JP2003074351A - エンジンの水冷排気通路の接続構造 - Google Patents

エンジンの水冷排気通路の接続構造

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JP2003074351A JP2001265955A JP2001265955A JP2003074351A JP 2003074351 A JP2003074351 A JP 2003074351A JP 2001265955 A JP2001265955 A JP 2001265955A JP 2001265955 A JP2001265955 A JP 2001265955A JP 2003074351 A JP2003074351 A JP 2003074351A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機等のマリンエンジンで、排気通路の水
冷式のものの、シール部材の冷却性の向上、熱的影響の
軽減。 【解決手段】 第1排気通路54dを有する第1排気通
路部材54と、第1排気通路部材と接続される第2排気
通路41a又は53を有する第2排気通路部材41又は
50とからなり、第1排気通路部材の接続部は、排気通
路54dに面する壁部54と、その外側の環状凸部11
0とからなり、第2の排気通路部材の接続部は、排気通
路に面する壁部と、排気通路に面しない壁部(環状堤部
41c又は110)とからなり、第1と第2の排気通路
部材の壁面間であって、排気通路から離れた壁面に介在
させたシール部材120と、シール部材の外側に形成さ
れる冷却水ジャケット112とからなるエンジンの水冷
排気通路の接続構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機、船内外
機、PWC等のマリンエンジンに適するエンジンの水冷
排気通路の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マリンエンジンでは、エンジンの冷却水
として外水を取り入れる。また高温にさらされる排気通
路部材の周囲には冷却水ジャケットを設け、該冷却水ジ
ャケットに外水を取り入れ、排気冷却部材を冷却してい
る。上記した排気通路部材は、生産性を良くするため、
排気上流側の排気マニホールドとこれに接続する排気ガ
イドのように、複数の部品を組立て構成されている。
【0003】従来技術として、例えば、特開平09−3
03155号公報では、図12に上記した排気通路が開
示されている。その構造は以下の通りである。尚公報の
符号を用いて説明する。この技術は、排気集合通路19
の下端部を、エキゾーストガイド20の排気通路43に
連通してカラー61に嵌合させ、両者間をゴムホース6
2を介して接続したものであり、ゴムホース62は、固
定具63を有する締付バンド69により密封的に装着さ
れる。さらに、排気集合通路19の外周の冷却ジャケッ
ト44についても、エキゾーストガイド20に設けた冷
却水通路65に連通して接合、または一体成形したカラ
ー66に対し、ゴムホース67を介して接続させる。こ
のゴムホース67は、固定具68を有する締付バンド6
9により密封的に固定される。また特開平10−339
162号公報の図7には、シール部材36,36の間の
スペース37に、冷却水を導くようにしたものが開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術におい
て、前者(特開平09−303155号公報)では、上
流側と下流側との双方を2重管状とし、その接続部の各
々にバンド状の接続ホースを設けており、都合4ヵ所を
固定バンドで締めており、作業性が悪い。また排気接続
の接合面から漏れた排気の圧力に対し、ゴムホース62
の弾性力と固定バンドの緊縛力で対抗するので、各々の
力が大きいと作業性が悪い。後者(特開平10−339
162号公報)では、排気マニホールド31の排気通路
を画成する壁にシール36が当接しているので、排気の
熱影響を受ける。また、排気シール36は、排気マニホ
ールド31の方向にズレ易い。さらに、2つのウオータ
ジャケット32と35の接続部のシール構成が不明であ
る。
【0005】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たもので、船外機等のマリンエンジン等のエンジンの排
