JP2745991B2 - エバポパージシステムの故障診断装置 - Google Patents

エバポパージシステムの故障診断装置

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JP2745991B2
JP2745991B2 JP23218992A JP23218992A JP2745991B2 JP 2745991 B2 JP2745991 B2 JP 2745991B2 JP 23218992 A JP23218992 A JP 23218992A JP 23218992 A JP23218992 A JP 23218992A JP 2745991 B2 JP2745991 B2 JP 2745991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエバポパージシステムの
故障診断装置に係り、特に内燃機関の蒸発燃料(ベー
パ)をキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、吸着された燃
料を所定運転条件下で内燃機関の吸気系へ放出(パー
ジ)して燃焼させるエバポパージシステムの故障診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内で蒸発した燃料(ベーパ)
が大気へ放出されるのを防止するため、各部分を密閉す
ると共に、ベーパを一旦キャニスタ内の吸着剤に吸着さ
せ、車両の走行中に吸着した燃料を吸気系に吸引させて
燃焼させるエバポパージシステムを備えた内燃機関にお
いては、何らかの原因でベーパ通路が破損したり、配管
がはずれたりした場合にはベーパが大気へ放出されてし
まう。従って、このようなエバポパージシステムの故障
発生の有無を診断することが必要とされる。
【0003】そこで、上記の故障診断装置として、本出
願人はキャニスタに蓄えられた蒸発燃料を内燃機関の吸
気系へパージするパージ通路を開閉する第1の制御弁
と、キャニスタの大気孔を開閉する第2の制御弁とを有
し、故障診断時には第2の制御弁を閉弁した後、所定負
圧になるのを待って第1の制御弁を閉弁して所定時間密
閉を保持し、そのときの圧力の変化度合いによって故障
発生の有無を診断するようにしたエバポパージシステム
の故障診断装置を提案している(特願平3−13800
2号)。
【0004】また、本出願人は燃料タンクからキャニス
タに到るエバポ経路中に、燃料タンクの内圧を所定の正
圧値以下に保持するタンク内圧制御弁と、このエバポ系
の圧力変化を検出する圧力変化検出手段とを設け、この
圧力変化検出手段により検出された値又はこれを演算し
た値が所定範囲内のときに異常と判定するようにしたエ
バポパージシステムの故障診断装置も提案している(特
願平4−182549号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、燃料タンク
内の圧力は燃料消費量(タンク空間容積)、燃温その他
各種の変数(パラメータ)が影響を及ぼし合い、予測が
困難であるため、上記の本出願人の提案になる故障診断
装置ではいずれも正確な故障診断ができないことがあ
る。
【0006】例えば、燃料タンク内のベーパ発生量が多
いときには、燃料の気化により体積が増加して圧力が上
がるため、燃料タンクに負圧を設定したときには大気圧
方向にタンク内圧が変化する。
【0007】一方、異常検出のために燃料タンク内に負
圧を導入した場合、エバポパージシステム系に洩れがあ
ると、タンク内圧はやはり大気圧方向に変化する。この
ため、上記の本出願人の提案装置のうち前者のものはタ
ンク内圧の変化が燃料タンク内の多量のベーパ発生によ
るものか、系の洩れによるものかの区別がつかず、誤検
出してしまうのである。同様に、車両の旋回その他によ
って燃料タンク内の燃料の油面が揺れたり、高度の変化
があったときも、燃料タンク内圧力が変化するので誤検
出してしまうことがある。
【0008】また、ベーパ発生量が多いときには、系の
通路抵抗等により、負圧導入に時間がかかり空燃比への
悪影響が大となり、排気エミッションの悪化をもたら
す。
【0009】更に、故障診断のために燃料タンクに負圧
をかけると、キャニスタ内の吸着燃料量によっては多量
に吸着燃料が内燃機関の吸気系へパージされてしまい、
空燃比の変動が大きい。また、負圧の燃料タンクへの導
入、系内の負圧の密閉等のために、種々の特別な制御弁
等が必要になり、コストが高い。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
