JP2003081248A - 紙カップ - Google Patents

紙カップ

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JP2003081248A
JP2003081248A JP2001279428A JP2001279428A JP2003081248A JP 2003081248 A JP2003081248 A JP 2003081248A JP 2001279428 A JP2001279428 A JP 2001279428A JP 2001279428 A JP2001279428 A JP 2001279428A JP 2003081248 A JP2003081248 A JP 2003081248A
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JP
Japan
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paper cup
paper
recess
opening
liquid paraffin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001279428A
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English (en)
Inventor
Junya Suzuki
淳也 鈴木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】口縁部周縁に流動パラフィン、シリコンオイル
などの離型剤を塗布しておいても紙カップ胴部外面への
印字を可能にした紙カップを提供すること。 【解決手段】胴部(11)と底部(12)とからなり開
口部周縁が外側にカールした口縁部(13)を有し、該
口縁部周縁に流動パラフィン、シリコンオイルなどの離
型剤(w)が塗布された紙カップ(10)において、口
縁部周縁近傍に凹部(14)を形成させ、凹部の外側に
印字部(15)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口縁部周縁に流動
パラフィン等の離型剤が塗布された紙カップ本体の胴部
に凹部を設けた紙カップに関する。
【0002】
【従来の技術】紙カップの成形時に、口縁部の成形性、
金型とのすべり性や離型性を高めるために、流動パラフ
ィンやシリコンオイルのような離型剤を、胴紙の上部端
縁に内側面から、あるいは、口縁部形成用の金型に、ス
プレー等で吹き付ける方法が一般的に行われている。
【0003】そして、口縁部近傍の胴部外側に製造工場
等の記号や賞味期限などの日付をインキジェット方式に
より印字したカップ状容器が広く流通している。
【0004】一方、このような紙カップの複数個を一緒
にまとめる方法としては、紙カップの底の方から前部の
開口部に向けて順に重ねて行き、例えば、50個のよう
な一定単位でスタックして箱詰め等する方法が一般的で
ある。この方法では、口縁部を形成させる際に使用した
流動パラフィン等の離型剤が積み重ねた紙カップの外面
に付着することがあり、その場合には紙カップ胴部外面
への印字ができなくなることがある(図4参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、口縁部周縁
などに流動パラフィン等の離型剤が塗布された紙カップ
に内容物を充填後、紙カップの開口部に蓋材を被せる等
したあと、口縁部近傍の胴部外側に製造工場等の記号や
賞味期限などの日付をインキジェット方式により印字部
を形成させる紙カップに関する以上のような問題点に着
目してなされたもので、口縁部周縁などに流動パラフィ
ン等の離型剤を塗布しておいても、紙カップ胴部外面へ
の印字を可能にした紙カップを提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、胴部と底部とからなり開口部周縁が外側にカールし
た口縁部を有し、該口縁部周縁に離型剤が塗布された紙
カップにおいて、前記口縁部近傍に凹部を形成させたこ
とを特徴とする、紙カップである。
【0007】このように口縁部周縁に流動パラフィン等
の離型剤が塗布された紙カップの胴部の口縁部近傍に凹
部を設けたので、この紙カップをスタッキングしても凹
部を形成させた部位の紙カップ胴部の外面は、スタック
された紙カップの胴部内面と接触することがなく、従っ
て、凹部を形成させた部位に流動パラフィン等の離型剤
が付着することもない。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記凹部の外側に印字部を設けたことを特徴
とする、紙カップである。
【0009】このように、紙カップ胴部の外側に印字部
