JP2003078724A - 画像入出力装置及び方法 - Google Patents

画像入出力装置及び方法

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JP2003078724A
JP2003078724A JP2001269114A JP2001269114A JP2003078724A JP 2003078724 A JP2003078724 A JP 2003078724A JP 2001269114 A JP2001269114 A JP 2001269114A JP 2001269114 A JP2001269114 A JP 2001269114A JP 2003078724 A JP2003078724 A JP 2003078724A
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Shinya Matsuda
伸也 松田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示手段に表示させようとする原稿を一枚ず
つ置き換える必要なく、また、ユーザが表示させたい原
稿を台上で確認しながらプレゼンテーションなどを行う
ことのできる書画カメラ装置を提供する。 【解決手段】 装置2は、複数のページからなる画像を
有する原稿6を配置する台4と、台4と所定の距離をあ
けて配置され、前記画像を撮影する撮影部10と、撮影
部10により撮影された画像から各ページを識別する画
像識別部とを備え、画像識別部により識別されたページ
を、プロジェクタや遠隔地のコンピュータに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿、書類など被
写体上の画像を撮影し、撮影した画像を表示手段に表示
させる画像入出力装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿、書類など被写体上の画像を
撮影し、撮影した画像を表示手段に表示させる画像入出
力装置(書画カメラ装置とも呼ばれている。)が注目さ
れている。このような画像入出力装置は、典型的に、被
写体を配置する台と、台上に置かれた被写体を撮像する
撮像手段(例えばCCDカメラ)と、撮像手段により撮
像された画像データ(一般的にアナログ信号の形で得ら
れる。)を、デジタルデータに変換し種々の処理を施す
画像処理部と、処理された画像データを格納するデータ
記憶部とを有する。画像データは、画像入出力装置に接
続した表示手段に出力し、表示手段により画像が表示さ
れる。
【0003】上記画像入出力装置の適用例として、表示
手段としてプロジェクタを用いたプレゼンテーションが
挙げられる。この形態では、原稿などの被写体を画像デ
ータとして読み取ることで、被写体全体だけでなく、被
写体内の特定のエリア(例えば文書、図表、写真など)
をスクリーンに表示させることが可能となる。
【0004】上記画像入出力装置の別の適用例として、
表示手段としてモニタを用いたTV会議システムが挙げ
られる。この形態では、出席者の一人が手持ちの原稿等
を撮影し、撮影した画像のデータを通信回線を介して他
の出席者の端末に送信することで、上記他の出席者の端
末に接続されたTVモニタに表示させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来公知
の上記画像入出力装置においては、台上に原稿を一枚置
いた状態で撮影を行っていたため、プレゼンテーション
などで複数の原稿を表示する必要がある場合には、別の
原稿を表示させようとする度に原稿を置き換える必要が
あり、ユーザに余分な手間を取らせていた。
【0006】ところで、全ての原稿を予め読み取った上
で、所望の原稿に対応したページ番号を指定することで
上記所望の原稿をプロジェクタに表示させるプレゼンテ
ーション支援用装置が知られている。この装置は、上記
画像入出力装置のように原稿を置き換える作業が不要で
ある点で、画像入出力装置よりも有利である。他方、上
記画像入出力装置は、台上に置いた原稿を見ながらの方
がユーザが説明をスムーズに行える点で、上記プレゼン
