JP2003078357A - モノリシックな対数増幅器におけるviにより誘導されるドリフトを補償するための方法および回路 - Google Patents
モノリシックな対数増幅器におけるviにより誘導されるドリフトを補償するための方法および回路Info
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Abstract
ミスタを設けること 【解決手段】 温度補償されたモノリシックな対数増幅
回路は入力信号(Iin)に応答して第1PN接合デバイ
ス(DI)の両端に発生した第1電圧(V1)と基準信
号(Iref)に応答して第2PN接合デバイス(D2)
の両端に発生した第2電圧(V2)との間の差を示す対
数電圧信号(V3)を発生するようになっている対数増
幅セル(26)と、出力増幅器(19)、正の温度係数
を有する温度に依存した第1抵抗素子(R1)、第2抵
抗素子(R2)を含む出力回路(36)とを備え、出力
回路(36)は対数電圧信号(V3)に応答して温度補
償された出力信号(Vout)を発生する。
Description
増幅集積回路および入力信号を対数変換するための方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】対数増幅器は種々の機能を提供するため
にこれまで使用されている。最も近い従来技術は、本願
譲受人のハイブリッド集積回路であるLOG100対数
および対数比増幅器(エレクトロニックデザイン、19
89年6月14日、111〜113ページのロバート・
A・ピース氏による論文「この対数回路製品のすべてに
ついて」参照されたい)であると考えられる。ウォング
およびオットー著テキスト「関数回路」(マックグロウ
ヒル出版社、ニューヨーク、1976年、58ページ)
も参照されたい。対数増幅器は対数伝達関数の圧縮効果
が有効である信号圧縮でこれまで使用されている。例え
ば8ビットのアナログ−デジタルコンバータの前に本願
譲受人のLOG100対数増幅器を接続し、使用する
と、20ビットのコンバータのダイナミックレンジに等
価的なダイナミックレンジを発生できる。 【0003】図1は上記本願出願人のハイブリッド集積
回路であるLOG100対数増幅器の略図である。図1
を参照すると、この対数増幅器1Aは第1演算増幅器1
1(演算増幅器A1とも称す)を含み、この演算増幅器
11の(−)入力端はユーザーによって入力電流Iinが
供給される外部入力端子14に接続されている。この演
算増幅器11の(+)入力端はアースに接続されてい
る。演算増幅器11の出力端は、導線13によりNPN
トランジスタQ1のエミッタに接続されており、このト
ランジスタQ1のコレクタは入力端子14に接続されて
いる。トランジスタQ1のエミッタは導線13によりマ
ッチングのとれたNPNトランジスタQ2のエミッタに
接続されており、NPNトランジスタQ2のベースはア
ースに接続されており、コレクタはユーザーによって基
準電流Irefが供給される外部基準電流端子15と第2
演算増幅器19(演算増幅器A2とも称す)の(−)入
力端との双方に接続されている。第2演算増幅器19の
(+)入力端はアースに接続されている。演算増幅器1
9の出力端は外部出力導線17に接続されており、この
外部出力導線17には、Iin/Irefの対数比を示す出
力電圧Voutが発生される。トランジスタQ1のベース
は外部端子16に接続されており、薄膜抵抗器R2の一
方の端子にはVoutが接続されており、この抵抗器の他
方の端子は導線16に接続されている。導線16とアー
スとの間には大きい正の温度係数(TC)を有する、温
度に依存する「複合」抵抗器R1が結合されている。こ
の抵抗器R1は導線16と220オームのサーミスタR
1aの一方のターミナルとの間に接続された270オー
ムの薄膜抵抗器R1bを含み、サーミスタの他方の端子
はアースに接続されている。複合抵抗器R2は複数の薄
膜抵抗器の選択可能な並列の組み合わせでよく、この場
合、各々の抵抗器は端子16に接続された一方の端子と
ユーザーがR2の抵抗値を設定できるように接続された
別の端子とを有する。 【0004】図1の対数増幅器1Aはハイブリッドな集
積回路として構成されており、サーミスタR1aはこの
ハイブリッドな集積回路に接合されたディスクリートチ
ップ上に形成されている。図1の従来の対数増幅器1は
サイズが大きいために、より大きいパッケージにパッケ
ージされなければならない。 【0005】図2は、トランジスタQ1およびQ2がそ
れぞれダイオードD1およびD2に置き換えられている
