JP2003081845A - セラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌に対する抗菌剤 - Google Patents

セラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌に対する抗菌剤

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JP2003081845A
JP2003081845A JP2001274072A JP2001274072A JP2003081845A JP 2003081845 A JP2003081845 A JP 2003081845A JP 2001274072 A JP2001274072 A JP 2001274072A JP 2001274072 A JP2001274072 A JP 2001274072A JP 2003081845 A JP2003081845 A JP 2003081845A
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serratia
resistant
lactam
antibacterial agent
bacteria
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Chika Kato
千夏 加藤
Fumihisa Yayabe
文久 良辺
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Ito En Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラチア菌、特にβラクタム耐性セラチア菌
に対して抗菌作用を有する茶成分を有効成分とする抗菌
剤を提供する 【解決手段】 茶ポリフェノールを有効成分とすること
を特徴とするセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌
に対する抗菌剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラチア菌及びβ
ラクタム耐性セラチア菌に対する抗菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】院内感染症の原因となる病原菌は複数存
在する。この院内感染症の原因菌としてメチシリン耐性
黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球
菌(VRE)、薬剤耐性の緑膿菌、セラチア菌などがあ
る。このうちセラチア菌、特にβラクタム耐性セラチア
菌はMRSAやVREなどよりも毒性が強く、しかも症
状の悪化が速いため手遅れになりやすいといわれてい
る。
【0003】また、厚生労働省のまとめでは、院内感染
におけるセラチア菌の割合は4%に上るというデータが
ある。さらに、セラチア菌は健康な人には害がないが、
高齢者や手術後などで免疫力が低下した患者が感染する
と肺炎や敗血症などをおこして死亡するケースがあるこ
とが報告されている。
【0004】さらに、院内感染症の間接的な原因とし
て、抗生物質の乱用により、耐性菌が増える一方で、患
者の病原菌に対する免疫力が低下したことを指摘する報
告もある。
【0005】ここで、抗生物質を用いない院内感染症に
対する抗菌剤又は予防、治療技術として以下に挙げるよ
うな技術がある。例えば、特開平8―38133には茶
または茶抽出物のクロロホルム可溶性成分を有効成分と
する抗菌剤が開示されており、また特開平9―1325
32号には抗生物質に茶カテキン類および/またはテア
フラビン類を添加することを特徴とするメチシリン耐性
ブドウ球菌に対する抗生物質の抗菌力増強方法が開示さ
れている。
【0006】しかしながら、これらの発明は院内感染症
の一般的な原因菌に対しては有効であるが、セラチア菌
に対して有効な作用を有することは知られていなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、セ
ラチア菌、特にβラクタム耐性セラチア菌に対して抗菌
作用を有する茶成分を有効成分とする抗菌剤を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題を解決するために鋭意研究した結果、茶成分中の茶ポ
リフェノールがセラチア菌に対して抗菌作用があること
を知見した。即ち、本発明は以下の発明に関する。 (1) 茶ポリフェノールを有効成分とすることを特徴
とするセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌に対す
る抗菌剤に関する。 (2) 前記茶ポリフェノール成分として、(−)−エ
ピガロカテキンガレートを含有することを特徴とする前
記(1)に記載のセラチア菌及びβラクタム耐性セラチ
ア菌に対する抗菌剤。 (3) 前記茶ポリフェノール成分として、(−)−エ
ピカテキンガレートを含有することを特徴とする前記
(1)又は(2)に記載のセラチア菌及びβラクタム耐
性セラチア菌に対する抗菌剤。 (4) 前記茶ポリフェノール成分として、抗菌剤の全
重量基準で(−)−エピガロカテキンガレートを0.0
5〜1.0重量%含有することを特徴とする前記(1)
に記載のセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌に対
する抗菌剤。 (5) 前記茶ポリフェノール成分として、抗菌剤の全
重量基準で(−)−エピカテキンガレートを0.01〜
0.1重量%含有することを特徴とする前記(1)又は
(2)に記載のセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア
菌に対する抗菌剤。
【0009】従来、セラチア菌に対する認知度はMRS
AやVREと比較して低く、しかもセラチア菌による感
染に対する抗生物質を用いない対処法は手洗いの徹底、
血管内カテーテル、尿カテーテル等の無菌操作を除いて
存在しなかった。このような状況において、茶抽出物の
中の茶ポリフェノールがセラチア菌に対して有効である
