JP2003077130A - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents
光ディスクドライブ装置Info
- Publication number
- JP2003077130A JP2003077130A JP2001263266A JP2001263266A JP2003077130A JP 2003077130 A JP2003077130 A JP 2003077130A JP 2001263266 A JP2001263266 A JP 2001263266A JP 2001263266 A JP2001263266 A JP 2001263266A JP 2003077130 A JP2003077130 A JP 2003077130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- wobble
- reflected
- agc
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 EFMノイズを除去し、安定した書き込み動
作を行える光ディスクドライブ装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 付帯情報がプリグルーブに予め記録され
た光ディスクに対するデータ記録再生を行なう光ディス
クドライブ装置であって、トラック右側と左側の反射光
量を示す右反射信号と左反射信号を夫々検出する反射光
量検出部101と、右反射信号と左反射信号の差信号を
演算する差動演算部102と、差信号における記録パワ
ー照射時および再生パワー照射時の反射信号を制御信号
により分離する分離部103と、記録パワー照射時と再
生パワー照射時の反射信号の振幅が等しくなるようにA
GCをかけるウォブルAGC部104と、ウォブルAG
C部104からの2つの等振幅の反射信号を合成する合
成部105とを有する。
作を行える光ディスクドライブ装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 付帯情報がプリグルーブに予め記録され
た光ディスクに対するデータ記録再生を行なう光ディス
クドライブ装置であって、トラック右側と左側の反射光
量を示す右反射信号と左反射信号を夫々検出する反射光
量検出部101と、右反射信号と左反射信号の差信号を
演算する差動演算部102と、差信号における記録パワ
ー照射時および再生パワー照射時の反射信号を制御信号
により分離する分離部103と、記録パワー照射時と再
生パワー照射時の反射信号の振幅が等しくなるようにA
GCをかけるウォブルAGC部104と、ウォブルAG
C部104からの2つの等振幅の反射信号を合成する合
成部105とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォブリングされ
たプリグルーブからウォブル信号を抽出してアドレス情
報を得る光ディスクドライブ装置に関するものである。
たプリグルーブからウォブル信号を抽出してアドレス情
報を得る光ディスクドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD−R/RWなどの記録用光
ディスクにはアドレス情報等の付帯情報を前もって格納
しておく必要があり、その格納方法として、付帯情報を
FM変調した信号をトラッキング用グルーブのウォブリ
ングによりウォブル信号として記録しておく方法がとら
れている。通常、このウォブル信号はBPFを通したト
ラッキングエラーから検出することが可能である。しか
しながら、ウォブル信号は、サーボ系やRF再生系に影
響を与えないような小さな信号振幅しか持っておらず、
特に記録中には、ピット作成時の記録パワー反射信号、
スペース作成時の再生パワー反射信号からなるEFM
(8−14変調)ノイズにより、十分なウォブル信号の
CN(Code to Noise)比が稼げない場合がある。
ディスクにはアドレス情報等の付帯情報を前もって格納
しておく必要があり、その格納方法として、付帯情報を
FM変調した信号をトラッキング用グルーブのウォブリ
ングによりウォブル信号として記録しておく方法がとら
れている。通常、このウォブル信号はBPFを通したト
ラッキングエラーから検出することが可能である。しか
しながら、ウォブル信号は、サーボ系やRF再生系に影
響を与えないような小さな信号振幅しか持っておらず、
特に記録中には、ピット作成時の記録パワー反射信号、
スペース作成時の再生パワー反射信号からなるEFM
(8−14変調)ノイズにより、十分なウォブル信号の
CN(Code to Noise)比が稼げない場合がある。
【0003】上記問題を解決するための従来の技術とし
て、トラックの右側と左側の反射信号の差信号および和
信号を演算し、差信号を和信号により除算することでウ
ォブル信号の正規化を行なう光ディスクドライブ装置
(記録再生装置)(例えば特開平9−237421号公
報に記載された記録再生装置)が提案されている。この
記録再生装置によれば、記録中における記録パワー照射
時および再生パワー照射時の反射信号の振幅をおおよそ
揃えることが可能であり、これによりEFMノイズを除
去し、ウォブル信号のCN比を改善することができる。
て、トラックの右側と左側の反射信号の差信号および和
信号を演算し、差信号を和信号により除算することでウ
ォブル信号の正規化を行なう光ディスクドライブ装置
(記録再生装置)(例えば特開平9−237421号公
報に記載された記録再生装置)が提案されている。この
記録再生装置によれば、記録中における記録パワー照射
時および再生パワー照射時の反射信号の振幅をおおよそ
揃えることが可能であり、これによりEFMノイズを除
去し、ウォブル信号のCN比を改善することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の光ディスクドライブ装置では、差信号と和信号が
厳密な比例関係にはないため(トラッキングエラーが光
の回折を利用したものであることに起因している)、記
録パワー時・再生パワー時のウォブル信号の振幅は完全
には揃わないという問題点を有していた。また、EFM
ノイズを取り除くためにはEFM帯域(数十MHz)の
高速除算回路およびオフセットの小さな精密演算回路が
必要となるため、高コストになるという問題点を有して
いた。
従来の光ディスクドライブ装置では、差信号と和信号が
