側内径部に、ステータコア4
0が嵌着されている。一方、スプール38の下側内径部
には、円柱状のムービングコア41が上下動自在に嵌入
されている。ムービングコア41は、第2マグネット4
2を樹脂モールドして形成されている。ムービングコア
41とステータコア40との間には、第2スプリング4
3が介在され、この第2スプリング43によってムービ
ングコア41が下方に付勢されている。
【0019】ムービングコア41の下端部外周に設けら
れた鍔部44には、ゴム等の弾性体で形成されたダイヤ
フラム45の内側周縁部が嵌着されている。このダイヤ
フラム45の外側周縁部は、ハウジング29の内周部に
固定されている。このダイヤフラム45によってハウジ
ング29内の空間が上下に仕切られることで下側の第1
圧力室46と上側の第2圧力室47とが形成されてい
る。キャニスタポート30と大気ポート31は、弁部材
32の開弁時に第1圧力室46を介して連通される。ま
た、キャニスタポート30は、圧導入路48を介して第
2圧力室47と連通している。
【0020】一方、ハウジング29の上部には、ソレノ
イドコイル39に通電するためのコネクタ49が設けら
れている。また、ソレノイドコイル39を囲むように、
磁気回路を構成するヨーク50とマグネティックプレー
ト51が設けられ、ソレノイドコイル39の通電方向を
切り換えることで、ムービングコア41の第2マグネッ
ト42とステータコア40との間に作用する力の方向
(吸引力/反発力)を切り換えてムービングコア41の
駆動方向(上方/下方)を切り換えることができるよう
になっている。
【0021】ムービングコア41の上限位置は、ムービ
ングコア41の鍔部44がストッパ部52に当接するこ
とで規制され、ムービングコア41の上方駆動時にムー
ビングコア41がステータコア40に衝突するのを防止
するようにしている。また、弁部材32の第1マグネッ
ト35とムービングコア41の第2マグネット42は同
極(図1、図2ではN極)が対向するように配置され、
両マグネット35,42間に反発力が作用するようにな
っている。
【0022】図4(a)に示すように、初期状態では、
ムービングコア41は、第2マグネット42とステータ
コア40との間に作用する磁気吸引力で上方位置に保持
され、弁部材32は、第1スプリング36のばね力で上
方位置に保持されて開弁状態に維持される。
【0023】図4(b)に示すように、ソレノイドコイ
ル39に通電してムービングコア41の第2マグネット
42とステータコア40との間に磁気反発力を作用させ
ると、ムービングコア41(第2マグネット42)が下
降して、両マグネット35,42間に作用する磁気反発
力で弁部材32(第1マグネット35)が下降して閉弁
する。ソレノイドコイル39の通電を継続すれば、エバ
ポ系内が正圧か負圧か(キャニスタポート30側が正圧
か負圧か)に拘らず、弁部材32を閉弁状態に保持する
ことができる。
【0024】この状態で、エバポ系内が大気圧よりも低
くなって負圧となると、キャニスタポート30側が負圧
となるが、大気ポート31に連通した第1圧力室46側
は、ほぼ大気圧となっている。これにより、弁部材32
の閉弁方向に作用する力が更に大きくなる。また、キャ
ニスタポート30から圧導入路48を通じて第2圧力室
47に負圧が導入される。
【0025】その後、ソレノイドコイル39の通電を停
止すると、図4(c)に示すように電磁駆動力が減じら
れてムービングコア41(第2マグネット42)が、や
や上昇する。これにより、両マグネット35,42間に
作用する磁気反発力が低下する分、弁部材32の閉弁方
向に作用する力が低下するが、エバポ系内の負圧(キャ
ニスタポート30側の負圧)が所定値よりも大きけれ
ば、弁部材32の閉弁方向に作用する力の方が優勢とな
って弁部材32が閉弁状態に保持される。
【0026】一方、図4(d)に示すように、ソレノイ
ドコイル39に、閉弁時とは逆方向に通電してムービン
グコア41(第2マグネット42)とステータコア40
との間に吸引力を作用させると、ムービングコア41
(第2マグネット42)が上昇して、弁部材32(第1
マグネット35)が、両マグネット35,42間に作用
する磁気反発力から解放されて開弁して、キャニスタ1
3内が大気に連通した状態となる。
【0027】制御回路21は、マイクロコンピュータを
主体として構成され、そのROM(記憶媒体)に記憶さ
れた燃料噴射制御ルーチン、点火制御ルーチン及びパー
ジ制御ルーチンを実行することで、燃料噴射制御、点火