内燃機関が停止した後の燃温変化に基づいて故障診断を
行うことにより、上記の課題を解決したエバポパージシ
ステムの故障診断装置を提供することを目的とする。
【0011】図1は本発明の原理構成図を示す。上記の
目的は、図1に示す如く、燃料タンク11からの蒸発燃
料をベーパ通路12を通してキャニスタ13内の吸着剤
に吸着させ、所定運転時に該キャニスタ13内の吸着燃
料をパージ通路14を通して内燃機関10の吸気通路1
5へパージするエバポパージシステムの故障を診断する
装置において、 前記内燃機関10の停止時から所定条件
が成立するまでの間、前記燃料タンク11に連通する前
記ベーパ通路12を閉塞する弁装置16と、 前記燃料タ
ンク11から前記弁装置16までの経路の圧力を検出す
る圧力検出手段17と、 前記内燃機関10の停止後に前
記燃料タンク11内の燃温に生じた変化量が所定値以上
あるか否か判定する燃温変化判定手段18と、 前記内燃
機関10が始動される以前であり、かつ、前記弁装置1
6が閉塞状態である状況下で、前記燃温変化判定手段1
8により前記燃温の変化量が前記所定値以上あると判定
され、かつ、前記圧力検出手段17により所定値以上の
圧力が検出された際に異常と判定する異常判定手段19
を備えるエバポパージシステムの故障診断装置により
達成される。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明において、内燃機関10の停止後は弁装
置16によりベーパ通路12が閉塞される。ベーパ通路
12が閉塞されると、燃料タンク11側からキャニスタ
13側への蒸発燃料の流出が阻止されると共に、キャニ
スタ13側から燃料タンク11側への大気の導入が阻止
される。また、内燃機関10の停止中は、燃料液面の揺
れや気圧の変化等、タンク内圧に影響する変化が生じな
い。従って、上述した状況下では、燃料タンク11のタ
ンク内圧の変化に影響する変数は燃温のみとなる。
【0015】内燃機関10の停止後は燃温が低下し、そ
れに伴って燃料タンク11内の蒸発燃料が収縮、液化す
る。上記の如くベーパ通路12が弁装置16によって閉
塞された状況下で蒸発燃料の液化が進行すると、タンク
内圧は徐々に低下する。内燃機関10が停止した後、燃
温に所定値以上の低下が生じた時点では、蒸発燃料の液
化が十分に進行する。このため、燃料タンク11やベー
パ通路12に洩れが生じていない場合は、その時点でタ
ンク内圧は十分に低い値(通常は負圧)に到達する。こ
れに対して、燃料タンク11又はベーパ通路12に洩れ
が生じている場合は、蒸発燃料が液化する過程でその洩
れ箇所から大気が導入されるため、燃温に所定値以上の
低下が生ずる過程でタンク内圧に大きな低下は生じな
い。
【0016】異常判定手段19は、内燃機関10が停止
された後、ベーパ通路12が弁装置16に閉塞されたま
ま燃温に所定値以上の低下が生じた後に、すなわち、タ
ンク内圧が十分に低い値となるべき状況が形成された後
に、タンク内圧が適正に低下しているか否かに基づいて
エパポ系の故障診断を実行する。上記の手法によれば、
エバポ系の故障の有無を確実に診断することができる。
【0017】
【実施例】図2は本発明の第1実施例のシステム構成図
を示す。同図中、燃料タンク21はメインタンク21a
とサブタンク21bとからなる。サブタンク21bはメ
インタンク21a内にあり、メインタンク21aと連通
されると共に、フューエルポンプ22が配置されてい
る。また、燃料タンク21の上部にはロールオーババル
ブ23が設けられている。このロールオーババルブ23
は車両横転時に燃料が外部へ流出しないようにするため
に設けられている。更に燃料タンク21の所定位置には
燃料温度(燃温)を検出するための燃温センサ42が取
付けられている。
【0018】フューエルポンプ22はパイプ24、プレ
ッシャレギュレータ25を夫々介して燃料噴射弁26に
連通されている。プレッシャレギュレータ25は燃料圧
力を一定にするために設けられており、燃料噴射弁26
で噴射されない余った燃料をリターンパイプ27を介し
てサブタンク21b内に戻す。
【0019】また、燃料タンク21のタンク上部はベー
パ通路28(前記ベーパ通路12に相当)及び内圧制御
弁29(前記弁装置16に相当)を夫々通してキャニス
タ30(前記キャニスタ13に相当)に連通されてい
る。内圧制御弁29はチェックボール29aとスプリン
グ29bとよりなり、スプリング29bがチェックボー