厳密な比例関係にはないため(トラッキングエラーが光
の回折を利用したものであることに起因している)、記
録パワー時・再生パワー時のウォブル信号の振幅は完全
には揃わないという問題点を有していた。また、EFM
ノイズを取り除くためにはEFM帯域(数十MHz)の
高速除算回路およびオフセットの小さな精密演算回路が
必要となるため、高コストになるという問題点を有して
いた。
【0005】この光ディスクドライブ装置では、記録中
における記録パワー照射時および再生パワー照射時の反
射信号の振幅を正確に揃えることでEFMノイズを完全
に除去して安定した書き込み動作を行うことが要求され
ている。
における記録パワー照射時および再生パワー照射時の反
射信号の振幅を正確に揃えることでEFMノイズを完全
に除去して安定した書き込み動作を行うことが要求され
ている。
【0006】本発明は、この要求を満たすため、記録中
における記録パワー照射時および再生パワー照射時の反
射信号の振幅を正確に揃えることでEFMノイズを完全
に除去することができ、安定した書き込み動作を行うこ
とができる光ディスクドライブ装置を提供することを目
的とする。
における記録パワー照射時および再生パワー照射時の反
射信号の振幅を正確に揃えることでEFMノイズを完全
に除去することができ、安定した書き込み動作を行うこ
とができる光ディスクドライブ装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の光ディスクドライブ装置は、アドレス情報等
の付帯情報がプリグルーブに予め記録されている光ディ
スクに対し、光ビームを利用してデータの記録再生を行
なう光ディスクドライブ装置であって、トラックの右側
と左側の反射光量を示す右反射信号と左反射信号を夫々
検出する反射光量検出部と、反射光量検出部から出力さ
れる右反射信号と左反射信号との差信号を演算する差動
演算部と、差動演算部から出力される差信号における記
録パワー照射時の反射信号および再生パワー照射時の反
射信号を制御信号により分離する分離部と、分離部から
出力される記録パワー照射時の反射信号の振幅と再生パ
ワー照射時の反射信号の振幅とが等しくなるようにAG
CをかけるウォブルAGC部と、ウォブルAGC部から
の2つの等振幅の反射信号を合成する合成部とを有する
構成を備えている。
に本発明の光ディスクドライブ装置は、アドレス情報等
の付帯情報がプリグルーブに予め記録されている光ディ
スクに対し、光ビームを利用してデータの記録再生を行
なう光ディスクドライブ装置であって、トラックの右側
と左側の反射光量を示す右反射信号と左反射信号を夫々
検出する反射光量検出部と、反射光量検出部から出力さ
れる右反射信号と左反射信号との差信号を演算する差動
演算部と、差動演算部から出力される差信号における記
録パワー照射時の反射信号および再生パワー照射時の反
射信号を制御信号により分離する分離部と、分離部から
出力される記録パワー照射時の反射信号の振幅と再生パ
ワー照射時の反射信号の振幅とが等しくなるようにAG
CをかけるウォブルAGC部と、ウォブルAGC部から
の2つの等振幅の反射信号を合成する合成部とを有する
構成を備えている。
【0008】これにより、記録中における記録パワー照
射時および再生パワー照射時の反射信号の振幅を正確に
揃えることでEFMノイズを完全に除去することがで
き、安定した書き込み動作を行うことができる光ディス
クドライブ装置が得られる。
射時および再生パワー照射時の反射信号の振幅を正確に
揃えることでEFMノイズを完全に除去することがで
き、安定した書き込み動作を行うことができる光ディス
クドライブ装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の光ディ
スクドライブ装置は、アドレス情報等の付帯情報がプリ
グルーブに予め記録されている光ディスクに対し、光ビ
ームを利用してデータの記録再生を行なう光ディスクド
ライブ装置であって、トラックの右側と左側の反射光量
を示す右反射信号と左反射信号を夫々検出する反射光量
検出部と、反射光量検出部から出力される右反射信号と
左反射信号との差信号を演算する差動演算部と、差動演
算部から出力される差信号における記録パワー照射時の
反射信号および再生パワー照射時の反射信号を制御信号
により分離する分離部と、分離部から出力される記録パ
ワー照射時の反射信号の振幅と再生パワー照射時の反射
信号の振幅とが等しくなるようにAGCをかけるウォブ
ルAGC部と、ウォブルAGC部からの2つの等振幅の
反射信号を合成する合成部とを有することとしたもので
ある。
スクドライブ装置は、アドレス情報等の付帯情報がプリ
グルーブに予め記録されている光ディスクに対し、光ビ
ームを利用してデータの記録再生を行なう光ディスクド
ライブ装置であって、トラックの右側と左側の反射光量
を示す右反射信号と左反射信号を夫々検出する反射光量
検出部と、反射光量検出部から出力される右反射信号と
左反射信号との差信号を演算する差動演算部と、差動演
算部から出力される差信号における記録パワー照射時の
反射信号および再生パワー照射時の反射信号を制御信号
により分離する分離部と、分離部から出力される記録パ
ワー照射時の反射信号の振幅と再生パワー照射時の反射
信号の振幅とが等しくなるようにAGCをかけるウォブ
ルAGC部と、ウォブルAGC部からの2つの等振幅の
反射信号を合成する合成部とを有することとしたもので
ある。
【0010】この構成により、制御信号をFEM信号と
すれば、ウォブル信号に重畳されたEFMノイズを完全
に除去することができるので、特にウォブル信号のCN
比が悪化する記録中にディスク付帯情報の読み込みエラ
ーを回避することができ、安定した書き込み動作を行う
ことができるという作用を有する。
すれば、ウォブル信号に重畳されたEFMノイズを完全
に除去することができるので、特にウォブル信号のCN
比が悪化する記録中にディスク付帯情報の読み込みエラ
ーを回避することができ、安定した書き込み動作を行う
ことができるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の光ディスクドライブ装置
は、請求項1に記載の光ディスクドライブ装置におい
て、差動演算部は、反射光量検出部から出力される右反
射信号と左反射信号に対し、右反射信号と左反射信号に
含まれるRF信号の振幅が等しくなるようにAGCをか
けるRFAGC部を有し、RFAGC部からの2つの等
