JP2003078888A - 圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長制御方法 - Google Patents

圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長制御方法

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JP2003078888A
JP2003078888A JP2001264257A JP2001264257A JP2003078888A JP 2003078888 A JP2003078888 A JP 2003078888A JP 2001264257 A JP2001264257 A JP 2001264257A JP 2001264257 A JP2001264257 A JP 2001264257A JP 2003078888 A JP2003078888 A JP 2003078888A
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JP2001264257A
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Yoshihiko Ogawa
佳彦 小川
Mika Tomiyama
みか 富山
Kazuhiko Yamauchi
和彦 山内
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、飛び越し走査信号のようにフィー
ルド毎に位相のずれた映像信号に対して、垂直方向に画
面上の位置に応じて比率を変える圧縮伸長処理を施した
場合にも、フィールド間で映像信号の位相ずれが生じる
ことのない圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長制御方法を提
供することを目的としている。 【解決手段】飛び越し走査を行なう第1及び第2フィー
ルドの映像信号に対して、それぞれライン毎に所定の制
御値に基づいた演算処理を行なうことにより、垂直方向
の圧縮伸長処理を施す圧縮伸長制御装置において、垂直
方向に沿って交互に配置される第1及び第2フィールド
の映像信号の各ラインに順次対応させて、圧縮伸長処理
のための演算処理用の制御値を連続的に生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターレース
方式の映像信号に対して、垂直方向に、画面上の位置に
応じて比率を変化させた圧縮伸長処理を施す圧縮伸長制
御装置及び圧縮伸長制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばアスペクト比が1
6:9のテレビジョン放送受信装置にあっては、アスペ
クト比が4:3の映像信号を画面表示した場合に、画面
上の位置に応じて表示画像に歪みが生じる。
【0003】この歪みを補正するために、アスペクト比
が16:9のテレビジョン放送受信装置では、入力映像
信号に対して、画面上の位置に応じて比率を変えた圧縮
伸長処理を施すための圧縮伸長制御回路を搭載してい
る。
【0004】この圧縮伸長制御回路は、例えば特開平8
−70439号公報等に示されている。ただし、この圧
縮伸長制御回路は、クロック単位で動作しており、水平
方向の圧縮伸長処理を行なう構成となっているが、これ
をライン単位で動作させることにより垂直方向の圧縮伸
長処理にも応用することができる。
【0005】ところで、この圧縮伸長制御回路では、イ
ンターレース方式における飛び越し走査信号のように、
フィールド毎に走査線の位相が変わる映像信号に圧縮伸
長処理を行なうことついては、全く考慮されていない。
【0006】このため、この圧縮伸長制御回路で、飛び
越し走査の映像信号にそのまま圧縮伸長処理を施すと、
フィールド毎に位相のずれた映像信号が生成されてしま
うという問題が生じる。
【0007】これに対し、例えば特開平8−16340
1号公報には、飛び越し走査信号を考慮した垂直圧縮回
路が開示されている。この垂直圧縮回路では、フィール
ド毎に位相の補正を行ないながら圧縮処理を施すように
しているので、飛び越し走査信号に対しても、位相ずれ
等の問題なく圧縮処理を行なうことができる。
【0008】しかしながら、この垂直圧縮回路では、画
面上の位置に応じて圧縮率を変える場合の処理について
は考慮されておらず、位置により圧縮率を変化させる
と、位置により位相ずれが発生するという不都合があ
る。
【0009】図9(a)〜(i)は、上記した説明を具
体的に表わしている。すなわち、図9(a)〜(i)に
おいて、横軸が垂直方向の位置、縦軸が信号振幅を示し
ている。また、白丸が第1フィールドの走査線、黒丸が
第2フィールドの走査線を示している。
【0010】まず、図9(a)に示すように、垂直方向
に一定レベルで変化する映像信号を一定の圧縮率で圧縮
する場合を考える。この場合、圧縮処理が施された映像
信号の特性は、圧縮前に比べて傾きが大きくなる。
【0011】すなわち、図9(b)は、第1フィールド
の映像信号のみを圧縮した場合の特性を示し、図9
(c)は、第1フィールドと同じ圧縮率で第2フィール
ドの映像信号のみを圧縮した場合の特性を示し、図9
(d)は、圧縮後の第1フィールドの映像信号の特性と
圧縮後の第2フィールドの映像信号の特性とを重ね合わ
せた状態を示している。
【0012】図9(d)から明らかなように、圧縮後の
第1フィールドの映像信号の特性と第2フィールドの映
像信号の特性とには、位相ずれが生じている。この位相
ずれは、それぞれのフィールドの圧縮処理を、その先頭
のラインを基準にして行なっていることに起因して発生
する。
【0013】つまり、上記特開平8−70439号公報
に記載された圧縮伸長制御回路を用いて圧縮処理を行な
うと、図9(d)に示すように、フィールド間で位相の
ずれた映像信号となってしまう。
【0014】これに対し、上記特開平8−163401
号公報に記載された垂直圧縮回路では、図9(d)に示
すフィールドずれの分だけ片方のフィールドをずらせる
