JP2003076187A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2003076187A
JP2003076187A JP2001269812A JP2001269812A JP2003076187A JP 2003076187 A JP2003076187 A JP 2003076187A JP 2001269812 A JP2001269812 A JP 2001269812A JP 2001269812 A JP2001269812 A JP 2001269812A JP 2003076187 A JP2003076187 A JP 2003076187A
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Hideki Fujita
秀樹 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像余白の少ない画像出力を、高速でかつ連
続して行った場合でも、画像汚れや紙詰まり等の不具合
を防止できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着上ローラの近傍に、上ガイドが配設
されており、該上ガイドの前記搬送ガイドに対する対向
面は、シート状の記録媒体の搬送方向に沿って前記搬送
ガイドとの間隔が狭くなるように傾斜しており、前記搬
送ガイドとの間隔が最も狭くなる該上ガイドの先端は、
前記上ローラの中心より下方となっている定着装置にお
いて、前記対向面に沿って、かつ、圧接部方向へ向かう
空気流が存在すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙等のシート状の
記録媒体上に、電子写真方式により粉体トナー画像形成
を行う画像形成装置であって、該粉体トナーを、一対の
ローラからの熱及び圧力による定着を行うものに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1中のmは、シート状の記録媒体であ
り、該シート状の記録媒体mは給紙トレイ101に収納
され、供給手段たる給紙ローラ102及び搬送ローラ1
04により、像担持体たる感光ドラム1と転写分離5で
形成される転写部Ztへ搬送される。なお、転写部Zt
は、該搬送ローラ対4に近接した位置に設けられる。
【0003】一方、画像情報に応じた強度の光が、露光
装置3から感光ドラム1へ照射されると、該感光ドラム
1上には静電潜像が形成され、該静電潜像は現像装置4
によりトナー像として感光ドラム1上にて現像される。
そして、この現像されたトナー像は感光ドラム1の回転
により転写部Ztへ搬送され、上述のように該転写部に
供給されるシート状の記録媒体m上に転写分離装置5に
より転写される。
【0004】このようにしてトナー像が形成されたシー
ト状の記録媒体mは、搬送ガイド73を経て、ヒータ7
4を備えた上ローラ71と下ローラ72から成る定着装
置7ヘと搬送され、両ローラ間に挟持搬送されながら、
加熱及び加圧される。これにより、前記トナー像はシー
ト状の記録媒体m上に定着され、定着後のシート状の記
録媒体mは、排紙ローラ109により排紙され、排紙ト
レイ1010上に支持される。ヒータ74は上ローラ7
1の表面温度すなわち定着温度Tfを一定にすべく、オ
ンオフ制御される。
【0005】一般に、シート状の転写材sの縁辺部sb
にはトナーを載せない、すなわち、画像を形成しない
(図8)。
【0006】さもなければ、一般的な定着装置7を構成
する定着ローラ71にシート状の転写材sの縁辺部sb
が衝突する際に、当該部のトナーが、定着ローラ71等
に付着し、画像汚れ等の原因となり、また、シート状の
転写材sの縁辺部sbにトナーが存在すると、定着ロー
ラ71にシート状の転写材が巻きついてしまい、紙詰ま
りや、画像形成装置の故障や破損を招来するからであ
る。
【0007】確かに、定着ローラ71の清掃手段として
のウェブ76や、定着ローラ71にシート状の転写材剥
離手段としての分離爪75等である程度の対処は可能で
あるが、近年における画像形成装置の高速化、処理部数
の大量化、保守間隔の増大等の要請が強まる環境下で
は、こうした対応にも限界があるといわざるを得ない。
【0008】そこで、シート状の転写材sの縁辺部sb
のいわゆる「画像余白」を形成するため、正規現像方式
の画像形成装置においては、画像余白を形成すべき部分
に、画像部におけるよりも強い露光を行い、また、反転
現像方式の画像形成装置においては、画像余白を形成す
