JP2003080752A - 熱転写プリンタ及びその印字方法及びフィルム - Google Patents

熱転写プリンタ及びその印字方法及びフィルム

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JP2003080752A
JP2003080752A JP2001276859A JP2001276859A JP2003080752A JP 2003080752 A JP2003080752 A JP 2003080752A JP 2001276859 A JP2001276859 A JP 2001276859A JP 2001276859 A JP2001276859 A JP 2001276859A JP 2003080752 A JP2003080752 A JP 2003080752A
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ink
ink ribbon
head
thermal
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Kaname Iga
要 伊賀
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルプリンタで印刷されたインクの定着
強度を上げること。 【解決手段】 発熱体を列状に配列したサーマルヘッド
22−1〜22−4と、このサーマルヘッドと対向配置
されるプラテン24−1〜24−4と、このサーマルヘ
ッドとプラテンとの間で搬送されるインクリボン30と
を具備し、インクリボンのインクをサーマルヘッドで印
刷媒体に転写して印字する熱転写プリンタにおいて、イ
ンクリボン30の少なくとも一部はインクが塗布されて
いない部分を有し、インクリボンで印字された後に、イ
ンクが塗布されていない部分で再加熱すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体を列状に配
列したサーマルプリンタを有する熱転写プリンタ及びそ
の印字方法及びフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーサーマルプリンタを用いて文字図
形等を多色刷りすることが行なわれている。カラーサー
マルプリンタにおいては複数印字ブロックが設けられた
ものが知られている。例えば、第1印字ブロックで第1
の色が印字され、第2ブロックで第2の色が印字され、
第3ブロックで第3の色が印字され、第4ブロックで第
4の色が印字される。第1ないし第4の色は、それぞれ
インクリボンによって決まるもので、必要によって適宜
変えられる。
【0003】図4に示すように、外枠1を赤色で、中心
部の楕円2を青色で、真中の長方形3を黒色で印刷する
ようにした場合について考える。
【0004】通常、熱転写プリンタでは印刷物に堅牢な
強度が要求される場合に、樹脂が多く配合されたインク
リボンが使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示すよ
うに印刷されたものを、透明の粘着テープ4等を付けて
剥がすと、図5のAに示すように印字の端部が粘着テー
プの粘着剤で剥ぎ取られてしまう。
【0006】これは、印字の端部が、図6に示されるよ
うに、サーマルヘッド1が高温から低温への勾配がある
温度分布を示す領域Bで印字されており、インクが良好
に定着するのに必要な熱エネルギーが印加されない領域
で転写されるため、インクの定着強度が劣化しているか
らである。
【0007】このようにインクの定着強度が低下する
と、例えばクリーンルームにこのような印刷物を載置し
ておく、塵が発生する原因となり好ましくないという問
題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、サーマルプリンタで印刷されたインク
の定着強度を上げることができる熱転写プリンタ及びそ
の印字方法及びフィルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の熱転写プ
リンタは、発熱体を列状に配列したサーマルヘッドと、
このサーマルヘッドと対向配置されるプラテンと、この
サーマルヘッドとプラテンとの間で搬送されるインクリ
ボンとを具備し、インクリボンのインクをサーマルヘッ
ドで印刷媒体に転写して印字する熱転写プリンタにおい
て、上記インクリボンの少なくとも一部はインクが塗布
されていない部分を有し、上記インクリボンで印字され
た後に、インクが塗布されていない部分で再加熱するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2記載の熱転写プリンタの印字方法
は、インクリボンのインクが塗布されている部分を用い
て印字を行い、インクリボンの一部にインクが塗布され
ていない部分を用いて再加熱することを特徴とする。
【0011】請求項3記載のフィルムは、発熱体を列状
に配列したサーマルヘッド及びこのサーマルヘッドと対
向配置されるプラテンを有し、インクリボンのインクを
印刷媒体に熱転写して印字する熱転写プリンタに用いら
れるフィルムにおいて、インクが塗布されたインクリボ
