JP2003081231A - マルチパック用アンケーサ - Google Patents

マルチパック用アンケーサ

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JP2003081231A JP2001270447A JP2001270447A JP2003081231A JP 2003081231 A JP2003081231 A JP 2003081231A JP 2001270447 A JP2001270447 A JP 2001270447A JP 2001270447 A JP2001270447 A JP 2001270447A JP 2003081231 A JP2003081231 A JP 2003081231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器集合体をスリーブで胴巻きするマルチパ
ック機において、試験運転等で短時間に多数のマルチパ
ックが作り出されても、マルチパックを自動的に解梱し
て分別回収するマルチパック用アンケーサを提供する。 【解決手段】 縦横に整列された容器集合体である缶集
合体CがスリーブSで巻き付けらたマルチパックMが搬
送コンベヤ7上を搬送されるときに、カッタ機構14は
スリーブSの天板部Saを切断し、拡開されたスリーブ
Sはガイド機構30によって左右に拡開される。スリー
ブSによる胴巻きが解かれた缶集合体Cは、搬送コンベ
ヤ7に接続された缶搬出コンベヤ11によって搬出され
る。スリーブSが拡開されて搬送コンベヤ7に残される
ブランクBは、搬出コンベヤ7の延長部であるブランク
搬出コンベヤ10によって吸着されつつ搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦横に整列され
た複数の缶、ビン等の容器から成る容器集合体の周りに
スリーブを巻き付けて包装されたマルチパックのアンケ
ーサに関する。
【0002】
【従来技術】従来、ビールやジュースが充填された缶や
ビン等の容器は、縦横に整列させることで容器集合体に
グループ化し、板紙などから成るブランクから成りその
両端部を接合することにより構成されるスリーブで巻き
付けて包装した、所謂マルチパック方式で流通されるこ
とが多い。マルチパックについては、スリーブに手提げ
部分を形成する等の種々の工夫を図ることで、消費者等
が運搬や保管等の利用しやすい形態が模索されている。
【0003】マルチパック方式による缶やビンの容器を
スリーブで胴巻きする包装は、通常、缶の中にビールや
ジュース等の飲料などの包装物を充填する缶製品製造工
場等において、その製造過程の最終段階として自動的な
包装設備によって行われている。缶製品製造工場等にお
いては、容器の種類の変更が生じたとき、あるいはスリ
ーブとなるブランクの仕様が変更されたときには、容器
集合体の包装が問題なくスムーズに行われることを確認
する必要があるため、マルチパックのための包装設備を
実際に稼働させる試験運転が行われる。このとき、スリ
ーブで包装されたマルチパックは商品とすることはでき
ないので、スリーブを容器のグループから剥がして、容
器とブランクとをそれぞれ、別々に回収する必要があ
る。マルチパックの分解と分別回収は、従来、人手で行
われている。ブランクの両端部を接合して形成されるス
リーブは、係合部を外すのが意外に困難であり、結局、
マルチパッックはスリーブを引き破ることによって分解
されている。回収された容器は試験運転に再利用可能で
あり、スリーブは通常破損しているので、紙資源の一つ
としてリサイクルされる。
【0004】このような複数容器の集合体をスリーブで
包装するマルチパック包装プラントについては、最近で
は高速運転化が進み、試験運転であっても短時間に相当
多数のマルチパックが作り出される。一方、人手で行う
マルチパックの解梱作業には時間を要し、個人の解梱ス
ピードには限界があり、非常に非効率であった。マルチ
パックを分解し、容器とスリーブとに分別して回収する
解梱作業を短時間で行うには、大人数の作業員を確保し
なければならない。このように、作業員の人数と解梱ス
ピードとに応じて解梱作業量の上限が定まっており、試
験運転の運転時間はその解梱作業量に応じて決まり、通
常は非常に短いものとなっている。そのため、試験運転
で有意義な試験結果を得るのが難しい場合も生じてい
る。
【0005】同様の状況が、技術展や見本市等の公開イ
ベント等において、容器への充填包装製造設備を実際に
