JP6632454B2 - 情報処理装置、保守システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
情報処理装置、保守システム、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDFInfo
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Description
前述の特許文献1〜3では、点検対象の機器の選択は保守員が判断するため、点検すべき機器の判別に時間を要すという課題及び点検すべき機器を見落とすという課題は解決されない。
複数の機器から得られる計測値又は前記複数の機器の点検履歴に基づいて、前記複数の機器のそれぞれについて故障率を算出する機器故障率算出部と、前記複数の機器と、前記機器が所属する機器グループとの対応関係を示す情報に基づいて、前記複数の機器が所属する機器グループを判定し、判定した機器グループに所属する前記複数の機器の故障率に基づいて、点検作業の対象とする機器グループを選択するための機器グループの故障率を算出するグループ故障率算出部と、を有する。
を備える。
***構成の説明***
図1に、本実施の形態に係るエレベーター保守システムの構成例を示す。
本実施の形態に係るエレベーター保守システムは、保守作業順序決定装置01と、エレベーターシステム20と、入力端末07と、確認端末12で構成される。エレベーター保守システムは、保守システムと表現してもよい。
保守作業順序決定装置01は、機器故障率算出部02、関連機器判定部03、点検手順作成部04、作業順序出力部05、点検履歴DB08、設計情報DB09、点検項目DB10、要点検箇所DB11で構成される。なお、これらの構成要素の詳細は後述する。
エレベーター制御装置13は、エレベーターの昇降路17に設けられる。エレベーター制御装置13は機器故障率算出部02、点検手順作成部04、かご内操作盤15、巻上機18に接続されている。
かご室14は、エレベーター制御装置13、かご内操作盤15、巻上機18に接続されている。
かご内操作盤15は、行先階を指定する行先階ボタン、戸開ボタン、戸閉ボタンで構成する。
巻上機18は、エレベーター制御装置13、かご室14に接続されている。巻上機18は、エレベーター制御装置13の指示に従い、かご室14の移動を行う。
入力端末07は、点検履歴DB08、設計情報DB09、点検項目DB10、要点検箇所DB11に接続されている。
保守員は、入力端末07を用いて、これらのデータベースにデータを格納することができる。
確認端末12は、作業順序出力部05に接続されている。確認端末12は、後述するように、作業順序出力部05から、点検作業の作業順序の情報を取得し、保守員に点検作業の作業順序の情報を提示する。
なお、入力端末07と確認端末12は別の装置であっても良いし、1つの装置に含まれるものであっても良い。
図20では、入力端末07と確認端末12が保守会社に存在している。また、点検履歴DB08と設計情報DB09と点検項目DB10と要点検箇所DB11がサーバに存在している。また、機器故障率算出部02と関連機器判定部03と点検手順作成部04と作業順序出力部05が保守作業順序決定装置01に存在している。
図21では、作業順序出力部05が保守会社に存在している。
なお、図20及び図21では、作図上の理由から、点検履歴DB08、設計情報DB09、要点検箇所DB11、点検項目DB10における「DB」の表記を省略している。
図2は、保守作業順序決定装置01のハードウェア構成例を示す。
保守作業順序決定装置01は、データインタフェース101、プロセッサ102、メモリ103、エレベーター制御装置インタフェース104、表示器インタフェース105を備えるコンピュータである。
データインタフェース101は、点検履歴DB08等のデータベースとのインタフェースとなる回路である。
プロセッサ102は、図1に示す機器故障率算出部02、関連機器判定部03、点検手順作成部04、作業順序出力部05の機能を実現するプログラムを実行する。つまり、機器故障率算出部02、関連機器判定部03、点検手順作成部04、作業順序出力部05はプログラムにより実現される。
メモリ103は、機器故障率算出部02、関連機器判定部03、点検手順作成部04、作業順序出力部05のプログラムを記憶する。
エレベーター制御装置インタフェース104は、エレベーター制御装置13とのインタフェースとなる回路である。