ことにより、フィールド毎の位相ずれを補正している。
【0015】すなわち、第2フィールドの映像信号の特
性を、全て同じ量だけ上方にずらす処理を行なうことに
より、図9(e)に示すように、第1フィールドの映像
信号の特性と第2フィールドの映像信号の特性とが同直
線上に正しく並び、正常な圧縮後の映像信号が得られ
る。
【0016】以上では、映像信号に画面上の全ての位置
で同じ圧縮率で圧縮処理を行なった場合について説明し
たが、次に、画面上の位置に応じて圧縮率を変えた場合
の動作について説明する。
【0017】図9(f)は、第1フィールドの映像信号
のみに対して、画面上の位置に応じて圧縮率を変えて圧
縮処理を行なった場合の特性を示している。圧縮率が一
定の場合には、圧縮後の映像信号の特性は直線状に変化
していたが、圧縮率を位置によって変えると、曲線状の
特性となる。
【0018】また、図9(g)は、第1フィールドと同
じ圧縮率で第2フィールドの映像信号のみを圧縮した場
合の特性を示し、図9(h)は、圧縮後の第1フィール
ドの映像信号の特性と圧縮後の第2フィールドの映像信
号の特性とを重ね合わせた状態を示している。
【0019】図9(h)から明らかなように、圧縮後の
第1フィールドの映像信号の特性と第2フィールドの映
像信号の特性とには、一定の圧縮率で圧縮処理した場合
と同様に位相ずれが生じている。
【0020】そして、図9(i)は、上記特開平8−1
63401号公報に示される垂直圧縮回路を用いて、第
2フィールドの映像信号の特性を第1フィールドの映像
信号の特性に合わせるべく、位相をずらす処理を行なっ
た結果を示している。
【0021】ところが、図9(i)に示した結果からも
わかるように、画面全体に渡って一定の圧縮率で圧縮処
理した場合は良いが、画面上の位置に応じて圧縮率を変
えた場合には、フィールド間に生じる位相ずれを改善す
ることができない。
【0022】なお、図9(a)〜(i)においては、映
像信号に圧縮処理を行なった場合について説明したが、
上記した問題は、映像信号に伸長処理を行なった場合に
も同様に発生する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は上
記事情を考慮してなされたもので、飛び越し走査信号の
ようにフィールド毎に位相のずれた映像信号に対して、
垂直方向に画面上の位置に応じて比率を変える圧縮伸長
処理を施した場合にも、フィールド間で映像信号の位相
ずれが生じることのない極めて良好な圧縮伸長制御装置
及び圧縮伸長制御方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】まず、この発明に係る圧
縮伸長制御装置は、飛び越し走査を行なう第1及び第2
フィールドの映像信号に対して、それぞれライン毎に所
定の制御値に基づいた演算処理を行なうことにより、垂
直方向の圧縮伸長処理を施すものを対象としている。
【0025】そして、垂直方向に沿って交互に配置され
る第1及び第2フィールドの映像信号の各ラインに順次
対応させて、制御値を連続的に生成する生成手段と、こ
の生成手段で連続的に生成された制御値を、第1フィー
ルド期間と第2フィールド期間とに対応させて選択的に
演算処理に供させる選択手段とを備えるようにしたもの
である。
【0026】また、この発明に係る圧縮伸長制御方法
は、飛び越し走査を行なう第1及び第2フィールドの映
像信号に対して、それぞれライン毎に所定の制御値に基
づいた演算処理を行なうことによって、垂直方向の圧縮
伸長処理を施す方法を対象としている。
【0027】そして、垂直方向に沿って交互に配置され
る第1及び第2フィールドの映像信号の各ラインに順次
対応させて、制御値を連続的に生成する生成工程と、こ
の生成工程で連続的に生成された制御値を、第1フィー
ルド期間と第2フィールド期間とに対応させて選択的に
演算処理に供させる選択工程とを有するようにしたもの
である。
【0028】上記のような構成及び方法によれば、垂直
方向に沿って交互に配置される第1及び第2フィールド
の映像信号の各ラインに順次対応させて、圧縮伸長処理
のための演算処理用の制御値を連続的に生成するように
したので、飛び越し走査信号のようにフィールド毎に位
相のずれた映像信号に対して、垂直方向に画面上の位置
に応じて比率を変える圧縮伸長処理を施す場合にも、圧
縮伸長処理後に、フィールド間で位相ずれが生じない映
像信号を生成することが可能な制御値を容易に生成する
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1におい
て、入力端子11に供給された映像信号は、メモリ12
に書き込まれる。このメモリ12は、メモリ制御回路1
3により、書き込まれた映像信号がライン単位で読み出
されるように制御される。
【0030】このメモリ12から読み出された映像信号
は、ラインメモリ14と補間回路15とに供給される。
このうち、ラインメモリ14は、ラインメモリ制御回路
16により、ライン単位での映像信号の書き込み及び読
み出しが行なわれるように制御される。
【0031】また、このラインメモリ14から読み出さ
れた映像信号は、補間回路15に供給される。この補間
回路15は、メモリ12から読み出された映像信号と、
ラインメモリ14から読み出された映像信号とを補間演
算処理して、伸長された映像信号を生成し、出力端子1
7を介して外部に導出している。
【0032】そして、上記メモリ制御回路13、ライン
メモリ制御回路16及び補間回路15は、伸長制御回路
18によって制御されている。図2(a)〜(f)は、
この伸長制御回路18による制御動作を説明している。
【0033】ここでは、説明をわかりやすくするため
に、画面全体に渡って垂直方向に4/3倍という一定倍
率の伸長処理を行なう場合の動作について説明する。な
お、動作は全てライン単位で行なわれるものとする。
【0034】すなわち、伸長制御回路18からは、図2
(a)に示すように、1ライン周期で「0.75」づつ
加算される制御信号が出力される。図2(b)は、この
制御信号から整数部分を取り出した信号を示し、図2
(c)は、この制御信号から少数部分を取り出した信号
