JP2003080454A - ポリッシング装置 - Google Patents

ポリッシング装置

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JP2003080454A
JP2003080454A JP2001272967A JP2001272967A JP2003080454A JP 2003080454 A JP2003080454 A JP 2003080454A JP 2001272967 A JP2001272967 A JP 2001272967A JP 2001272967 A JP2001272967 A JP 2001272967A JP 2003080454 A JP2003080454 A JP 2003080454A
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wafer
polishing
top ring
receiving
stage
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Nobuyuki Takada
暢行 高田
Chuichi Sone
忠一 曽根
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨前のウエハをロードステージからトップ
リングに確実に供給し、アンロードステージがトップリ
ングから研磨後のウエハを確実に受け取るポリッシング
装置を提供する。 【解決手段】 トップリング132に、研磨前のウエハ
WAを所定の第1供給位置にて供給する供給台11と、
トップリングから研磨後のウエハWBを所定の第1受取
位置にて受け取る受取台12と、供給台を第1供給位置
に駆動する第1駆動動作、および受取台を第1受取位置
に駆動する第2駆動動作を行う駆動部14とを有し、供
給台または受取台のうち、少なくともどちらか一方に、
第1位置決め機構25A、Bが設けられ、第1位置決め
機構が供給台に設けられた場合は、第1位置決め機構
が、供給台のトップリングに対する第1位置決めを、供
給台が研磨前のウエハをトップリングに供給する際に行
う、ロード・アンロードユニットU1を備えるポリッシ
ング装置1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の研磨対象
物(ウエハ)をトップリングに授受するために用いられ
るロード・アンロードユニットを備え、半導体の研磨対
象物を平坦かつ鏡面状に研磨するポリッシング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来のポリッシング
装置用ロード・アンロードユニットU’は、水平に配置
されたシャフト213と、シャフト213の一端に取り
付けられた支持部材217と、支持部材217の両端に
それぞれ取り付けられたロードステージ211およびア
ンロードステージ212と、支持部材217を垂直面内
で旋回中心に対してある方向に180°さらに反対方向
に180°交互に旋回させるアクチュエータ214とを
備える。支持部材217が垂直面内で±180°交互に
旋回することによりロードステージ211およびアンロ
ードステージ212が垂直面内で±180°交互に旋回
する。
【0003】ロードステージ211は、ウエハステージ
221Aとクランプ222Aとを有し、搬送ロボット
(図9に不図示)から研磨前のウエハWA’をウエハス
テージ221A上に受け取って載置し、これをクランプ
222Aにより把持し、180°旋回した後、トップリ
ング232に研磨前のウエハWA’を供給する。アンロ
ードステージ212も、ウエハステージ221Bとクラ
ンプ222Bとを有し、トップリング232から研磨後
のウエハWB’をウエハステージ221B上に受け取っ
て載置し、クランプ222Bにより把持し、前回の旋回
とは反対の方向に180°旋回した後、搬送ロボットに
研磨後のウエハWB’を供給する。
【0004】供給された研磨前のウエハWA’をガイド
リング203に囲まれた凹部232A内に保持したトッ
プリング232は、揺動機構(図9に不図示)により研
磨テーブル(図9に不図示)の上方に揺動し、ウエハW
A’を研磨テーブルに押しつけてウエハWA’の研磨が
行われる。トップリング232は、研磨の終了後にウエ
ハWB’(研磨終了後ゆえ符号をWA’からWB’に変
える)を保持したままポリッシング装置用ロード・アン
ロードユニットU’の上方に揺動し、アンロードステー
ジ212が研磨後のウエハWB’を、トップリング23
2から受け取る。搬送ロボットに供給された研磨後のウ
エハWB’は、搬送ロボットによって洗浄機(図9に不
図示)へ搬送される。
【0005】このような従来のポリッシング装置用ロー
ド・アンロードユニットU’は、トップリング232に
ウエハWA’を供給する位置、トップリング232から
ウエハWB’を受け取る位置が水平方向に同一となり、
トップリング232の揺動角度が減少し、機器の据え付
け面積を小さくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来のポリッシング装置用ロード・アンロードユニット
U’によれば、トップリング232が不図示の研磨テー
ブルの上方からポリッシング装置用ロード・アンロード
ユニットU’の上方に揺動したとき、トップリング23
2のロードステージ211、アンロードステージ212
に対する位置が僅かにぶれる。このため、ウエハWA’
をロードステージ211からトップリング232に供給
する場合、ウエハWA’がトップリング232の凹部2
32A内に入らず、トップリング232がウエハWA’
を保持できないことがあった。また、ウエハWB’をト
ップリング232からアンロードステージ212上に受
け取る場合、ウエハWB’がアンロードステージ212
のウエハステージ221Bからずれて、ウエハステージ
221B上に載置することができないことがあった。
【0007】また、研磨後のウエハWB’は、研磨テー
ブルからトップリング232の揺動によってポリッシン
グ装置用ロード・アンロードユニットU’に搬送され、
ポリッシング装置用ロード・アンロードユニットU’か
ら搬送ロボットを介して洗浄装置に搬送されて洗浄され
る。よって、研磨終了後に、洗浄装置まで運ばれるのに
時間がかかり、洗浄装置により洗浄される前にウエハW
B’に付いた砥液がウエハ上で乾き落ちにくくなること
があった。
【0008】そこで、本第1の発明は、研磨前のウエハ
をロードステージからトップリングに確実に供給し、あ
るいはアンロードステージがトップリングから研磨後の
ウエハを確実に受け取ることができるロード・アンロー
ドユニットを備えたポリッシング装置を提供することを
目的とする。また、本第2の発明は、研磨に際し使用さ
れた砥液をウエハから確実に除去することのできる、ロ
ード・アンロードユニットを備えたポリッシング装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明によるポリッシング装置1は、
例えば図1、図8に示すように、研磨面134A、13
5Aを有する研磨テーブル134、135と;ウエハW
Aを保持して研磨面134A、135Aに押しつけるト
ップリング132、133と;該トップリング132、
133に対してウエハWAを供給し、かつトップリング
132、133からウエハWBを受け取るロード・アン
ロードユニットU1、U2とを備え;ロード・アンロー
ドユニットU1、U2は、トップリング132、133
に、研磨前のウエハWAを所定の第1供給位置にて供給
する供給台11と、トップリング132、133から研
磨後のウエハWBを所定の第1受取位置にて受け取る受
取台12と、供給台11を前記第1供給位置に駆動する
第1駆動動作、および受取台12を前記第1受取位置に
駆動する第2駆動動作を行う駆動部14とを有し;供給
台11または受取台12のうち、少なくともどちらか一
方に、第1位置決め機構25A、Bが設けられ;第1位
置決め機構25Aが供給台11に設けられた場合は、第
1位置決め機構25Aが、供給台11のトップリング1
32、133に対する第1位置決めを、供給台11が研
磨前のウエハWAをトップリング132、133に供給
する際に行い、第1位置決め機構25Bが受取台12に
設けられた場合は、第1位置決め機構25Bが、受取台
12のトップリング132、133に対する第1位置決
めを、受取台12が研磨後のウエハWBをトップリング
132、133から受け取る際に行うことを特徴とす
る。
【0010】このように構成すると、供給台11または
受取台12のうち、少なくともどちらか一方に、第1位
置決め機構25A、Bが設けられ、第1位置決め機構2
5Aが供給台11に設けられた場合は、第1位置決め機
構25Aが、供給台11のトップリング132、133
に対する第1位置決めを、供給台11が研磨前のウエハ
WAをトップリング132、133に供給する際に行
い、第1位置決め機構25Bが受取台12に設けられた
場合は、第1位置決め機構25Bが、受取台12のトッ
プリング132、133に対する第1位置決めを、受取
台12が研磨後のウエハWBをトップリング132、1
33から受け取る際に行うので、研磨前のウエハWAが
供給台11によって供給されるときのトップリング13
2、133の位置、研磨後のウエハWBが受取台12に
受け取られるときのトップリング132、133の位置
にぶれが生じても、研磨前のウエハWAを第1位置決め
機構25Aが設けられ、第1位置決めがなされた供給台
11からトップリング132、133に確実に供給し、
第1位置決め機構25Bが設けられ、第1位置決めがな
された受取台12がトップリング132、133から研
磨後のウエハWBを確実に受け取ることができる。
【0011】請求項2に係る発明によるポリッシング装
置1は、請求項1に記載のポリッシング装置において、
例えば図1、図8に示すように、第1位置決め機構25
A、Bが、ガイド部25A、Bを有し;第1位置決め機
構25Aが供給台11に取り付けられた場合は、ガイド
部25Aが、供給台11をガイドし、供給台11のトッ
プリング132、133に対する第1位置決めを行い、
第1位置決め機構25Bが受取台12に取り付けられた
場合は、ガイド部25Bが、受取台12をガイドし、受
取台12のトップリング132、133に対する第1位
置決めを行うことを特徴とする。
【0012】このように構成すると、第1位置決め機構
25A、Bが、ガイド部25A、Bを有し、第1位置決
め機構25Aが供給台11に取り付けられた場合は、ガ
イド部25Aが、供給台11をガイドし、供給台11の
トップリング132、133に対する第1位置決めを行
