JP2003082714A - 給水管又は給湯管の凍結防止構造 - Google Patents

給水管又は給湯管の凍結防止構造

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JP2003082714A JP2001267153A JP2001267153A JP2003082714A JP 2003082714 A JP2003082714 A JP 2003082714A JP 2001267153 A JP2001267153 A JP 2001267153A JP 2001267153 A JP2001267153 A JP 2001267153A JP 2003082714 A JP2003082714 A JP 2003082714A
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信二 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬季における寒冷地でのポリブテン管の凍結
防止と、万一、ポリブテン管が凍結により破損した場
合、交換修理が簡単にできる保温管に関する。 【解決手段】ポリエチレン樹脂材などにより全体を蛇腹
状の凹凸部を設けた可撓性を有するさや管33の内部
に、合成樹脂材、特にポリブテン系樹脂材により形成し
た流水管31を挿通し、前記さや管33の外側に、流水
管の凍結を防止するために自己制御型ヒーター線37を
挿通した合成樹脂材により形成したヒーター管38を位
置させ、該ヒーター管と、前記さや管との外周面に、ポ
リウレタンなどの発泡樹脂材により形成した断熱管39
を被覆して形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂材、特に
ポリブテン又は架橋ポリエチレンにより流水管を形成し
た給水管又は給湯管の凍結防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、給水管、給湯管又は排水管に
は、金属製の鋼管が最も一般的に使用されていたが、最
近では、合成樹脂材管も多く使用されている。
【0003】すなわち、金属製の鋼管では、長期間使用
すると管が腐食して脆くなり、したがって、少しの衝撃
でも管にひびが入りやすく濾水の原因となる。また、鋼
管は腐食すると赤水の発生原因となる等、種々の不都合
が生じるからである。
【0004】一方、合成樹脂管には、多種多様の素材の
ものがあるが、特に、耐熱性に優れ、柔軟性に富み、施
工性に優れたポリブテン又は架橋ポリエチレンを用いて
形成したもの(以下、ポリブテン管という)は、長期間
の使用によっても劣化し難い等の利点があるので、著し
く需要が増大している。
【0005】このポリブテン管の配管のための接続方法
は、例えば、プッシュロック工法により行われるが、プ
ッシュロック工法とは、ポリブテン管の一端に、該ポリ
ブテン管を真円にして管の保持力を支えるためのスリー
ブ管を差込んだ後、該ポリブテン管の一端を専用の継手
に圧入するだけで簡単に接続できるもので、熟練した技
術を必要とせず、短時間で簡単に配管工事を行うことが
できるものである。
【0006】また、このポリブテン管は柔軟性に優れて
いるため、さや管ヘッダー工法といわれる配管が可能
で、例えば、水道本管から住宅内へ配管する場合には、
長手方向に凹凸部を設けて蛇腹状にすることで柔軟性を
もたせさや管7内に、ポリブデン管1を挿通して保護し
た状態で、地中に埋設した分岐管から止水栓および量水
器を介してマニホルド(図示せず)に接続し、該マニホ
ルドからそれぞれ台所、洗面所、風呂場、便所などに独
立したポリブテン管1を直接配管できるので、鋼管にお
ける分岐工法と異なり、非常に効率的なものである。
【0007】すなわち、図1に示すごとく、ポリブテン
管1を挿通したさや管7全体を床スラブXに這わせて配
管するだけで済むため、配管作業を大変簡単に行うこと
ができる。
【0008】ところで、冬季、特に寒冷地の夜間など
は、外気温が−25℃ぐらいまで低下し、屋外の立ち上
がり部分や前記床スラブX部分は外気に曝されているた
め、長時間水道水の使用が停止すると、ポリブテン管1
内の水の保有熱が叙々に奪われ凍結することがある。
【0009】したがって、ポリブテン管1の凍結を防止
するため、図2に示すような、ポリブテン管1の外周面
全体をポリウレタンなどの発泡性合成樹脂材により形成
した断熱管5で被覆して形成した保温管Aが使用するさ
れる。
【0010】さらには、図3に示すごとく、一旦前記さ
や管7にポリブデン管1を挿通し、該さや管7の外周面
全体をポリウレタンなどの発泡性合成樹脂材により形成
した断熱管5で被覆して形成した保温管Bを使用する場