べき部分に画像露光を行わないことで対応してぃた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図9、図10は図1の
装置における転写分離装置5と定着装置7の間でのシー
ト状の記録媒体mの搬送状態を示す図である。通常は、
図9のように、感光ドラム1と転写分離装置5から排出
されたシート状の記録媒体mは、自重により下方に垂
れ、搬送ガイド73と接しながらA方向に搬送され、上
ローラ71と下ローラ72のニップ部に案内されてい
る。
【0010】しかし、シート状の記録媒体mにカール等
の癖がついていたり、感光ドラム1に巻付ぎみとなった
場合には、図10にCで示すようにシート状の記録媒体
mの先端が上方に持ち上がったまま搬送される。この
時、転写手段と定着装置の距離が十分にあれば、シート
状の記録媒体mの自重により図9の状態に戻る可能性が
高くなるが、距離が短いと、図10のCの状態のままB
方向に搬送され、上ローラ71と下ローラ72のニップ
部に案内されることなく、D及びEで示される状態で定
着装置に到達することがあった。
【0011】その結果、Dの状態で到達した場合には、
シート状の記録媒体mは定着装置に入ることができず、
上ローラ71上に乗り上げてしまい、ジャムが発生する
ことがあった。
【0012】また、Eの状態で到達した場合には、上ロ
ーラ71の回転によりシート状の記録媒体mの先端がニ
ップ部に引き込まれるため、ジャムは発生しないが、上
ローラ71の横に90°に近い角度で当たるため、シー
ト状の記録媒体mの搬送にズレが生じ、転写分離装置5
で感光ドラム1上のトナー像を転写する速度が一瞬変化
するために画像に乱れが生じることがあった。
【0013】さらに、近年において、特に軽印刷業界や
デザイン業界を中心として、審美的観点等から、かかる
画像余白をなくすること又はその面積を極力低減する要
請が強くなされてきているが、前述のごとく、画像余白
をなくし又はその面積を低減すると、画像端面に付着し
たトナーが、画像形成装置各部に付着することによる画
像汚れや紙詰まりといった不具合の発生確率が急増して
しまうという問題があった。
【0014】かかる問題をすべく、特開平8−2549
12号公報に係る発明においては、互いに圧接された上
ローラと下ローラとを備え、粉体トナー像を担持して該
上ローラと下ローラとの圧接部に搬送されたシート状の
記録媒体を、該圧接部にて挟持搬送して該シート状の記
録媒体上に該トナー像を定着せしめる定着装置であっ
て、前記上ローラの近傍には、前記搬送ガイドと対向し
て上ガイドが配設されており、該上ガイドの前記搬送ガ
イドに対する対向面は、シート状の記録媒体の搬送方向
に沿って前記搬送ガイドとの間隔が狭くなるように傾斜
しており、前記搬送ガイドとの間隔が最も狭くなる該上
ガイドの先端は、前記上ローラの中心より下方となって
いる定着装置が提案された。
【0015】しかし、前記のとおり、高い生産性が要求
される高速の画像形成装置においては、従来以上に低い
ジャム率も要求されているため、前記発明によっても、
かように極めて低いジャム率を達成することが困難とな
ってきた。
【0016】そこで、本発明は、画像余白をなくし又は
その面積を低減したのと同様の印象を与える効果を有す
る出力画像を、高速でかつ連続して行った場合でも、画
像汚れや紙詰まり等の不具合を防止できる画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的は、互いに圧接
された上ローラと下ローラとを備え、粉体トナー像を担
持して該上ローラと下ローラとの圧接部に搬送されたシ
ート状の記録媒体を、該圧接部にて挟持搬送して該シー
ト状の記録媒体上に該トナー像を定着せしめる定着装置
であって、前記上ローラの近傍には、前記搬送ガイドと
対向して上ガイドが配設されており、該上ガイドの前記
搬送ガイドに対する対向面は、シート状の記録媒体の搬
送方向に沿って前記搬送ガイドとの間隔が狭くなるよう
に傾斜しており、前記搬送ガイドとの間隔が最も狭くな
る該上ガイドの先端は、前記上ローラの中心より下方と
なっている定着装置において、前記対向面に沿って、か
つ、圧接部方向へ向かう空気流が存在することを特徴と
する定着装置により達成される。
【0018】前記目的は、空気流の温度Tair(℃)
は、定着温度Tf(℃)として、 Tf−150≦Tair≦Tf−50 を満たすことを特徴とする定着装置により一層高いレベ
ルで達成される。
【0019】前記目的は、空気流は、シート状の記録媒
体の先端近傍にのみ吹き付けられることを特徴とする定
着装置により一層高いレベルで達成される。
【0020】前記目的は、対向面の表面粗さは、1μm
