JP2003074360A - 排気タービン過給機 - Google Patents

排気タービン過給機

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JP2003074360A JP2001268297A JP2001268297A JP2003074360A JP 2003074360 A JP2003074360 A JP 2003074360A JP 2001268297 A JP2001268297 A JP 2001268297A JP 2001268297 A JP2001268297 A JP 2001268297A JP 2003074360 A JP2003074360 A JP 2003074360A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
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    • F04D29/681Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/685Inducing localised fluid recirculation in the stator-rotor interface

Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環通路内の流れをスムーズにすることでコ
ンプレッサの特性を改善することができる排気タービン
過給機を提供すること。 【解決手段】 コンプレッサインペラ6の外周部と対向
するコンプレッサハウジング3に空気流入口21を形成
するとともに、コンプレッサインペラ6の吸入側前方の
コンプレッサハウジング3に空気排出口22を形成し、
これらをコンプレッサハウジング3に形成した略円筒状
の循環通路23を介して連通させ、さらに、循環通路2
3の空気排出口22側を外周側に膨らませて流路断面積
を増大させ通過空気に接線方向の流れを生じさせる通路
拡大部23bを形成する。これにより、通路拡大部23
bの流路断面積が大巾に拡大されることでこの部分を通
過する流れが外周側に押し付けられ、その後の循環流れ
を強く生じさせる力を得てスワール成分を循環流れに転
用でき、サージ側およびチョーク側の特性を改善するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は排気タービン過給
機に関し、コンプレッサ特性を改善するため空気を循環
させるコンプレッサトリートメントの効率向上を図るよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気ガスと環境の問題が世界的
にクローズアップされているなか、乗用車クラスの小型
ディーゼルエンジン市場ではエミッション規制への対応
と低燃費化、性能向上のため過給機の使用が必須となり
つつあり、低速から高速域まで広い領域での性能向上を
図るため、種々の改良がなされている。
【0003】例えば、排気タービン過給機では、コンプ
レッサの特性を改善する1つの方法として、コンプレッ
サトリートメントをコンプレッサハウジングに設けるこ
とが行われ、サージング特性を改善することが行われて
いる。
【0004】このコンプレッサトリートメントは、図5
に示すように、コンプレッサハウジングaのコンプレッ
サインペラbの外周部と対向する部分に空気流入口cを
形成し、コンプレッサインペラbの吸入側前方のコンプ
レッサハウジングaに空気排出口dを形成し、これら空
気流入口cと空気排出口dとを連通する略円筒状の循環
通路eをコンプレッサハウジングaに形成する。そし
て、コンプレッサハウジングaの吸入側内周にインサー
トリングfを取り付け、吸入する空気をコンプレッサイ
ンペラbに案内するようになっている。
【0005】このようなコンプレッサトリートメントを
コンプレッサに設けることによって、通過空気量が少な
い場合(サージ側)にコンプレッサインペラbで生じ
る、逆流する空気の一部を空気流入口cから循環通路e
を介して空気排出口dに戻し、これを再びコンプレッサ
インペラbに戻すようにして循環させることでサージン
グを防止して低流量側での運転領域を拡大できるように
している。
【0006】また、通過空気量が多い場合(チョーク
側)には、コンプレッサインペラbの吸入側前方の空気