振幅のRF信号の差信号を演算することとしたものであ
る。
は、請求項1に記載の光ディスクドライブ装置におい
て、差動演算部は、反射光量検出部から出力される右反
射信号と左反射信号に対し、右反射信号と左反射信号に
含まれるRF信号の振幅が等しくなるようにAGCをか
けるRFAGC部を有し、RFAGC部からの2つの等
振幅のRF信号の差信号を演算することとしたものであ
る。
【0012】この構成により、レンズシフトによるトラ
ックバランスずれを補正して、記録パワー照射時および
再生パワー照射時の反射信号のオフセット差を押さえる
ことができるので、ウォブル信号に重畳されるEFMノ
イズを正確に除去してウォブル信号のCN比を改善する
ことができるという作用を有する。
ックバランスずれを補正して、記録パワー照射時および
再生パワー照射時の反射信号のオフセット差を押さえる
ことができるので、ウォブル信号に重畳されるEFMノ
イズを正確に除去してウォブル信号のCN比を改善する
ことができるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の光ディスクドライブ装置
は、請求項1または2に記載の光ディスクドライブ装置
において、ウォブルAGC部は、抽出すべきウォブル信
号の周波数帯域のみを通過域とするBPFを有し、分離
部から出力される記録パワー照射時の反射信号および再
生パワー照射時の反射信号をBPFに通して得られるウ
ォブル信号の振幅が等しくなるように反射信号に対して
AGCをかけることとしたものである。
は、請求項1または2に記載の光ディスクドライブ装置
において、ウォブルAGC部は、抽出すべきウォブル信
号の周波数帯域のみを通過域とするBPFを有し、分離
部から出力される記録パワー照射時の反射信号および再
生パワー照射時の反射信号をBPFに通して得られるウ
ォブル信号の振幅が等しくなるように反射信号に対して
AGCをかけることとしたものである。
【0014】この構成により、ウォブル信号以外のノイ
ズ成分によるAGCの誤動作を防止することができるの
で、ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを完全に除
去してウォブル信号のCN比を改善することができると
いう作用を有する。
ズ成分によるAGCの誤動作を防止することができるの
で、ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを完全に除
去してウォブル信号のCN比を改善することができると
いう作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。
〜図5を用いて説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による光ディスクドライブ装置を示すブロック図
である。
形態1による光ディスクドライブ装置を示すブロック図
である。
【0017】101は光ビーム照射によるトラックの右
側と左側の反射信号を夫々検出し電気信号として出力す
る反射光量検出部、102は入力された2つの電気信号
の差信号を演算し出力する差動演算部、103は入力さ
れた信号とGND電位を制御信号で切り替えながら2つ
の電気信号を出力する分離部である。104はウォブル
AGC部であって、検波器やVCA(電圧制御増幅器)
などで構成される2つのAGC回路104a、104b
を有し、入力された電気信号が定められた振幅になって
出力されるようにフィードバックをかける。105は入
力された2つの電気信号を加算回路などにより合成する
合成部である。
側と左側の反射信号を夫々検出し電気信号として出力す
る反射光量検出部、102は入力された2つの電気信号
の差信号を演算し出力する差動演算部、103は入力さ
れた信号とGND電位を制御信号で切り替えながら2つ
の電気信号を出力する分離部である。104はウォブル
AGC部であって、検波器やVCA(電圧制御増幅器)
などで構成される2つのAGC回路104a、104b
を有し、入力された電気信号が定められた振幅になって
出力されるようにフィードバックをかける。105は入
力された2つの電気信号を加算回路などにより合成する
合成部である。
【0018】このように構成された光ディスクドライブ
装置について、CD−Rメディアへのデータ記録中の具
体的なウォブル信号の抽出動作を図4を用いて説明す
る。図4(a)はトラックの右側の反射信号を示すタイ
ミング図であり、図4(b)はトラックの左側の反射信
号を示すタイミング図、図4(c)はトラックの右側と
左側の反射信号の差信号を示すタイミング図、図4
(d)は(c)の差信号の記録信号(記録成分)を示す
タイミング図、図4(e)は(c)の差信号の再生信号
(再生成分)を示すタイミング図、図4(f)はウォブ
ルAGC部104から出力される差信号の記録信号を示
すタイミング図、図4(g)はウォブルAGC部104
から出力される差信号の再生信号を示すタイミング図、
図4(h)は(f)の記録信号と(g)の再生信号との
合成信号を示すタイミング図である。
装置について、CD−Rメディアへのデータ記録中の具
体的なウォブル信号の抽出動作を図4を用いて説明す
る。図4(a)はトラックの右側の反射信号を示すタイ
ミング図であり、図4(b)はトラックの左側の反射信
号を示すタイミング図、図4(c)はトラックの右側と
左側の反射信号の差信号を示すタイミング図、図4
(d)は(c)の差信号の記録信号(記録成分)を示す
タイミング図、図4(e)は(c)の差信号の再生信号
(再生成分)を示すタイミング図、図4(f)はウォブ
ルAGC部104から出力される差信号の記録信号を示
すタイミング図、図4(g)はウォブルAGC部104
から出力される差信号の再生信号を示すタイミング図、
図4(h)は(f)の記録信号と(g)の再生信号との
合成信号を示すタイミング図である。
【0019】光ディスク(図示せず)に光ビームを照射
し、フォーカスサーボ、トラッキングサーボをかける
と、反射光量検出部101からウォブル信号を含んだト
ラックの右側と左側の反射信号(右側反射信号と左側反
射信号)が出力される(図4(a)、(b))。この時
点では、両信号ともピット作成時の記録パワー反射信
号、スペース作成時の再生パワー反射信号からなるEF
Mノイズが支配的である。検出された右側反射信号と左
側反射信号は、差動演算部102により差動演算され、
ウォブル信号にEFM信号を乗じたような差信号となる