ことを除けば、図1の対数増幅器に類似する従来の別の
対数増幅器1Bの略図を示す。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】一般に、1つのチップ
内に1つの回路の全ての素子を集積化するほうがより便
利であり、より安価となる。更に、モノリシックな構造
は小さい表面実装パッケージ、例えばSO−14内へ回
路を組み込むことも容易にしている。したがって、図1
に示された従来の対数増幅器には、ハイブリッドLOG
100製品が通常のモノリシックな集積回路(IC)技
術とコンパーチブルでないという欠点がある。しかしな
がら、従来のICプロセスにおいて、従来のサーミスタ
を設ける機能を付け加える結果、複雑度とコストが更に
増すことになる。 【0007】従って、実際問題としてこれまで増幅回路
および薄膜抵抗器と共に同じチップに設けることができ
るサーミスタは入手できなかったので、図1に示される
LOG100構造を1つのチップに設けることは実際的
でないと考えられていた。LOG100の単一チップ構
造にサーミスタを設けるのに必要となる半導体処理ステ
ップを追加することは、利益の点からも実際的でないと
考えられてきた。 【0008】単一モノリシックチップ内に集積化され、
小さく、高価でないプラスチックパッケージ、例えばT
SSOP−14またはSO−14にパッケージできるよ
うな、図1および2に示された対数増幅器に類似する対
数増幅器を提供した者はこれまで誰もいない。 【0009】過去において、抵抗値が極めて小さい抵抗
器を製造するのに、集積回路の配線メタライゼイション
(metallization)方法しか一般に使用されていない。
抵抗値の極めて小さい抵抗器、例えば抵抗値の極めて小
さいエミッタ抵抗器およびシャント抵抗器はこれまで集
積回路全体で使用されている集積回路の配線メタライゼ
イションから形成されている。1981年2月5日に発
行された米国特許第4,990,803号(ギルバート)は多段
対数増幅器を開示しており、この対数増幅器では、フロ
ントエンドのPTAT抵抗減衰器が入力電圧分圧回路を
備え、この分圧回路は温度係数の大きい抵抗器と固定さ
れた抵抗器を変換ブランチに含んでいる。減衰器の出力
端は対数セル回路に接続されている。米国特許第4,990,
803号も、温度係数の大きい抵抗器を、チップ製造中に
設けられるアルミ配線メタライゼイションから製造され
る30オームの抵抗器とすることができることを開示し
ている。電圧入力に対しては入力減衰器が適当である
が、この減衰器は低レベルの電流入力を分流するように
なっている。 【0010】従って、モノリシックな温度補償された対
数増幅器がこれまで長い間望まれてきた。 【0011】従って、本発明の目的は入力信号を実質的
に温度補償しながら対数増幅する、モノリシックな集積
回路対数増幅器および方法を提供することにある。 【0012】本発明の別の目的は、従来のハイブリッド
集積回路の対数増幅器の大きな物理的サイズおよび高い
コストの問題を解決することにある。 【0013】本発明の別の目的は、特に光ファイバーデ
バイスにおける光強度を測定するのに適した、小型の低
コストの温度補償された対数増幅器を提供することにあ
る。 【0014】本発明の別の目的は、対数増幅器において
ディスクリートな(離散的)大きい正の温度係数のサー
ミスタを使用する上での問題を解消することにある。 【0015】端的に述べれば、一実施例によれば、本発
明は入力信号(Iin)に応答して第1PN接合デバイス
(D1)の両端に発生した第1電圧(V1)と基準信号
(I ref)に応答して第2PN接合デバイス(D2)の
両端に発生した第2電圧(V2)との差を示す対数電圧
信号(V3)を発生するようになっている対数増幅セル
(26)を含む温度補償されたモノリシックな対数増幅
器を提供するものである。前記対数増幅器は、出力増幅
器(A2)と、正の第1温度係数を有する温度に依存し
た第1抵抗素子(R1)と、前記第1温度係数よりも実
質的に小さい第2温度係数を有する第2抵抗素子(R
2)とを備えた出力回路(36)を含み、前記第1抵抗
素子(R1)と第2抵抗素子(R2)とは出力増幅器
(A2)の出力端と基準導線(GND)との間に設けら
れた分圧器として結合されており、出力増幅器(A2)
の入力端にフィードバック信号を送るようになってお
り、前記出力回路(36)は、対数電圧信号(V3)に
応答して温度補償された出力信号(Vout)を発生する
ようになっている。前記第1抵抗素子(R1)に含まれ
る、温度に依存する第3抵抗素子(R1a)は、モノリ