排出口dから吸入した空気を循環通路eを介して空気流
入口cからコンプレッサインペラbに送ることで効率低
下を防止するようにしている。
【0007】このようなコンプレッサの性能特性を改善
するコンプレッサトリートメントの形状などは、循環通
路内の流れの解析が不十分なためもあり、理論的に設計
することが難しく、実験結果に基づく経験によって設計
されることが多く、相似則等により具体的な形状などを
決定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際のコン
プレッサに適用した場合に、個々の都合による形状の違
いにより、実験結果が十分に反映されずコンプレッサト
リートメントの効果が大きく変化してしまうという問題
がある。
【0009】この発明は、上記従来技術の有する課題に
鑑みてなされたもので、循環通路内の流れをスムーズに
することでコンプレッサの特性を改善することができる
排気タービン過給機を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】これまでのコンプレッサ
トリートメントについて検討を重ねたところ、個々の形
状の違いがあっても、上流と下流の圧力差により生じる
循環流れの程度には大きな差がないが、コンプレッサイ
ンペラからコンプレッサトリートメントの空気流入口に
入った流れが持つスワール成分(円周方向の流れ成分)
を循環流れにいかにうまく転用して空気排出口からコン
プレッサインペラの吸入側前方に戻すことができるかど
うかの程度によってコンプレッサトリートメントの効果
が異なることを見出だし、この発明を完成したものであ
る。
【0011】すなわち、上記従来技術が有する課題を解
決するため、この発明の請求項1記載の排気タービン過
給機の具体的構成は、コンプレッサインペラの外周部と
対向するコンプレッサハウジングに第1の空気口を形成
するとともに、前記コンプレッサインペラの吸入側前方
のコンプレッサハウジングに第2の空気口を形成し、こ
れらを前記コンプレッサハウジングに形成した略円筒状
の空気通路を介して連通させた排気タービン過給機であ
って、前記略円筒状の空気通路の前記第2の空気口側を
外周側に膨らませて流路断面積を増大させ通過空気に接
線方向の流れを生じさせる通路拡大部を形成したことを
特徴とするものである。
【0012】この排気タービン過給機によれば、コンプ
レッサインペラの外周部と対向するコンプレッサハウジ
ングに第1の空気口を形成するとともに、前記コンプレ
ッサインペラの吸入側前方のコンプレッサハウジングに
第2の空気口を形成し、これらを前記コンプレッサハウ
ジングに形成した略円筒状の空気通路を介して連通させ
た排気タービン過給機で、前記略円筒状の空気通路の前
記第2の空気口側を外周側に膨らませて流路断面積を増
大させ通過空気に接線方向の流れを生じさせる通路拡大
部を形成するようにしており、通路拡大部により流路断
面積が大巾に拡大されることでこの部分を通過する流れ
が外周側に押し付けられ、その後の循環流れを強く生じ
させる力を得てスワール成分を循環流れに転用できるよ
うにしている。
【0013】また、この発明の請求項2記載の排気ター
ビン過給機は、請求項1記載の構成に加え、前記コンプ
レッサハウジングに設けられ前記略円筒状の空気通路を
構成する内外周面間のリブの少なくとも一方面を空気の
流れ方向を変える湾曲面に形成したことを特徴とするも
のである。
【0014】この排気タービン過給機によれば、前記コ
ンプレッサハウジングに設けられ前記略円筒状の空気通
路を構成する内外周面間のリブの少なくとも一方面を空
気の流れ方向を変える湾曲面に形成するようにしてお
り、空気通路を形成するために内外周面の間に設けられ
るリブの一方面あるいは両方面を湾曲面として空気の流
れ方向を変えることで、一層効率良くスワール成分を循
環流れに転用できるようにしている。
【0015】さらに、この発明の請求項3記載の排気タ
ービン過給機は、請求項1または2記載の構成に加え、
前記コンプレッサハウジングをスクロール部とシュラウ
ド部との分割構造とする一方、前記スクロール部と前記
シュラウド部との分割部に前記第1および第2の空気
口、前記空気通路、前記通路拡大部を形成するととも
に、前記スクロール部にコンプレッサへの空気の流入を
案内するインサートリング部を一体に形成したことを特
徴とするものである。
【0016】この排気タービン過給機によれば、前記コ
