JP2003080225A - シクロデキストリン類固定化吸着剤による土壌浄化方法 - Google Patents

シクロデキストリン類固定化吸着剤による土壌浄化方法

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JP2003080225A JP2001276358A JP2001276358A JP2003080225A JP 2003080225 A JP2003080225 A JP 2003080225A JP 2001276358 A JP2001276358 A JP 2001276358A JP 2001276358 A JP2001276358 A JP 2001276358A JP 2003080225 A JP2003080225 A JP 2003080225A
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Kazuyuki Oishi
和之 大石
Noboru Yanaihara
昇 矢内原
Takashi Isano
隆 伊佐野
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YANAIHARA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Toray Engineering Co Ltd
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YANAIHARA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Toyo Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率で簡便に汚染土壌を浄化することがで
き、作業環境にも優れる汚染土壌の浄化方法を提供す
る。 【解決手段】 シクロデキストリン類が担体に固定化さ
れてなるシクロデキストリン類固定化吸着剤を汚染物質
を含有する土壌試料に添加して汚染土壌を浄化する汚染
土壌の浄化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高効率で簡便に汚
染土壌を浄化することができ、作業環境にも優れる汚染
土壌の浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な疎水性物質による土壌の汚
染が問題となっている。例えばダイオキシン類等の疎水
性物質は、その疎水性のために土壌粒子に吸着して移動
しにくいので、土壌中に蓄積され、環境又は生態系に悪
影響を及ぼす。特に近年問題視され始めたホルモン様作
用物質(内分泌撹乱化学物質)は微量濃度で生態系への
影響が大きいので、これらの物質の浄化は重要である。
【0003】これらの疎水性物質は水に溶けにくく、土
壌粒子から脱離しにくいため、これらの除去・浄化には
有機溶媒等で洗浄する方法等が開発されている。しかし
大量の有機溶媒の使用はかえって汚染を招く恐れがあ
り、浄化の作業環境上問題も多く、更に浄化済み土壌の
再利用等が困難となる。
【0004】一方、疎水性物質を効率的に結合・回収す
る化合物としてシクロデキストリン類類(以下、CD類
ともいう)が知られている。CD類は、その環状構造の
内部に疎水環境を有しているので、ある一定の大きさの
疎水性物質をその環状構造内に包接することが知られて
いる。その使用形態には、主に以下の(1)及び(2)
の2つの方法がある。
【0005】(1)粉体のまま用いられる場合 CD類は常温で安定な固体であり、通常は粉体状で入手
可能である。粉体のまま、又は、他の添加剤等の固体物
質と混練等により混合して用いられる例としては、例え
ば、特開平10−314698号公報には包接化合物と
して用いられることが開示されており、特にβ−CD類
水溶液による重金属の捕捉剤の例が開示されている。
【0006】(2)水溶液として用いられる場合 CD類はある程度水溶性であるため、水溶液として用い
られる場合もある。例えば、特開平7−946号公報に
は、CD類水溶液による汚染土壌からの有機汚染物質の
抽出方法が開示されている。この場合CD類は水溶液と
して用いられるため、対象である疎水性物質が固体又は
固体に吸着されて存在する場合でも、用いることができ
る。
【0007】上記の従来技術(1)は、CD類が粉体で
あるため取り扱いにくく、また、CD類の溶解度により
使用量に限界があるため、吸着効率は低い。特に対象と
なる疎水性物質が微量である場合には用いることはでき
ない。上記の従来技術(2)は、CD類の水溶性に限界
があるため、一定量以下のCD類しか添加することがで
きない。また、対象である疎水性物質を包接した後、再
