JP4516249B2 - マルチパック用アンケーサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、縦横に整列された複数の缶、ビン等の容器から成る容器集合体の周りにスリーブを巻き付けて包装されたマルチパックのアンケーサに関する。
【0002】
【従来技術】
従来、ビールやジュースが充填された缶やビン等の容器は、縦横に整列させることで容器集合体にグループ化し、板紙などから成るブランクから成りその両端部を接合することにより構成されるスリーブで巻き付けて包装した、所謂マルチパック方式で流通されることが多い。マルチパックについては、スリーブに手提げ部分を形成する等の種々の工夫を図ることで、消費者等が運搬や保管等の利用しやすい形態が模索されている。
【0003】
マルチパック方式による缶やビンの容器をスリーブで胴巻きする包装は、通常、缶の中にビールやジュース等の飲料などの包装物を充填する缶製品製造工場等において、その製造過程の最終段階として自動的な包装設備によって行われている。缶製品製造工場等においては、容器の種類の変更が生じたとき、あるいはスリーブとなるブランクの仕様が変更されたときには、容器集合体の包装が問題なくスムーズに行われることを確認する必要があるため、マルチパックのための包装設備を実際に稼働させる試験運転が行われる。このとき、スリーブで包装されたマルチパックは商品とすることはできないので、スリーブを容器のグループから剥がして、容器とブランクとをそれぞれ、別々に回収する必要がある。マルチパックの分解と分別回収は、従来、人手で行われている。ブランクの両端部を接合して形成されるスリーブは、係合部を外すのが意外に困難であり、結局、マルチパッックはスリーブを引き破ることによって分解されている。回収された容器は試験運転に再利用可能であり、スリーブは通常破損しているので、紙資源の一つとしてリサイクルされる。
【0004】
このような複数容器の集合体をスリーブで包装するマルチパック包装プラントについては、最近では高速運転化が進み、試験運転であっても短時間に相当多数のマルチパックが作り出される。一方、人手で行うマルチパックの解梱作業には時間を要し、個人の解梱スピードには限界があり、非常に非効率であった。マルチパックを分解し、容器とスリーブとに分別して回収する解梱作業を短時間で行うには、大人数の作業員を確保しなければならない。このように、作業員の人数と解梱スピードとに応じて解梱作業量の上限が定まっており、試験運転の運転時間はその解梱作業量に応じて決まり、通常は非常に短いものとなっている。そのため、試験運転で有意義な試験結果を得るのが難しい場合も生じている。
【0005】
同様の状況が、技術展や見本市等の公開イベント等において、容器への充填包装製造設備を実際に稼働させる場合にも生じている。マルチパックの製造をデモンストレーションで実行しても、裏方における解梱作業量によって実演時間が制限されており、十分なデモンストレーション時間を確保できず、来客に説得力のある実演ができないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、複数容器の集合体をスリーブで包装するマルチパック包装プラントにおいて、試験運転やデモンストレーションで相当多数のマルチパックが作り出されても、マルチパックから容器集合体を解梱し、解梱された容器のグループと、解梱によって生じたスリーブとを分別して回収することにより、人手に頼ることなく、製作されて来る多数のマルチパックを次々と解梱処理して容器とスリーブを自動的に回収する点で解決すべき課題がある。
【0007】