を示している。
【0035】そして、図2(b)に示す整数部分の信号
は、メモリ制御回路13とラインメモリ制御回路16と
に供給され、図2(c)に示す少数部分の信号は、補間
回路15に供給される。
【0036】この場合、上記メモリ制御回路13は、入
力された制御信号の値に応じた走査線の映像信号をメモ
リ12から読み出すように制御する。例えば、図2
(b)において、制御信号「3」が2ライン連続してい
るところがあるが、そこでは、メモリ12は、2回同じ
走査線の映像信号が読み出されるように制御される。
【0037】このため、今、上記入力端子11にライン
単位でA,B,C,D,E,F,……となる映像信号が
順次供給されたとすると、メモリ12の出力は、図2
(d)に示すようになる。つまり、図2(b)の制御信
号「3」が連続する部分では、「D」なる映像信号が2
ライン連続して出力されることになる。
【0038】また、上記ラインメモリ制御回路16は、
2ライン連続して入力された制御信号の値が異なった場
合に、ラインメモリ14に対して、メモリ12から出力
された映像信号を書き込むとともに、既に書き込まれて
いる映像信号を読み出すように制御する。
【0039】なお、2ライン連続して入力された制御信
号の値が同じであった場合には、ラインメモリ制御回路
16は、ラインメモリ14に対して、メモリ12から出
力された映像信号の書き込みを停止し、既に書き込まれ
ている映像信号の読み出しのみを行なうように制御す
る。これにより、ラインメモリ14の出力は、図2
(e)に示すようなものとなる。
【0040】さらに、上記補間回路15では、メモリ1
2から出力された映像信号に、入力された制御信号の小
数部分の値を乗算した第1の乗算値と、ラインメモリ1
4から出力された映像信号に、入力された制御信号の小
数部分の値から1を減算した値を乗算した第2の乗算値
とを加算する処理が行なわれる。
【0041】すなわち、補間回路15の出力である、図
2(f)に示す「あ」、「い」、「う」及び「え」の映
像信号は、それぞれ、 あ=D×0 +C×(1−0) い=D×0.75+C×(1−0.75) う=E×0.5 +D×(1−0.5) え=F×0.25+E×(1−0.25) のようにして求められ、これらの演算処理によって求め
られたライン単位の映像信号が、伸長処理された映像信
号となる。
【0042】以上に、伸長制御回路18から出力される
制御信号によって、画面全体に渡って垂直方向に4/3
倍という一定伸長率で伸長処理を行なうことについて説
明したが、画面上の位置によって伸長率を変化させた伸
長処理を行なう場合にも、同様に説明することができ
る。
【0043】すなわち、図1に示した伸長制御回路18
において、カウンタ19は、垂直周期でリセットが行な
われる。そして、このカウンタ19の出力が、ROM
(ReadOnly Memory)20に供給されることにより、R
OM20から画面上の位置に応じた制御信号生成用の値
が出力される。
【0044】すなわち、このROM20から出力される
値が一定値であれば、一定の伸長率での伸長処理が行な
われることになる。また、ROM20から出力される値
を変化させることにより、画面上の位置に応じて伸長率
の変化する伸長処理を行なうことができる。
【0045】このROM20の出力は、加算器21の一
方の入力端に供給される。この加算器21の出力は、フ
リップフロップ22を介して、該加算器21の他方の入
力端に供給される。また、このフリップフロップ22の
出力は、セレクタ23の一方の入力端とフリップフロッ
プ24とにそれぞれ供給され、このフリップフロップ2
4の出力が、セレクタ23の他方の入力端に供給され
る。
【0046】そして、このセレクタ23は、フィールド
に応じて、フリップフロップ22の出力とフリップフロ
ップ24の出力とを選択的に出力し、このセレクタ23
の出力が、伸長制御回路18の出力する制御信号とな
る。
【0047】図3(a)〜(h)は、伸長制御回路18
の動作を説明している。すなわち、上記カウンタ19及
びフリップフロップ22,24は、図3(a)に示すよ
うなクロックに基づいて、1ライン期間に2回づつ動作
する。
【0048】この場合、カウンタ19は、図3(b)に
示すように、垂直期間の最初にリセットがかけられるこ
とによりカウント値が「0」に設定され、以後、上記ク
ロックの立ち上がりでカウントアップするように動作す
る。
【0049】そして、このカウンタ19のカウント値に
応じて、上記ROM20からは、図3(c)に示すよう
な出力が発生する。また、このROM20の出力に応じ
て、フリップフロップ22からは、図3(d)に示すよ
うな出力が得られる。
【0050】このフリップフロップ22も、垂直期間の
最初にリセットがかけられる。このリセットにより、フ
リップフロップ22の初期値を「0」にしても良いし、
所定の固定値を設定しても良い。
【0051】このフリップフロップ22の初期値を
「0」に設定した場合、フリップフロップ22の出力
は、 Y0=0 Y1=X0 Y2=Y1+X1=X0+X1 Y3=Y2+X2=X0+X1+X2 のように、ROM20の出力を累積加算した値となる。
そして、このフリップフロップ22の出力に応じて、上
記フリップフロップ24からは、図3(e)に示すよう
な出力が得られる。
【0052】さらに、上記セレクタ23は、第1フィー
ルド期間にフリップフロップ24の出力を選択し、第2
フィールド期間にフリップフロップ22の出力を選択す
る。また、このセレクタ23は、図3(f)に示すよう
なライン周期のクロックに同期して、選択した信号をラ
ッチする。このため、セレクタ23からは、第1フィー
ルド期間に図3(g)に示すような出力が得られ、第2
フィールド期間に図3(h)に示すような出力が得られ
る。
【0053】上記のような構成の伸長制御回路18にお
いて、先に図2(a)〜(f)を参照して説明した、垂
直方向に4/3倍の一定倍率の伸長処理を行なう場合の
動作は、以下のようになる。
【0054】すなわち、ROM20から出力される値
は、「0.375」の固定値となる。このとき、第1フ
ィールド期間に発生される制御信号は、「0」,「0.