Ra以下であることを特徴とする定着装置により一層高
いレベルで達成される。
【0021】前記目的は、シート状の記録媒体の移動速
度が420mms-1以上であることを特徴とする定着装
置により一層高いレベルで達成される。
【0022】前記目的は、前記定着装置を備えた画像形
成装置により達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0024】(第1の発明の実施の形態)まず、第1の
発明の実施の形態を説明する。なお、従来例との共通箇
所についての説明は省略する。
【0025】本画像形成装置においては、前記転写部か
ら排出されたシート状の記録媒体mが上向きのまま搬送
された場合でも、該シート状の記録媒体mの先端が上ロ
ーラ71の達切な位置に当接するように、上ガイド76
が設けられている。以下、この、上ガイド76について
詳しく説明する。
【0026】図2は、像担持体たる感光ドラム1と転写
手段たる転写分離装置5で形成される転写部から、定着
装置である上ローラ71と下ローラ72までの、シート
状の記録媒体たるシート状の記録媒体mの搬送状態を示
す図であり、本発明の実施の形態においては、この搬送
経路に搬送ガイド73が配設されている。
【0027】図中のシート状の記録媒体mは、カール等
の癖がついた時、あるいは、感光ドラム1に巻付ぎみに
分離した時の状態であり、上ガイド76に接しないで先
端を上方に向けてE方向に搬送される。そして、シート
状の記録媒体mの先端m1が上ガイド76に当たると、
シート状の記録媒体mはF方向に移動しながら搬送さ
れ、上ローラ71へ到達すると、上ローラ71の回転に
よりG方向へ移動し、下ローラ72との間に入る。
【0028】カール等の癖の程度を甚だしい場合でも、
前記対向面に沿って、かつ、圧接部方向へ向かう空気流
Aがあるため、シート状の記録媒体mの先端は一層確実
にローラ対の圧接部Zfに到達せしめられる。
【0029】空気流Aは、上ガイド76の感光ドラム1
側に配設された空気流発生手段たる送風機77により発
生される。
【0030】送風機77は、ファン771及びハウジン
グ772から構成される。
【0031】空気流Aは、シート状の記録媒体m上の未
定着トナー像への影響を最小限にすべく、シート状の記
録媒体mの先端m1近傍にのみ吹き付けられるようにオ
ンオフ制御されている。
【0032】よって、空気流Aは、シート状の記録媒体
mの先端m1が圧接部Zfに到送した直後(図4)か
ら、次のシート状の記録媒体mの先端m1が領域Cに至
るまで(図5)の間においてオフされる。
【0033】ここで、領域Cとは、空気流Aが存在する
領域をいう。
【0034】空気流Aの温度Tairは、低温すぎる
と、定着性を悪化させるので、極力高温であるほうが望
ましい。
【0035】具体的には、TairがTf−150
(℃)未満であると、定着性が許容レベル以下に低下し
はじめ(図6)、Tf−50(℃)より大とするには、
特別な熱源を必要とするので、 Tf−150≦Tair≦Tf−50 とするのが好ましい。
【0036】なお、定着性はηfは、次式により求めた
値であり、高いほど好ましい。
【0037】ηf=Drf/Dri×100(%) ここで、Driは、擦り前の画像反射濃度、Drfは、
擦り後の画像反射濃度である。
【0038】「擦り」とは、定着性測定対象の出力画像
を、粗めの紙で包んだ重りで擦ることをいう。
【0039】上ガイド76の搬送ガイド73に対する対
向面763は、滑らかである、すなわち、表面粗さは小
さい方が好ましい。
【0040】表面粗さは、具体的には、1umRa以下
であることが望ましい。逆に、5umRa以上になる
と、シート状の記録媒体mの先端m1が引っかかりやす
くなる。
【0041】表面粗さの測定には、接触式表面粗さ計サ
ーフコーダ(商標)SE−3300(小坂研究所社製)
を用いた。
【0042】測定条件は、カットオフ値0.8mm、測
定長さ2.5mm、送り速度が0.5mms-1、縦倍率
が2000倍、横倍率が50倍である。
【0043】上ガイド76の材質としては、耐熱性及び
表面の滑らかさを兼備したポリブチレンテレフタレート
等の樹脂が使用可能である。搬送ガイドについても同様
である。
【0044】シート状の記録媒体mの搬送速度は、感光
体外周の移動速度にほぼ等しく、480mms-1であ
る。
【0045】図3は、シート状の記録媒体mに、図2と
は逆のカールがついていた場合を表す図である。この
時、シート状の記録媒体mの先端m1が下ローラ72に
到送した時、凸形状が最も大きくなる。この状態におい
ても、上ガイド76は、シート状の記録媒体mと接しな