稼働させる場合にも生じている。マルチパックの製造を
デモンストレーションで実行しても、裏方における解梱
作業量によって実演時間が制限されており、十分なデモ
ンストレーション時間を確保できず、来客に説得力のあ
る実演ができないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、複数容器の集
合体をスリーブで包装するマルチパック包装プラントに
おいて、試験運転やデモンストレーションで相当多数の
マルチパックが作り出されても、マルチパックから容器
集合体を解梱し、解梱された容器のグループと、解梱に
よって生じたスリーブとを分別して回収することによ
り、人手に頼ることなく、製作されて来る多数のマルチ
パックを次々と解梱処理して容器とスリーブを自動的に
回収する点で解決すべき課題がある。
【0007】この発明の目的は、缶やビン等の複数容器
の集合体をスリーブで包装するマルチパック包装プラン
トにおいて、試験運転やデモンストレーションで製作さ
れて来る多数のマルチパックを自動的に解梱処理して容
器とスリーブを回収し、人手で解梱処理するときに生じ
ていたような、作業員の人数と解梱スピードとによって
定まる解梱作業量に応じて試験運転やデモンストレーシ
ョンの運転時間が非常に短いものとして決まるというよ
うな不都合を解消し、試験運転やデモンストレーション
の運転時間を長く取ることを可能にし、試験運転の有意
義な結果を得やすくするマルチパック用アンケーサを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明によるマルチパック用アンケーサは、縦横
に整列された容器集合体がスリーブで胴巻き状態に巻き
付けられて成るマルチパックを搬送する搬送コンベヤ、
前記スリーブの天板部を切断するカッタ、前記天板部が
切断された前記スリーブを拡開するガイド、前記搬送コ
ンベヤに接続され且つ前記スリーブによる胴巻きが解か
れた前記容器集合体を搬出する容器搬出コンベヤ、及び
前記搬送コンベヤに接続し且つ前記スリーブが拡開され
て形成されたブランクを吸着して搬出するブランク搬出
コンベヤから構成されている。
【0009】このマルチパック用アンケーサによれば、
縦横に整列された容器集合体がスリーブで巻き付けらた
状態で形成されたマルチパックは搬送コンベヤ上を搬送
され、マルチパックが搬送される間に、スリーブはカッ
タによって天板部が切断され、天板部が切断されたスリ
ーブはガイドによって左右に拡開される。スリーブが切
断され且つ拡開されることでスリーブによる胴巻きが解
かれた容器集合体は、搬送コンベヤに接続された容器搬
出コンベヤによって搬出される。また、スリーブが拡開
され、且つ容器集合体が容器搬出コンベヤによって搬出
されることで残されるブランクは、搬送コンベヤに接続
したブランク搬出コンベヤによって吸着されつつ搬出さ
れる。従って、容器集合体とブランクは、それぞれ自動
的に且つ個別に搬出される。
【0010】このマルチパック用アンケーサにおいて、
前記マルチパックは前記搬送コンベヤ上で前記スリーブ
の両端開口部が搬送方向前後方向に向いた姿勢に置か
れ、前記カッタは前記スリーブの天板部を前記マルチパ
ックの搬送に基づいてその搬送方向に沿って切断するこ
とができる。マルチパックを搬送コンベヤ上でスリーブ
の両端開口部を搬送方向前後方向に向いた姿勢とし、マ
ルチパックを搬送コンベヤによって搬送することによ
り、カッタは、自動的にスリーブの天板部を切断する。
カッタは、例えば、搬送方向に平行に延び且つスリーブ
の天板部に直交する面上で回転する回転カッタとするこ
とができる。
【0011】マルチパックを特定の姿勢に置いたこのマ
ルチパック用アンケーサにおいて、前記容器集合体を前
記搬送コンベヤの搬送方向に沿う複数列とそれに直交す
る複数行との行列に並べ、前記カッタは前記スリーブの
前記天板部を隣接する前記列間に対応した位置で切断す
る構成とすることができる。容器集合体を搬送コンベヤ
の搬送方向に沿う複数列とそれに直交する複数行との行
列に並べることで、隣接する列間には搬送方向に沿った
空間が形成され、カッタは、この空間を利用して、容器
集合体の各容器と干渉することなく、その列間に対応し
た位置でスリーブの天板部を切断する。
【0012】このマルチパック用アンケーサにおいて、
前記ブランク搬出コンベヤは前記搬送コンベヤの延長部
として構成されており、前記容器搬出コンベヤは前記ブ
ランクを吸着して搬出するに十分な隙間を置いて前記ブ