(図4(c))。この時点で右側反射信号と左側反射信
号に含まれていた同相ノイズが除去されるため、ウォブ
ル信号のCN比は大幅に改善されているが、未だ残留E
FMノイズが無視できない。
し、フォーカスサーボ、トラッキングサーボをかける
と、反射光量検出部101からウォブル信号を含んだト
ラックの右側と左側の反射信号(右側反射信号と左側反
射信号)が出力される(図4(a)、(b))。この時
点では、両信号ともピット作成時の記録パワー反射信
号、スペース作成時の再生パワー反射信号からなるEF
Mノイズが支配的である。検出された右側反射信号と左
側反射信号は、差動演算部102により差動演算され、
ウォブル信号にEFM信号を乗じたような差信号となる
(図4(c))。この時点で右側反射信号と左側反射信
号に含まれていた同相ノイズが除去されるため、ウォブ
ル信号のCN比は大幅に改善されているが、未だ残留E
FMノイズが無視できない。
【0020】続いて、差信号は、分離部103において
制御信号により、記録パワー反射信号と再生パワー反射
信号との2つに分離され、夫々記録成分と再生成分とな
る(図4(d)、(e))。上記制御信号としてはEF
M信号を利用するのが簡単である。得られた記録成分と
再生成分は、ウォブルAGC部104により、予め設定
された振幅になるように動的にゲイン調整され、AGC
記録成分とAGC再生成分に波形整形される(図4
(f)、(g))。この得られた2つの信号を合成部1
05で加算演算することで、最終的なウォブル信号とな
る合成信号が得られる(図4(h))。この時点でEF
Mノイズはほとんど除去されており、ウォブル信号のC
N比も大幅に改善されている。すなわち、記録中におけ
るピット部形成用の記録パワー反射信号振幅およびスペ
ース部保持用の再生パワー反射信号振幅を正確に揃える
ことで、ウォブル信号からEFM変調成分を取り除くこ
とができる。
制御信号により、記録パワー反射信号と再生パワー反射
信号との2つに分離され、夫々記録成分と再生成分とな
る(図4(d)、(e))。上記制御信号としてはEF
M信号を利用するのが簡単である。得られた記録成分と
再生成分は、ウォブルAGC部104により、予め設定
された振幅になるように動的にゲイン調整され、AGC
記録成分とAGC再生成分に波形整形される(図4
(f)、(g))。この得られた2つの信号を合成部1
05で加算演算することで、最終的なウォブル信号とな
る合成信号が得られる(図4(h))。この時点でEF
Mノイズはほとんど除去されており、ウォブル信号のC
N比も大幅に改善されている。すなわち、記録中におけ
るピット部形成用の記録パワー反射信号振幅およびスペ
ース部保持用の再生パワー反射信号振幅を正確に揃える
ことで、ウォブル信号からEFM変調成分を取り除くこ
とができる。
【0021】以上のように本実施の形態によれば、トラ
ックの右側と左側の反射光量を示す右反射信号と左反射
信号を夫々検出する反射光量検出部101と、反射光量
検出部101から出力される右反射信号と左反射信号と
の差信号を演算する差動演算部102と、差動演算部1
02から出力される差信号における記録パワー照射時の
反射信号および再生パワー照射時の反射信号を制御信号
により分離する分離部103と、分離部103から出力
される記録パワー照射時の反射信号の振幅と再生パワー
照射時の反射信号の振幅とが等しくなるようにAGCを
かけるウォブルAGC部104と、ウォブルAGC部1
04からの2つの等振幅の反射信号を合成する合成部1
05とを有することにより、制御信号をFEM信号とす
れば、ウォブル信号に重畳されたEFMノイズを完全に
除去することができるので、特にウォブル信号のCN比
が悪化する記録中にディスク付帯情報の読み込みエラー
を回避することができ、安定した書き込み動作を行うこ
とができる。
ックの右側と左側の反射光量を示す右反射信号と左反射
信号を夫々検出する反射光量検出部101と、反射光量
検出部101から出力される右反射信号と左反射信号と
の差信号を演算する差動演算部102と、差動演算部1
02から出力される差信号における記録パワー照射時の
反射信号および再生パワー照射時の反射信号を制御信号
により分離する分離部103と、分離部103から出力
される記録パワー照射時の反射信号の振幅と再生パワー
照射時の反射信号の振幅とが等しくなるようにAGCを
かけるウォブルAGC部104と、ウォブルAGC部1
04からの2つの等振幅の反射信号を合成する合成部1
05とを有することにより、制御信号をFEM信号とす
れば、ウォブル信号に重畳されたEFMノイズを完全に
除去することができるので、特にウォブル信号のCN比
が悪化する記録中にディスク付帯情報の読み込みエラー
を回避することができ、安定した書き込み動作を行うこ
とができる。
【0022】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よる光ディスクドライブ装置は、図1の差動演算部10
2をRFAGC部201および差動演算部202に置き
換えたものである。図2は、本発明の実施の形態2によ
る光ディスクドライブ装置を構成する差動演算部を示す
ブロック図である。図2において、201はRFAGC
部であって、AGC回路201a、201bを有し、入
力された反射信号のRF成分が所定の振幅になるようA
GCをかける。202は2つの信号の差信号を出力する
差動演算部である。
よる光ディスクドライブ装置は、図1の差動演算部10
2をRFAGC部201および差動演算部202に置き
換えたものである。図2は、本発明の実施の形態2によ
る光ディスクドライブ装置を構成する差動演算部を示す
ブロック図である。図2において、201はRFAGC
部であって、AGC回路201a、201bを有し、入
力された反射信号のRF成分が所定の振幅になるようA
GCをかける。202は2つの信号の差信号を出力する
差動演算部である。
【0023】このように構成された光ディスクドライブ
装置について、そのウォブル信号抽出動作を図5を用い
て説明する。図5(a)はトラックの右側の反射信号を
示すタイミング図であり、図5(b)はトラックの左側
の反射信号を示すタイミング図、図5(c)はトラック
の右側と左側の反射信号の差信号を示すタイミング図、
図5(d)は(c)の差信号の記録信号(記録成分)を
示すタイミング図、図5(e)は(c)の差信号の再生
信号(再生成分)を示すタイミング図、図5(f)はウ
ォブルAGC部104から出力される差信号の記録信号