び脱離させて該疎水性物質を回収することが非常に煩雑
である。
【0008】以上のように、従来技術におけるCD類包
接作用の利用技術は、その適用形態が満足いくものでは
なく、特に土壌汚染物質がホルモン様作用物質等の疎水
性微量物質である場合の汚染土壌の浄化に適用した技術
は未だ開示されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、高効率で簡便に汚染土壌を浄化することができ、
作業環境にも優れる汚染土壌の浄化方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、シクロデキス
トリン類が担体に固定化されてなるシクロデキストリン
類固定化吸着剤を汚染物質を含有する土壌試料に添加し
て汚染土壌を浄化する汚染土壌の浄化方法である。以下
に本発明を詳述する。
【0011】本発明の汚染土壌の浄化方法は、シクロデ
キストリン類固定化吸着剤(以下、CD類固定化吸着剤
ともいう)を用いて汚染土壌を浄化するものである。本
発明で用いられるCD類固定化吸着剤は、シクロデキス
トリン類が担体に固定化されたものである。以下に、上
記シクロデキストリン類、担体、及び、その固定化方法
を説明する。
【0012】(1−1)シクロデキストリン類 上記CD類としては、包接作用を有するCD類又はCD
誘導体類であれば特に限定されないが、例えば、α−、
β−又はγ−CD類;α−、β−若しくはγ−CDのア
ルキル、ヒドロキシアルキル、アシル誘導体又はそれら
のポリマー誘導体、又は、これらのポリマーのアルキ
ル、ヒドロキシアルキル、アシル誘導体等のCD誘導体
類が挙げられる。上記α−、β−又はγ−CDのアルキ
ル、ヒドロキシアルキル、アシル誘導体としては、例え
ば、α−、β−又はγ−CDのメチル、エチル、ヒドロ
キシエチル、プロピル、アセチル、サクシニル誘導体等
が挙げられる。上記ポリマー誘導体としては、例えば、
α−、β−又はγ−CDのアルキル、ヒドロキシアルキ
ル、アシル誘導体をエピクロロヒドリン又はイソシアネ
ートで架橋したもの等が挙げられる。これらのCD類
は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されても
よい。
【0013】(1−2)担体 上記担体は、CD類を固定化することが可能であり、土
壌試料との混合等の使用環境においてその形態を維持で
きる物理的強度を有するものであれば特に限定されない
が、例えば、シリカ、セラミック類、活性炭等の無機系
素材;天然高分子、有機合成高分子等の有機系素材等が
好適に用いられる。より好ましくは有機合成高分子であ
る。上記有機合成高分子のなかでも、(メタ)アクリル
酸エステル重合体が好ましくは、その架橋重合体がより
好ましい。
【0014】(1−3)固定化方法 上記CD類を上記担体へ固定化する方法としては特に限
定されず、公知の化学反応を用いることができる。すな
わち、上記担体が有する官能基と、CD類が有する水酸
基又はCD誘導体類が有する各種官能基とを直接反応さ
せる方法;上記担体が有する官能基及びCD類が有する
官能基の両者に反応する官能基を有する物質(スペー
サ)を反応させ、両者を間接的に結合させる方法等が用
いられる。これらの官能基としては、例えば、アミノ
基、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、スルホン酸
基、ハロゲン基等が挙げられる。
【0015】本発明の汚染土壌の浄化方法は、上記シク
ロデキストリン類固定化吸着剤を汚染物質を含有する土
壌試料に添加して汚染土壌を浄化するものである。 (2)土壌試料 上記土壌試料としては特に限定されず、土壌粒子を含む
試料全般を含み、例えば、一般表層土、地下土壌、各種
底泥、浚渫土壌、各種汚泥等が挙げられる。上記土壌試
料は、水分を含有する試料である。上記土壌試料中の水
分量は、10〜99重量%であることが好ましい。10
重量%未満であると、吸着剤を土壌試料中に均一に分散
させるのが難しい。より好ましくは20〜90重量%で
ある。上記土壌試料中の水分の組成は特に限定されず、
また該水分は、土壌試料採取時に含まれる水分であって
もよいし、採取後、浄化処理前に適宜添加された水分で
あってもよい。
【0016】(3)汚染物質 上記汚染物質としては、CD類に包接される物質であれ
ば特に限定されず、本発明により効率よく除去される。
上記汚染物質としては、水への溶解度が10g/L以下
の疎水性物質であることが好ましい。10g/Lを超え
ると、疎水性が弱く、CD類に包接されにくくなる。よ
り好ましくは水への溶解度が1g/L以下の疎水性物質
である。
【0017】上記疎水性物質には、内分泌撹乱作用を有
する、又は、有すると疑われている、いわゆるホルモン
様作用物質や、いわゆる内分泌撹乱化学物質が含まれ