ンプレッサハウジングをスクロール部とシュラウド部と
の分割構造とする一方、前記スクロール部と前記シュラ
ウド部との分割部に前記第1および第2の空気口、前記
空気通路、前記通路拡大部を形成するとともに、前記ス
クロール部にコンプレッサへの空気の流入を案内するイ
ンサートリング部を一体に形成するようにしており、コ
ンプレッサトリートメントの第1および第2の空気口、
前記空気通路、前記通路拡大部をスクロール部と前記シ
ュラウド部との分割部に形成し、しかもスクロール部に
インサートリング部を一体に形成することで、部品点数
を増やさずにスワール成分を循環流れに転用できるよう
にしている。
【0017】そして、これらの発明により、スワール成
分を循環流れに転用できることからコンプレッサトリー
トメントによるコンプレッサの特性改善を図ることがで
きるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面に基づき詳細に説明する。図1および図2は
この発明の排気タービン過給機の一実施の形態にかか
り、図1はコンプレッサハウジングの部分拡大断面図、
A方向から見た流れの説明図およびB方向から見た流れ
の説明図、図2は排気タービン過給機の一例にかかるコ
ンプレッサトリートメントを省略した可変容量型過給機
の全体断面図およびA−A断面図である。
【0019】まず、この発明が適用される排気タービン
過給機の全体構造を図2に示す可変容量型過給機1で説
明する。この可変容量型過給機1は、タービンハウジン
グ2とコンプレッサハウジング3との間にベアリングハ
ウジング4が配置されて一体に連結されており、タービ
ンハウジング2内のタービンインペラ5とコンプレッサ
ハウジング3内のコンプレッサインペラ6とがベアリン
グハウジング4内で回転可能に支持されたタービン軸7
を介して一体に連結されている。このタービンハウジン
グ2には、一端にガス入口8を備えたスクロール通路9
が設けられ、このスクロール通路9の内周部に環状ガス
流路10が設けられてガスをタービンインペラ5に導入
する一方、タービンインペラ5を駆動した後のガスを中
心部に形成したガス出口11から排出するようになって
いる。
【0020】そして、タービンハウジング2の環状ガス
流路10には、ベーンノズルを構成する複数のノズルベ
ーン12が回動可能に設けられ、スライドジョイント方
式などのノズル駆動機構13によって外部からノズルベ
ーン12の角度を調整制御することで開閉され、タービ
ンインペラ5に導入されるガスの流量を変えることがで
きるようになっている(なお、図2では紙面上部のノズ
ルベーン12を全開状態とし、紙面下部のノズルベーン
12を全閉状態として示してある)。
【0021】このような可変容量型過給機1では、ノズ
ルサイドクリアランスCが性能に大きな影響を及ぼすた
め、ノズルの作動と性能面と信頼性とから最適な隙間を
決定し、ベーンノズルのノズルベーン12の側面に位置
させてクリアランスコントロールプレート14をタービ
ンハウジング2に取り付けるようにし、熱間時のクリア
ランスCの確保や排気ガスがノズルを通過せずに流出す
ることによる性能低下を抑えるようにしている。
【0022】したがって、このような可変容量型過給機
1によれば、エンジンの低速時のガス流量が少ない場合
には、ノズルベーン12を回動してベーンノズルを絞る
ようにし、エンジンの高速時のガス流量が多い場合に
は、ノズルベーン12を回動して開くようにし、最大限
の位置としてベーンノズルがストッパピン15に当たる
まで開くようにすることで、低速回転から高速回転領域
までの広範囲の過給によりエンジンの性能向上を図るこ
とができるようにしている。
【0023】このような可変容量型過給機1では、いわ
ゆるコンプレッサトリートメント20として、図1に示
すように、コンプレッサハウジング3のコンプレッサイ
ンペラ6の外周部と対向する部分に第1の空気口として
の空気流入口21を形成し、コンプレッサインペラ6の
吸入側前方のコンプレッサハウジング3に第2の空気口
としての空気排出口22を形成し、これら空気流入口2
1と空気排出口22とを連通する空気通路としての略円
筒状の循環通路23をコンプレッサハウジング3に形成
してある。そして、コンプレッサハウジング3の吸入側
内周にインサートリング部24aを一体に形成し、吸入
する空気をコンプレッサインペラ6に案内するようにな
っている。
【0024】また、このコンプレッサトリートメント2