い、第1位置決め機構25Bが受取台12に取り付けら
れた場合は、ガイド部25Bが、受取台12をガイド
し、受取台12のトップリング132に対する第1位置
決めを行うので、研磨前のウエハWAを供給台11が供
給するときのトップリング132、133の位置、研磨
後のウエハWAを受取台12が受け取るときのトップリ
ング132、133の位置にぶれが生じても、研磨前の
ウエハWAを位置決め機構25Aが設けられ、第1位置
決めがなされた供給台11からトップリング132、1
33に確実に供給し、位置決め機構25Bが設けられ、
第1位置決めがなされた受取台12がトップリング13
2、133から研磨後のウエハWBを確実に受け取るこ
とができる。
【0013】上記目的を達成するために、請求項3に係
る発明によるポリッシング装置1は、例えば図1、図8
に示すように、研磨面134A、135Aを有する研磨
テーブル134、135と;ウエハWAを保持し研磨面
134A、135Aに押しつけるトップリング132、
133と;該トップリング132、133に対してウエ
ハWAを供給し、かつトップリング132、133から
ウエハWBを受け取るロード・アンロードユニットU
1、U2とを備え;ロード・アンロードユニットU1、
U2は、トップリング132、133に、研磨前のウエ
ハWAを所定の第1供給位置にて供給する供給台11
と、トップリング132、133から研磨後のウエハW
Bを所定の第1受取位置にて受け取る受取台12と、供
給台11を前記第1供給位置に移動させる第1駆動動
作、および受取台12を前記第1受取位置に移動させる
第2駆動動作を行う駆動部14とを有し;受取台12
に、受け取ったウエハWBに洗浄水sを供給する洗浄水
供給手段24Bが設けられていることを特徴とする。
【0014】このように構成すると、受取台12に、受
け取ったウエハWBに洗浄水sを供給する洗浄水供給手
段24Bが設けられているので、トップリング132、
133が研磨テーブル134、135の研磨面134
A、135Aに押しつけて研磨したウエハWBを受取台
12がトップリング132、133から受け取った直後
に洗浄水sによって洗浄することができるので、供給台
11からのウエハ供給、ウエハ研磨、および受取台12
のウエハ受取に必要なトップリング132、133の移
動距離を縮めて装置を小型化できることに加えて、研磨
終了から洗浄開始までの時間を短縮し、洗浄が完了する
前にウエハWBが乾燥することを防ぎ、清浄で高品質な
ウエハWBを製造することができる。
【0015】請求項4に係る発明によるポリッシング装
置1は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
ポリッシング装置において、例えば図1、図8に示すよ
うに、供給台11と受取台12とが取り付けられた回転
体13を備え;駆動部14が回転体13を少なくとも回
転駆動し、該回転駆動により供給台11と受取台12と
を回転移動させることを特徴とする。
【0016】このように構成すると、供給台11と受取
台12とが取り付けられた回転体13を備え、駆動部1
4が回転体13を少なくとも回転駆動し、該回転駆動に
より供給台11と受取台12とを回転移動させることを
特徴とするので、小さなスペースで供給台11と受取台
12の位置の切り替えを回転移動によって迅速に行うこ
とができる。駆動部14は、回転駆動の前後に、回転体
13を上下動駆動するものであってもよい。
【0017】請求項5に係る発明によるポリッシング装
置1は、請求項4に記載のポリッシング装置において、
例えば図1、図8に示すように、供給台11が、研磨前
のウエハWAを搬入する搬送ロボット120から研磨前
のウエハWAを所定の第2受取位置にて受け取り;受取
台12が、研磨後のウエハWBを搬出する搬送ロボット
120へ、研磨後のウエハWBを所定の第2供給位置に
て供給し;駆動部14が第1駆動動作にて、受取台12
を前記第2供給位置に駆動し、および前記第2駆動動作
にて供給台11を前記第2受取位置に駆動し;供給台1
1または受取台12のうち、少なくともどちらか一方
に、第2位置決め機構39A、B、41A、Bが設けら
れ;第2位置決め機構39A、41Aが供給台11に設
けられた場合は、第2位置決め機構39A、41Aが、
供給台11の搬送ロボット120に対する第2位置決め
を、供給台11が研磨前のウエハWAを搬送ロボット1
20から受け取る際に行い、第2位置決め機構39B、
41Bが受取台12に設けられた場合は、第2位置決め
機構39B、41Bが、受取台12の搬送ロボット12
0に対する第2位置決めを、受取台12が研磨後のウエ
ハWBを搬送ロボット120に供給する際に行うことを
特徴とする。
【0018】このように構成すると、供給台11または
受取台12のうち、少なくともどちらか一方に、第2位
置決め機構39A、B、41A、Bが設けられ、第2位
置決め機構39A、41Aが供給台11に設けられた場
合は、第2位置決め機構39A、41Aが、供給台11
の搬送ロボット120、121に対する第2位置決め
を、供給台11が研磨前のウエハWAを搬送ロボット1
20、121から受け取る際に行い、第2位置決め機構
39B、41Bが受取台12に設けられた場合は、第2
位置決め機構39B、41Bが、受取台12の搬送ロボ
ット120に対する第2位置決めを、受取台12が研磨
後のウエハWBを搬送ロボット120に供給する際に行
うので、研磨後のウエハWBを第2位置決め機構39
B、41Bが設けられた受取台12から搬送ロボット1
20に確実に供給し、第1位置決め機構39A、41A
が設けられた供給台11が搬送ロボット120から研磨
前のウエハWAを確実に受け取ることができる。
【0019】上記目的を達成するために、請求項6に係
る発明によるポリッシング装置1は、例えば図1、図8
に示すように、研磨面134A、135Aを有する研磨
テーブル134、135と;ウエハWAを保持し研磨面
134A、135Aに押しつけるトップリング132、
133と;該トップリング132、133に対してウエ
ハWAを供給し、かつトップリング132、133から
ウエハWAを受け取るロード・アンロードユニットU
1、U2とを備え;ロード・アンロードユニットU1、
U2は、研磨前のウエハWAを保持し、トップリング1
32、133へ受け渡すロードステージ11と、研磨後
のウエハWBをトップリング132、133から受け取
るアンロードステージ12と、ロードステージ11とア
ンロードステージ12とが取り付けられ、鉛直方向に反
転することができる回転体17と、該回転体17を反転
させる回転駆動部14と、トップリング132、133
に対して、ロードステージ11とアンロードステージ1
2との少なくともどちらか一方を位置決めする位置決め
機構25A、Bを有することを特徴とする。
【0020】このように構成すると、ポリッシング装置
1のロード・アンロードユニットU1、U2は、トップ
リング132、133に対して、ロードステージ11と
アンロードステージ12との少なくともどちらか一方を
位置決めすることができる位置決め機構25A、Bを有
するので、前記一方をトップリング132、133に対
して、位置決めすることができる。よって、ロードステ
ージ11からトップリング132、133へ研磨前のウ
エハWAを確実に供給し、あるいはトップリング13
2、133からアンロードステージ12へ研磨後のウエ
ハWBを確実に供給することができる。
【0021】回転体13が板形状の部分を有する場合
は、ロードステージ11とアンロードステージ12とを
板形状の部分の両表面にそれぞれ取り付けるとよい。回
転体13が、棒状、円柱状、角柱状等細長い形状の場合
には、ロードステージ11とアンロードステージ12と
を回転体13の両端にそれぞれ取り付けるとよい。
【0022】請求項7に係る発明によるポリッシング装
置1は、請求項6に記載のポリッシング装置において、
例えば図1、図8に示すように、位置決め機構41A、
B、39A、B、25A、Bは、回転体13に対する、
前記一方の位置を可変にすることができるセンタリング
シャフト39A、Bと、該センタリングシャフト39
A、Bを内部で移動可能に保持するセンタリングガイド
41A、Bと、トップリング132,133の外周13
2Aと接するトップリングガイド25A、Bとを有する
ことを特徴とする。
【0023】このように構成すると、位置決め機構41
A、B、39A、B、25A、Bは、センタリングシャ
フト39A、Bと、センタリングガイド41A、Bと、
トップリングガイド25A、Bとを有するので、ロード
ステージ11とアンロードステージ12との少なくとも
どちらか一方の位置を可変にすることができ、センタリ
ングガイド41A、Bによりセンタリングシャフト39
A、Bを内部で移動可能に保持することができ、トップ
リングガイド25A、Bがトップリング132、133
の外周132Aと接することにより位置決めをすること
ができる。
【0024】請求項8に係る発明によるポリッシング装
置1は、請求項7に記載のポリッシング装置において、
例えば図1、図8に示すように、位置決め機構41A、
B、39A、B、25A、Bは、センタリングガイド4
1A、Bの内部にテーパ面47A、Bを有し、該テーパ
面47A、Bでセンタリングシャフト39A、Bを相対
的に位置決めすることにより、回転体13に対して、前
記一方を位置決めすることを特徴とする。
【0025】このように構成すると、位置決め機構41
A、B、39A、B、25A、Bは、テーパ面47A、
Bを有し、該テーパ面47A、Bでセンタリングシャフ
ト39A、Bを相対的に位置決めすることにより、回転
体13に対して、ロードステージ11とアンロードステ
ージ12との少なくともどちらか一方を位置決めし、回
転体13に対して固定された位置で、確実にロードステ
ージ11に研磨前のウエハWAを供給し、あるいは確実
にロードステージ12から研磨後のウエハWBを受け取
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。本発明の実施の形態に係るポリッ
シング装置1は、ロード・アンロードユニットU1とロ
ード・アンロードユニットU2とを備える(図8参
照)。本発明の実施の形態に係るポリッシング装置1を
説明するにあたり、ポリッシング装置1のロード・アン
ロードユニットU1の説明から始める。ロード・アンロ
ードユニットU2は、ロード・アンロードユニットU1
と、互いに対称に構成されていることを除けば同じ構成
であり、同じ作用を有するので、その記述を省略する。
ポリッシング装置1の全体に関する説明は、ロード・ア
ンロードユニットU1の説明の後に行う。
【0027】図1、図2は、本発明の実施の形態に係る