75」,「1.5」,「2.25」,「3」,「3.7
5」,……となり、図2(a)に示した制御信号と同じ
ものとなる。
【0055】また、第2フィールド期間では、第1フィ
ールド期間に発生される制御信号が均一にずれたものと
なり、フィールド毎の映像信号の位相ずれを考慮した制
御信号となっている。
【0056】すなわち、フリップフロップ22から出力
される制御信号は、第1フィールドの映像信号に伸長処
理を施すための値「Y0」、「Y2」、「Y4」、……
と、第2フィールドの映像信号に伸長処理を施すための
値「Y1」、「Y3」、「Y5」、……とを、交互に連
続的に配置したものとなっており、これらの値をセレク
タ23により、第1フィールド期間と第2フィールド期
間とで選択的に使用するようにしている。
【0057】換言すれば、第1フィールドの各ラインの
映像信号に伸長処理を施すための値と、第2フィールド
の各ラインの映像信号に伸長処理を施すための値とを、
垂直方向に沿って交互に配置される第1及び第2フィー
ルドの各ラインに順次対応させて連続的に生成し、それ
ぞれのフィールドでそのフィールドに対応する値を使用
して伸長処理を行なう構成となっている。
【0058】このため、飛び越し走査信号のようにフィ
ールド毎に位相のずれた映像信号に対して、垂直方向に
画面上の位置に応じて伸長率を変える伸長処理を施す場
合にも、伸長処理後に、フィールド間で位相ずれが生じ
ない映像信号を生成することが可能な値を有する制御信
号を、容易に生成することができる。
【0059】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。この第2の実施の形態は、先に図1に示し
た伸長制御回路18を、図4に示す伸長制御回路25に
置き換えたものである。
【0060】この伸長制御回路25において、カウンタ
26は、リセット制御回路27によって垂直周期でリセ
ットが行なわれるもので、詳細は後述するが、フィール
ド毎に異なる動作を実行する。そして、このカウンタ2
6の出力が、ROM28に供給されることにより、RO
M28から画面上の位置に応じた制御信号生成用の値が
出力される。
【0061】すなわち、このROM28から出力される
値が一定値であれば、一定の伸長率での伸長処理が行な
われることになる。また、ROM28から出力される値
を変化させることにより、画面上の位置に応じて伸長率
の変化する伸長処理を行なうことができる。
【0062】そして、このROM28の出力は、フリッ
プフロップ29を介して加算器30の第1の入力端に供
給されるとともに、該加算器30の第2の入力端に直接
供給されている。また、この加算器30の出力は、フリ
ップフロップ31を介して該加算器30の第3の入力端
に供給されている。そして、このフリップフロップ31
の出力が、伸長制御回路25の出力する制御信号とな
る。
【0063】図5(a)〜(j)は、伸長制御回路25
の動作を説明している。すなわち、上記カウンタ26及
びフリップフロップ29は、図5(a)に示すようなク
ロックに基づいて、1ライン周期に2回づつ動作する。
【0064】この場合、上記カウンタ26は、垂直同期
信号を基準にリセットがかけられ、図5(b)に示すよ
うに、「0」から順にカウントアップされる。また、上
記ROM28は、カウンタ26の出力値に応じて、図5
(c)に示すような伸長処理制御用の値を出力する。こ
の値が、画面上で位置に応じて変化する伸長率を決める
ことになる。
【0065】そして、フリップフロップ29からは、R
OM28の出力を1クロック遅延させた、図5(d)に
示す値が出力される。
【0066】また、上記フリップフロップ31は、図5
(e)に示すようなクロックに基づいて、1ライン周期
に1回づつ動作する。これらフリップフロップ29,3
1及びROM28は、図5(e)に示すクロックのタイ
ミングAに同期して垂直同期信号周期のリセットがかけ
られ、出力が「0」となる。
【0067】このため、加算器30の出力も「0」とな
り、フリップフロップ31に入力される。図5(f)に
フリップフロップ31の出力を示している。図5(e)
に示すクロックのタイミングAに同期して、フリップフ
ロップ31の出力「Y0」は「0」となる。
【0068】そして、図5(e)に示すクロックのタイ
ミングBのときには、フリップフロップ29,31及び
ROM28の全ての出力を加算した値が、フリップフロ
ップ31に入力される。これは、図5(e)に示すクロ
ックのタイミングC,Dのときにも同様である。
【0069】このため、フリップフロップ31の出力
は、 Y0=0 Y2=Y0+X0+X1=X0+X1 Y4=Y2+X2+X3=X0+X1+X2+X3 となり、これが第1フィールドの映像信号に対する制御
信号となる。
【0070】次に、第2フィールドの映像信号に対する
制御信号の生成について説明する。すなわち、カウンタ
26は、垂直同期信号に同期してリセットがかけられ、
図5(g)に示すように「0」から順にカウントアップ
される。この第2フィールドの場合、図5(b)に示し
た第1フィールドの場合に比べて、1クロック前にリセ
ットがかけられている。
【0071】このカウンタ26の出力に応じて、ROM
28が伸長処理制御用の値を出力する。このROM28
の出力値が、画面上の位置に応じて変化する伸長率を決
めることになる。
【0072】この場合、ROM28の出力は、図5
(h)に示すようになる。そして、このROM28の出
力がフリップフロップ29に供給されて1クロック遅延
され、図5(i)に示す信号となる。
