JP7245039B2 - 故障箇所特定支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、機器の故障箇所特定を支援する、故障箇所特定支援システムに関する。
インフラ、鉄道、産業機器、医療機器などの多くの分野では、各種機器や設備であるアセットの導入後は保全を継続的に実施することで、所定の性能を維持する必要がある。そこでは、対象アセットの状態を収集し、異常の有無や問題点を分析・診断し、適切な保全作業を適用する。
アセットの診断では、保全作業者の調査結果、アセットに取り付けられたセンサからの情報を統合して、故障箇所を徐々に絞り込み、交換・修理・修復などの処置をとるべき機器を特定する。この時、保全作業者は、対象アセットの知識と一般的な工学的知識を持っている。
近年の情報技術の発展により、保全作業者に適切な調査箇所や調査内容を指示することで、保全作業者の対象アセット知識や工学的知識の不足を補完し、あるいは効率のよい調査順序を指示する診断支援が実用化されている。このような診断支援システムを実現するためには、対象アセットの故障とその原因の関係を整理した故障知識データが必要である。
上記の診断支援システムの故障箇所特定の精度を向上するためには、故障知識データの品質の向上が重要である。
特許文献1には、故障診断用の因果関係情報の更新の負荷を軽減する手法として、因果関係を共通因果関係と個別因果関係に分割して管理し、「更新用情報を用いて、因果関係情報記憶部10に記憶されている種類毎の個別因果関係情報を選択的に更新する」方法が記載されている。具体的な更新方法は、モデルアクション選択部にあらかじめ定義されている。
特開2010-152482号公報
特許文献1に記載の技術は、あらかじめ定められた更新アクションに従って、更新作業を実施するため、更新の範囲が限定的である。この更新内容は、保全作業員の実際の調査作業履歴を反映したものではない。
故障知識データの品質向上には、収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有するキュレーションが重要である。このキュレーションは、保全作業員の調査作業履歴を基に、機械の知識を持ったエンジニアが主体的に実施することが重要である。
しかしながら、複雑かつ膨大な故障知識データの中から、エンジニアが更新すべき箇所を特定するのには時間がかかる。このため保全作業員の調査作業履歴を使った更新で、エンジニアが故障知識データを更新する際に、その作業時間を短縮する仕組みが望まれている。
本発明の目的は、故障箇所特定の調査履歴を用いて、故障知識データの更新すべき箇所を絞り込む機能を持つ故障箇所特定支援システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明においては「対象機械の故障の因果関係を記述した故障知識データを用いて保全作業者に適切な調査箇所や調査内容を指示する故障箇所特定支援システムであって、故障知識データを用いて対象機械の調査箇所及び調査内容についての調査手順を作成する調査手順作成部と、調査手順作成部で作成された調査手順を用いて調査した調査履歴を記憶する調査結果記憶部と、調査結果記憶部に記憶された調査履歴を用いて故障知識データの更新箇所をレコメンドする更新対象抽出部と、更新対象抽出部で抽出した箇所を表示し、故障知識データを更新する機能を提供するユーザインタフェースを備えることを特徴とする故障箇所特定支援システム。」としたものである。
本発明によれば、故障知識データを更新する際に、保全作業員の故障箇所特定調査の作業履歴を用いて、注目すべき箇所を検索し、エンジニアに示すことで、エンジニアの故障知識データの更新時間を短縮することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係る故障箇所特定支援システムの構成例を示す図。 故障知識データ記憶部DB2に記録する故障知識データD2の例を示す図。 アセットの構造展開例を示す図。 故障知識データD2をグラフ形式で表現した図。 図4のグラフの同一対象部品内におけるリンクに関する情報を格納するリンクテーブルの例を示す図。 図4のグラフの同一対象部品内におけるノードに関する情報を格納するノードテーブルの例を示す図。 調査手順作成部13の処理フロー例を示す図。 調査結果記憶部DB3のデータフォーマット例を示す図。 故障知識に図7aの保全履歴をマッピングした図。 主要ノードの概要を示す図。 リンク素片の概要を示す図。 更新ノード処理部15における主要ノードとリンク素片を抽出する処理フロー例を示す図。 図9の処理ステップS105における処理により求められた主要ノードの表記例を示す図。 図9の処理ステップS105における処理により求められたリンク素片の表記例を示す図。 誤りやすいノードの概要を示す図。 更新ノード処理部15における誤りやすいノードを通出する処理フロー例を示す図。 誤りやすいノードの観点で抽出したデータのデータフォーマット例を示す図。 業時間の長いノードを抽出する処理フロー例を示す図。 作業時間の長いノードの観点で抽出したデータのデータフォーマット例を示す図。 ユーザインタフェース部である端末Teの表示画面例を示す図。
