JP2003081183A - 船外機の排気バルブ構造 - Google Patents

船外機の排気バルブ構造

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JP2003081183A
JP2003081183A JP2001273464A JP2001273464A JP2003081183A JP 2003081183 A JP2003081183 A JP 2003081183A JP 2001273464 A JP2001273464 A JP 2001273464A JP 2001273464 A JP2001273464 A JP 2001273464A JP 2003081183 A JP2003081183 A JP 2003081183A
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JP
Japan
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exhaust
pipe
exhaust valve
valve structure
exhaust pipe
Prior art date
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Application number
JP2001273464A
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English (en)
Inventor
Tatsu Takahashi
達 高橋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン停止時や始動時にエキゾーストパイ
プ内へ水が浸入しない船外機の排気バルブ構造を提供す
る。 【解決手段】 排気バルブ10は2つのパイプ11、1
2を直交するように接合して構成され、一方のパイプ1
1の上端をエキゾーストパイプ8の下端に嵌合する装着
部11aとし、また他方のパイプ12の先部を斜めに切
り落とすようにして開口部12aとし、また、ハウジン
グ5に対する取付けステー13を備えている。この取付
けステー13のブラケット13b間には板状バルブ14
が回動自在に支持され、この板状バルブ14は自重若し
くはスプリングなどによって前記開口部12aを閉じる
方向に付勢され、エンジンを駆動した際の排気の圧力に
よって開方向に回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のエキゾー
ストパイプに取付ける排気バルブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機の一般的な構造は、エンジンを上
部ハウジング内に収納し、プロペラ支持軸を下部ハウジ
ング内に収納し、中間のドライブシャフトハウジング内
にドライブシャフトを収納し、また中間のエキゾースト
ハウジング内にエキゾーストパイプを収納している。
【0003】上述したエキゾーストハウジング内はエン
ジン停止時および始動時に圧力変動が起こるため、これ
を抑えるためエキゾーストハウジングに排気レリーズ通
路を設けている。しかしながら、排気レリーズ通路を設
けると、エキゾーストハウジング内が減圧状態になった
際にこの通路を介してエキゾーストパイプ内に水が浸入
するおそれがある。
【0004】上記の不利を解消するため、特開平5−5
8392号公報では図5に示す構造としている。即ち、
図において100はエキゾーストハウジング、101は
ドライブシャフトハウジング、102はエキゾーストパ
イプ(排気管)、103はドライブシャフト、104は
冷却水用チューブであり、エキゾーストハウジング10
0には排気レリーズ通路105が形成され、この排気レ
リーズ通路105内にボール106を配置し、減圧時に
ボール106が排気レリーズ通路105を閉じるように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−58392
号公報に開示される構造とすることで、エキゾーストパ
イプ内への水の浸入を防止できるが、この構造は既存の
船外機に適用することができず汎用性がない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の排気バルブ構造は、船外機のエキゾーストパイ
プ下端に着脱可能な装着部と、エキゾーストパイプから
の排気を外部に放出する開口部と、この開口部を開閉す
るバルブとを備え、前記バルブはエキゾーストパイプ内
の排気の圧力にて開とされ、エンジン停止時には前記開
口部を閉じる方向に付勢された構成とした。
【0007】より具体的な構成としては、2つのパイプ
を接合して排気バルブを構成し、一方のパイプをエキゾ
ーストパイプに対する装着部とし、他方のパイプをバル
ブによって開閉される開口部とする。また、ハウジング
への取付けステーを備えた排気バルブ構造としてもよ
い。
【0008】以上の構成とすることで、既存の船外機に
何らの加工を施さずにそのまま取付けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の態様を添付
図面に基づいて説明する。図1は船外機の外観図、図2
は本発明に係る排気バルブの斜視図、図3(a)は同排
気バルブを船外機のエキゾーストパイプに装着する前の
状態を示す図、(b)は装着後の状態を示す図である。
【0010】船外機1は船体2の後尾にチルト機構3を
介して取付けられている。船外機1はエンジンを収納し
た上部ハウジング4、エキゾーストパイプを収納した中
間ハウジング(エクステンションケース)5及びドライ
ブシャフトに連結する支持軸を収納した下部ハウジング
6を備え、支持軸にはプロペラ7が取付けられている。
