JP2003076549A - 故障診断装置、故障診断システム、および故障診断プログラム - Google Patents

故障診断装置、故障診断システム、および故障診断プログラム

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JP2003076549A
JP2003076549A JP2001263234A JP2001263234A JP2003076549A JP 2003076549 A JP2003076549 A JP 2003076549A JP 2001263234 A JP2001263234 A JP 2001263234A JP 2001263234 A JP2001263234 A JP 2001263234A JP 2003076549 A JP2003076549 A JP 2003076549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修理を受け付けてから短時間で故障を診断で
きる故障診断装置、故障診断システム、および故障診断
プログラムを提供することを目的とする。 【解決手段】 故障の症状に関連する文言と、その文言
を得たときの次の問診項目とが対応付けられてなる知識
が記録される知識ベース20と、故障の症状を訴える顧
客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文言が入
力され、入力された文言を基に知識ベース20を検索し
て次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客の文言
と質問との一覧を作成する第1の診断部30と、第1の
診断部30で作成された一覧中の質問に対する追加質問
とその追加質問に対する顧客の回答としての文言との一
覧を作成する第2の診断部40と、第2の診断部40で
作成された一覧を基に知識ベース20に記録された知識
を更新する知識更新部50とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、故障の症状を訴え
る顧客からの情報に基づき設備・機器等の故障を診断す
る故障診断装置、故障診断システム、および故障診断プ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、設備・機器等の修理の依頼を電話
等で受け付けるコールセンタなどを設置し、顧客からの
故障の症状についてヒヤリングを行うことにより故障を
診断し、その診断結果に基づき訪問修理を行うようにし
た故障診断システムが普及しつつある。この訪問修理を
行うにあたっては、修理費用の面から、いかに短時間で
修理できるかが重要な課題である。特に、人件費の面か
ら、1回の訪問修理で修理を完了させることが肝要であ
る。
【0003】しかし、以下に示すように、故障修理時間
の短縮化を阻害する多くの要因がある。 (1)顧客からの修理依頼を受け付ける際に、問診が正
確に行われていないことが多く、故障原因、故障個所を
正確に特定できないことが多い。そのため、事前に、訪
問修理に必要な部品を特定することができず、現場での
部品不足により再訪問になることが多い。 (2)顧客からの問診により故障原因、故障個所を突き
止め、故障部品を特定するには、設備・機器に通暁した
ベテランのフィールドエンジニア・専門家のノウハウが
必要であり、修理受付時点でフィールドエンジニア・専
門家による問診を行うことができれば理想的であるが、
実際上、フィールドエンジニア・専門家を常時コールセ
ンタに配置しておくことは難しい。 (3)上記の理由により、コールセンタには、特に修理
に関するスキルを持たない一般の担当者を一次受付オペ
レータとして配置しておき、一次受付でヒヤリングした
内容からでは的確な診断ができなかった場合に、フィー
ルドエンジニア・専門家から顧客にコールバック問診を
行い、適切な問診による診断を行うという方法が採られ
ることが多い。しかし、この方法では、フィールドエン
ジニア・専門家のノウハウが一次受付オペレータにフイ
ードバックされることがないため、ベテランのノウハウ
がその場かぎりになってしまう。 (4)修理を依頼する顧客の個人差が大きく、同じ症状
を訴えるにも電話での話し方にばらつきがあるため、一
次受付オペレータが故障の症状を正確に把握できない場
合がある。特に、方言が問診による診断の障碍となるこ
とが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の故
障診断には多くの問題があり、その解決策が種々検討さ
れているが、その一つとして、予め故障の症状をコード
化しておき、一次受付オペレータがコード一覧表を見な
がら故障診断を行うという方法が採用されている。しか
し、この方法にも、故障の種類が複雑多岐にわたる場合
には、コード一覧表の中から的確な症状を選択する操作
は煩雑であり、一次受付オペレータは、予めそのコード
一覧表を覚えておかないと迅速かつ的確な受付ができな
いなどという問題がある。
【0005】そこで、例えば、特開平9−73315号
公報には、設備に発生した故障に関する事例を、症状、
原因、処置、および処置の評価に分けて、自然言語によ
る自由構文の文章として入力し、入力された事例文章か
らキーワード事例を抽出するようにした設備故障診断装
置が開示されている。
【0006】また、特開平11−96179号公報に
は、上記装置の改良技術として、顧客からの製品に対す
る技術的問い合わせや苦情などの要求があった時、これ
らの要求の内容や要求に応答する情報を、要求の種類
(問い合わせ、または苦情など)毎に分類して格納して
おくとともに、顧客からの要求があった時に、要求の内
容を複数のキーワードにより検索した後、この要求に応
答する情報を顧客に提供するシステムが開示されてい
る。
【0007】また、特開平10−240536号公報に
は、顧客から通知された症状や顧客から得られる回答
と、これらの症状や回答に対応して顧客に行う質問とを
対応づけて事例ベースとして記録しておき、顧客からの
相談を受け付けた時点で問題点に対する解決策を対話的
に絞込み顧客に提示するという事例検索装置が開示され
ている。
【0008】上記の特開平9−73315号公報のよう
に、自然言語の文章の形で故障事例を入力する方式を採
用すれば、方言にも対応できるという利点もあり故障事
例の知識の収集が容易になることが想定され、また、特
開平11−96179号公報のように、顧客からの要求
をその種類毎に分類して処理する方式を採用することに
より、検索の対象となる情報を絞り込んだ後に検索が行
われるので検索に要する時間を短縮することができ、ま
た、特開平10−240536号公報のように、問題点
に対する解決策を対話的に絞り込む方式を採用すること
により、事例検索の効率の向上が期待される。
【0009】しかし、故障診断装置の対象となる設備・
機器の種類が増加し、その構造が複雑化し、機種や仕様
が多様化するにつれて、故障事例の収集、整理、検索な
どの点から、従来の故障診断装置では、的確な故障診断
を短時間で行うことはますます困難となりつつある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、修理を受け付
けてから短時間で故障を診断できる故障診断装置、故障
診断システム、および故障診断プログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の故障診断装置は、故障の症状に関連する文言と、そ
の文言を得たときの次の問診項目とが対応付けられてな
る知識が記録される知識ベースと、故障の症状を訴える
顧客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文言が
入力され、入力された文言を基に上記知識ベースを検索
して次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客の文
言と質問との一覧を作成する第1の診断部と、上記第1
の診断部で作成された一覧中の質問に対する追加質問と
上記追加質問に対する顧客の回答としての文言との一覧
を作成する第2の診断部と、上記第2の診断部で作成さ
れた一覧を基に上記知識ベースに記録された知識を更新
する知識更新部とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の故障診断装置によれば、上記の第
1の診断部、第2の診断部、および知識更新部により、
一次受付オペレータおよびフィールドエンジニア・専門
家による日常操作のみで、知識ベースの構築処理を特に
行うことなしに、整理されたノウハウが時間と共に成長
を続ける自己成長型の知識ベースを自動的に構築するこ
とができる。従って、初めての故障事例でも、フィール
ドエンジニア・専門家のノウハウが知識ベースに反映さ
れることになるので、次回からは一次受付オペレータや
他のフィールドエンジニア・専門家に対しても故障の症
状とそれに対応する故障内容および修理部品が的確に通
知されるようになる。そのため、フィールドエンジニア
・専門家による問診コールバックの頻度が減り、たとえ
問診コールバックが発生してもフィールドエンジニア・
専門家の問診項目が知識ベースに反映されるので、顧客
からの修理依頼の受付から修理完了までの所要時間は大
幅に短縮される。
【0013】ここで、上記知識ベースは、上記文言と上
記問診項目とに加え、さらに故障内容と、故障修理に要
する修理部品とが対応付けられた知識が記録されるもの
であり、上記第1の診断部および上記第2の診断部のう
ちの少なくともその第2の診断部は、顧客の文言と顧客
