JPS62141853A - カラ−サ−マルプリンタの色調整方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、サーマルヘッドにより面順序で濃度階調をつ
けてカラー画像を作成するカラーサーマルプリンタの色
調整方式に関する。

（従来の技術） 従来のカラーサーマルプリンタは、例えば、所定の濃度
階調をつけるためにサーマルヘッドの加熱条件を定めた
データテーブルを予め用意し、このデータテーブルに基
いてサーマルヘッドの温度を制御することにより、記録
画像に濃度階調をつけるようになされていた。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、このようにして作成されたカラー画像は、印
刷時の外部環境、例えば動作環境温度、サーマルへノド
の温度、ヘッド抵抗値の経時変化等により微妙に各色（
基本色）の色バランスがくずれるという問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係るカラーサーマルプリンタの色調整方式は、
サーマルヘッドにより面順序で濃度階調をつけてカラー
画像を作成するカラーサーマルプリンタにおいて、画像
記録領域の外部に各基本色に対応した色の目印を一定の
印加エネルギーで印字し、この各目印の濃度レベルを検
出し、検出した濃度レベルに基いて画像記録領域に各基
本色を印字する時に加える印加エネルギーを調整するも
のである。

（作用） 画像記録領域の外部に各基本色（例えばイエロ、マゼン
タ、シアン）に対応した色の目印を一定の印加エネルギ
ーで印字し、この各目印の濃度レベルを検出し、この検
出値に基いて画像記録領域に各基本色を印字する時に加
える印加エネルギーを調整することにより、各基本色の
色バランスのとれたカラー画像を作成する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の色調整方式を実施するためのカラー
サーマルプリンタの概略構成を示している。

同図において、１はプラテンローラ、２はこのプラテン
ローラｌに対向して設けられたサーマルヘッド、３はプ
ラテンローラ１に対向しサーマルヘッド２の近傍に設け
られた濃度レベル検出用センサ、４は記録紙、５は多色
インクフィルムである。

記録紙４はプラテンローラ１を周回して該プラテンロー
ラ１とサーマルヘッド２との間に挿通され、一方、多色
インクフィルム５はインクフィルム送出ローラ（図示省
略）から送出されてプラテンローラ１とサーマルヘッド
２との間に挿通され、これら記録紙４と多色インクフィ
ルム５とがプラテンローラ１とサーマルヘッド２とによ
って圧接される構造になされている。また、前記サーマ
ルヘッド２は、例えば記録紙４の搬送方向（同図におい
て矢符Ｐ方向）に対して直角方向に複数の記録素子が配
列されたいわゆるラインヘッドに構成されている。

前記多色インクフィルム５は、図示は省略しているが、
例えばイエロ（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の
各インク層がこの順序で周期的にベースのコンデンサ紙
あるいはポリエステルフィルムに繰り返し塗布されたも
のであり、この各インク層とは別に、イエロ（Ｙ）のイ
ンク層の前に目印用インク層が塗布されたものである。

この目印用インク層は、第２図に示すように、記録画像
領域４ａの上部余白部に前記各基本色（Ｙ、　Ｍ。

Ｃ）に対応した色の目印４ｂ、４ｃ、４ｄを印字するた
めのものである。この目印４ｂ、４ｃ、４ｄとして、商
標や社名等画像に対して違和感のない記号及び文字を印
字することにより記録紙４上に不要な印字等が残らず、
しかも、従来側に印刷していた社名等を同時に印字する
ことができ、経費の節約にもなる。なお、インク層は前
記した３色に限定されるものではなく、４色あるいは２
色であってもよい。