制御及びパージ制御を行う。更に、この制御回路21
は、ROMに記憶された図5に示すリーク診断ルーチン
を実行することで、エンジン停止後(IGスイッチ23
のOFF後)に、大気開閉弁14及びパージ制御弁16
を閉弁してエバポ系を密閉状態に維持し、そのときのタ
ンク内圧(エバポ系の圧力)に基づいてリークの有無を
診断する。そして、リーク診断中に燃料タンク11の変
形によってタンク内圧が急変したか否かを判定し、リー
ク診断中に燃料タンク11の変形(タンク内圧の急変)
が発生したと判定された場合には、リーク診断を中止す
る。
【0028】また、制御回路21はROMに記憶された
図6に示すメインリレー制御ルーチンを実行すること
で、エンジン運転停止後にリーク診断を実行する際に必
要な部品(制御回路21、大気開閉弁14等)に電源電
圧を供給する。
【0029】ここで、エンジン停止後のリーク診断の手
法を説明する。エンジン停止後(IGスイッチ23のO
FF後)に、直ちにパージ制御弁16を閉弁し、且つ大
気開閉弁14を閉弁してエバポ系を密閉する。エンジン
停止直後は、排気系の温度が高いため、その熱で燃料タ
ンク11内の燃料温度がエバポガスの発生しやすい温度
に保たれてエバポガスの発生量が多くなるため、エンジ
ン停止直後にエバポ系を密閉すれば、リーク無しの場合
にエバポガスの発生によるタンク内圧上昇量(エバポ系
の圧力上昇量)が大きくなる。その後、燃料タンク11
が外気で冷やされて燃料タンク11内のエバポガスが凝
縮(液化)し始めると、リークが無ければ、時間経過に
伴ってエバポ系の圧力が負圧(大気圧以下)になる。
【0030】一方、リーク有りの場合は、エバポ系を密
閉しても、エバポ系のリーク孔からエバポガスが大気中
に漏れたり、負圧時にはリーク孔から大気がエバポ系内
に吸入されるため、エバポ系密閉後のタンク内圧(エバ
ポ系の圧力)が大気圧から大きく正圧側に上昇したり負
圧側に下降したりすることなく、比較的短い時間でタン
ク内圧が大気圧付近に収束する。
【0031】このような特性を考慮して、リーク診断期
間中に、タンク内圧センサ17によりゲージ圧(大気圧
基準)で検出したタンク内圧Pt (ゲージ圧=絶対圧−
大気圧)を、所定の正圧側判定値Pt1及び所定の負圧側
判定値−Pt2と比較し、タンク内圧Pt が正圧側判定値
Pt1よりも高くなったとき、又は、タンク内圧Pt が負
圧側判定値−Pt2よりも低くなったときには、リーク無
し(正常)と判定する。一方、タンク内圧Pt が正圧側
判定値Pt1よりも高くなることなく、且つ、タンク内圧
Pt が負圧側判定値−Pt2よりも低くなることなくリー
ク診断期間が終了した場合には、リーク有り(異常)と
判定する。
【0032】ところで、一般に、樹脂製の燃料タンク1
1は、従来の金属製の燃料タンクに比べて強度が低くな
るため、エバポ系を密閉状態にしたリーク診断中に、タ
ンク内圧と大気圧(外気圧)との圧力差が大きくなり過
ぎると、その圧力差がある限界の圧力を越えた時点で、
タンク内圧の上昇により燃料タンク11の壁面が外側に
膨れるように変形したり、負圧増大時には燃料タンク1
1の壁面が内側に凹むように変形する現象が発生する。
リーク診断中に、このような燃料タンク11の変形が発
生すると、燃料タンク11の容積が急変してタンク内圧
が急変するため、その圧力変化の影響を受けてリークの
有無を誤診断するおそれがある。
【0033】そこで、本実施形態(1)では、リーク診
断中に、燃料タンク11が変形したか否かを、タンク内
圧が急変したか否かによって判定し、燃料タンク11が
変形した(タンク内圧が急変した)ときには、リーク診
断を中止して、燃料タンク11の変形による圧力変化の
影響を受けてリークの有無を誤診断してしまうことを防
止する。
【0034】以上説明したエバポ系のリーク診断は、図
5のリーク診断ルーチンによって次のようにして実行さ
れる。図5のリーク診断ルーチンは、制御回路21の電
源供給中(メインリレー22のON時)に周期的に実行
され、次のようにしてエンジン停止後にエバポ系のリー
ク診断を実行する。本ルーチンが起動されると、まずス
テップ101で、エンジン停止後(IGスイッチ23の
OFF後)であるか否かを判定し、エンジン運転中であ
れば、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了す
る。
【0035】一方、上記ステップ101で、エンジン停
止後(IGスイッチ23のOFF後)と判定されれば、
次のステップ102に進み、リーク診断実行条件が成立