合もある。
【0011】しかし、凍結は、水温が低下し0℃以下に
なると凍りはじめ、その後−4℃になるまで凍結しなが
ら体積膨張する。したがって、前記保温管Aや保温管B
によるだけでは不十分な場合があり、ポリブテン管1が
凍結してしまう恐れがある。仮に、ポリブテン管1が凍
結してしまうと、図4に示すごとく、管の弱い部分が膨
張して突出したり、管が破裂してしまい、保温管Aでは
破片が断熱管5の内周面に突き刺さってしまい、保温管
A全体を交換しなければならない。保温管Bにおいて
は、凍結により膨張または破裂したポリブテン管1をさ
や管7より取り出さすことは可能であるが、やはり新し
いポリブテン管1に交換する修理に要する労力と費用は
大変なものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、冬季
の寒冷地におけるポリブテン管の凍結を予めほぼ完全に
防止することができ、安全に使用できる給水管又は給湯
管の凍結防止構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、合成
樹脂材により形成した流水管の外周に、内部にヒーター
線を挿通したヒーター管を並置し、該ヒーター管と前記
流水管の表面を、発泡樹脂材により形成した断熱管で被
覆したことを特徴する給水管又は給湯管の凍結防止構造
であることを特徴とする。したがって、ヒーター線の加
熱効果と断熱管の保温効果とにより冬季における寒冷地
の流水管の凍結を防止できる。
【0014】請求項2の発明は、長手方向に凹凸部を設
けて蛇腹状に形成されるさや管の内部に、合成樹脂材に
より形成した流水管を挿通し、前記さや管の外周に、内
部にヒーター線を挿通したヒーター管を並置し、該ヒー
ター管と前記さや管の表面を、発泡樹脂材により形成し
た断熱管で被覆したことを特徴とする給水管又は給湯管
の凍結防止構造であることを特徴とする。したがって、
ポリブデン管(流水管)がさや管により保護されて施工
上の安全性が図れると共に、ヒーター線の加熱効果と断
熱管の保温効果とにより冬季における寒冷地の流水管の
凍結を防止できる。
【0015】請求項3の発明は、長手方向に凹凸部を設
けて蛇腹状に形成される大径な管体の外周に、同様に長
手方向に凹凸部を設けて蛇腹状に形成される小径な管部
を一体的に形成し、前記管体の内部には合成樹脂材によ
り形成した流水管を、前記管部の内部にはヒーター線を
それぞれ挿通し、該管体と該管部との接合部分を一部開
口して連通口を設けると共にそれらの表面を発泡樹脂材
により形成した断熱管で被覆した給水管又は給湯管の凍
結防止構造であることを特徴とする。したがって、ポリ
ブデン管(流水管)がさや管により保護されて施工上の
安全性が図れると共に、ヒーター線の加熱空気が直接さ
や管内に流入することで流水管をより加熱する効果と、
断熱管の保温効果とにより、冬季における寒冷地の流水
管の凍結をほぼ完全に防止できる。
【0016】請求項4の発明は、前記流水管は、ポリブ
テン又は架橋ポリエチレンを主素材とする合成樹脂材に
より形成されるものであることを特徴とする請求項1乃
至請求項3記載の給水管又は給湯管の凍結防止構造であ
ることを特徴とする。請求項5の発明は、前記ヒーター
管及び前記管部は、ポリエチレン、ポリプロピレン又は
ナイロンを主素材とする合成樹脂材により形成されると
共に、前記ヒーター線は自己制御型ヒーターである請求
項1乃至請求項3記載の給水管又は給湯管の凍結防止構
造であることを特徴とする。請求項6の発明は、前記断
熱管は、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン
又はEPDMを主素材とする発泡樹脂材により、3mm
から10mmの肉厚で形成される請求項1乃至請求項3
記載の給水管又は給湯管の凍結防止構造であることを特
徴とする。請求項7の発明は、前記さや管及び前記管体
は、ポリエチレン、ポリプロピレン又はナイロンを主素
材とする合成樹脂材により形成される請求項1乃至請求
項3記載の給水管又は給湯管の凍結防止構造であること
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1の実施の形態で
ある第1保温管を図5から7に基づいて説明すると、図
5は、ポリブテン管の一部破断した側面図、図6は、第
1保温管の一部破断した斜視図、図7は、第1保温管の
断面図である。第1保温管20は、ポリブテン管21と
内部にヒーター線25を挿通したヒーター管27と、前
記ポリブテン管21とヒーター管27の表面を被覆する
断熱管29とにより構成されている。
【0018】ポリブテン管21は、前記のごとく、耐熱
性に優れ、柔軟性に富み、施工性に優れたポリブテン又
は架橋ポリエチレンを主素材とする合成樹脂材より形成