表示器インタフェース105は、確認端末12の表示器とのインタフェースとなる回路である。表示器インタフェース105は、確認端末12の表示器とのインタフェースとなる回路に限られず、確認端末12のスピーカとのインタフェースとなる回路であるスピーカインタフェースであってもよい。確認端末12の表示器及び確認端末12のスピーカを出力器と表現してもよい。表示器インタフェースとスピーカインタフェースとを出力インタフェースと表現してもよい。
各機器は、複数の機器グループのうちのいずれかの機器グループに所属する。機器グループは、点検項目に基づいて構成される。同じ点検機会にまとめて点検作業を行うことが望ましい機器が、同じ機器グループに所属する。
より具体的には、関連機器判定部03は、機器グループに所属する閾値未満のゼロではない故障率の機器の故障率を、当該機器グループに所属する機器のうち閾値以上の最も高い故障率の機器の故障率に補正する。
関連機器判定部03は、故障率補正部の例である。また、関連機器判定部03により行われる動作は、故障率補正ステップの例である。
なお、本実施の形態に係る情報処理装置は、必ずしも関連機器判定部03を備えていなくても良い。
点検手順作成部04は、グループ故障率算出部の例である。また、点検手順作成部04により行われる動作は、グループ故障率算出ステップの例である。
作業順序出力部05は、グループ選択部の例である。また、作業順序出力部05により行われる動作は、グループ選択ステップの例である。
次に、本実施の形態に係る保守作業順序決定装置01の動作例を図3から図14を参照して説明する。
図3に、保守作業順序決定装置01の処理の流れを示す。
具体的には、保守員が入力端末07を用いて点検履歴DB08、設計情報DB09、点検項目DB10、要点検箇所DB11にデータを格納する。
前述したように、関連機器判定部03は、機器グループごとに、機器グループに属する特定の機器の故障率を用いて、機器グループに属する他の機器の故障率を補正する。
故障率は、機器の一定期間内の故障確率や機器の次回交換までの残り日数を数値化したものである。
以下、図4に従って、機器故障率算出部02の動作を説明する。
たとえば、参考文献では、経年変化によって徐々にボタンが反応しにくくなることに着目し、ボタン装置押下時の最新の抵抗値を記録し過去複数回分の抵抗値の平均値と変化率から故障率を算出することが開示されている。
参考文献:特開2014−9074号公報
点検履歴情報には、エレベーターを一意に表す番号と保守員が点検した機器、点検の際に計測した測定値、機器に不具合が生じていた場合に機器の手入れを行った後の測定値が記載されている。
機器故障率算出部02は、点検履歴情報に記載された点検の際に計測した測定値と手入れを行った後の測定値をもとに、エレベーター制御装置13からの計測値を用いる場合と同様の方法で故障率を算出する。
機器故障率算出部02は、例えば、図5に示す故障率を関連機器判定部03に出力する。
以下、図6に従って、関連機器判定部03の動作を説明する。
関連する他の機器とは、故障率が閾値以上の機器と同じ機器グループに所属する機器である。
関連機器判定部03は、具体的には、設計情報DB09から設計情報を取得して、機器グループに所属する機器を特定する。
設計情報には、エレベーターを構成する装置(図7の「装置名」欄に記載)と装置の構成要素(図7の「構成要素名」欄に記載)と構成要素内部の機器(図7の「機器」の欄に記載)との対応が記載されている。「装置名」の欄の記載されている装置が共通する機器は同じ機器グループに所属する。同じ機器グループに所属する機器は、同一の点検機会に点検すべき機器である。
なお、階床ごとに存在する装置については、機器グループは、図7の装置名の欄に記載の装置と階床との組み合わせで定義される。例えば、「着床装置」は、階床ごとに存在するため、図5の「着床装置 1階」、「着床装置 3階」というように、装置と階床との組み合わせが機器グループになる。そして、図5の「着床装置 1階 着床リレー接点」、「着床装置 1階 着床リレー端子」等のように、機器名に「着床装置 1階」が含まれる機器が、「着床装置 1階」という機器グループに属する機器である。
また、階床とは独立に存在する装置については、図7の装置名の欄に記載の装置に含まれる機器が同じ機器グループに属する。例えば、「かごドア安全装置」は、階床とは独立に存在するため、図7の「かごドア安全装置」内の「アーム」、「ガイド板」、「マイクロ SW」、「固定装置」が同じ機器グループに属する。