への質問とを基に上記知識ベースを検索して故障内容お
よび修理部品の情報を得るものであることが好ましい。
【0014】本発明の故障診断装置をこのように構成し
た場合は、フィールドエンジニア・専門家が、訪問修理
の前に正確な故障内容と修理部品を把握することができ
るので、現場での部品不足による再訪問がさらに減少す
る。
【0015】また、本発明の故障診断装置が、故障修理
後の故障内容と故障修理に要した修理部品を表す情報が
入力される修理報告入力部を備え、上記知識更新部が、
上記修理報告入力部からの故障内容および故障修理の情
報を上記知識ベース中の知識に反映させるものであるこ
とが好ましい。
【0016】本発明の故障診断装置をこのように構成し
た場合は、フィールドエンジニア・専門家は、訪問修理
の前に、より正確な故障内容と修理部品を把握すること
ができるので、現場での部品不足による再訪問がさらに
減少する。
【0017】また、上記知識ベースは、上記文言として
自然言語で記述された文言が記録されてなるものであっ
て、上記第1の診断部および上記第2の診断部は、自然
言語としての顧客の文言が入力されるものであることが
好ましい。
【0018】本発明の故障診断装置をこのように構成し
た場合は、自然言語検索エンジンによる知識検索によ
り、技術スキルのない一次受付オペレータでも、顧客の
話した自然言語での入力、検索、および表示された問診
項目に従っての顧客への質問を繰り返すことにより、顧
客の種々雑多な表現からでもフィールドエンジニア・専
門家と同様のヒアリングを行って的確な診断を得ること
ができる。また、各種の方言にも対応できるので、修理
依頼の受付から修理完了までの所要時間はさらに短縮す
る。
【0019】さらに、上記知識ベースは、上記第1の診
断部による検索を受け、上記知識を構成する文言と検索
の基になる文言との類似度を判定し、上記知識を構成す
る文言のうちの検索の基になる文言との間の類似度の高
い文言に対応付けられた問診項目を上記第1の診断部に
提示するものであることが好ましい。
【0020】本発明の故障診断装置をこのように構成し
た場合は、自然言語検索エンジンを用いた類似度判定に
基づく知識ベース検索により、種々雑多な表現から、よ
り的確な診断を下すことができ、また、各種の方言にも
一層よく対応できるので、修理依頼の受付から修理完了
までの所要時間をさらに短縮することができる。
【0021】また、上記目的を達成する本発明の故障診
断システムは、故障の症状に関連する文言と、その文言
を得たときの次の問診項目とが対応付けられてなる知識
が記録される知識ベースと、故障の症状を訴える顧客の
文言および質問に対する回答を表す顧客の文言が入力さ
れ、入力された文言を基に上記知識ベースを検索して次
の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客の文言と質
問との一覧を作成する第1の診断部と、上記第1の診断
部で作成された一覧中の質問に対する追加質問と上記追
加質問に対する顧客の回答としての文言との一覧を作成
する第2の診断部と、上記第2の診断部で作成された一
覧を基に上記知識ベースに記録された知識を更新する知
識更新部とを備えたことを特徴とする。
【0022】本発明の故障診断システムによれば、上記
の第1の診断部、第2の診断部、および知識更新部によ
り、一次受付オペレータおよびフィールドエンジニア・
専門家による日常操作のみで、知識ベースの構築処理を
特に行うことなしに、整理されたノウハウが時間と共に
成長を続ける自己成長型の知識ベースを自動的に構築す
ることができる。従って、初めての故障事例でも、フィ
ールドエンジニア・専門家のノウハウが知識ベースに反
映されることになるので、次回からは一次受付オペレー
タや他のフィールドエンジニア・専門家に対しても故障
の症状とそれに対応する故障内容および修理部品が的確
に通知されるようになる。そのため、フィールドエンジ
ニア・専門家による問診コールバックの頻度が減り、た
とえ問診コールバックが発生してもフィールドエンジニ
ア・専門家の問診項目が知識ベースに反映されるので、
顧客からの修理依頼の受付から修理完了までの所要時間
は大幅に短縮される。
【0023】ここで、上記知識ベースは、上記文言と上
記問診項目とに加え、さらに故障内容と、故障修理に要
する修理部品とが対応付けられた知識が記録されるもの
であり、上記第1の診断部および上記第2の診断部のう
ちの少なくともその第2の診断部は、顧客の文言と顧客
への質問とを基に上記知識ベースを検索して故障内容お
よび修理部品の情報を得るものであることが好ましい。
【0024】本発明の故障診断システムをこのように構
成した場合は、フィールドエンジニア・専門家が、訪問
修理の前に正確な故障内容と修理部品を把握することが
できるので、現場での部品不足による再訪問がさらに減
少する。
【0025】また、本発明の故障診断システムが、故障
修理後の故障内容と故障修理に要した修理部品を表す情
報が入力される修理報告入力部を備え、上記知識更新部
が、上記修理報告入力部からの故障内容および故障修理
の情報を上記知識ベース中の知識に反映させるものであ
ることが好ましい。
【0026】本発明の故障診断システムをこのように構
成した場合は、フィールドエンジニア・専門家は、訪問
修理の前に、より正確な故障内容と修理部品を把握する
ことができるので、現場での部品不足による再訪問がさ
らに減少する。
【0027】また、上記知識ベースは、上記文言として
自然言語で記述された文言が記録されてなるものであっ
て、上記第1の診断部および上記第2の診断部は、自然
言語としての顧客の文言が入力されるものであることが
好ましい。
【0028】本発明の故障診断システムをこのように構
成した場合は、自然言語検索エンジンによる知識検索に
より、技術スキルのない一次受付オペレータでも、顧客
の話した自然言語での入力、検索、および表示された問
診項目に従っての顧客への質問を繰り返すことにより、
顧客の種々雑多な表現からでもフィールドエンジニア・
専門家と同様のヒアリングを行って的確な診断を得るこ
とができる。また、各種の方言にも対応できるので、修
理依頼の受付から修理完了までの所要時間はさらに短縮
する。
【0029】さらに、上記知識ベースは、上記第1の診
断部による検索を受け、上記知識を構成する文言と検索
の基になる文言との類似度を判定し、上記知識を構成す
る文言のうちの検索の基になる文言との間の類似度の高
い文言に対応付けられた問診項目を上記第1の診断部に
提示するものであることが好ましい。
【0030】本発明の故障診断システムをこのように構
成した場合は、自然言語検索エンジンを用いた類似度判
定に基づく知識ベース検索により、種々雑多な表現か
ら、より的確な診断を下すことができ、また、各種の方
言にも一層よく対応できるので、修理依頼の受付から修
理完了までの所要時間をさらに短縮することができる。
【0031】また、上記目的を達成する本発明の故障診
断プログラムは、コンピュータにより実行され、そのコ
ンピュータを、故障の症状を訴える顧客の文言に基づき
故障の診断を行う故障診断装置として動作させる故障診
断プログラムにおいて、故障の症状を訴える顧客の文言
および質問に対する回答を表す顧客の文言が入力され、
入力された文言を基に、故障の症状に関連する文言と該
文言を得たときの次の問診項目とが対応付けられてなる
知識が記録される知識ベースを検索して次の問診項目を
得る手順を順次繰り返して顧客の文言と質問との一覧を
作成する第1の診断部と、前記第1の診断部で作成され
た一覧中の質問に対する追加質問と前記追加質問に対す
る顧客の回答としての文言との一覧を作成する第2の診
断部と、前記第2の診断部で作成された一覧を基に前記
知識ベースに記録された知識を更新する知識更新部とを
備えたことを特徴とする。
【0032】本発明の故障診断プログラムによれば、修
理依頼の受付から修理完了までの所要時間が大幅に短縮
された故障診断装置を、所望のコンピュータ上に容易に
構築することができる。
【0033】ここで、本発明の故障診断プログラムが、
故障修理後の故障内容と故障修理に要した修理部品を表
す情報が入力される修理報告入力部を備え、上記知識更
新部が、上記修理報告入力部からの故障内容および故障
修理の情報を上記知識ベース中の知識に反映させるもの
であることが好ましい。
【0034】本発明の故障診断プログラムをこのように
構成した場合は、フィールドエンジニア・専門家は、訪
問修理の前に、より正確な故障内容と修理部品を把握す
ることができるので、現場での部品不足による再訪問が
さらに減少する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0036】先ず、本実施形態の故障診断システムのハ
ードウエア構成について説明する。
【0037】図1は、本実施形態の故障診断システムを
運用するためのコンピュータシステムの一部分を示す図
である。
【0038】ここには、それぞれがコンピュータシステ
ムで構成された1台のサーバマシン100および3台の
クライアントマシン300,400,500が例示的に
示されており、サーバマシン100およびクライアント
マシン300,400,500は通信回線網600を介
して相互に接続されている。
【0039】サーバマシン100および各クライアント
マシン300,400,500を構成するコンピュータ
システムとしては、一般にワークステーションまたはパ
ーソナルコンピュータと呼ばれるコンピュータシステム
を用いることができる。
【0040】サーバマシン100および各クライアント
マシン300,400,500は、CPU(中央処理装
