JP2003075071A - 還元鉄排出装置 - Google Patents

還元鉄排出装置

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JP2003075071A
JP2003075071A JP2001261084A JP2001261084A JP2003075071A JP 2003075071 A JP2003075071 A JP 2003075071A JP 2001261084 A JP2001261084 A JP 2001261084A JP 2001261084 A JP2001261084 A JP 2001261084A JP 2003075071 A JP2003075071 A JP 2003075071A
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JP
Japan
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spiral blade
reduced iron
discharging device
rotary shaft
spiral
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JP2001261084A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ichikawa
宏 市川
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な装置で、しかも、高温の炉内で長時間
使用しても磨耗しにくく長寿命を実現することができる
還元鉄の排出装置を提供する。 【解決手段】 フレームにより回転可能に支持された水
冷回転軸と、水冷回転軸の外周に螺旋状に沿うようにボ
ルトとナットとにより付設される複数の分割羽根からな
る連続した螺旋羽根とを有し、該螺旋羽根が厚み方向に
一体であり、かつ、該螺旋羽根の材料の900℃におけるヒ
゛ッカース硬度が110以上かつ470未満であることを特徴とす
る還元鉄排出装置。好ましくは、螺旋羽根の材料がCoお
よびCrを主成分し、必要に応じてWを含む、若しくは、C
rを主成分とし、必要に応じてNi,CoまたはMnの1種ま
たは2種以上を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動床型の還元炉
内の還元鉄を炉外へ排出する還元鉄排出装置に関する。
例えば、回転炉床炉の還元鉄の排出口付近に配設され、
螺旋羽根を回転させて高温の還元鉄を炉外に排出する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の還元鉄排出装置は、例えば、US P
atent第4,636,127公報に開示されているように、螺旋羽
根の温度を制限するために水冷回転軸だけでなく螺旋羽
根にまで冷却水を供給して冷却していた。しかし、この
装置は、螺旋羽根に冷却水を供給するための冷却水路が
複雑になるので製造コストに関して不利になるだけでな
く、冷却水漏れの危険性が大きいという問題点があっ
た。
【0003】また、特開平10-339583号公報には、外側
バレルの外面に間隔をあけて固定された連続的な中実の
複数の一重フライト(螺旋羽根)と、基端に向かって前
記外側バレルの外面の少なくとも一部に延在する連続的
な中実の複数の二重フライト(螺旋羽根)を有する排出
用スクリュが開示されている。しかし、二重フライト
(螺旋羽根)の場合、二枚の羽根が溶接などにより接合
されているが、高温の炉内で使用されるため、摩耗によ
り溶接が剥がれ、螺旋羽根が落下する危険性がある。
【0004】さらに、特許第3020482号公報には、水冷
回転軸と、この外周にボルトとナットにより螺旋状に沿
うように付設され、複数の分割羽根が連続した螺旋羽根
とからなり、回転により還元炉内の還元鉄を炉外へ排出
する還元鉄排出装置において、前記ボルトとナットを不
定形耐火物で被覆した排出装置が開示されている。しか
し、この不定形耐火物による被覆は、ボルトとナットの
耐熱対策としては有効かも知れないが、羽根本体の寿命
延長には何ら寄与しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述のよう
な従来技術の問題点を解決し、簡便な装置で、しかも、
高温の炉内で長時間使用しても磨耗しにくく長寿命を実
現することができる還元鉄の排出装置を提供することを
課題とする。
【0006】
【解決を解決するための手段】本発明は、還元鉄の排出
装置の使用環境に適した高温での硬度の高い材料を螺旋
羽根に用いることにより、従来の水冷式螺旋羽根を使用
しなくても長寿命を実現できる還元鉄排出装置を提供す
るものであり、その要旨は特許請求の範囲に記載した以
下の内容である。
【0007】(1)移動床型の還元炉内の還元鉄を炉外
へ排出する還元鉄排出装置であって、フレームにより回
転可能に支持された水冷回転軸と、該水冷回転軸の外周
に螺旋状に沿うようにボルトとナットとにより付設され
る複数の分割羽根からなる連続した螺旋羽根とを有し、
該螺旋羽根が厚み方向に一体であり、かつ、該螺旋羽根
の材料の900℃におけるヒ゛ッカース硬度が110以上かつ470未
満であることを特徴とする還元鉄排出装置。 (2) 前記螺旋羽根の材料がCoおよびCrを主成分し、
必要に応じてWを含むことを特徴とする(1)に記載の
還元鉄排出装置。 (3) 前記螺旋羽根の材料がCrを主成分とし、必要に
応じてNi,CoまたはMnの1種または2種以上を含むこと
を特徴とする(1)に記載の還元鉄排出装置。
【0008】本発明の螺旋羽根は、厚み方向に一体とし
たので、従来の水冷式の螺旋羽根のように羽根に冷却水
を供給するための複雑な構造は必要なく、しかも、二層