【0073】また、フリップフロップ31は、第1フィ
ールドと同様に、図5(e)に示すクロックに基づいて
動作する。この図5(e)のクロックのタイミングAの
ときには、フリップフロップ29,31は、垂直同期信
号周期のリセットがかけられて、それらの出力が「0」
となっている。
【0074】このため、加算器30の出力は、ROM2
8の出力「X0」のみとなり、それがフリップフロップ
31に与えられて、フリップフロップ31の出力が「Y
1」となる。このフリップフロップ31の出力は、図5
(j)に示している。
【0075】そして、図5(e)に示すクロックのタイ
ミングBのときには、フリップフロップ29,31及び
ROM28の全ての出力を加算した値が、フリップフロ
ップ31に入力される。これは、図5(e)に示すクロ
ックのタイミングC,Dのときにも同様である。
【0076】このため、フリップフロップ31の出力
は、 Y1=X0 Y3=Y1+X1+X2=X0+X1+X2 Y5=Y3+X3+X4=X0+X1+X2+X3+X
4 となり、これが第2フィールドの映像信号に対する制御
信号となる。
【0077】この第2フィールドの制御信号と上記した
第1フィールドの制御信号とは、第1の実施の形態で説
明した制御信号と同じ構造となっている。このため、こ
の第2の実施の形態によっても、飛び越し走査信号のよ
うにフィールド毎に位相のずれた映像信号に対して、画
面上の位置によって伸長率を変える伸長処理を行なった
場合にも、伸長処理後に、フィールド間で位相ずれが生
じない映像信号を生成することが可能となる。
【0078】すなわち、この第2の実施の形態によれ
ば、第1フィールドの制御信号と第2フィールドの制御
信号とを合わせたものを連続した1つの制御信号として
生成する構成とし、それぞれのフィールドで生成タイミ
ングを切り替えて制御信号を生成する構成としている。
【0079】これにより、飛び越し走査信号のようにフ
ィールド毎に位相のずれた映像信号に対して、画面上の
位置によって伸長率を変える伸長処理を行なった場合に
も、伸長処理後に、フィールド間で位相ずれが生じない
映像信号を生成することが可能な制御信号を容易に生成
することができるようになる。
【0080】図6は、この発明の第3の実施の形態を示
している。すなわち、入力端子32に供給された映像信
号は、ラインメモリ33と補間回路34とにそれぞれ供
給される。このラインメモリ33は、入力された映像信
号を1ライン分遅延して、補間回路34に出力してい
る。
【0081】この補間回路34は、入力端子32に供給
された映像信号と、ラインメモリ33から出力された映
像信号とを補間演算することにより、圧縮処理された映
像信号を生成している。
【0082】そして、この補間回路34から出力された
圧縮処理後の映像信号は、メモリ35に供給される。こ
のメモリ35は、メモリ制御回路36の制御によって、
ライン単位で映像信号の書き込み及び読み出しを行な
い、読み出された映像信号を出力端子37を介して外部
に導出している。
【0083】ここで、上記補間回路34及びメモリ制御
回路37は、圧縮制御回路38から出力される制御信号
によって制御される。図7(a)〜(f)は、この圧縮
制御回路38による制御動作を説明している。
【0084】ここでは、説明をわかりやすくするため
に、画面全体に渡って垂直方向に4/5倍という一定倍
率の圧縮処理を行なう場合の動作について説明する。な
お、動作は全てライン単位で行なわれるものとする。
【0085】すなわち、圧縮制御回路38からは、図7
(a)に示すような制御信号が出力される。この制御信
号は、1ライン周期で「0.25」を繰り返し累積加算
し、整数部分の値に変化があった場合に、加算動作を1
回停止させたものとなっている。
【0086】図7(b)は、この制御信号から整数部分
を取り出した信号を示し、図7(c)は、この制御信号
から少数部分を取り出した信号を示している。そして、
整数部分の信号は、メモリ制御回路36に供給され、小
数部分の信号は、補間回路34に供給される。
【0087】今、上記入力端子32に、図7(d)に示
すように、ライン単位でA,B,C,D,E,F,……
となる映像信号が順次供給されたとする。すると、ライ
ンメモリ33からは、この映像信号を1ライン遅延させ
た、図7(e)に示すような映像信号が出力される。
【0088】ここで、上記補間回路34は、図7(c)
に示す制御信号の小数部分の値で制御される。すなわ
ち、この補間回路34は、入力端子32に供給された映
像信号に、入力された制御信号の小数部分の値を乗算し
た第1の乗算値と、ラインメモリ33から出力された映
像信号に、入力された制御信号の小数部分の値から1を
減算した値を乗算した第2の乗算値とを加算する処理が
行なわれる。
【0089】すなわち、補間回路34の出力である、図
7(f)に示す「あ」、「い」、「う」、「え」及び
「お」の映像信号は、それぞれ、 あ=F×0 +E×(1−0) い=G×0.25+F×(1−0.25) う=H×0.5 +G×(1−0.5) え=I×0.75+H×(1−0.75) お=J×0 +I×(1−0) のようにして求められ、メモリ35に供給される。
【0090】そして、上記メモリ制御回路36は、入力
された図7(b)に示す制御信号の整数部分の値が、1
ライン前の値と同じであった場合に、メモリ35に対し
て、補間回路34から出力された映像信号を書き込むよ
うに制御し、1ライン前の値と異なる場合に、メモリ3
5に対して、補間回路34から出力された映像信号の書
き込みを停止するように制御する。