置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディ
スク、通信用ボード等が内蔵された本体部101,30
1,401,501、本体部101,301,401,
501からの指示により表示画面102a,302a,
402a,502a上に画像や文字列を表示する表示部
102,302,402,502、サーバマシン100
およびクライアントマシン300,400,500に利
用者の指示を入力するためのキーボード103,30
3,403,503、表示画面102a,302a,4
02a,502a上の任意の位置を指定することによ
り、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等
に応じた指示を入力するマウス104,304,40
4,504を備えている。
【0041】本体部101は、さらに外観上、フロッピ
ィディスク(図示せず)、CD−ROM700が装填さ
れるフロッピィディスク装填口101a、CD−ROM
装填口101bを有しており、それらの内部には、それ
らの装填口101a、101bから装填されたフロッピ
ィディスクやCD−ROM700をドライブしてアクセ
スするフロッピィディスクドライバやCD−ROMドラ
イバも内蔵されている。
【0042】同様に、本体部301,401,501
は、外観上、フロッピィディスク(図示せず)が装填さ
れるフロッピィディスク装填口301a,401a,5
01a、CD−ROM700が装填されるCD−ROM
装填口301b,401b,501bを有しており、そ
れらの内部には、それらの装填口301a,401a,
501a,301b,401b,501bから装填され
たフロッピィディスクやCD−ROM700をドライブ
してアクセスするフロッピィディスクドライバ、CD−
ROMドライバも内蔵されている。
【0043】図2は、図1に示した外観を有するコンピ
ュータシステムのハードウェア構成図である。
【0044】このハードウェア構成図には、CPU11
1、RAM112、ハードディスクコントローラ11
3、フロッピィディスクドライバ114、CD−ROM
ドライバ115、マウスコントローラ116、キーボー
ドコントローラ117、ディスプレイコントローラ11
8、および通信用ボード119が示されており、それら
はバス110で相互に接続されている。
【0045】フロッピィディスクドライバ114、CD
−ROMドライバ115は、図1を参照して説明したよ
うに、それぞれフロッピィディスク装填口101aおよ
びCD−ROM装填口101bから装填されたフロッピ
ィディスク710、CD−ROM700をアクセスする
ものである。
【0046】通信用ボード119は通信回線網600に
接続される。
【0047】また、図2には、ハードディスクコントロ
ーラ113によりアクセスされるハードディスク12
0、マウスコントローラ116により制御されるマウス
104、キーボードコントローラ117により制御され
るキーボード103、およびディスプレイコントローラ
118により制御されるCRTディスプレイ102も示
されている。
【0048】以上説明した各コンピュータシステムのC
D−ROM装填口101b,301b,401b,50
1bに、以下に説明する本発明の故障診断プログラムの
記憶媒体であるCD−ROM700を装填して、CD−
ROM700に記憶された故障診断プログラムのうちの
各コンピュータシステムに必要な部分をインストールす
ることにより、本実施形態の故障診断システムまたは本
実施形態の故障診断装置を構築することができる。
【0049】図3は、本発明の故障診断システムおよび
故障診断装置の一実施形態の機能ブロック図である。
【0050】図3に示すように、本実施形態の故障診断
システム10は、知識ベース20と、第1の診断部30
と、第2の診断部40と、知識更新部50と、修理報告
入力部60とを備えている。
【0051】これらの各要素は、通信回線で相互に接続
された複数のコンピュータシステムに分散配置されそれ
ら複数のコンピュータシステム全体が1つの故障診断シ
ステムとして作動するように構成される。例えば、知識
ベース20および知識更新部50を、図1に示したサー
バマシン100上に形成し、第1の診断部30、第2の
診断部40、修理報告入力部60の各部を、図1に示し
たクライアントマシン300,400,500上に適宜
分散させて形成し、これら各マシンを通信回線で相互に
接続することにより、これらマシン全体が1つの故障診
断システムとして運用される。
【0052】また、本実施形態の故障診断装置の場合に
は、知識ベース20、第1の診断部30、第2の診断部
40、知識更新部50、および修理報告入力部60のす
べてを1台のコンピュータシステム上に形成することに
より、そのコンピュータシステムが1台の故障診断装置
として運用される。
【0053】知識ベース20は、故障の症状に関連する
文言と、その文言を得たときの次の問診項目とが対応付
けられてなる知識を記録するものである。
【0054】第1の診断部30は、故障の症状を訴える
顧客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文言が
入力され、入力された文言を基に知識ベース20を検索
して次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客の文
言と質問との一覧を作成するものである。
【0055】第2の診断部40は、第1の診断部30で
作成された一覧中の質問に対する追加質問と追加質問に
対する顧客の回答としての文言との一覧を作成するもの
である。
【0056】知識更新部50は、第2の診断部40で作
成された一覧を基に知識ベース20に記録された知識を
更新するものである。
【0057】さらに、本実施形態では、知識ベース20
は、上記文言と上記問診項目とに加え故障内容と、故障
修理に要する修理部品とが対応付けられた知識が記録さ
れるように構成されており、第1の診断部30および第
2の診断部40のうちの少なくとも第2の診断部40
は、顧客の文言と顧客への質問とを基に知識ベース20
を検索して故障内容および修理部品の情報を得るように
なっている。
【0058】また、本実施形態には、故障修理後の故障
内容と故障修理に要した修理部品を表す情報が入力され
る修理報告入力部60が備えられており、知識更新部5
0は、修理報告入力部60からの故障内容および故障修
理の情報を知識ベース20中の知識に反映させるように
なっている。
【0059】さらに、本実施形態では、知識ベース20
は、上記文言として自然言語で記述された文言が記録さ
れてなるものとして構成されており、第1の診断部30
および第2の診断部40は、自然言語としての顧客の文
言が入力されるようになっている。
【0060】また、本実施形態では、知識ベース20
は、第1の診断部30による検索を受け、上記知識を構
成する文言と検索の基になる文言との類似度を判定し、
上記知識を構成する文言のうちの検索の基になる文言と
の間の類似度の高い文言に対応付けられた問診項目を第
1の診断部30に提示するようになっている。
【0061】次に、本実施形態の故障診断プログラムに
ついて説明する。
【0062】図4は、本実施形態の故障診断プログラム
の概略構成図である。
【0063】この故障診断プログラム70は、例えば、
図1に示したコンピュータシステム100,300,4
00,500により実行され、それらのコンピュータシ
ステムを、故障の症状を訴える顧客の文言に基づき故障
の診断を行う故障診断システムまたは故障診断装置とし
て動作させるものである。
【0064】この故障診断プログラム70は、故障の症
状を訴える顧客の文言および質問に対する回答を表す顧
客の文言が入力され、入力された文言を基に、故障の症
状に関連する文言と、その文言を得たときの次の問診項
目とが対応付けられてなる知識が記録される知識ベース
を検索して次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧
客の文言と質問との一覧を作成する第1の診断部30
と、第1の診断部30で作成された一覧中の質問に対す
る追加質問とその追加質問に対する顧客の回答としての
文言との一覧を作成する第2の診断部40と、第2の診
断部40で作成された一覧を基に上記知識ベースに記録
された知識を更新する知識更新部50とを備えている。
【0065】さらに、本実施形態の故障診断プログラム
70では、故障修理後の故障内容と故障修理に要した修
理部品を表す情報が入力される修理報告入力部60を備
え、知識更新部50が、この修理報告入力部60からの
故障内容および故障修理の情報を上記知識ベース中の知
識に反映させるように構成されている。
【0066】この故障診断プログラム70を、例えば、
図1に示したコンピュータシステム100に知識更新部
50の部分をインストールし、コンピュータシステム3
00,400,500に、第1の診断部30の部分、第
2の診断部40の部分、および修理報告入力部60の部
分のうちの1つまたは複数の部分をインストールし、こ
れらのコンピュータシステム100,300,400,
500を通信回線網600で相互に接続することによ
り、本実施形態の故障診断システムが構築される。
【0067】なお、前述のように、本実施形態の故障診
断プログラム70の全部分を、所望の1台のコンピュー
タシステムにインストールしてそのコンピュータシステ
ムに本実施形態の故障診断装置を構築することにより、
1台のコンピュータシステムで完結的に故障診断を実施
できるようにすることができる。