ル29aを図中右方向に付勢力を与えており、スプリン
グ29bにより燃料タンク21内圧力を所定の正圧値
(例えば250mmAq)以下に保持する。
【0020】キャニスタ30は内部に吸着剤として活性
炭30aを有し、また外部に開放された大気導入孔30
bが形成されている公知の構成である。燃料タンク21
と内圧制御弁29との間の経路(ベーパ通路28)に
は、圧力センサ31が設けられている。この圧力センサ
31はシリコンウェーハの歪をブリッジ回路で検出する
一種の歪ゲージで、燃料タンク21と内圧制御弁29と
の間で形成される空間の圧力と大気圧との差を測定す
る。
【0021】また、キャニスタ30はパージ通路32
(前記パージ通路14に相当)と、電磁弁であるバキュ
ーム・スイッチング・バルブ(VSV)33とを夫々介
して吸気通路36(前記吸気通路15に相当)のスロッ
トルバルブ35より下流側位置に連通されている。スロ
ットルバルブ35の上流側には空気を濾過して塵埃を除
去するエアクリーナ(AC)37が設けられている。ま
た、エアクリーナ37の近くには吸気温を検出する吸気
温センサ38が設けられている。
【0022】スロットルバルブ35は運転者により操作
されるアクセルペダルの踏込量によって開度が制御され
るバルブで、その開度はスロットルポジションセンサ3
4により検出される。マイクロコンピュータ40はエバ
ポパージシステムの制御を司る電子制御装置で、前記圧
力変化検出手段17、燃温変化判定手段18及び判定手
段19を夫々ソフトウェア動作により実現すると共に、
異常判定時は警告灯41を点灯し、運転者に異常発生を
報知させる。また、マイクロコンピュータ40はスター
タ39よりのスタート信号が入力される。
【0023】マイクロコンピュータ40は、図3に示す
如き公知のハードウェア構成を有している。同図中、図
2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図3において、マイクロコンピュータ40は中央
処理装置(CPU)50、処理プログラムを格納したリ
ード・オンリ・メモリ(ROM)51、作業領域として
使用されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)5
2、エンジン停止後もデータを保持するバックアップR
AM53、マルチプレクサ付き入力インタフェース回路
54、入出力インタフェース回路55及びA/Dコンバ
ータ56などから構成されており、それらは双方向のバ
ス57を介して接続されている。
【0024】入力インタフェース回路54は圧力センサ
31からの圧力検出信号、スロットルポジションセンサ
34からの検出信号、吸気温センサ38からの吸気温検
出信号、スタータ39からのスタート信号及び燃温セン
サ42よりの燃温検出信号などを順次切換えて時系列的
に合成してA/Dコンバータ56に供給する。A/Dコ
ンバータ56は入力信号をアナログ・ディジタル変換し
てバス57へ順次送出する。入出力インタフェース回路
55はスロットルポジションセンサ34からの信号をバ
ス57へ送出する一方、燃料噴射弁26、VSV33及
び警告灯41へ制御信号を選択的に送出してそれらを制
御する。
【0025】次に図2のシステムの通常のエバポパージ
の作動せしめられ、これについて説明する。スタータ3
9がオンとされると、マイクロコンピュータ40より図
示しないコントローラを介して図2のフューエルポンプ
22が作動せしめられ、これによりサブタンク21b内
の燃料が、パイプ24を通してプレッシャレギュレータ
25へ吐出され、ここで一定圧力にされて燃料噴射弁2
6へ送られ、マイクロコンピュータ38からの燃料噴射
時間、燃料噴射弁26から吸気通路36へ噴射される。
また、余った燃料はリターンパイプ27を介してサブタ
ンク21bに戻される。
【0026】一方、燃料タンク21内で発生した蒸発燃
料(ベーパ)は、ベーパ通路28を通して内圧制御弁2
9に到る。ここで、タンク内圧が内圧制御弁29による
設定圧力(例えば250mmAq)より小さいときは、
スプリング29bのばね力によりチェックボール29a
は図示の位置にあり、ベーパ通路28を遮断しているた
め、蒸発燃料のキャニスタ30への送出が阻止される。
【0027】蒸発燃料が発生しタンク内圧が上記設定圧
力以上になると、内圧制御弁29のチェックボール29
aが図2中、左方向にスプリング29bのばね力に抗し
て押動され、その結果、蒸発燃料はベーパ通路28及び
内圧制御弁29を通してキャニスタ30内に送り込ま
