JP6808588B2 - エレベータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、任意の不具合に対応した適切な保守作業または不具合対策の操作手順を推論するエレベータシステムに関する。
近年のエレベータは電子化が進んでおり、巻上機やかごドア等の機械系と、制御コントローラ等の電気系と、演算装置上で動作するソフトウェアと、の組合せで動作している。このようなエレベータで不具合が発生した場合、機械系のみが原因であれば、該当する部品の交換、修理のような単純作業で対策が完了する。
機械系の不具合に対処する従来技術としては、エレベータに係るものではないが、特許文献1がある。この要約書には、「過去の保守作業履歴や障害発生履歴を基に、障害発生時の条件に応じた適切な保守作業を分析することにより、障害の早期復旧や再発防止を図れる適正保守作業分析装置を提供する」という課題の解決手段として、「過去の保守作業情報から、保守作業時における障害発生条件別の保守作業について学習し、その学習結果を用いて新規の障害発生時における保守作業を予測し、その予測結果を実際の障害情報および保守作業情報を用いて評価するとともに、上記予測結果を用いて、対象機器に発生した障害に対する適切な保守作業を支持する。」と記載されている。また、同文献の段落0046には、「図9は、予測結果評価部18による評価結果の一例である。学習時以降に行なった保守作業それぞれについて、学習結果に基づいて適正保守作業の予測を行ない、実際に保守員が行なった作業と比較している。ここでは予測と実績とが一致したかどうかのみを扱っているが、さらに評価に用いた保守作業が実際に適切であったかどうかを新規の障害情報から求め、各保守作業情報を(一致、適切)、(不一致、適切)、(一致、不適切)、(不一致、不適切)の4つのカテゴリに分けて評価することもできる。」と記載されている。
すなわち、特許文献1には、機械系の障害を分類し、該障害に対して実施された作業も分類し、分類された機械系の障害と分類された作業を1対1に対応づけ、その組み合わせを複数のカテゴリに分けて評価する適正保守作業分析装置の記載がある。
特開2000−251126号公報
電子化が進んだ近年のエレベータで、機械系、電気系、ソフトウェアの複合要因からなる不具合が発生した場合には、不具合の組合せ毎に異なる対策が必要となる。現実のエレベータでは、不具合の組合せが膨大に存在するため、保守員の誤解または熟練度により、不適切な不具合対策を実施する場合もあり、不具合を解消できないばかりか、新たな不具合を発生させてしまう危険性もある。
また、エレベータに不具合が発生した場合に、適切な作業手順を推論するには、そのエレベータの機械系、電気系、ソフトウェアの全ての知識、経験が機種毎に必要であるが、そのような知見を全保守員が様々な機種について獲得するのは困難である。そこで、熟練保守員の知見や作業実績を再利用し、適切な作業手順を推論できるシステムが望まれている。
特許文献1の保守作業は、同文献の図9および段落0046に示されるように、機械的不具合発生時の交換・調整作業を評価するものであり、機械的不具合に係る部品の特定と該部品に対する適正作業を提示している。すなわち、特許文献1で実現できるのは、機械系の交換・調整作業のマニュアルやルールブックの電子化に留まっている。そのため、同文献の技術では、電気系やソフトウェアの不具合の複合要素に起因する、エレベータシステムの故障・不具合に対応する作業手順を推論することができない。
これは、ソフトウェアが介在する不具合に対処するには、プログラムの特定のデータ領域の値を変更し、該変更に伴うエレベータの挙動を確認しつつ更にプログラムの実行・一時停止を繰り返すような一連の作業履歴が重要であるが、特許文献1の技術では、このような作業に対応できず、機械系、電気系及びソフトウェアの知識及び経験の浅い保守員が作業を実施すると効率が悪いためである。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、エレベータに複合的な不具合が発生した場合に、保守員の知識や経験に左右されることなく、その不具合情報に基づいて、不具合からの回復に必要な一連の作業手順を推論し、保守員に提示したり、エレベータのコントローラに提供したりすることで、その不具合から適切に回復できるようにすることである。
上記問題を解決するために、本発明におけるエレベータシステムでは、エレベータ機器を制御するエレベータコントローラと、保守員に保守作業環境を提供する保守端末と、該保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、前記操作履歴と前記解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、を有するものとした。
