JPH01204779A - 熱転写式カラープリンタ用カラー転写リボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、ワードプロセッサやコンピュータ等
の出力装置として使用される熱転写式カラープリンタに
用いられるカラー転写リボンに関する。

〔従来の技術〕

第２図は、従来のこの種の熱転写式カラープリンタの構
造概念図を示したものである。同図において、１は熱溶
融性のインクを長手方向に順に繰り返し塗布されたカラ
ー転写リボンで、このカラー転写リボン１は巻取りロー
ラ４をモータＭ１で駆動することにより、供給ローラ２
から送り出され、印刷部３を通過して巻取リローラ４に
巻取られる。また、５は被転写用紙（普通紙）、６はサ
ーマルヘッド、７はプラテンローラであり、サーマルヘ
ッド６には、第３図（こ示すように、通電することによ
り発熱する発熱抵抗体アレイが配設されている。第３図
において、８は基板、９は共通電極側リード、１０は入
力側リード、１１は発熱抵抗体である。

上記カラー転写リボン１は、第４図に示す如く、基材上
に、色の３原色、すなわちイエロー（黄色、以下、Ｙ色
という）、マゼンダ（赤あるいは紅色、以下、Ｍ色とい
う）、シアン（青色、以下、０色という）の熱溶融性イ
ンクをリボン長手方向に、順に、検知用黒色マーク（細
幅の線）で境界して繰り返し塗布してなる。Ｓは１頁分
を示しマークを示しており、１頁分の最初の色区画用検
知黒色マーク（この場合は、ＳＶ）はリボン１の全幅に
亘って塗布されている。また、上記基材としては、耐熱
性の優れたコンデンサ紙や、サーマルヘッド６と接する
面に耐熱コート処理を施したポリエステルフィルムが用
いられている。

印刷時には、サーマルヘッド６がプラテンローラ７側に
付勢されて、カラー転写リボン１と被転写用紙５とを圧
接するとともに印刷するデータに基づき指定された発熱
抵抗体アレイのうちの発熱抵抗体が通電されて発熱し、
カラー転写リボン１に塗布されている、例えば７色イン
クを溶融させ、被転写用紙５に転写させる。この転写動
作はカラー転写リボン１と被転写用紙５との送りを停止
した状態で行われる。Ｙ色区画のスタート位置検出は黒
色マークＳＹを反射型の光センサ（図示しない）で検出
して行う。このカラープリンタは、Ｙ色、Ｍ色、０色の
重合わせによる減法混色原理を用い、被転写用紙５を３
往復させて、例えば、７色のカラープリントを行うもの
で、黒色プリントを行う場合には、上記Ｙ色のプリント
終了後、カラー転写リボン１と被転写用紙５とを過送り
したのち（インクにより接着された状態となっているカ
ラー転写リボン１と被転写用紙５とをはがすため）、被
転写用紙５はスタート位置まで巻戻され、同時にカラー
転写リボン１はＹ色区画のスタート位置まで巻取られ、
Ｍ色が重ねプリントされる。Ｍ色プリント終了後、カラ
ー転写リボン１と被転写用紙５が、上記と同様に、送ら
れて、０色が重ねプリントされる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、図面等では、第５図に示す如く周囲を黒色で
枠取りする場合が多いが、この種の図面をプリントする
場合には、上記のように、被転写用紙５を３往復させ、
Ｙ色、Ｍ色、０色を重ねプリントして枠取りしなくては
ならないので、この枠取り部Ｘのプリントには時間がか
かり、被転写用紙１責当たりの印刷速度が遅くなるとい
う問題があった。

勿論、Ｙ色、Ｍ色、０色及びＢｒ（黒）色の４色リボン
を用いればよいが、この４色リボンはＢｒ色区画分だけ
高くつくという問題がある。

本発明は上記従来の問題を解消するためになされたもの
で、黒色での枠取り転写等がある頁の印刷速度を従来に
比して高めることが可能な熱転写式カラープリント用カ
ラーリボンを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、リボン表面に熱溶融
性インクが塗布され該リボン表面がその長手方向に色の
３原色で順次、かつ繰り返し区画されてなるカラー転写
リボンにおいて、上記３原色のうちの１つの色の色区画
の四周を熱溶融性黒色インクで縁取りしたものである。

〔作用〕

本発明のカラー転写リボンを使用すれば、図面の枠取り
部等を黒色プリントする場合、縁取り部の黒インクを熱
溶融させれば良いので、１回の転写動作でプリントする
ことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、２０はカラー転写リボンであって、３
種類の色区画のうちの１種類の色区画、例えばＣ色区画
の四周が熱溶融性の黒色インクで縁取りされている点に
おいて前記第４図のカラー転写リボンｌと相違する。こ
の縁取り部２０Ａは所定巾Ｗ（印字ドツトの複数個分）
を有している。

このカラー転写リボン２０を使用して熱転写する場合、
プリントする被転写用紙１頁分のプリントが終了し、次
の頁にプリントするデータが枠取りのある図面データで
あるとすると、カラー転写リボン２０を、そのＣ色区画
のスタート位置が前記光センサにより検出されるまで巻
取らせるとともに被転写用紙５も、次に印字する頁のス
タート位置まで送り、転写動作を開始させる。以後の転
写動作は従来のものと同じであるが、第５図の枠取り部
Ｘの印刷は、前記サーマルヘッド６の発熱抵抗体アレイ
のうちの該枠取り部Ｘに対応する発熱抵抗体１１に通電
し、カラー転写リボン２０の縁取り部２ＯＡの対応する
部分の黒色インクを溶融させ溶融した黒インクを被転写
用紙５に１ラインづつ転写せされば良く、３色重ねプリ
ントする必要がない点において、前記従来のカラー転写
リボンを用いる場合と相違する。

このように、本実施例では、プリントするデータがＢｒ
色の枠取り部を有する図面等である場合、この枠取り部
の印字を１回の転写動作で得ることができるので、その
分、印刷速度を速めることができる。

また、Ｙ色、Ｍ色、０色およびＢｒ色の４色リボンと比
較した場合、Ｂｒ色区画を設けなくても済む分、リボン
を節約することができる。

なお、上記縁取り部２０Ａは図面の枠取り部のプリント
だけでなく、書類の下欄や肩部に印字する真番号や書類
番号等の印字にも利用することができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明した通り、図面の枠取り部等をプリン
トする場合、特定色の色区画に設けた黒色縁取り部の黒
色インクを熱溶融させて転写させればよく、３原色の重
ね刷りをしな（でも済むので、枠取りが必要なデータを
プリントする場合等の印刷速度を従来に比して高めるこ
とができ、また、Ｙ色、Ｍ色、０色およびＢｒ色の４色
リボンと比較した場合、リボンを節約することができる
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す平面図、第２図は熱転
写式カラープリンタの概略構成を示す図、第３図は上記
カラープリンタのサーマルヘッドの要部を示す平面図、
第４図は従来のカラー転写リボンを示す平面図、第５図
はプリントされる図面の１例を示す平面図である。 ２０−・・カラー転写リボン、２０Ａ・・−縁取り部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リボン表面に熱溶融性インクが塗布され該リボン表面が
   その長手方向に色の３原色で順次、かつ繰り返し区画さ
   れてなる熱転写式カラープリンタ用カラー転写リボンに
   おいて、上記３原色のうちの１つの色の色区画の四周が
   熱溶融性黒色インクで縁取りされ、この縁取り部が所定
   巾を有していることを特徴とする熱転写式カラープリン
   タ用カラー転写リボン。