ポリッシング装置1のロード・アンロードユニットU1
のブロック断面図である。図を参照してロード・アンロ
ードユニットU1の構成を説明する。
【0028】ロード・アンロードユニットU1は、研磨
前のウエハWAをトップリング132に渡し、トップリ
ング132から研磨後のウエハWBを受ける。ウエハW
A、WBは、本実施の形態では円盤形状であるが、四角
の板状形状であってもよい。
【0029】ロード・アンロードユニットU1は、供給
台としてのロードステージ11と、受取台としてのアン
ロードステージ12と、回転体としての円板シャフト1
3と、円板シャフト13を180度回転させる(反転さ
せる)を駆動部としての、あるいは回転体駆動部として
のアクチュエータ14と、円板シャフト13を支持する
支持台15と、支持台15の下部に接続され、支持台1
5を鉛直方向上下に昇降させる駆動部としての上昇下降
シリンダ16とを備える。本発明の駆動部は、アクチュ
エータ14と上昇下降シリンダ16とを含んで構成され
る。円板シャフト13は、円板形状の円板部17と、円
板部17に互いに円周方向180°離れて取り付けられ
た2つの反転シャフト18とを含んで構成される。
【0030】ロードステージ11は、研磨前のウエハW
Aを、研磨前のウエハWAを搬送する搬送ロボット12
0の研磨前ウエハ搬送ハンド4Aから受け取り、トップ
リング132に供給する。アンロードステージ12は、
研磨後のウエハWBをトップリング132から受け取
り、研磨後のウエハWBを搬送する搬送ロボット120
の研磨後ウエハ搬送ハンド4Bに供給する。円板シャフ
ト13の円板部17の一方の表面17Aには、ロードス
テージ11が取り付けられ、円板部17の他方の表面1
7Aには、アンロードステージ12が取り付けられてい
る。また、上昇下降シリンダ16により支持台15が鉛
直方向に上昇下降することによりロードステージ11、
アンロードステージ12もそれぞれ鉛直方向に上昇下降
する。
【0031】ロードステージ11は、円板状のロードス
テージ本体11Aを有し、ロードステージ本体11A
は、円板部17に平行に配置されている。ロードステー
ジ本体11Aの図中上側の表面11Bには、ウエハステ
ージ21と、クランプ22Aと、ウエハガイド23と、
洗浄水供給手段としてのリンスノズル24Aと、第1位
置決め機構としての、あるいは位置決め機構としての、
あるいはガイド部としてのトップリングガイド25Aと
が、取り付けられている。ウエハステージ21は、研磨
前のウエハWAを表面11Bに平行に載置する。クラン
プ22Aは、ウエハステージ21上に載置されたウエハ
WAを表面11Bに平行に把持する。ウエハガイド23
は、ウエハステージ21上にウエハWAが載置されると
きにウエハWAを表面11Bに平行な方向にガイドす
る。リンスノズル24Aは、ウエハステージ21上に載
置されたウエハWAを洗浄し、ウエハWAの乾燥を防止
するためにリンス水sをウエハWAの表面に供給する。
トップリングガイド25Aは、トップリング132へ研
磨前のウエハWAを供給するときにトップリング132
に対してロードステージ11が第1位置決めされるよう
にロードステージ11をガイドし、第1位置決め機構と
しての働きをする。
【0032】ウエハステージ21、ウエハガイド23、
トップリングガイド25Aは、ロードステージ本体11
Aの図中、上側の表面11Bに、90°おきに等配され
て、それぞれ4個ずつ(120°おきに等配され、3個
であってもよい)円周方向に取り付けられている。トッ
プリングガイド25Aは、ロードステージ本体11Aの
表面11Bに垂直に取り付けられている。図中、リンス
ノズル24Aは、ウエハWAのロードステージ本体11
Aに対向する面にのみリンス水sを供給しているが、さ
らにウエハWAのロードステージ本体11Aに対向する
面とは反対の面にリンス水sを供給する不図示のリンス
ノズルがロードステージ本体11Aに取り付けられてい
る。
【0033】ウエハステージ21は、ウエハWAを表面
11Bに平行に載置する載置面26Aを有するウエハ載
置片26と、ウエハ載置片26とロードステージ本体1
1Aとの間に配置されたコイルバネ27と、コイルバネ
27に挿入され、ウエハ載置片26をガイドするガイド
ピン28とを含んで構成される。ガイドピン28はロー
ドステージ本体11Aに立設されている。ウエハ載置片
26の図中、下側には不図示の穴が形成され、ガイドピ
ン28の頭部がこの穴に挿入されている。ウエハ載置片
26は、ガイドピン28の上部に取り付けられ、ガイド
ピン28にガイドされ表面11Bに垂直な方向の移動が
可能である。ウエハ載置片26が、表面11Bに垂直な
方向の移動が可能なので、載置面26A上に載置され、
クランプ22Aに把持されていないウエハWAも、当該
方向に移動が可能である。
【0034】ウエハWAが押されてロードステージ本体
11Aの表面11Bに近づく方向に移動すると、コイル
バネ27は圧縮される。また、ウエハWAは、コイルバ
ネ27の復元力により表面11Bから離れる方向に移動
する。ウエハ載置片26が、表面11Bから離れる方向
に移動した場合、ガイドピン28から脱落しないよう
に、ウエハ載置片26は不図示のストッパを有する。
【0035】ウエハガイド23は、表面11Bに垂直な
垂直面に対し傾いたウエハガイド面29Aを有するウエ
ハガイド片29と、ウエハガイド片29とロードステー
ジ本体11Aとの間に配置されたコイルバネ30と、コ
イルバネ30に挿入され、ウエハガイド片29をガイド
するガイドピン31とを含んで構成される。ウエハガイ
ド面29Aは、ロードステージ本体11Aの中心軸線に
対面して配置されている。ウエハガイド面29Bはロー
ドステージ本体11Aの表面11Bの外周円に平行で、
当該外周円と中心軸線が一致する想像上の円に接するよ
う配置されている。ガイドピン31は、ロードステージ
本体11Aに立設されている。ウエハガイド片29の図
中、下側には不図示の穴が形成され、ガイドピン31の
頭部がこの穴に挿入され、ウエハガイド片29は、ガイ
ドピン31にガイドされ、表面11Bに垂直な方向の移
動が可能である。
【0036】クランプ22Aが、ウエハWAを把持して
いない場合、ウエハガイド片29が押されてロードステ
ージ本体11Aの表面11Bに近づく方向に移動する
と、コイルバネ30は圧縮される。コイルバネ30の復
元力によりウエハガイド片29は表面11Bから離れる
方向に移動する。ウエハガイド片29は、表面11Bか
ら離れる方向に移動した場合、ガイドピン31から脱落
しないように不図示のストッパを有する。
【0037】クランプ22Aは、ウエハガイド片29の
側面の下部に固定して取り付けられている。クランプ2
2Aは、クランプ部32Aと、V字型リンク34Aと、
リンク35Aとを含んで構成される。クランプ部32A
には、ウエハWAの端部に接触してウエハWAを把持す
るV溝が加工されている。V字型リンク34Aは、一端
がクランプ部32Aに固定接続され、折曲部がウエハガ
イド片29の側面の下部に取り付けられた固定ピン33
Aに回動自由に接続されている。V字型リンク34Aの
他端は、リンク35Aの一端に回動自由に接続されてい
る。リンク35Aは、前述のように一端がV字型リンク
34Aの他端に回動自由に接続され、さらにその他端が
不図示のシリンダの不図示のピストンの一端に回動自由
に接続されている。当該シリンダのピストンは、鉛直方
向上下に移動し、リンク35Aのピストンとの接続端を
鉛直方向上下(図中X1、X2方向)に動かす。
【0038】トップリングガイド25Aは、ロードステ
ージ本体11Aの外周部に立設されている。トップリン
グガイド25Aは、ロードステージ本体11Aの中心軸
線に対面すると共に、ロードステージ本体11Aの表面
11Bに垂直な垂直面に対し傾いた、トップリングガイ
ド面25Cを有する。トップリングガイド面25Cは、
ロードステージ本体11Aの表面11Bの外周円に平行
で、当該外周円と中心軸線が一致する想像上の円に接す
るよう配置されている。トップリングガイド面25C
の、表面11Bに平行な方向であってかつ円板形状のロ
ードステージ本体11Aの径方向の長さLA(図7
(A)参照)は、トップリング132が、研磨前のウエ
ハWAをロードステージ11によって供給されるときの
トップリング132の位置の水平方向のぶれより大きい
ことが望ましい。向き合って配置されたトップリングガ
イド25A間の、内側の距離LXA(図7(A)参照)
は、トップリング132の外周部(外周)132Aの直
径よりわずかに大きく設定されている。
【0039】アンロードステージ12は、円板状のアン
ロードステージ本体12Aを有し、アンロードステージ
本体12Aは、円板部17に平行に配置されている。ア
ンロードステージ本体12Aの図中下側の表面12Bに
は、ウエハガイドステージ51と、クランプ22Bと、
洗浄水供給手段としてのリンスノズル24Bと、第2位
置決め機構としての、あるいはガイド部としてのトップ
リングガイド25Bとが、取り付けられている。ウエハ
ガイドステージ51は、研磨後のウエハWBを表面12
Bに平行に載置する。クランプ22Bは、ウエハガイド
ステージ51上に載置されたウエハWBを表面12Bに
平行に把持する。リンスノズル24Bは、ウエハガイド
ステージ51上に載置されたウエハWBを洗浄し、ウエ
ハWBの乾燥を防止するために洗浄水としてのリンス水
sをウエハWBの表面に供給する。トップリングガイド
25Bは、トップリング132から研磨後のウエハWB
を受け取るときにトップリング132に対してアンロー
ドステージ12が位置決めされるようにアンロードステ
ージ12をガイドし、第1位置決め機構としての働きを
する。
【0040】ウエハガイドステージ51、トップリング
ガイド25Bは、アンロードステージ本体12Aの図
中、下側の表面12Bに、円周方向に90°おきに等配
されて、それぞれ4個ずつ(120°おきに3個ずつで
あってもよい)取り付けられている。トップリングガイ
ド25Bは、アンロードステージ本体12Aの表面12
Bに垂直に取り付けられている。図中、リンスノズル2
4Bは、ウエハWBのアンロードステージ本体12Aに
対向する面にのみリンス水sを供給しているが、さらに
ウエハWBのアンロードステージ本体12Aに対向する
面とは反対の面にリンス水sを供給する不図示のリンス
ノズルがアンロードステージ本体12Aに取り付けられ
ている。
【0041】ウエハガイドステージ51は、ウエハWB
を表面12Bに平行に載置する載置面51Aと、アンロ
ードステージ本体12Aの中心軸線に対面し、表面12
Bに垂直な垂直面に対し傾いた、ウエハガイド面51B
を有する。ウエハガイド面51Bはアンロードステージ
本体12Aの表面12Bの外周円に平行で、当該外周円