図7の機器グループの定義は、後述する点検項目情報(図10)に示す点検項目に基づく。
以下では、図5の「着床装置 3階」について説明を行う。つまり、関連機器判定部03は、ステップS022で、故障率「0.5」である「着床装置 3階 着床リレー接点」を抽出したものとする。
「着床装置 3階 着床リレー接点」に関連する機器は、同じ機器グループに属する「着床装置 3階 着床リレー端子」及び「着床装置 3階 着床SW接点」である。これらの機器の故障率は図5では「0」ではないので、関連機器判定部03は、これらの機器の故障率を「着床装置 3階 着床リレー接点」の故障率である「0.5」に補正する。
「着床装置 3階」については、「着床装置 3階 着床リレー端子」及び「着床装置
3階 着床SW接点」の故障率が「0.5」に補正されている。
また、「着床装置 22階」については、「着床装置 22階 着床リレー接点」及び「着床装置 22階 着床SW接点」の故障率が「0.6」に補正されている。
また、まだ故障しない可能性が高い機器を早期に点検してしまうことを防止するため、故障率を補正する基準については関連する機器の故障率が「0」でなく一定値以下(例えば、「0.3」以下)は補正しないとする方法もある。
以下、図9に従って、点検手順作成部04の動作を説明する。
点検項目情報は、複数の機器と、この複数の機器が含まれる機器グループとの対応関係を示す情報である。すなわち、点検項目情報の「機器名」に記述される機器が、点検項目を構成する機器である。
例えば、点検項目「かご着床精度」を構成する機器は「着床リレー接点」、「着床リレー端子」、「着床SW接点」である。なお、階床ごとに存在する装置については、点検手順作成部04は、図10の機器名の欄に記載の機器を階床ごとに抽出する。例えば、「着床装置」は、階床ごとに存在するため、図8の「着床装置 1階 着床リレー接点」、「着床装置 1階 着床リレー端子」のように、図10の機器名の欄に記載の機器を階床ごとに抽出する。
点検手順作成部04は、全ての点検項目に対して、点検項目を構成する機器を抽出する。すなわち、機器が所属する機器グループを判定する。なお、点検手順作成部04は、機器グループ判定部と表現してもよい。
点検項目ごとの故障率は、例えば点検項目Aを構成する機器aから機器nのどれか一つが故障した確率として、以下のように算出する。なお、以下の式において、機器a〜機器nは、機器a〜機器nの補正後の故障率を示す。
1−(1−機器a)*(1−機器b)*(1−機器c)*...*(1−機器n)
なお、点検項目ごとの故障率は、機器グループごとの故障率と同義である。図11の「かご着床精度 22階」の故障率は、「着床装置 22階」の故障率である。
以下、図12に従って、作業順序出力部05の動作を説明する。
要点検箇所情報には、保守員の判断で特に点検を要する点検項目が記載されている。
図13に、要点検箇所情報の例を示す。
作業順序出力部05は、要点検箇所情報に記載された点検項目については、故障率に関わらず優先的に点検すべき項目として設定する。
点検項目を選択する方法には、点検項目の故障率が高いもの上位n件を選択する方法や点検項目の故障率が閾値以上の点検項目を選択する方法などがある。
また、保守員の巡回計画に応じて点検項目を選択する際の件数や故障率の閾値を変更してもよい。
本実施の形態によれば、機器の故障の兆候をもとに、点検対象の機器グループを選択するため、保守員の判断を伴わずに、同一の点検機会に点検すべき複数の機器を選択することができる。
このため、点検すべき機器の判別に時間を要すという課題及び点検すべき機器を見落とすという課題を解決することができ、点検時間を削減することができる。
本実施の形態では、特定の機器グループの機器については、機械的に連動してない他の機器グループの故障率を用いて、故障率を補正する例を説明する。
以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。以下で説明していない事項は実施の形態1と同じである。
図15は、本実施の形態に係る設計情報の例を示す。
図15では、「かご操作盤 ボタン装置」の装置名は、「(乗り場ドア装置)」となっている。かっこ書きとしているのは、故障率の補正においてのみ、乗り場ドア装置に所属する機器の故障率を利用することを表している。つまり、図15の設計情報は、「かご操作盤 ボタン装置」の故障率は、「乗り場ドア装置」の機器の故障率を用いて補正することを表している。