され、該ポリブテン管の表面外周には、図5に示すごと
く、ポリブテン管21の切断を容易にするための目印線
22を一定間隔で設けて形成してある。このポリブテン
管21は、使用目的により13mmから27mmの外径
を有するものが広く使用されている。
【0019】ヒーター管27は、全体を、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン又はナイロンを主素材とする
合成樹脂材により、長手方向に凹凸を設けて蛇腹状に形
成されており、可撓性と十分な耐熱性を有するものであ
る。このヒーター管27は、一般的には、5mmから2
0mmの外径により、内部にヒーター線25を挿通し
て、その発熱を外部に十分伝えられるものである。
【0020】なお、ヒーター線25は、サーモスタット
付ヒーター若しくは自己制御型ヒーターのどちらのヒー
ター線でも良いが、好ましくは、自己制御型ヒーターが
良い。自己制御型ヒーターを使用することで、特に凍結
が予想される部分にのみヒーター管27を配管するなど
ポリブテン管21を効率良く暖めることができる。ま
た、サーモスタット付ヒーターの場合、設置部分によっ
ては、ヒーターの表面温度が上がり過ぎてポリブテン管
21を損傷する可能性があるためである。
【0021】29は断熱管で、全体を、例えば、ポリウ
レタン、ポリエチレン、ポリプロピレン又はEPDMを
主素材とする発泡性樹脂材により、約3mmから10m
mの厚さに形成してある。この断熱管29の厚さは、被
覆するポリブテン管21の径、または、設置する場所に
より相違する。
【0022】断熱管29の肉厚が3mmより薄いと断熱
効果が低下し、10mmより厚すぎると、形成した保温
管全体が嵩張り配管が困難と成ると共に、断熱管29の
コストが高くなり不経済である。
【0023】このような第1保温管20は、ポリブテン
管21と、内部にヒーター線25を挿通したヒーター管
27と並置し、断熱管29により表面を被覆して形成し
てあり、ポリブテン管21とヒーター管27とが直接接
しているためヒーター線26の熱をポリブテン管21に
直に伝えることができ、ポリブテン管21全体を暖める
ことができる。
【0024】さらには、このポリブテン管21とヒータ
ー管27の表面を断熱管29により被覆したことによ
り、ヒーター線の熱が外部に逃げるのを防止でき、より
保温効果を高めることができるので、冬季における寒冷
地の夜間などでも、ポリブテン管21の凍結を防止する
ことができる。
【0025】この第1保温管20は、ポリブテン管21
と内部にヒーター線25を挿通したヒーター管27と断
熱管28との少ない構成部品で形成することができるの
でコストが安価で経済的である。
【0026】本発明に係る第2の実施の形態である第2
保温管30を図8から10に基づいて説明すると、図8
は、さや管にポリブテン管を挿通した状態の一部破断し
た側面図、図9は、第2保温管の一部破断した斜視図、
図10は、第2保温管の断面図である。
【0027】第2保温管30は、ポリブテン管31と、
該ポリブテン管を保護するさや管33と、ヒーター線3
7を挿通したヒーター管38と、断熱管39とにより構
成されている。
【0028】ポリブテン管31は、前記第1保温管20
におけるポリブデン管21と同様のものであるので、こ
こでは説明を省略する。
【0029】さや管33は、図8に示すごとく、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はナイロンを主素
材とする合成樹脂材により形成され、長手方向に凹凸を
設けて蛇腹状に形成され十分な可撓性を有するもので、
該さや管33の内径は前記ポリブテン管31を余裕をも
って挿通可能なものである。このさや管33内にポリブ
テン管31を挿通させると、該ポリブテン管31の表面
と、さや管33の凹凸部34の内面との間に第1空間部
35を形成することができる。
【0030】また、ヒーター線37とヒーター管38お
よび断熱管39は、前記第1保温管20におけるものと
同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0031】内部にヒーター線37を挿通したヒーター
管38と、内部にポリブテン管31を挿通したさや管3
3との外周面全体を断熱管39で被覆することにより、
ヒーター管38により加熱された空気の放熱を防止する
ことができ、ポリブテン管21の凍結を防止することが
できる。
【0032】さらに、第2保温管30においては、ポリ
ブテン管31の表面と、さや管33の凹凸部34との間
第1空間部35が形成されることにより、ヒーター線3
7で暖められたさや管33内の空気による保温効果を発
揮することができる。
