JP2003077791A - レチクルパターンの決定方法、レチクルの製造方法及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

レチクルパターンの決定方法、レチクルの製造方法及び半導体デバイスの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高加速電圧を使用する荷電粒子線露光装置に
おいても、チップの端のパターンを設計値どおりにする
ことができるレチクルパターンの決定方法を提供する。 【解決手段】 八方にチップの存在するチップの右上端
の70nmライン12Aを露光するレチクルを設計する場
合、ライン12Aの上方、右上方、右方にあるチップの
大パターン11からの後方散乱を考慮して、レチクルパ
ターンを設計するようにする。これにより、高加速電圧
での露光を行う場合に問題となる隣接するチップパター
ンからの近接効果の影響を補償できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子線露光装
置を用いてレチクルに形成されたパターンをウェハに転
写する場合に、目標とされるパターンをウェハ上に形成
するためのレチクルのパターンを決定する方法、この方
法をその製造工程中に含むレチクルの製造方法、及びこ
の製造方法を用いて形成されたレチクルを用いてレチク
ルからウェハへの露光転写を行う半導体デバイスの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの集積度が高くなるにつ
れ、従来使用されていた光学式の露光転写装置では対応
が不可能になり、これに代わるものとして電子線等の荷
電粒子線を利用した荷電粒子線露光装置が開発されてい
る。
【0003】荷電粒子線露光装置においては、荷電粒子
線光学系の収差や歪等のために、広い領域を一度に露光
転写することができない。このため、たとえば1つのチ
ップの相当する領域を、複数のサブフィールドと呼ばれ
る領域に分けて、サブフィールドごとに露光転写を行
い、露光転写されたパターンをつなぎ合わせて1つのチ
ップのパターンを得る、分割露光転写方式が採用される
ようになってきている。
【0004】この分割投影転写方式の露光装置を図8及
び図9に従って説明する。図8は分割露光の単位を示す
図である。まず、転写体(通常はウェハである)上には
複数のチップが形成され、さらにチップはストライプ
に、ストライプはサブフィールドに分割される。レチク
ル等の被転写体も同様に分割されている。
【0005】分割露光転写方式を使用した荷電粒子線露
光装置では通常、図9に示すような方法で露光が行われ
る。まず、レチクルステージとウェハステージは対応す
るストライプの中心を縮小比に従った速度で定速移動す
る。電子線はレチクル上のサブフィールドを照明し、レ
チクル上に形成されたパターンは、投影光学系によって
試料上に投影露光される。
【0006】そして、電子線をレチクルステージの進行
方向と略直角な方向に偏向させ、順次、一列に配置され
たサブフィールドの投影露光を行う。一列のサブフィー
ルドの投影露光が終了すると、次の列のサブフィールド
の投影露光を開始するが、その際、図9に示すように電
子線の偏向方向を逆にして、順次サブフィールドの投影
露光を行うことにより、スループットを上げるようにし
ている。
【0007】このような方法で露光が行われるため、従
来の荷電粒子線露光装置と比較すると、サブフィールド
領域が一括露光され、またレチクルには露光すべきパタ
ーンが全て形成されているため、非常にスループットを
向上させることができる。
【0008】この露光方式で使用するレチクルは、光を
使用した露光装置の場合とは異なり、サブフィールド部
(パターン部)とその周辺の梁部(以下ストラットと呼
ぶ)に分割されている。梁部はレチクル自体の強度を保
つために設けられており、ストラットとサブフィールド
との間には電子線が透過可能なスカート部が、照明ビー
ムが確実に露光すべきサブフィールドのみを選択するた
めの目的で設けられている。
【0009】一般に荷電粒子線露光装置には、荷電粒子
同士がその静電力により反発することにより、荷電粒子
ビームが広がって解像度を低下させる空間電荷効果とい
う問題が存在する。この効果を抑制するには、ビームの
加速電圧を高くして、荷電粒子同士が互いにその効果を
及ぼし合わないうちに、レチクル−ウェハ間を通過させ
てしまえばよい。よって、より高い解像度を追求する中
で荷電粒子線露光装置の加速電圧は、半導体デバイスの
パターン密度が高くなると共に高くされるようになって
きた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、荷電粒子線
露光装置において高い加速電圧が使用されるようになる
につれて、チップの周辺部のパターンの形状が設計値ど
おりにならないという問題が発生するようになった。す
なわち、低い加速電圧を使用した場合の設計手法を応用
した場合には、チップの周辺部のパターンに、線幅が設
計値より太くなるような場所が出現する。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、高加速電圧を使用する荷電粒子線露光装置にお
いても、チップの端のパターンを設計値どおりにするこ