しているか否かを判定する。このリーク診断実行条件と
しては、例えば、燃料温度センサ26で検出した燃料温
度がエバポガスの発生しやすい所定温度以上であること
であり、燃料温度が所定温度以上であれば、リーク診断
実行条件が成立する。
【0036】尚、このリーク診断実行条件の判定は、燃
料温度の代わりに、燃料温度に相関するパラメータ、例
えば、エンジン停止前の走行履歴(走行時間、走行距
離)、エンジン運転状態(冷却水温等)を用いても良
い。例えば、走行時間が所定時間以上、又は走行距離が
所定値以上であるときに、リーク診断実行条件が成立す
るようにしても良い。
【0037】上記ステップ102で、燃料温度が所定温
度未満で、リーク診断実行条件が成立しないと判定され
れば、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了す
る。一方、燃料温度が所定温度以上で、リーク診断実行
条件が成立していると判定されれば、ステップ103以
降のリーク診断処理を次のようにして実行する。まず、
ステップ103で、大気開閉弁14を閉弁し、次のステ
ップ104で、パージ制御弁16を閉弁してエバポ系を
密閉する。
【0038】この後、ステップ105に進み、タンク内
圧センサ17の出力信号を読み込んで今回のタンク内圧
Pt を検出する。この際、タンク内圧Pt は、大気圧を
基準にして検出したゲージ圧(=絶対圧−大気圧)が用
いられる。この後、ステップ106に進み、演算周期当
たり(又は所定時間当たり)のタンク内圧変化量ΔPt
の絶対値が所定の判定値Kよりも大きいか否かによって
タンク内圧Pt が急変したか否か(燃料タンク11が変
形したか否か)を判定する。
【0039】このステップ106で「No」と判定され
た場合(タンク内圧Pt が急変していないと判定された
場合)には、ステップ107で、タンク内圧Pt が所定
の正圧側判定値Pt1よりも高いか否かを判定し、次のス
テップ108で、タンク内圧Pt が所定の負圧側判定値
−Pt2よりも低いか否かを判定する。これらの判定値P
t1,−Pt2は、演算処理の簡略化のために固定値として
も良いが、燃料タンク11内の燃料残量及び/又は燃料
温度に応じてマップ等により変化させるようにしても良
い。
【0040】ステップ107で「Yes」と判定された
場合(タンク内圧Pt が正圧側判定値Pt1よりも高いと
判定された場合)、又は、ステップ108で「Yes」
と判定された場合(タンク内圧Pt が負圧側判定値−P
t2よりも低いと判定された場合)には、ステップ111
に進み、リーク無し(正常)と判定して、正常コードを
制御回路21のバックアップRAM(図示せず)に記憶
した後、ステップ113に進み、大気開閉弁14を開弁
してエバポ系の密閉状態を解除してリーク診断を終了す
る。
【0041】これに対して、ステップ107とステップ
108で共に「No」と判定された場合(つまりタンク
内圧Pt が正圧側判定値Pt1と負圧側判定値−Pt2の範
囲内にある場合)には、ステップ109に進み、リーク
診断開始後の経過時間が所定時間を越えたか否かを、ソ
ークタイマ25の計測時間(エンジン停止後の経過時
間)が所定時間を越えたか否かによってを判定し、リー
ク診断開始後の経過時間が所定時間を越えていなけれ
ば、そのまま本ルーチンを終了する。
【0042】その後、ステップ107又はステップ10
8で「Yes」と判定されることなく、ステップ109
でリーク診断開始後の経過時間が所定時間を越えたと判
定された場合(つまりタンク内圧Pt が正圧側判定値P
t1と負圧側判定値−Pt2との範囲内にある状態が所定時
間以上継続した場合)には、ステップ110に進み、リ
ーク有り(異常)と判定して、警告ランプ27を点灯し
て運転者に警告すると共に、異常コードを制御回路21
のバックアップRAMに記憶した後、ステップ113に
進み、大気開閉弁14を開弁してエバポ系の密閉状態を
解除してリーク診断を終了する。上記ステップ103〜
111,113の処理が特許請求の範囲でいうリーク診
断手段としての役割を果たす。
【0043】一方、リーク診断中に、上記ステップ10
6で「Yes」と判定された場合には、燃料タンク11
の変形によってタンク内圧Pt が急変したと判断して、
ステップ112に進み、リーク診断を中止すると共に燃
料タンク変形フラグをセットした後、ステップ113に
進み、大気開閉弁14を開弁してエバポ系の密閉状態を
解除する。このステップ112,113の処理が特許請