【0091】すなわち、図7(f)に示す「あ」、
「い」、「う」及び「え」の映像信号は、メモリ35に
書き込まれ、「お」の映像信号は、メモリ35に書き込
まれないことになる。このため、メモリ35から読み出
される映像信号は、「あ」、「い」、「う」及び「え」
のみとなり、これが圧縮後の映像信号となる。
【0092】以上に、圧縮制御回路38から出力される
制御信号によって、画面全体に渡って垂直方向に4/5
倍という一定圧縮率で圧縮処理を行なうことについて説
明したが、画面上の位置によって圧縮率を変化させた圧
縮処理を行なう場合にも、同様に説明することができ
る。
【0093】すなわち、図6に示した圧縮制御回路38
において、カウンタ39は、垂直周期でリセットが行な
われる。そして、このカウンタ39の出力が、ROM4
0に供給されることにより、ROM40から画面上の位
置に応じた制御信号生成用の値が出力される。
【0094】すなわち、このROM40から出力される
値が一定値であれば、一定の圧縮率での圧縮処理が行な
われることになる。また、ROM40から出力される値
を変化させることにより、画面上の位置に応じて圧縮率
の変化する圧縮処理を行なうことができる。
【0095】このROM40の出力は、加算器41の一
方の入力端に供給される。この加算器41の出力は、フ
リップフロップ42を介して、該加算器41の他方の入
力端に供給される。
【0096】また、このフリップフロップ42の出力
は、セレクタ43の一方の入力端、フリップフロップ4
4及び動作制御回路45にそれぞれ供給され、このフリ
ップフロップ44の出力が、セレクタ43の他方の入力
端に供給される。
【0097】そして、このセレクタ43は、フィールド
に応じて、フリップフロップ42の出力とフリップフロ
ップ44の出力とを選択的に出力し、このセレクタ43
の出力が、圧縮制御回路38の出力する制御信号とな
る。
【0098】また、上記動作制御回路45は、カウンタ
39及びフリップフロップ42の動作を制御している。
すなわち、この動作制御回路45は、フリップフロップ
42の出力の整数部分を観測し、整数部分の値が1クロ
ック前の整数部分の値と異なった場合に、その次の2ク
ロック期間、カウンタ39及びフリップフロップ42の
動作を停止させるように制御する。
【0099】図8(a)〜(k)は、圧縮制御回路38
の動作を説明している。すなわち、上記カウンタ39及
びフリップフロップ42,44は、図8(a)に示すよ
うなクロックに基づいて、1ライン期間に2回づつ動作
する。
【0100】この場合、カウンタ39は、図8(b)に
示すように、垂直期間の最初にリセットがかけられるこ
とによりカウント値が「0」に設定され、以後、上記ク
ロックの立ち上がりでカウントアップするように動作す
る。
【0101】そして、このカウンタ39のカウント値に
応じて、上記ROM40からは、図8(c)に示すよう
な出力が発生する。また、このROM40の出力に応じ
て、フリップフロップ42からは、図8(d)に示すよ
うな出力が得られる。
【0102】このフリップフロップ42も、垂直期間の
最初にリセットがかけられる。このリセットにより、フ
リップフロップ22の初期値を「0」に設定した場合、
フリップフロップ42の出力は、 Y0=0 Y1=X0 Y2=Y1+X1=X0+X1 Y3=Y2+X2=X0+X1+X2 Y4=Y3+X3=X0+X1+X2+X3 のように、ROM40の出力を累積加算した値となる。
そして、このフリップフロップ42の出力に応じて、上
記フリップフロップ44からは、図8(e)に示すよう
な出力が得られる。
【0103】さらに、上記セレクタ43は、第1フィー
ルド期間にフリップフロップ44の出力を選択し、第2
フィールド期間にフリップフロップ42の出力を選択す
る。また、このセレクタ43は、図8(f)に示すよう
なライン周期のクロックに同期して、選択した信号をラ
ッチする。
【0104】このため、セレクタ43からは、第1フィ
ールド期間に図8(g)に示すような出力が得られ、第
2フィールド期間に図8(h)に示すような出力が得ら
れ、これらの出力が圧縮制御回路38から出力される制
御信号となる。
【0105】また、図8(d)に示すフリップフロップ
42の出力が、「Y7」から「Y8」に変化したとき
に、その整数部分が変わったとする。すると、動作制御
回路45の制御により、その後、2クロック期間は、カ
ウンタ39及びフリップフロップ42の動作が停止され
る。
【0106】このため、図8(b)に示すように、カウ
ンタ39からは同じカウント値「8」が3回連続して出
力され、図8(d)に示すように、フリップフロップ4
2からは同じ出力「Y8」が3回連続して出力されるこ
とになる。
【0107】図8(g)に示す第1フィールドの制御信
号をみると、「Y8」が2ライン連続して出力されてい
るが、その最初のラインでは、制御信号の整数部分が1
ライン前と異なっているため、メモリ35への書き込み
は行なわれない。また、第2フィールドでも、図8
(h)に示す「Y8」のラインでは、制御信号の整数部
分が1ライン前と異なっているため、メモリ35への書
き込みは行なわれない。
【0108】上記のような構成の圧縮制御回路38にお
いて、先に図7(a)〜(f)を参照して説明した、垂
直方向に4/5倍の一定倍率の圧縮処理を行なう場合の
動作は、以下のようになる。
【0109】すなわち、ROM40から出力される値
は、「0.175」の固定値となる。このとき、上記フ
リップフロップ42の出力は、図8(i)に示すように
なる。ここで、フリップフロップ42の出力が、「0.