を設けているので、その部分では、流動パラフィン等の
離型剤が付着せず、鮮明な印字が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の紙カップを一実施形態に
基づいて以下に詳細に説明する。本発明の紙カップは、
例えば、図1に示すように、胴部(11)と底部(1
2)とからなり開口部周縁が外側にカールした口縁部
(13)を有し、前記口縁部周縁とその近傍に流動パラ
フィン等の離型剤(w)が塗布された紙カップ(10)
であって、この紙カップの胴部の口縁部近傍に凹部(1
4)を形成させたものである。凹部は一般的には1箇所
設けるが、2箇所等複数箇所設けても構わない。また、
凹部の外側には印字部(15)が形成されている。
【0011】紙カップは、胴部(11)を形成する胴部
材、底部(12)を形成する底部材とも、坪量が200
〜400g/m2 程度のカップ原紙、あるいは、上記カ
ップ原紙の片面又は両面に低密度ポリエチレン樹脂を1
5〜70μm程度塗布したポリエチレン加工紙を一般的
な紙カップ成形機にセットして作製することができる。
【0012】この工程をさらに詳しく説明するとつぎの
ようになる。すなわち、一般的には、図3に示すよう
に、胴部材用ロールから扇形状の胴紙を打ち抜くと共
に、胴紙の上部端縁近傍に凹部(14)を形成させ、こ
の胴紙の一方の端縁をもう一方の端縁に重ね合わせて接
合させて下方に向かって先細る円筒形状の胴部材とする
胴部材形成工程(a)、底部材用ロールからほぼ円形状
に打ち抜かれた底紙を絞って外周縁部を下向きに起立さ
せて底部材とする底部材形成工程(b)、胴部材の下部
内面に底部材の外周縁部の内面を接合させ、さらに外周
縁部を覆うように胴部材の下端縁部を内方に折り曲げ、
前記底部材の外周縁部の外面に接合させて環状脚部を形
成させる脚部形成工程(c)、最後に、胴部材の上端縁
部内側に流動パラフィン、シリコンオイル等の離型剤を
スプレーコート等の方法で吹き付けると共に、胴部材の
上部周縁を外方に向けて巻き込み、口縁部を形成させる
口縁部形成工程(d)の各工程を経て作製される。
【0013】凹部(14)は上述の通り、胴部材用ロー
ルから胴紙を打ち抜く際に、胴紙の打ち抜きと同時に形
成させる。そのため、作業工程が増える等のコストアッ
プの要因にはならない。
【0014】こうして作製された紙カップは、紙カップ
の底の方から前部の開口部に向けて順に重ねて行き、例
えば、50個ずつスタックされて箱詰めされる。
【0015】一定個数ずつ纏めて箱詰めされた紙カップ
は、必要時に、例えば、内容物が充填され、紙カップの
開口部を蓋材で覆って密封シールされた後、胴部外側に
形成された凹部に製造工場等の記号や賞味期限などの日
付がインキジェット方式で印字される。
【0016】本発明においては、紙カップ胴部の口縁部
近傍に凹部を形成させておいたので、図2に示すよう
に、スタッキングされた紙カップにおいて、口縁部近傍
の内側面に流動パラフィン等の離型剤(w)の付着があ
っても、その離型剤は隣の紙カップの凹部(14)の外
側面に付着することはなく、従って、凹部の外側には記
号や日付を鮮明に印字することができる。
【0017】
【発明の効果】上記のように、本発明の紙カップは、印
字部分に凹部を形成させておくので、スタックして一定
期間保管した後においても離型剤が印字部分に付着する
ことがなく、鮮明な印字が可能になる。さらに、凹部は
胴紙の打ち抜き工程で同時に形成されるため、コストア
ップになることがなく効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙カップの一実施例を示す、部分断面
説明図である。
【図2】本発明の紙カップを複数個積み重ねた状態を示
す、模式説明図である。
【図3】本発明の紙カップの一般的な製造工程の一例を
示す、模式説明図である。
【図4】従来の紙カップを複数個積み重ねた状態を示
す、模式説明図である。
【符号の説明】
10‥‥紙カップ 11‥‥胴部 12‥‥底部 13‥‥口縁部 14‥‥凹部 15‥‥印字部 w‥‥離型剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部と底部とからなり開口部周縁が外側に
    カールした口縁部を有し、該口縁部周縁に離型剤が塗布
    された紙カップにおいて、前記口縁部近傍に凹部を形成
    させたことを特徴とする、紙カップ。
  2. 【請求項2】前記凹部の外側に印字部を設けたことを特
    徴とする、請求項1記載の紙カップ。
JP2001279428A 2001-09-14 2001-09-14 紙カップ Pending JP2003081248A (ja)

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