【0033】また、第2保温管30では、ポリブテン管
31をさや管33内に挿入して形成することにより、配
管工事時などにおいて、工事作業者がポリブテン管31
を踏んだり、または、管上に物を落下したりすることよ
るポリブテン管31の破損や傷付きを保護することがで
きる。
【0034】万一、ポリブテン管31が凍結し、ポリブ
テン管31が半径方向に膨張したり破損してもポリブテ
ン管31の外周面とさや管33との間に設けた第2空間
部36により突出部分を吸収することができるので、破
損したポリブテン管31の交換作業が容易であるという
利点もある。
【0035】本発明に係る第3の実施の形態である第3
保温管を図11、12、13に基づいて説明すると、図
11は第3保温管の断面図、図12は第2さや管の一部
破断した側面図、図13は第3保温管の一部破断した斜
視図である。
【0036】第3保温管40は、ポリブテン管41とヒ
ーター線48、該ポリブテン管41とヒーター線48と
を挿通する第2さや管43と、断熱管49とにより構成
されるものである。第3保温管40で使用されるポリブ
テン管41、ヒーター線48および断熱管49は、前記
第1、2保温管20、30のそれと同様であるため、そ
れぞれの説明は省略する。
【0037】ここで、第2さや管43は、全体を、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はナイロンを主素
材とする合成樹脂材により、長手方向に凹凸を設けて蛇
腹状に形成され十分な可撓性を有するものである。第2
さや管43では、大径な管体44の外周に小径な管部4
6を長手方向に接合し、該管体44と管部46の接合部
分を開口し、連通口47を長手方向に形成してある。
【0038】そして、前記管体44内には、ポリブデン
管41を、前記管部46内には、ヒーター線48をそれ
ぞれ挿通し、該管体44と該管部46との表面を、発泡
樹脂材により形成した断熱管49で被覆してある。
【0039】第3保温管40においては、管部46内の
空気と管体44内の空気が連通口47を介して通じてい
るため、ヒーター線48で暖められた管部46の空気が
直接管体44内に流入する。そのため、第2さや管43
内の空気層をきわめて効率良く暖めることができる。し
たがって、冬季における寒冷地の夜間などでも、ポリブ
テン管41の凍結をほぼ完全に防止することができる。
【0040】第3保温管40において、暖められた第2
さや管43内の空気による保温効果も発揮できること、
第2さや管43によりポリブテン管41の破損や傷付き
を保護することができこと、万一、ポリブテン管41が
凍結しても、ポリブテン管41の交換作業が容易である
という点は、第2保温管50と同様である。
【0041】第2さや管43は、管体46と管部46の
射出一体成型が可能であり、その製造はきわめて容易な
ものである。もちろん、管体46に管部46を接合し、
該接合部分を切開することにより連通口47を形成する
こともできる。なお、連通口47の形状は、図示された
レール状のものに限定されることはなく、長手方向に間
隔を置いた複数の開口部を連続して形成するようなもの
であっても良い。
【0042】以上の如く、本発明をいくつかの実施形態
によって説明したが、それらを以って本発明を前記実施
形態のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸
脱しない限り種々の改変を加えて、多種多様の変更がで
きることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ポリ
ブデン管とヒーター線を挿通したヒーター管とを断熱管
で被覆することで、ヒーター線でポリブデン管を暖め、
断熱管で冷気遮断をすることにより、冬季における寒冷
地の流水管の凍結を防止できる。
【0044】請求項2の発明は、さや管によりポリブデ
ン管を衝撃から保護し、施工上の安全性が図れると共
に、さや管内の第1、2空間部の存在により、ポリブデ
ン管の保温効果に優れ、また、万一ポリブデン管が凍結
した場合の修理作業が容易であるとの利点がある。した
がって、冬季における寒冷地の流水管の凍結を防止でき
る共に、凍結に対する対策も十分である。
【0045】請求項3の発明は、ポリブデン管(流水
管)がさや管により保護されて施工上の安全性が図れる
と共に修理、交換対策も万全であり、管部のヒーター線
による加熱空気が管体内に直接流入することで流水管を
より加熱する効果を発揮し、断熱管の保温効果と相俟っ
て、冬季における寒冷地の流水管の凍結をほぼ完全に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】さや管を使用して床スラブにポリブテン管を配
管した状態を示す説明図である。