本発明によれば、新たに発生した不具合を、学習済ネットワークを用いて分析することで、熟練保守員の知見が反映された適切な対策手順を類推でき、保守員またはコントローラがこれに従って不具合対策を実施することで、早期に不具合から回復することができる。
実施例1のエレベータシステムの全体構成を説明する図 本発明における、保守操作の学習フロー 本発明における、保守操作の推論フロー 実施例2のエレベータシステムの構成例 実施例3のエレベータシステムの構成例 実施例4のエレベータシステムの構成例 実施例5のエレベータシステムの構成例 実施例6のエレベータシステムの構成例 実施例7の、不具合連絡票の学習・推論の構成の例 実施例7の、不具合連絡票の学習・推論のネットワークの例 実施例8の、エラーログの学習・推論の構成の例 実施例8の、エラーログの学習・推論のネットワークの例 実施例9の、安全状態を維持するための合理性チェックの構成例 実施例9の合理性チェックの処理フロー
以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明する。
先ず、図1を用いて、実施例1のエレベータシステムの概要を説明する。なお、後述する操作履歴記憶部50、不具合情報解析部60、学習処理部70、操作推論部80の一部または全部は、必ずしも専用のハードウェアを設ける必要はなく、半導体メモリ等の主記憶装置に記憶されたプログラムやハードディスク等の補助記憶装置に記憶されたデータを、CPU等の演算装置で処理することで実現されるものであっても良い。
図1において、100aは、エレベータ100の乗りかごを昇降させる巻上機やかごドアを開閉する開閉装置などのエレベータ機器である。10は、エレベータ機器100aにを制御するエレベータコントローラである。
30は、保守員20にエレベータ100の保守作業環境を提供する保守端末であり、エレベータコントローラ10と有線または無線で接続される。なお、保守端末30は保守作業に特化した専用端末でも良く、パーソナルコンピュータやスマートフォンのような汎用品に保守作業用のソフトを組み込んだものでも良い。
エレベータコントローラ10と保守端末30の間では、既定の通信プロトコルに従い、エレベータ機器100aの制御に必要な制御データ12を送受信する。エレベータコントローラ10は、入力された制御データ12に従い、エレベータ機器100aの各々の状態を保守端末30に通知したり、エレベータ機器100aの各々に所望の動作を実行させたりする。
40は、エレベータ100で発生した不具合を記憶した不具合情報記憶部であり、過去の不具合情報が記憶されているとともに、エレベータ100に新たな不具合が発生すると、その新たな不具合に関する不具合情報が、保守員20、エレベータコントローラ10、保守端末30の何れかによって追加される。なお、不具合情報記憶部40は、様々な形態での実現が可能であり、一例としてハードディスク等の記憶媒体に記録されたデータベースが挙げられる。
不具合情報記憶部40に記憶する不具合情報は、様々なデータ形式を採ることができる。例えば、不具合連絡票の様な自然言語で表現された書類相当の文字データや、エラーログのようなプログラムレベルの文字データや、プログラムに不具合が生じた場合に生成されるコアダンプのようなバイナリデータ等のデータ形式があるが、これらに限定されるものではない。
50は、不具合に対処するために保守員20が保守端末30を操作した手順を操作履歴32として記憶する操作履歴記憶部である。なお、教師データとしての質を高めるため、操作履歴記憶部50には、なるべく多くの操作履歴32を記憶しておくのが望ましい。
60は、不具合情報解析部であり、不具合情報記憶部40から入力された不具合データ42を解析し、解析結果62として出力すると同時に、新たな不具合情報が含まれていた場合は新たな不具合データ44として出力するものである。例えば、不具合データ42のデータ形式が自然言語であった場合には、そこから抽出した名詞、動詞、形容詞等の字句を解析結果62として出力する。同様に、不具合データ42がエラーログの場合はエラー番号やエラータグを解析結果62として出力し、不具合データ42がコアダンプの場合はプログラム名、関数名、変数名、アドレスを、解析結果62として出力する。
70は、学習処理部であり、操作履歴記憶部50から入力される操作履歴データ52と、不具合情報解析部60から入力される解析結果62を教師データとして学習処理を実施し、学習結果72を出力する。ここで実施される学習処理の一例としては、深層学習がある。深層学習を用いた場合、学習結果72は学習済ネットワークとして出力されるのが一般的である。なお、学習処理部70の詳細は、実施例8、実施例9にて詳細に説明する。
80は、操作推論部であり、学習処理部70から入力された学習結果72を用い、不具合データ44として表現された新規の不具合事象を解消する適切な操作手順を推論し、操作手順データ82として出力する。なお、図1では、操作手順データ82を保守端末30とエレベータコントローラ10の両方に入力する構成を例示しているが、何れか一方に入力する構成としても良い。