以下、本発明の実施例に係る故障箇所特定支援システム及び方法について、図面を参照して、説明する。
図1は、本発明の実施例に係る故障箇所特定支援システムの構成例を示している。図1の故障箇所特定支援システム1は、制御コンピュータ、パーソナルコンピュータ、あるいはワークステーションなどの計算機システムにより実現されており、診断対象のアセット2と、アセット2の故障箇所を特定する保全作業者Mtが使用する端末Ttと、故障知識データをキュレーションするエンジニアMeが使用する端末Teなどが適宜接続されて構成されている。
なお故障箇所特定支援システム1と、アセット2あるいは端末Tt、Teの間は、適宜通信システムNET1、NET2を介して接続されており、端末Tt、Teはキーボードなどの入力手段並びにモニタなどの出力手段を備えている。
まず、故障箇所特定支援システム1に接続される機器とその内容について説明する。
監視対象となる各種機器や設備であるアセット2には、センサやアラームシステムが取り付けられており、そのデータは、故障箇所特定支援システム1の監視データ記憶部DB1に格納される。
端末Ttは、保全作業者Mtが使用する。端末Ttの入力手段を介して保全作業者Mtが入力した調査結果に関する情報を故障箇所特定システム1の調査手順作成部13に送信する。また同時に、端末Ttは故障箇所特定システム1の調査手順作成部13で作成される調査手順に関する情報を受信し、モニタなどの出力手段に表示する。
これに対し端末Te(インタフェース部)は、エンジニアMeが使用する。端末Teの入力手段を介してエンジニアMeがデータ更新を指示し、データ更新結果をモニタなどの出力手段に表示する。
なお、端末Teを使用するエンジニアMeは、アセット2に関する知識を有している。他方、保全作業者Mtは、端末Ttからの情報を参考にしてアセット2の故障箇所特定作業ができる程度のアセットに関する知識を最低限有しているとする。また保全作業者Mtは、現場で作業するワーカー以外にも、遠隔でアセットオーナーまたは作業員に指示を出すコールセンターワーカーでもよい。保全作業者MtとエンジニアMeは、複数人いることもある。
次に計算機システムにより実現される故障箇所特定支援システム1を、その機能として表すと、図1に示すように、監視データ記憶部DB1、故障知識データ記憶部DB2、調査結果記憶部DB3、調査手順作成部13、更新対象抽出部15、データ更新部16、ユーザインタフェース部である端末Teを備えている。ここで調査手順作成部13、更新対象抽出部15、データ更新部16のそれぞれの機能は、コンピュータの演算装置(CPU)が所定のプログラムを実行することにより実現される。なお端末Tt側にもユーザインタフェース部である端末Teを備えているが、ここでは外部機器として取り扱っている。
故障箇所特定支援システム1における、これらの機能をごく簡便に表すならば、故障知識データD2、監視データD1、保全作業者Mtの調査結果データD3を活用してアセットの故障箇所特定を支援する機能と、故障知識データD2を保全作業者Mtの調査履歴を用いて更新する機能を有したシステムであるということができる。
なお本発明は、特定のアセット、診断技術、分析技術に限定されるものではないが、事例として鉄道の客室ドアの診断を例として、以降の説明を行う。
故障箇所特定支援システム1で使用するデータを蓄積、記憶する記憶部(データベース)DBは、監視データD1を記憶する監視データ記憶部DB1、故障知識データD2を記憶する故障知識データ記憶部DB2、調査結果データD3を記憶する調査結果記憶部DB3である。これらのデータベースDBの記憶内容は以下のようである。
まず監視データ記憶部DB1は、対象アセット2とネットワークNET1を介して接続されており、対象アセット2の稼働データまたはアラームなどのイベントデータを監視データD1として、定期的または不定期に収集し格納している。ここで蓄積した監視データD1は調査手順作成部13で使用される。
故障知識データ記憶部DB2は、故障知識データD2を格納している。故障知識データD2は、対象アセット2の構造、故障モードや機能故障と故障モードの関係性、機能故障と故障影響の関係性、及び故障時に観察される現象と故障モードの関係性の情報である。また、故障知識データD2では、対象アセット2全体の故障知識を単一の関係性のネットワークで記録している必要は無く、対象知識の構造または機能の部分ごとに作成された故障知識が保存されている場合もありうる。また、対象アセット2全体の構造展開データも記録されているものとする。