シックな対数増幅回路を製造するのに利用される半導体
製造プロセスに不可欠な導電性材料から構成される。一
実施例では、前記導電性材料は、モノリシックな対数増
幅器全体にわたって配線メタライゼイションとしても使
用されるアルミまたはアルミ合金配線メタライゼイショ
ンである。 【0016】 【発明の実施の形態】図3は、本発明に係わるモノリシ
ックな集積回路である対数増幅器120の略図である。
対数増幅器120は、図2の従来の対数増幅器1Bに類
似しているが、対数増幅器120では単一のモノリシッ
クチップ120A上に回路のすべてが形成されている。
図2のサーミスタR1は、正のTCの抵抗器R1に置き
換えられており、この抵抗器R1は、大きく蛇行したア
ルミの配線メタライゼイション抵抗器R1aを含み、こ
の抵抗器はチップ全体にわたって金属配線部を製造する
のに使用される同じ種類のアルミまたはアルミ合金配線
メタライゼイションから構成されている。(後で説明す
る、図9は配線メタライゼイション抵抗器R1aの蛇行
構造を示している。)正のTC抵抗器R1は従来の薄膜
抵抗器R1bも含む。一般に、抵抗器R2は、基本的に
は温度に依存しないニクロム(NiCr)またはシクロ
ム(SiCr)から一般に構成された薄膜抵抗器であ
る。 【0017】本発明の一実施例では、アルミ配線メタラ
イゼイション抵抗器R1aは、公知のアルミ配線メタラ
イゼイション抵抗器の抵抗値と比較して極めて大きい約
200オームの抵抗値を有し、アルミメタライゼイショ
ンの約8.9ミクロン(約0.35ミル)幅および約1
0、000オングストローム単位の厚みの大きく蛇行し
た構造体に形成されている。しかしながら、アルミ配線
メタライゼイション抵抗器R1aが、より小さい抵抗
値、恐らくは100オーム又はそれより小さい抵抗値を
有すると、実用的である。本明細書に述べる薄膜抵抗器
は、ニクロムから構成できる。抵抗器R1bの抵抗値の
一例は30オームであり、抵抗器R2の代表的な値は、
3375オームである。一般にアルミ配線メタライゼイ
ション抵抗器R1aは、対数増幅器が形成されている集
積回路チップの面積の約10パーセントを占める。Iin
の代表的値は、1ナノアンペアから1ミリアンペアの範
囲内にある。Irefの代表的値も1ナノアンペアから1
ミリアンペアの範囲内にある。 【0018】周知のように半導体のPN接合部、例えば
シリコンPN接合部は対数変換のための予測可能な素子
として使用できる。順方向にバイアスがかけられたPN
接合部のベース−エミッター間電圧は、この接合部を横
断する電流のかなり正確な対数関数となる。順方向のバ
イアスがかけられたシリコン接合部の両端での電圧は、
ほぼ次の式で近似される。 【0019】 【数1】 【0020】ここで、I =接合部を横断する電流、 Is=接合部の飽和電流、 q =電子の電荷=1eV、 k =ボルツマン定数=8.62×10-5eV/K、 T =絶対温度(ケルビン(K)度)となる 従って、図3を参照すると、次の式が成り立つ。 【0021】 【数2】 【0022】Is1=Is2であれば、V3=(kT/q)
Ln(Iref/Iin)となる。 【0023】ここで、 Iin=対数増幅器120への入力電流、 Iref=対数増幅器120への基準電流、 V3=対数変換セル26からの出力電圧、 Vout=対数増幅器120の増幅された出力電圧であ
る。 【0024】従って、V3は絶対温度(ケルビン度)に
ほぼ比例し、室温で約1/298℃または約3000p
pm/℃の温度係数(TC)を有する。増幅器(A2、
R1、R2)の利得が298℃で℃当たり約−3000
ppmの補償TCを有するようにすることにより、V3
のドリフトに対する一次の補正を行うことができる。 【0025】複合抵抗器R1に対し適当な正のTCを有
する抵抗器を使用することによってこれを達成できる。
複合抵抗器R1は直列に接続された上記アルミメタライ
ゼイション抵抗器R1aと薄膜抵抗器R1bとから構成
でき、一方の抵抗器(例えばR1b)はより小さいTC
またはゼロのTCを有し、他方の抵抗器(例えばR1
a)は複合抵抗器R1に求められる正のTC(℃当たり
3000ppm)よりもほぼ大きいTCを有する。抵抗
器R1aとR1bとの比を正しく選択することにより、
℃当たり約+3000ppmの必要なTCとの直列の組
み合わせを形成できる。上記引用したウォンおよびオッ
トーの論文の第58ページを参照されたい。 【0026】同じモノリシックなチップ上に回路素子の
全てを形成できれば、集積回路を製造することがより便