この発明の目的は、缶やビン等の複数容器の集合体をスリーブで包装するマルチパック包装プラントにおいて、試験運転やデモンストレーションで製作されて来る多数のマルチパックを自動的に解梱処理して容器とスリーブを回収し、人手で解梱処理するときに生じていたような、作業員の人数と解梱スピードとによって定まる解梱作業量に応じて試験運転やデモンストレーションの運転時間が非常に短いものとして決まるというような不都合を解消し、試験運転やデモンストレーションの運転時間を長く取ることを可能にし、試験運転の有意義な結果を得やすくするマルチパック用アンケーサを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明によるマルチパック用アンケーサは、縦横に整列された容器集合体がスリーブで胴巻き状態に巻き付けられて成るマルチパックを搬送する搬送コンベヤ、前記スリーブの天板部を切断するカッタ、前記天板部が切断された前記スリーブを拡開するガイド、前記搬送コンベヤに接続され且つ前記スリーブによる胴巻きが解かれた前記容器集合体を搬出する容器搬出コンベヤ、及び前記搬送コンベヤに接続し且つ前記スリーブが拡開されて形成されたブランクを吸着して搬出するブランク搬出コンベヤから構成されている。
【0009】
このマルチパック用アンケーサによれば、縦横に整列された容器集合体がスリーブで巻き付けらた状態で形成されたマルチパックは搬送コンベヤ上を搬送され、マルチパックが搬送される間に、スリーブはカッタによって天板部が切断され、天板部が切断されたスリーブはガイドによって左右に拡開される。スリーブが切断され且つ拡開されることでスリーブによる胴巻きが解かれた容器集合体は、搬送コンベヤに接続された容器搬出コンベヤによって搬出される。また、スリーブが拡開され、且つ容器集合体が容器搬出コンベヤによって搬出されることで残されるブランクは、搬送コンベヤに接続したブランク搬出コンベヤによって吸着されつつ搬出される。従って、容器集合体とブランクは、それぞれ自動的に且つ個別に搬出される。
【0010】
このマルチパック用アンケーサにおいて、前記マルチパックは前記搬送コンベヤ上で前記スリーブの両端開口部が搬送方向前後方向に向いた姿勢に置かれ、前記カッタは前記スリーブの天板部を前記マルチパックの搬送に基づいてその搬送方向に沿って切断することができる。マルチパックを搬送コンベヤ上でスリーブの両端開口部を搬送方向前後方向に向いた姿勢とし、マルチパックを搬送コンベヤによって搬送することにより、カッタは、自動的にスリーブの天板部を切断する。カッタは、例えば、搬送方向に平行に延び且つスリーブの天板部に直交する面上で回転する回転カッタとすることができる。
【0011】
マルチパックを特定の姿勢に置いたこのマルチパック用アンケーサにおいて、前記容器集合体を前記搬送コンベヤの搬送方向に沿う複数列とそれに直交する複数行との行列に並べ、前記カッタは前記スリーブの前記天板部を隣接する前記列間に対応した位置で切断する構成とすることができる。容器集合体を搬送コンベヤの搬送方向に沿う複数列とそれに直交する複数行との行列に並べることで、隣接する列間には搬送方向に沿った空間が形成され、カッタは、この空間を利用して、容器集合体の各容器と干渉することなく、その列間に対応した位置でスリーブの天板部を切断する。
【0012】
このマルチパック用アンケーサにおいて、前記ブランク搬出コンベヤは前記搬送コンベヤの延長部として構成されており、前記容器搬出コンベヤは前記ブランクを吸着して搬出するに十分な隙間を置いて前記ブランク搬出コンベヤの上方に配置する構成とすることができる。搬送コンベヤ上に載せられていたマルチパックからスリーブを拡開することで得られたブランクは依然として搬送コンベヤ上に載せられた状態にあるので、容器集合体が取り除かれて搬送コンベヤ上に残されたブランクは、そのまま、ブランク搬出コンベヤとなる搬送コンベヤの延長部によって搬出される。搬送コンベヤをその載置物を搬送面に吸引して搬送する吸引コンベヤとすることで、ブランクは吸引したまま搬出される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明によるマルチパック用アンケーサの実施例を説明する。図1はこの発明によるマルチパック用アンケーサの一実施例を示す側面図、図2図1に示すマルチパック用アンケーサの要部を拡大して示す斜視図である。