【0068】次に、本実施形態の故障診断システムおよ
び故障診断装置の動作について説明する。
【0069】図5は、本実施形態の故障診断システムお
よび故障診断装置の動作説明図である。
【0070】図5に示すように、本実施形態の故障診断
システムおよび故障診断装置には、知識ベース20と、
第1の診断部30と、第2の診断部40と、知識更新部
50と、修理報告入力部60とが備えられている。
【0071】知識ベース20には、知識データベース2
1および自然文検索エンジン22が備えられており、知
識更新部50には、更新処理部51および受付・修理報
告データベース52が備えられている。ここで、自然文
検索エンジンとは、自然言語の形で入力された文言を自
然文のまま認識して類似の文言を検索する検索装置をい
う。
【0072】第1の診断部30は、顧客からの電話31
による故障修理依頼が受け付けられるコールセンタなど
に配置された一次受付オペレータの操作に基づき、修理
対象の設備・機器の機種名を入力するとともに、顧客の
申告内容、すなわち、故障の症状を訴える顧客の文言お
よび質問に対する回答を表す顧客の文言を自然文のまま
入力する(ステップS01)。
【0073】次に、入力された文言を基に知識データベ
ース21を検索して顧客の文言と質問との一覧を作成す
る(ステップS02)。この検索では、機種名と顧客の
申告内容とをキーとして、知識ベース20に備えられて
いる自然文検索エンジン22によって知識データベース
21内の情報が検索される。その検索結果である問診項
目、故障内容候補、修理部品候補などが一次受付オペレ
ータに対して一覧できる形で表示される(ステップS0
3)。なお、第1の診断部30で作成された、顧客の文
言と質問との一覧は、知識更新部50に備えられた受付
・修理報告データベース52に記録される。
【0074】ステップS02における検索結果から故障
原因の絞り込みがOKであるか否かが一次受付オペレー
タにより判定され(ステップS04)、判定の結果がO
Kとなれば、受付完了の処理が行われる(ステップS0
5)。一方、故障原因の絞り込みがNGの間は次の問診
項目を得るための顧客への問診が行われ(ステップS0
6)、ステップS01に戻り顧客からの文言の入力がさ
らに繰り返される。
【0075】第2の診断部40では、第1の診断部30
による受付内容の回送を受け、第1の診断部30による
顧客の申告内容のチェックが行われ(ステップS1
1)、その申告内容がOKである場合は、出動・完了報
告を行う(ステップS12)。ステップS11における
チェックの結果、その申告内容がNGである場合は、ス
テップS13に進み、フィールドエンジニアや専門家な
どの操作に基づく、電話31を介しての顧客への問診結
果の入力が行われる。ここでは、第1の診断部30で作
成された一覧中の質問に対する追加質問とその追加質問
に対する顧客の回答としての文言が自然文のままで入力
される(ステップS13)。
【0076】次に、入力された文言を基に知識データベ
ース21を検索して顧客の文言と質問との一覧を作成す
る(ステップS14)。すなわち、この検索では、機種
名と顧客の申告内容とをキーとして、知識ベース20に
備えられている自然文検索エンジン22によって知識デ
ータベース21内の知識が検索される。その検索結果で
ある問診項目、故障内容候補、修理部品候補などが上記
フィールドエンジニア・専門家に対して一覧できる形で
表示される(ステップS15)。なお、第2の診断部4
0で作成された、顧客の文言と質問との一覧は、知識更
新部50に備えられた受付・修理報告データベース52
に記録される。
【0077】ステップS14における検索結果から故障
原因の絞り込みがOKであるか否かがフィールドエンジ
ニア・専門家により判定され(ステップS16)、判定
の結果がOKとなれば、受付完了の処理が行われる(ス
テップS17)。一方、故障原因の絞り込みがNGの間
は次の問診項目を得るための顧客への問診が行われ(ス
テップS18)、ステップS13に戻り、顧客からの文
言の入力およびそれ以降の処理が繰り返される。
【0078】知識更新部50は、第2の診断部40で作
成された一覧を基に上記知識データベース21に記録さ
れた知識を更新する。こうして、第1の診断部30、第
2の診断部40、および知識更新部50により、一次受
付オペレータおよびフィールドエンジニア・専門家によ
る日常操作のみで、知識ベースの構築処理を特に行うこ
となしに、自己成長型の知識ベースが自動的に構築され
る。従って、第2の診断部40によるフィールドエンジ
ニア・専門家から顧客への問診コールバックの頻度が減
り、修理依頼の受付から修理完了までの所要時間は大幅
に短縮される。
【0079】さらに、本実施形態の故障診断システムお
よび故障診断装置には、故障修理後の故障内容と故障修
理に要した修理部品を表す情報が入力される修理報告入
力部60が備えられており、知識更新部50は、修理報
告入力部60から入力された故障内容および修理部品情
報からなる修理完了報告(ステップS19)を知識ベー
ス20中の知識に反映させる機能を有している。
【0080】次に、本実施形態の故障診断システムおよ
び故障診断装置に用いられる各データベースについて説
明する。
【0081】図6は、本実施形態の故障診断システムお
よび故障診断装置に用いられる受付・修理報告データベ
ースのデータ構造図である。
【0082】図6に示すように、この受付・修理報告デ
ータベース52には、受付番号52a、製品名52b、
一次受付症状52c、一次受付問診回答52d、問診項
目(1)〜(N)52e、専門家問診回答52f、故障
内容52g、修理部品(1)〜(N)52h、故障内容
候補(1)〜(N)52i、修理部品候補(1)〜
(N)52j、その他顧客個人情報などの項目が設定さ
れている。
【0083】受付番号52aには受付・修理報告データ
ベース52から同期更新を行うためのキーが記録され、
製品名52bには製品コードが記録され、一次受付症状
52cには顧客が訴えた症状(第1声)が自然文のまま
記録され、一次受付問診回答52dには顧客が問診に対
して回答した症状が自然文のまま記録され、問診項目
(1)〜(N)52eには一次受付の内容をもとに、フ
ィールドエンジニア・専門家が追加問診した項目が記録
され、専門家問診回答52fには顧客が追加問診に対し
て回答した症状が自然文のまま記録され、故障内容52
gには修理報告により入力された故障内容が記録され、
修理部品(1)〜(N)52hには修理報告により入力
された故障部品が記録され、故障内容候補(1)〜
(N)52iには知識ベース20の検索結果が類似度順
に記録され、修理部品候補(1)〜(N)52jには知
識ベースの検索結果が類似度順に記録される。
【0084】図7は、本実施形態の故障診断システムお
よび故障診断装置に用いられる知識データベース21の
データ構造図である。
【0085】図7に示すように、この知識データベース
21には、受付番号21a、追番21b、製品名21
c、症状21d、問診項目(1)〜(N)21e、故障
内容21f、修理部品(1)〜(N)21gなどの項目
が設定されている。
【0086】受付番号21aには受付・修理報告データ
ベース52から同期更新を行うためのためのキーが記録
される。
【0087】追番21bには、“0”または“1”いず
れか一つが記録される。追番21bに“0”が記録され
ている場合にはこの情報は一次受付結果及びフィールド
エンジニア・専門家による質問から編集された問診用の
知識であることを示し、追番21bに“1”が記録され
ている場合にはこの情報は一次受付結果及びフィールド
エンジニア・専門家の問診結果及び修理完了報告から編
集された故障内容の知識であることを示す。
【0088】製品名21cには製品による絞り込みのた
めのキーとなる製品コードが記録される。
【0089】症状21dには知識ベース自然文検索のた
めのキーとなる顧客が訴えた症状が自然文のまま記録さ
れる。
【0090】問診項目(1)〜(N)21eには症状に
ついてフィールドエンジニア・専門家が追加問診した項
目が記録される。
【0091】故障内容21fには修理報告により入力さ
れた故障内容が記録される。
【0092】修理部品(1)〜(N)21gには修理報
告により入力された故障部品が記録される。
【0093】次に、本実施形態の故障診断システムおよ
び故障診断装置の動作について説明する。
【0094】図8は、本実施形態の故障診断システムお
よび故障診断装置の第1の診断部における動作の詳細を
示すフローチャートである。
【0095】顧客からの電話を受けたコールセンタの一
次受付オペレータによる操作に基づき、製品名、および
故障の症状に関連する顧客の文言(第1声)が自然文の
まま入力される(ステップS21)。
【0096】図9は、本実施形態の第1の診断部により
表示されるコールセンタ受付画面の1例である。
【0097】図9に示すように、このコールセンタ受付
画面80には、一次受付オペレータの操作により入力さ
れた受付番号80a、製品コード80b、製品名称80
c、および顧客の第1声80dが表示される。
【0098】このコールセンタ受付画面80には知識検
索の実行を指示するための知識検索ボタン80e、およ
び受付完了処理の実行を指示するための受付完了ボタン
80fが設けられている。
【0099】一次受付オペレータにより知識検索ボタン
80eが押下されると、入力された文言、すなわち顧客
の第1声80dに基づき、自然文検索エンジン22(図
5参照)による知識データベース21の検索が行われる
(図8:ステップS22)。次に、その検索結果である
問診項目、故障内容、および修理部品などの情報が一覧