を示すタイミング図、図5(g)はウォブルAGC部1
04から出力される差信号の再生信号を示すタイミング
図、図5(h)は(f)の記録信号と(g)の再生信号
との合成信号を示すタイミング図である。
装置について、そのウォブル信号抽出動作を図5を用い
て説明する。図5(a)はトラックの右側の反射信号を
示すタイミング図であり、図5(b)はトラックの左側
の反射信号を示すタイミング図、図5(c)はトラック
の右側と左側の反射信号の差信号を示すタイミング図、
図5(d)は(c)の差信号の記録信号(記録成分)を
示すタイミング図、図5(e)は(c)の差信号の再生
信号(再生成分)を示すタイミング図、図5(f)はウ
ォブルAGC部104から出力される差信号の記録信号
を示すタイミング図、図5(g)はウォブルAGC部1
04から出力される差信号の再生信号を示すタイミング
図、図5(h)は(f)の記録信号と(g)の再生信号
との合成信号を示すタイミング図である。
【0024】まず、実施の形態1におけるウォブル信号
抽出方法について、その改良すべき点について説明す
る。一般に、光ディスクドライブ装置においてトラッキ
ング方向のレンズシフトが起こると、図5(a)、
(b)の反射信号のように2つの反射信号のバランスが
崩れる性質があることが知られている。よって、実施の
形態1の抽出方法では、図5(c)の差信号のように差
信号自体が非対称になり、最終的な合成信号(図5
(h))にEFMノイズが残ってしまう(図5(d)〜
(h))。この点を考慮し改良を加えたものが本実施の
形態であり、本実施の形態では、上記の図5(a)、
(b)の反射信号のバランスずれをRFAGC部201
によって補正する。これにより、レンズシフト時の反射
信号(図5(a)、(b))が図4(a)、(b)のよ
うに補正され、合成信号もEFMノイズが除去された図
4(h)のきれいな合成信号の如く整形される。
抽出方法について、その改良すべき点について説明す
る。一般に、光ディスクドライブ装置においてトラッキ
ング方向のレンズシフトが起こると、図5(a)、
(b)の反射信号のように2つの反射信号のバランスが
崩れる性質があることが知られている。よって、実施の
形態1の抽出方法では、図5(c)の差信号のように差
信号自体が非対称になり、最終的な合成信号(図5
(h))にEFMノイズが残ってしまう(図5(d)〜
(h))。この点を考慮し改良を加えたものが本実施の
形態であり、本実施の形態では、上記の図5(a)、
(b)の反射信号のバランスずれをRFAGC部201
によって補正する。これにより、レンズシフト時の反射
信号(図5(a)、(b))が図4(a)、(b)のよ
うに補正され、合成信号もEFMノイズが除去された図
4(h)のきれいな合成信号の如く整形される。
【0025】以上のように本実施の形態によれば、差動
演算部102は、反射光量検出部101から出力される
右反射信号と左反射信号に対し、右反射信号と左反射信
号に含まれるRF信号の振幅が等しくなるようにAGC
をかけるRFAGC部201を有し、RFAGC部20
1からの2つの等振幅のRF信号の差信号を演算するこ
とにより、レンズシフトによるトラックバランスずれを
補正して、記録パワー照射時および再生パワー照射時の
反射信号のオフセット差を押さえることができるので、
ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを正確に除去し
てウォブル信号のCN比を改善することができる。
演算部102は、反射光量検出部101から出力される
右反射信号と左反射信号に対し、右反射信号と左反射信
号に含まれるRF信号の振幅が等しくなるようにAGC
をかけるRFAGC部201を有し、RFAGC部20
1からの2つの等振幅のRF信号の差信号を演算するこ
とにより、レンズシフトによるトラックバランスずれを
補正して、記録パワー照射時および再生パワー照射時の
反射信号のオフセット差を押さえることができるので、
ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを正確に除去し
てウォブル信号のCN比を改善することができる。
【0026】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
よる光ディスクドライブ装置は、図1のウォブルAGC
部104のそれぞれのAGC回路104a、104bを
図3のAGC回路で置き換えたものである。図3は、本
発明の実施の形態3による光ディスクドライブ装置を構
成するウォブルAGC部のAGC回路を示すブロック図
である。図3において、301は制御電圧により動的な
ゲイン変更を行なうVCA(電圧制御増幅器)、302
は所定の帯域成分のみ通過させるよう構成された帯域通
過フィルタ(BPF)、303は絶対値方式またはエン
ベロープ検出方式により信号振幅の検出を行なう検波
部、304は検出された信号振幅電圧と設定電圧との差
分を出力する比較部、305はその時定数によりAGC
サーボの追従帯域を決定する積分部である。
よる光ディスクドライブ装置は、図1のウォブルAGC
部104のそれぞれのAGC回路104a、104bを
図3のAGC回路で置き換えたものである。図3は、本
発明の実施の形態3による光ディスクドライブ装置を構
成するウォブルAGC部のAGC回路を示すブロック図
である。図3において、301は制御電圧により動的な
ゲイン変更を行なうVCA(電圧制御増幅器)、302
は所定の帯域成分のみ通過させるよう構成された帯域通
過フィルタ(BPF)、303は絶対値方式またはエン
ベロープ検出方式により信号振幅の検出を行なう検波
部、304は検出された信号振幅電圧と設定電圧との差
分を出力する比較部、305はその時定数によりAGC
サーボの追従帯域を決定する積分部である。
【0027】このように構成された光ディスクドライブ
装置について、そのウォブル信号抽出動作を図4を用い
て説明する。VCA301に入力された信号はVCA3
01でゲイン調整され、BPF302で、ウォブル帯域
以外のノイズ成分が除去される。さらに、検波部303
で振幅値に相当する電圧(信号振幅電圧)に変換され、
比較部304は、検波部303からの信号振幅電圧から
設定電圧を減算した誤差電圧を出力する。この誤差電圧
を或る時定数の積分部305を介してVCA301にフ
ィードバックすることでAGCが達成される。この積分
部305は、ループの安定化および応答時定数の決定の
ためのものである。