保守端末30に入力された操作手順データ82は、保守端末30が備える表示装置に表示される。この結果、保守員20は保守端末30に表示された操作手順に従うだけで、新規の不具合からの回復に必要な操作を知ることができるので、非熟練の保守員が担当する場合であっても、熟練保守員の知見が反映されたと同等の不具合対策を実施できる。
なお、操作手順データ82に従っても不具合が解消しない場合には、保守員20が自らの知識・経験に基づく回復作業を行う。この場合、その操作手順が操作履歴記憶部50に登録され、新たな学習処理に反映されるため、以後の推論精度がさらに高まることとなる。
<変形例1>
次に、実施例1の変形例を説明する。なお、実施例1との共通点は重複説明を省略する。
上述した実施例1では、保守端末30は入力された操作手順データ82を表示装置に表示し、その表示に従って保守員20が作業するものであったが、本変形例では、操作手順データ82を入力された保守端末30が、保守員20の関与なしに制御データ12を生成し、エレベータコントローラ10を介してエレベータ100を制御する構成とした。すなわち、本変形例は、保守員20が不在の環境下でも、不具合に対処できるものである。
具体的には、エレベータコントローラ10によって新たな不具合情報が不具合情報記憶部40に登録された場合に、操作推論部80は学習結果72を用いて、新たな不具合データ44に対応した不具合事象を解消する適切な操作手順を推論し、操作手順データ82を生成し、生成された操作手順データ82を、保守端末30に渡す。保守端末30は、受け取った操作手順データ82に基づいた制御データ12を生成し、エレベータコントローラ10を介して、エレベータ100を制御する。
このような構成にすることで、不具合が発生した場合に、保守員20が不在であっても、不具合に自動的に対応することができるようになり、不具合解消までに要する時間を短縮化できることに加え、保守員20の出動が不要になるため作業負荷を軽減することが可能となる。
<変形例2>
次に、実施例1の他の変形例を説明する。なお、変形例1との共通点は重複説明を省略する。
上述した変形例1では、操作手順データ82を入力された保守端末30が、保守員20の関与なしに制御データ12を生成し、エレベータコントローラ10を介してエレベータ100を制御するものであったが、本変形例では、操作手順データ82を入力されたエレベータコントローラ10が、保守員20の関与なしに、エレベータ100を制御する構成とした。すなわち、本変形例は、保守端末30が接続されていない環境下でも、不具合に対処できるものである。
具体的には、エレベータコントローラ10等によって新たな不具合情報が不具合情報記憶部40に登録された場合に、操作推論部80は学習結果72を用いて、新たな不具合データ44に対応した不具合事象を解消する適切な操作手順を推論し、操作手順データ82を生成し、生成された操作手順データ82を、エレベータコントローラ10に渡す。エレベータコントローラ10は、受け取った操作手順データ82に基づいてエレベータ100を制御する。
このような構成にすることで、不具合が発生した場合に、エレベータ100のみで不具合に自動的に対応することができるようになり、保守員20の作業を省略することが可能となる。
<学習、推論>
次に、図2Aと図2Bを用いて、学習処理部70が学習結果72を出力するまでの学習フローと、操作推論部80が操作手順データ82を出力するまでの推論フローについて説明する。
先ず、図2Aを用いて、学習フローを説明する。熟練の保守員20が、不具合事象を解消するための操作を、保守端末30上で実施すると(S1)、操作履歴記憶部50は、保守端末30から、保守員20の操作に対応した操作履歴32を受信し記憶する(S2)。また、不具合情報解析部60は、不具合情報記憶部40から入力された不具合データ42を解析し、解析結果62を得る(S3)。
学習処理部70は、操作履歴記憶部50から操作履歴データ52を取得するとともに(S4)、不具合情報解析部60から字句解析等の解析結果62を取得する(S5)。そして、操作履歴データ52と解析結果62を教師データとして深層学習などの学習を実施する(S6)。この学習処理により、学習済ネットワーク等の学習結果72を得ることができる。
次に、図2Bを用いて、推論フローを説明する。操作推論部80は、不具合情報解析部60から新規の不具合データ44を取得するとともに(S10)、学習処理部70から学習結果72を取得する(S11)。そして、新規の不具合データ44を学習結果72(学習済ネットワーク)に入力することで、新規の不具合データ44の不具合の解消に適した一連の操作手順を推論する(S12)。このような推論処理により、新たな不具合が発生した場合に、それを解消する操作手順データ82を推論することができる。