調査結果記憶部DB3は、調査手順作成部13から書き込まれる保全作業者Mtの調査作業履歴を、調査結果データD3として格納している。
本発明の故障箇所特定支援システム1における各部演算機能(調査手順作成部13、更新対象抽出部15、データ更新部16)の処理内容を説明するにあたり、最初にここで用いられるデータについて具体的に説明しておく。まず故障知識データ記憶部DB2に記録する故障知識データD2の具体構成とその内容について、図2、図3、図4、図5a、図5bを用いて説明する。
図2に、故障知識データ記憶部DB2に記録する故障知識データD2の例を示している。故障知識データ記憶部DB2は縦横項目が設定されており、縦軸方向には知識が、横軸方向には知識ごとの故障知識データD2がマトリクス上に記憶されている。このうち知識(部分知識ID)として知識1、2、3、4が例示されており、知識1は対象設備機器がドア関連、知識2はアクチュエータ関連、知識3、4は調整バルブ関連である場合の知識である。
横軸の故障知識データD2としては、対象部品D2P、故障モードD2M、故障原因D2C、故障影響D2Eが記述されている。
この表記例によれば、ドア関連の知識1は対象部品D2PがドアP1、ドアレールP2、ドア板P3に関するものであり、対象部品Pごとの故障モードD2Mがそれぞれ「開不能M1、1、1」、「開時間が短いM1、1、2」、「閉時間が短いM1、1、3」であり、故障モードD2Mごとの故障影響D2Eがそれぞれ「乗客乗り降り不可E1、1、1」、「運行遅延E1、1、2」、「乗客が挟まるE1、1、3」であり、故障影響D2Eごとの故障原因D2Cがそれぞれ「ドア板が動かないC1、1、1」、「ドア開検知不能C1、1、2、あるいはドア板移動が遅いC1、1、3」、「ドア板移動が速いC1、1、3」であるといった具合に、相互が関連付けて記憶され、データベースである故障知識データ記憶部DB2を構成している。なお詳細説明は割愛するが、他の知識2、3、4も同様の考え方により構成されている。
なおこの故障知識データD2は全体を一度に作成されたものではなく、アセット2の部分的な専門知識保持者であるエンジニアMeによってデータ更新部16を介して逐次更新されたものである。
また、故障知識データ記憶部DB2には、図3に示すようなアセットの構造展開例を示すデータも記録されている。図3の部品P間構造展開例によれば、上位機能部品がドアP1であるときに、下位機能部品がドアレールP2、ドア板P2、アクチュエータP3、空気配管P8である。さらには上位機能部品がアクチュエータP3であるときに、下位機能部品がピストンP5、シリンダP6、調整バルブP7である。なお図2の知識1から知識4は機器を構成する主要な部品(P1からP8)についての集合体であり、図3の主要な部品間のつながりや接続関係を表している。
このように、図2で示した故障知識データD2の各行は、対象部品D2P、故障モードD2M、故障原因D2C、故障影響D2Eの組み合わせを示しており、本発明ではこれを故障知識の小単位として考える。ここで、故障知識データD2中の各要素間の故障原因D2Cと故障影響D2Eの関係性を追記することで、故障影響D2Eがどのような要因で引き起こされるかを記述することが可能である。ある部品に起こる故障影響D2Eについて、故障影響D2Eがどの故障モードD2Mによって引き起こされるか、さらに故障モードD2Mはどの故障原因D2Cによって引き起こされるかを、各データID間の関係性として記述する。
また、異なる部品P間についても、下位機能を提供する部品に故障が発生した際に、その故障影響D2Eが上位機能の故障原因D2Cとなる、因果の連鎖を記述することができる。
図4に故障知識データD2をグラフ形式で表現したものを示す。以降の説明では、このグラフ形式の表現を主に用いて説明する。図4の表記によれば、左上に対象部品D2PがドアP1であるときの、また同様に右上に対象部品D2PがドアレールP2であるときの、また右下に対象部品D2Pがドア板P3であるときの故障モードD2M、故障原因D2C、故障影響D2Eが具体的に関連をもって表記されている。
これらの関係は、図2の故障知識データD2においては、それぞれ独立した関係性の部品のものであるが、故障知識データD2中の各要素間の故障原因D2Cと故障影響D2Eの関係性を追記することで、故障原因D2Cと故障影響D2Eの観点からの連携、紐づけが可能である。
図4の例では、対象部品D2PがドアレールP2の故障影響M2Eである「ドア板の動作が阻害、異音E1、2、1」と、対象部品D2PがドアP1の故障原因M2Cである「ドア板が動かないC1、1、1」の間に、相互関連性M1がある。