気通路の接続構造において、排気のシールが確実で、排
気シールの組付性及び冷却性が良く、熱影響を軽減する
エンジンの水冷排気通路の接続構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、エンジンの水冷排気通路の接続構造であ
って、第1排気通路を有する第1排気通路部材と、該第
1排気通路部材と接続される第2排気通路を有する第2
排気通路部材とからなり、前記第1排気通路部材の接続
部は、排気通路に直接面する壁部と、その外周外側に設
けられ、その外側の環状凸部とからなり、前記第2の排
気通路部材の接続部は、該排気通路に面する壁部と、前
記排気通路に面しない壁部とからなり、前記第1と第2
の排気通路部材の壁面間であって、前記排気通路から離
れた壁面に介在させたシール部材と、前記シール部材の
外側に形成される冷却水ジャケットとからなることを特
徴とする。
【0007】請求項1では、シール部材の外側が冷却水
ジャケットを構成しているので、シール部材を冷却する
ことができる。又排気通路から離れた壁面間でシール部
材によりシールを行うので、シール部材への排気による
熱影響を軽減することができる。
【0008】請求項2は、請求項1において、第2排気
通路部材の排気通路に面しない壁部が、前記壁部から前
記一方の排気通路部材の環状凹部に嵌合する環状凸部と
したことを特徴とする。請求項2では、環状凸部が環状
凹部に入り込んでいるので、環状凸部における排気熱の
熱影響を軽減することができる。
【0009】請求項3は、請求項1又は請求項2におい
て、前記第1及び第2排気通路部材は、各々の排気通路
の外周に冷却水ジャケットを備え、該冷却水ジャケット
は、双方が連通し、且つ前記シール部材外側の冷却水ジ
ャケットの一部を構成するようにした。請求項3では、
冷却水ジャケット内にシール部材が臨み、シール部材の
外側に冷却水ジャケットの一部が臨むので、比較的簡単
な構造で、排気通路の冷却と接続シール部の冷却とを行
うことができる。
【0010】請求項4は、請求項1〜請求項3の何れか
において、排気通路部材が、マリンエンジン用のもので
あって、内部にエンジンを収容する機体と、前記冷却水
ジャケットが機体外から水を導入するようにしたことを
特徴とする。請求項4では、船外機等のマリンエンジン
においては、排気を冷却するので好ましい。
【0011】請求項5は、請求項1〜請求項4の何れか
において、前記第1排気通路部材の環状凸部の外周面に
は係止部を設け、前記環状凸部に嵌合するシール材の嵌
合部の一部を係止部に係止させたことを特徴とする。請
求項5は、シール部材の装着が確実に行え、シール部材
を一方に装着した状態で、2部品の組付作業が行え、生
産性が良い。
【0012】請求項6は、請求項5において、シール部
材は、前記環状凸部の係止部を設けた外周面から凸部の
端面までの少なくとも2面に亘って設けたことを特徴と
する。
【0013】請求項6では、シール部材の環状凸部への
装着が、凸部の端面で規制されるので、装着が確実で、
装着も容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。又図において推進方向の前方をFrで表
し、同後方をRrで表した。図1は、船外機を船体の船
尾に取り付けた状態の船外機全体の外観図である。船外
機1は、最上部のエンジンを覆うエンジンカバー2、こ
の下方のアンダーカバー3、この下方のエクステンショ
ンケース4、この下方の後部にスクリュー6を配置した
ギアケース5で外観を構成し、船体100の船尾101
にスターンブラケット7を介してチルト動(上下動)及
び左右揺動(転舵動)可能に取付、支持されている。エ
クステンションケース4、ギアケース5は、本発明の本
体ケースを構成するものである。尚、チルトアップ状態
を鎖線で示した。
【0015】図2は、船外機の上部のエンジンカバーを
縦断した側面図、図3は図2の3−3線の図で、図2の
うち後述する吸気消音箱35と吸気マニフォールド37
を取り外した平面図、図4は図2の要部の拡大縦断側面
図である。これ等の図面に従って船外機のエンジンを含
む上部構造を説明する。エンジン10は、シリンダブロ
ック11、前方のクランクケース12、後方のシリンダ
ヘッド13、これの後端部に配設されたシリンダヘッド
カバー14等からなる。
【0016】シリンダブロック11内には、軸線を横向