る。これらは生物由来のステロイドホルモン類、合成ス
テロイドホルモン類、及び、生体内においてホルモン類
似作用が報告されている又はホルモン類似作用が疑われ
る化学物質を含む。このようなホルモン様作用物質又は
内分泌撹乱化学物質としては、例えば、臭素化ダイオキ
シン、コプラナーPCB類、フラン類を含むダイオキシ
ン類;ポリ塩化ビフェニール類;4−t−ブチルフェノ
ール、4−n−ヘプチルフェノール、ノニルフェノー
ル、4−t−オクチルフェノール等のアルキルフェノー
ル類;ビスフェノールA;2,4−ジクロロフェノー
ル;フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジ−n
−ブチル、フタル酸ジエチル等のフタル酸エステル類;
アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル;ベンゾ(a)ピレ
ン、ベンゾフェノン、4−ニトロトルエン、スチレン、
スチレン2量体、スチレン3量体等の芳香族化合物;エ
ストラジオール等のエストロジェン類;DDT等の農薬
類等が挙げられる。また、第26回日本環境化学会講演
会予稿集(p2〜3、1998年)に記載されている物
質群等も含まれる。
【0018】本発明は、これらのなかでもアルキルフェ
ノール類、ビスフェノールA、フタル酸エステル類、ダ
イオキシン類、ポリ塩化ビフェニール類、ベンゾ(a)
ピレン、エストロジェン類、DDTに対して好適に使用
される。
【0019】上記疎水性物質には、また、多環芳香族化
合物が含まれる。上記多環芳香族化合物としては特に限
定されず、公知の多環芳香族炭化水素類全てを含み、例
えば、ピレン、ベンゾ(a)ピレン、ベンゾアントラセ
ン、メチルコラントレン、フルオレン、アントラセン、
フェナントレン、ベンゾフルオランテン、1−ピレノー
ル;ベンゾチオフェン、ジベンゾチオフェン等の含硫炭
化水素類;ナフタレンジニトロピレン、ニトロピレン等
のニトロ化炭化水素類等が挙げられる。
【0020】上記疎水性物質には、更に、揮発性有機化
合物をも含まれる。上記揮発性有機化合物としては特に
限定されず、公知の揮発性有機化合物全てを含み、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、2,4−
ジメチルペンタン、2,2,4−トリメチルペンタン等
の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼン、スチレン、1,3,5−トリメチルベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類;α−ピネン、リモネン等
のテルペン類;トリクロロメタン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、クロロホルム、1,1,1
−トリクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,2
−ジクロロプロパン、酢酸ブチル等のエステル類等が挙
げられる。
【0021】(4)試料への添加 本発明においては、上記CD類固定化吸着剤を土壌試料
に添加して接触させ、該吸着剤のCD類に、土壌粒子を
接触させることにより、土壌粒子に吸着している又は土
壌試料中に溶け出した疎水性物質を吸着剤に吸着させる
ことができる。上記CD類固定化吸着剤を土壌試料に添
加する方法としては特に限定されず、適宜混合すればよ
い。混合時には撹拌、振とう等の操作をしてもよい。ま
た加温、pH調節剤等の添加処理、超音波照射、電子線
照射等の処理を合わせて行ってもよい。
【0022】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0023】(実施例1) [CD類固定化吸着剤の調製]トリエチレングリコール
ジメタクリレート300g及びメタクリル酸200gの
混合物に、過酸化ベンゾイル(重合開始剤)1.5gを
溶解した。これを4重量%ポリビニルアルコール水溶液
2500mLに撹拌しながら分散させ、窒素雰囲気下で
80℃に昇温した。80℃で24時間重合した後、反応
物をイオン交換水で3回、アセトンで1回、エタノール
で4回洗浄した。洗浄後乾燥して架橋重合体である担体
を得た。
【0024】得られた担体10gをジオキサン100m
Lに分散させた後、N,N’−カルボジイミダゾール2
0gを添加し、60℃で5時間撹拌した。反応後担体を
濾別し、ジオキサンにて洗浄した。得られた担体に、β
−シクロデキストリン類50gのN,N’−ジメチルホ
ルムアミド溶液150mLを添加し、60℃で15時間
撹拌した。反応後担体を濾別し、水、ジメチルホルムア
ミド、アセトンで順次洗浄して乾燥させ、CD類固定化
吸着剤を得た。