れ、内部の活性炭30aに吸着される。この蒸発燃料の
キャニスタ30への送出が行なわれると、タンク内圧は
減少し、タンク内圧が上記設定圧以下になると、内圧制
御弁29が図示の如く再び閉弁される。
【0028】運転の継続により、蒸発燃料量が増加し、
タンク内圧が再び上記設定圧以上となると、内圧制御弁
29は再び開弁して蒸発燃料をキャニスタ30へ送り込
む。以下、上記と同様にして、正常時には内圧制御弁2
9が開閉弁を繰り返してタンク内圧を設定圧に保持す
る。
【0029】ベーパ通路28や燃料タンク21に洩れが
ない正常時には、前記したように蒸発燃料が内圧制御弁
29を通してキャニスタ30内の活性炭30aに吸着さ
れていく。機関始動直後はVSV33はパージ制御条件
が満足されていないので、閉弁されている。
【0030】上記パージ制御条件はパージにより空燃比
が荒れても、運転性や排気エミッションへの悪影響を極
力小さくできる運転条件であり、例えば機関冷却水温が
所定温度以上、空燃比を目標値とする燃料噴射のフィー
ドバック制御中、吸入空気量が所定値以上、フューエル
カットをしていないなどがあり、これらをすべて満足し
ているときパージ制御条件を満足しているとマイクロコ
ンピュータ40によって判断される。
【0031】パージ制御条件が満足していると判定され
たものとすると、マイクロコンピュータ40はVSV3
3を開弁する。すると、吸気通路36の負圧により、大
気導入口30bより大気がキャニスタ30内に導入さ
れ、活性炭30aに吸着されている燃料が脱離されてパ
ージ通路32及びVSV33を夫々通して吸気通路36
内に蒸発燃料が吸い込まれる。また、活性炭30aは上
記の脱離により再生され、次のベーパの吸着に備える。
これにより、パージ流量が徐々に上昇していく。次に燃
料タンク21のタンク内圧と燃料温度(燃温)との関係
について図4と共に説明する。図4の時刻t1 でエンジ
ン(内燃機関)が始動されると、燃温は同図(B)に示
すように排気熱により燃料が加熱されるために徐々に上
昇していく。また、この始動時にタンク内圧が大気圧
(同図(A)に0で示す)付近であり、またベーパの発
生が殆どないものとすると、燃料消費によって燃料体積
が減少するために、タンク内圧は実線Iで示す如く始動
直後は一旦減少して負圧になる。
【0032】その後、燃温の上昇に伴いベーパが発生す
るためタンク内圧は上昇していく。そして、更にベーパ
が発生してタンク内圧が上昇しても、前記したように内
圧制御弁29によりタンク内圧は図4(A)に実線Iで
示す如く一定に保持される。時刻t2 でエンジンが停止
されたものとすると、図4(B)に示す如く燃温は一定
の割合で所定温度に向かって低下し始め、これに伴って
燃料タンク21内のベーパが収縮、液化し、タンク内圧
が図4(A)に実線Iで示す如く低下していく。そして
更に燃温が低下すると、エンジン運転中に消費した燃料
分、及び内圧制御弁29のリリーフ後キャニスタ30へ
流れたベーパ分に応じてタンク内圧が図4(A)にIで
示す如く負圧になる。
【0033】ただし、燃温が十分に低下していないとき
はタンク内圧は負圧にはならない。また、燃温が十分に
低下したとしても、燃料タンク21やベーパ通路28に
洩れがある場合には、燃料タンク21が大気と連通する
ため、図4(A)に破線IIで示す如くタンク内圧は負圧
とはならず、大気圧付近の値より低下することはない。
【0034】次に上記のエバポパージシステムを実行す
るエバポパージシステムの故障診断の処理動作について
説明する。この故障診断はマイクロコンピュータ40に
よって実行される。図5は本発明の要部の故障診断ルー
チンの第1実施例のフローチャートを示す。この故障診
断ルーチンが例えばメインルーチンの一部で起動される
と、まずスタータ39よりスタータ信号が入力された直
後2秒経過しているか否か判定する(ステップ10
1)。
【0035】スタータ信号入力後2秒以内のときには、
ステップ102へ進み、燃温記憶フラグが“1”にセッ
トされているか否か判定する。この燃温記憶フラグはバ
ックアップRAM53に記憶されるフラグで、初期値は
零であるが、過去に運転されたことがあるときには後述
のステップ108でセットされており、エンジン停止後
もバックアップRAM53に保持されている。
【0036】ステップ102で燃温記憶フラグがセット
されていないと判定されたときは、前回のエンジン停止
時の燃温がわからないので、とりあえず正常フラグをセ
ットし(ステップ103)、このルーチンを終了する。
始動後2秒経過したとステップ101で判定されたとき