0では、空気流入口21がコンプレッサでの吸気の流れ
の上流側から下流側に傾いた(図1(a)では、右に傾
いた)スリット状に形成される一方、空気排出口22
も、同様に、コンプレッサでの吸気の流れの上流側から
下流側に傾いた(図1(a)では、右に傾いた)スリッ
ト状に形成してある。
【0025】そして、これら空気流入口21と空気排出
口22を連通させる循環通路23は、円筒状の隙間を確
保するため、円周方向3か所程度にリブ23aが設けら
れており、これらリブ23aによって略円筒状の通路と
なっている。
【0026】さらに、これら空気流入口21と空気排出
口22を連通させる略円筒状の循環通路23には、中間
部から空気排出口22側に外周に膨らませて流路断面積
を拡大した通路拡大部23bが形成してあり、この通路
拡大部23bの空気排出口22側は空気排出口22と同
一の傾斜面とされ、空気流入口21側も空気排出口22
と同一の傾斜面とされ、略平行四辺形状の横断面形状に
なっている。
【0027】これにより、循環通路23は、略円筒状と
され、その流路断面積の小さい部分の途中から外周側に
膨らんで流路断面積の大きい通路拡大部23bを経て空
気排出口22に連通することになる。
【0028】このようなコンプレッサトリートメント2
0をコンプレッサに設けた可変容量型過給機1では、通
過空気量が少ない場合(サージ側)にコンプレッサイン
ペラ6で生じる吸入空気に対して逆流する空気を空気流
入口21から循環通路23および通路拡大部23bを介
して空気排出口22から吸入空気中に戻すようにし、こ
れを再びコンプレッサインペラ6に吸引させて循環させ
ることでサージングを防止して低流量側での運転領域を
拡大することができる。
【0029】このようなコンプレッサインペラ6で生じ
る、逆流する空気を循環させる流れにする場合に、この
コンプレッサトリートメント20では、図1(b),
(c)に示すように、空気流入口21から入った空気X
には、強いスワール成分Xaの流れ(円周方向の流れ)
が残っているが、循環通路23に円筒状の隙間を形成す
るためのリブ23aが形成してあることからこれらリブ
23aによって空気排出口22方向へのベクトル成分
(循環流れ成分)Xbで加速され、さらに通路拡大部2
3bによって流路断面積が大きくなることで、空気Xに
接線方向の流れXcが発生し、これらの成分のベクトル
和として空気Xが外周側に押し付けられる。
【0030】すると、外周側に押し付けられた空気Xの
直前に通路拡大部23bの壁(空気排出口22の延長部
分の壁)があるため、空気Xの流れが外周側から壁に沿
う中心方向および循環流れに沿う方向に変換され、スム
ーズに吸入空気に戻すことができ、これによって大きな
トリートメント効果を得ることができる。
【0031】すなわち、コンプレッサインペラで生じる
スワール成分を持つ空気流れを空気流入口21から流入
させ、空気排出口22から排出する間にコンプレッサイ
ンペラに吸入させる空気と同様の軸方向成分の流れに転
用して循環流れとするようにしている。
【0032】このようなコンプレッサトリートメント2
0を設けた可変容量型過給機1では、サージングの発生
を抑えて通過空気量の少ない場合の運転領域を拡大する
ことができる。
【0033】また、この可変容量型過給機1では、コン
プレッサハウジング3が外周側のスクロール部3aと内
周側のシュラウド部3bとの分割構造とされ、それぞれ
をダイキャストで製造した後、焼き嵌め(暖め嵌め)に
よって一体にされるとともに、スクロール部3aに吸気
入口部3cおよびその内周に嵌合されるインサートリン
グ部24aが一体成形してあり、スクロール部3aとシ
ュラウド部3bとの分割部に既に説明したコンプレッサ
トリートメント20が形成してある。
【0034】したがって、コンプレッサトリートメント
20を設ける場合、後でコンプレッサハウジング3の吸
気入口部3cに別に製造したインサートリング24を取
り付ける必要があり、部品点数の増大や製造工数の増大
となるが、この可変容量型過給機1では、スクロール部
3aに一体に吸気入口部3cおよびインサートリング部
24aを製造し、シュラウド部3bを焼き嵌めすること
で、分割部にコンプレッサトリートメント20も形成で
き、部品点数の増大や製造工数の増大とならずに製造す
ることができる。
【0035】このような可変容量型過給機1のコンプレ
ッサトリートメント20の形状としては、例えば図3に