【0014】
図1及び図2に示す実施例では容器として缶が用いられており、スリーブSによって包装され且つマルチパック用アンケーサ1によって荷解きされる容器集合体は缶集合体Cである。図1及び図2に示すように、マルチパック用アンケーサ1は、缶製造設備が設置された工場等の床F上を車輪で移動可能に据え付けられた据付け台2を有するものとして構成されている。据付け台2上には、マルチパックMの搬送及び缶集合体CとブランクBのそれぞれの搬出を行うコンベヤ群を載置するフレーム3が構成されていると共に、後述する搬送コンベヤ等を駆動する駆動源としての電動モータ4が載置されている。フレーム3の最も上流側には、マルチパックMを搬送面6上に載置した状態で搬入する搬入コンベヤ5が設けられており、適宜の駆動手段(図示せず)により駆動されている。
【0015】
搬入コンベヤ5の下流には、搬入されたマルチパックMを更に搬送する搬送コンベヤ7が接続されている。搬送コンベヤ7は、搬入コンベヤ5の搬送面6と面一な搬送面9を有し搬入コンベヤ5に接続する水平搬送コンベヤ部8と、途中で斜め下方に屈折し、それ以後のスリーブSが拡開されて形成されたブランクBを搬出する傾斜搬送コンベヤ部とから構成されている。傾斜搬送コンベヤ部は、搬送コンベヤ7の延長部として構成されるブランク搬出コンベヤ10として機能している。ブランク搬出コンベヤ10の上方には、マルチパックMの包装を解いて取り出された缶集合体Cを搬出するため、容器搬出コンベヤとしての缶搬出コンベヤ11が配設されている。
【0016】
搬入コンベヤ5とそれに接続する水平搬送コンベヤ部8との間には、両者に跨がってマルチパックMの移動をその両側部で案内するガイドレール13(図1では片一方のみ図示)が設けられている。ガイドレール13に代えて、マルチパックMの両側方にチェーンのような走行体を搬入コンベヤ5と搬送コンベヤ7と同期して走行させ、その走行体にマルチパックMの最先端側の缶と最後端側の缶とを抱く状態に挟み込むラグが隔置して設けたガイドコンベヤとすることもできる。ガイドレール13及びガイドコンベヤは、缶排出コンベヤ11の両サイドにまで延長して配設することができる。
【0017】
水平搬送コンベヤ部8の上方には、マルチパックMのスリーブSを切断するカッタ機構14が配設されている。カッタ機構14は、主フレーム3に取り付けられたカッタフレーム15、カッタフレーム15に取り付けられたカッタ台16、カッタ台16に載置された電動モータ17、及び電動モータ17の出力をベルト又はチェーンのような伝動機構を介して駆動される回転カッタ18を備えている。カッタ台16は、カッタフレーム15に対して高さ方向の取付け位置を変更可能に取り付けられており、マルチパックMのサイズに応じて、回転カッタ18の高さを変更・調節可能となっている。回転カッタ18は、水平搬送コンベヤ部8の搬送方向に平行で且つ搬送面9と直交する(従って、マルチパッックMのスリーブSの天板部Saと直交する)面内で図1の側面で見て反時計回りに回転し周縁部に切断刃が形成された円板状カッタである。回転カッタ18がスリーブSの天板部Saを押し切るとき、押切り力で天板部Saが撓むと切断が良好に行われない。回転カッタ18の押切り力に対抗するため、カッタ受け19が、カッタフレーム15に搬送逆方向に回転カッタ18のカッタ位置両側にまで延びて、缶列の隙間に進入可能な状態に取り付けられている。マルチパッックMの缶列の隙間に進入したカッタ受け19は、スリーブSが回転カッタ18からの押さえ力で撓まないように、スリーブSの天板部Saをその内面で且つ回転カッタ18が通過する両側において支持している。
【0018】
搬送コンベヤ7は、搬送物を搬送面9に吸引する吸引ベルトコンベヤであり、図2に示すように、コンベヤベルト20には、多数の吸引孔21が形成されており、搬送面9の下方には、適宜の負圧源に接続された吸引ボックス22が沿わせて配置されている。可動台2上の電動モータ4の出力は、適宜のチェーン23のような伝動機構を介してコンベヤベルト20を駆動している。コンベヤベルト20は、その弛みを吸収するため、ばねを有する適宜の吸収機構24によって付勢されている。