他にも2組の相互関連性が認められる。対象部品D2PがドアレールP2の故障影響M2Eである「ドア板の動作が阻害、異音E1、2、1」と、対象部品D2PがドアP1の故障原因M2Cである「ドア板移動が遅いC1、1、3」の間の相互関連性M2と、対象部品D2Pがドア板P3の故障影響M2Eである「ドア板の動作が阻害、異音E1、3、1」と、対象部品D2PがドアP1の故障原因M2Cである「ドア板が動かないC1、1、1」の間での相互関連性M3である。
図4のグラフ形式による相互関連性Mの把握は、その前提としてのデータの取り扱い上はノードとリンクで表現したデータフォーマットで表現しておくのがよい。図5a、図5bはデータフォーマットで把握したときのリンクテーブルTBLと、ノードテーブルTBNの例を示している。これら図5a、図5bのデータフォーマットもまた、故障知識データ記憶部DB2における故障知識データD2の一部として、管理されている。なお図5a、図5bのデータフォーマットは、同一対象部品内におけるリンクテーブルTBLを示したものであり、複数対象部品間のリンクを考慮していない。
図5aのリンクテーブルTBLは、図4のグラフの同一対象部品内におけるリンクに関する情報を格納している。リンクテーブルTBLは、具体的には、リンクを識別するID(図視せず)、リンクの出発点のノードである元ノードL1のノードID、リンクの到着点である先ノードL2のノードID、リンクの重要度を表したスコアL3で構成されている。
なお図5aでは、同一対象部品D2PとしてドアPに関する知識1の場合を例示しており、ノード(元ノードL1、先ノードL2)として、図2の部品ID、故障モードID、故障影響ID、故障原因IDに着目し、これらの間のリンク関係を網羅する。図5aでは、上部の3ケースは、部品IDを先ノードとし、故障モードIDを元ノードとする接続関係をリンクとして把握し、下部の3ケースは故障モードID、故障影響ID、故障原因IDの間での接続関係をリンクとして把握したものである。なお、ここには例示していないが他の知識についても同様に作成されている。
また図5aでは、これらのリンクごとにスコアL3が付与されている。スコアL3は、一般にはドアなど外部から確認可能なものは低く、内部の確認が困難な場合ほど高く設定され、あるいは及ぼす影響が大きいものほど高く設定されている。このスコアは、調査手順作成部13の処理で使用される。スコアの高いリンクは、調査手順として優先的に選択される。
図5bのノードテーブルTBNは、ノード(元ノードL1、先ノードL2)に関する情報を格納している。ノードテーブルTBLは、具体的には、ノードを識別するノードID(N1)、ノードの重要度を表したスコアN2、ノードに関連する作業時間の情報N3、マニュアルなどの付加情報N4で構成される。ノードの詳細な情報は、ノードID(N1)をキーにして図2のテーブルを検索することで取得できる。
ノードテーブルTBNにおいて、例えばノード「M1.1.1 ドア開不能」のとき、ノードID(N1)はM1.1.1である。また作業時間N3は標準的なドア開不能を確認する作業時間と、データ更新部16によって入力された作業時間の実績値(ここでは統計値)として例えば5分が格納されている。また付加情報N4には、ドア開不能を確認するための手順書(ここではドア開不能の調査マニュアル)のリンクや、ドアの図面情報が格納されている。
図5a、図5bに示したリンクテーブルTBLと、ノードテーブルTBNによるデータフォーマットによれば、図4に示した接続関係がデータとして表現できることが明らかである。
図2、図3、図4、図5a、図5bを用いた以上の説明は、故障知識データ記憶部DB2に記録する故障知識データD2の具体構成とその内容についてのものであるが、このような故障知識を用いることで、故障調査のガイダンスを行うことが可能である。たとえば、図4のグラフ形式で説明すると、作業者が“ドア開が異常に遅く、運行が遅延した”という報告を受けた場合、「E1.1.2の運行遅延」と「M1.1.2の開時間が長い」というノードから、実際にドアの調査を行うなどして、「C1.1.3ドア板移動時間が遅い」、「E1.2.1ドア板の動作が阻害」、「M1.2.1抵抗増大」とたどり、最終的に「C1.2.2グリス喪失」を確認できれば、P2ドアレールにグリスを追加するという処置をとることができる。
次に調査手順作成部13の処理について説明する。調査手順作成部13は、故障知識データ記憶部DB2の情報D2と監視データ記憶部DB1の情報D1と、端末Ttからの保全作業者Mtの調査段階結果D3を用いて、次の調査手順を生成し、端末Ttに送信する。調査が完了したとき、その調査履歴を調査結果記憶部DB3に格納する。調査手順作成部13は、端末Ttからの調査段階結果の入力とその結果の反映を繰り返しながら動作する。
調査手順作成部13の処理フローを図6に示す。図6における最初の処理ステップS001では、故障知識データ記憶部DB2と監視データ記憶部DB1から関連する情報を読み込む。例えば図2においてドア関連の情報として知識1、2、3、4を読み込む。