求の範囲でいうリーク診断中止手段としての役割を果た
す。
【0044】一方、図6のメインリレー制御ルーチン
は、所定時間毎に実行され、次のようにしてメインリレ
ー22のON/OFFを制御する。本ルーチンが起動さ
れると、まずステップ201で、IGスイッチ23がO
Nされているか否か、つまりエンジン運転中であるか否
かを判定し、IGスイッチ23がON状態(エンジン運
転中)であれば、ステップ205に進み、メインリレー
22をON状態に維持して、制御回路21、大気開閉弁
14、パージ制御弁16、タンク内圧センサ17等に電
源電圧を供給する。
【0045】その後、IGスイッチ23がONからOF
Fに切り換えられた時点で、ステップ201で「No」
と判定されてステップ202に進み、前記図5のリーク
診断ルーチンによってリーク診断を実行している途中で
あるか否かを判定し、リーク診断を実行していなけれ
ば、ステップ204に進み、メインリレー22をOFF
して、制御回路21、大気開閉弁14、パージ制御弁1
6、タンク内圧センサ17等への電源供給を遮断する。
【0046】これに対し、上記ステップ202で、リー
ク診断実行中であると判定された場合は、ステップ20
3に進み、電源電圧がエンジン始動性を確保できる所定
電圧よりも高いか否かを判定し、電源電圧が所定電圧以
下であれば、ステップ204に進み、リーク診断の途中
であっても、メインリレー22をOFFして、制御回路
21、大気開閉弁14等への電源供給を遮断してリーク
診断を中止し、バッテリの消耗を防ぐ。
【0047】一方、電源電圧が所定電圧よりも高けれ
ば、ステップ205に進み、IGスイッチ23のOFF
後(エンジン停止後)であっても、メインリレー22を
ON状態に維持して、リーク診断の継続に必要な部品
(制御回路21、大気開閉弁14等)への電源供給を継
続する。そして、このリーク診断が終了した時点で、ス
テップ202で「No」と判定されて、ステップ204
に進み、メインリレー22をOFFして、制御回路2
1、大気開閉弁14等への電源供給を遮断する。
【0048】以上説明した本実施形態(1)のリーク診
断の実行例を図7のタイムチャートに基づいて説明す
る。IGスイッチ23がOFFされて(エンジンが停止
されて)リーク診断実行条件が成立した時点で、大気開
閉弁14を閉弁すると共に、パージ制御弁16を閉弁し
てエバポ系を密閉し、リーク診断を開始する。リーク診
断中は、タンク内圧Pt を正圧側判定値Pt1及び負圧側
判定値Pt2と比較してリークの有無を判定する。
【0049】このリーク診断中に、燃料タンク11内外
の圧力差によって燃料タンク11が変形すると、燃料タ
ンク11の容積が急変してタンク内圧が急変するため、
図7に破線で示す比較例のように、リーク診断を続行す
ると、燃料タンク11の変形による圧力変化の影響を受
けてリークの有無を誤診断する可能性がある。
【0050】これに対して、図7に実線で示す本実施形
態(1)では、リーク診断中に、燃料タンク11が変形
したか否かをタンク内圧Pt が急変したか否かによって
判定し、燃料タンク11が変形した(タンク内圧が急変
した)ときには、リーク診断を中止する。これにより、
燃料タンク11の変形による圧力変化の影響を受けてリ
ークの有無を誤診断してしまうことを未然に防止するこ
とができ、リーク診断の信頼性を向上することができ
る。
【0051】しかも、本実施形態(1)では、燃料タン
ク11の変形(タンク内圧の急変)を検出してリーク診
断を中止する際に、大気開閉弁14を開弁してエバポ系
の密閉状態を解除するようにしたので、燃料タンク11
の変形発生時に、エバポ系の密閉状態を直ちに解除して
エバポ系内の圧力を速やかに大気圧に近付けて、燃料タ
ンク11に掛かる圧力荷重を速やかに軽減することがで
きる。
【0052】[実施形態(2)]次に、図8乃至図12
を用いて本発明の実施形態(2)を説明する。本実施形
態(2)では、図8及び図9に示すリーク診断ルーチン
を実行することで、エンジン停止後(IGスイッチ23
のOFF後)のリーク診断中に、タンク内圧Ptを所定
の正圧側制限値PU と所定の負圧側制限値−PL で制限
し、リーク診断中にタンク内圧Pt が急変したとき(燃
料タンクの変形が発生したとき)には、リーク診断を中
止すると共に、正圧側制限値PU 又は負圧側制限値−P
L を大気圧に近付ける方向に補正する。
【0053】図8及び図9に示すリーク診断ルーチンで
は、エンジン停止後(IGスイッチ23のOFF後)の
リーク診断実行条件成立時に、大気開閉弁14とパージ