装置について、そのウォブル信号抽出動作を図4を用い
て説明する。VCA301に入力された信号はVCA3
01でゲイン調整され、BPF302で、ウォブル帯域
以外のノイズ成分が除去される。さらに、検波部303
で振幅値に相当する電圧(信号振幅電圧)に変換され、
比較部304は、検波部303からの信号振幅電圧から
設定電圧を減算した誤差電圧を出力する。この誤差電圧
を或る時定数の積分部305を介してVCA301にフ
ィードバックすることでAGCが達成される。この積分
部305は、ループの安定化および応答時定数の決定の
ためのものである。
【0028】実施の形態1の中で各種波形を図4に示し
て説明したが、実際の波形には多くのノイズが重畳され
ているため、図4ほどきれいな波形とはならない。特
に、ウォブルAGC部104で検波を行なう際に、2チ
ャンネル間の振幅ずれが発生し、最後の波形合成時に整
合がとれず、EFMノイズが残ってしまうことがある。
この点を鑑みて改良を加えたのが本実施の形態であり、
BPF302を通した信号で振幅を検出することで、A
GCチャンネル(2チャンネル)間の振幅ズレを最小限
に押さえることが可能となる。
て説明したが、実際の波形には多くのノイズが重畳され
ているため、図4ほどきれいな波形とはならない。特
に、ウォブルAGC部104で検波を行なう際に、2チ
ャンネル間の振幅ずれが発生し、最後の波形合成時に整
合がとれず、EFMノイズが残ってしまうことがある。
この点を鑑みて改良を加えたのが本実施の形態であり、
BPF302を通した信号で振幅を検出することで、A
GCチャンネル(2チャンネル)間の振幅ズレを最小限
に押さえることが可能となる。
【0029】以上のように本実施の形態によれば、ウォ
ブルAGC部104は、抽出すべきウォブル信号の周波
数帯域のみを通過域とするBPF302を有し、分離部
103から出力される記録パワー照射時の反射信号およ
び再生パワー照射時の反射信号をBPF302に通して
得られるウォブル信号の振幅が等しくなるように反射信
号に対してAGCをかけることにより、ウォブル信号以
外のノイズ成分によるAGCの誤動作を防止することが
できるので、ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを
完全に除去してウォブル信号のCN比を改善することが
できる。
ブルAGC部104は、抽出すべきウォブル信号の周波
数帯域のみを通過域とするBPF302を有し、分離部
103から出力される記録パワー照射時の反射信号およ
び再生パワー照射時の反射信号をBPF302に通して
得られるウォブル信号の振幅が等しくなるように反射信
号に対してAGCをかけることにより、ウォブル信号以
外のノイズ成分によるAGCの誤動作を防止することが
できるので、ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを
完全に除去してウォブル信号のCN比を改善することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の光ディスクドライブ装置によれば、アドレス情報
等の付帯情報がプリグルーブに予め記録されている光デ
ィスクに対し、光ビームを利用してデータの記録再生を
行なう光ディスクドライブ装置であって、トラックの右
側と左側の反射光量を示す右反射信号と左反射信号を夫
々検出する反射光量検出部と、反射光量検出部から出力
される右反射信号と左反射信号との差信号を演算する差
動演算部と、差動演算部から出力される差信号における
記録パワー照射時の反射信号および再生パワー照射時の
反射信号を制御信号により分離する分離部と、分離部か
ら出力される記録パワー照射時の反射信号の振幅と再生
パワー照射時の反射信号の振幅とが等しくなるようにA
GCをかけるウォブルAGC部と、ウォブルAGC部か
らの2つの等振幅の反射信号を合成する合成部とを有す
ることにより、制御信号をFEM信号とすれば、ウォブ
ル信号に重畳されたEFMノイズを完全に除去すること
ができるので、特にウォブル信号のCN比が悪化する記
録中にディスク付帯情報の読み込みエラーを回避するこ
とができ、安定した書き込み動作を行うことができると
いう有利な効果が得られる。
記載の光ディスクドライブ装置によれば、アドレス情報
等の付帯情報がプリグルーブに予め記録されている光デ
ィスクに対し、光ビームを利用してデータの記録再生を
行なう光ディスクドライブ装置であって、トラックの右
側と左側の反射光量を示す右反射信号と左反射信号を夫
々検出する反射光量検出部と、反射光量検出部から出力
される右反射信号と左反射信号との差信号を演算する差
動演算部と、差動演算部から出力される差信号における
記録パワー照射時の反射信号および再生パワー照射時の
反射信号を制御信号により分離する分離部と、分離部か
ら出力される記録パワー照射時の反射信号の振幅と再生
パワー照射時の反射信号の振幅とが等しくなるようにA
GCをかけるウォブルAGC部と、ウォブルAGC部か
らの2つの等振幅の反射信号を合成する合成部とを有す
ることにより、制御信号をFEM信号とすれば、ウォブ
ル信号に重畳されたEFMノイズを完全に除去すること
ができるので、特にウォブル信号のCN比が悪化する記
録中にディスク付帯情報の読み込みエラーを回避するこ
とができ、安定した書き込み動作を行うことができると
いう有利な効果が得られる。
【0031】請求項2に記載の光ディスクドライブ装置
によれば、請求項1に記載の光ディスクドライブ装置に
おいて、差動演算部は、反射光量検出部から出力される
右反射信号と左反射信号に対し、右反射信号と左反射信
号に含まれるRF信号の振幅が等しくなるようにAGC
をかけるRFAGC部を有し、RFAGC部からの2つ
の等振幅のRF信号の差信号を演算することにより、レ
ンズシフトによるトラックバランスずれを補正して、記
録パワー照射時および再生パワー照射時の反射信号のオ
フセット差を押さえることができるので、ウォブル信号
に重畳されるEFMノイズを正確に除去してウォブル信
号のCN比を改善することができるという有利な効果が
得られる。
によれば、請求項1に記載の光ディスクドライブ装置に
おいて、差動演算部は、反射光量検出部から出力される
右反射信号と左反射信号に対し、右反射信号と左反射信
号に含まれるRF信号の振幅が等しくなるようにAGC
をかけるRFAGC部を有し、RFAGC部からの2つ
の等振幅のRF信号の差信号を演算することにより、レ