とができるレチクルパターンの決定方法、及びこの方法
をその製造工程中に含むレチクルの製造方法、さらに
は、この製造方法を用いて形成されたレチクルを用いて
レチクルからウェハへの露光転写を行う半導体デバイス
の製造方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、電粒子線露光装置に使用されるレチク
ル上に形成するパターンを、ウェハに転写すべきパター
ンに基づいて決定するレチクルパターンの決定方法であ
って、近接効果の影響を補正するようにレチクルパター
ンを決定する際に、隣接したチップのパターンも考慮に
入れて補正計算を行うことを特徴とするレチクルパター
ンの決定方法(請求項1)である。
【0013】発明者が、高加速電圧を使用する荷電粒子
線露光装置において、チップの端のパターンの精度が悪
化する原因を鋭意調査した結果、パターン精度を悪化さ
せている原因は、隣接するチップのパターンを露光する
場合に発生する近接効果であることが判明した。
【0014】分割露光転写方式を用いた荷電粒子線露光
装置を用いてウェハにLSI等のパターンを形成する場
合には、まず、ウェハに形成すべきパターンが決定され
る。そして、その後、そのパターンをウェハ上に形成す
るようなレチクルのパターンを決定する。その際、考慮
される項目の一つに近接効果がある。
【0015】近接効果とは、ウェハ上のレジストに照射
された荷電粒子線が、レジストを構成する原子により散
乱されたり、2次電子が放出されたりして、荷電粒子線
が照射された部分の周囲の部分のレジストが感光する現
象である。よって、パターンの形状を考慮して、近接効
果の影響を受けて感光するレジストの部分のパターン
が、目的とするパターンとなるように、レチクルのパタ
ーンを決定する必要がある。
【0016】この決定は通常、近接効果の及ぶ範囲、後
方散乱径に対し充分な範囲の近隣のパターンを参照し
て、例えば、そのパターン密度からシミュレーション的
手法により適切な変形量を算出することによりなされ
る。
【0017】従来使用されてきた低い加速電圧において
は、荷電粒子の後方散乱範囲はチップ間の距離に対して
小さかったため、隣接したチップから近接効果が及ぶこ
とはなかった。よって、チップ内のパターンを露光する
場合に発生する近接効果のみに考慮が払われ、隣接した
チップからの影響は考慮されてこなかった。
【0018】ところが、前述のように高い加速電圧の露
光装置が使用されるようになるに伴い、近接効果の範囲
が広がり、このような荷電粒子線露光装置に使用される
レチクルにおいては、隣接するチップのパターンからの
近接効果の影響のために、チップの端のパターンが設計
通りに出来上がらなくなるのである。
【0019】本手段は、このような知見に基づいて発明
されたもので、近接効果の影響を補正するようにレチク
ルパターンを決定する際に、隣接したチップのパターン
も考慮に入れて補正計算を行うようにしているので、露
光転写の結果、チップの端のパターンを設計値どおりに
形成することができる。
【0020】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であるレチクルパターンの決定方法を、
その製造工程中に含むことを特徴とするレチクルの製造
方法(請求項2)である。
【0021】本手段においては、レチクルを製造する工
程におけるレチクルパターンの決定プロセスにおいて、
前記第1の手段であるレチクルパターンの決定方法を用
いているので、チップの端部におけるパターンを設計値
どおりにすることができ、微細なパターンを有する高密
度な半導体デバイスを歩留良く製造することができる。
【0022】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第2の手段であるレチクルの製造方法を用いて製造
されたレチクルを使用し、荷電粒子線露光装置を用いて
露光を行って半導体デバイスを製造する方法であって、
露光されるウェハの外縁をまたぐチップについても、そ
のウェハ内にある少なくとも1つのサブフィールドを露
光する工程を有することを特徴とする半導体デバイスの
製造方法(請求項3)である。
【0023】1枚のウェハ上には複数のチップが形成さ
れるが、チップの全部がウェハ内に形成できない場合、
すなわち、ウェハの外縁をまたぐチップについては、成
品とならないので、従来は、その部分の露光は行わなれ
なかった。ところが、レチクルパターンの決定プロセス
に前記第1の手段を含む場合には、隣接するチップの露
光が行われるものとしてレチクルパターンが決定されて
いるので、隣接するチップの露光が行われないと、逆
に、チップの端部のパターンが設計値どおりにならない
可能性がある。
【0024】本手段においては、このようなことを防ぐ
ために、その全部がウェハ内に形成できないチップ、す
なわち、ウェハの外縁をまたぐチップについても、その
ウェハ内にある少なくとも1つのサブフィールドを露光
するようにしている。どの部分のサブフィールドを露光
するかは、前記第1の手段において、そのサブフィール
ドのパターンが、隣接するチップのパターン形状に、近
接効果により影響を与えるものとして考慮されているか
どうかをチェックし、影響を与えているとして考慮され
ている場合に露光を行うようにすればよい。