示すような種々の形状とすることもでき、同図(a)の
ように、空気流入口21から循環通路23の端部に直接
連通させ、しかも通路拡大部23bが空気排出口22よ
り先まで大きく形成したものでも良い。また、同図
(b)のように、空気流入口21から循環通路23の端
部に直接連通させ、通路拡大部23bを小さめに形成す
るとともに、空気排出口22の内周面22aをテーパ状
の傾斜面したものでも良い。さらに、また、同図(c)
のように、空気流入口21を傾けることなく真っ直ぐの
スリット状とし、この空気流入口21から循環通路23
の端部に直接連通させ、通路拡大部23bを空気排出口
22より先まで大きく形成したものでも良い。なお、図
中、24はべったいとして取付けられるインサートリン
グであるが、この場合もスクロール部3aに一体に形成
するようにしても良い。
【0036】これらのいずれのコンプレッサトリートメ
ント20の形状によってもコンプレッサインペラで生じ
るスワール成分を持つ空気流れを空気流入口21から流
入させ、空気排出口22から排出する間に軸方向成分の
流れに転用して循環流れとすることができ、サージング
の発生を抑えて通過空気量の少ない場合の運転領域を拡
大することができる。
【0037】なお、コンプレッサトリートメント20の
形状は、これら図示した具体的な形状に限らず、外周に
膨らんだ通路拡大部を備え、スワール成分を持つ空気流
れを軸方向成分の流れに転用できる他の形状であっても
良い。
【0038】次に、この発明の排気タービン過給機の他
の一実施の形態について図4により説明するが、既に説
明した実施の形態と同一部分には同一記号を記し、説明
は省略する。
【0039】この排気タービン過給機では、基本構造は
既に説明した可変容量型過給機1と同一であり、コンプ
レッサトリートメント20の形状の一部の構成が異なる
ものである。
【0040】ここでは、コンプレッサトリートメント2
0の空気通路を構成する循環通路23の内外周間の隙間
を形成するリブ23bの空気流入口21側の両面が湾曲
面23cとしてある。
【0041】これにより、通過空気量が少ないサージ側
では、図4(b)に示すように、空気流入口21から流
入する空気Xを湾曲面23cでガイドすることで周方向
から軸方向にスムーズに変換することができ、一層効率
的にコンプレッサインペラで生じるスワール成分を持つ
空気流れを空気流入口21から流入させ、空気排出口2
2から排出する間に軸方向成分の流れに転用して循環流
れとすることができ、サージングの発生を抑えて通過空
気量の少ない場合の運転領域を拡大することができる。
【0042】なお、この実施の形態では、リブ23bの
両方の面を湾曲面23cとしたが、図中破線で示すよう
に、一方面を平坦面としても良く、こうすることで製作
が容易となる。
【0043】なお、上記実施の形態では、排気タービン
過給機として可変容量型過給機を例に説明したが、他の
形式の排気タービン過給機であっても同様に適用するこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の排気タービン過
給機によれば、コンプレッサインペラの外周部と対向す
るコンプレッサハウジングに第1の空気口を形成すると
ともに、前記コンプレッサインペラの吸入側前方のコン
プレッサハウジングに第2の空気口を形成し、これらを
前記コンプレッサハウジングに形成した略円筒状の空気
通路を介して連通させた排気タービン過給機で、前記略
円筒状の空気通路の前記第2の空気口側を外周側に膨ら
ませて流路断面積を増大させ通過空気に接線方向の流れ
を生じさせる通路拡大部を形成したので、通路拡大部に
より流路断面積が大巾に拡大されることでこの部分を通
過する流れが外周側に押し付けられ、その後の循環流れ
を強く生じさせる力を得てスワール成分を循環流れに転
用することができる。
【0045】このスワール成分の循環流れへの転用によ
ってコンプレッサのサージ側およびチョーク側の特性改
善を図ることができる。
【0046】また、この発明の請求項2記載の排気ター
ビン過給機によれば、前記コンプレッサハウジングに設
けられ前記略円筒状の空気通路を構成する内外周面間の
リブの少なくとも一方面を空気の流れ方向を変える湾曲
面に形成したので、空気通路を形成するために内外周面
の間に設けられるリブの一方面あるいは両方面を湾曲面
として空気の流れ方向を変えることで、一層効率良くス