テーション支援用装置より有利である。また、上記プレ
ゼンテーション支援用装置を用いた場合、ユーザは、複
数の原稿のどの原稿にどのページ番号が割り当てられて
いるかを把握している必要がある。
【0007】そこで、本発明は、表示手段に表示させよ
うとする原稿を一枚ずつ置き換える必要なく、また、ユ
ーザが表示させたい原稿を台上で確認しながらプレゼン
テーションなどを行うことのできる画像入出力装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像入出力装置は、複数のページから
なる画像を有する被写体を配置する台から所定の距離を
あけて配置され、前記画像を撮影する撮影部と、撮影部
により撮影された画像から各ページを識別する画像識別
部とを備え、識別されたページを個々に出力することを
特徴とする。
【0009】この構成によれば、ユーザは、台上に複数
ページを一覧できるので、ページの位置・内容全体を把
握しながら、所望のページを出力できる。
【0010】一実施形態において、画像識別部は、撮影
された画像において各ページの余白領域を検出すること
により各ページを識別する。
【0011】撮影部はさらに、画像識別部により識別さ
れた各ページの画像を撮影し、画像識別部は、撮影部に
より撮影された各ページの画像から各ページの特定のエ
リアを識別し、これにより、識別されたエリアを個々に
出力するようにしてもよい。この構成によれば、各ペー
ジの特定のエリア(例えば文書、図表など)を出力でき
る。
【0012】一実施形態において、画像識別部は、撮影
された画像において各エリア周囲の余白領域を検出する
ことにより各エリアを識別する。
【0013】本発明に係る画像入出力方法は、複数のペ
ージからなる画像を撮影し、次に撮影した画像から各ペ
ージを識別し、識別されたページを出力することを特徴
とする。
【0014】さらに、識別された各ページの画像を撮影
し、撮影した各ページの画像から各ページの特定のエリ
アを識別し、識別されたエリアを個々に出力するように
してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を説明する。なお、以下の説明では被
写体として原稿が採用してあるが、本発明はこれに限ら
ず、複数ページからなる画像を有する他の被写体にも適
用できる。
【0016】図1は、本発明に係る画像入出力装置(書
画カメラ装置)の一実施形態を示す斜視図である。この
装置2は水平面(XY平面)上に配置された台4を有
し、この台4上に、被写体である原稿6が、印字面を上
にして載置されるようになっている。図に示すように、
台4の大きさは、複数のページからなる原稿6を置くこ
とができるように設定されている。図の例では、台4
は、X方向を短手方向、Y方向を長手方向とする矩形状
に形成されている。原稿6は、物理的に分離した同一の
サイズ(例えばA4サイズ)の各ページ(以下では、サ
ブ原稿ともいう。)を台4上に並べてなるものであって
もよいし、複数のページを1枚に印刷したものであって
もよい。
【0017】図示は省略するが、画像入出力装置2は、
台4上の原稿6を照明するための照明部を備える。
【0018】台4には、アーム8を介して原稿を撮像す
る撮像部10が取付けてあり、これにより、撮像部10
は、台4の略中央から鉛直方向(Z方向)上側に所定距
離離れた位置に配置されるようにしてある。撮像部10
の本体11は、台4に対向する下側が開口した箱状に形
成されている。
【0019】図2は図1の撮像部10の斜視図を示す。
撮像部10は、撮像素子であるCCDセンサ12と、C
CDセンサ12に台4上の原稿6の画像を結像するため
のレンズ機構14(図2では最上位のレンズのみが示さ
れている。)と、レンズ機構14をXY平面内で移動さ
せるためのXY方向移動機構(後述)とを備える。
【0020】CCDセンサ12は、撮像部本体11に固
定されている。CCDセンサ12により撮像された画像
データは、後述する画像処理部に送信されるようになっ
ている。
【0021】レンズ機構14は、Z方向に平行な光軸を
有する複数のレンズからなる、撮影倍率が可変のズーム
レンズ機構であり、XY方向移動機構を構成するスライ