ことを知見したことはまさに驚くべきことであった。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は茶ポリフェノールを有効
成分とするものである。本発明に用いられる茶ポリフェ
ノールは、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶及び
プーアール茶よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
茶の成分から抽出等したものが好ましくは用いられる。
上記の茶を水またはエタノール、メタノール、アセト
ン、イソプロパノール、アセトニトリルなどの親水性有
機溶剤などで抽出した成分、さらにこれらを吸着剤によ
り精製したものを茶ポリフェノールとして用いる。例え
ば、特許2703241号明細書、特許3052172
号明細書、特許3052174号明細書の製造方法で得
られる茶ポリフェノールが好ましい。
【0011】さらに具体的には、前記茶ポリフェノール
成分として、(−)−エピガロカテキンガレート及び
(−)−エピカテキンガレートのいずれか一方又は両者
を組み合わせて用いることが特に好ましい。前記茶ポリ
フェノール成分として、(−)−エピガロカテキンガレ
ートを単独で用いる場合、その含有量が、0.05〜
1.0重量%であることが好ましく、0.5〜1.0重
量%であることがさらに好ましい。また、(−)−エピ
カテキンガレートを単独で用いる場合、その含有量は、
0.01〜0.1重量%であることが好ましく、0.0
5〜0.1重量%であることがさらに好ましい。(−)
−エピガロカテキンガレート及び(−)−エピカテキン
ガレートの両者を組み合わせて用いる場合、両者の含有
量が、それぞれ0.05〜1.0重量%及び0.01〜
0.1重量%であると都合がよく、また両者の含有量
が、それぞれ0.5〜1.0重量%及び0.05〜0.
1重量%であるとさらに都合がよい。前記(−)−エピ
ガロカテキンガレート及び(−)−エピカテキンガレー
トを含む茶ポリフェノ−ルとして、商品名、テアフラン
30A((株)伊藤園製)、テアフラン90A((株)
伊藤園製)がある。
【0012】本発明は前記必須成分としての茶ポリフェ
ノールの他に、任意成分として助剤、溶媒、又は抗生物
質を含有することができる。助剤としては、例えば、グ
リセリン、ビタミンC、ビタミンE、有機酸(クエン
酸、酢酸)、リン酸、乳酸、糖アルコール、オリゴ糖、
カラギーナン、カルボキシメチルセルロース、アラビア
ガム、キサンタンガム、グアーガムが用いられる。溶媒
としては、例えば水、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、プロピレングリコールが用いられる。抗生物質と
しては、第3世代セフェノム系、新キノリン系、アミノ
酸糖体、カルバペネム系薬剤が用いられる。これらの助
剤は単独でもしくは2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0013】本発明は、様々な形態で使用することがで
きる。例えば、本発明を食料品、化粧品、消毒液、うが
い薬などに混合して用いることができる。また、本発明
を繊維、不織布、プラスチック製品等に含浸もしくは混
練して、又は塗布して用いてもよい。その際の使用量
は、濃度として0.1〜10重量%であればよく、好ま
しくは、1〜5重量%の濃度で使用される。
【0014】また、本発明を院内感染治療薬として用い
ることも可能である。その際、0.01〜5重量%の配
合量で混ぜ合わせたものを患者に投与することが好まし
い。これら混合物は様々な剤形として投与することがで
きる。例えば、賦形剤と共に製剤化して経口投与剤およ
び/または非経口投与剤として用いることができる。な
お、潤滑剤,乳化剤,分散剤のような補助的成分を適宜
配合することもできる。経口投与剤としては、液剤,散
剤,錠剤,カプセル剤,顆粒剤等の形態が可能であり、
このような場合に使用される賦形剤としては、水の他に
糖類,澱粉,デキストリン,リン酸カルシウム,炭酸カ
ルシウム,酸化マグネシウム,ステアリン酸マグネシウ
ム,ケイ酸アルミニウム,水酸化アルミニウム,重炭酸
ナトリウム,グリセリンなどが挙げられる。また、非経
口投与剤として用いる場合は、注射剤,点滴剤,軟膏等
の形態があり、蒸留水,生理食塩水,オリーブ等の植物
油,エタノール等のアルコール類,ポリエチレングリコ
ール等の常用の成分と共に製剤化される。
【0015】茶は、嗜好品として長いこと日常的に飲用
されてきており、その安全性が確かなことは周知の事実
である。また、茶を原料として茶ポリフェノールに精製
されたものについても十分な安全性があることが確認さ
れている。例えば、商品名:テアフラン30A((株)
伊藤園製)の単回経口投与毒性はCD(SD)系ラット
を用いた試験では1000mg以上である。従って、本
発明は、人体に対する副作用を心配することなく使用す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示して本発明につ
いて具体的に説明するが、本発明が以下の実施例に限定
されるものでないことは言うまでもない。 (実施例1)本発明のセラチア菌に対する抗菌作用を確
認するべく以下の実験を行った。供試菌株としてセラチ
ア菌(Serratia marcescens IFO 3046)を用い
た。また茶ポリフェノール成分として商品名:テアフラ
ン30A((株)伊藤園製/テアフラン30Aの全重量
基準で茶ポリフェノールを40重量%含み、主たる茶ポ
リフェノールとしてテアフラン30Aの全重量基準で、
(−)−エピガロカテキンガレート14重量%、(−)
−エピカテキンガレート4重量%、(−)−エピガロカ
テキン10重量%、(−)−エピカテキン2重量%を含
む。)、商品名:テアフラン90S((株)伊藤園製/
テアフラン90Sの全重量基準で茶ポリフェノールを9
5重量%含み、主たる茶ポリフェノールとしてテアフラ
ン90Sの全重量基準で、(-)-エピガロカテキンガレー
ト50重量%、(−)−エピカテキンガレート13重量
%を含む。)をそれぞれ表1に示される濃度で用いたと
きの最小生育阻止濃度(MIC)の測定を行った。その
際、前記セラチア菌をIFO指定の702培地(Polype
ptone 1%,Yeast extract 0.2%,MgSO4・7H2O 0.1% pH7.