【0025】このようにすれば、ウェハの端部に位置す
るチップについても、計算によって考慮されたとの同等
の近接効果を与えることができるので、設計値どおりの
パターン形状を形成することができる。よって、微細な
パターンを有する高密度な半導体デバイスを歩留良く製
造することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例
を、図を用いて説明する。なお、以下の図は、概念図で
あるので、各部の実際の寸法と図面に現れる形状の寸法
とは比例してない。
【0027】図1は、本発明の実施の形態の1例に用い
るチップのパターンの形状を示す図である。チップの左
端から左下角を経て下端までL字状に幅100μmの大パタ
ーン11が存在し、これに対向する右上隅に幅70nm、長
さ50μmのライン12が存在する。
【0028】図2は、このチップがウェハ上に配列され
た状態を示す図である。チップ間の距離は、小さいほど
1枚のウェハからとることができるチップ数が増えるた
め望ましい。この実施の形態では80μmとしている。
【0029】図に示されたような八方にチップの存在す
るチップの右上端の70nmライン12Aの線幅について、
まず、比較例として隣接したチップからの後方散乱の被
りを積算しない場合を、次に、実施例として隣接したチ
ップからの後方散乱の被りを積算した場合を調べた。
【0030】なお、エネルギー積算のパラメータとし
て、ビームの加速電圧が125kVで基板がSiである場合を
考え、後方散乱径を47.2μm、後方散乱係数を0.7とし
た。また、光学系のボケの値を70nmとした。
【0031】比較例においては、隣接するチップからの
後方散乱の影響を無視しており、かつ、同一のチップの
大パターン11からは十分な距離があるので、結局、他
のパターンからの近接効果の影響はないと考えられる。
よって、図3(a)に示すように、70nmのパターンに縮
小倍率である1/4の逆数をかけた280nmの幅のレチクルパ
ターンを形成し、このパターンで露光したとき、レジス
トの閾値を超えて露光が行われる部分の幅が70nmとなる
ように露光時間を決定することになる。
【0032】ところが、実際には、ライン12Aの上
方、右上方、右方にあるチップの大パターン11からの
後方散乱を受けるので、この影響を考慮に入れた場合
に、(b)に示すようにウェハが受ける線量が多くな
り、ウェハに形成されるパターンの線幅は、計算の結果
(b)に示すように70.9nmとなる。
【0033】実施例においては、ライン12Aの上方、
右上方、右方にあるチップの大パターン11からの後方
散乱の寄与を考慮に入れ、レチクルのパターンの幅を計
算しているので、レチクルに形成されるパターンの線幅
は276nmとなる。これにより、ウェハが受ける線量は
(c)のようになり、実際の露光で形成されるパターン
の線幅は、(c)に示すように、設計値どおりの70nmと
なる。
【0034】以上のようにして、本発明を用いてパター
ンを決定したレチクルを用いて露光を行う場合において
は、次のような問題が生まれる。すなわち、ウェハの端
においては、隣接したチップが存在しないため、隣接し
たチップが存在する前提の下に作られたレチクルを用い
ると、かえって設計通りのパターンが得られなくなる。
【0035】この様子を図4に示す。図4において13
はウェハ14の外周(外縁)を示す。このようなウェハ
14上に図1に示したようなパターンを有するチップを
多数形成する場合、図4においてD、E、G、Hで示さ
れるチップは製品とすることができるが、A、B、C、
F、Iで示されるチップは、その一部又は全部がウェハ
14中に収まらないので製品とすることができない。よ
って、従来は、このようなチップA、B、C、F、Iに
対応する部分を露光することは無駄であり、単にスルー
プットを下げるだけであるとして露光を行わなかった。
図4において、露光される部分を黒塗りで、露光されな
いパターン部分を灰色で示す。
【0036】しかし、これらのチップに対応する部分の
露光が行われないと、チップD、E、Hについては、有
るとして設計されてきた隣接チップからの後方散乱の寄
与がないため、設計通りにパターンが形成されないこと
になる。
【0037】この問題を防ぐにはウェハの外縁をまた
ぎ、チップとして採れないチップA、B、F、Iに対応
する部分にも露光を行い(Cについては、露光しても後
方散乱の影響がないので露光を行わない)、ウェハ中心
部分のチップと同様に後方散乱を被るように保証すれば
よい。すなわち、チップA、B、F、Iについては露光
を行うことにより、チップD、E、Hのパターンが設計
通りとなることを保証できる。
【0038】なお、露光しても製品とならないチップ、
すなわち捨て焼きを行うチップについては、全てのサブ
フィールドも露光する必要がなく、隣接したチップに後
方散乱を及ぼしうるサブフィールドだけを露光すればよ
い。たとえば、図5に示すように、チップA、B、F、
Iのうち、それぞれ15A、15B、15F、15Iで
示したサブフィールドだけを露光するようにする。図5
において、露光される部分を黒塗りで、露光されないパ
ターン部分を灰色で示す。
【0039】以下、本発明に係る半導体デバイスの製造
方法の実施の形態の例を説明する。図6は、本発明の半