図16では、「乗り場ドア 1階 クローザ」の故障率が「0.5」である。また、「乗場ドアロック装置 1階 錠スイッチ接点」の故障率が「0.2」である。また、「乗場ドア装置 12階 クローザ」の故障率が「0.5」である。また、「かご操作盤 ボタン装置 コネクタ」の故障率が「0.2」である。更に、「かご操作盤 ボタン装置 基板接点」の故障率が「0.2」である。
つまり、関連機器判定部03は、「乗場ドア装置」の「乗り場ドア 1階 クローザ」又は「乗り場ドア 12階 クローザ」の故障率「0.5」に基づき、「かご操作盤 ボタン装置 コネクタ」の故障率と「かご操作盤 ボタン装置 基板接点」の故障率を、それぞれ「0.5」に補正する。
このように、本実施の形態に係る関連機器判定部03は、特定の機器グループに所属する機器の故障率を、他の機器グループに所属する機器の故障率を用いて補正する。
図18では、かご操作盤を構成する機器の故障率が補正により上昇したため、かご操作盤の動作に関する点検項目が上位に位置している。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
また、以上の実施の形態では、エレベーターの機器の点検手順を決定する例を説明したが、対象となる機器は、エレベーターの機器に限らない。
最後に、保守作業順序決定装置01のハードウェア構成の補足説明を行う。
図2に示すプロセッサ102は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ102は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図3に示すメモリ103は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ102により実行される。
プロセッサ901はOSの少なくとも一部を実行しながら、機器故障率算出部02、関連機器判定部03、点検手順作成部04、作業順序出力部05(以下、これらをまとめて「部」という)の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ102がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、「部」の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、メモリ103、又は、プロセッサ102内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
また、保守作業順序決定装置01は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
この場合は、「部」は、それぞれ電子回路の一部として実現される。
なお、プロセッサ及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
Claims (14)
- 複数の機器から得られる計測値又は前記複数の機器の点検履歴に基づいて、前記複数の機器のそれぞれについて故障率を算出する機器故障率算出部と、
同じ点検機会に点検作業を行うことが望ましい2以上の機器が同じ機器グループに所属するように機器と機器グループとの対応関係が示される点検項目情報に基づいて、各機器が所属する機器グループを判定し、判定した機器グループに所属する機器の故障率に基づいて、機器グループの故障率を算出するグループ故障率算出部と、
前記グループ故障率算出部により算出された機器グループの故障率に基づき、複数の機器グループの中から、点検作業の対象とする機器グループを選択するグループ選択部とを備える情報処理装置。 - 機器グループに所属する2以上の機器のうち、特定の機器の故障率を用いて当該機器グループに所属する他の機器の故障率を補正する故障率補正部を備え、
前記グループ故障率算出部は、前記故障率補正部により補正された後の故障率を用いて、当該機器グループの故障率を算出する請求項1に記載の情報処理装置。 - 各機器は、システムに含まれる複数の構成要素のうちのいずれかの構成要素に含まれており、
前記グループ故障率算出部は、
同じ点検機会に点検作業を行うことが望ましい、異なる構成要素に含まれる2以上の機器が同じ機器グループに所属するように機器と機器グループとの対応関係が示される点検項目情報に基づいて、各機器が所属する機器グループを判定する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記故障率補正部は、