以上で説明した本実施例によれば、不具合事象に係る情報と、該不具合事象を解消するために保守員が過去に実施した一連の作業履歴の関係を学習させることにより、新たに不具合事象が発生した場合に、その新たな不具合事象に対応した作業手順を推論することが可能となる。これにより、熟練保守員のノウハウを蓄積するとともに、非熟練作業員であっても、熟練作業員のノウハウを有効に活用ながら、不具合事象を解消できる。
実施例2のエレベータシステムの概要を、図3を用いて説明する。なお、実施例1との共通点は重複説明を省略する。
図3において、200は、通常、エレベータ100を設置した建物とは別の建物に設置されるセンターである。ここに示すように、本実施例のエレベータシステムでは、エレベータ100と保守端末30を通信路110で接続し、保守端末30とセンター200を通信路120で接続することで、一つのエレベータシステムを構成している。また、エレベータ100は、エレベータ機器100aと、エレベータコントローラ10を有し、保守端末30は、操作履歴記憶部50を有し、センター200は、不具合情報記憶部40と、不具合情報解析部60と、学習処理部70と、操作推論部80を有する。
このように、エレベータ100と保守端末30を通信路110で繋ぐことで、保守員20は、保守端末30を介したエレベータ100の操作が可能となる。また、保守端末30に操作履歴記憶部50を設けることにより、保守端末30とセンター200が未接続の状態であっても、保守端末30単体で操作履歴32を記憶することが可能となる。
一方、保守端末30とセンター200を通信路120で繋ぐことで、保守員20は、保守端末30の操作履歴記憶部50に記憶した操作履歴データ52を、センター200の学習処理部70に送信することが可能となる。これにより、通信路120を常時接続できない場合には、複数の建物での保守作業を完了した後に、通信路120を接続し、まとめて学習処理を実施することができる。
定期点検・保守の巡回訪問での運用では、保守員20が保守端末30を現場に携帯して、保守作業を実施し、センター200に帰着した後に、蓄積された作業履歴をアップロードすることが多いため、本実施例のエレベータシステムの構造は、一般的な業務形態に適したものである。
以上で説明した本実施例の構成によれば、不具合が発生した場合、保守員がセンター200に帰着した後に、センター200側で不具合データ42を取得し、操作推論部80にて熟練保守員の知見が反映された一連の操作手順を推論し、その不具合に対応した操作手順を確認することが可能となる。
実施例3のエレベータシステムの概要を、図4を用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。ここに示すように、本実施例のエレベータシステムでは、エレベータ100は、エレベータ機器100aと、エレベータコントローラ10を有し、センター200は、不具合情報記憶部40と、操作履歴記憶部50と、不具合情報解析部60と、学習処理部70と、操作推論部80を有する。
このように、エレベータ100と保守端末30を通信路110で繋ぐことで、保守員20は、保守端末30を介したエレベータ100の操作が可能となる。
また、保守端末30とセンター200を通信路120で繋ぐことで、保守員20は、保守端末30の操作履歴32を、センター200の操作履歴記憶部50に記憶させることができる。
本実施例では、保守員20の作業時に、保守端末30とセンター200を結ぶ通信路120を常時接続しているため、操作履歴32をリアルタイムで操作履歴記憶部50に送ることが可能となり、時間のかかる学習処理部70での処理を早期に開始できる利点がある。保守端末30をスマートフォン等の常時接続が可能な機器を使用する場合に適した形態である。エレベータ100と、保守端末30と、を通信路110で繋ぐことで、保守員20は、エレベータ100の操作が可能となる。
実施例4のエレベータシステムの概要を、図5を用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。ここに示すように、本実施例では、エレベータ100と保守端末30を通信路110で接続することで、一つのエレベータシステムを構成している。また、エレベータ100が、エレベータ機器100aと、エレベータコントローラ10を有し、保守端末30が、不具合情報記憶部40と、操作履歴記憶部50と、不具合情報解析部60と、学習処理部70と、操作推論部80を有する。すなわち、本実施例の保守端末30は、新たな不具合事象を解消する適切な操作手順を推論するのに必要な、全ての情報と機能を有する構成である。
エレベータ100には、最大速度や機械室の有無等の点で、様々なタイプが存在し、タイプによって不具合の現象や傾向が大きく異なる場合があり、それらの不具合に対応する操作手順はタイプ毎に異なることが多い。このため、本実施例では、保守端末30をタイプ毎に用意し、それぞれで保守運用することで、タイプ毎の知見が蓄積され、タイプ別に効率の良い操作手順を推論できるようになる。