構造や、肉盛溶接を施した螺旋羽根が必要ないことか
ら、簡便な構造にすることができるとともに、磨耗によ
り溶接等が剥がれて落下することがない。また、900℃
におけるヒ゛ッカース硬度が110以上かつ470未満としたのは、
ヒ゛ッカース硬度が110未満では、高温下における排出によ
り、螺旋羽根が磨耗することにより長寿命が実現できな
いからである。
【0009】一方、ヒ゛ッカース硬度が470未満としたのは、ヒ
゛ッカース硬度が470以上だと脆くなり、欠損し易くなるとと
もに、高価なCo,Wの含有率をさらに増加させる必要が生
じて材料費が高価となり経済的でなくなるからである。
従って、本発明における900℃におけるヒ゛ッカース硬度の適
正範囲を110以上かつ470未満とした。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について詳細に説
明する。図1は、本発明の還元鉄排出装置を横からみた
図である。図1の左方に図示されていない移動床型の還
元炉である回転炉床が配置されている。水冷回転軸1が
回転すると、その外周に沿って付設されている螺旋羽根
2が回転し、還元鉄3を炉外に排出する構造になってい
る。還元鉄3は楕円形ブリケットを用いた。ここで、楕
円形ブリケットとは、アーモンドまたは枕に似た形状の
ブリケットのことであり、長径約24mm×短径約16
mm×厚み約12mmで体積約2.7ccのものを用い
た。
【0011】水冷回転軸1は図示されていないフレーム
により回転可能に支持されている。螺旋羽根2は、螺旋
状に連続した羽根であるが、複数に分割できるようにな
っており、ボルトとナットにより冷回転軸1の外周に螺
旋状に沿うように付設されている。螺旋羽根2は厚み方
向に一体であり、従来の水冷羽根のように内部に水路を
設ける必要がなく、簡便な構造となっている。
【0012】さらに、螺旋羽根の材料の900℃におけるヒ
゛ッカース硬度は110以上かつ470未満である。これによっ
て、螺旋羽根を冷却しなくても、操業中の炉温である90
0℃においても、螺旋羽根2の磨耗による損耗を著しく
低減することができ、従来に比べて著しく寿命を延長す
ることができた。表1に、螺旋羽根2の材料がCoおよび
Crを主成分し、必要に応じてWを含む本発明例を示す。
いずれの材料1〜材料4のいずれも、900℃における
ヒ゛ッカース硬度は110以上かつ470未満の範囲に含まれてお
り、耐磨耗性に優れ、著しい長寿命を実現できた。
【0013】
【表1】
【0014】表2に、螺旋羽根2の材料がCrを主成分と
し、必要に応じてNi,CoまたはMnの1種または2種以上
を含む本発明例(材料5〜材料8)と比較例であるSC
H22を示す。従来から螺旋羽根に用いられていた耐熱
鋼であるSCH22の900℃におけるヒ゛ッカース硬度は7
9であるのに比較して、本発明例の材料5〜材料8のい
ずれも、900℃におけるヒ゛ッカース硬度は110以上かつ470
未満の範囲に含まれており、耐磨耗性に優れ、著しい長
寿命を実現できた。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明により、簡便な装置で、しかも、
高温の炉内で長時間使用しても磨耗しにくく長寿命を実
現することができる還元鉄の排出装置を提供することが
でき、具体的には900℃の高温下において、従来の水
冷式螺旋羽根を使用しなくても長寿命を実現できる還元
鉄排出装置が実現でき、産業上極めて有用な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の還元鉄排出装置を横から見た図であ
る。
【符号の説明】
1 水冷回転軸 2 螺旋羽根 3 還元鉄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動床型の還元炉内の還元鉄を炉外へ排
    出する還元鉄排出装置において、フレームにより回転可
    能に支持された水冷回転軸と、該水冷回転軸の外周に螺
    旋状に沿うようにボルトとナットとにより付設される複
    数の分割羽根からなる連続した螺旋羽根とを有し、該螺
    旋羽根が厚み方向に一体であり、かつ、該螺旋羽根の材
    料の900℃におけるヒ゛ッカース硬度が110以上かつ470未満で
    あることを特徴とする還元鉄排出装置。
  2. 【請求項2】 前記螺旋羽根の材料がCoおよびCrを主成
    分し、必要に応じてWを含むことを特徴とする請求項1
    に記載の還元鉄排出装置。
  3. 【請求項3】 前記螺旋羽根の材料がCrを主成分とし、
    必要に応じてNi,CoまたはMnの1種または2種以上を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の還元鉄排出装置。
JP2001261084A 2001-08-30 2001-08-30 還元鉄排出装置 Withdrawn JP2003075071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176033A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 株式会社日本製鋼所 反応装置及び反応装置用部品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176033A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 株式会社日本製鋼所 反応装置及び反応装置用部品
JP2023137615A (ja) * 2022-03-18 2023-09-29 株式会社日本製鋼所 反応装置及び反応装置用部品

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