処理ステップS002では、調査手順の起点となる部品を決定する。ここでは接続関係の最上位の部品を選択する。本例ではドアP1が選択される。あるいは、保全作業者Mtが調査に入る前に、事前の故障状況報告や監視データ記憶部DB1にイベント情報がある場合は、そこで指定された部品、あるいは指定された故障時の現象との内容のマッチングがもっとも高いものを用いる。以下では、最上位の部品であるドアP1を選択したものとする。
次に保全作業者Mtに対して、調査手順の提示、調査段階結果の入力受付とその結果の反映を繰り返しながら、故障箇所が特定されるまでループ処理S0031からS0032を継続する。
ループ処理内の最初の処理ステップS004においては、保全作業者Mtに端末Ttを介して調査手順を提示するに当たり、どの様な順番で故障知識データのネットワークをたどるのが良いかを検索する。この調査作業検索処理では、故障知識データ記憶部DB2のノードテーブルTBNのスコアL3とリンクテーブルTBLのスコアN2、及びノードテーブルTBNの作業時間N3を用いて、合計のスコアが最大になるように、調査作業手順を検索する。
このスコアは、以下の方法で動的に更新されるのがよい。例えば監視データ記憶部DB1の情報D1にアラームがある場合、アラームに関連するノードを検索し、そのノードのスコアを大きくする。また端末Ttからの調査段階結果で、提示した調査手順が正しい場合は、現在たどっているノードの次のノードとリンクのスコアを大きくする。逆に誤った場合、スコアを小さくし、現在たどっているノード以降のネットワークを選ばれにくくする。検索は、カーナビの経路探索でよく使用されるダイクストラ法など、ノードおよびリンクの重みを用いて最適な経路を計算するアルゴリズムを用いて検索してもよい。
処理ステップS005では、処理ステップS004の結果を端末Ttに表示する。次に処理ステップS006では、保全作業員Mtの保全作業の入力結果を端末Ttから受信する。処理ステップS007では、端末Ttから故障箇所特定完了の情報を受信したかをチェックする。処理ステップS007でNoの場合、ループ処理S0031からS0032を継続する。処理ステップS007でYesの場合、処理ステップS008で調査履歴を調査結果記憶部DB3に調査結果データD3として書き込む。
かくして調査結果記憶部DB3には、調査手順作成部13から書き込まれる保全作業者Mtの調査作業履歴が調査結果データD3として格納される。
図7aは、調査結果記憶部DB3のデータフォーマット例を示している。また図7bは、故障知識に図7aの保全履歴をマッピングした図である。
図7aの調査結果記憶部DB3のデータフォーマットでは、保全作業を実施した作業者(ユーザID)、設備(アセットID)、調査結果特定できた原因ノードID、日時(開始、終了時刻)、保全作業名称などが書誌事項D30として記述され、そのうえで原因ノード特定までの調査履歴が時系列で格納されている。具体的には、タイムスタンプ(開始、終了時刻)、ノードD32、作業時間D33として、記述される形式により保存されている。なお、調査結果記憶部DB3には、故障原因解明の都度作成された調査履歴のデータフォーマットが、逐次蓄積されていく。
この記録によれば、原因ノードIDが特定されるまでの保全作業手順は、ドアP1から開始され、ドアの開時間が長い(M1.1.2)⇒ドア板移動が遅い(C1.1.3)という順序で順次解明され、次にドアレールP2に関してドア板の動作が阻害され、異音が生じている(E1.2.1)⇒抵抗が増大している(M1.2.1)⇒グリスが喪失している(C1.2.2)ということで、原因が解明された手順が示されている。またこの各解明作業に要した時間が部位ごとに記録されている。図7bは、図7aの保全履歴を図4の故障知識データのグラフ表現形式上にマッピングした図である。
次に更新対象抽出部15について説明する。更新対象抽出部15は、調査結果記憶部DB3に格納されている調査作業履歴(調査結果データD3)を用いて、故障知識データD2の更新対象を抽出する。本実施例では、更新対象抽出の例として、A1:主要ノードとリンク素片、A2:誤りの多いノード、A3:作業時間が長いノードを、抽出の観点として実施する例を記述する。
まず、抽出観点A1(主要ノードとリンク素片)について説明する。ここで主要ノードとは、保全作業員が調査途中で高頻度に通過し、かつ分岐が多いノードである。またリンク素片とは、主要ノード間の複数リンクと複数ノードの集合である。主要ノードの概要について図8aにより、リンク素片の概要について図8bにより一例を説明する。