ド部材18に支持されている。レンズ機構14は、該機
構14の撮影倍率を変化させるためのズーム駆動部20
を備えている。図の例では、スライド部材18は、XY
Z各方向に平行な面を有するブロック体であり、Z方向
に沿って所定の大きさの貫通孔が形成されている。この
貫通孔内にレンズ機構14が挿入されることにより、レ
ンズ機構14のレンズのうち、最上位にあるレンズはC
CDセンサ12側に配置され、最下位にあるレンズは台
4側に配置されている。
【0022】スライド部材18には、Y方向に関してレ
ンズ機構14用の貫通孔の両側に、X方向に沿って形成
された一対の貫通孔を介して、X方向に伸びたシャフト
22及びねじ24が挿入されている。ねじ24に対応す
る貫通孔にはねじ溝が切られている。シャフト22及び
ねじ24の一端は、XY方向移動機構を構成する、Y方
向に沿って設けられた第1の支持部材25に支持されて
いる。シャフト22の他端は、XY方向移動機構を構成
する、Y方向に沿って設けられた第2の支持部材26に
支持されている。ねじ24の他端は、第2の支持部材2
6に支持されるとともに、正逆回転可能なモータ28に
連結されている。このような構成によれば、モータ28
の回転により、スライド部材18及びレンズ機構14は
X方向に沿って往復移動する。
【0023】第1の支持部材25には、Y方向に沿って
形成された貫通孔を有する第1のスライド部30が取付
けてある。この貫通孔にはねじ溝が切られており、Y方
向に沿って伸びたねじ32が挿入されている。ねじ32
の一端には正逆回転可能なモータ34に連結されてい
る。第2の支持部材26には、Y方向に沿って形成され
た貫通孔を有する第2のスライド部36が取付けてあ
る。この貫通孔にはY方向に沿って伸びたシャフト38
が挿入されている。このような構成によれば、モータ3
4の回転により、第1及び第2の支持部材25、26と
ともにレンズ機構14はY方向に沿って往復移動する。
【0024】ズーム駆動部20は、Z方向に伸びるねじ
40を有し、このねじ40の一端には正逆回転可能なモ
ータ42が連結されている。ねじ40は、レンズ機構1
4のフレームに形成された、ねじ溝の切られた孔に挿入
されるとともに、レンズ機構14の所定のレンズと駆動
連結している。この構成によれば、モータ42の回転に
より上記所定のレンズがZ方向に往復移動し、これによ
り撮影倍率を調整することができる。
【0025】レンズ機構14は、中央(光軸が撮像素子
12の中央を通る位置)に位置させるとともに、ズーム
駆動部20により撮影倍率を最も小さくすることで(ワ
イドモード)、ほぼ台4全体を撮影するようになってい
る。レンズ機構14は、XY方向移動機構によりX方向
及びY方向に所定距離移動するとともに、ズーム駆動部
20により撮影倍率を上げることで(テレモード)、任
意の位置・大きさの特定のサブ原稿(ページ)を撮影で
きるようになっている。なお、撮影領域の形状は、CC
Dセンサ12の縦横比と同じであるので、撮影された画
像から特定のページを除く部分を切り出す処理が必要と
なる場合もある。
【0026】図1及び画像入出力装置2のブロック図で
ある図3を参照して、画像入出力装置2は、台4の左上
隅の周縁部に沿って、操作部44を含むL字状の部材4
5を有する。操作部44には複数の操作キー46が押下
可能に設けてある。操作部44は、操作キー46の押下
に連動してオン・オフが行える制御回路(図示せず)を
介して、CPU(中央処理装置)48に接続されてお
り、これにより、所定の操作キー46を押すことで、各
種操作、例えば、モード(例えば撮影モード、待機モー
ドなど)の切換やページの指定などが行えるようになっ
ている。
【0027】なお、図1に示すように、L字部材45の
内側に向いた側部は、X方向及びY方向に沿って形成さ
れており、その結果、原稿6を上記側部に当てた状態で
台4上に配置すると、原稿6の短手方向及び長手方向が
X方向及びY方向にそれぞれ平行となるようにしてあ
る。もちろん、L字部材45以外の構成を用いて原稿6
を所定の位置に配置できるようにしてもよい。また、L
字部材45を台4から取外し可能に構成し、別の台と組
み合わせることができるようにしてもよい。この場合、