制御弁16を閉弁してエバポ系を密閉してタンク内圧P
t を検出する(ステップ301〜305)。この後、ス
テップ306に進み、タンク内圧Pt が所定の正圧側制
限値PU よりも高いか否か、又は、タンク内圧Pt が所
定の負圧側制限値−PL よりも低いか否かを判定する。
【0054】このステップ306で、タンク内圧Pt が
正圧側制限値PU よりも高いと判定された場合、又は、
タンク内圧Pt が負圧側制限値−PL よりも低いと判定
された場合には、ステップ307に進み、タンク内圧P
t を制限範囲内(PU ≧Pt≧−PL )とするために、
大気開閉弁14を開弁した後、ステップ308に進み、
再び、タンク内圧Pt が正圧側制限値PU よりも高いか
否か、又は、タンク内圧Pt が負圧側制限値−PL より
も低いか否かを判定する。このステップ308で「Ye
s」と判定される期間中は、大気開閉弁14を開弁状態
に保持する。その後、ステップ308で、タンク内圧P
t が制限範囲内(PU ≧Pt ≧−PL )と判定された時
点で、ステップ309に進み、大気開閉弁14を閉弁し
た後、図9のステップ310に進む。上記ステップ30
6〜309の処理が特許請求の範囲でいう内圧制限手段
としての役割を果たす。
【0055】一方、上記ステップ306で、タンク内圧
Pt が制限範囲内(PU ≧Pt ≧−PL )と判定された
場合は、大気開閉弁14を閉弁したまま図9のステップ
310に進む。
【0056】図9のステップ310では、演算周期当た
り(又は所定時間当たり)のタンク内圧の変化量ΔPt
の絶対値が所定の判定値Kよりも大きいか否かによって
タンク内圧Pt が急変したか否かを判定する。このステ
ップ310で「No」と判定された場合(タンク内圧P
t が急変していないと判定された場合)には、ステップ
311で、タンク内圧Pt が正圧側判定値Pt1よりも高
い状態が正圧側判定時間T1 継続したか否かを判定し、
更に、次のステップ312で、タンク内圧Ptが負圧側
判定値−Pt2よりも低い状態が負圧側判定時間T2 継続
したか否かを判定する。
【0057】ステップ311で「Yes」と判定された
場合(タンク内圧Pt が正圧側判定値Pt1よりも高い状
態が正圧側判定時間T1 継続したと判定された場合)、
又は、ステップ312で「Yes」と判定された場合
(タンク内圧Pt が負圧側判定値−Pt2よりも低い状態
が負圧側判定時間T2 継続したと判定された場合)に
は、ステップ315に進み、リーク無し(正常)と判定
して、正常コードを制御回路21のバックアップRAM
に記憶した後、ステップ319に進み、大気開閉弁14
を開弁してエバポ系の密閉状態を解除してリーク診断を
終了する。
【0058】これに対して、ステップ311とステップ
312で共に「No」と判定された場合には、ステップ
313に進み、リーク診断開始後の経過時間が所定時間
を越えたか否かを判定し、リーク診断開始後の経過時間
が所定時間を越えていなければ、そのまま本ルーチンを
終了する。
【0059】その後、ステップ311又はステップ31
2で「Yes」と判定されることなく、ステップ313
でリーク診断開始後の経過時間が所定時間を越えたと判
定された場合(つまりタンク内圧Pt が正圧側判定値P
t1と負圧側判定値−Pt2との範囲内である状態が所定時
間以上継続した場合)には、ステップ314に進み、リ
ーク有り(異常)と判定して、警告ランプ27を点灯し
て運転者に警告すると共に、異常コードを制御回路21
のバックアップRAMに記憶した後、ステップ319に
進み、大気開閉弁14を開弁してエバポ系の密閉状態を
解除してリーク診断を終了する。
【0060】一方、リーク診断中に、上記ステップ31
0で「Yes」と判定された場合には、タンク内圧Pt
を正圧側制限値PU と負圧側制限値−PL で制限して
も、燃料タンク11の変形(タンク内圧Pt の急変)が
発生したと判断して、ステップ316に進み、次のよう
にして正圧側制限値PU 又負圧側制限値−PL を大気圧
に近付ける方向に補正する。タンク内圧Pt が正圧のと
きに燃料タンク11の変形が発生した場合には、正圧側
制限値PU を現在のタンク内圧Pt から所定値Pofs だ
け差し引いた値(PU =Pt −Pofs )に補正する。一
方、タンク内圧Pt が負圧のときに燃料タンク11の変
形が発生した場合には、負圧側制限値−PL を現在のタ
ンク内圧Pt に所定値Pofs を加えた値(−PL =Pt
+Pofs )に補正する。これにより、正圧側制限値PU