【0025】[評価] (試料の調製)採取した土壌(含水量40重量%)に、
ダイオキシン10ng/gを添加し、汚染土壌を調製し
た。該汚染土壌100gを水1Lで3回洗浄し、洗浄液
を集めて濃縮した後、この洗浄液中のダイオキシン濃度
を日本工業規格(JIS K 0312)に基づく方法
により測定し、土壌に吸着したダイオキシンの比率(A
%)を求めた。測定結果を表1に示した。その結果、添
加したダイオキシンは、そのほとんどが土壌粒子に吸着
されていることが分かった。
【0026】(抽出実験)上記水洗浄済みの汚染土壌試
料100gに、吸着剤10gを添加し、室温にて撹拌し
た。撹拌後静置して、吸着剤を含む上清をデカンテーシ
ョンにて採取した。上記で採取した吸着剤を含む上清
を、ポリプロピレン製カラム(内容量35mL;ポリエ
チレン製フィルタ付き)に移した。その後、カラムにテ
トラヒドロフラン(THF)10mLを通液し、吸着剤
からダイオキシンを脱離させ、ダイオキシン含有THF
を回収した。THFを留去した後、n−デカンに再溶解
させ、測定用試料として、上記の測定方法に供した。
【0027】(測定結果)回収率(B%)の測定結果を
表1に示した。実施例1の吸着剤は、土壌粒子に吸着し
ていたダイオキシンを効率よく回収し、土壌を浄化でき
ることが分かった。更に他の疎水性物質を添加した汚染
土壌についても同様の手法で評価したところ、いずれの
疎水性物質の場合においても良好に回収でき、土壌試料
の浄化が行われることが分かった。
【0028】(実施例2)ジビニルベンゼン300g及
び2−ヒドロキシエチルメタクリレート200gに、過
酸化ベンゾイル(重合開始剤)1.5gを溶解した。こ
れを4重量%ポリビニルアルコール水溶液2500mL
に撹拌しながら分散させ、窒素雰囲気下で80℃に昇温
した。80℃で10時間重合後、得られた重合物をイオ
ン交換水で3回、アセトンで1回、エタノールで4回洗
浄した。洗浄後乾燥して、架橋重合体である担体を得
た。
【0029】得られた担体10gを用い、CD類として
カルボキシメチル−β−シクロデキストリン類を用いた
以外は、実施例1と同様に処理して、CD類固定化吸着
剤を得た。実施例1と同様に評価をしたところ、良好に
浄化が行われた。結果は表1に示した。
【0030】(比較例1、2)比較対照として、吸着剤
10gを添加する代わりに、γ−CD粉体10gを添加
する(比較例1)か、又は、γ−CD水溶液の10%水
溶液1Lを添加する(比較例2)こと以外は、実施例1
と同様の操作で行った。結果は、いずれも回収率が70
%以下と悪かった。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述の構成よりなるので、C
D類固定化吸着剤を汚染土壌に接触させることにより、
従来法に比べて高効率で簡便に汚染土壌を浄化すること
ができる。特に土壌試料と分離後、カラム等により簡便
な操作で疎水性物質を回収でき、また吸着剤自体の洗浄
が可能なため、その再利用もできる。本発明は、更に有
機溶媒の使用量が少ないため、作業環境に優れ、また浄
化済み土壌の再利用も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 和之 山口県新南陽市開成町4560 積水化学工業 株式会社内 (72)発明者 矢内原 昇 静岡県富士宮市粟倉2480番地の1 株式会 社矢内原研究所内 (72)発明者 伊佐野 隆 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1号 東洋建設株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA41 AB05 AB06 AB07 CA15 CA21 CA35 CA47 CC11 CC17 DA03 DA20 4G066 AC01B AC17C BA36 CA33 CA51 CA52 CA56 DA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シクロデキストリン類が担体に固定化さ
    れてなるシクロデキストリン類固定化吸着剤を汚染物質
    を含有する土壌試料に添加して汚染土壌を浄化すること
    を特徴とする汚染土壌の浄化方法。
  2. 【請求項2】 前記担体は、(メタ)アクリル酸エステ
    ル重合体であることを特徴とする請求項1記載の汚染土
    壌の浄化方法。
  3. 【請求項3】 前記汚染物質は、水に対する溶解度が1
    0g/L以下である疎水性物質であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の汚染土壌の浄化方法。
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