実施例5のエレベータシステムの概要を、図6を用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。ここに示すように、本実施例では、エレベータ100とセンター200を、常時接続の専用回線である通信路130で接続することで、一つのエレベータシステムを構成している。また、エレベータ100が、エレベータ機器100aと、エレベータコントローラ10と、操作履歴記憶部50を内蔵した保守端末30を有し、センター200が、不具合情報記憶部40と、不具合情報解析部60と、学習処理部70と、操作推論部80と、を有する。すなわち、本実施例の保守端末30は、保守員が携帯するものではなく、エレベータ100に保守端末30が組込まれたものであり、専用の通信路130を介して常にセンター200と接続されたものである。
本実施例では、エレベータ100に、保守端末30が組み込まれているため、保守員20はエレベータ100だけで保守作業が完結することができ、保守作業時の操作履歴32は操作履歴記憶部50に記憶されることができる。
このように、エレベータ100とセンター200を通信路130で繋ぐことで、操作履歴記憶部50に記憶されている操作履歴32を、学習処理部70に学習させることが可能となる。
なお、エレベータ100のオンライン保守サービスの多くは、本実施例の通信路130のように、エレベータ100とセンター200を結ぶ専用回線を介して提供される場合が多い。このような専用回線は、一般的に回線帯域が狭いため、操作履歴記憶部50に記憶された操作履歴32は、運行データや異常メッセージ等の通信が少ない深夜などの時間帯に、センター200に送信することが望ましい。
以上で説明した本実施例の構成によれば、エレベータ100に保守端末30が組込まれているため、保守員20が現場に保守端末30を携帯する必要がなくなり、保守員20の負担の軽減を図ることができる。
実施例6のエレベータシステムの概要を、図7を用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。ここに示すように、本実施例のエレベータシステムでは、エレベータ100が、エレベータ機器100aと、エレベータコントローラ10と、保守端末30と、不具合情報記憶部40と、操作履歴記憶部50と、不具合情報解析部60と、学習処理部70と、操作推論部80と、を有する。すなわち、新たな不具合事象を解消する適切な操作手順を推論するのに必要な、全ての情報と機能をエレベータ100に集約した形態である。
本実施例の構成によれば、実施例5と同様に、エレベータ100に組み込まれた保守端末30を利用して作業を行うことができるので、保守員20が保守端末30を携帯する必要がなく、保守員20の負担の軽減が図れる。
更に、保守員20による操作履歴32を教師データとして、学習処理部70での保守操作の学習が進んだ状態で、新たな不具合が発生した場合には、エレベータコントローラ10が生成した不具合情報150に対し、一連の学習及び推論を実行することで、不具合情報150に適した一連の操作手順データ82をエレベータ100内でシームレスに推論でき、推論された操作手順データ82をエレベータコントローラ10に送信することで、不具合発生と同時に、該不具合に対する適切な処理が実施される、自己治癒的なエレベータシステムの実現が可能となる。
実施例7のエレベータシステムを、図8A、図8Bを用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。
図8Aに示す本実施例のエレベータシステムは、実施例1の不具合情報解析部60をより詳細に説明するものであり、不具合情報記憶部40から提供される不具合データ42aが日本語等の自然言語で表記された不具合連絡票40aである場合に、不具合情報解析部60の一種である自然言語解析部60aでの自然言語解析処理と、学習処理部70での学習処理を説明する実施例である。なお、図8Aでは、図1と同等の構成については一部を除き省略している。
図8Aにおいて、不具合連絡票40aは、ワードプロセッサソフトで作成された電子書類データや、表計算ソフトの電子帳票データなどのデジタルデータであり、図示しない不具合情報記憶部40から読み出したものである。
自然言語解析部60aでは、不具合データ42aとして入力された不具合連絡票40aに対し、自然言語解析の一種である字句解析処理を実施する。ここでの字句解析処理により、不具合連絡票40aは、名詞、動詞、形容詞の字句情報62aに分解される。
一方、操作履歴記憶部50から読み出した操作履歴データ52は、上下移動等の動作を伴う操作データや、各種パラメータを変更するための変数データの組合せである。また、操作履歴データ52には、順番や実行間隔に相当する情報も付加されている。
学習処理部70では、図8Bに示すように、字句情報62aを入力とし、操作履歴データ52を出力とする、深層ネットワーク72aを学習する。学習処理部70での深層学習が完了すると、深層ネットワーク72aは学習済深層ネットワークに更新される。