【0011】中間ハウジング5内では、図3(a)に示
すようにエキゾーストパイプ8の下部が支持ブロック9
にて保持され、図3(b)に示すようにエキゾーストパ
イプ8下端に排気バルブ10が着脱自在に取り付けられ
ている。
【0012】排気バルブ10は2つのパイプ11、12
を直交するように接合して構成され、一方のパイプ11
の上端をエキゾーストパイプ8の下端に嵌合する装着部
11aとし、また他方のパイプ12の先部を斜めに切り
落とすようにして開口部12aとしている。
【0013】また、排気バルブ10はハウジング5に対
する取付けステー13を備えている。この取付けステー
13は先部を二股状部13aとし、この二股状部13a
でハウジング5のボス部5aを側方から挟持し、また基
部を上方へ折れ曲がった2つのブラケット13bとし、
このブラケット13b間でパイプ11、12を保持する
構造となっている。
【0014】更にブラケット13b間には板状バルブ1
4が回動自在に支持されている。この板状バルブ14は
自重若しくはスプリングなどによって前記開口部12a
を閉じる方向に付勢され、エンジンを駆動した際の排気
の圧力によって開方向に回動する。
【0015】而して、エンジンの停止時などにおいて、
エキゾーストパイプ8内の圧力が高くないときに、ハウ
ジング5ないの水位がエキゾーストパイプ8の下端より
も高くなっても、このときには排気バルブ10の開口部
12aが板状バルブ14にて水密に閉塞されているの
で、エキゾーストパイプ8内に水が浸入することがな
い。
【0016】図4は別実施例に係る排気バルブを示す図
であり、この実施例にあってはパイプ状ジョイント部材
15を備えている。このジョイント部材15は小径部1
5aと大径部15bからなり、小径部15aをエキゾー
ストパイプ8下端に内側から嵌合し、大径部15bを排
気バルブ10のパイプ11の上端部に内側から嵌合する
構造としている。
【0017】このように、ジョイント部材15を備える
ことで、仮にエキゾーストパイプ8とパイプ11の径が
適合しない場合でも簡単に排気バルブ10を取付けるこ
とができる。尚、図示例ではジョイント部材15をエキ
ゾーストパイプ8及びパイプ11の内径部に内側から嵌
合したが、外径部に外側から嵌合する構造としてもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、既存の船外機で
あっても本発明に係るバルブ構造を適用することがで
き、エンジン停止時や始動時にエキゾーストパイプ内へ
水が吸い上げられるのを防止できる。また、ジョイント
を更に設けることで、エキゾーストパイプの径が異なる
場合でも容易に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の外観図
【図2】本発明に係る排気バルブの斜視図
【図3】(a)は同排気バルブを船外機のエキゾースト
パイプに装着する前の状態を示す図、(b)は装着後の
状態を示す図
【図4】別実施例に係る排気バルブを示す図
【図5】従来の排気バルブ構造を説明した図
【符号の説明】
1…船外機、2…船体、3…チルト機構、4…上部ハウ
ジング、5…中間ハウジング、5a…ボス部、6…下部
ハウジング、7…プロペラ、8…エキゾーストパイプ、
9…支持ブロック、10…排気バルブ、11,12…パ
イプ、11a…装着部、12a…開口部、13…取付け
ステー、13a…二股状部、13b…ブラケット、14
…板状バルブ,15…ジョイント部材、15a…ジョイ
ント部材の小径部、15b…ジョイント部材の大径部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船外機のエキゾーストパイプに取付ける
    排気バルブ構造であって、この排気バルブ構造はエキゾ
    ーストパイプ下端に着脱可能な装着部と、エキゾースト
    パイプからの排気を外部に放出する開口部と、この開口
    部を開閉するバルブとを備え、前記バルブはエキゾース
    トパイプ内の排気の圧力にて開とされ、エンジン停止時
    には前記開口部を閉じる方向に付勢されていることを特
    徴とする船外機の排気バルブ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の船外機の排気バルブ構
    造において、この排気バルブ構造は2つのパイプを接合
    して構成され、一方のパイプをエキゾーストパイプに対
    する装着部とし、他方のパイプをバルブによって開閉さ
    れる開口部としたことを特徴とする船外機の排気バルブ
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の船外機の
    排気バルブ構造において、この排気バルブ構造はハウジ
    ングへの取付けステーを備えることを特徴とする船外機
    の排気バルブ構造。
JP2001273464A 2001-09-10 2001-09-10 船外機の排気バルブ構造 Pending JP2003081183A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357579C (zh) * 2003-08-26 2007-12-26 本田技研工业株式会社 用于自动启动/停止内燃机的控制设备
JP2008088916A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Honda Motor Co Ltd 船外機の排気装置
WO2020158091A1 (ja) * 2019-01-29 2020-08-06 本田技研工業株式会社 船外機の被水抑制機構

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