図8aは、故障知識データD2に調査作業履歴D3を集計した結果を示している。この集計結果に関して、ここでは、ノードM1.1.2「開時間が長い」と、ノードM1.1.2に対して相間のあるノードであるM1.1.3とC1.1.3とC1.1.2との関係を例示している。またそのうえで、ノードM1.1.2から他のノードに推移した回数が100回で、その割合が、例えば20%、40%、40%であったとする。なお同様の分析は他のノードについても実施されている。
多くの分析ケースの中から、このケースでは、主要ノードとして、ノードM1.1.2とノードC1.2.2「グリス喪失」を抽出したものとする。ノードM1.1.2を主要ノードとして抽出したのは、多くの保全作業員MtがノードM1.1.2を通過(この例では100回)し、さらにノードM1.1.2から分岐するノード「M1.1.3」「C1.1.3」「C1.1.2」にノードM1.1.2から入力した回数あたり20%、40%、40%と偏りが少なく分岐しているためである。
逆に95%、3%、2%のように大部分の保全作業員MtがM1.1.3に進む場合を想定すると、このケースでは大きな分岐点になっていないと考えられるため、主要ノードとして抽出されない。つまり、通過する回数が多いノードであって、かつ多くの保全作業員Mtが、次の作業ステップに移行する際にどこに行くべきか迷うというのが主要ノードとする理由である。
ここでの主要ノードを抽出する基準は、保全作業員Mtが対象ノードの到達回数と、対象ノードに到達した回数に対する、次ノードに到達した割合(分岐率)できめる。例えば、「ノードID:A」の到達回数が100回で、次ノード「ノードID:B」「ノードID:C」に到達する回数がそれぞれ60回、40回とする。分岐率はそれぞれ60%と40%である。このとき対象ノードAは通過頻度が高く、分岐しやすいノードであるため、主要ノードとして抽出する。
図8bにおいて、「リンク素片」とは、保全作業員Mtの共通で通過するリンクのまとまりである。図8bの例では、M1.1.2⇒C1.1.3⇒E1.2.1⇒M1.2.1⇒C1.2.2に至るリンクのまとまりが、リンク素片である。リンク素片の始点(ノードM1.1.2)と終点(ノードC1.2.2)は主要ノードであり、始点と終点の間のノードは主要ノードではない。
これらの主要ノードとリンク素片は、保全作業員Mtが共通して通過しやすいノードとリンクの集合であるから、エンジニアMeが重点的に更新するべきである。
図9は、更新ノード処理部15における主要ノードとリンク素片を抽出する処理フローを示している。
更新ノード処理部15における主要ノードとリンク素片抽出の最初の処理ステップS101では、調査結果記憶部DB3から保全作業員Mtの調査作業履歴(調査結果データD3)を読み込む。次に処理ステップS1021からS1022の間で、取得した調査作業履歴に含まれる全ノードについて処理ステップS103の処理を実行する。処理ステップS103では、各ノードにおける通過回数と分岐率を計算する。
すべてのノードの処理終了後、処理ステップ104において主要ノードとリンク素片を抽出する。これはあらかじめ定められた通過回数や分離割合の閾値で決定する。または通過回数と分岐割合の大きい上位数本の主要ノードとリンク素片を抽出してもよい。処理ステップS105では、抽出した主要ノードとリンク素片をデータ更新部16に送信する。
図10aは、図9の処理ステップS105における処理により求められた主要ノードの表記例を示している。主要ノードのデータフォーマットは、主要ノードのノードIDの通過回数(分岐量)と次ノード(M1.1.3とC1.1.3とC1.1.2)への分岐率が格納されている。
図10bは、図9の処理ステップS105における処理により求められたリンク素片の表記例を示している。リンク素片のデータフォーマットは、リンク素片の始点の主要ノードのノードIDと終点の主要ノードのノードID及びリンク素片を構成するノード列(M1.1.2⇒C1.1.3⇒E1.2.1⇒M1.2.1)で構成されている。さらにリンク素片を構成するリンクの元ノードのノードID、先ノードのノードID及び通過回数(頻度)、平均作業時間が格納されている。
次に抽出観点A2(誤りの多いノード)について説明する。誤りの多いノードとは、保全作業者Mtがアセット2の原因を特定するまでに調査作業で誤りやすいノードである。誤りやすいノードを抽出して、次の調査作業で誤りやすいノードに到達しにくいようにデータ更新部16で故障知識データを更新する。
図11に誤りやすいノードの概要を示す。図11のケースでは、保全作業員Mtは、ノードEから原因個所特定の作業を開始し、ノードE⇒ノードA⇒ノードCを経てノードDに辿り着くが、結果としノードDは故障原因ではなかったというものである。このため保全作業員Mtは、逆ルートでノードAに戻り、次にノードCに代えてノードBの方向を指向したという一連の作業結果が示されたものである。ここでノードBが故障の原因であることがわかり、調査は終了している。このノードA、ノードC、ノードDのリンク素片を用いて、調査が誤りやすい回数を集計する。