その後、新たに発生した不具合に対する不具合連絡票40aが入力されると、操作推論部80は、更新された深層ネットワーク72aを用いて、不具合連絡票40aに対する一連の操作手順を推論し、操作手順データ82として出力する。
操作推論部80から出力された操作手順データ82は、実施例1のように保守端末30に表示しても良く、変形例1のように保守端末30にて自動的に実行させても良く、変形例2のようにエレベータコントローラ10にて自動的に実行させても良い。
以上で説明した本実施例のエレベータシステムによれば、熟練保守員の知見が反映された深層ネットワーク72aを用いることにより、読めば理解できるが、実際にどう対処すれば良いか判断するのが困難な、自然言語で表記された不具合連絡票40aを元にして、適切な操作手順データ82を容易に導き出すことができる。これにより、非熟練の保守員等であっても、熟練保守員の知見が反映された適切な操作手順データ82に従って不具合からの回復作業を実行することができる。
実施例8のエレベータシステムを、図9A、図9Bを用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。
図9Aに示す本実施例のエレベータシステムは、実施例1の不具合情報解析部60をより詳細に説明するものであり、不具合情報記憶部40から提供される不具合データ42aが、エレベータコントローラ10で実行される制御プログラムが不具合発生時に出力するエラーログ40bである場合に、不具合情報解析部60の一種であるエラーログ解析部60bでのエラーログ解析処理と、学習処理部70での学習処理を説明する実施例である。なお、図9Aでは、図1と同等の構成については一部を除き省略している。
図9Aにおいて、エラーログ40bは、図9Aに例示するように、所定のフォーマットのテキストデータであり、図示しない不具合情報記憶部40から読み出したものである。
エラーログ解析部60bでは、不具合データ42bとして入力されたエラーログ40bから必要なデータを抽出するため、エラーログ40bのフォーマットに応じたテキストフィルタ処理を実施する。ここでのテキストフィルタ処理により、エラーログ40bは、エラー番号やワーニングメッセージ等のテキスト情報62bに分解される。
一方、操作履歴記憶部50に記憶から読み出した操作履歴データ52は、上下移動等の動作を伴う操作データや、各種パラメータを変更するための変数データの組合せである。
学習処理部70では、図9Bに示すように、エラー番号やワーニングメッセージ等のテキスト情報62bを入力とし、操作履歴データ52を出力とする、深層ネットワーク72bを学習する。学習処理部70での深層学習が完了すると、深層ネットワーク72bは学習済深層ネットワークに更新される。
その後、新たに発生したエラーログ40bが入力されると、操作推論部80は、更新された深層ネットワーク72bを用いて、エラーログ40bに対する一連の操作手順を推論し、操作手順データ82として出力する。
図9Aに示したように、不具合データ42bが人間に理解困難なエラーログ40bで表現されている場合、通常の保守員は、エラーログ40bを見ただけでは具体的な不具合事象を理解できず、不具合解消のため操作手順も予測できないが、本実施例のエレベータシステムを用いれば、エラーログ40bに熟練した保守員の知見が反映された有用な操作手順データ82を容易に得ることができる。
実施例9のエレベータシステムを、図10、図11を用いて説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。
実施例1の図1のように、操作推論部80から出力された操作手順データ82を、そのままエレベータコントローラ10や保守端末30に入力する場合、その操作手順データ82がエレベータ100の現状に適さない場合がある。これは、不具合発生時と現在でエレベータの状態が異なる場合があるためである。
例えば、操作手順データ82に乗りかご昇降の操作が含まれる場合、現在のエレベータ100がかごドア開放の状態であれば、昇降は安全とは言えず、新たな不具合が発生する可能性があると予測される。これに対し、現在のエレベータ100がかごドア閉鎖の状態であれば、昇降は安全な操作であり、問題は生じない。
そこで、本実施例のエレベータシステムでは、操作推論部80が生成した操作手順データ82が、現在のエレベータの状態に対して合理的であるかを確認し、合理的である場合はエレベータコントローラ10等に入力し、合理的でない場合はそれを解消する方法を探索することとした。先の例の状況であれば、昇降操作の前に、かごドアを閉じる操作をする、等である。
図10において、90は、合理性チェック部であり、入力された操作手順データ82が、現在のエレベータ100に対して合理的であるか、すなわち、操作手順データ82に従ってエレベータ100を操作したときに、新たな不具合が生じないかを確認するものである。