と中心軸線が一致する想像上の円に接するよう配置され
ている。
【0042】クランプ22Bは、ウエハガイドステージ
51の側面の上下方向中程に固定して取り付けられてい
る。クランプ22Bは、クランプ部32Bと、V字型リ
ンク34Bと、リンク35Bとを含んで構成され、その
構成は、クランプ22Aと同じであり、説明を省略する
が、図中、クランプ22Aの構成部品に対応する部品に
は符号の末尾のAの代わりにBが付いている。
【0043】トップリングガイド25Bは、トップリン
グガイド25Aと同じ構造であり、すなわち、アンロー
ドステージ本体12Aの外周部に立設されたトップリン
グガイド面25Dを有する。さらにトップリングガイド
面25Dは、ロードステージ本体12Aの中心軸線に対
面し、アンロードステージ本体12Aの表面12Bに垂
直な垂直面に対し傾いて配置されている。トップリング
ガイド面25Dは、さらにアンロードステージ本体12
Aの表面12Bの外周円に平行で、当該外周円と中心軸
線が一致する想像上の円に接するよう配置されている。
【0044】トップリングガイド面25Dの表面12B
に平行な方向であってかつ円板形状のアンロードステー
ジ本体12Aの径方向の長さLB(図7(B)参照)
は、トップリング132が、研磨後のウエハWBをロー
ドステージ12が受け取るときのトップリング132の
位置の水平方向のぶれより大きいことが望ましい。向き
合って配置されたトップリングガイド25D間の、内側
の距離LXB(図7(B)参照)は、トップリング13
2の外周部132Aの直径よりわずかに大きく設定され
ている。
【0045】ロードステージ11、およびアンロードス
テージ12には、X−Yテーブル支持板38A、Bと、
センタリングガイド41A、Bとが取り付けられてい
る。X−Yテーブル支持板38A、Bは、それぞれロー
ドステージ本体11Aの図中、下側の裏面11Cの中
央、およびアンロードステージ本体12Aの図中、上側
の裏面12Cの中央に配置されている。X−Yテーブル
支持板38A、Bは、円板シャフト13の円板部17の
表面17Aに平行な支持面を有し、当該支持面は後述の
X−Yテーブル37A、Bを支持する。センタリングガ
イド41A、Bは、裏面11C、12Cに、X−Yテー
ブル支持板38A、Bの中心から一定の距離に、円周方
向に90°おきに4個取り付けられている。センタリン
グガイド41A、Bには、後述のセンタリングシャフト
39A、Bが挿入され、図中裁頭直円錐を逆さにした形
状の、テーパ面としての第1テーパ面47A、Bが加工
された穴形状のセンタリングホール40A、Bが形成さ
れている。
【0046】円板シャフト13は、ロードステージ11
と、アンロードステージ12の間にこれらに平行に配置
され、円板部17に円板形の円板中空部17Bを有し、
反転シャフト18に円筒中空部18Aを有し、中空構造
をしている。円板シャフト13を反転シャフト18にて
支持する回転用軸受け71が軸受けハウジング72A、
Bの中に設けられている。軸受けハウジング72Aが反
駆動側、軸受けハウジング72Bが駆動側に配置されて
いる。回転用軸受け71にウエハ洗浄および乾燥防止用
の洗浄液、乾燥防止液としてのリンス水s等がかからな
いように軸受けハウジング72A、Bのシャフト貫通部
にリップシール73が設けてある。よって、軸受けハウ
ジング72A、B内の回転用軸受け71には、リンス水
sが浸水しない。
【0047】クランプ22A用を駆動する不図示のエア
シリンダへ駆動空気を供給するエア配管74、リンスノ
ズル24A(前述の不図示のリンスノズルを含む)へリ
ンス水sを供給するリンス水配管76、クランプ22B
用を駆動する不図示のエアシリンダへ駆動空気を供給す
るエア配管75、リンスノズル24B(前述の不図示の
リンスノズルを含む)へリンス水sを供給するリンス水
配管77は、反駆動側の軸受けハウジング72Aの側壁
72Cを貫通し、反転シャフト18の円筒中空部18A
へ入り、さらに円板部17の円板中空部17Bに入る。
円板部17の円板中空部17Bへ入った前述のエア配管
74、75、リンス水配管76、77は、円板部17に
加工された不図示の開口部を貫通して、円板部17の両
表面17Aに沿ってそれぞれ一周して不図示のクランプ
22A、B用エアシリンダ、リンスノズル24A、Bに
それぞれエア、リンス水sを供給する。このように、円
板シャフト13が±180°交互に回転できるよう、円
板シャフト13を出たエア配管74、75、リンス水配
管76、77が十分な長さを有するようにしている。
【0048】なお、図中、エア配管74、75およびリ
ンス水配管76、77の軸受けハウジング72Aの側壁
72Cまでの部分、および円板部17の両表面17Aを
一周している断面部分のみ示し、反転シャフト18の円
筒中空部18A内の部分、円板部17の円板中空部17
B内の部分、円板部17を貫通している部分、円板部1
7の貫通部からクランプ22A、B用エアシリンダま
で、円板部17の貫通部からリンスノズル24A、Bま
での部分は省略している。
【0049】アクチュエータ14は、円板シャフト13
の駆動側に配置され、反転シャフト18の駆動側端部に
接続され、軸受けハウジング72B内に収納されてい
る。アクチュエータ14には、不図示のエア配管が接続
されて、駆動空気がアクチュエータ14に送られ、アク
チュエータ14は、不図示の制御機構により、駆動側の
反転シャフト18を介して、円板シャフト13を水平な
状態から一方向に180°回転させ(鉛直方向に反
転)、水平な状態から反対方向に180°交互に回転
(鉛直方向に交互に反転)させるよう制御される。
【0050】円板シャフト13の円板部17の一方の表
面17A、およびこの表面17Aの反対側の表面17A
には、図中栽頭直円錐を逆さにした形状の第2テーパ面
48A、Bを有する各4個のセンタリングシャフト39
A、Bが、円板部17の中心から一定の距離に立設され
ている。円板シャフト13のロードステージ11側の表
面17Aに取り付けられた4個のセンタリングシャフト
39Aは、ロードステージ本体11Aの裏面11Cに取
り付けられたセンタリングガイド41Aに加工されたセ
ンタリングホール40Aに挿入されている。円板シャフ
ト13のアンロードステージ12側の表面17Aに取り
付けられた4個のセンタリングシャフト39Bは、アン
ロードステージ本体12Aの裏面12Cに取り付けられ
たセンタリングガイド41Bに加工されたセンタリング
ホール40Bに挿入されている。
【0051】センタリングガイド41A、Bに形成され
たセンタリングホール40A、Bは、第1テーパ面47
A、Bを有するので奥に入るに従って面積が大きくなる
裁頭直円錐形状をしている。センタリングホール40
A、Bに挿入されたセンタリングシャフト39A、Bの
先端部は第2テーパ面48Aを有するので、裁頭直円錐
を逆さまに取り付けた形状をしている。センタリングホ
ール40A、Bの第1テーパ面47Aの直円錐形とセン
タリングシャフト39A、Bの第2テーパ面48A、B
の直円錐形は頂角が等しい形状をしている。センタリン
グシャフト39A、Bは、センタリングホール40A、
Bに挿入された状態であって、図1に示す、円板シャフ
ト13より上側の上側位置に位置した状態で、円板シャ
フト13の円板部17の表面17Aに平行な方向に移動
が可能である。この状態で、センタリングガイド41
A、Bは、センタリングシャフト39A、Bを移動可能
に収納し保持しているといえる。
【0052】ロードステージ11、またはアンロードス
テージ12が、円板シャフト13より下側の下側位置に
位置する場合は、図1に示す、センタリングシャフト3
9A、Bが、センタリングホール40A、Bから最も突
き出た位置に来る場合である。この場合は、第1テーパ
面47A、Bが第2テーパ面48A、Bに係合し、セン
タリングシャフト39A、Bが、センタリングホール4
0A、Bから懸下する状態であり、センタリングホール
40A、Bの第1テーパ面47A、Bとセンタリングシ
ャフト39A、Bの第2テーパ面48A、Bは、ピッタ
リと一致し、ロードステージ11、アンロードステージ
12の後述の第2位置決めがなされる。なお、この状態
で、ロードステージ本体11A、アンロードステージ本
体12Aは、水平状態であり、円板シャフト13の円板
部17も、水平状態である。
【0053】表現を変えると、位置決め機構としてのセ
ンタリングシャフト39A、Bは、第2テーパ面48
A、Bで、第1テーパ面47A、Bを介してセンタリン
グガイド41A、Bの位置決めを行い、ロードステージ
11およびアンロードステージ12の円板シャフト13
に対する第2位置決めを行う。位置決め機構としてのセ
ンタリングガイド41A、Bは、第1テーパ面47A、
Bで、第2テーパ面48A、Bを介してセンタリングシ
ャフト39A、Bの相対的位置決めを行い、ロードステ
ージ11およびアンロードステージ12の円板シャフト
13に対する第2位置決めを行う。
【0054】円板部17の一方の表面17Aの中心上
に、4つのセンタリングシャフト39Aに囲まれて、X
−Yテーブル37Aが取り付けられ、円板部17の他方
の表面17Aの中心上に、4つのセンタリングシャフト
39Bに囲まれて、X−Yテーブル37Bが取り付けら
れている。X−Yテーブル37A、Bは、それぞれX−
Yテーブル板42A、Bと、X−Yテーブル板42A、
Bに垂直に取り付けられたX−Yテーブル軸43A、B
を含んで構成される。
【0055】円板シャフト13の円板部17の各表面1
7Aの中心には、X−Yテーブル軸ホール44A、B
が、当該各表面17Aに垂直に加工されている。各X−
Yテーブル軸ホール44A、Bには、中空円筒形状のリ
ニヤブッシュ45A、Bが挿入され、リニヤブッシュ4
5A、Bの中空部には、X−Yテーブル軸43A、Bが
挿入されている。X−Yテーブル軸43A、Bは、リニ
ヤブッシュ45A、Bの中空部内で円板部17の表面1
7Aに垂直な方向に移動が可能である。
【0056】円板シャフト13の円板部17と、ロード
ステージ本体11Aとの間、および円板シャフト13の
円板部17と、アンロードステージ本体12Aとの間に
は、それぞれ円環状の防水カバー46が取り付けられて
いる。防水カバー46は、X−Yテーブル37A、B、
およびセンタリングシャフト39A、B、センタリング
ガイド41A、Bを、円板部17の表面17A、ロード
ステージ本体11Aの裏面11Cおよびアンロードステ
ージ本体12Aの裏面12Cに沿って囲んで配置されて
いる。この防水カバー46により、X−Yテーブル軸4
3A、B、リニヤブッシュ45A、B、センタリングガ
イド41A、B、センタリングシャフト39A、Bに、
リンスノズル24A、BからウエハWA、WBに供給さ
れるリンス水sがかかることがない。よって、これらの