ンで前記印刷媒体に熱転写されたインクをサーマルヘッ
ドで再度加熱するために前記印刷媒体に重ね合わせられ
る。
【0012】請求項4記載のフィルムは、請求項3記載
のフィルムは、一つのインクリボンのベース部分にイン
クリボンが塗布された領域と塗布されていない領域とを
有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態について説明する。図1は熱転写プリンタの概
略構成を示す図である。熱転写プリンタは、サーマルラ
インヘッドからなる第1ヘッド22−1、第2ヘッド2
2−2、第3ヘッド22−3、第4ヘッド22−4は用
紙25の搬送路23上に所定間隔をおいて直列に接続さ
れている。
【0014】各プラテン24−1〜24−4は、それぞ
れ搬送路23を介して第1〜第4ヘッド22−1〜22
−4に対向して配設されている。なお、用紙25は、ペ
ーパホルダ26に券回されている。
【0015】ところで、搬送路23上において、ペーパ
ホルダ26と第1ヘッド22−1との間には、ペーパ搬
送用ローラ27が配置されている。前記ペーパホルダ2
6から搬送路23に供給された用紙25は、ペーパ搬送
用ローラ27によりその速度が制御されて、第1ヘッド
22−1、第2ヘッド22−2、第3ヘッド22−3、
第4ヘッド22−4に順次供給される。
【0016】ペーパホルダ26とペーパ搬送用ローラ2
7との間の搬送経路23には、光学透過センサからなる
ペーパエンドセンサ28が設けられ、ペーパホルダ26
に券回された用紙25の終端を検出している。
【0017】ペーパ搬送用ローラ27と第1ヘッド22
−1との間の搬送経路23、つまり第1ヘッド22−1
の直前には、用紙25がラベル用紙のときには、ラベル
間のギャップを検出する光学式透過センサからなるラベ
ルギャップセンサと、用紙25がタグ用紙の時にタグの
裏面に所定間隔に印刷されたマーカを検出する光学式反
射センサからなるタグ用マーカセンサを有する用紙検出
センサ29が設けられている。
【0018】第1ヘッド22−1〜第4ヘッド22−4
には、それぞれ第1インクリボンマガジン30−1〜第
4インクリボンマガジン30−4が装着されるようにな
っている。各インクリボンマガジン30−1〜30−4
は各ヘッド22−1〜22−4にインクリボンを供給す
る。
【0019】通常の多色プリンタでは、第1インクリボ
ンマガジン30−1には第1色目のインクリボンがセッ
トされ、第2インクリボンマガジン30−2には第2色
目のインクリボンがセットされ、第3インクリボンマガ
ジン30−3には第3色のインクリボンマガジンがセッ
トされ、第4インクリボンマガジンには第4色目のイン
クリボンマガジンがセットされる。ここで、インクリボ
ンは薄いフィルム状で、ベース部に樹脂が多く配合され
たインクが塗布されたものである。なお、このインクは
公知のものと変わらないので、その詳細な説明は省略す
る。また、この実施の形態ではインクが塗布つれていな
いインクリボンとは、ほぼベース部分のみのものであ
る。
【0020】次に、図2を参照して熱転写プリンタのブ
ロック図について説明する。本発明の熱転写プリンタは
パーソナルコンピュータ(PC)に接続され、パーソナ
ルコンピュータから印字データを受信する。
【0021】41はパーソナルコンピュータ(PC)で
ある。このパーソナルコンピュータ41には、プリンタ
ドライバ41aが搭載されている。
【0022】42は熱転写プリンタのシステム構成を示
すブロック図である。51は熱転写プリンタを制御する
CPU(中央処理装置)である。このCPU51からの
システムバス51aには、PC−I/F(インタフェー
ス)52、ROM(リード・オンリ・メモリ)53、R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)54、モータ制御
部・センサI/F55、ヘッドコントローラ56が接続
されている。このヘッドコントローラ56には、第1ヘ
ッド22−1〜第4ヘッド22−4が接続されている。
【0023】PC41のプリンタドライバ41aから送
信された印字データは、PC−I/F52を介してRA
M54に設けられた印字データバッファ54aに送られ
る。
【0024】そして、この印字データバッファ54aに
記憶されている印字データはヘッドコントローラ56を
介して第1ヘッド22−1〜第4ヘッド22−4に振り
分けられる。
【0025】そして、第1ヘッド22−1〜第4ヘッド
22−4では、ヘッドコントローラ56で振り分けられ
た印字データに基づいて、各ヘッドの列状に配列された
発熱体に通電される。
【0026】次に、上記のように構成された本発明の一
実施の形態の動作について説明する。まず、第1インク
リボンマガジン30−1に黒のインクリボンをセット
し、第2インクリボンマガジン30−2に青のインクリ
ボンをセットし、第3インクリボンマガジン30−3に
赤のインクリボンをセットし、第4インクリボンマガジ
ン30−4にインクが塗布されていないインクリボンを
セットしておく。ここで、第4インクリボンマガジン3
0−4にセットされるインクが塗布されていないインク
リボンは、通常のインクリボンと同様にリボンの背面で
あるサーマルヘッドと接触する面には、サーマルヘッド