次に、上記した構成のカラーサーマルプリンタの動作を
説明する。

プラテンローラ１に記録紙４が搬送されると、プラテン
ローラ１が回転し、記録紙４とともに多色インクフィル
ム５が搬送される。そして、多色インクフィルム５上の
目印用インク層の部分がまずサーマルヘッド２に搬出さ
れ、記録紙４上の画像記録領域４ａの上部余白部に、多
色インタフィルム５上に塗布された各色材に対応した色
の目印４ｂ、４ｃ、４ｄを印字する。そして、まずイエ
ロ（Ｙ）の色材に対応した色の目印４ｂを濃度レベル検
出用センサ３で検出し、その検出された濃度レベルに基
いて印加エネルギーを調整し、画像記録領域４ａにイエ
ロ（Ｙ）のインク層による１回目の単色記録を行う。次
に、濃度レベル検出用センサ３でマゼンタ（Ｍ）の色材
に対応した色の目印４ｃの濃度レベルを検出し、この検
出された濃度レベルに基いて印加エネルギーを調整し、
画像記録領域４ａにマゼンタ（Ｍ）のインク層による２
回目の単色記録を行う。さらに、濃度レベル検出用セン
サ３でシアン（Ｃ）の色材に対応した色の目印４ｄの濃
度レヘルを検出し、この検出された濃度レベルに基いて
印加エネルギーを調整し、画像記録領域４ａにシアン（
Ｃ）のインク層による３回目の単色記録を行い多色記録
を完了する。

なお、上記実施例では、各目印４ｂ、４ｃ、４ｄを同時
に印字する場合について説明しているが、各色）Ａのイ
ンク層による単色記録を行う前に各色材に対応した目印
を順次印字するようにしてもよい。

本発明の色調整方式においては、前記した各単色記録を
行う時の印加エネルギーの増減の調整を次のようにして
行うものである。

すなわち第３図において、実線で示す曲線は各基本色の
設計値の階調曲線ａであり、一点鎖線で示す曲線は印加
エネルギーに増減の調整を加えることなく印刷した場合
の階調゛曲線すである。同図に示す各階調曲線から、各
目印を印字した時の印加エネルギーＥ”（百）で得られ
るべき濃度レベルの設計値０．Ｄ”（Ｍ）と濃度レベル
検出用センサ３で検出された実際の濃度レベル値０．Ｄ
（ＦＴ）との差ＣＯ，Ｄ”（Ｍ）−０，瞑賀）〕を求め
る。ただし！ｎ：ある規定の階調レベルである。

そして、求めた濃度レベル値の差を横軸にとった第４図
に示す曲線の補正関数に基き、画像印刷時（単色記録時
）の階調レベル（ｎ）の印加エネルギーＥ（ｎ）を次式
により求める。

Ｅ（ｎ）＝ｆ・宜（ｎ）　　　・・・（１まただし、［
：第４図の曲線を表す補正関数、百（ｎ）：予め設定さ
れた印加エネルギーである。

このようにして補正が加えられた印加エネルギーＥ（ｎ
）で前記各単色記録を行うことにより、各基本色（Ｙ、
Ｍ、Ｃ）の色バランスのとれたカラー画像を作成するこ
とができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明に係るカラーサーマルプリ
ンタの色調整方式によれば、外部環境すなわち動作環境
温度、サーマルヘッドの温度、ヘッド抵抗の経時変化等
に影響されることなく各基本色の色バランスを調整する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカラーサーマルプリンタの概略構
成図、第２図は濃度レベル検出用センサと記録紙上の目
印との関係を示す図、第３図は印加エネルギーと濃度レ
ベルとの関係を示す階調曲線図、第４図は補正関数の一
例を示す図である。 １・・・プラテンローラ ２・・・サーマルヘッド ３・・・濃度レベル検出用センサ ４・・・記録紙 ４ｂ、４ｃ、４ｄ−・・目印 ５・・・多色インクフィルム 第１因 ＠２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）サーマルヘッドにより面順序で濃度階調をつけてカ
   ラー画像を作成するカラーサーマルプリンタにおいて、 画像記録領域の外部に各基本色に対応した 色の目印を一定の印加エネルギーで印字し、この各目印
   の濃度レベルを検出し、検出した濃度レベルに基いて画
   像記録領域に各基本色を印字する時に加える印加エネル
   ギーを調整することを特徴とするカラーサーマルプリン
   タの色調整方式。