ランク搬出コンベヤの上方に配置する構成とすることが
できる。搬送コンベヤ上に載せられていたマルチパック
からスリーブを拡開することで得られたブランクは依然
として搬送コンベヤ上に載せられた状態にあるので、容
器集合体が取り除かれて搬送コンベヤ上に残されたブラ
ンクは、そのまま、ブランク搬出コンベヤとなる搬送コ
ンベヤの延長部によって搬出される。搬送コンベヤをそ
の載置物を搬送面に吸引して搬送する吸引コンベヤとす
ることで、ブランクは吸引したまま搬出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
によるマルチパック用アンケーサの実施例を説明する。
図1はこの発明によるマルチパック用アンケーサの一実
施例を示す側面図、図2図1に示すマルチパック用アン
ケーサの要部を拡大して示す斜視図である。
【0014】図1及び図2に示す実施例では容器として
缶が用いられており、スリーブSによって包装され且つ
マルチパック用アンケーサ1によって荷解きされる容器
集合体は缶集合体Cである。図1及び図2に示すよう
に、マルチパック用アンケーサ1は、缶製造設備が設置
された工場等の床F上を車輪で移動可能に据え付けられ
た据付け台2を有するものとして構成されている。据付
け台2上には、マルチパックMの搬送及び缶集合体Cと
ブランクBのそれぞれの搬出を行うコンベヤ群を載置す
るフレーム3が構成されていると共に、後述する搬送コ
ンベヤ等を駆動する駆動源としての電動モータ4が載置
されている。フレーム3の最も上流側には、マルチパッ
クMを搬送面6上に載置した状態で搬入する搬入コンベ
ヤ5が設けられており、適宜の駆動手段(図示せず)に
より駆動されている。
【0015】搬入コンベヤ5の下流には、搬入されたマ
ルチパックMを更に搬送する搬送コンベヤ7が接続され
ている。搬送コンベヤ7は、搬入コンベヤ5の搬送面6
と面一な搬送面9を有し搬入コンベヤ5に接続する水平
搬送コンベヤ部8と、途中で斜め下方に屈折し、それ以
後のスリーブSが拡開されて形成されたブランクBを搬
出する傾斜搬送コンベヤ部とから構成されている。傾斜
搬送コンベヤ部は、搬送コンベヤ7の延長部として構成
されるブランク搬出コンベヤ10として機能している。
ブランク搬出コンベヤ10の上方には、マルチパックM
の包装を解いて取り出された缶集合体Cを搬出するた
め、容器搬出コンベヤとしての缶搬出コンベヤ11が配
設されている。
【0016】搬入コンベヤ5とそれに接続する水平搬送
コンベヤ部8との間には、両者に跨がってマルチパック
Mの移動をその両側部で案内するガイドレール13(図
1では片一方のみ図示)が設けられている。ガイドレー
ル13に代えて、マルチパックMの両側方にチェーンの
ような走行体を搬入コンベヤ5と搬送コンベヤ7と同期
して走行させ、その走行体にマルチパックMの最先端側
の缶と最後端側の缶とを抱く状態に挟み込むラグが隔置
して設けたガイドコンベヤとすることもできる。ガイド
レール13及びガイドコンベヤは、缶排出コンベヤ11
の両サイドにまで延長して配設することができる。
【0017】水平搬送コンベヤ部8の上方には、マルチ
パックMのスリーブSを切断するカッタ機構14が配設
されている。カッタ機構14は、主フレーム3に取り付
けられたカッタフレーム15、カッタフレーム15に取
り付けられたカッタ台16、カッタ台16に載置された
電動モータ17、及び電動モータ17の出力をベルト又
はチェーンのような伝動機構を介して駆動される回転カ
ッタ18を備えている。カッタ台16は、カッタフレー
ム15に対して高さ方向の取付け位置を変更可能に取り
付けられており、マルチパックMのサイズに応じて、回
転カッタ18の高さを変更・調節可能となっている。回
転カッタ18は、水平搬送コンベヤ部8の搬送方向に平
行で且つ搬送面9と直交する(従って、マルチパッック
MのスリーブSの天板部Saと直交する)面内で図1の
側面で見て反時計回りに回転し周縁部に切断刃が形成さ
れた円板状カッタである。回転カッタ18がスリーブS
の天板部Saを押し切るとき、押切り力で天板部Saが
撓むと切断が良好に行われない。回転カッタ18の押切
り力に対抗するため、カッタ受け19が、カッタフレー
ム15に搬送逆方向に回転カッタ18のカッタ位置両側
にまで延びて、缶列の隙間に進入可能な状態に取り付け
られている。マルチパッックMの缶列の隙間に進入した
カッタ受け19は、スリーブSが回転カッタ18からの
押さえ力で撓まないように、スリーブSの天板部Saを
その内面で且つ回転カッタ18が通過する両側において