導体デバイス製造方法の一例を示すフローチャートであ
る。この例の製造工程は以下の各主工程を含む。 ウェハを製造するウェハ製造工程(又はウェハを準備
するウェハ準備工程) 露光に使用するマスクを製作するマスク(レチクル製
造工程(又はマスクを準備するマスク、準備工程) ウェハに必要な加工処理を行うウェハプロセッシング
工程 ウェハ上に形成されたチップを1個ずつ切り出し、動
作可能にならしめるチップ組立工程 できたチップを検査するチップ検査工程 なお、それぞれの工程はさらにいくつかのサブ工程から
なっている。
【0040】これらの主工程の中で、半導体のデバイス
の性能に決定的な影響を及ぼす主工程がウェハプロセッ
シング工程である。この工程では、設計された回路パタ
ーンをウェハ上に順次積層し、メモリやMPUとして動
作するチップを多数形成する。このウェハプロセッシン
グ工程は以下の各工程を含む。 絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、あるいは電極部を
形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成工程(CVDや
スパッタリング等を用いる) この薄膜層やウェハ基板を酸化する酸化工程 薄膜層やウェハ基板等を選択的に加工するためにマス
ク(レチクル)を用いてレジストのパターンを形成する
リソグラフィー工程 レジストパターンに従って薄膜層や基板を加工するエ
ッチング工程(例えばドライエッチング技術を用いる) イオン・不純物注入拡散工程 レジスト剥離工程 さらに加工されたウェハを検査する検査工程 なお、ウェハプロセッシング工程は必要な層数だけ繰り
返し行い、設計通り動作する半導体デバイスを製造す
る。
【0041】図7は、図6のウェハプロセッシング工程
の中核をなすリソグラフィー工程を示すフローチャート
である。このリソグラフィー工程は以下の各工程を含
む。 前段の工程で回路パターンが形成されたウェハ上にレ
ジストをコートするレジスト塗布工程 レジストを露光する露光工程 露光されたレジストを現像してレジストのパターンを
得る現像工程 現像されたレジストパターンを安定化させるためのア
ニール工程 以上の半導体デバイス製造工程、ウェハプロセッシング
工程、リソグラフィー工程については、周知のものであ
り、これ以上の説明を要しないであろう。
【0042】本実施の形態においては、図6の説明に
おけるマスク製造工程において、本発明の方法でレチク
ルを製造しているので、微細なパターンを有する高密度
な半導体デバイスを歩留良く製造することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高加速電圧を使用する荷電粒子線露光装置においても、
チップの端のパターンを設計値どおりにすることができ
るので微細なパターンを有する高密度な半導体デバイス
を歩留良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例に用いるチップのパ
ターンの形状を示す図である。
【図2】図1に示すパターンを有するチップがウェハ上
に配列された状態を示す図である。
【図3】レジストの蓄積露光量とウェハに形成される線
幅の関係を示す図である。
【図4】ウェハ周縁部におけるチップの配列を示す図で
ある。
【図5】ウェハ周縁部における部分露光の様子を示す図
である。
【図6】本発明の半導体デバイス製造方法の一例を示す
フローチャートである。
【図7】リソグラフィー工程を示すフローチャートであ
る。
【図8】分割露光の単位を示す図である。
【図9】分割露光転写方式における露光方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
11…大パターン 12、12A…ライン 13…ウェハの外周 14…ウェハ 15A、15B、15F、15I…焼き捨てチップで露
光されるサブフィールド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線露光装置に使用されるレチク
    ル上に形成するパターンを、ウェハに転写すべきパター
    ンに基づいて決定するレチクルパターンの決定方法であ
    って、近接効果の影響を補正するようにレチクルパター
    ンを決定する際に、隣接したチップのパターンも考慮に
    入れて補正計算を行うことを特徴とするレチクルパター
    ンの決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレチクルパターンの決
    定方法を、その製造工程中に含むことを特徴とするレチ
    クルの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のレチクルの製造方法を
    用いて製造されたレチクルを使用し、荷電粒子線露光装
    置を用いて露光を行って半導体デバイスを製造する方法
    であって、露光されるウェハの外縁をまたぐチップにつ
    いても、そのウェハ内にある少なくとも1つのサブフィ
    ールドを露光する工程を有することを特徴とする半導体
    デバイスの製造方法。
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