いように、上ガイド76の感光ドラム1側は、上方に逃
げている形状とすることが望ましい。これは、図3の破
線のように上ガイド76の高さが一定では、凸形状とな
ったシート状の記録媒体mと上ガイド76が接し、定着
前のトナー像を擦ってしまうからである。
【0046】以上のようなシート状の記録媒体mの搬送
を行うためには、図7に示すような条件を満足しなけれ
ばならない。図7は、図2でシート状の記録媒体mの先
端m1が上ローラ71に到達した時、その近傍を拡大し
たものである。図中のt'はトナー像、Lは、シート状
の記録媒体mの先端m1から、上ガイド76の先端76
1がシート状の記録媒体mに接している所までの距離、
即ち上ガイド76の先端が接し得る範囲であり、Yはシ
ート状の記録媒体mにトナー像を転写する時の先端余白
の距離である。このXとYは、上ガイド76の先端でシ
ート状の記録媒体m上のトナー像を乱すことのないよう
に、少なくともX<Yなる関係を満足しなければなら
ず、この関係を満足する限り、XとYの差は大きい程良
い。
【0047】また、図7のHは、上ローラ71の中心を
通る水平線であり、上ガイド76の先端は水平線Hより
下方にあるようにする。このようにすることで、シート
状の記録媒体mの先端が定着ローラ71の回転により下
方へ円滑に移動することができる。
【0048】後述する表2を参照すれば、従来技術に対
する本発明の実施の形態の優位性が理解できる。
【0049】なお、「従来技術の実施の形態1」とは、
本発明の実施の形態1において、空気流が存在しない定
着装置又は画像形成装置をいう。また維持コストとは、
定期的又は故障時の部品代及び工貨、消耗品代の合計を
いう。
【0050】また、上ガイド76は定着装置と一体に形
成する場合だけでなく、画像形成装置本体の筐体の一部
と一体に形成したり、他の部品の一部を前記形状として
も良く、さらに、独立の部材として適宜の位置に配設し
ても良い。
【0051】また、搬送ガイド73に関しても、転写部
から定着部までの間に一つの部材として配設する場合だ
けでなく、定着装置7と一体に形成した入口ガイドと、
転写部から該入口ガイドのまでシート状の記録媒体mを
搬送するガイドとに分ける場合等でも良い。
【0052】(第2の発明の実施の形態)次に、本発明
の第2の発明の実施の形態を説明する。なお、第1の発
明の実施の形態と同一の点については説明を省略する。
【0053】本発明の実施の形態においては、空気流温
度Tair(℃)がTf−155(℃)である点のみ、
第1の発明の実施の形態と異なる(表1、表2)。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】定着性がやや劣るのは、ハウジングの断熱
性が低いため吸入後の空気流温度が低下したことが原因
であると思われる。とはいえ、表2を参照すれば、従来
技術に対する本発明の実施の形態の優位性が理解でき
る。
【0057】(第3の発明の実施の形態)次に、本発明
の第3の発明の実施の形態を説明する。なお、第1の発
明の実施の形態と同一の点については説明を省略する。
【0058】本発明の実施の形態においては、空気流の
オンオフ制御がなされず、常時空気流が存在している点
のみ、第1の発明の実施の形態と異なる(表1、表
2)。
【0059】定着性がやや劣るのは、シート状の記録媒
体mの全面に空気流が吹き付けられたことによりシート
状の記録媒体mの温度が低下したことが原因であると思
われる。とはいえ、表2を参照すれば、従来技術に対す
る本発明の実施の形態の優位性が理解できる。
【0060】(第4の発明の実施の形態)次に、本発明
の第4の発明の実施の形態を説明する。なお、第1の発
明の実施の形態と同一の点については説明を省略する。
【0061】本発明の実施の形態においては、上ガイド
73の対向面の表面粗さが1.2umRaとやや大きい
点のみ、第1の発明の実施の形態と異なる(表1、表
2)。
【0062】ジャム率がやや高いのは、前述の通り、シ
ート状の記録媒体mの先端m1が上ガイド73の対向面
に引っかかりやすくなったことが原因であると思われ
る。とはいえ、表2を参照すれば、従来技術に対する本
発明の実施の形態の優位性が理解できる。
【0063】(第5の発明の実施の形態)次に、本発明
の第5の発明の実施の形態を説明する。なお、茅1の発
明の実施の形態と同一の点については説明を省略する。
【0064】本発明の実施の形態においては、シート状
の記録媒体mの移動速度が400mms-1と低い点の
み、第1の発明の実施の形態と異なる(表1、表2)。
【0065】生産性がやや低いのは、いうまでもなく、
シート状の記録媒体mの移動速度が低いことが原因であ