合理性チェック部90で、安全性を確認できた場合には、操作手順データ82は、そのままエレベータコントローラ10に渡されて実行される。これに対し、安全でないと判断された場合には、操作手順データ82、および、予測される不具合を表した不具合予測データ92を、不具合回避手順探索部94に渡す。不具合回避手順探索部94は、不具合回避の手順(ルール)を記憶した不具合回避手順記憶装置96に接続されており、予測される不具合を解消する手順を不具合回避手順記憶装置96から探索し、探索した不具合回避手順を操作手順データ82に追加することで、新たな操作手順データ82aを生成し、操作履歴記憶部50に登録し、これを用いて学習処理部70に再学習させることができる。
このような構成にすることで、現在のエレベータ100の状況が保守員20が作業した状況と異なる場合でも、安全確保の手順を追加した操作手順を再学習させることにより、より安全な操作手順データ82を推論できるようになる。
なお、図10では、操作手順データ82aを操作履歴記憶部50に入力する構成としているが、操作手順データ82aをエレベータコントローラ10に入力する構成としても良い。
図11は、本実施例の処理フローを説明する図である。先ず、操作推論部80は、不具合に対応した操作手順データ82を推論して生成する(S20)。
次に、合理性チェック部90では、操作手順データ82に含まれる一連の操作が安全か否かを確認する(S21)。安全な場合には、エレベータコントローラ10に、操作手順データ82をそのまま送信し、エレベータコントローラ10はそれに従った処理を実行する(S22)。不具合が予測される場合には、合理性チェック部90、予測される不具合を示す不具合予測データ92を生成する(S23)。
そして、不具合予測データ92を基に、不具合回避手順探索部94は不具合回避手順記憶装置96から予測される不具合の回避方法を探索する(S24)。そして、探索した回避方法と操作手順データ82を連結して新たな操作手順データ82aを生成する(S25)。新たな操作手順データ82aを操作履歴記憶部50に記憶する。学習処理部70では操作履歴記憶部50に記憶された新たな操作手順データ82aを考慮して、学習結果72を修正する(S27)。以上の操作により、より安全な状態での一連の作業を推論できる環境を構築できる。
本実施例の構成によれば、操作推論部80で生成した操作手順データ82に問題あるかを確認し、問題がある場合は、それを解消するように学習結果72を修正する学習処理が行われるため、不具合事象に対処するための操作手順としてより安全性の高いものを推論することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10 エレベータコントローラ
12 制御データ
20 保守員
30 保守端末
32 操作履歴
40 不具合情報記憶部
40a 不具合連絡票
40b エラーログ
42、42a、42b、44、44a、44b 不具合データ
50 操作履歴記憶部
52 操作履歴データ
60 不具合情報解析部
60a 自然言語解析部
60b エラーログ解析部
62 解析結果
62a 字句情報
62b テキスト情報
70 学習処理部
72 学習結果
72a、72b 深層ネットワーク
80 操作推論部
82、82a 操作手順データ
90 合理性チェック部
92 不具合予測データ
94 不具合回避手順探索部
96 不具合回避手順記憶装置
100 エレベータ
100a エレベータ機器
110、120、130 通信路
150 不具合情報
200 センター

Claims (10)

  1. エレベータ機器を制御するエレベータコントローラと、
    保守員に保守作業環境を提供する保守端末と、
    該保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、
    前記操作履歴と前記解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、
    該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、
    を有するエレベータシステムであって、
    前記推論手段で推論した操作手順を、該保守端末で実行することを特徴とするエレベータシステム。
  2. エレベータ機器を制御するエレベータコントローラと、
    保守員に保守作業環境を提供する保守端末と、
    該保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、
    前記操作履歴と前記解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、
    該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、
    を有するエレベータシステムであって、
    前記推論手段で推論した操作手順を、エレベータコントローラで実行することを特徴とするエレベータシステム。