取付けた別の台に合わせて撮像部10の位置が変更でき
るように、アーム8を可動式に構成してもよい。
【0028】CPU48にはまた、上記撮像部10、画
像処理部50、データ記憶部52、画像識別部54、上
記XY方向移動機構58、ズーム駆動部20、指示部6
0、及びインターフェイス62が接続されている。
【0029】画像処理部50は、撮像部10で撮像され
た画像データ(一般にアナログ信号の形で得られる。)
を、デジタルデータに変換し、その後必要に応じて種々
の処理を施すためのものである。画像処理部50で処理
された画像データは、データ記憶部52に記憶されるよ
うにしてある。
【0030】画像識別部54は、後で詳述するように、
原稿6からサブ原稿(ページ)を識別するとともに、各
ページ内のエリア(例えば、文書、図表、写真など)を
識別ためのものである。各ページの画像データは、デー
タ記憶部52に記憶されるようにしてある。
【0031】指示部60は、原稿6の各ページやエリア
を指示するためのものであり、台4上に貼り付けた感圧
式シート(図示せず)と、指示ペン64とを有し、感圧
式シートが指示ペン64からの圧力を受けることにより
押圧位置を特定できるようになっている。感圧式シート
は、例えば、スペーサを介して所定の間隔を設けられた
一対の電極付きフィルム基板を備え、圧力により上記間
隔、したがって静電容量が変化することで押圧位置を特
定する静電容量式タッチパネルなど、既存の感圧式タッ
チパネルが用いられる。
【0032】CPU48は、押圧位置から、所望のペー
ジ又はエリア(例えば、文書、図表)に対応する(デー
タ記憶部52に格納された)画像データを読み出して、
インターフェイス62を介してプロジェクタ(図示せ
ず)や遠隔地のコンピュータ(図示せず)に出力し、そ
の結果、所望のページの内容やページ内の所望のエリア
の内容がスクリーンやモニタに表示されるようになって
いる。エリアの指定には該エリアを指示ペン64で指示
すればよいが、ページの指定は、例えば、該ページ内で
どのエリアにも属していない領域を指示ペン64で指示
することで行うようにすればよい。
【0033】台4は、その表面(台4自体又は感圧式シ
ート)が比較的輝度の低い色に着色されている。この理
由は後述する。
【0034】上記のような構成を有する画像入出力装置
2の動作を、図4に示すフローチャートを用いて説明す
る。以下では、各ページが物理的に独立している場合に
ついて説明しているが、本動作が、複数のページが印刷
された1枚の原稿を読み取る場合について適用できるこ
とは言うまでもない。
【0035】まず、複数(図1の例では4つ)のサブ原
稿を台4上の所定位置に並べて配置する(ステップS
1)。このとき、サブ原稿は互いに間隔をあけて並べて
もよいが、以下の理由で、サブ原稿を互いに隙間なく、
サブ原稿の辺同士を当接した状態で並べるのが好まし
い。すなわち、サブ原稿には通常、長手方向または短手
方向と平行に文字が配置されているので、隙間をあけて
サブ原稿を配置するとサブ原稿の短手及び長手方向と、
X、Y方向とが一致せず、したがって、例えばプロジェ
クタでスクリーンに原稿を投影するとスクリーン上の文
字が斜めになって読みにくくなり、ユーザ側でサブ原稿
の位置を調整する必要が生じる場合があるからである。
【0036】ステップS2では、操作部44のスタート
キー46を押すことにより画像入出力装置2は待機モー
ドから撮影モードに切換えられる。撮影モードになる
と、CPU48は、ズーム駆動部20を制御してレンズ
機構14のレンズ倍率をワイドに設定するとともに(ス
テップS3)、XY方向移動機構58を制御してレンズ
機構14を中央(光軸が撮像素子12の中央を通る位
置)に移動させ(ステップS4)、撮像部10に原稿6
(サブ原稿4枚)を含むほぼ台4全体を撮像させる(ス
テップS5)。撮像される領域は、図5に示すように、
L字部材45を含む台4の左側及び上側端部を除く領域
としてある。撮像された画像データは、画像処理部50
において階調処理(例えば256階調)されたデジタル
データに変換された後、データ記憶部52に格納され
る。
【0037】ステップS6で、画像識別部54によりサ
ブ原稿(ページ)が識別される。以下にページ識別方法