ワール成分を循環流れに転用することができ、コンプレ
ッサのサージ側の特性改善を図ることができる。
【0047】さらに、この発明の請求項3記載の排気タ
ービン過給機によれば、前記コンプレッサハウジングを
スクロール部とシュラウド部との分割構造とする一方、
前記スクロール部と前記シュラウド部との分割部に前記
第1および第2の空気口、前記空気通路、前記通路拡大
部を形成するとともに、前記スクロール部にコンプレッ
サへの空気の流入を案内するインサートリング部を一体
に形成したので、コンプレッサトリートメントの第1お
よび第2の空気口、前記空気通路、前記通路拡大部をス
クロール部と前記シュラウド部との分割部に形成し、し
かもスクロール部にインサートリング部を一体に形成す
ることで、部品点数を増やさずにスワール成分を循環流
れに転用することができ、コンプレッサトリートメント
によるコンプレッサの特性改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の排気タービン過給機の一実施の形態
にかかるコンプレッサハウジングの部分拡大断面図、A
方向から見た流れの説明図およびB方向から見た流れの
説明図である。
【図2】この発明の排気タービン過給機の一実施の形態
にかかるコンプレッサトリートメントを省略した可変容
量型過給機の全体断面図およびA−A断面図である。
【図3】この発明の排気タービン過給機の他の一実施の
形態にかかるコンプレッサハウジングの部分拡大断面図
である。
【図4】この発明の排気タービン過給機の他の一実施の
形態にかかるコンプレッサハウジングの部分拡大断面
図、A方向から見たサージ側の流れの説明図である。
【図5】従来の排気タービン過給機のコンプレッサトリ
ートメントの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 可変容量型過給機(排気タービン過給機) 2 タービンハウジング 3 コンプレッサハウジング 3a スクロール部 3b シュラウド部 3c 吸気入口部 4 ベアリングハウジング 5 タービンインペラ 6 コンプレッサインペラ 7 タービン軸 8 ガス入口 9 スクロール通路 10 環状ガス流路 11 ガス出口 12 ノズルベーン 13 ノズル駆動機構 14 クリアランスコントロールプレート 15 ストッパピン 20 コンプレッサトリートメント 21 空気流入口(第1の空気口) 22 空気排出口(第2の空気口) 22a 内周面 23 循環通路(空気通路) 23a リブ 23b 通路拡大部 23c 湾曲面 24 インサートリング 24a インサートリング部 X 空気流れ Xa スワール成分 Xb ベクトル成分 Xc 接線方向の流れ C ノズルサイドクリアランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサインペラの外周部と対向す
    るコンプレッサハウジングに第1の空気口を形成すると
    ともに、前記コンプレッサインペラの吸入側前方のコン
    プレッサハウジングに第2の空気口を形成し、これらを
    前記コンプレッサハウジングに形成した略円筒状の空気
    通路を介して連通させた排気タービン過給機であって、
    前記略円筒状の空気通路の前記第2の空気口側を外周側
    に膨らませて流路断面積を増大させ通過空気に接線方向
    の流れを生じさせる通路拡大部を形成したことを特徴と
    する排気タービン過給機。
  2. 【請求項2】 前記コンプレッサハウジングに設けられ
    前記略円筒状の空気通路を構成する内外周面間のリブの
    少なくとも一方面を空気の流れ方向を変える湾曲面に形
    成したことを特徴とする請求項1記載の排気タービン過
    給機。
  3. 【請求項3】 前記コンプレッサハウジングをスクロー
    ル部とシュラウド部との分割構造とする一方、前記スク
    ロール部と前記シュラウド部との分割部に前記第1およ
    び第2の空気口、前記空気通路、前記通路拡大部を形成
    するとともに、前記スクロール部にコンプレッサへの空
    気の流入を案内するインサートリング部を一体に形成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の排気タービ
    ン過給機。
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