利になり、かつより安価となることが理解できるはずで
ある。(しかしながら、過去において従来の集積回路ウ
ェーハ製造プロセスにおいてサーミスタを設けることが
できるようにするという課題を解決することは極めてコ
ストのかかることであると考えられていたので、上記従
来のLOG100製品に必要な多数のチップを収納する
ための大きくて高価なパッケージを設けなければならな
かった。) 【0027】本発明の上記実施例ではチップ全体にわた
って配線メタライゼイションを設けるために、半導体プ
ロセスでも使用される標準的な同じアルミ配線メタライ
ゼイション材料を使用することによって、抵抗値がほぼ
200オームの物理的に大きい、正のTC抵抗器R1a
が設けられている。本願譲受人が使用するアルミメタラ
イゼイションは約4000ppm/℃の正のTCを有す
る。(しかしながらかかるメタライゼイションが必要な
温度係数を有することを条件に、他の集積回路製造プロ
セスで一般に使用されている他のレベルの配線メタライ
ゼイションを使用することもできる。) 【0028】対数増幅器の出力を入力電流の10倍ごと
に1ボルトにすることにより、図3の対数変換器の有利
な利得が得られる。すなわちIrefが10Iinに等しけ
れば、Vout=1ボルトとなる。次に、298°K(例
えば室温)では、次の式が成り立つ。 【0029】入力電流の10倍ごとの1ボルトに対し、
V3=8.62×10-5×298Ln(10)=0.05
91ボルトである。 【0030】対数変換セル36の利得は1/0.059
1、すなわち1ボルト当たり16.9ボルトである。図
3の対数増幅器120の場合の抵抗器R1およびR2の
値を解く。 【0031】R1t=R1(1+tcR1(t−tno
m))である場合に、R2の熱ドリフトがないと仮定す
る。ここで、t=温度、tnom=公称温度、例えば室
温、tcR1=R1の温度係数である。 【0032】非反転演算増幅器19の利得ドリフトを解
く。 g0=1+R2/R1、 gt=1+R2/[R1(1+tcR1(t−tno
m))]となる。 【0033】ここで、g0は、t=tnomでの演算増
幅器19の利得、gt=温度tを関数とする演算増幅器
19の利得である。 【0034】利得温度係数(すなわち利得ドリフト)が
tcgであると、tcg=D[gt,t]/g0とな
る。 【0035】ここで、D[gt,t]は温度tに対する
gtの部分微分を示し、次の式が得られる。 【0036】 【数3】 【0037】t=tnomにおいて、次の式が成り立
つ。 【0038】 【数4】 【0039】G=16.9(例えばR2/R1=15.
9)でのtcR1の必要な値を解くと、次のようにな
る。 R1=1およびR2=15.9 【0040】「tcg=0.003、tcR1]を解く
と(すなわちtcg=0.003の場合のtcR1を解
くと)、 tcR1=−0.00319となる。 【0041】直列接続された2つの抵抗器R1aおよび
R1bからR1を形成した場合のR1の温度係数を解く
と、次の式が得られる。 【0042】 【数5】 【0043】tcR1b=0であれば、次の式が得られ
る。 【0044】 【数6】 【0045】tcR1a=0.004であり、tcR1
=0.00319である場合の、R1aおよびR1bを
解くと、次の式が得られる。 【0046】 【数7】 【0047】結論は、上記値の範囲の比を有する抵抗器
により、tnomにおける温度補償が得られるというこ
とである。例えば比を1000とすると次の式が得られ
る。すなわち、 R1=15.9キロオーム(ゼロのtcrにて)、 R2=1キロオーム(直列接続されたR1a+R1bか
ら形成された3190tcr)、 R1a=797.5オーム(例えばアルミ合金導線に対
しては4000ppmtcr)、 R1b=202.5オーム(ゼロのtcrで)。 【0048】図3の対数増幅器120は入力電流信号を
受信するようになっているが、入力電圧信号Vinを使用
できるようにするために、種々の別の回路構造も提供で
きる。例えば図4は外部入力導線18にて電圧入力信号
Vinを受信するように変更された図3の回路の変形例で
ある対数増幅器121を示す。入力導線18と内部導線
14との間には入力抵抗器Rinが接続されている。演算
増幅器A1の負の入力端における電圧は仮想アース点に
保持されているので、導線14により演算増幅器A1の
(−)入力端に接続されている抵抗器R1は、ダイオー
ド(またはP−N接合部)D1を通って導線14内に流
れる電流IinがVin/Rinに等しくなるよう適当な電圧
対電流変換を行う。それ以外、図4の対数増幅器121