の一例を示す。
【0038】一般に、各ページには、その周囲に、何も
印刷されていない所定幅の余白が存在する。そこで、図
5を参照して、余白部分を利用したページの区切り部分
の識別方法を説明する。
【0039】まず、原稿6と台4の輝度差を利用して原
稿6の縁部70、72を検出する。具体的に、画像識別
部54は、データ記憶部52に格納された、階調処理
(例えば256階調)されたデジタル画像データを読み
出し、各画素を所定の閾値を基準にして0画素(白画
素)又は1画素(黒画素)に二値化する。台4の輝度
は、上記閾値を基準として二値化したときに画素が黒画
素となるように設定されている。図5に対応したマトリ
ックス状の二値化画像データに対し、基準位置(左上
隅)に対応する画素から開始して+Y方向を主走査方
向、+X方向を副走査方向としてラスター走査し、各走
査線で最後に白画素として判定された画素の集合を、原
稿6の最外部70に対応する画素列とする。同様に、基
準位置(左上隅)に対応する画素から開始して+X方向
を主走査方向、+Y方向を副走査方向としてラスター走
査し、各走査線で最後に白画素として判定された画素の
集合を、原稿6の最外部72に対応する画素列とする。
【0040】次に、図5に対応したマトリックス状の二
値化画像データに対し、基準位置(左上隅)に対応する
画素から開始して+Y方向を主走査方向、+X方向を副
走査方向としてラスター走査した場合に、最外部70ま
で白画素が連続する画素列又は画素列の束(以下、白線
という。)を検出する。同様に、基準位置(左上隅)に
対応する画素から開始して+X方向を主走査方向、+Y
方向を副走査方向としてラスター走査した場合に、最外
部72まで白画素が連続する白線を検出する。
【0041】続いて、原稿6の短手方向(X方向)の長
さを等分するように原稿6をブロックに分割したとき
に、等分線に相当する画素列全てが白線となるときの最
大の分割数をNxとする。同様に、原稿6の長手方向
(Y方向)の長さを等分するように原稿6をブロックに
分割したときに、等分線に相当する画素列全てが白線と
なるときの最大の分割数をNyとする。このとき、Nx
×Nyがページ数となる。図の例では、X方向に2分
割、Y方向に2分割と検出される。したがって、2×2
=4が原稿6のページ数となる。また、例えば、X方向
に2分割、Y方向に3分割と検出された場合、2×3=
6が原稿のページ数となる。
【0042】各ページ(サブ原稿)に対応する画像デー
タは、ページ番号が付与されてデータ記憶部52に記憶
されるとともに、ページの大きさ・枚数がデータ記憶部
52に記憶される。また、CPU48は、ページの位置
・大きさに基づいて各ページをテレで撮影するのに必要
な、レンズ機構14のXY方向に関する位置(XY方向
移動機構58の制御量に対応)と撮影倍率(ズーム駆動
部20の制御量に対応)とを演算し、レンズ機構14の
位置と撮影倍率をデータ記憶部52に格納する。
【0043】ページ番号の付与方向(例えば、図1のよ
うに2×2のマトリックス状にページが配置されている
場合、例えば、左上、右上、左下、右下の順に番号を付
ける。)は、ユーザが操作部44を介して設定してもよ
い。あるいは、ページ中の文書が縦書きか横書きかを、
行間の余白を検出することで自動的にページ番号の付与
方向を切替えるようにしてもよい。例えば、2×2のマ
トリックス状にページが配置されている場合、横書きで
あれば、左上、右上、左下、右下の順に番号を付け、縦
書きであれば、右上、左上、右下、左下の順に番号を付
ける。
【0044】図4のブロック図に戻って、ステップS6
におけるページ識別に続いて、ステップS7で、CPU
48は、ズーム駆動部20を制御してレンズ機構14の
撮影倍率をテレに設定する。そしてXY方向移動機構5
8を制御してレンズ機構14をページ番号1のサブ原稿
(第1ページ)を撮影するための位置に移動させ(ステ
ップS8)、撮像部10に第1ページを撮像させる(ス
テップS9)。撮像された第1ページの画像データは、
画像処理部50により階調処理(例えば256階調)さ
れたデジタルデータに変換され、さらに所定の処理がな
された後、データ記憶部52に格納される。