機器グループに所属する閾値未満の故障率の機器の故障率を、当該機器グループに所属する前記閾値以上の故障率の機器の故障率に補正する請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記故障率補正部は、
機器グループに所属する、前記閾値未満のゼロではない故障率の機器の故障率を、当該機器グループに所属する機器のうち前記閾値以上の最も高い故障率の機器の故障率に補正する請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記グループ選択部は、
前記グループ故障率算出部により算出された故障率が高い機器グループから順に、点検作業の対象として選択する請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記グループ選択部は、
選択した機器グループを表示器に出力する請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記グループ選択部は、
選択した機器グループと、当該機器グループに所属する機器と、前記グループ故障率算出部により算出された当該機器グループの故障率とを前記表示器に出力する請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記故障率補正部は、
点検項目に基づいて構成された複数の機器グループに所属する複数の機器の機器ごとの故障率を取得する請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記故障率補正部は、
特定の機器グループに所属する機器の故障率を、他の機器グループに所属する機器の故障率を用いて補正する請求項2に記載の情報処理装置。 - 複数の機器から得られる計測値又は前記複数の機器の点検履歴に基づいて、前記複数の機器のそれぞれについて故障率を算出する機器故障率算出部と、
同じ点検機会に点検作業を行うことが望ましい2以上の機器が同じ機器グループに所属するように機器と機器グループとの対応関係が示される点検項目情報を有する点検項目DBと、
前記点検項目情報に基づいて、各機器が所属する機器グループを判定し、判定した機器グループに所属する機器の故障率に基づいて、機器グループの故障率を算出するグループ故障率算出部と、
前記機器グループの故障率に基づき、点検作業の対象とする機器グループを選択するグループ選択部と、
を備える保守システム。 - コンピュータが、複数の機器から得られる計測値又は前記複数の機器の点検履歴に基づいて、前記複数の機器のそれぞれについて故障率を算出する機器故障率算出ステップと、
コンピュータが、同じ点検機会に点検作業を行うことが望ましい2以上の機器が同じ機器グループに所属するように機器と機器グループとの対応関係が示される点検項目情報に基づいて、各機器が所属する機器グループを判定し、判定した機器グループに所属する機器の故障率に基づいて、機器グループの故障率を算出するグループ故障率算出ステップと、
コンピュータが、前記グループ故障率算出ステップにより算出された機器グループの故障率に基づき、複数の機器グループの中から、点検作業の対象とする機器グループを選択するグループ選択ステップとを有する情報処理方法。 - 複数の機器から得られる計測値又は前記複数の機器の点検履歴に基づいて、前記複数の機器のそれぞれについて故障率を算出する機器故障率算出ステップと、
同じ点検機会に点検作業を行うことが望ましい2以上の機器が同じ機器グループに所属するように機器と機器グループとの対応関係が示される点検項目情報に基づいて、各機器が所属する機器グループを判定し、判定した機器グループに所属する機器の故障率に基づいて、機器グループの故障率を算出するグループ故障率算出ステップと、
前記グループ故障率算出ステップにより算出された機器グループの故障率に基づき、複数の機器グループの中から、点検作業の対象とする機器グループを選択するグループ選択ステップとをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。 - 各機器は、エレベータ保守システムに含まれる複数の構成要素のうちのいずれかの構成要素に含まれており、
前記グループ故障率算出部は、
階床ごとに存在する構成要素について、階床ごとに、各機器が所属する機器グループを判定する請求項1に記載の情報処理装置。
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