図12に誤りやすいノードを抽出する処理フロー例を示す。更新ノード処理部15における誤りやすいノード抽出の最初の処理ステップS201では、調査結果記憶部DB3から保全作業員Mtの調査作業履歴(調査結果データD3)を読み込む。
次に処理ステップS2021からS2022の間で、取得した調査作業履歴に含まれる全ノードについて処理ステップS203の処理を実行する。処理ステップS203は、各ノードにおける通過回数と誤りのある回数を計算する。誤りのある回数とは、上位のノードに戻った回数である。
すべてのノードの処理終了後、処理ステップS204において「誤りのある回数」の観点で抽出したノードとリンク素片を抽出する。具体的には、あらかじめ定められた誤り回数の閾値または誤り回数の大きい上位ノードとリンク素片を抽出してもよい。処理ステップS205では、抽出した誤りの多いノードとリンク素片を、データ更新部16に送信する。
図13に図12の処理ステップS205の処理で抽出したデータのデータフォーマットを示す。データフォーマットは、元ノードのノードIDと、先ノードIDと、通過回数(頻度)と誤り回数である。
次に抽出観点A3(作業時間が長いノード)について説明する。調査作業履歴(調査結果データD3)には各ノードの作業時間が記録されている。ノードの作業時間が多い場合、保全作業員Mtが作業に時間がかかっている。この作業時間の大きいノードを対象に、エンジニアMeがデータ更新部16で、作業マニュアルをわかりやすくし、あるいはノードを2つ以上のノードに分割するなどして、作業時間短縮を図ることができる。
図14に作業時間の長いノードを抽出する処理フロー例を示す。更新ノード処理部15における作業時間の長いノード抽出の最初の処理ステップS301は、調査結果記憶部DB3から保全作業員Mtの調査作業履歴(調査結果データD3)を読み込む。
次に処理ステップS3021からS3022の間で取得した調査作業履歴に含まれる全ノードについて処理ステップS303の処理を実行する。処理ステップS303は、各ノードにおける作業時間の統計値を計算する。
統計値とは、作業時間の平均値と標準偏差などがある。作業時間の平均値が大きいノードは、すべての調査作業員が、時間がかかっているものである。作業時間の標準偏差が大きいノードは、作業員によって作業時間のばらつきが多いものである。
すべてのノードの処理終了後、処理ステップS304において、各ノードで作業時間の統計値が多いノードを抽出する。これはあらかじめ定められた作業時間の平均値と標準偏差の閾値で決定する。または平均値または標準偏差の大きい上位数本のノードを抽出してもよい。処理ステップS305では、抽出した要ノードの情報をデータ更新部16に送信する。
図15は、図14の処理ステップS305の処理で抽出したデータのデータフォーマット例を示している。データフォーマットは、抽出したノードについてのノードIDと、作業時間の統計値が格納されている。作業時間の統計値としては、平均値、標準偏差、最大値などでの採用できる。
最後に、データ更新部16について説明する。データ更新部16は、更新対象抽出部15の抽出結果をユーザインタフェース部である端末Teに表示し、ユーザであるエンジニアMeからの入力を受付ける。
データの更新には、新規知識の追加、既存知識の更新、既存知識の削除がある。新規知識の追加は、新しいノードとリンクを追加するものである。例えば誤りの多いノードを分割し、誤りを抑えられるようなノードを追加する。
既存知識の更新とは、ノードやリンクに含まれるスコアの更新および付加情報の更新である。主要ノードとリンク素片を1つにまとめて調査作業を見直し、あるいはあまりの多いノードでは、スコアを小さくして、作業手順作成部13で抽出しないようにする。また作業時間が長いノードは、その原因をエンジニアMeが判断し、調査マニュアルを見直す。
図16は、ユーザインタフェース部である端末Teの画面の例である。エンジニアMeは図16の画面を参照にしながら故障知識データを更新する。
図16の画面例では、例えば上中下段に画面分割し、上段には表示するノードとして、主要ノード、リンク素片、誤りやすいノード、作業時間台のノードなどが選択できるように押し釦形式での選択画面を構成する。下段には、編集作業として新規追加、更新、削除などの作業を選択、指示するための押し釦形式での選択画面を構成する。また中断には、図4に示したグラフ形式でのノード表示を行い、上下段による選択や支持の結果をグラフ形式に反映し、あるいは各種データの表示などを可能とすることができる。