【0019】
図示のマルチパックMにおいては、缶集合体Cは、搬送方向に2列、それに直交する方向に3行となった行列に整然と整列されており、その周りをスリーブSで巻き付けることで胴巻きに包装されている。スリーブSの胴巻きは、胴巻きの端部が搬送方向前後に開口する態様で行われている。缶の首部の形状に応じて、2列の缶列間には隙間Csが生じている。搬送方向に沿った平面内を回転する回転カッタ18は回転軸の位置を変えずに回転しているのみであるが、搬送されるマルチパックMが相対的に接近することにより、回転カッタ18は隙間Csに対応した天板部Saを切断する。回転カッタ18の刃先は隙間Csを通るので、回転カッタ18が缶集合体Cと干渉することはない。スリーブSを切断し拡開することで胴巻きが解かれた缶集合体Cは、その後のスリーブSの拡開作業時に整列を崩す可能性があるが、缶集合体Cの両側方を案内するガイド板25(図1参照)か、更に追加的に列間に進入するガイド板を設けることで、缶集合体Cの列の乱れを防止することができる。
【0020】
天板部Saが切断されたスリーブSは、その直後から、拡開機構30によって搬送方向左右に拡開される。拡開機構30は、二種類のガイド棒31,32から成っており、第1ガイド棒31は、両外側中段位置から斜め内側上部に折れ曲がるガイド棒であり、それぞれ、切断された直後の天板部Sa,Saの前縁部分に係合する。マルチパックMの搬送に伴い、ガイド棒31とスリーブSとの接触点が急速に移動するので、天板部Sa,Saとそれに続く側板部Sb,Sbが素早く拡開される。第2ガイド棒32は、搬送面9に接近した下段で且つ横に広く離れた位置から斜め上方に折れ曲がるガイド棒であり、第1ガイド棒31で途中まで拡開されたスリーブSの側板部Sb,Sbの前縁部分に係合して、スリーブSの拡開を更に進行させる。第2ガイド棒32の下段部分は、搬送面9に平行に延び、拡開されたスリーブSの側板部Sb,Sbの、天板部Sa,Saとの境界に形成される折り目に近い部位を押さえて、スリーブSの拡開状態を維持する。
【0021】
搬送コンベヤ7は、吸引ベルトコンベヤとして構成されているので、スリーブSから拡開されて平らになったブランクBは、搬送面9に吸引された状態のままブランク搬出コンベヤ10に移行する。ブランク搬出コンベヤ10に移行の際に、搬送面の折れ曲がりによってブランクBは反り返り、より平な状態に癖付けされる。ブランクBは、ブランク搬出コンベヤ10においても吸引状態のまま搬出され、搬出端からスクラップボックス35に投入される。ブランクBはスクラップボックス35に回収されてリサイクルに供される。
【0022】
缶搬出コンベヤ11は、ブランク搬出コンベヤ10の上方において、水平搬送コンベヤ部8の搬送面9の延長に位置する搬送面12を持つベルトコンベヤである。ブランク搬出コンベヤ10で搬出されるブランクBの高さは非常に薄いので、缶搬出コンベヤ11とブランク搬出コンベヤ10との間には、ブランクBが通過できる程度の隙間36が形成されている。従って、搬送コンベヤ7を水平搬送コンベヤ部8からブランク搬出コンベヤ10へと屈折させるだけで、水平搬送コンベヤ部8の搬送面9と缶搬出コンベヤ11の搬送面12との間に大きな段差を付けることなく、両者を接続させることができる。缶集合体Cの缶搬出コンベヤ11への移載を一層スムーズにするため、例えば、両側又は上方にガイドコンベヤ、プッシャコンベヤ、振動コンベヤ等の移載手段を適宜設けることができる。缶搬出コンベヤ11で搬出された缶集合体Cは、回収されるか、或いは供給コンベヤに自動的に戻されて再度の試験運転又はデモンストレーションに供される。
【0023】