は本質的には図3の対数増幅器120と同じである。 【0049】図3の対数増幅器120は利得および温度
補償をするように、非反転増幅回路A2、R1、R2と
共に構成されている。しかしながら、本発明によれば、
他の種々の対数増幅回路構造でも利得補償および温度補
償を行うことができる。例えば、図5に示された対数増
幅器122は温度依存抵抗器として抵抗器R1を使用す
ることにより、利得補償と温度補償の双方を行うよう
に、反転利得ステージ36A内の演算増幅器19と共に
構成されている。図5における抵抗器R1は図示するよ
うに単一の温度依存抵抗器とすることができるが、図1
〜4に示されるようなアルミ抵抗器R1aと薄膜抵抗器
R1bとの複合体とすることもできる。これを達成する
ために、導線15と温度依存抵抗器R1の一方の端子と
の間にバッファ増幅器21が結合されている。このバッ
ファ増幅器21の(+)入力端は基準入力導線15に接
続されている。バッファ増幅器21の出力端はその
(−)入力端だけでなく、温度依存抵抗器R1の一方の
ターミナルにも接続されている。抵抗器R1の他方の端
子は導線16により演算増幅器19の(−)入力端およ
びフィードバック抵抗器R2の一方の端子に接続されて
いる。演算増幅器19の(+)入力端はアースに接続さ
れており、この演算増幅器19の出力端は導線17によ
りフィードバック抵抗器R2の他方の端子に接続されて
いる。 【0050】図5に示された反転増幅器A2の利得温度
係数tcgを解くと、次の式が得られる。 【0051】 【数8】【0052】2つ以上のカスケード接続された利得ステ
ージを使用すると、全体の利得ドリフトが大きくなるこ
とがあるので、各々がより小さい温度係数を有する(例
えば各々が1/298よりも小さい温度係数を有する)
抵抗素子を使って対数変換器の温度補償を行うことがで
きる。例えば図6は単一モノリシックチップに形成でき
る別の対数増幅器123を示す。図6の対数増幅器12
3は図5の対数増幅器122に類似しているが、増幅器
25と、フィードバック抵抗器R2と、増幅器25の
(−)入力端に接続された導線16Bによって接続され
た温度依存抵抗器R1とを備えた第2のカスケード接続
された利得ステージ38を含むように変更されている。
この第2のカスケード接続された利得ステージ38は利
得ステージ36aと類似または同一でよいが、入力端が
導線22に接続されており、出力端が導線26により利
得ステージ36aの入力端に接続されている。この例で
は、利得ステージ36aと38とは同じであるが、R1
抵抗器が温度依存素子となっている。 【0053】利得を、2つの利得の等しいカスケード接
続された反転増幅ステージに分割することを条件に図6
の対数増幅器123の利得温度係数を解くと、次の式が
得られる。 【0054】 【数9】 【0055】利得を、n個の利得の等しいカスケード接
続された反転増幅ステージに分割することを条件に利得
温度係数を解くと、次の式が得られる。 【0056】 【数10】 【0057】図7は対数増幅セル26を含む対数増幅器
124を示す。対数増幅セル26は複合フィードバック
を有する非反転増幅器19により出力ステージ36をド
ライブするようになっている。非反転増幅器19の
(+)入力端は導線15に接続されており、この増幅器
19の出力端は出力導線17により抵抗器R4の一方の
端子に接続されており、抵抗器R4の他方の端子は導線
30により抵抗器R2の一方の端子および温度依存抵抗
器R3の一方の端子に接続されている。温度依存抵抗器
R2の他方の端子はアースに接続されており、抵抗器R
2の他方の端子は増幅器19の(−)入力端および別の
温度依存抵抗器R1の一方の端子に接続されている。抵
抗器R1の他方の端子はアースに接続されている。この
ように、多数の分圧器を使用することにより、このタイ
プの回路によって代表的なアルミ配線メタライゼイショ
ン材料の温度係数よりも小さい正の温度係数を有する小
さい値の抵抗器を有利に使用することが可能となってい
る。例えばチップの製造中にPタイプのベース領域を形
成するのと同時に形成される(約+1200ppm/℃
の温度係数を有する)Pタイプの拡散抵抗器によって抵
抗器R1を構成できる。 【0058】図7に示されている回路構造は連続する分
圧器を形成するために、図示されるよう小さい値の温度
依存抵抗器R1およびR3、および比較的大きい値の抵
抗器R2およびR4を使用することにより、図示される
ような2つ以上の連続する分圧器によって導線17上の
出力電圧を増幅器19の(−)入力端上の極めて小さい