以上、本発明の実施形態例によれば、蓄積した調査作業履歴から故障知識データで更新するべき箇所をエンジニアMeに示し、エンジニアMeは故障知識データを更新するべき箇所の抽出結果を見て知識を更新する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1:故障箇所特定支援システム、2:アセット、Mt:保全作業者、Tt:端末、Me:エンジニア、DB1:監視データ記憶部、DB2:故障知識データ記憶部、13:調査手順作成部、DB3:調査結果記憶部、15:更新対象抽出部、16:データ更新部中間フォーマット検索部、Te:端末

Claims (8)

  1. 対象機械の故障の因果関係を記述した故障知識データを用いて保全作業者に適切な調査箇所や調査内容を指示する故障箇所特定支援システムであって、
    前記故障知識データを用いて前記対象機械の調査箇所及び調査内容についての調査手順を作成する調査手順作成部と、前記調査手順作成部で作成された調査手順を用いて調査した調査履歴を記憶する調査結果記憶部と、前記調査結果記憶部に記憶された前記調査履歴を用いて前記故障知識データの更新箇所をレコメンドする更新対象抽出部と、前記更新対象抽出部で抽出した箇所を表示し、前記故障知識データを更新する機能を提供するユーザインタフェースを備え
    前記対象機械の故障の因果関係を記述した故障知識データは、前記対象機械を構成する部品についての故障モードと故障影響と故障原因をノードとし、ノード間をリンクとするネットワーク構成のデータであり、
    前記更新対象抽出部は、前記ネットワーク構成のデータについて、保全作業者が調査途中で高頻度に通過し、かつ分岐が多いノードを検索し、検索したノードを前記更新箇所として前記ユーザインタフェースに表示することを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  2. 請求項1に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記調査手順作成部は、前記故障知識データを用いて作成した前記対象機械の前記調査手順を外部提示し、前記調査手順に従って実行された前記対象機械の調査結果を調査履歴として得、前記調査結果記憶部に記憶することを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  3. 請求項2に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記対象機械の故障の因果関係を記述した故障知識データは、前記ノードに紐づけして前記調査履歴が記録されていることを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  4. 請求項1に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記ユーザインタフェースからの外部指示により、異なる部品間のノードをリンクすることを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  5. 請求項1に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記更新対象抽出部は、前記ネットワーク構成のデータについて、対象ノードの到達回数と、対象ノードに到達した回数に対する、次ノードに到達した割合を基準として、使用頻度が高く、他のノードに分岐しやすい故障知識データのノードを検索し、検索したノードを前記更新箇所として前記ユーザインタフェースに表示することを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  6. 請求項1に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記更新対象抽出部は、前記ネットワーク構成のデータについて、使用頻度の高いノード同士を結んだネットワークの一部を検索し、前記ユーザインタフェースに表示することを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  7. 請求項1に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記更新対象抽出部は、前記ネットワーク構成のデータについて、調査を行う作業員が誤って調査した箇所を検索し、前記ユーザインタフェースに表示することを特徴とする故障箇所特定支援システム。
  8. 請求項1に記載の故障箇所特定支援システムであって、
    前記更新対象抽出部は、前記ネットワーク構成のデータについて、調査を行う作業員の作業時間を集計し、統計値を計算し、前記ユーザインタフェースに表示することを特徴とする故障箇所特定支援システム。
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