  3. エレベータ機器を制御するエレベータコントローラと、
    保守員に保守作業環境を提供する保守端末と、
    該保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、
    前記操作履歴と前記解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、
    該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、
    を有するエレベータシステムであって、
    前記不具合情報は自然言語表記されたものであり、
    前記不具合情報解析手段は字句解析処理を実施することを特徴とするエレベータシステム。
  4. エレベータ機器を制御するエレベータコントローラと、
    保守員に保守作業環境を提供する保守端末と、
    該保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、
    前記操作履歴と前記解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、
    該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、
    を有するエレベータシステムであって、
    前記不具合情報はプログラムのエラーログであり、
    前記不具合情報解析手段はログ分析処理を実施することを特徴とするエレベータシステム。
  5. エレベータ機器を制御するエレベータコントローラと、
    保守員に保守作業環境を提供する保守端末と、
    該保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、
    前記操作履歴と前記解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、
    該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、
    を有するエレベータシステムであって、
    前記推論手段で推論した操作手順の合理性を判定する合理性チェック手段と、
    前記推論手段で推論した操作手順に問題があった場合は、当該問題の回避手順を探索する不具合回避手順探索手段と、を更に有しており、
    前記学習処理手段は、前記回避手順を教師データとして前記学習結果を修正することを特徴とするエレベータシステム。
  6. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記エレベータコントローラは、エレベータに設けられ、
    前記操作履歴記憶手段は、前記保守端末に設けられ、
    前記不具合情報解析手段、前記学習処理手段、前記推論手段は、センターに設けられ、
    前記エレベータと前記保守端末を第一の通信路で接続するとともに、
    前記保守端末と前記センターを第二の通信路で接続したことを特徴とするエレベータシステム。
  7. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記エレベータコントローラは、エレベータに設けられ、
    前記操作履歴記憶手段、前記不具合情報解析手段、前記学習処理手段、および、前記推論手段は、センターに設けられ、
    前記エレベータと前記保守端末を第一の通信路で接続するとともに、
    前記保守端末と前記センターを第二の通信路で接続したことを特徴とするエレベータシステム。
  8. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記エレベータコントローラは、エレベータに設けられ、
    前記操作履歴記憶手段、前記不具合情報解析手段、前記学習処理手段、および、前記推論手段は、前記保守端末に設けられ、
    前記エレベータと前記保守端末を通信路で接続したことを特徴とするエレベータシステム。
  9. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記エレベータコントローラ、前記保守端末、および、前記操作履歴記憶手段は、エレベータに設けられ、
    前記不具合情報解析手段、前記学習処理手段、および、前記推論手段は、センターに設けられ、
    前記エレベータと前記センターを通信路で接続したことを特徴とするエレベータシステム。
  10. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記エレベータコントローラ、前記保守端末、前記操作履歴記憶手段、前記不具合情報解析手段、前記学習処理手段、および、前記推論手段を、エレベータに設けたことを特徴とするエレベータシステム。
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