できる形で類似度順に表示される(図8:ステップS2
3)。
【0100】図10は、図9に示した画面の知識検索ボ
タンが押下され知識検索が実行された後の検索結果を示
す図である。
【0101】図10に示すように、知識検索の結果、修
理対象の製品コード“FTV01H24A”の故障事例
についての受付番号81a、追番81b、製品名81
c、症状81d、問診項目81e、故障内容81f、お
よび修理部品81gからなる3件の知識81が得られ
る。このうち、受付番号“00000001”および
“00000500”は追番が“0”、すなわち一次受
付結果及びフィールドエンジニア・専門家による質問か
ら編集された問診用の知識であり、受付番号“0000
1001”は追番が“1”、すなわち一次受付結果及び
フィールドエンジニア・専門家の問診結果及び修理完了
報告から編集された故障内容の知識である。
【0102】次に、この知識検索結果に基づく問診内容
が、一次受付オペレータに対して一覧できる形で表示さ
れる。
【0103】図11は、図10に示した知識検索結果に
基づき表示されるコールセンタ受付画面の1例である。
【0104】図11に示すように、このコールセンタ受
付画面82には、図10に示した知識検索結果に基づ
く、一次受付オペレータにより行われるべき問診内容が
表示される。すなわち、受付番号82a、製品コード8
2b、製品名称82c、および顧客の第1声82fとと
もに、顧客への追加の質問82d、すなわち知識ベース
20(図5参照)からの質問、故障内容(候補)82
e、顧客からの回答82g、および修理部品(候補)8
2hなどが表示される。
【0105】このコールセンタ受付画面82には知識検
索の実行を指示するための知識検索ボタン82i、およ
び受付完了処理の実行を指示するための受付完了ボタン
82jが設けられている。
【0106】一次受付オペレータにより知識検索ボタン
82iが押下されると、入力された文言、すなわち顧客
の第1声82fと、それに対する顧客からの回答82g
をキーとして、自然文検索エンジン22による知識デー
タベース21の検索が行われる(図8:ステップS2
2)。次に、その検索結果である問診項目、故障内容、
および修理部品などの情報が類似度順に一覧できる形で
表示される(図8:ステップS23)。
【0107】図12は、図11に示した画面の知識検索
ボタンが押下され検索が実行された後の知識検索結果を
示す図である。
【0108】図12に示すように、知識検索の結果、修
理対象の製品コード“FTV01H24A”の故障事例
についての受付番号83a、追番83b、製品名83
c、症状83d、問診項目83e、故障内容83f、お
よび修理部品83gからなる故障内容に関する知識83
が得られる。このように、図11に示したコールセンタ
受付画面82で一次受付オペレータの操作により入力さ
れた、顧客からの回答82g、すなわち、“スピーカか
ら声が聞こえる。プラスチックがこげる様なにおいがす
る。”という文言と、顧客の第1声82fとをキーに自
然文検索が行われた結果、新たな事例、すなわち、受付
番号“00002221”、“00003500”、お
よび“00005401”が検出され、故障内容83
f、および修理部品83gとして、それぞれ過去の事例
から得られた故障内容や修理部品に関する知識が得られ
る。
【0109】さらに知識検索が繰り返されると、故障原
因は次第に絞り込まれ、やがて知識ベース20(図5参
照)からの追加質問項目がなくなるに至る。
【0110】図13は、本実施形態の第1の診断部によ
り故障原因が絞り込まれた後のコールセンタ受付画面の
1例である。
【0111】質問回答入力と知識検索が繰り返された結
果、知識ベースからの追加質問がなくなり、図13に示
すように、コールセンタ受付画面84の顧客への追加の
質問84aには表示がなく、顧客の回答84bには図1
1に示したコールセンタ受付画面82の顧客の回答82
gと同一の情報が表示されている。一方、故障内容(候
補)84cには故障原因が絞り込まれた状態での検索結
果、すなわち、“ブラウン管の故障”および“映像処理
基板不良”という絞り込まれた情報、また、修理部品
(候補)84dには、“CRT−24A001 24型
フラットブラウン管”および“FTV−B01234
映像処理基板”という絞り込まれた情報がそれぞれ一覧
できる形で表示されている。
【0112】図13に示したコールセンタ受付画面84
には、知識検索の実行を指示するための知識検索ボタン
84e、および受付完了処理の実行を指示するための受
付完了ボタン84fが設けられている。
【0113】このコールセンタ受付画面84に基づき一
次受付オペレータによる故障原因の絞り込み状況につい
ての判定が行われる(図8:ステップS24)。判定の
結果、まだ絞り込みを要する状況と判定された場合は、
一次受付オペレータによる知識検索ボタン84eの押下
によってステップS25に進み、問診項目に従い顧客へ
の追加の質問が行われ(ステップS25)、顧客からの
回答(症状)が自然文のまま追加入力される(ステップ
S26)。次に、顧客の第1声80dと顧客からの問診
回答とに基づき、自然文検索エンジン22による知識デ
ータベース21の検索が行われる(図8:ステップS2
7)。次に、ステップS23に戻り、検索結果である問
診項目、故障内容、および修理部品などの情報が類似度
順に一覧できる形で表示される。
【0114】一方、ステップS24における判定の結
果、絞り込み状況がOKであるか、または原因不明の状
況である場合は、一次受付オペレータによる上記受付完
了ボタン84f(図13参照)の押下により受付の完了
処理が行われ(ステップS28)、それまでの検索結果
のうちの故障内容が受付・修理報告データベース52
(図6参照)の故障内容候補52iに、また、それまで
の検索結果のうちの修理部品が受付・修理報告データベ
ース52の修理部品候補52jに、それぞれ類似度順に
記録され、さらに、これらの情報を基に更新処理部51
(図5参照)により知識データベース22の知識が更新
される。る(ステップS29)。なお、これらの記録内
容に重複がある場合はマージした結果が受付・修理報告
データベース52に記録される。
【0115】次に、本実施形態の故障診断システムおよ
び故障診断装置の第2の診断部40における動作につい
て説明する。
【0116】図14は、本実施形態の故障診断システム
および故障診断装置の第2の診断部における動作の詳細
を示すフローチャートである。
【0117】第1の診断部による受付内容の回送を受け
た第2の診断部40は、フィールドエンジニア・専門家
に対して、第1の診断部による受付内容、すなわち症
状、故障内容候補、および修理部品候補などを表示する
(ステップS31)。
【0118】次に、フィールドエンジニア・専門家の判
断によりこれまでの顧客からのヒヤリング状況について
の判定が行われる(ステップS32)。
【0119】ステップS32における判定の結果、フィ
ールドエンジニア・専門家による再問診を必要とすると
判定された場合は、フィールドエンジニア・専門家の操
作に基づき、顧客へのコールバックが行われ(ステップ
S33)、顧客に対して追加の問診が行われ(ステップ
S34)、問診項目の入力が行われる。顧客からの回答
(症状)は自然文のままで入力される(ステップS3
5)。次に、入力された文言、すなわち上記追加問診へ
の回答、顧客の第1声、および一次受付時の問診回答か
ら知識データベース21(図5参照)の自然文検索を行
い(ステップS36)、その検索結果である問診項目、
故障内容候補、修理部品候補などが上記フィールドエン
ジニア・専門家に対して一覧できる形で表示される(ス
テップS37)。
【0120】図15は、本実施形態の第2の診断部によ
り表示されるコールバック画面の1例である。
【0121】図8に示した第1の診断部による診断の結
果、顧客に対して適切な質問が完了している場合は、図
15に示すように、コールバック画面85の故障内容
(候補)85bには、“ブラウン管の故障”および“映
像処理基板不良”という絞り込まれた情報、また、修理
部品(候補)85cには、“CRT−24A001 2
4型フラットブラウン管”および“FTV−B0123
4 映像処理基板”という絞り込まれた情報がそれぞれ
表示され、一方、顧客への追加の質問85aには表示は
なされない。
【0122】図15に示したコールバック画面85に
は、知識検索の実行を指示するための知識検索ボタン8
5d、および受付完了処理の実行を指示するための受付
完了ボタン85eが設けられている。
【0123】図15に示したコールバック画面85に基
づき、フィールドエンジニア・専門家による絞り込み状
況についての判定が行われる(図14:ステップS3
8)。
【0124】ステップS38における判定の結果、まだ
絞り込みを要する状況である場合には、ステップS34
に戻り、顧客への追加の質問が続けられる(ステップS
34)。一方、ステップS38における判定の結果、絞
り込み状況がOKであると判定された場合は、フィール
ドエンジニア・専門家による受付完了ボタン85e(図
15参照)の押下により受付完了処理が行われ(図1
4:ステップS39)、それまでの検索結果のうちの故
障内容が受付・修理報告データベース52(図6参照)
の故障内容候補52iに、また、それまでの検索結果の
うちの修理部品が受付・修理報告データベース52の修
理部品候補52jに、それぞれ類似度順に記録され、さ
らに、これらの情報を基に更新処理部51(図5参照)
により知識データベース22の知識が更新される(ステ
ップS40)。なお、これらの記録内容に重複がある場
合はマージした結果が受付・修理報告データベース52
に記録される。