る。とはいえ、表2を参照すれば、従来技術に対する本
発明の実施の形態の優位性が理解できる。
【0066】なお、シート状の記録媒体の例として、紙
のみならず、OHP用シート、感熱用紙等の他のシート
状の記録媒体に対しても、本発明は有効である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、画像余白を低減した画像出力を、高速でかつ
連続して行った場合でも,定着性を高度に維持しつつ、
画像汚れや紙詰まり等の不具合を防止できる画像形成装
置を安価で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の概略構成を示す図
【図2】 本発明の実施の形態において、上方を向いて
排出されたシート状の記録媒体の搬送を説明する図
【図3】 本発明の発明の実施の形態において、下方を
向いて排出されたシ一ト状の記録媒体の搬送を説明する
【図4】 本発明の発明の実施の形態において、シート
状の記録媒体、定着装置の圧接部及び空気流の存在域の
位置関係を説明する図
【図5】 本発明の発明の実施の形態において、シート
状の記録媒体、定着装置の圧接部及び空気流の存在域の
位置関係を説明する図
【図6】 空気流温度と定着性の関係を説明する図
【図7】 本発明の実施の形態における上ガイドと上ロ
ーラとの間隔及び上ガイドとシート状の記録媒体の先端
余白との関係を説明する図
【図8】 出力画像の構成を説明する図
【図9】 通常の転写分離装置から定着装置までのシー
ト状の記録媒体の搬送を表す図
【図10】 異常時の転写分離装置から定着装置までの
シート状の記録媒体の搬送を表す図
【符号の説明】
7 定着装置 71 上ローラ 72 下ローラ 73 搬送ガイド 76 上ガイド A 空気流 m シート状の記録媒体 m1 シート状の記録媒体の先端 t 粉体トナー Zf 定着装置の圧接部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接された上ローラと下ローラと
    を備え、粉体トナー像を担持して該上ローラと下ローラ
    との圧接部に搬送されたシート状の記録媒体を、該圧接
    部にて挟持搬送して該シート状の記録媒体上に該トナー
    像を定着せしめる定着装置であって、 前記上ローラの近傍には、前記搬送ガイドと対向して上
    ガイドが配設されており、該上ガイドの前記搬送ガイド
    に対する対向面は、シート状の記録媒体の搬送方向に沿
    って前記搬送ガイドとの間隔が狭くなるように傾斜して
    おり、前記搬送ガイドとの間隔が最も狭くなる該上ガイ
    ドの先端は、前記上ローラの中心より下方となっている
    定着装置において、 前記対向面に沿って、かつ、圧接部方向へ向かう空気流
    が存在することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 空気流の温度Tair(℃)は、定着温
    度Tf(℃)として、 Tf−150≦Tair≦Tf−50 を満たすことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 空気流は、シート状の記録媒体の先端近
    傍にのみ吹き付けられることを特徴とする請求項1に記
    載の定着装置。
  4. 【請求項4】 対向面の表面粗さは、1μmRa以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記
    載の定着装置。
  5. 【請求項5】 シート状の記録媒体の移動速度は、42
    0mms-1以上であることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1項に記載の定
    着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113272741A (zh) * 2019-01-31 2021-08-17 富士胶片商业创新有限公司 定影装置、图像形成装置

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CN113272741A (zh) * 2019-01-31 2021-08-17 富士胶片商业创新有限公司 定影装置、图像形成装置
CN113272741B (zh) * 2019-01-31 2023-09-29 富士胶片商业创新有限公司 定影装置、图像形成装置

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