支持している。
【0018】搬送コンベヤ7は、搬送物を搬送面9に吸
引する吸引ベルトコンベヤであり、図2に示すように、
コンベヤベルト20には、多数の吸引孔21が形成され
ており、搬送面9の下方には、適宜の負圧源に接続され
た吸引ボックス22が沿わせて配置されている。可動台
2上の電動モータ4の出力は、適宜のチェーン23のよ
うな伝動機構を介してコンベヤベルト20を駆動してい
る。コンベヤベルト20は、その弛みを吸収するため、
ばねを有する適宜の吸収機構24によって付勢されてい
る。
【0019】図示のマルチパックMにおいては、缶集合
体Cは、搬送方向に2列、それに直交する方向に3行と
なった行列に整然と整列されており、その周りをスリー
ブSで巻き付けることで胴巻きに包装されている。スリ
ーブSの胴巻きは、胴巻きの端部が搬送方向前後に開口
する態様で行われている。缶の首部の形状に応じて、2
列の缶列間には隙間Csが生じている。搬送方向に沿っ
た平面内を回転する回転カッタ18は回転軸の位置を変
えずに回転しているのみであるが、搬送されるマルチパ
ックMが相対的に接近することにより、回転カッタ18
は隙間Csに対応した天板部Saを切断する。回転カッ
タ18の刃先は隙間Csを通るので、回転カッタ18が
缶集合体Cと干渉することはない。スリーブSを切断し
拡開することで胴巻きが解かれた缶集合体Cは、その後
のスリーブSの拡開作業時に整列を崩す可能性がある
が、缶集合体Cの両側方を案内するガイド板25(図1
参照)か、更に追加的に列間に進入するガイド板を設け
ることで、缶集合体Cの列の乱れを防止することができ
る。
【0020】天板部Saが切断されたスリーブSは、そ
の直後から、拡開機構30によって搬送方向左右に拡開
される。拡開機構30は、二種類のガイド棒31,32
から成っており、第1ガイド棒31は、両外側中段位置
から斜め内側上部に折れ曲がるガイド棒であり、それぞ
れ、切断された直後の天板部Sa,Saの前縁部分に係
合する。マルチパックMの搬送に伴い、ガイド棒31と
スリーブSとの接触点が急速に移動するので、天板部S
a,Saとそれに続く側板部Sb,Sbが素早く拡開さ
れる。第2ガイド棒32は、搬送面9に接近した下段で
且つ横に広く離れた位置から斜め上方に折れ曲がるガイ
ド棒であり、第1ガイド棒31で途中まで拡開されたス
リーブSの側板部Sb,Sbの前縁部分に係合して、ス
リーブSの拡開を更に進行させる。第2ガイド棒32の
下段部分は、搬送面9に平行に延び、拡開されたスリー
ブSの側板部Sb,Sbの、天板部Sa,Saとの境界
に形成される折り目に近い部位を押さえて、スリーブS
の拡開状態を維持する。
【0021】搬送コンベヤ7は、吸引ベルトコンベヤと
して構成されているので、スリーブSから拡開されて平
らになったブランクBは、搬送面9に吸引された状態の
ままブランク搬出コンベヤ10に移行する。ブランク搬
出コンベヤ10に移行の際に、搬送面の折れ曲がりによ
ってブランクBは反り返り、より平な状態に癖付けされ
る。ブランクBは、ブランク搬出コンベヤ10において
も吸引状態のまま搬出され、搬出端からスクラップボッ
クス35に投入される。ブランクBはスクラップボック
ス35に回収されてリサイクルに供される。
【0022】缶搬出コンベヤ11は、ブランク搬出コン
ベヤ10の上方において、水平搬送コンベヤ部8の搬送
面9の延長に位置する搬送面12を持つベルトコンベヤ
である。ブランク搬出コンベヤ10で搬出されるブラン
クBの高さは非常に薄いので、缶搬出コンベヤ11とブ
ランク搬出コンベヤ10との間には、ブランクBが通過
できる程度の隙間36が形成されている。従って、搬送
コンベヤ7を水平搬送コンベヤ部8からブランク搬出コ
ンベヤ10へと屈折させるだけで、水平搬送コンベヤ部
8の搬送面9と缶搬出コンベヤ11の搬送面12との間
に大きな段差を付けることなく、両者を接続させること
ができる。缶集合体Cの缶搬出コンベヤ11への移載を
一層スムーズにするため、例えば、両側又は上方にガイ
ドコンベヤ、プッシャコンベヤ、振動コンベヤ等の移載
手段を適宜設けることができる。缶搬出コンベヤ11で
搬出された缶集合体Cは、回収されるか、或いは供給コ
ンベヤに自動的に戻されて再度の試験運転又はデモンス
トレーションに供される。
【0023】以上説明したように、このアンケーサによ
れば、大量に送り込まれるマルチパックMを自動的に解
梱し、缶とブランクとに分別して回収することができ
る。上記の実施例では、2列3行の缶集合体Cについて