【0125】なお、この段階では、フィールドエンジニ
ア・専門家による追加質問が発生していないので、追加
の問診用知識ベースの構築は行われない。
【0126】次に、ステップS41に進み、症状、故障
内容候補、修理部品候補などが記載された修理依頼伝票
の印刷が行われ(ステップS41)、その修理依頼伝票
に基づき修理担当者による修理出動が行われる(ステッ
プS42)。
【0127】なお、ステップS32における判定の結
果、フィールドエンジニア・専門家による追加質問を行
う必要なしと判定された場合、またはこの故障は原因不
明であると判定された場合は、フィールドエンジニア・
専門家による、図15に示したコールバック画面85と
同一形式の画面に設けられた受付完了ボタンの押下操作
によりステップS41に進み、症状、故障内容候補、修
理部品候補などが記載された修理依頼伝票の印刷が行わ
れ(ステップS41)、故障内容、修理部品が絞り込ま
れている場合はその修理依頼伝票に基づく修理出動が行
われ(ステップS42)、故障原因が不明の場合は顧客
に対し故障原因不明である旨の通知が行われる。
【0128】次に、本実施形態の故障診断システムおよ
び故障診断装置における修理報告入力部の動作について
説明する。
【0129】図16は、本実施形態における修理報告入
力部の動作の詳細を示すフローチャートである。
【0130】図5に示した修理報告入力部60では、修
理担当者による修理出動の結果、修理が完了した場合
は、修理担当者により、図17に示す修理完了報告画面
86により故障内容および修理部品の入力が行われる
(図16:ステップS51)。
【0131】図17は、本実施形態の修理報告入力部に
より表示される修理完了報告画面の他の例である。
【0132】図17に示すように、この修理完了報告画
面86には、修理を完了した製品の受付番号86a、製
品コード86b、製品名称86c、受付内容86d、故
障内容86e、および修理部品86fが表示される。
【0133】この修理完了報告画面86には報告完了処
理の実行を指示するための報告完了ボタン86gが設け
られている。修理担当者によりこの報告完了ボタン86
gが押下されると、修理報告入力部60(図5参照)か
ら知識更新部50に対して故障内容86eおよび修理部
品86fに関する情報が送付され、知識更新部50で
は、それらの情報を受付・修理報告データベース52に
記録する(図16:ステップS52)とともに、それら
の情報を基に、更新処理部51により知識データベース
21内の知識が更新される。
【0134】図18は、修理完了報告に基づき知識ベー
スに自動構築される知識の例を示す図である。
【0135】図18に示すように、図17の修理完了報
告画面86に表示された受付番号86a、製品コード8
6b、製品名称86c、受付内容86d、故障内容86
e、および修理部品86fと同一の情報が、追番“1”
の故障内容情報87として知識更新部50に送られ、そ
れらの情報を基に、更新処理部51により知識データベ
ース21内の知識が更新される。
【0136】なお、上記の各画面例は、本実施形態の故
障診断システムまたは故障診断装置を運用開始してから
一定期間が経過した後、知識ベースに過去の故障事例に
ついて一定の知識が蓄積され、それに基づき故障診断が
行われた場合の例であるが、本発明の故障診断システム
および故障診断装置は、知識ベースに過去の故障事例に
ついての知識が全く蓄積されていない状態からでも運用
を開始することができる。
【0137】以下に、知識ベースに過去の故障事例につ
いての知識が蓄積されていない場合について説明する。
【0138】図19は、知識ベースに過去の故障事例に
ついての知識の蓄積がない場合のコールセンタ受付画面
の1例である。
【0139】図19に示すように、このコールセンタ受
付画面88には、一次受付オペレータの操作により入力
された受付番号88a、製品コード88b、製品名称8
8c、および顧客の第1声88dが表示される。
【0140】また、このコールセンタ受付画面88には
知識検索の実行を指示するための知識検索ボタン88e
および報告完了処理の実行を指示するための受付完了ボ
タン88fが設けられている。
【0141】一次受付オペレータにより知識検索ボタン
88eが押下されると、入力された文言、すなわち顧客
の第1声88dに基づき、自然文検索エンジン22(図
5参照)による知識データベース21の知識検索が行わ
れる(図8:ステップS22)。
【0142】この例では、知識検索結果の結果、該当す
る知識が見つからないので、コールセンタ受付画面には
新たな情報は表示されない。ここで、一次受付オペレー
タにより受付完了ボタン88fが押下されると、受付の
完了処理が行われ、次に、第2の診断部におけるフィー
ルドエンジニア・専門家による診断に移行する。
【0143】図20は、本実施形態の第2の診断部によ
り表示されるコールバック画面の他の例である。
【0144】コールセンタ受付画面88(図19参照)
に示したように、第1の診断部における診断では、“テ
レビがうつらなくなった。”という顧客の第1声88d
以外の情報が得られていない場合、第2の診断部ではフ
ィールドエンジニア・専門家に対して図20に示すコー
ルバック画面89が表示される。
【0145】図20に示すように、このコールバック画
面89には、最初、顧客の第1声89d以外に有効な情
報は表示されていない。そこで、フィールドエンジニア
・専門家が顧客に“スピーカの声はきこえますか、にお
いはしませんか”という質問を行い、それに対する回
答、すなわち“声だけは聞こえる、においはない”を得
た場合に、上記の質問内容を、顧客への追加の質問89
eに入力するとともに、顧客から得た回答を顧客の回答
89fに入力した上で、知識検索ボタン89gを押下す
ると、知識検索が開始され、その結果が、次に示すコー
ルバック画面90に表示される。
【0146】図21は、図20に示したコールバック画
面からの知識検索の後に表示されるコールバック画面の
例である。
【0147】図21に示すように、コールバック画面9
0には、図20に示したコールバック画面89における
と同様の情報しか表示されず、これでは、この故障は原
因不明であると判定するほかないので、フィールドエン
ジニア・専門家による受付完了ボタン90hの押下によ
り受付完了処理が行われることになる。
【0148】この状態では、知識データベース21(図
5参照)には次のような知識が自動構築される。
【0149】図22は、図21に示したコールバック画
面からの知識検索の後に知識データベースに構築される
知識内容を示す図である。
【0150】図22に示すように、追番91bには
“0”が記録されており、一次受付結果及びフィールド
エンジニア・専門家による質問から編集された問診用の
知識であることを表している。そのため、受付番号91
a、製品名91c、症状91d、および問診項目91e
には、図21に示したコールバック画面90の表示内容
と同様の情報が記録されているが、故障内容91fおよ
び修理部品91gには、何らの情報も記録されていな
い。
【0151】このように原因不明の状態で修理担当者に
よる修理出動が行われ、現場での診断および修理が実施
される。修理完了後は修理担当者による修理完了報告が
行われる。
【0152】図23は、図21に示したコールバック画
面で受付完了し修理が完了した後に表示される修理完了
報告画面の1例である。
【0153】図23に示すように、この修理完了報告画
面92には、最初、製品の受付番号92a、製品コード
92b、製品名称92c、および受付内容92dのみが
表示されている。現場での故障診断および修理完了後、
この画面の故障内容92eに“ブラウン管の故障”が入
力され、また、修理部品92fに“CRT−24A00
1”が入力された後、報告完了ボタン92gが押下され
ると、図24に示すように、この故障に関する情報が受
付・修理報告データベース52(図5参照)に記録さ
れ、さらに、この情報を基に更新処理部51により知識
データベース21のこの修理事例に関する知識が更新さ
れる。
【0154】図24は、図21に示したコールバック画
面からの知識検索の後に知識データベースに構築される
知識内容を示す図である。
【0155】図24に示した、この修理事例における症
状93dに対応づけられた故障内容93f“ブラウン管
の故障”および修理部品93g“CRT−24A00
1”という知識が知識データベース21(図5参照)に
蓄積される。
【0156】こうして、知識ベースの構築処理を特に行
うことなしに、自己成長型の知識ベースが自動的に構築
される。
【0157】以下に、本発明の各種態様を付記する。
【0158】(付記1) 故障の症状に関連する文言
と、該文言を得たときの次の問診項目とが対応付けられ
てなる知識が記録される知識ベースと、故障の症状を訴
える顧客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文
言が入力され、入力された文言を基に前記知識ベースを
検索して次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客
の文言と質問との一覧を作成する第1の診断部と、前記
第1の診断部で作成された一覧中の質問に対する追加質
問と前記追加質問に対する顧客の回答としての文言との
一覧を作成する第2の診断部と、前記第2の診断部で作
成された一覧を基に前記知識ベースに記録された知識を
更新する知識更新部とを備えたことを特徴とする故障診
断装置。
【0159】(付記2) 前記知識ベースは、前記文言
と前記問診項目とに加え、さらに故障内容と、故障修理
に要する修理部品とが対応付けられた知識が記録される