との熱的なスティッキングを防止するためにシリコン耐
熱層が設けられている。
【0027】そして、図3に示すような印字データをP
C41のプリンタドライバ41aで作成しておく。つま
り、この印字データとして、外枠1を赤色で、中心部の
楕円2を青色で、真中の長方形3を黒色で印刷する印字
データである。
【0028】この印字データはPC−I/F52を介し
てRAM54の印字データバッファ54aに送られる。
【0029】そして、ヘッドコントローラ56の制御に
より、まず第1ヘッド22−1で印字される長方形3に
対する印字データが第1ヘッド22−1に送られる。そ
して、第2ヘッド22−2で印字される楕円2に対する
印字データは第2ヘッド22−2に送られる。さらに、
第3ヘッド22−3で印字される外枠1に対する印字デ
ータが第3のヘッド22−3に送られる。
【0030】さらに、第4ヘッド22−4で再加熱する
部分(破線で示す領域)に対するデータは、第4ヘッド
22−4に送られる。
【0031】この再加熱する部分に対するデータは、す
べての印字領域をカバーするように設定される。
【0032】このようにして、図3に示すように破線C
内を再加熱するようにしたので、すでに印字されたもの
の端部も良好に定着した、堅牢性が向上された印刷物を
出力することができる。
【0033】なお、上記した実施の形態では、4個の印
字ブロックを有する熱転写プリンタについて適用し、第
1インクリボンマガジン30−1に黒のインクリボンを
セットし、第2インクリボンマガジン30−2に青のイ
ンクリボンをセットし、第3インクリボンマガジン30
−3に赤のインクリボンをセットし、第4インクリボン
マガジン30−4にインクが塗布されていないインクリ
ボンをセットしたが、2個の印字ブロックを有する熱転
写プリンタについても同様に実施することができる。こ
の場合には、第1の印字ブロックで印字を行い、第2の
印字ブロックにインクが塗布されていないリボンを装着
して加熱を行なっても同様の効果が得られる。
【0034】さらに、1個の印字ブロックしかないもの
でも、インクリボンをインクがある部分とない部分とを
交互に配置し、インクがある部分で印字を行い、その後
に用紙を逆方向へ搬送させて戻し、再度フィードさせて
インクがない部分で再度加熱させるようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
字された部分を全体的に再度加熱することができ、印字
端部も良好に定着され、印字物の堅牢性を向上させ、粘
着体が貼られ、剥がされても品質が損なわれない印刷物
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る熱転写プリンタの
構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係る熱転写プリンタのブロック
図。
【図3】印字例を示す図
【図4】従来の熱転写プリンタの印字例を示す図。
【図5】従来の印字の端部が粘着剤により剥ぎ取られた
状態を示す図。
【図6】従来の印字方法を説明するための図。
【符号の説明】
22−1…第1ヘッド、 22−2…第2ヘッド、 22−3…第3ヘッド、 22−4…第4ヘッド、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体を列状に配列したサーマルヘッド
    と、 このサーマルヘッドと対向配置されるプラテンと、 このサーマルヘッドとプラテンとの間で搬送されるイン
    クリボンとを具備し、インクリボンのインクをサーマル
    ヘッドで印刷媒体に転写して印字する熱転写プリンタに
    おいて、 上記インクリボンの少なくとも一部はインクが塗布され
    ていない部分を有し、上記インクリボンで印字された後
    に、インクが塗布されていない部分で再加熱することを
    特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 インクリボンのインクが塗布されている
    部分を用いて印字を行い、インクリボンの一部にインク
    が塗布されていない部分を用いて再加熱することを特徴
    とする熱転写プリンタの印字方法。
  3. 【請求項3】 発熱体を列状に配列したサーマルヘッド
    及びこのサーマルヘッドと対向配置されるプラテンを有
    し、インクリボンのインクを印刷媒体に熱転写して印字
    する熱転写プリンタに用いられるフィルムにおいて、 インクが塗布されたインクリボンで前記印刷媒体に熱転
    写されたインクをサーマルヘッドで再度加熱するために
    前記印刷媒体に重ね合わせられるフィルム。
  4. 【請求項4】 前記フィルムは、一つのインクリボンの
    ベース部分にインクリボンが塗布された領域と塗布され
    ていない領域とを有することを特徴とする請求項3記載
    のフィルム。
JP2001276859A 2001-09-12 2001-09-12 熱転写プリンタ及びその印字方法及びフィルム Pending JP2003080752A (ja)

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