又は負圧側制限値−PL を、実際に燃料タンク11の変
形が発生したときの圧力よりも小さい圧力(大気圧方向
側の圧力)に補正する。補正後の正圧側制限値PU 又は
補正後の負圧側制限値−PLは、次回のエンジン停止後
のリーク診断時に用いられる。
【0061】この後、ステップ317に進み、タンク内
圧Pt が正圧のときに燃料タンク11の変形が発生した
場合には、図10(a)に示すマップ又は数式により補
正後の正圧側制限値PU に応じて正圧側判定値Pt1を補
正すると共に、図10(b)に示すマップ又は数式によ
り補正後の正圧側制限値PU に応じて正圧側判定時間T
1 を補正する。これにより、正圧側制限値PU を大気圧
方向に補正したときに、正圧側判定値Pt1を低くして、
正圧側判定時間T1 を長くする。また、タンク内圧Pt
が負圧のときに燃料タンク11の変形が発生した場合に
は、図11(a)に示すマップ又は数式により補正後の
負圧側制限値−PL に応じて負圧側判定値−Pt2を補正
すると共に、図11(b)に示すマップ又は数式により
補正後の負圧側制限値−PL に応じて負圧側判定時間T
2 を補正する。これにより、負圧側制限値−PL を大気
圧方向に補正したときに、負圧側判定値−Pt2を高くし
て、負圧側判定時間T2 を長くする。補正後の正圧側判
定値Pt1と正圧側判定時間T1 又は補正後の負圧側判定
値−Pt2と負圧側判定時間T2 は、次回のエンジン停止
後のリーク診断時に用いられる。
【0062】この後、ステップ318に進み、リーク診
断を中止すると共に燃料タンク変形フラグをセットした
後、ステップ319に進み、大気開閉弁14を開弁して
エバポ系の密閉状態を解除する。
【0063】以上説明した本実施形態(2)では、リー
ク診断中に、タンク内圧Pt を正圧側制限値PU と負圧
側制限値−PL で制限しても、燃料タンク11の変形
(タンク内圧Pt の急変)が発生したときには、正圧側
制限値PU 又負圧側制限値−PL を大気圧に近付ける方
向に補正して、正圧側制限値PU 又は負圧側制限値−P
L をタンク変形発生時の圧力よりも小さい圧力(大気圧
方向側の圧力)に補正するようにしたので、図12のタ
イムチャートに示すように、次回のエンジン停止後のリ
ーク診断時には、補正後の正圧側制限値PU 又は負圧側
制限値−PL によってタンク内圧Pt を燃料タンク11
の変形が発生しない圧力範囲内に確実に制限することが
できて、燃料タンク11の変形を確実に防止することが
でき、リーク診断を最後まで完了させることができる。
【0064】尚、正圧側制限値PU と負圧側制限値−P
L を、燃料タンク11内又はその周辺の温度に相関する
パラメータ(例えば燃料温度センサ26で検出した燃料
温度)に応じて設定するようにしても良い。このように
すれば、燃料タンク11内又はその周辺の温度に応じて
エバポガス発生量(エバポ系の圧力上昇量)や燃料タン
ク11の強度特性が変化するのに対応して正圧側制限値
PU や負圧側制限値−PL を変化させて、タンク内圧P
t を燃料タンク11の変形が発生しないような圧力範囲
内に制限することができる。この場合、燃料温度センサ
26が特許請求の範囲でいう温度判定手段に相当する役
割を果たす。尚、燃料温度の代わりに、燃料タンク11
内又はその周辺の温度に相関するパラメータとして、例
えば、エンジン停止前の走行履歴(走行時間、走行距
離)、エンジン運転状態(冷却水温等)を用いても良
い。
【0065】以上説明した各実施形態(1),(2)で
は、燃料タンク11の変形(タンク内圧の急変)を検出
してリーク診断を中止する際に、大気開閉弁14を開弁
してエバポ系の密閉状態を解除するようにしたが、大気
開閉弁14の代わりにパージ制御弁16を開弁するよう
にしても良い。エンジン停止中は、吸気管内が大気で満
たされるため、パージ制御弁16を開弁すれば、吸気管
内の大気がパージ制御弁16を通して燃料タンク11内
に導入され、タンク内圧が大気圧となる。或は、リーク
診断を中止する際に、大気開閉弁14とパージ制御弁1
6を両方とも開弁するようにしても良い。
【0066】また、上記各実施形態(1),(2)で
は、本発明を樹脂製の燃料タンクを有するエバポガスパ
ージシステムのエンジン停止中のリーク診断に適用した
が、本発明を樹脂製の燃料タンクを有するエバポガスパ
ージシステムのエンジン運転中のリーク診断に適用して
も良い。
【0067】また、リーク診断の方法を適宜変更しても
良いことは言うまでもない。例えば、リーク診断期間中