はステップ104へ進み、正常フラグがセットされてい
るか否かをチェックし、セットされているときは警告灯
41を消灯し(ステップ105)、燃温センサ42の検
出値に基づいて得られる燃温データTHFがCPU50
に読み込まれ(ステップ106)、更にこの燃温データ
THFを変数THFOに代入し(ステップ107)、燃
温記憶フラグを“1”にセットして(ステップ10
8)、このルーチンを終了する。
【0037】エンジン始動後2秒経過した後は、エンジ
ン停止まで所定周期で上記のステップ101,104〜
108の処理が繰り返される。従って、エンジン停止に
よりエンジン停止直前にステップ106で読み込まれた
燃温データTHFが変数THFOに代入され、セットさ
れた燃温記憶フラグと共に、バックアップRAM53に
記憶される。
【0038】その後、このエンジンが再び始動される
と、始動後2秒以内はステップ101からステップ10
2へ進みCPU50はバックアップRAM53を読み出
して燃温記憶フラグが“1”にセットされているか否か
チェックする。今度は燃温記憶フラグが“1”にセット
されているから、ステップ102からステップ109へ
進み今回の始動時の燃温データTHFを読み込む。
【0039】続いて、前回のエンジン停止時の燃温TH
FOから今回の始動時のステップ109で読み込んだ燃
温THFとの差を算出し、その差が例えば5℃より大で
あるか否か判定する(ステップ110)。THFO−T
HF≦5℃のときは、今回の始動時の燃温が前回の停止
時より十分に下がっておらず、タンク内圧が所定の負圧
になっていないため、燃料タンク21やベーパ通路28
に洩れが有るか無いかが十分に識別できず、よって故障
診断は行なわず、とりあえずステップ103で正常フラ
グを“1”にセットしてこのルーチンを終了する。
【0040】他方、THFO−THF>5℃のときは、
前回のエンジン停止時の燃温に比し、今回のエンジン始
動時の燃温が十分に下がっており、燃料タンク21やベ
ーパ通路28に洩れが無いときは今回始動時のタンク内
圧は図4と共に説明したように所定の判定値(例えば−
50mmAq)よりも負圧となっているはずである。そ
こで、THFO−THF>5℃のときはCPU50は圧
力センサ31の出力からタンク内圧Pを読み込み(ステ
ップ111)、そのタンク内圧Pが判定値−50mmA
qより負圧側の値か否か大小比較し(ステップ11
2)、−50mmAqよりタンク内圧Pが負圧のときは
正常と判定して正常フラグを“1”にセットし(ステッ
プ103)、このルーチンを終了する。
【0041】他方、ステップ112でタンク内圧Pが判
定値−50mmAqよりも正圧側の値と判定されたとき
は、燃料タンク21から内圧制御弁29までのエバポ系
内に洩れがあると判断して、正常フラグを“0”にクリ
アして(ステップ113)、このルーチンを終了する。
【0042】そして、始動後2秒経過してもP≧−50
mmAqのときは、ステップ101からステップ104
へ進んで正常フラグがセットされていないと判定され、
ステップ114で警告灯41を点灯させる。運転者はこ
の警告灯41の点灯により燃料タンク21から内圧制御
弁29までのエバポ系内に洩れがあると判断することが
できる。
【0043】続いて、燃温THFの読み込み(ステップ
106)、読み込んだ燃温THFの変数THFOへの代
入(ステップ107)及び燃温記憶フラグセット(ステ
ップ108)が順次実行され、次回の始動時のエバポ系
の故障診断に備える。
【0044】このように、本実施例によれば、タンク内
圧に影響する変数が燃温のみとなる前回のエンジン停止
時から今回のエンジン始動時にまで少なくとも内圧制御
弁29により燃料タンク21及びベーパ通路28を閉塞
し、前回のエンジン停止時の燃温と今回のエンジン停止
時の燃温との差が所定値(5℃)以上のときにのみ、タ
ンク内圧Pが所定の判定値−50mmAqより負圧であ
るか否かにより異常判定をしているため、正確に異常判
定ができ、よって誤検出をなくすことができることから
信頼性を前記本出願人の提案装置に比し向上することが
できる。
【0045】また、本実施例によれば負圧を燃料タンク
21に導入しなくとも、内圧制御弁29、圧力センサ3
1及びマイクロコンピュータ40によって、エバポパー
ジシステムの故障診断ができるから、排気エミッション
の悪化や空燃比の急激な変動を防止することができ、ま
た多くの制御弁を用いなくとも簡単で安価な構造で故障
診断ができる。
【0046】図6は本発明の第2実施例のシステム構成