875」から「1」に変わったときに、制御信号の整数
部分が変化したことになるので、「1」が3回連続する
ことになる。
【0110】そして、第1フィールド期間に図8(j)
に示すような制御信号が得られ、第2フィールド期間に
図8(k)に示すような制御信号が得られる。この場
合、第1フィールド期間に発生される制御信号は、図7
(a)に示した制御信号と同じものとなる。
【0111】また、第2フィールド期間では、第1フィ
ールド期間に発生される制御信号が均一にずれたものと
なり、フィールド毎の映像信号の位相ずれを考慮した制
御信号となっている。
【0112】すなわち、フリップフロップ42の出力
は、第1フィールドの映像信号に圧縮処理を施すための
値「Y0」、「Y2」、「Y4」、……と、第2フィー
ルドの映像信号に圧縮処理を施すための値「Y1」、
「Y3」、「Y5」、……とを、交互に連続的に配置し
たものとなっており、これらの値をセレクタ43によ
り、第1フィールド期間と第2フィールド期間とで選択
的に使用するようにしている。
【0113】換言すれば、第1フィールドの映像信号に
圧縮処理を施すための値と、第2フィールドの映像信号
に圧縮処理を施すための値とを、垂直方向に沿って交互
に配置される第1及び第2フィールドの各ラインに順次
対応させて連続的に生成し、それぞれのフィールドでそ
のフィールドに対応する値を使用して圧縮処理を行なう
構成となっている。
【0114】このため、飛び越し走査信号のようにフィ
ールド毎に位相のずれた映像信号に対して、垂直方向に
画面上の位置に応じて圧縮率を変える圧縮処理を施す場
合にも、圧縮処理後に、フィールド間で位相ずれが生じ
ない映像信号を生成することが可能な制御信号を、容易
に生成することができる。
【0115】なお、この発明は上記した各実施の形態に
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
飛び越し走査信号のようにフィールド毎に位相のずれた
映像信号に対して、垂直方向に画面上の位置に応じて比
率を変える圧縮伸長処理を施した場合にも、フィールド
間で映像信号の位相ずれが生じることのない極めて良好
な圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長制御方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長
制御方法の第1の実施の形態を説明するために示すブロ
ック構成図。
【図2】同第1の実施の形態における制御信号に基づく
伸長処理動作を説明するために示す図。
【図3】同第1の実施の形態における伸長制御回路での
制御信号の生成動作を説明するために示す図。
【図4】この発明に係る圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長
制御方法の第2の実施の形態を説明するために示すブロ
ック構成図。
【図5】同第2の実施の形態における伸長制御回路での
制御信号の生成動作を説明するために示す図。
【図6】この発明に係る圧縮伸長制御装置及び圧縮伸長
制御方法の第3の実施の形態を説明するために示すブロ
ック構成図。
【図7】同第3の実施の形態における制御信号に基づく
伸長処理動作を説明するために示す図。
【図8】同第3の実施の形態における伸長制御回路での
制御信号の生成動作を説明するために示す図。
【図9】飛び越し走査信号に対する従来の圧縮処理動作
とその問題点とを説明するために示す図。
【符号の説明】
11…入力端子、 12…メモリ、 13…メモリ制御回路、 14…ラインメモリ、 15…補間回路、 16…ラインメモリ制御回路、 17…出力端子、 18…伸長制御回路、 19…カウンタ、 20…ROM、 21…加算器、 22…フリップフロップ、 23…セレクタ、 24…フリップフロップ、 25…伸長制御回路、 26…カウンタ、 27…リセット制御回路、 28…ROM、 29…フリップフロップ、 30…加算器、 31…フリップフロップ、 32…入力端子、 33…ラインメモリ、 34…補間回路、 35…メモリ、 36…メモリ制御回路、 37…出力端子、 38…圧縮制御回路、 39…カウンタ、 40…ROM、 41…加算器、 42…フリップフロップ、 43…セレクタ、 44…フリップフロップ、 45…動作制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 和彦 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 デジタルメディアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5C021 PA62 PA66 PA80 PA82 PA87 PA89 YC03 5C025 BA27 BA30 DA10 5C063 AA01 AA11 AC01 BA06 BA14 CA01 CA16 5J064 AA01 BB04 BC01 BC05 BC08 BC25 BD03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛び越し走査を行なう第1及び第2フィ
    ールドの映像信号に対して、それぞれライン毎に所定の
    制御値に基づいた演算処理を行なうことにより、垂直方
    向の圧縮伸長処理を施す圧縮伸長制御装置において、 垂直方向に沿って交互に配置される前記第1及び第2フ
    ィールドの映像信号の各ラインに順次対応させて、前記
    制御値を連続的に生成する生成手段と、 この生成手段で連続的に生成された制御値を、第1フィ
    ールド期間と第2フィールド期間とに対応させて選択的
    に前記演算処理に供させる選択手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする圧縮伸長制御装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、一方のフィールドの所
    定のラインの演算処理に供する制御値に基づいて、他方
    のフィールドの垂直方向で前記所定のラインの次に配置