【図2】従来のA保温管の一部破断した斜視図である。
【図3】従来のB保温管の一部破断した斜視図である。
【図4】断熱管を装着したポリブテン管が膨張した状態
を示す断面図である。
【図5】ポリブテン管の一部切断した側面図である。
【図6】本発明の第1保温管の一部破断した斜視図であ
る。
【図7】第1保温管の断面図である。
【図8】さや管にポリブテン管を挿通した状態の一部破
断した側面図である。
【図9】本発明の第2保温管の一部破断した斜視図であ
る。
【図10】第2保温管の断面図である。
【図11】本発明の第3保温管の断面図である。
【図12】第2さや管の一部破断した側面図である。
【図13】本発明の第3保温管の一部破断した斜視図で
ある。
【符号の説明】
20 第1保温管 21 ポリブテン管 25 ヒーター線 27 ヒーター管 29 断熱管 30 第2保温管 31 ポリブテン管 33 さや管 34 凹凸部 35 第1空間部 36 第2空間部 37 ヒーター線 38 ヒーター管 39 断熱管 40 第3保温管 41 ポリブテン管 43 第2さや管 44 管体 45 凹凸部 46 小径管部 47 連通口 48 ヒーター線 49 断熱管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材により形成した流水管の外周
    に、内部にヒーター線を挿通したヒーター管を並置し、
    該ヒーター管と前記流水管の表面を、発泡樹脂材により
    形成した断熱管で被覆したことを特徴する給水管又は給
    湯管の凍結防止構造。
  2. 【請求項2】 長手方向に凹凸部を設けて蛇腹状に形成
    されるさや管の内部に、合成樹脂材により形成した流水
    管を挿通し、前記さや管の外周に、内部にヒーター線を
    挿通したヒーター管を並置し、該ヒーター管と前記さや
    管の表面を、発泡樹脂材により形成した断熱管で被覆し
    たことを特徴とする給水管又は給湯管の凍結防止構造。
  3. 【請求項3】 長手方向に凹凸部を設けて蛇腹状に形成
    される大径な管体の外周に、同様に長手方向に凹凸部を
    設けて蛇腹状に形成される小径な管部を一体的に形成
    し、前記管体の内部には合成樹脂材により形成した流水
    管を、前記管部の内部にはヒーター線をそれぞれ挿通
    し、該管体と該管部との接合部分には一部開口して連通
    口を設けると共にその表面を発泡樹脂材により形成した
    断熱管で被覆したことを特徴とする給水管又は給湯管の
    凍結防止構造。
  4. 【請求項4】 前記流水管は、ポリブテン又は架橋ポリ
    エチレンを主素材とする合成樹脂材により形成されるも
    のであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の
    給水管又は給湯管の凍結防止構造。
  5. 【請求項5】 前記ヒーター管及び前記管部は、ポリエ
    チレン、ポリプロピレン又はナイロンを主素材とする合
    成樹脂材により形成されると共に、前記ヒーター線は自
    己制御型ヒーターであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3記載の給水管又は給湯管の凍結防止構造。
  6. 【請求項6】 前記断熱管は、ポリウレタン、ポリエチ
    レン、ポリプロピレン又はEPDMを主素材とする発泡
    樹脂材により、3mmから10mmの肉厚で形成される
    ものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載
    の給水管又は給湯管の凍結防止構造。
  7. 【請求項7】 前記さや管及び前記管は、ポリエチレ
    ン、ポリプロピレン又はナイロンを主素材とする合成樹
    脂材により形成されるものであることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3記載の給水管又は給湯管の凍結防止構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100979968B1 (ko) * 2010-02-03 2010-09-03 에스이피엔씨 주식회사 열선이 내장된 보온관
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WO2019233801A1 (de) * 2018-06-07 2019-12-12 Norma Germany Gmbh Führungskanal und leitungsanordnung

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