【0045】上記所定の処理としては、例えば下地除去
処理(原稿自体の色を白くとばすことにより文字を見や
すくする処理)が挙げられる。例えば、画像の濃度ヒス
トグラムから下地濃度レベルを検出し、そのレベルより
明るい画素を白画素に置換する。このように各ページ単
位で下地除去処理を行うのは、原稿6全体で処理を行う
場合と異なり、ページ毎に適した下地濃度レベルが検出
できる利点を有する。
【0046】ステップS10で、画像識別部54により
画像識別部54により各ページ内の文書、図表、写真な
どの各エリアが識別される。以下にエリアの識別方法の
一例を示す。
【0047】一般に、ページ(サブ原稿)内の文書、図
表、写真などのエリアは、サブ原稿の長手方向及び短手
方向に平行な境界線を有し、その周囲には所定幅の余白
が存在する。したがって、ページ区分けの場合と同様に
二値化した画像データを作成し、サブ原稿に対応するマ
トリックス状の二値化画像データに基づいて、サブ原稿
の長手方向及び短手方向に沿って白画素が複数存在する
画素列を検出することにより、エリアの区切りを識別で
きる。ここで、エリアの大きさは一定でないので、検出
された白画素の列は全てエリアの区切りとする。検出さ
れたエリアに対応する画像データは、エリア番号が付与
されてデータ記憶部52に記憶されるとともに、各エリ
アの大きさ・位置、及びエリアの数がデータ記憶部52
に記憶される。
【0048】各エリアが文書、図表、写真などいずれか
に属するか、すなわちエリアの属性は、各エリアの特徴
(例えばコントラスト)を利用するなど従来公知の方法
を用いて識別することができる。
【0049】各エリアに対応する画像データは、領域番
号が付与されてデータ記憶部52に記憶されるととも
に、各エリアの大きさ・位置・属性(例えば第1ページ
の左上と右下に写真領域)及びエリアの数がデータ記憶
部52に記憶される。
【0050】ステップS11では、全ページ(図5の例
では4ページ)を撮影したのであれば終了し、未撮影の
ページが残っているのであれば、ステップS8〜S10
を繰り返し行う。
【0051】ステップS12で、操作部44の出力キー
46を押すことにより画像入出力装置2は撮影モードか
ら出力モードに切換えられる。ステップS13で、ユー
ザによりページやエリアが指定される。出力するページ
やエリアの指定は、操作部44において数字キーや上下
キー46でページ番号やエリア番号を指定することによ
り、あるいは、指示ペン64を用いて台4上の原稿6の
特定のページ、エリアを指示することにより行うことが
できる。ステップS14で、指定されたページやエリア
に対応する画像データは、データ記憶部52より読み出
され、インターフェイス62を介してプロジェクタや遠
隔地のコンピュータなどに出力される。
【0052】ユーザがページやエリアを番号順にでなく
前後を飛ばして出力しようとする場合でも、台4にはサ
ブ原稿が並んで載置されているため、ユーザは、ペー
ジ、エリアを一覧でき、したがって出力すべきページや
エリアを容易に選択できる。
【0053】なお、特定のエリアを表示する場合、該エ
リアが属するページを撮影した倍率で得られた画像デー
タを用いるので、このエリアをスクリーンなどに拡大し
て表示させようとすると画質が劣化する。そこで、各エ
リア毎にズームアップして撮影した画像データを出力し
たり、特定のエリアだけを必要なときにズームアップし
て撮影した画像データを出力するようにしてもよい。
【0054】ステップS15で、必要であれば、操作部
44の終了キー46を押すことにより、画像入出力装置
2は出力モードから待機モードに切換えられ、画像入出
力動作が終了する。
【0055】なお、図4のフローチャートには示してい
ないが、プレゼンテーションなどで表示させるサブ原稿
を一度に台4上に置くことができない場合、最初の数ペ
ージ分を出力後に、次のサブ原稿に置き換えてステップ
S3〜S14を行う。
【0056】以上の説明は、本発明の一実施形態に係る
ものであって、本発明はこれに限らず、種々改変可能で
ある。例えば、台4上に置かれた原稿6を各ページに区
分けする方法は上述したものに限らず、例えば、各ペー
ジに予め可視又は不可視のマークを付けておき、これを