部品にリンス水sによる錆が発生することを防止し、さ
らにウエハWBに付着した研磨用の砥液のカスが堆積し
ないようにして、作動不良の発生を防止している。
【0057】防水カバー46は、ロードステージ本体1
1A、アンロードステージ本体12A、円板シャフト1
3に密着し、ロードステージ本体11Aと円板部17と
の間の、円板部17の表面17Aに垂直な方向の隙間、
アンロードステージ本体12Aと円板部17との間の、
円板部17の表面17Aに垂直な方向の隙間の値の変動
に追従して変形し、密着性を維持する。
【0058】図3に、クランプ22A、Bの作動を示
す。図3(A)は、リンク35A、Bが接続された不図
示のシリンダのピストンが、鉛直方向上下(X1、X2
方向)に移動する場合であり、図中、一番上に示した状
態がクランプ部32AがウエハWA、WB(図1参照)
を把持している状態である。図中、リンク35A、Bの
当該シリンダのピストンとの接続端が、X2方向に移動
し、V字型リンク34A、Bが、固定ピン33A、Bを
中心にZ2方向に回動するので、V字型リンク34A、
Bに接続されたクランプ部32A、BがZ2方向に回動
し、クランプ部32AのウエハWA、WBの把持が外れ
る。リンク35A、Bのピストンとの接続端が、X1方
向に移動した場合は、これとは逆に作動し、クランプ部
32A、BがZ1方向に回動し、ウエハWA、WBを把
持する。
【0059】図3(B)に示すように、リンク35A、
Bが接続された不図示のシリンダのピストンが、水平方
向左右(Y1、Y2方向)に移動してもよい。図中、上
から下に行くに従って、リンク35A、BがY2方向に
移動する場合を説明する。この場合、リンク35A、B
のピストンとの接続端が、Y2方向に移動し、V字型リ
ンク34A、Bが、固定ピン33A、Bを中心にZ2方
向に回動するので、V字型リンク34A、Bに接続され
たクランプ部32A、BがZ2方向に回動し、クランプ
部32AのウエハWA、WBの把持が外れる。リンク3
5A、Bのピストンとの接続端が、Y1方向に移動した
場合は、これとは逆に作動し、クランプ部32A、Bが
Z1方向に回動し、ウエハWA、WBを把持する。
【0060】次に、図1、図2、図4〜図6を参照し
て、本発明の実施の形態に係るロード・アンロードユニ
ットU1の作用を説明する。アクチュエータ14が交互
に反対の方向に180°回転駆動することにより、円板
シャフト13が同様に交互に180°回転し、ロードス
テージ11、アンロードステージ12が回転により円板
シャフト13より上側の上側位置(円板シャフト13の
回転軸線の方向から見て時計の12時の位置)、円板シ
ャフト13より下側の下側位置(6時の位置)を交互に
循環して回転する。ロードステージ本体11A、および
アンロードステージ本体12Aは、上側位置、および下
側位置で水平な状態にある。
【0061】なお、本実施の形態において、第1位置決
め機構の第1位置決めは、水平方向に対して行われる。
すなわち、第1位置決めとは、トップリングガイド25
A、Bが、ロードステージ11、アンロードステージ1
2を、ロードステージ11がウエハWAをトップリング
132にスムーズに供給できるよう、アンロードステー
ジ12がトップリング132からウエハWBをスムーズ
に受け取ることができるよう、水平方向にトップリング
132に対してガイドすることをいう。第1位置決めに
より、ロードステージ11、あるいはアンロードステー
ジ12と、トップリング132との水平方向の位置合わ
せが行われる。
【0062】なお、第2位置決め機構の第2位置決め
も、同様に水平方向に対して行われる。すなわち、第2
位置決めとは、センタリングシャフト39A、Bが、セ
ンタリングガイド41A、B(センタリングホール40
A、B)を介して、ロードステージ11、アンロードス
テージ12を、ロードステージ11がウエハWAを搬送
ロボット120からスムーズに受け取ることができるよ
う、アンロードステージ12が搬送ロボット120にウ
エハWBをスムーズに供給することができるよう、水平
方向にガイドすることをいう。第2位置決めにより、ロ
ードステージ11と研磨前ウエハ搬送ハンド4Aのウエ
ハ供給位置、ウエハ受取位置の水平方向の位置合わせが
なされ、アンロードステージ12と搬送ロボット120
の研磨後ウエハ搬送ハンド4Bのウエハ受取位置、ウエ
ハ供給位置の水平方向の位置合わせがなされる。
【0063】研磨前のウエハWAを研磨前ウエハ搬送ハ
ンド4Aに載置した搬送ロボット120が、ロード・ア
ンロードユニットU1にウエハWAを搬送し、所定の停
止位置で停止し、研磨前ウエハ搬送ハンド4Aは、図4
(A)に示す位置にある。このとき、ロードステージ1
1、アンロードステージ12は、ウエハWA、WAを載
置していない。図4(A)に示すロードステージ11、
アンロードステージ12は、図1に示す位置とは反対の
位置にあり、ロードステージ11が、下側位置(第2受
取位置)に、アンロードステージ12が上側位置にあ
る。
【0064】この状態で、センタリングシャフト39A
は、円板シャフト13の下側に位置し、センタリングホ
ール40Aから最も突き出た位置にあり、センタリング
ホール40Aの第1テーパ面47Aとセンタリングシャ
フト39Aの第2テーパ面48Aは、係合し、接触して
いる。この状態は、ロードステージ11が、センタリン
グシャフト39Aから懸下した状態である。また、X−
Yテーブル37Aは、ロードステージ11を支える位置
にはなく、X−Yテーブル軸43Aは、リニヤブッシュ
45Aにガイドされて、X−Yテーブル軸ホール44A
から一部図1中、下側に突き出た位置にある。このと
き、ロードステージ11の位置は、第2受取位置であ
る。
【0065】前述の停止位置にある搬送ロボット120
が、研磨前ウエハ搬送ハンド4Aを図4(A)中P1方
向に所定の距離移動させ、研磨前ウエハ搬送ハンド4A
が所定のウエハ供給位置に位置し、さらに図4(A)中
Q1方向(鉛直方向上方)に移動させ、研磨前ウエハ搬
送ハンド4Aに載置された研磨前のウエハWAが、ロー
ドステージ11のウエハ載置片26上に載置され、クラ
ンプ22Aに把持される。ウエハWAが、ロードステー
ジ11上に載置された後、研磨前ウエハ搬送ハンド4A
は、Q2方向(Q1と反対)にさらにP2方向(P1と
反対)に移動する(図4(B))。
【0066】次に、アクチュエータ14が、円板シャフ
ト13を180°回転させ(第1駆動動作)、ロードス
テージ11が上側位置に、アンロードステージ12が下
側位置に来る(第1受取位置)(図4(C))。この状
態は、図1の状態と同じである。
【0067】このとき、ロードステージ11のセンタリ
ングシャフト39Aは、センタリングホール40Aのさ
らに奥に進入し、センタリングホール40Aの第1テー
パ面47Aとセンタリングシャフト39Aの第2テーパ
面48Aとは、係合しておらず接触してない状態にな
り、第1テーパ面47Aと第2テーパ面48Aの間に隙
間がある状態になる。すなわち、ロードステージ11は
水平方向の位置が可変になっている。ロードステージ1
1は、円板シャフト13に対しても水平方向の位置が可
変になっている。このとき、センタリングシャフト39
Aは、センタリングホール40A内の水平方向中央に位
置している。また、X−Yテーブル37Aは、ロードス
テージ11を支える位置にあり、X−Yテーブル軸43
Aは、リニヤブッシュ45Aにガイドされて、X−Yテ
ーブル軸ホール44Aに最も奥まで入り込んだ位置にあ
り、X−Yテーブル支持板38Aが、X−Yテーブル板
42Aに接触している。
【0068】一方、センタリングシャフト39Bは、セ
ンタリングホール40Bから図1中下側に最も突き出た
位置にあり、センタリングホール40Bの第1テーパ面
47Bとセンタリングシャフト39Bの第2テーパ面4
8Bとは、係合しピッタリと一致している。このとき、
アンロードステージ12が、センタリングシャフト39
Bから懸下した状態にある。また、X−Yテーブル37
Bは、アンロードステージ12を支える位置にはなく、
X−Yテーブル支持板38Bが、X−Yテーブル板42
Bから離れた位置にある。X−Yテーブル軸43Bは、
リニヤブッシュ45Bにガイドされて、X−Yテーブル
軸ホール44Bから図1中下側に一部突き出た位置にあ
る。
【0069】次に、上昇下降シリンダ16のピストン1
6Aが図1中J方向に上昇し(第1駆動動作の一部)、
支持台15が同方向に上昇し、研磨前のウエハWAを把
持したロードステージ11がトップリング132に向か
って上昇する。トップリングガイド25Aが、トップリ
ング132にぶつかる直前にロードステージ11が上昇
を一旦停止する。そして、クランプ22AがウエハWA
の把持を解除し、ロードステージ11がさらに上昇する
(第1駆動動作の一部)。トップリング132の外周部
132Aがトップリングガイド25Aのトップリングガ
イド面25Cに当接し、ロードステージ11はトップリ
ングガイド面25Cにガイドされて、トップリングガイ
ド25Aがトップリング132にぶつからない方向に水
平に移動し、トップリングガイド25Aにより、ロード
ステージ11の第1位置決めが行われる。このとき、X
−Yテーブル支持板38AがX−Yテーブル板42A上
を滑って水平方向に移動する。ロードステージ11の最
大水平移動距離は、センタリングホール40Aの第1テ
ーパ面47Aとセンタリングシャフト39Aの第2テー
パ面48Aの間の隙間の水平方向の長さより小さい。
【0070】次に、トップリング132が、ウエハガイ
ド23にぶつかり、ウエハガイド23をロードステージ
本体11Aの表面11Bの方向に押す。ウエハガイド2
3は、トップリング132に押されてロードステージ本
体11Aの表面11Bに近づく方向に移動し、ウエハガ
イド23に固定されているクランプ22Aも同方向に移
動する。しかし、ウエハWAは、クランプ22Aに把持
されていないので、移動しない。
【0071】次に、トップリング132がウエハ載置片
26上に載置されているウエハWAにぶつかるが、トッ
プリングガイド25Aにより、ロードステージ11の第
1位置決めが行われており、ロードステージ本体11A
とトップリング132、すなわちウエハWAとトップリ
ング132との、水平方向の位置合わせが行われている
ので、ウエハWAはトップリング132の凹部132A
にスムーズにはまり込む。この後、ロードステージ11
がわずかに上昇し、ウエハ載置片26とウエハ載置片2
6上のウエハWAがわずかにロードステージ本体11A
の表面11Bに近づく方向に移動し、上昇下降シリンダ
16が上昇を停止(第1駆動動作の停止)し、ロードス
テージ11が停止する。このときの、ロードステージ1
1の位置が、第1供給位置である。また、前述の通り、