ンズシフトによるトラックバランスずれを補正して、記
録パワー照射時および再生パワー照射時の反射信号のオ
フセット差を押さえることができるので、ウォブル信号
に重畳されるEFMノイズを正確に除去してウォブル信
号のCN比を改善することができるという有利な効果が
得られる。
【0032】請求項3に記載の光ディスクドライブ装置
によれば、請求項1または2に記載の光ディスクドライ
ブ装置において、ウォブルAGC部は、抽出すべきウォ
ブル信号の周波数帯域のみを通過域とするBPFを有
し、分離部から出力される記録パワー照射時の反射信号
および再生パワー照射時の反射信号をBPFに通して得
られるウォブル信号の振幅が等しくなるように反射信号
に対してAGCをかけることにより、ウォブル信号以外
のノイズ成分によるAGCの誤動作を防止することがで
きるので、ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを完
全に除去してウォブル信号のCN比を改善することがで
きるという有利な効果が得られる。
によれば、請求項1または2に記載の光ディスクドライ
ブ装置において、ウォブルAGC部は、抽出すべきウォ
ブル信号の周波数帯域のみを通過域とするBPFを有
し、分離部から出力される記録パワー照射時の反射信号
および再生パワー照射時の反射信号をBPFに通して得
られるウォブル信号の振幅が等しくなるように反射信号
に対してAGCをかけることにより、ウォブル信号以外
のノイズ成分によるAGCの誤動作を防止することがで
きるので、ウォブル信号に重畳されるEFMノイズを完
全に除去してウォブル信号のCN比を改善することがで
きるという有利な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1による光ディスクドライ
ブ装置を示すブロック図
ブ装置を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2による光ディスクドライ
ブ装置を構成する差動演算部を示すブロック図
ブ装置を構成する差動演算部を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3による光ディスクドライ
ブ装置を構成するウォブルAGC部のAGC回路を示す
ブロック図
ブ装置を構成するウォブルAGC部のAGC回路を示す
ブロック図
【図4】(a)トラックの右側の反射信号を示すタイミ
ング図 (b)トラックの左側の反射信号を示すタイミング図 (c)トラックの右側と左側の反射信号の差信号を示す
タイミング図 (d)(c)の差信号の記録信号(記録成分)を示すタ
イミング図 (e)(c)の差信号の再生信号(再生成分)を示すタ
イミング図 (f)ウォブルAGC部から出力される差信号の記録信
号を示すタイミング図 (g)ウォブルAGC部から出力される差信号の再生信
号を示すタイミング図 (h)(f)の記録信号と(g)の再生信号との合成信
号を示すタイミング図
ング図 (b)トラックの左側の反射信号を示すタイミング図 (c)トラックの右側と左側の反射信号の差信号を示す
タイミング図 (d)(c)の差信号の記録信号(記録成分)を示すタ
イミング図 (e)(c)の差信号の再生信号(再生成分)を示すタ
イミング図 (f)ウォブルAGC部から出力される差信号の記録信
号を示すタイミング図 (g)ウォブルAGC部から出力される差信号の再生信
号を示すタイミング図 (h)(f)の記録信号と(g)の再生信号との合成信
号を示すタイミング図
【図5】(a)トラックの右側の反射信号を示すタイミ
ング図 (b)トラックの左側の反射信号を示すタイミング図 (c)トラックの右側と左側の反射信号の差信号を示す
タイミング図 (d)(c)の差信号の記録信号(記録成分)を示すタ
イミング図 (e)(c)の差信号の再生信号(再生成分)を示すタ
イミング図 (f)ウォブルAGC部から出力される差信号の記録信
号を示すタイミング図 (g)ウォブルAGC部から出力される差信号の再生信
号を示すタイミング図 (h)(f)の記録信号と(g)の再生信号との合成信
号を示すタイミング図
ング図 (b)トラックの左側の反射信号を示すタイミング図 (c)トラックの右側と左側の反射信号の差信号を示す
タイミング図 (d)(c)の差信号の記録信号(記録成分)を示すタ
イミング図 (e)(c)の差信号の再生信号(再生成分)を示すタ
イミング図 (f)ウォブルAGC部から出力される差信号の記録信
号を示すタイミング図 (g)ウォブルAGC部から出力される差信号の再生信
号を示すタイミング図 (h)(f)の記録信号と(g)の再生信号との合成信
号を示すタイミング図
101 反射光量検出部
102 差動演算部
103 分離部
104 ウォブルAGC部
104a、104b、201a、201b AGC回路
105 合成部
201 RFAGC部
202 差動演算部
301 VCA(電圧制御増幅器)
302 BPF(帯域通過フィルタ)
303 検波部
304 比較部
305 積分部
Claims (3)
- 【請求項1】アドレス情報等の付帯情報がプリグルーブ
に予め記録されている光ディスクに対し、光ビームを利
用してデータの記録再生を行なう光ディスクドライブ装
置であって、トラックの右側と左側の反射光量を示す右
反射信号と左反射信号を夫々検出する反射光量検出部
と、前記反射光量検出部から出力される前記右反射信号
と左反射信号との差信号を演算する差動演算部と、前記
差動演算部から出力される前記差信号における記録パワ
ー照射時の反射信号および再生パワー照射時の反射信号
を制御信号により分離する分離部と、前記分離部から出
力される前記記録パワー照射時の反射信号の振幅と前記
再生パワー照射時の反射信号の振幅とが等しくなるよう
にAGCをかけるウォブルAGC部と、前記ウォブルA
GC部からの2つの等振幅の反射信号を合成する合成部
とを有することを特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 【請求項2】前記差動演算部は、前記反射光量検出部か
ら出力される前記右反射信号と左反射信号に対し、前記
右反射信号と左反射信号に含まれるRF信号の振幅が等
しくなるようにAGCをかけるRFAGC部を有し、前
記RFAGC部からの2つの等振幅のRF信号の差信号
を演算することを特徴とする請求項1に記載の光ディス
クドライブ装置。 - 【請求項3】前記ウォブルAGC部は、抽出すべきウォ
ブル信号の周波数帯域のみを通過域とするBPFを有