フィードバック電圧に分割できるようにしている。図示
された連続する分圧回路構造は抵抗器R1およびR3の
正の温度係数の効果を大きくし、よってアルミ配線メタ
ライゼイション材料の温度係数よりも実質的に小さい温
度係数を有する温度依存抵抗器R2およびR4を使用す
る対数増幅器124の所望する温度補償を行っている。
(図7の基本的な動作は理解されているが、図7の回路
の数学的解析は開示した他の回路の解析よりもかなり複
雑であり、この解析は完了していない。)この構造で
は、抵抗器R1およびR3を正の温度係数を有する温度
依存抵抗器とすることができ、利得はこれら抵抗の比に
よって決まる。図7に示された抵抗器R1は図示するよ
うに単一の温度依存抵抗器としてもよいし、また図1〜
4に示されるようにアルミ抵抗器R1aと薄膜抵抗器R
1bの複合体としてもよい。 【0059】本発明における対数変換機能を行うために
他の種々の回路構造を使用することができる。 【0060】図8は電流入力導線14と基準電流導線1
5の双方がそれぞれ演算増幅器11および19により仮
想アース点に保持されるモノリシックな対数増幅器12
5の現時点で好ましい実施例を示す。図8の対数増幅器
と図1の従来の対数増幅器との間の差異は次の点にあ
る。すなわち従来の対数増幅器が温度依存素子R1aと
して利用される別個のチップに設けられたディスクリー
トサーミスタを備えたハイブリッド集積回路デバイスと
なっているのに対し、図8の対数増幅器125の全体は
単一の集積回路チップ上に設けられており、この増幅器
の温度依存素子R1aは、R1aの大きな抵抗値にも拘
わらず、配線のためにチップ全体にわたっても使用され
る通常のアルミの配線メタライゼイション材料の蛇行し
た構造から構成されている点が異なっている。図8にお
いて、点線は対数増幅器全体が設けられている集積回路
チップを示し、抵抗器R1aの符号は図1に従来技術と
して示されているディスクリートサーミスタR1aと異
なる集積温度依存素子を示す。 【0061】図3〜7に示されるように、蛇行したアル
ミメタライゼイション抵抗器R1aと薄膜抵抗器R1b
とを含む複合温度依存抵抗器R1は温度依存抵抗器であ
る。図8では、演算増幅器11の(−)入力端は入力導
線14に接続されており、演算増幅器11の(+)入力
端はアースに接続されている。演算増幅器11の出力端
は導線13により一対のマッチングのとれたNPNトラ
ンジスタQ1とQ2のエミッタに接続されており、トラ
ンジスタQ2のベースはアースに接続されている。第2
演算増幅器19はその(+)入力端がアースに接続され
ており、その(−)入力端が基準入力導線15に接続さ
れている。演算増幅器19の出力端は出力導線17によ
り薄膜抵抗器R2の一方の端子に接続されており、抵抗
器R2の他方の端子は導線16によりトランジスタQ2
のベースおよび複合抵抗器R1の一方の端子に接続され
ている。複合抵抗器R1の他方の端子はアースに接続さ
れている。この回路構成では、次の式が成立する。 【0062】 【数11】 【0063】ここで、kはスケールファクターである。 【0064】図9は単一の集積回路チップ上に構成され
た、図8の対数増幅器125の平面図である。演算増幅
器11および19の回路のほとんどの位置はそれぞれ参
照符号A1およびA2によって示されている。領域11
Aおよび19Aは所望する場合に使用できる一対の補助
増幅器のロケーションを示している。トランジスタQ1
およびQ2のロケーションも示されている。蛇行したア
ルミメタライゼイション抵抗器R1aは図9内の符号R
1aによって示されたチップの利用可能な領域内に位置
している。この蛇行したアルミメタライゼイション抵抗
器R1aは集積回路チップの面積の約10%を占める。
しかしながら、アルミメタライゼイション抵抗器R1a
は図9に示されているのと同じ蛇行した状態に構成する
必要はない。例えば同じ長さのメタライゼイション材料
を集積回路チップの周辺部分内またはそのまわりにルー
プ状に、ループまたはスパイラル構造などとして設けて
もよい。本明細書で使用している「蛇行」なる用語は、
メタライゼイション材料の全体に「スパイラル状」の構
造または図9に示されるような「非スパイラル状」の構
造を含むものと定義する。 【0065】本発明は入力信号の広いダイナミックレン
ジにわたって高精度で基準電流または基準電圧に対する
入力電流または入力電圧対数、対数比または逆対数を発
生する、汎用の集積回路の対数増幅器および対数比増幅
器を提供するものである。集積回路ウェーハの処理中に
集積回路配線メタライゼイションとして使用される標準