ロードステージ11が円板シャフト13の上側位置にあ
る状態で、上昇下降シリンダ16が、ロードステージ1
1が第1供給位置に来るまで上昇する動作は、本発明の
第1駆動動作の一部である。第1供給位置と第1受取位
置とはほぼ同じ位置にあり、水平方向の位置は同一であ
る。
【0072】次に、ウエハWAがトップリング132に
真空吸着され、その後、上昇下降シリンダ16が下降す
ることにより、ロードステージ11が下降して、トップ
リング132から離れる(図5(A))。そして、トッ
プリング132が不図示の揺動機構により揺動され、不
図示の研磨テーブルにウエハWAが押し付けられて研磨
される。
【0073】ウエハWAの研磨中に、搬送ロボット12
0の研磨前ウエハ搬送ハンド4Aに次の研磨前のウエハ
WAが載置され、搬送ロボット120がウエハWAを搬
送し、所定の停止位置で停止する。そして、アクチュエ
ータ14が、円板シャフト13を前回回転した方向とは
逆に180°回転させ(第2駆動動作の一部)、ロード
ステージ11、アンロードステージ12が、図1に示す
位置とは逆の位置、すなわち、ロードステージ11が、
下側位置(第2受取位置)に、アンロードステージ12
が上側位置に来る(図5(B))。
【0074】このとき、ロードステージ11のセンタリ
ングシャフト39Aが、センタリングホール40Aから
懸下し、センタリングホール40Aの第1テーパ面47
Aとセンタリングシャフト39Aの第2テーパ面48A
が係合して一致し、ロードステージ11の第2位置決め
がなされ、ロードステージ11と、研磨前ウエハ搬送ハ
ンド4Aのウエハ供給位置との水平方向の位置合わせが
なされる。すなわち、搬送ロボット120の停止位置か
ら、研磨前ウエハ搬送ハンド4Aがウエハ供給のために
所定の距離だけ水平移動(P1方向)してウエハ供給位
置に位置したとき、ロードステージ11と研磨前ウエハ
搬送ハンド4Aの水平方向の位置が合っている。
【0075】一方、アンロードステージ12のセンタリ
ングシャフト39Bは、センタリングホール40Bのさ
らに奥に進入し、センタリングホール40Bの第1テー
パ面47Bとセンタリングシャフト39Bの第2テーパ
面48Bとは、係合しておらず接触してない状態にな
り、第1テーパ面47Bと第2テーパ面48Bの間に隙
間がある状態になる。すなわち、アンロードステージ1
2は、水平方向の位置が可変になっている。アンロード
ステージ12は、円板シャフト13に対しても水平方向
の位置が可変になっている。このとき、センタリングシ
ャフト39Bは、センタリングホール40B内の水平方
向中央に位置している。また、X−Yテーブル37B
は、ロードステージ11を支える位置にあり、X−Yテ
ーブル軸43Bは、リニヤブッシュ45Bにガイドされ
て、X−Yテーブル軸ホール44Bに最も奥まで入り込
んだ位置にあり、X−Yテーブル支持板38Bが、X−
Yテーブル板42Bに接触している。
【0076】研磨前ウエハ搬送ハンド4Aが鉛直方向上
方(Q1方向)に移動し、研磨前ウエハ搬送ハンド4A
からロードステージ11にウエハWAが供給される。そ
の後、研磨前ウエハ搬送ハンド4Aは、Q2方向にさら
にP2方向に移動する。そして、ウエハWAの研磨が終
了し(以後、ウエハは研磨後なのでウエハWBとす
る。)、トップリング132が、不図示の揺動機構によ
ってロード・アンロードユニットU1のほぼ真上の位置
に揺動される(図5(C))。
【0077】次に、上昇下降シリンダ16が、図1中J
方向に上昇し(第2駆動動作の一部)、アンロードステ
ージ12がトップリング132に向かって上昇し、トッ
プリングガイド25Bのトップリングガイド面25D
が、トップリング132にぶつかって干渉し、アンロー
ドステージ12がトップリングガイド25Bにガイドさ
れ、トップリングガイド25Bがトップリング132と
の干渉を避ける方向に水平に移動し、トップリングガイ
ド25Bにより、アンロードステージ12の第1位置決
めが行われ、アンロードステージ12と、トップリング
132との水平方向の位置合わせがなされる。このと
き、X−Yテーブル支持板38BがX−Yテーブル板4
2B上を滑り、水平方向に移動する。アンロードステー
ジ12の最大水平移動距離は、センタリングホール40
Bの第1テーパ面47Aとセンタリングシャフト39B
の第2テーパ面48Aとの間の隙間の水平方向の長さよ
り小さい。
【0078】アンロードステージ12は、トップリング
132がウエハガイドステージ51に、接触する直前で
上昇を停止する(第2駆動動作の停止)。このとき、ア
ンロードステージ12は、第1受取位置にある。そし
て、トップリング132に真空吸着により保持されてい
るウエハWBは、トップリング132がウエハWBの真
空吸着を解除するので、ウエハガイドステージ51上に
落下し、載置される。アンロードステージ12の第1位
置決めにより、アンロードステージ12と、トップリン
グ132との水平方向の位置合わせがなされているの
で、ウエハWBは、ウエハガイドステージ51上に正確
に落下し、スムーズに載置される。その後、ウエハWB
はクランプ22Bに把持され、上昇下降シリンダ16が
下降するのでウエハWBを載置したアンロードステージ
12が下降する(図6(A))。ウエハWBが、クラン
プ22Bに把持されたのち、リンスノズル24A、Bか
らクリンス水sの供給が始まる。
【0079】次に、アクチュエータ14が、円板シャフ
ト13を前回回転した方向とは逆に180°回転させ
(第1駆動動作の一部)、ロードステージ11、アンロ
ードステージ12が、図1に示す位置、すなわち、ロー
ドステージ11が、上側位置に、アンロードステージ1
2が下側位置(第2供給位置)に来る(図6(B))。
【0080】このとき、アンロードステージ12が、セ
ンタリングシャフト39Bから懸下した状態になり、ア
ンロードステージ12の第2位置決めなされる。よっ
て、センタリングシャフト39Bが、センタリングガイ
ド41B(センタリングホール40B)を介して、アン
ロードステージ12を、アンロードステージ12が搬送
ロボット120にウエハWBをスムーズに供給すること
ができるよう、水平方向にガイドして第2位置決めし、
アンロードステージ12と、研磨後ウエハ搬送ハンド4
Bのウエハ受取位置との水平方向の位置合わせがなされ
る。
【0081】次に、搬送ロボット120の研磨後のウエ
ハWBを搬送する研磨後ウエハ搬送ハンド4Bが、所定
の停止位置から、図中P1方向、Q1方向に移動して、
ウエハ受取位置に位置し、ウエハWBを受け取り、Q2
方向、P2方向に移動してウエハWBを搬送する(図6
(C))。そして、上昇下降シリンダ16が上昇する
(第1駆動動作の一部)ことにより、ウエハWAを載置
したロードステージ11が上昇し、ロードステージ11
が第1供給位置に位置し、ウエハWAをトップリング1
32に供給する。その後、同様の動作が繰り返される。
【0082】なお、第1テーパ面47A、B(第1係合
面)と第2テーパ面48A、B(第2係合面)は、鉛直
方向上側の位置に来たとき係合がはずれ、アクチュエー
タ14が水平状態の円板シャフト13を反転させ、第1
テーパ面47A、Bと第2テーパ面48A、Bが、鉛直
方向下側の位置に来たとき係合するので、アクチュエー
タ14が、第1テーパ面47A、Bと第2テーパ面48
A、Bの係合手段であり、係合解除手段である。
【0083】図8を参照して、ロード・アンロードユニ
ットU1、U2を用いた本実施の形態のポリッシング装
置1の構成を説明する。本ポリッシング装置1は、多数
のウエハWをストックするウエハカセット101を搭載
するロードアンロードステージ102を4つ備えてい
る。ロードアンロードステージ102は昇降可能な機構
を有していてもよい。ロードアンロードステージ102
上の各ウエハカセット101に到達可能となるように、
走行機構3の上に2つのハンドを有した搬送ロボット1
04が配置されている。ウエハカセット101側は、シ
ャッタ146、152を開けることによりポリッシング
装置1の全体と一体化する。
【0084】搬送ロボット104における2つのハンド
のうち下側のハンドはウエハカセット101よりウエハ
W(図中ウエハカセット101に載置されている状態を
破線にて表示)を(ポリッシング前に)受け取るときの
みに使用され、上側のハンドはウエハカセット101に
ウエハWを(ポリッシング後に)戻すときのみに使用さ
れる。これは、ポリッシングし洗浄した後のクリーンな
ウエハWを上側にして、それ以上ウエハWを汚さないた
めの配置である。下側のハンドはウエハを真空吸着する
吸着型ハンドであり、上側のハンドはウエハの周縁部を
保持する落し込み型ハンドである。吸着型ハンドはカセ
ット内のウエハWのずれに関係なく正確に搬送し、落し
込み型ハンドは真空吸着のようにごみを集めてこないの
でウエハWの裏面のクリーン度を保って搬送できる。
【0085】搬送ロボット104の走行機構103を対
称軸に、ウエハカセット101とは反対側に2台の洗浄
機105、106が配置されている。各洗浄機105、
106は搬送ロボット104のハンドが到達可能な位置
に配置されている。また2台の洗浄機105、106の
間で、ロボット104が到達可能な位置に、4つのウエ
ハの載置台107〜110を備えたウエハステーション
150が配置されている。
【0086】洗浄機105、106と載置台107〜1
10が配置されている領域Bとウエハカセット101と
搬送ロボット104が配置されている領域Aのクリーン
度を分けるために隔壁114が配置され、互いの領域の
間でウエハWを搬送するための隔壁の開口部にシャッタ
ー111が設けられている。洗浄機105と3つの載置
台107、109、110に到達可能な位置に搬送ロボ
ット120が配置されており、洗浄機106と3つの載
置台108、109、110に到達可能な位置に搬送ロ
ボット121が配置されている。
【0087】洗浄機105と隣接するように搬送ロボッ
ト120のハンドが到達可能な位置に洗浄機122が配
置されている。また、洗浄機106と隣接するように搬
送ロボット121のハンドが到達可能な位置に洗浄機1
23が配置されている。洗浄機105、106、12
2、123とウエハステーション150の載置台10
7、108、109、110と搬送ロボット120、1
21は全て領域Bの中に配置されていて、領域A内の気
圧よりも低い気圧に調整されている。洗浄機122、1
23は、両面洗浄可能な洗浄機である。
【0088】本ポリッシング装置1は、各機器を囲むよ
うにハウジング(図示せず)を有しており、前記ハウジ
ング内は隔壁114、隔壁124A、124Bにより複
数の部屋(領域A、領域Bを含む)に区画されている。
隔壁124Aおよび124Bによって、領域Bと区分さ