にタンク内圧を所定の演算周期で積算して求めたタンク
内圧積算値をリーク判定値と比較してリークの有無を診
断するようにしても良い。
【0068】或は、リーク診断期間中にタンク内圧の最
高値(又は最低値)を検出し、このタンク内圧の最高値
(又は最低値)をリーク判定値と比較してリークの有無
を診断するようにしても良い。或は、リーク診断開始
(エバポ系の密閉)から所定時間経過後に検出したタン
ク内圧をリーク判定値と比較してリークの有無を診断す
るようにしても良い。
【0069】或は、リーク診断開始後にタンク内圧の変
化を監視し、タンク内圧の上昇率が所定値以下(例えば
ほぼ0)になるまでの時間を測定し、その時間がリーク
判定値よりも短いか否かで、リークの有無を判定するよ
うにしても良い。
【0070】或は、リーク診断開始から所定時間経過す
る前にタンク内圧が所定圧以下(例えば大気圧付近)に
低下したか否かで、リークの有無を診断するようにして
も良い。
【0071】ところで、上記各実施形態(1),(2)
では、エンジン運転中に吸気管負圧を利用して閉弁状態
を維持できる省電力型の大気開閉弁14を用いたが、大
気開閉弁は、開弁/閉弁の切換時のみに通電し、通電オ
フ後も引き続き開弁状態/閉弁状態を永久磁石等により
維持する省電力型の電磁弁で構成しても良い。この場
合、エンジン停止後のリーク診断開始時に大気開閉弁に
通電してこれを閉弁すれば、その後は通電しなくても大
気開閉弁を閉弁状態に維持してエバポ系を密閉状態に維
持することができるので、リーク診断期間中に大気開閉
弁に通電する必要がなく、その分、リーク診断期間中の
電力消費量を少なくすることができる。
【0072】但し、図13に破線で示す比較例のよう
に、エンジン停止中のリーク診断終了後(メインリレー
のオフ後)も、引き続き大気開閉弁が閉弁されてエバポ
系が密閉状態に維持されると、エバポガス発生に伴うタ
ンク内圧の上昇や温度低下に伴うタンク内圧の下降によ
ってエンジン停止中にエバポ系に掛かる圧力荷重が大き
くなるおそれがある。
【0073】その点、上記各実施形態(1),(2)で
は、図13に実線で示すように、エンジン停止中のリー
ク診断終了時に、大気開閉弁14を開弁してエバポ系の
密閉状態を解除するようにしているので、エンジン停止
中のリーク診断終了時にタンク内圧(エバポ系の圧力)
を大気圧付近にしてエバポ系に掛かる圧力荷重を軽減す
ることができ、リークの発生要因を減らすことができ
る。また、エンジン停止中のリーク診断終了時に大気開
閉弁14を開弁すれば、エンジン停止中に大気開閉弁1
4が閉弁状態で固着してしまう故障も防止することがで
きる。
【0074】尚、エンジン停止中のリーク診断終了時に
大気開閉弁を開弁する技術は、樹脂製の燃料タンクを有
するエバポガスパージシステムのエンジン停止中のリー
ク診断に限定されず、樹脂以外(例えば金属製)の燃料
タンクを有するエバポガスパージシステムのエンジン停
止中のリーク診断に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるエバポガスパ
ージシステムの構成を示す図
【図2】大気開閉弁の縦断面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】(a)〜(d)は大気開閉弁の動作を説明する
ための模式図
【図5】実施形態(1)のリーク診断ルーチンの処理の
流れを示すフローチャート
【図6】実施形態(1)のメインリレー制御ルーチンの
処理の流れを示すフローチャート
【図7】実施形態(1)の実行例を示すタイムチャート
【図8】実施形態(2)のリーク診断ルーチンの処理の
流れを示すフローチャート(その1)
【図9】実施形態(2)のリーク診断ルーチンの処理の
流れを示すフローチャート(その2)
【図10】(a)は正圧側制限値PU に応じて正圧側判
定値Pt1を補正するマップの一例を示す図、(b)は正
圧側制限値PU に応じて正圧側判定時間T1 を補正する
マップの一例を示す図
【図11】(a)は負圧側制限値−PL に応じて負圧側
判定値−Pt2を補正するマップの一例を示す図、(b)
は負正圧側制限値−PL に応じて負正圧側判定時間T2
を補正するマップの一例を示す図
【図12】実施形態(2)の実行例を示すタイムチャー
【図13】実施形態(1),(2)の他の実行例を示す
タイムチャート
【符号の説明】
11…燃料タンク、12…エバポ通路、13…キャニス
タ、14…大気開閉弁、15…パージ通路、16…パー