的なアルミまたはアルミ合金メタライゼイションのみか
ら構成された1つ以上の、比較的大きい値の抵抗器を使
用することにより、トランジスタQ1およびQ2または
ダイオードD1およびD2のkT/qの項のドリフトを
キャンセル、すなわち補償するものである。 【0066】これまで述べた小さく、低コストの温度補
償された対数増幅器は、特に光ファイバーデバイスにお
ける光強度を測定するのに有効である。 【0067】本発明のいくつかの特定の実施例を参照し
て本発明について説明したが、当業者であれば、本発明
の真の要旨および範囲から逸脱することなく、本発明の
これまで説明した実施例に対して種々の変形を行うこと
ができよう。特許請求の範囲に記載したものと同じ結果
を達成するために、実質的には異なっていないか、また
はほぼ同じ態様でほぼ同じ機能を奏するすべての要素ま
たは工程は、本発明の範囲内のものである。温度依存抵
抗素子はこれまで説明したアルミメタライゼイションお
よびアルミ合金メタライゼイション以外の別の配線金属
材料または合金材料から構成できる。例えば温度依存抵
抗素子はドープされたシリコン材料またはドープされた
多結晶シリコン材料からも構成できる。PN接合はシリ
コントランジスタのPN接合部でもよいし、ダイオード
D1およびD2はダイオード接続されたトランジスタで
もよい。シリコンダイオードとシリコントランジスタの
異なる組み合わせとして半導体接合部を設けてもよい。
例えば半導体接合部は図5に示されたQ1の点線の構造
によって示されるようなトランジスタQ1およびダイオ
ードD2として設けることができる。開示されている対
数増幅回路は入力電流Iinが入力端子14に流入するの
ではなく、これから流出し、基準電流Irefが基準端子
15に流入するのではなく、これから流出するように容
易に変形できる。高温度係数の配線材料を必ずしもメタ
ライゼイション材料にする必要はない。例えばこの温度
係数の大きい配線材料は製造中にチップに設けられる、
ドープされたシリコン配線材料(例えばPタイプのドー
プされたシリコン材料、またはNタイプのドープされた
シリコン材料)またはドープされた多結晶シリコン配線
材料でもよい。 【0068】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 【0069】(1)(a)入力信号に応答して第1PN
接合デバイスの両端に発生した第1電圧と基準信号に応
答して第2PN接合デバイスの両端に発生した第2電圧
との差を示す対数電圧信号を発生するようになっている
対数増幅セルと、(b)出力増幅器、モノリシックな対
数増幅回路の上に他の場所への配線メタライゼイション
の形成と同時に、モノリシック対数増幅回路に形成され
た配線メタライゼイション材料を含む、正の第1温度係
数を有する温度に依存した第1抵抗素子、前記第1温度
係数よりも実質的に小さい第2温度係数を有する第2抵
抗素子を備えた出力回路とを含み、前記第1抵抗素子と
第2抵抗素子とが出力増幅器の出力端と基準導線との間
に設けられた分圧器として結合されており、出力増幅器
の入力端にフィードバック信号を送るようになってお
り、前記出力回路が対数電圧信号に応答して温度補償さ
れた出力信号を発生するようになっており、前記第1抵
抗素子の配線メタライゼイション材料が対数電圧信号を
温度補償するように充分大きい抵抗の長い構造体として
構成されている、温度補償されたモノリシックな対数増
幅回路。 【0070】(2) 前記第1抵抗素子の少なくとも一
部が蛇行した構造体として構成されている、第1項記載
の、温度補償されたモノリシックな対数増幅回路。 【0071】(3)(a)入力信号に応答して第1PN
接合デバイスの両端に発生した第1電圧と基準信号に応
答して第2PN接合デバイスの両端に発生した第2電圧
との差を示す対数電圧信号を発生するようになっている
対数増幅セルと、(b)出力増幅器、モノリシックな対
数増幅回路の上に他の場所への配線メタライゼイション
の形成と同時に、モノリシック対数増幅回路に形成され
た配線メタライゼイション材料を含む、正の第1温度係
数を有する温度に依存した第1抵抗素子、前記第1温度
係数よりも実質的に小さい第2温度係数を有する第2抵
抗素子を備えた出力回路とを含み、前記第1抵抗素子と
第2抵抗素子とが出力増幅器の出力端と基準導線との間
に設けられた分圧器として結合されており、出力増幅器
の入力端にフィードバック信号を送るようになってお
り、前記出力回路が対数電圧信号に応答して温度補償さ
れた出力信号を発生するようになっており、(c)モノ