れた2つのポリッシング室が形成される2つの領域Cと
Dに区分されている。そして、領域C、Dには2つの研
磨テーブルと、1枚のウエハWを保持しかつウエハWを
前記研磨テーブルの研磨面に対して押し付けながら研磨
するための1つのトップリングが配置されている。即
ち、領域Cには研磨面134Aを有する研磨テーブル1
34、研磨面136Aを有する研磨テーブル136、領
域Dには研磨面135Aを有する研磨テーブル135、
研磨面137Aを有する研磨テーブル137がそれぞれ
配置されており、また、領域Cにはトップリング13
2、領域Dにはトップリング133がそれぞれ配置され
ている。また領域C内の研磨テーブル134の研磨面1
34Aに研磨砥液を供給するための砥液ノズル140
と、研磨テーブル134のドレッシングを行うためのド
レッサ138とが配置されている。領域D内の研磨テー
ブル135の研磨面135Aに研磨砥液を供給するため
の砥液ノズル141と、研磨テーブル135のドレッシ
ングを行うためのドレッサ139とが配置されている。
さらに、領域C内の研磨テーブル136のドレッシング
を行うためのドレッサ148と、領域D内の研磨テーブ
ル137のドレッシングを行うためのドレッサ149と
が配置されている。
【0089】研磨テーブル134、135は、機械的ド
レッサー138、139の他に、流体圧によるドレッサ
ーとして、アトマイザー144、145を備えている。
アトマイザーとは、液体(例えば純水)と気体(例えば
窒素)の混合流体を霧状にして、複数のノズルから研磨
面に噴射するものである。アトマイザーの主な目的は、
研磨面上に堆積、目詰まりした研磨カス、スラリー粒子
を洗い流すことである。アトマイザーの流体圧による研
磨面の浄化と、機械的接触であるドレッサー138、1
39による研磨面の目立て作業により、より望ましいド
レッシング、即ち研磨面の再生を達成することができ
る。
【0090】図中、トップリング132と研磨テーブル
134、136との関係を示す。なお、トップリング1
33と研磨テーブル135、37の関係も同様になって
いる。図に示すように、トップリング132は回転可能
なトップリング駆動軸191によってトップリングヘッ
ド131から吊下されている。トップリングヘッド13
1は位置決め可能な揺動軸192によって支持されてお
り、トップリング132は研磨テーブル134、136
にアクセス可能になっている。また、ドレッサ138は
回転可能なドレッサ駆動軸193によってドレッサヘッ
ド194から吊下されている。ドレッサヘッド194は
位置決め可能な揺動軸195によって支持されており、
ドレッサ138は待機位置と研磨テーブル134上のド
レッサ位置との間を移動可能になっている。ドレッサヘ
ッド(揺動アーム)197は位置決め可能な揺動軸19
8によって支持されており、ドレッサ148は待機位置
と研磨テーブル136上のドレッサ位置との間を移動可
能になっている。ドレッサ148はテーブル136の直
径よりも長い長尺状の形状を成しており、ドレッサヘッ
ド197が揺動軸198を中心に揺動する。ドレッサヘ
ッド197の揺動軸198と反対側のドレッサ固定機構
196とドレッサ148がピボット運動することによ
り、ドレッサ148は自転を伴わず車のワイパーの様な
動きで、研磨テーブル136上をドレッシングできるよ
うに、ドレッサ固定機構196によってドレッサヘッド
197から吊り下げられている。ここで、研磨テーブル
136、137としては、スクロール型研磨テーブルを
使用している。
【0091】図に示すように、隔壁124Aによって領
域Bとは仕切られた領域Cの中にあって、搬送ロボット
120のハンドが到達可能な位置にあり、ウエハWを搬
送ロボット120とトップリング132間で反転させて
受け渡しをするロード・アンロードユニットU1が配置
されている。隔壁124Bによって領域Bとは仕切られ
た領域Dの中にあって、搬送ロボット121のハンドが
到達可能な位置にあり、ウエハWを搬送ロボット121
とトップリング133間で反転させるロード・アンロー
ドユニットU2が配置されている。また、領域Bと領域
C、Dを仕切る隔壁124A、124Bには、ウエハ搬
送用の開口部が設けられ、それぞれのロード・アンロー
ドユニットU1、U2専用のシャッター25、26が開
口部に設けられている。
【0092】ロード・アンロードユニットU1、U2
は、ウエハWを把持するクランプ22A、B(図1参
照)を有するロードステージ11、アンロードステージ
12(図1参照)と、これらの位置を反転させて交互に
入れ替え、同時にウエハの表面と裏面を反転させるアク
チュエータ14(図1参照)と、ロードステージ11と
アンロードステージ12を上昇下降させる上昇下降シリ
ンダ16(図1参照)とを、備えている。ロード・アン
ロードユニットU1、U2は、ウエハWをクランプ22
A、Bにより把持しているかどうかを確認するウエハ有
無検知センサを備えるようにしてもよい。また、ロード
・アンロードユニットU1には搬送ロボット120によ
ってウエハWが搬送され、ロード・アンロードユニット
U2には搬送ロボット121によってウエハWが搬送さ
れる。ロード・アンロードユニットU1、U2は、アク
チュエータ14による反転と、上昇下降シリンダ16に
よる上昇下降により、トップリング132、133と搬
送ロボット120、121間のウエハの移送を行う。
【0093】トップリング132に移送されたウエハW
は、トップリング132の真空吸着機構により吸着さ
れ、ウエハWは研磨テーブル134まで吸着されたまま
搬送される。そして、ウエハWは研磨テーブル134上
に取り付けられた研磨パッド又は砥石等からなる研磨面
で研磨される。トップリング132がそれぞれに到達可
能な位置に、前述した第2の研磨テーブル136が配置
されている。これにより、ウエハは第1の研磨テーブル
134で研磨が終了した後、第2の研磨テーブル136
で研磨できるようになっている。しかしながら、ウエハ
に形成された膜種によっては、第2の研磨テーブル13
6で研磨された後、第1の研磨テーブル134で処理さ
れることもある。
【0094】研磨が終了したウエハWは、前述とは逆の
ルートでロード・アンロードユニットU1まで戻され
る。ロード・アンロードユニットU1まで戻されたウエ
ハWは、リンス水(純水もしくは薬液でもよい)により
リンスノズル24A(図1参照)によってリンスされ
る。また、ウエハWを離脱したトップリング132のウ
エハ吸着面は、トップリング洗浄ノズル(不図示)から
リンス水によって洗浄される。
【0095】次に、図8に示すポリッシング装置1の処
理工程の概略を説明する。2段洗浄の2カセットパラレ
ル処理の場合には、一方のウエハWは、ウエハカセット
(CS1)→搬送ロボット104→ウエハステーション
150の置き台107→搬送ロボット120→ロード・
アンロードユニットU1→トップリング132→研磨テ
ーブル134→研磨テーブル136(必要に応じ)→
(トップリング132を離れて)ロード・アンロードユ
ニットU1→搬送ロボット120→洗浄機122→搬送
ロボット120→洗浄機105→搬送ロボット104→
ウエハカセット(CS1)に至る経路を経る。
【0096】また、他方のウエハWは、ウエハカセット
(CS2)→搬送ロボット104→ウエハステーション
150の置き台108→搬送ロボット121→ロード・
アンロードユニットU2→トップリング133→研磨テ
ーブル135→研磨テーブル137(必要に応じ)→
(トップリング133を離れて)ロード・アンロードユ
ニットU2→搬送ロボット121→洗浄機123→搬送
ロボット121→洗浄機106→搬送ロボット104→
ウエハカセット(CS2)に至る経路を経る。
【0097】また3段洗浄の2カセットパラレル処理の
場合は、一方のウエハWは、ウエハカセット(CS1)
→搬送ロボット104→ウエハステーション150の置
き台107→搬送ロボット120→ロード・アンロード
ユニットU1→トップリング132→研磨テーブル13
4→研磨テーブル136(必要に応じ)→(トップリン
グ132を離れて)ロード・アンロードユニットU1→
搬送ロボット120→洗浄機122→搬送ロボット12
0→ウエハステーション150の置き台110→搬送ロ
ボット121→洗浄機106→搬送ロボット121→ウ
エハステーション150の置き台109→搬送ロボット
120→洗浄機105→搬送ロボット104→ウエハカ
セット(CS1)に至る経路を経る。
【0098】また、他方のウエハWは、ウエハカセット
(CS2)→搬送ロボット104→ウエハステーション
150の置き台108→搬送ロボット121→ロード・
アンロードユニットU2→トップリング133→研磨テ
ーブル135→研磨テーブル137(必要に応じ)→
(トップリング133を離れて)ロード・アンロードユ
ニットU2→搬送ロボット121→洗浄機123→搬送
ロボット121→洗浄機106→搬送ロボット121→
ウエハステーション150の置き台109→搬送ロボッ
ト120→洗浄機105→搬送ロボット104→ウエハ
カセット(CS2)に至る経路を経る。
【0099】さらに3段洗浄のシリーズ処理の場合に
は、ウエハWは、ウエハカセット(CS1)→搬送ロボ
ット104→ウエハステーション150の置き台107
→搬送ロボット120→ロード・アンロードユニットU
1→トップリング132→研磨テーブル134→研磨テ
ーブル136(必要に応じ)→(トップリング132を
離れて)ロード・アンロードユニットU1→搬送ロボッ
ト120→洗浄機122→搬送ロボット120→ウエハ
ステーション150の置き台110→搬送ロボット12
1→ロード・アンロードユニットU2→トップリング1
33→研磨テーブル135→研磨テーブル137(必要
に応じ)→(トップリング133を離れて)ロード・ア
ンロードユニットU2→搬送ロボット121→洗浄機1
23→搬送ロボット121→洗浄機106→搬送ロボッ
ト121→ウエハステーション150の置き台109→
搬送ロボット120→洗浄機105→搬送ロボット10
4→ウエハカセット(CS1)に至る経路を経る。
【0100】本実施の形態のロード・アンロードユニッ
トU1、U2を用いたポリッシング装置1は、搬送ロボ
ット120、121とトップリング132、133との
間のウエハWの正確な受け渡しを、ウエハWを反転させ
る反転機と、2枚のウエハWを入れ替えるリニヤトラン
スポータを経ることなく、ロード・アンロードユニット
U1、U2のみによって行うことができる。したがっ
て、ポリッシング装置1のサイズをコンパクトにするこ
とができ、その結果ポリッシング装置1を収納するクリ
ーンルームのスペースを小さくすることができる。