ジ制御弁、17…タンク内圧センサ(内圧検出手段)、
18…燃料レベルセンサ、19…水温センサ、20…吸
気温センサ、21…制御回路(リーク診断手段,リーク
診断中止手段,内圧制限手段)、22…メインリレー、
23…イグニッションスイッチ、24…バックアップ電
源、25…ソークタイマ、26…燃料温度センサ(温度
判定手段)、27…警告ランプ、30…キャニスタポー
ト、31…大気ポート、32…弁部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 佳範 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 若原 啓二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2G067 AA25 BB34 CC01 DD02 EE13 3G044 BA22 CA02 DA02 DA04 EA18 EA32 EA40 EA53 EA55 EA57 FA04 FA13 FA14 FA15 GA02 GA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で形成した該燃料タンク内の燃料が
    蒸発して生じたエバポガスを内燃機関の吸気系にパージ
    するエバポガスパージシステムに適用され、前記燃料タ
    ンクを含むエバポ系の圧力を検出する内圧検出手段と、
    前記エバポ系を密閉状態に維持したときに前記内圧検出
    手段で検出した前記エバポ系の圧力に基づいて前記エバ
    ポ系のリークの有無を診断するリーク診断手段とを備え
    たエバポガスパージシステムのリーク診断装置におい
    て、 前記リーク診断手段によるリーク診断中に前記内圧検出
    手段で検出した前記エバポ系の圧力が急変したときに該
    リーク診断を中止するリーク診断中止手段を備えている
    ことを特徴とするエバポガスパージシステムのリーク診
    断装置。
  2. 【請求項2】 前記リーク診断手段によるリーク診断中
    に前記エバポ系の圧力の上昇を所定の内圧制限値で制限
    する内圧制限手段と、 前記燃料タンク内の温度又はその周辺の温度又はそれら
    に関連する情報を判定する温度判定手段とを備え、 前記温度判定手段で判定した温度に基づいて前記内圧制
    限値を変化させることを特徴とする請求項1に記載のエ
    バポガスパージシステムのリーク診断装置。
  3. 【請求項3】 前記リーク診断手段によるリーク診断中
    に前記エバポ系の圧力の上昇を所定の内圧制限値で制限
    する内圧制限手段を備え、 前記リーク診断手段によるリーク診断中に前記内圧検出
    手段で検出した前記エバポ系の圧力が急変したときに前
    記内圧制限値を大気圧に近付ける方向に補正することを
    特徴とする請求項1又は2に記載のエバポガスパージシ
    ステムのリーク診断装置。
  4. 【請求項4】 前記エバポ系の大気連通路を開閉する大
    気開閉弁と、 前記エバポ系のパージ通路を開閉するパージ制御弁とを
    備え、 前記リーク診断手段は、リーク診断中に前記大気開閉弁
    及び前記パージ制御弁を閉弁して前記エバポ系を密閉状
    態に維持し、 前記リーク診断中止手段は、リーク診断を中止する際に
    前記大気開閉弁と前記パージ制御弁の少なくとも一方を
    開弁して前記エバポ系の密閉状態を解除することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエバポガスパ
    ージシステムのリーク診断装置。
  5. 【請求項5】 燃料タンク内の燃料が蒸発して生じたエ
    バポガスを内燃機関の吸気系にパージするエバポガスパ
    ージシステムにおいて、 前記燃料タンクを含むエバポ系の圧力を検出する内圧検
    出手段と、 前記エバポ系の大気連通路を開閉する大気開閉弁と、 内燃機関運転停止中に少なくとも前記大気開閉弁を閉弁
    して前記エバポ系を密閉状態に維持したときに前記内圧
    検出手段で検出した圧力に基づいて前記エバポ系のリー
    クの有無を診断するリーク診断手段とを備え、 前記リーク診断手段は、リーク診断を終了するときに前
    記大気開閉弁を開弁することを特徴とするエバポガスパ
    ージシステムのリーク診断装置。
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