ものであり、前記第1の診断部および前記第2の診断部
のうちの少なくとも該第2の診断部は、顧客の文言と顧
客への質問とを基に前記知識ベースを検索して故障内容
および修理部品の情報を得るものであることを特徴とす
る付記1記載の故障診断装置。
【0160】(付記3) 故障修理後の故障内容と故障
修理に要した修理部品を表す情報が入力される修理報告
入力部を備え、前記知識更新部は、前記修理報告入力部
からの故障内容および故障修理の情報を前記知識ベース
中の知識に反映させるものであることを特徴とする付記
2記載の故障診断装置。
【0161】(付記4) 前記知識ベースは、前記文言
として自然言語で記述された文言が記録されてなるもの
であって、前記第1の診断部および前記第2の診断部
は、自然言語としての顧客の文言が入力されるものであ
ることを特徴とする付記1記載の故障診断装置。
【0162】(付記5) 前記知識ベースは、前記第1
の診断部による検索を受け、前記知識を構成する文言と
検索の基になる文言との類似度を判定し、前記知識を構
成する文言のうちの検索の基になる文言との間の類似度
の高い文言に対応付けられた問診項目を前記第1の診断
部に提示するものであることを特徴とする付記1記載の
故障診断装置。
【0163】(付記6) 故障の症状に関連する文言
と、該文言を得たときの次の問診項目とが対応付けられ
てなる知識が記録される知識ベースと、故障の症状を訴
える顧客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文
言が入力され、入力された文言を基に前記知識ベースを
検索して次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客
の文言と質問との一覧を作成する第1の診断部と、前記
第1の診断部で作成された一覧中の質問に対する追加質
問と前記追加質問に対する顧客の回答としての文言との
一覧を作成する第2の診断部と、前記第2の診断部で作
成された一覧を基に前記知識ベースに記録された知識を
更新する知識更新部とを備えたことを特徴とする故障診
断システム。
【0164】(付記7) 前記知識ベースは、前記文言
と前記問診項目とに加え、さらに故障内容と、故障修理
に要する修理部品とが対応付けられた知識が記録される
ものであり、前記第1の診断部および前記第2の診断部
のうちの少なくとも該第2の診断部は、顧客の文言と顧
客への質問とを基に前記知識ベースを検索して故障内容
および修理部品の情報を得るものであることを特徴とす
る付記6記載の故障診断システム。
【0165】(付記8) 故障修理後の故障内容と故障
修理に要した修理部品を表す情報が入力される修理報告
入力部を備え、前記知識更新部は、前記修理報告入力部
からの故障内容および故障修理の情報を前記知識ベース
中の知識に反映させるものであることを特徴とする付記
7記載の故障診断システム。
【0166】(付記9) 前記知識ベースは、前記文言
として自然言語で記述された文言が記録されてなるもの
であって、前記第1の診断部および前記第2の診断部
は、自然言語としての顧客の文言が入力されるものであ
ることを特徴とする付記6記載の故障診断システム。
【0167】(付記10) 前記知識ベースは、前記第
1の診断部による検索を受け、前記知識を構成する文言
と検索の基になる文言との類似度を判定し、前記知識を
構成する文言のうちの検索の基になる文言との間の類似
度の高い文言に対応付けられた問診項目を前記第1の診
断部に提示するものであることを特徴とする付記6記載
の故障診断システム。
【0168】(付記11) コンピュータにより実行さ
れ、該コンピュータを、故障の症状を訴える顧客の文言
に基づき故障の診断を行う故障診断装置として動作させ
る故障診断プログラムにおいて、故障の症状を訴える顧
客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文言が入
力され、入力された文言を基に、故障の症状に関連する
文言と該文言を得たときの次の問診項目とが対応付けら
れてなる知識が記録される知識ベースを検索して次の問
診項目を得る手順を順次繰り返して顧客の文言と質問と
の一覧を作成する第1の診断部と、前記第1の診断部で
作成された一覧中の質問に対する追加質問と前記追加質
問に対する顧客の回答としての文言との一覧を作成する
第2の診断部と、前記第2の診断部で作成された一覧を
基に前記知識ベースに記録された知識を更新する知識更
新部とを備えたことを特徴とする故障診断プログラム。
【0169】(付記12) 前記知識ベースは、前記文
言と前記問診項目とに加え、さらに故障内容と、故障修
理に要する修理部品とが対応付けられた知識が記録され
るものであり、前記第1の診断部および前記第2の診断
部のうちの少なくとも該第2の診断部は、顧客の文言と
顧客への質問とを基に前記知識ベースを検索して故障内
容および修理部品の情報を得るものであることを特徴と
する付記11記載の故障診断プログラム。
【0170】(付記13) 故障修理後の故障内容と故
障修理に要した修理部品を表す情報が入力される修理報
告入力部を有し、前記知識更新部は、前記修理報告入力
部からの故障内容および故障修理の情報を前記知識ベー
ス中の知識に反映させるものであることを特徴とする付
記12記載の故障診断プログラム。
【0171】(付記14) 前記知識ベースは、前記文
言として自然言語で記述された文言が記録されてなるも
のであって、前記第1の診断部および前記第2の診断部
は、自然言語としての顧客の文言が入力されるものであ
ることを特徴とする付記11記載の故障診断プログラ
ム。
【0172】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の故障診
断装置によれば、故障の症状に関連する文言と、それに
対する問診項目とが対応付けられてなる知識が記録され
る知識ベースと、故障の症状を訴える顧客の文言および
質問に対する回答を表す顧客の文言が入力され、入力さ
れた文言を基に上記知識ベースを検索して次の問診項目
を得る手順を順次繰り返して顧客の文言と質問との一覧
を作成する第1の診断部と、こうして作成された一覧中
の質問に対する追加質問とその追加質問に対する顧客の
回答としての文言との一覧を作成する第2の診断部と、
こうして作成された一覧を基に上記知識ベースに記録さ
れた知識を更新する知識更新部とを備えたことにより、
以下に示すような効果が得られ、修理を受け付けてから
短時間で故障を診断できる故障診断装置を実現すること
ができる。 (1)現場の日常操作のみで、時間と共に整理されたノ
ウハウが自動成長を続ける自己成長型の知識ベースを構
築することができる。 (2)技術スキルのないオペレータでも、顧客の話した
ままの自然文入力、および検索の結果表示される問診項
目に従い、質問を繰り返すことにより、フィールドエン
ジニア・専門家と同様のヒアリングを行うことができ
る。 (3)そのため、フィールドエンジニア・専門家による
問診コールバックの頻度が減り、かりに、フィールドエ
ンジニア・専門家による問診コールバックが発生して
も、フィールドエンジニア・専門家の問診項目が知識ベ
ースに反映されるので、次回からは一次受付オペレータ
による質問が行えるようになる。 (4)訪問修理前に正確な故障内容と修理部品を把握す
ることができるので現場での部品不足による再訪問が減
る。 (5)自然文検索エンジンによる知識ベース検索によ
り、種々雑多な表現から単一の回答もしくは回答の侯補
を導き出すことができ、方言にも対応することができ
る。
【0173】また、本発明の故障診断システムによれ
ば、上記本発明の故障診断装置の機能を、通信回線を介
して接続された複数のコンピュータに分担させて実行さ
せることにより上記本発明の故障診断装置の効果を一層
高めることができる。
【0174】また、本発明の故障診断プログラムによれ
ば、修理依頼の受付から修理完了までの所要時間が大幅
に短縮された故障診断装置を、所望のコンピュータ上に
容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の故障診断システムを運用するため
のコンピュータシステムの一部分を示す図である。
【図2】図1に示した外観を有するコンピュータシステ
ムのハードウェア構成図である。
【図3】本発明の故障診断システムおよび故障診断装置
の一実施形態の機能ブロック図である。
【図4】本実施形態の故障診断プログラムの概略構成図
である。
【図5】本実施形態の故障診断システムおよび故障診断
装置の動作説明図である。
【図6】本実施形態の故障診断システムおよび故障診断
装置に用いられる受付・修理報告データベースのデータ
構造図である。
【図7】本実施形態の故障診断システムおよび故障診断
装置に用いられる知識データベース21のデータ構造図
である。
【図8】本実施形態の故障診断システムおよび故障診断
装置の第1の診断部における動作の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図9】本実施形態の第1の診断部により表示されるコ
ールセンタ受付画面の1例である。
【図10】図9に示した画面の知識検索ボタンが押下さ
れ知識検索が実行された後の検索結果を示す図である。
【図11】図10に示した知識検索結果に基づき表示さ
れるコールセンタ受付画面の1例である。
【図12】図11に示した画面の知識検索ボタンが押下
され検索が実行された後の知識検索結果を示す図であ
る。
【図13】本実施形態の第1の診断部により故障原因が
絞り込まれた後のコールセンタ受付画面の1例である。