【0101】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、供給
台または受取台のうち、少なくともどちらか一方に、第
1位置決め機構が設けられ、第1位置決め機構が供給台
に設けられた場合は、第1位置決め機構が、供給台のト
ップリングに対する第1位置決めを、供給台が研磨前の
ウエハをトップリングに供給する際に行い、第1位置決
め機構が受取台に設けられた場合は、第1位置決め機構
が、受取台のトップリングに対する第1位置決めを、受
取台が研磨後のウエハをトップリングから受け取る際に
行うので、研磨前のウエハが供給台によって供給される
ときのトップリングの位置、研磨後のウエハが受取台に
受け取られるときのトップリングの位置にぶれが生じて
も、研磨前のウエハを第1位置決め機構が設けられた供
給台からトップリングに確実に供給し、第1位置決め機
構が設けられた受取台がトップリングから研磨後のウエ
ハを確実に受け取ることができる。
【0102】以上のように本第2発明によれば、受取台
に、受け取ったウエハに洗浄水を供給する洗浄水供給手
段が設けられているので、トップリングが研磨テーブル
に押しつけて研磨したウエハを受取台がトップリングか
ら受け取った直後に洗浄水によって洗浄することができ
るので、供給台からのウエハ供給、ウエハ研磨、受取台
のウエハ受取に必要なトップリングの移動距離を縮めて
装置を小型化できることに加えて、研磨終了から洗浄開
始までの時間を短縮し、洗浄が完了する前にウエハが乾
燥することを防ぎ、清浄で高品質なウエハを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るポリッシング装置用
の、ロード・アンロードユニットの断面ブロック図であ
る。
【図2】(A)、(B)は、図1のポリッシング装置用
ロード・アンロードユニットのセンタリングシャフト
と、センタリングガイドの詳細図であり、(C)、
(D)は、図1のポリッシング装置用ロード・アンロー
ドユニットのX−Yテーブルの近傍の詳細図である。
【図3】図1のポリッシング装置用ロード・アンロード
ユニットのクランプの作用を説明するブロック図であ
る。
【図4】図1のポリッシング装置用ロード・アンロード
ユニットの作動を説明する模式図である。
【図5】図1のポリッシング装置用ロード・アンロード
ユニットの作動を説明する模式図である。
【図6】図1のポリッシング装置用ロード・アンロード
ユニットの作動を説明する模式図である。
【図7】トップリングガイド面の長さLA、LB、トッ
プリングガイド間の長さLXA、LXBを説明する図で
ある。
【図8】図1のアンロードユニットを備えたポリッシン
グ装置の平面外形図である。
【図9】従来のポリッシング装置用ロード・アンロード
ユニットのブロック図である。
【符号の説明】
1 ポリッシング装置 4A 研磨前ウエハ搬送ハンド 4B 研磨後ウエハ搬送ハンド 11 ロードステージ 12 アンロードステージ 13 円板シャフト 13A 中心軸線 14 アクチュエータ 15 支持台 16 上昇下降シリンダ 17 円板部 18 反転シャフト 21 ウエハステージ 22A、B クランプ 23 ウエハガイド 24A、B リンスノズル 25A、B トップリングガイド 39A、B センタリングシャフト 40A、B センタリングホール 41A、B センタリングガイド 47A、B 第1テーパ面 48A、B 第2テーパ面 51 ウエハガイドステージ 71 回転用軸受け 72 軸受けハウジング 120、121 搬送ロボット 132、133 トップリング 134、135 研磨テーブル 134A、135A 研磨面 s リンス水 U1、U2 ロード・アンロードユニット WA、WB ウエハ
フロントページの続き Fターム(参考) 3C058 AA07 AB03 CB03 DA17 5F031 CA02 DA01 FA01 FA07 FA12 GA16 GA48 GA49 HA07 HA24 KA11 LA15 MA22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨面を有する研磨テーブルと;ウエハ
    を保持し前記研磨面に押しつけるトップリングと;該ト
    ップリングに対して前記ウエハを供給し、かつ前記トッ
    プリングから前記ウエハを受け取るロード・アンロード
    ユニットとを備え;前記ロード・アンロードユニット
    は、 前記トップリングに、研磨前の前記ウエハを所定の第1
    供給位置にて供給する供給台と、 前記トップリングから研磨後の前記ウエハを所定の第1
    受取位置にて受け取る受取台と、 前記供給台を前記第1供給位置に駆動する第1駆動動
    作、および前記受取台を前記第1受取位置に駆動する第
    2駆動動作を行う駆動部とを有し;前記供給台または前
    記受取台のうち、少なくともどちらか一方に、第1位置
    決め機構が設けられ;前記第1位置決め機構が前記供給
    台に設けられた場合は、前記第1位置決め機構が、前記
    供給台の前記トップリングに対する第1位置決めを、前
    記供給台が前記研磨前のウエハを前記トップリングに供
    給する際に行い、 前記第1位置決め機構が前記受取台に設けられた場合
    は、前記第1位置決め機構が、前記受取台の前記トップ
    リングに対する第1位置決めを、前記受取台が前記研磨
    後のウエハを前記トップリングから受け取る際に行うこ
    とを特徴とする;ポリッシング装置。
  2. 【請求項2】 前記第1位置決め機構が、ガイド部を有
    し;前記第1位置決め機構が前記供給台に取り付けられ
    た場合は、前記ガイド部が、前記供給台をガイドし、前
    記供給台の前記トップリングに対する第1位置決めを行
    い、 前記第1位置決め機構が前記受取台に取り付けられた場
    合は、前記ガイド部が、前記受取台をガイドし、前記受
    取台の前記トップリングに対する第1位置決めを行うこ
    とを特徴とする;請求項1に記載のポリッシング装置。
  3. 【請求項3】 研磨面を有する研磨テーブルと;ウエハ
    を保持し前記研磨面に押しつけるトップリングと;該ト
    ップリングに対して前記ウエハを供給し、かつ前記トッ
    プリングから前記ウエハを受け取るロード・アンロード
    ユニットとを備え;前記ロード・アンロードユニット
    は、 前記トップリングに、研磨前の前記ウエハを所定の第1
    供給位置にて供給する供給台と、 前記トップリングから研磨後の前記ウエハを所定の第1
    受取位置にて受け取る受取台と、 前記供給台を前記第1供給位置に移動させる第1駆動動
    作、および前記受取台を前記第1受取位置に移動させる
    第2駆動動作を行う駆動部とを有し;前記受取台に、受
    け取った前記ウエハに洗浄水を供給する洗浄水供給手段
    が設けられていることを特徴とする;ポリッシング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記供給台と前記受取台とが取り付けら
    れた回転体を備え;前記駆動部が前記回転体を少なくと
    も回転駆動し、該回転駆動により前記供給台と前記受取
    台とを回転移動させることを特徴とする;請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載のポリッシング装置。
  5. 【請求項5】 前記供給台が、研磨前の前記ウエハを搬
    入する搬送ロボットから前記研磨前のウエハを所定の第
    2受取位置にて受け取り;前記受取台が、研磨後の前記
    ウエハを搬出する前記搬送ロボットへ、前記研磨後のウ
    エハを所定の第2供給位置にて供給し;前記駆動部が前
    記第1駆動動作にて、前記受取台を前記第2供給位置に
    駆動し、および前記第2駆動動作にて前記供給台を前記
    第2受取位置に駆動し;前記供給台または前記受取台の
    うち、少なくともどちらか一方に、第2位置決め機構が
    設けられ;前記第2位置決め機構が前記供給台に設けら
    れた場合は、前記第2位置決め機構が、前記供給台の前
    記搬送ロボットに対する第2位置決めを、前記供給台が
    前記研磨前のウエハを前記搬送ロボットから受け取る際
    に行い、 前記第2位置決め機構が前記受取台に設けられた場合
    は、前記第2位置決め機構が、前記受取台の前記搬送ロ
    ボットに対する第2位置決めを、前記受取台が前記研磨
    後のウエハを前記搬送ロボットに供給する際に行うこと
    を特徴とする;請求項4に記載のポリッシング装置。
  6. 【請求項6】 研磨面を有する研磨テーブルと;ウエハ
    を保持し前記研磨面に押しつけるトップリングと;該ト
    ップリングに対して前記ウエハを供給し、かつ前記トッ
    プリングから前記ウエハを受け取るロード・アンロード
    ユニットとを備え;前記ロード・アンロードユニット
    は、 研磨前の前記ウエハを保持し、前記トップリングへ受け
    渡すロードステージと、 研磨後の前記ウエハを前記トップリングから受け取るア
    ンロードステージと、 前記ロードステージと前記アンロードステージとが取り
    付けられ、鉛直方向に反転することができる回転体と、 該回転体を反転させる回転駆動部と、 前記トップリングに対して、前記ロードステージと前記
    アンロードステージとの少なくともどちらか一方を位置
    決めする位置決め機構を有することを特徴とする;ポリ
    ッシング装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め機構は、 前記回転体に対する、前記一方の位置を可変にすること
    ができるセンタリングシャフトと、 該センタリングシャフトを内部で移動可能に保持するセ
    ンタリングガイドと、 前記トップリングの外周と接するトップリングガイドと
    を有することを特徴とする;請求項6に記載のポリッシ
    ング装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め機構は、 前記センタリングガイドの内部にテーパ面を有し、該テ
    ーパ面で前記センタリングシャフトを相対的に位置決め
    することにより、前記回転体に対して、前記一方を位置
    決めすることを特徴とする;請求項7に記載のポリッシ
    ング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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