リシックな対数増幅回路を製造するのに利用される半導
体製造プロセスに不可欠な導電性材料から構成される、
前記第1抵抗素子に含まれる、温度に依存する第3抵抗
素子と、(d)前記第1温度係数よりも実質的に小さい
温度係数を有する抵抗材料から構成された、前記第1抵
抗素子に含まれる第4抵抗素子とを備えた、温度補償さ
れたモノリシックな対数増幅回路。 【0072】(4) 前記導電性材料がアルミ配線メタ
ライゼイション材料である、第3項記載の、温度補償さ
れたモノリシックな対数増幅回路。 【0073】(5) 前記導電性材料が前記対数電圧信
号を温度補償するように、充分大きい抵抗値の長い蛇行
した構造体として構成されている、第4項記載の、温度
補償されたモノリシックな対数増幅回路。 【0074】(6) 前記導電性材料がアルミ合金配線
メタライゼイション材料である、第4項記載の、温度補
償されたモノリシックな対数増幅回路。 【0075】(7) 前記導電性材料が前記対数電圧信
号を温度補償するように、充分大きい抵抗値の長い蛇行
した構造体として構成されている、第6項記載の、温度
補償されたモノリシックな対数増幅回路。 【0076】(8) 前記アルミ合金配線メタライゼイ
ション材料の温度係数が約+4000ppm/℃であ
る、第4項記載の、温度補償されたモノリシックな対数
増幅回路。 【0077】(9) 前記第3抵抗素子の抵抗値が約1
00オームよりも大きい、第4項記載の、温度補償され
たモノリシックな対数増幅回路。 【0078】(10) 前記第2抵抗素子および前記第
4抵抗素子が薄膜抵抗材料から構成されている、第9項
記載の、温度補償されたモノリシックな対数増幅回路。 【0079】(11) 温度補償されたモノリシックな
対数増幅回路は入力信号(Iin)に応答して第1PN接
合デバイス(DI)の両端に発生した第1電圧(V1)
と基準信号(Iref)に応答して第2PN接合デバイス
(D2)の両端に発生した第2電圧(V2)との間の差
を示す対数電圧信号(V3)を発生するようになってい
る対数増幅セル(26)と、出力増幅器(19)、正の
温度係数を有する温度に依存した第1抵抗素子(R
1)、第2抵抗素子(R2)を含む出力回路(36)と
を備える。前記出力回路(36)は対数電圧信号(V
3)に応答して温度補償された出力信号(Vout)を発
生する。第1抵抗素子(R1)はモノリシックな対数増
幅器全体にわたって配線メタライゼイションとしても使
用される導電性アルミまたはアルミ合金の配線メタライ
ゼイションから構成される。
幅器の略図である。 【図4】電圧入力信号を有する、本発明に係わる対数増
幅器の略図である。 【図5】図4の対数増幅器の変形例である対数増幅器の
略図である。 【図6】本発明の別の対数増幅器の略図である。 【図7】非反転出力増幅器を有する、本発明の別の増幅
器の略図である。 【図8】本発明の好ましい対数増幅器の略図である。 【図9】図8のモノリシックな集積回路対数増幅器の全
体のレイアウトおよび蛇行したアルミ配線メタライゼイ
ション抵抗器R1aの全体のレイアウトをほぼ示す平面
図である。 【符号の説明】 11 第1演算増幅器 13 導線 14、15 入力端子 17 出力端子 19 第2演算増幅器 26 対数増幅セル 36 出力回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)入力信号に応答して第1PN接合
デバイスの両端に発生した第1電圧と基準信号に応答し
て第2PN接合デバイスの両端に発生した第2電圧との
差を示す対数電圧信号を発生するようになっている対数
増幅セルと、 (b)出力増幅器、モノリシックな対数増幅回路の上に
他の場所への配線メタライゼイションの形成と同時に、
モノリシック対数増幅回路に形成された配線メタライゼ
イション材料を含む、正の第1温度係数を有する温度に
依存した第1抵抗素子、前記第1温度係数よりも実質的
に小さい第2温度係数を有する第2抵抗素子を備えた出
力回路とを含み、 前記第1抵抗素子と第2抵抗素子とが出力増幅器の出力
端と基準導線との間に設けられた分圧器として結合され
ており、出力増幅器の入力端にフィードバック信号を送
るようになっており、前記出力回路が対数電圧信号に応
答して温度補償された出力信号を発生するようになって
おり、 前記第1抵抗素子の配線メタライゼイション材料が対数
電圧信号を温度補償するように充分大きい抵抗の長い構
造体として構成されている、温度補償されたモノリシッ
クな対数増幅回路。
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