し、前記分離部から出力される前記記録パワー照射時の
反射信号および前記再生パワー照射時の反射信号を前記
BPFに通して得られるウォブル信号の振幅が等しくな
るように前記反射信号に対してAGCをかけることを特
徴とする請求項1または2に記載の光ディスクドライブ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263266A JP2003077130A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 光ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263266A JP2003077130A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 光ディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003077130A true JP2003077130A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19090050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001263266A Pending JP2003077130A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 光ディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003077130A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7031248B2 (en) | 2003-09-02 | 2006-04-18 | Ricoh Company, Ltd. | Push-pull signal-generating apparatus, and optical-disk apparatus |
CN100423100C (zh) * | 2004-04-15 | 2008-10-01 | Tdk株式会社 | 受光元件、光学头和光记录再现装置以及光记录再现方法 |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001263266A patent/JP2003077130A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7031248B2 (en) | 2003-09-02 | 2006-04-18 | Ricoh Company, Ltd. | Push-pull signal-generating apparatus, and optical-disk apparatus |
CN100423100C (zh) * | 2004-04-15 | 2008-10-01 | Tdk株式会社 | 受光元件、光学头和光记录再现装置以及光记录再现方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11273118A (ja) | 光ビームの記録パワー制御装置 | |
EP1089264B1 (en) | Recording apparatus and recording medium | |
JP2542097B2 (ja) | クロック生成用pll回路を含む読取線速度可変型ディスク記録情報再生装置 | |
US6888783B2 (en) | Wobble detection circuit corresponding to a plurality of media having different pre-formats and optical disk apparatus having reduced size | |
JPH09147381A (ja) | 情報読み取り装置 | |
JP2844638B2 (ja) | 記録媒体とその記録装置および再生装置 | |
JP2003077130A (ja) | 光ディスクドライブ装置 | |
US7218580B2 (en) | Skew detection method, optical pickup, and optical disc device | |
US7529173B2 (en) | Optical disc device, circuit for optical disc device, wobble signal reproduction method, and land pre-pit signal reproduction method | |
US7068573B2 (en) | Reproducing device and method of removing noise | |
US20020097991A1 (en) | Pre-pit detecting apparatus | |
JP2002216353A (ja) | プリピット検出装置 | |
JP2766178B2 (ja) | 光ディスク装置のミラー信号検出方法及びその回路 | |
JP3259463B2 (ja) | 光学式情報記録再生装置 | |
JP2883549B2 (ja) | ディスクプレーヤーの信号再生回路 | |
JP3481133B2 (ja) | 光ディスク用データ読み出し装置 | |
JP4333614B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置 | |
JPH09326122A (ja) | 光ディスクのウォブル信号再生方法及びその装置 | |
JPH10105997A (ja) | サーボ信号処理装置、光ディスク装置並びにオフセット除去方法 | |
JP2002074675A (ja) | プリピット信号検出装置及び検出方法 | |
KR100432847B1 (ko) | 워블신호 검출장치 및 검출방법 | |
JPH09251650A (ja) | 記録再生装置およびトラッキングエラー検出装置 | |
JP3355826B2 (ja) | トラッキングエラー検出方法及び装置 | |
JP2003099937A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP3337210B2 (ja) | 光ディスク装置 |