図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。図6の第2実施例は、内圧
制御弁29の代りにベーパ通路28中に電磁制御弁であ
るバキューム・スイッチング・バルブ(VSV)43を
設けた点に特徴がある。
【0047】このVSV43はマイクロコンピュータ4
0によって開閉弁制御され、タンク内圧が正圧の第1の
判定値P1 より大となった時に開弁されて燃料タンク2
1内の蒸発燃料をキャニスタ30へ供給し、開弁後はタ
ンク内圧が正圧の第2の所定値P2 (P2 <P1 )より
小となった時点で閉弁されることにより、タンク内圧を
正圧に保持する。
【0048】なお、上記のVSV43及び前記した内圧
制御弁29は図6,図2ではベーパ通路28の途中に設
けられているが、これに限らず、キャニスタ30とベー
パ通路28との連結部(キャニスタ30内)や、燃料タ
ンク21とベーパ通路28との連結部(タンク壁面)な
どに設けてもよい。
【0049】また、本発明の弁装置16は上記の内圧制
御弁29又はVSV43に限定されるものではなく、少
なくとも機関停止時から機関始動後所定時間終了するま
での間は、ベーパ通路28を閉塞する弁装置であればよ
く、よって図7に示す如く、ベーパ通路28の途中では
なく、弁装置16としてキャニスタ30の大気導入孔を
開放又は遮断するVSV45を設けてもよい。
【0050】ところで、前記した各実施例では燃温セン
サ42を備え、前回のエンジン停止時の燃温と今回のエ
ンジン始動時の燃温とを夫々直接に燃温センサ42より
検出しているが、本発明はこれに限らず、燃温を間接的
に検出して故障診断を行なうようにしてもよい。
【0051】図8は燃温を間接的に検出して故障診断を
行なう、故障診断ルーチンの第2実施例のフローチャー
トを示す。同図中、図5と同一処理ステップには同一符
号を付し、その説明を省略する。図8において、ステッ
プ101で始動後2秒以内と判定されたときはステップ
121へ進み、CPU50がウォータアウトレットに取
付けられた水温センサ(図2,図6及び図7では図示せ
ず)からの機関冷却水温を示す検出信号と、吸気温セン
サ38よりの吸気温検出信号の各A/Dコンバータ(図
3の56)の出力値に基づいて両者の検出値が略等しい
か否か判定する。
【0052】水温検出値と吸気温検出値が略等しいと判
定されたときはステップ122へ進み、吸気温検出値が
30℃未満であるか否か判定する。吸気温検出値が30
℃未満と判定されたときは、冷間始動時であると判断し
てステップ123へ進み、高圧記憶フラグが“1”にセ
ットされているか否かバックアップRAM53をチェッ
クする。
【0053】この高圧記憶フラグはタンク内圧が高圧で
ある状態のとき、後述のステップ127でセットされる
フラグで、前記した燃温記憶フラグと同様に初期値は
“0”で、またバックアップRAM53に記憶されるフ
ラグであり、エンジン停止後もバックアップRAM53
に保持されている。
【0054】ステップ123で高圧記憶フラグがセット
されていないと判定されたときは、ステップ121及び
122の2つの条件の少なくとも一方が満足していない
と判定されたとき(すなわち、冷間始動時でないと判定
されたとき)と同様に、ステップ103へ進み、正常フ
ラグを“1”にセットする。
【0055】始動後2秒経過したときはステップ101
からステップ104へ進み、正常フラグがセットされて
いるか否か判定され、セットされているときはステップ
105を経由してステップ124へ進み、タンク内圧P
を読み込む。続いて、前記した水温センサの出力値に基
づき機関冷却水温が80℃より高い暖機時であるか否か
判定される(ステップ125)。暖機時と判定されたと
きは更にタンク内圧Pが内圧制御弁29の設定圧力25
0mmAq以上である状態が5分継続しているか否か判
定される(ステップ126)。
【0056】ステップ125及び126の2つの条件は
タンク内圧Pが250mmAq以上の高圧運転状態で、
ベーパが燃料タンク21内で十分に発生し、燃温が十分
に高い値になっていることを示している。従って、この
2つの条件を共に満足するときは高圧記憶フラグを
“1”にセットし(ステップ127)、2つの条件の一
方でも満足しないときは高圧記憶フラグを“0”にクリ
アして(ステップ128)、このルーチンを終了する。
【0057】エンジン始動後2秒経過した後は上記のス
テップ101,104,105(又は114),124
〜126及び127(又は128)が所定周期で繰り返