説明したが、それ以外の行列に整列された缶集合体をス
リーブで胴巻きしたマルチパックでも、カッタ機構14
ではカッタの位置を、また拡開機構30ではガイド棒3
1、32を調節・変更することにより、同様にしてアン
ケーサ処理が可能である。また、缶自体のサイズ変更が
あった場合も同様である。更に、容器をビンとしたビン
集合体をスリーブで胴巻きしたマルチパックに対して
も、同様のアンケーサ処理が可能である。ブランク排出
コンベヤ10は搬送コンベヤ7の一部から構成されたも
のとして説明したが、ブランクBの移載がスムーズに行
われれば、専用のブランク排出コンベヤを使用してもよ
いことは明らかである。
【0024】
【発明の効果】この発明によるマルチパック用アンケー
サによれば、マルチパック機において試験運転やデモン
ストレーションで短時間に多数のマルチパックが作り出
されても、マルチパックのスリーブを切断して拡開する
ことで自動的に解梱処理し、切断し拡開されることでス
リーブによる胴巻きが解かれた容器集合体と、スリーブ
とを自動的に分別して回収しているので、人手に頼るこ
となく、製作されて来る多数のマルチパックを次々と短
時間で大量に解梱処理して容器とスリーブを自動的に回
収することができる。従って、マルチパック機の試験運
転やデモンストレーションの運転時間は、従来のよう
に、作業員の人数と解梱スピードとに応じて定まる解梱
作業量に応じて決まるという制限がなくなり、人手によ
る解梱作業ではできなかったような十分長い運転時間を
確保することができ、その結果、試験運転の有意義な結
果が得られ、説得性のあるデモンストレーションが可能
なマルチパックのアンケーサを提供することができる。
更に、アンケーサ機械による自動解梱が可能となるの
で、大量の作業人員を動員することがなくなり、低コス
トで試験運転やデモンストレーション運転をすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるマルチパック用アンケーサの一
実施例を示す側面図である。
【図2】図1及び図2に示すマルチパック用アンケーサ
の要部を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 マルチパック用アンケーサ 7 搬送コンベヤ 10 ブランク搬出コンベヤ 11 缶搬出コンベヤ 14 カッタ機構 30 ガイド機構 S スリーブ B ブランク M マルチパック C 缶集合体 Cs 隙間 Sa 天板部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に整列された容器集合体がスリーブ
    で胴巻き状態に巻き付けられて成るマルチパックを搬送
    する搬送コンベヤ、前記スリーブの天板部を切断するカ
    ッタ機構、前記天板部が切断された前記スリーブを拡開
    するガイド機構、前記搬送コンベヤに接続され且つ前記
    スリーブによる胴巻きが解かれた前記容器集合体を搬出
    する容器搬出コンベヤ、及び前記搬送コンベヤに接続し
    且つ前記スリーブが拡開されて成るブランクを吸着して
    搬出するブランク搬出コンベヤから成るマルチパック用
    アンケーサ。
  2. 【請求項2】 前記マルチパックは前記搬送コンベヤ上
    で前記スリーブの両端開口部が搬送方向前後方向に向い
    た姿勢に置かれ、前記カッタ機構は前記スリーブの天板
    部を前記マルチパックの搬送に基づいてその搬送方向に
    沿って切断することから成る請求項1に記載のマルチパ
    ック用アンケーサ。
  3. 【請求項3】 前記容器集合体は前記搬送コンベヤの搬
    送方向に沿う複数列とそれに直交する複数行との行列に
    並べられており、前記カッタ機構は前記スリーブの前記
    天板部を隣接する前記列間に対応した位置で切断するこ
    とから成る請求項2に記載のマルチパック用アンケー
    サ。
  4. 【請求項4】 前記ブランク搬出コンベヤは前記搬送コ
    ンベヤの延長部として構成されており、前記容器搬出コ
    ンベヤは前記ブランクを吸着して搬出するに十分な隙間
    を置いて前記ブランク搬出コンベヤの上方に配置されて
    いることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    マルチパック用アンケーサ。
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