【図14】本実施形態の故障診断システムおよび故障診
断装置の第2の診断部における動作の詳細を示すフロー
チャートである。
【図15】本実施形態の第2の診断部により表示される
コールバック画面の1例である。
【図16】本実施形態における修理報告入力部の動作の
詳細を示すフローチャートである。
【図17】本実施形態の修理報告入力部により表示され
る修理完了報告画面の他の例である。
【図18】修理完了報告に基づき知識ベースに自動構築
される知識の例を示す図である。
【図19】知識ベースに過去の故障事例についての知識
の蓄積がない場合のコールセンタ受付画面の1例であ
る。
【図20】本実施形態の第2の診断部により表示される
コールバック画面の他の例である。
【図21】図20に示したコールバック画面からの知識
検索の後に表示されるコールバック画面の例である。
【図22】図21に示したコールバック画面からの知識
検索の後に知識データベースに構築される知識内容を示
す図である。
【図23】図21に示したコールバック画面で受付完了
し修理が完了した後に表示される修理完了報告画面の1
例である。
【図24】図21に示したコールバック画面からの知識
検索の後に知識データベースに構築される知識内容を示
す図である。
【符号の説明】
10 故障診断システム(故障診断装置) 20 知識ベース 21 知識データベース 21a 受付番号 21b 追番 21c 製品名 21d 症状 21e 問診項目(1)〜(N) 21f 故障内容 21g 修理部品(1)〜(N) 22 自然文検索エンジン 30 第1の診断部 31 電話 40 第2の診断部 50 知識更新部 51 更新処理部 52 受付・修理報告データベース 52a 受付番号 52b 製品名 52c 一次受付症状 52d 一次受付問診回答 52e 問診項目(1)〜(N) 52f 専門家問診回答 52g 故障内容 52h 修理部品(1)〜(N) 52i 故障内容候補(1)〜(N) 52j 修理部品候補(1)〜(N) 60 修理報告入力部 80,82,84,88 コールセンタ受付画面 80a,82a 受付番号 80b,82b 製品コード 80c,82c 製品名称 80d,82d 顧客の第1声 80e,82e 知識検索ボタン 80f,82f 受付完了ボタン 81,83 知識 81a,83a 受付番号 81b,83b 追番 81c,83c 製品名 81d,83d 症状 81e,83e 問診項目 81f,83f 故障内容 81g,83g 修理部品 82g 顧客からの回答 82h 修理部品(候補) 82i 知識検索ボタン 82j 受付完了ボタン 83 知識 84a 顧客への追加の質問 84b 顧客の回答 84c 故障内容(候補) 84d 修理部品(候補) 84e 知識検索ボタン 84f 受付完了ボタン 85,89,90 コールバック画面 85a 顧客への追加の質問 85b 故障内容(候補) 85c 修理部品(候補) 85d 知識検索ボタン 85e 受付完了ボタン 86 修理完了報告画面 86a 受付番号 86b 製品コード 86c 製品名称 86d 受付内容 86e 故障内容 86f 修理部品 86g 報告完了ボタン 87 故障内容情報 88a 受付番号 88b 製品コード 88c 製品名称 88d 顧客の第1声 88e 知識検索ボタン 88f 受付完了ボタン 89d 顧客の第1声 89e 顧客への追加の質問 89f 顧客の回答 89g 知識検索ボタン 90h 受付完了ボタン 91a 受付番号 91b 追番 91c 製品名 91d 症状 91e 問診項目 91f 故障内容 91g 修理部品 92 修理完了報告画面 92a 受付番号 92b 製品コード 92c 製品名称 92d 受付内容 92e 故障内容 92f 修理部品 92g 報告完了ボタン 93d 症状 93f 故障内容 93g 修理部品 100 サーバマシン(コンピュータシステム) 101,301,401,501 本体部 101a,301a,401a,501a フロッピ
ィディスク装填口 101b,301b,401b,501b CD−R
OM装填口 102,302,402,502 表示部(CRTデ
ィスプレイ) 102a,302a,402a,502a 表示画面 103,303,403,503 キーボード 104,304,404,504 マウス 110 バス 111 CPU 112 RAM 113 ハードディスクコントローラ 114 フロッピィディスクドライバ 115 CD−ROMドライバ 116 マウスコントローラ 117 キーボードコントローラ 118 ディスプレイコントローラ 119 通信用ボード 300,400,500 クライアントマシン(コン
ピュータシステム) 600 通信回線網 700 CD−ROM 710 フロッピィディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 330 G06F 17/30 330C 350 350C 17/60 138 17/60 138

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 故障の症状に関連する文言と、該文言を
    得たときの次の問診項目とが対応付けられてなる知識が
    記録される知識ベースと、 故障の症状を訴える顧客の文言および質問に対する回答
    を表す顧客の文言が入力され、入力された文言を基に前
    記知識ベースを検索して次の問診項目を得る手順を順次
    繰り返して顧客の文言と質問との一覧を作成する第1の
    診断部と、 前記第1の診断部で作成された一覧中の質問に対する追
    加質問と前記追加質問に対する顧客の回答としての文言
    との一覧を作成する第2の診断部と、 前記第2の診断部で作成された一覧を基に前記知識ベー
    スに記録された知識を更新する知識更新部とを備えたこ
    とを特徴とする故障診断装置。
  2. 【請求項2】 前記知識ベースは、前記文言と前記問診
    項目とに加え、さらに故障内容と、故障修理に要する修
    理部品とが対応付けられた知識が記録されるものであ
    り、 前記第1の診断部および前記第2の診断部のうちの少な
    くとも該第2の診断部は、顧客の文言と顧客への質問と
    を基に前記知識ベースを検索して故障内容および修理部
    品の情報を得るものであることを特徴とする請求項1記
    載の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 故障修理後の故障内容と故障修理に要し
    た修理部品を表す情報が入力される修理報告入力部を備
    え、 前記知識更新部は、前記修理報告入力部からの故障内容
    および故障修理の情報を前記知識ベース中の知識に反映
    させるものであることを特徴とする請求項2記載の故障
    診断装置。
  4. 【請求項4】 前記知識ベースは、前記文言として自然
    言語で記述された文言が記録されてなるものであって、 前記第1の診断部および前記第2の診断部は、自然言語
    としての顧客の文言が入力されるものであることを特徴
    とする請求項1記載の故障診断装置。
  5. 【請求項5】 前記知識ベースは、前記第1の診断部に
    よる検索を受け、前記知識を構成する文言と検索の基に
    なる文言との類似度を判定し、前記知識を構成する文言
    のうちの検索の基になる文言との間の類似度の高い文言
    に対応付けられた問診項目を前記第1の診断部に提示す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の故障診断
    装置。
  6. 【請求項6】 故障の症状に関連する文言と、該文言を
    得たときの次の問診項目とが対応付けられてなる知識が
    記録される知識ベースと、 故障の症状を訴える顧客の文言および質問に対する回答
    を表す顧客の文言が入力され、入力された文言を基に前
    記知識ベースを検索して次の問診項目を得る手順を順次
    繰り返して顧客の文言と質問との一覧を作成する第1の
    診断部と、 前記第1の診断部で作成された一覧中の質問に対する追
    加質問と前記追加質問に対する顧客の回答としての文言
    との一覧を作成する第2の診断部と、 前記第2の診断部で作成された一覧を基に前記知識ベー
    スに記録された知識を更新する知識更新部とを備えたこ
    とを特徴とする故障診断システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータにより実行され、該コンピ
    ュータを、故障の症状を訴える顧客の文言に基づき故障
    の診断を行う故障診断装置として動作させる故障診断プ
    ログラムにおいて、 故障の症状を訴える顧客の文言および質問に対する回答
    を表す顧客の文言が入力され、入力された文言を基に、
    故障の症状に関連する文言と該文言を得たときの次の問
    診項目とが対応付けられてなる知識が記録される知識ベ
    ースを検索して次の問診項目を得る手順を順次繰り返し
    て顧客の文言と質問との一覧を作成する第1の診断部
    と、 前記第1の診断部で作成された一覧中の質問に対する追
    加質問と前記追加質問に対する顧客の回答としての文言
    との一覧を作成する第2の診断部と、 前記第2の診断部で作成された一覧を基に前記知識ベー
    スに記録された知識を更新する知識更新部とを備えたこ
    とを特徴とする故障診断プログラム。
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