撮像部10で読み取ることにより原稿をページ分けして
もよい。マークは、各ページの周縁部に沿って設けた
り、各ページの隅部(少なくとも対角線上にある2隅)
に設けるなどして、ページのサイズを検出できるように
する。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザは、複数ページ
の原稿を一覧できるので、ページやエリアの位置・内容
を網羅的に把握することができる。したがって、ユーザ
は、プレゼンテーションやテレビ会議などで行う説明の
全体的な流れを確認しながら、所望のページやエリアを
容易に選択・出力できる。説明の全体的な流れを把握で
きるということは、ユーザが、プレゼンテーションやテ
レビ会議などにおいて、現在出力中のページ、エリアと
次に出力するページ、エリアとの関連性についてのコメ
ントを的確に述べることができるという効果を有するこ
とにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像入出力装置の一実施形態を
示す斜視図。
【図2】 図1の撮像部の斜視図。
【図3】 図1の画像入出力装置のブロック図。
【図4】 図1の画像入出力装置の画像入出力動作の一
例を示すフローチャート。
【図5】 台上に載置した複数ページからなる原稿の一
例を示す上面図。
【符号の説明】
2;画像入出力装置(書画カメラ装置)、4:台、6:
原稿、10:撮像部、12:CCDセンサ、14:レン
ズ機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA13 AB23 AC27 AC32 AC69 AC78 CA07 5C072 AA01 BA20 DA02 DA23 EA08 LA12 LA14 MB08 RA04 WA08 XA10 5C076 AA36 BA01 BA02 CA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページからなる画像を有する被写
    体を配置する台から所定の距離をあけて配置され、前記
    画像を撮影する撮影部と、 前記撮影部により撮影された画像から各ページを識別す
    る画像識別部とを備え、 前記画像識別部により識別されたページを個々に出力す
    ることを特徴とする画像入出力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像識別部は、撮影された画像にお
    いて各ページの余白領域を検出することにより各ページ
    を識別することを特徴とする請求項1の画像入出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記撮影部は、画像識別部により識別さ
    れた各ページの画像を撮影し、前記画像識別部は、撮影
    部により撮影された各ページの画像から各ページの特定
    のエリアを識別することを特徴とする請求項1又は2の
    画像入出力装置。
  4. 【請求項4】 前記画像識別部は、撮影された画像にお
    いて各エリア周囲の余白領域を検出することにより各エ
    リアを識別することを特徴とする請求項3の画像入出力
    装置。
  5. 【請求項5】 複数のページからなる画像を撮影し、次
    に撮影した画像から各ページを識別し、識別されたペー
    ジを個々に出力することを特徴とする画像入出力方法。
  6. 【請求項6】 各ページは、撮影された画像において各
    ページの余白領域を検出することにより識別されること
    を特徴とする請求項5の画像入出力方法。
  7. 【請求項7】 識別された各ページの画像を撮影し、撮
    影した各ページの画像から各ページの特定のエリアを識
    別し、識別されたエリアを個々に出力することを特徴と
    する請求項5又は6の画像入出力方法。
  8. 【請求項8】 前記特定のエリアは、撮影された画像に
    おいて各エリア周囲の余白領域を検出することにより識
    別されることを特徴とする請求項7の画像入出力方法。
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