以上説明したように、このアンケーサによれば、大量に送り込まれるマルチパックMを自動的に解梱し、缶とブランクとに分別して回収することができる。上記の実施例では、2列3行の缶集合体Cについて説明したが、それ以外の行列に整列された缶集合体をスリーブで胴巻きしたマルチパックでも、カッタ機構14ではカッタの位置を、また拡開機構30ではガイド棒31、32を調節・変更することにより、同様にしてアンケーサ処理が可能である。また、缶自体のサイズ変更があった場合も同様である。更に、容器をビンとしたビン集合体をスリーブで胴巻きしたマルチパックに対しても、同様のアンケーサ処理が可能である。ブランク排出コンベヤ10は搬送コンベヤ7の一部から構成されたものとして説明したが、ブランクBの移載がスムーズに行われれば、専用のブランク排出コンベヤを使用してもよいことは明らかである。
【0024】
【発明の効果】
この発明によるマルチパック用アンケーサによれば、マルチパック機において試験運転やデモンストレーションで短時間に多数のマルチパックが作り出されても、マルチパックのスリーブを切断して拡開することで自動的に解梱処理し、切断し拡開されることでスリーブによる胴巻きが解かれた容器集合体と、スリーブとを自動的に分別して回収しているので、人手に頼ることなく、製作されて来る多数のマルチパックを次々と短時間で大量に解梱処理して容器とスリーブを自動的に回収することができる。従って、マルチパック機の試験運転やデモンストレーションの運転時間は、従来のように、作業員の人数と解梱スピードとに応じて定まる解梱作業量に応じて決まるという制限がなくなり、人手による解梱作業ではできなかったような十分長い運転時間を確保することができ、その結果、試験運転の有意義な結果が得られ、説得性のあるデモンストレーションが可能なマルチパックのアンケーサを提供することができる。更に、アンケーサ機械による自動解梱が可能となるので、大量の作業人員を動員することがなくなり、低コストで試験運転やデモンストレーション運転をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるマルチパック用アンケーサの一実施例を示す側面図である。
【図2】図1及び図2に示すマルチパック用アンケーサの要部を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 マルチパック用アンケーサ
7 搬送コンベヤ
10 ブランク搬出コンベヤ
11 缶搬出コンベヤ
14 カッタ機構
30 ガイド機構
S スリーブ
B ブランク
M マルチパック
C 缶集合体
Cs 隙間
Sa 天板部
Claims (4)
- 縦横に整列された容器集合体がスリーブで胴巻き状態に巻き付けられて成るマルチパックを搬送する搬送コンベヤ、前記スリーブの天板部を切断するカッタ機構、前記天板部が切断された前記スリーブを拡開するガイド機構、前記搬送コンベヤに接続され且つ前記スリーブによる胴巻きが解かれた前記容器集合体を搬出する容器搬出コンベヤ、及び前記搬送コンベヤに接続し且つ前記スリーブが拡開されて成るブランクを吸着して搬出するブランク搬出コンベヤから成るマルチパック用アンケーサ。
- 前記マルチパックは前記搬送コンベヤ上で前記スリーブの両端開口部が搬送方向前後方向に向いた姿勢に置かれ、前記カッタ機構は前記スリーブの天板部を前記マルチパックの搬送に基づいてその搬送方向に沿って切断することから成る請求項1に記載のマルチパック用アンケーサ。
- 前記容器集合体は前記搬送コンベヤの搬送方向に沿う複数列とそれに直交する複数行との行列に並べられており、前記カッタ機構は前記スリーブの前記天板部を隣接する前記列間に対応した位置で切断することから成る請求項2に記載のマルチパック用アンケーサ。
- 前記ブランク搬出コンベヤは前記搬送コンベヤの延長部として構成されており、前記容器搬出コンベヤは前記ブランクを吸着して搬出するに十分な隙間を置いて前記ブランク搬出コンベヤの上方に配置されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載のマルチパック用アンケーサ。
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