し実行されるため、エンジン停止によりエンジン停止直
前にステップ127又は128で実行された値の高圧記
憶フラグがバックアップRAM53に格納保持される。
【0058】そして、その後に再びエンジンが始動さ
れ、始動後2秒以内にステップ121〜123の判定が
行なわれた際に、冷間始動時と判定され、かつ、高圧記
憶フラグが“1”にセットされていると判定されたとき
のみ、故障診断を行なう。すなわち、高圧記憶フラグが
“1”にセットされており、かつ、今回の始動が冷間始
動と判定されたときは、前回のエンジン停止時の燃温に
比し、今回のエンジン始動時の燃温が十分に低い(5℃
以下)と推定でき、よって今回始動時のタンク内圧Pは
正常時は燃温の大なる低下により−50mmAqよりも
負圧である。
【0059】従って、ステップ123で高圧記憶フラグ
が“1”にセットされていると判定されたときはステッ
プ111へ進んで今回のタンク内圧Pを取り込み、更に
ステップ112へ進んで判定値−50mmAqとタンク
内圧Pとを大小比較し、P<−50mmAqのときは正
常、P≧−50mmAqのときは異常と判定することが
できる。このように、本実施例によれば、燃温センサ4
2を用いなくとも、エバポ系の洩れの有無を正確に検出
することがてきる。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、タンク内
圧に影響する変数が燃温のみとなる機関停止時から機関
始動直後までのうち前回の機関停止時の燃温と今回の機
関始動時の燃温との変化が所定値以上になるときに、タ
ンク内圧と大気圧の差圧が所定値以上であるか否かによ
り異常検出を行なうようにしているため、燃料タンクか
ら弁装置までに洩れが有るか否かを確実に検出すること
ができ、しかもエンジンへの悪影響も負圧を燃料タンク
に導入しないから防止することができ、本出願人の先の
提案装置に比し、誤検出を少なくして故障診断の信頼性
を向上することができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のシステム構成図である。
【図3】図2中のマイクロコンピュータのハードウェア
構成を示す図である。
【図4】タンク内圧と燃料温度(燃温)との関係を説明
する図である。
【図5】本発明の要部の故障診断ルーチンの第1実施例
のフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例のシステム構成図である。
【図7】本発明の第3実施例のシステム構成図である。
【図8】本発明の要部の故障診断ルーチンの第2実施例
のフローチャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関 11,21 燃料タンク 12,28 ベーパ通路 13,30 キャニスタ 14,32 パージ通路 15 吸気通路 16 弁装置 17 圧力検出手段 18 燃温変化判定手段 19 異常判定手段 29 内圧制御弁 31 圧力センサ 40 マイクロコンピュータ 41 警告灯 42 燃温センサ 43,45 バキューム・スイッチング・バルブ(VS
V)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクからの蒸発燃料をベーパ通路
    を通してキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、所定運転時
    に該キャニスタ内の吸着燃料をパージ通路を通して内燃
    機関の吸気通路へパージするエバポパージシステムの故
    障を診断する装置において、 前記内燃機関の停止時から所定条件成立するまで
    、前記燃料タンクに連通する前記ベーパ通路を閉塞す
    る弁装置と、 前記燃料タンクから前記弁装置までの経路の圧力を検出
    する圧力検出手段と、前記内燃 機関停止後に前記燃料タンク内の燃温に生じ
    た変化量が所定値以上あるか否か判定する燃温変化判定
    手段と、前記内燃機関が始動される以前であり、かつ、前記弁装
    置が閉塞状態である状況下で、前記 燃温変化判定手段に
    より前記燃温の変化量が前記所定値以上あると判定さ
    れ、かつ、前記圧力検出手段により所定値以上の圧力が
    検出された際に異常と判定する異常判定手段とを備える
    ことを特徴とするエバポパージシステムの故障診断装
    置。
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