    されるラインの演算処理に供する制御値を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の圧縮伸長制御装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、垂直周期でカウント動
    作を行なうカウンタと、このカウンタのカウント値に応
    じて所定の値を出力するメモリと、このメモリから出力
    される値を累積加算する加算手段とを備えてなることを
    特徴とする請求項1記載の圧縮伸長制御装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記生成手段で連続的
    に生成された制御値が一方の入力端に供給され、前記生
    成手段で連続的に生成された制御値をライン周期で遅延
    させた値が他方の入力端に供給されるセレクタを備え、
    このセレクタの出力を前記第1フィールド期間と前記第
    2フィールド期間とで切り替えることを特徴とする請求
    項1記載の圧縮伸長制御装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記生成手段で連続的
    に生成された制御値から、前記第1フィールド期間で1
    つおきに制御値を選択出力し、前記第2フィールドで前
    記第1フィールドで選択しなかった方の制御値を1つお
    きに選択出力することを特徴とする請求項1記載の圧縮
    伸長制御装置。
  6. 【請求項6】 飛び越し走査を行なう第1及び第2フィ
    ールドの映像信号に対して、それぞれライン毎に所定の
    制御値に基づいた演算処理を行なうことにより、垂直方
    向の圧縮伸長処理を施す圧縮伸長制御方法において、 垂直方向に沿って交互に配置される前記第1及び第2フ
    ィールドの映像信号の各ラインに順次対応させて、前記
    制御値を連続的に生成する生成工程と、 この生成工程で連続的に生成された制御値を、第1フィ
    ールド期間と第2フィールド期間とに対応させて選択的
    に前記演算処理に供させる選択工程とを有することを特
    徴とする圧縮伸長制御方法。
  7. 【請求項7】 前記生成工程は、一方のフィールドの所
    定のラインの演算処理に供する制御値に基づいて、他方
    のフィールドの垂直方向で前記所定のラインの次に配置
    されるラインの演算処理に供する制御値を生成すること
    を特徴とする請求項6記載の圧縮伸長制御方法。
  8. 【請求項8】 前記生成工程は、垂直周期でカウンタに
    カウント動作を行なわせ、このカウンタのカウント値に
    応じてメモリから所定の値を出力させ、このメモリから
    出力される値を累積加算することを特徴とする請求項6
    記載の圧縮伸長制御方法。
  9. 【請求項9】 前記選択工程は、前記生成工程で連続的
    に生成された制御値をセレクタの一方の入力端に供給さ
    せ、前記生成工程で連続的に生成された制御値をライン
    周期で遅延させた値を前記セレクタの他方の入力端に供
    給させ、前記セレクタの出力を前記第1フィールド期間
    と前記第2フィールド期間とで切り替えることを特徴と
    する請求項6記載の圧縮伸長制御方法。
  10. 【請求項10】 前記選択工程は、前記生成工程で連続
    的に生成された制御値から、前記第1フィールド期間で
    1つおきに制御値を選択出力し、前記第2フィールドで
    前記第1フィールドで選択しなかった方の制御値を1つ
    おきに選択出力することを特徴とする請求項6記載の圧
    縮伸長制御方法。
  11. 【請求項11】 飛び越し走査を行なう第1及び第2フ
    ィールドの映像信号を受信して画像表示するもので、前
    記第1及び第2フィールドの映像信号に対して、それぞ
    れライン毎に所定の制御値に基づいた演算処理を行なう
    ことにより、垂直方向の圧縮伸長処理を施すテレビジョ
    ン放送受信装置において、 垂直方向に沿って交互に配置される前記第1及び第2フ
    ィールドの映像信号の各ラインに順次対応させて、前記
    制御値を連続的に生成する生成手段と、 この生成手段で連続的に生成された制御値を、第1フィ
    ールド期間と第2フィールド期間とに対応させて選択的
    に前記演算処理に供させる選択手段とを具備してなるこ
    とを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  12. 【請求項12】 前記生成手段は、一方のフィールドの
    所定のラインの演算処理に供する制御値に基づいて、他
    方のフィールドの垂直方向で前記所定のラインの次に配
    置されるラインの演算処理に供する制御値を生成するこ
    とを特徴とする請求項11記載のテレビジョン放送受信
    装置。
  13. 【請求項13】 前記生成手段は、垂直周期でカウント
    動作を行なうカウンタと、このカウンタのカウント値に
    応じて所定の値を出力するメモリと、このメモリから出
    力される値を累積加算する加算手段とを備えてなること
    を特徴とする請求項11記載のテレビジョン放送受信装
    置。
  14. 【請求項14】 前記選択手段は、前記生成手段で連続
    的に生成された制御値が一方の入力端に供給され、前記
    生成手段で連続的に生成された制御値をライン周期で遅
    延させた値が他方の入力端に供給されるセレクタを備
    え、このセレクタの出力を前記第1フィールド期間と前
    記第2フィールド期間とで切り替えることを特徴とする
    請求項11記載のテレビジョン放送受信装置。
  15. 【請求項15】 前記選択手段は、前記生成手段で連続
    的に生成された制御値から、前記第1フィールド期間で
    1つおきに制御値を選択出力し、前記第2フィールドで
    前記第1フィールドで選択しなかった方の制御値を1つ
    おきに選択出力することを特徴とする請求項11記載の
    テレビジョン放送受信装置。
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