0)に一白金耳を懸濁し、30℃で17時間振とう培養
し、試験菌培養液とした。得られた培養液を100倍に
希釈し感性ディスク用寒天培地(ニッスイ)に1/10量
加えた。一方、サンプルについては、80℃のウォータ
ーバス中で30分加熱処理した10倍濃度のテアフラン
1mlを前記培養液9mlと混釈固化した。そして、2
4時間後MICを判定した。
【0017】(実施例2)供試菌株としてセラチア菌
(Serratia marcescens IFO 12648)を用いた
ことを除いて実施例1と同様にして実験を行った。得ら
れた実験結果を以下の表1及び2にまとめて示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】実験の結果から、茶ポリフェノールを有効
成分とする本発明がセラチア菌に対して抗菌作用を示す
ことが確認された。従って、以上のような効果を有する
ことから本発明をセラチア菌及びβラクタム耐性セラチ
ア菌の増殖を抑制するための薬剤として用いることがで
き、さらに詳しくはセラチア菌が原因となって起こる院
内感染治療薬として、例えば尿路感染症などに対する尿
路洗浄剤や、痰から感染症が検出された場合は、うがい
薬や、経口投与剤として使用することができる。
【0021】また、茶ポリフェノール成分(カテキン
類)のメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)
や、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対す
る両MICはほとんど変わらないという報告があること
より、本発明はβラクタム耐性セラチア菌に対しても抗
菌作用があることは当業者であれば容易に推測できるも
のである。即ち、本発明は、βラクタム耐性セラチア菌
に対して抗菌作用を有するものと大きく期待される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成を有するこ
とより、以下のような作用効果を奏する。本発明はセラ
チア菌に対して抗菌作用を有する。また、本発明は、人
体に対する副作用や自然環境に与える影響を心配するこ
となく使用することができる。さらに、本発明は有効成
分として抗生物質を用いずに茶ポリフェノール成分(カ
テキン類)を使用していることより、本発明を使用して
も耐性菌が出現しづらいものと期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BA08 MA01 MA04 NA14 ZA82 ZB35 4C088 AB45 AC05 BA09 CA05 MA17 MA52 NA14 ZA82 ZB35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶ポリフェノールを有効成分とすること
    を特徴とするセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌
    に対する抗菌剤。
  2. 【請求項2】 前記茶ポリフェノール成分として、
    (−)−エピガロカテキンガレートを含有することを特
    徴とする請求項1に記載のセラチア菌及びβラクタム耐
    性セラチア菌に対する抗菌剤。
  3. 【請求項3】 前記茶ポリフェノール成分として、
    (−)−エピカテキンガレートを含有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載のセラチア菌及びβラクタム
    耐性セラチア菌に対する抗菌剤。
  4. 【請求項4】 前記茶ポリフェノール成分として、抗菌
    剤の全重量基準で(−)−エピガロカテキンガレートを
    0.05〜1.0重量%含有することを特徴とする請求
    項1に記載のセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア菌
    に対する抗菌剤。
  5. 【請求項5】 前記茶ポリフェノール成分として、抗菌
    剤の全重量基準で(−)−エピカテキンガレートを0.
    01〜0.1重量%含有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載のセラチア菌及びβラクタム耐性セラチア
    菌に対する抗菌剤。
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