きとした複数シリンダ15…(…は複数を表す。以下同
じ)を上下に並行に配置し、内装したピストン16…を
コンロッド17…で縦向きのクランクシャフト18に連
結したバーチカルエンジンである。実施の形態では、上
下に3個のシリンダを備える3気筒エンジンで、図3に
示すように左右に拡開した3個のシリンダからなるシリ
ンダ列を備えたV型6気筒エンジンを搭載する船外機を
示す。以上によりエンジン小組体を構成する。
【0017】図4に示すように、シリンダヘッド13に
は、シリンダ15…の天井部を構成する燃焼室19…を
備える。燃焼室19…には吸気弁20…、排気弁21
…、点火プラグ22…を配設し、燃焼室19…の外側に
は縦向きのカムシャフト23を、これで駆動されるバル
ブロッカーアームを支持する縦向きのロッカーアームシ
ャフト24を備える。シリンダブロック11のシリンダ
15…周囲には、これを囲むようにシリンダ冷却水ジャ
ケット25が相互に連通するように設けられ、又シリン
ダヘッド13の燃焼室19周囲にも、シリンダヘッド冷
却水ジャケット26が、前記冷却水ジャケット25と連
通するように設けられている。
【0018】クランクケース12の上方に突出したクラ
ンクシャフト18の上端部には上下に駆動プーリ27,
28を同軸に設け、上部プーリ28をクランクケース1
2の上部前側に設置した発電機29の被動プーリ30に
ベルト31を介して連結し、発電機29を駆動する。下
部プーリ27は、ガイドプーリ32…を介して左右のシ
リンダヘッド13のカムシャフト23,23の上端部に
設けたカムシャフトプーリ33,33にベルト34によ
り連結し、カムシャフト23,23を駆動する。
【0019】以上のベルト・プーリ機構の上方に吸気消
音箱35を配設し、吸気消音箱35は吸気口を後方に向
けて開口し、吸気口を左右のシリンダ間のVバンク間の
上方部に配置したスロットル弁装置36に接続する。ス
ロットル弁装置36は、左右のシリンダ間のVバンク間
の後方に、縦向きに配設した吸気マニフォールド37に
接続し、吸気マニホールド37はシリンダヘッド13に
形成した吸気通路に接続し、吸気系を構成する。吸気は
エンジンカバー2の外気取入れ口2aから行われる。
【0020】左右のシリンダブロック11,11の各シ
リンダヘッド13,13の各外側には、図2に示すよう
に燃焼室19…の各排気通路と接続する排気マニフォー
ルド40,40を配設する。排気マニホールド40,4
0は、シリンダヘッド13,13の各外側部にボルト4
0a…で一体的に組付けられる本体部41を備え、ボル
ト40a…は図示では片側バンクにつき、8箇所であ
る。各本体部41の排気通路41aの周りには冷却水ジ
ャケット42を備えており、燃焼室19…から排出され
る排気を最上流部分で冷却する。
【0021】各排気マニフォールド40の本体部41の
下部41bは、内部の排気通路が内側に傾斜する。排気
マニフォールド40,40は、左右のシリンダブロック
13,13の各外側に設置されているので、左右の本体
部41,41の下部41b,41bは、対称的に内側に
傾斜している。これ等排気マニフォールド40,40及
び後述するマウントケースの内部通路並びに排気管、排
気膨張室等で排気通路構成体を構成する。即ち、排気通
路はこれ等複数部分に分割されている。本実施例では、
後述するように排気マニフォールドとマウントケースの
内部通路との間、及びマウントケースの内部通路とその
下流側通路との間で接続されており、前者の接続部を排
気上流側の接続部、後者の接続部を排気下流側の接続部
とする。
【0022】図5は、左右に配設された排気マニフォー
ルド40の一方の下部及びこれの下部41bと接続する
マウントケース内部通路、並びに排気管、排気膨張室の
関係を示す要部拡大縦断面図で船外機の後方から見た
図、図6は左右に配設されたシリンダブロックの冷却水
排出口及び排気マニフォールド並びに排気膨張室への冷
却水の排出系路を示す要部拡大縦断面図で船外機の後方
から見た図である。これ等の図面と前記した図2を参照
しつつ説明する。
【0023】図5に従って説明する。エンジン10は、
クランクケース12、シリンダブロック11、シリンダ
ヘッド13の結合体及びピストン15、クランクシャフ
ト18等から成るエンジン小組体からなり、これの下方
に配置したマウントケース50上に載置され、該マウン
トケース50の結合面50pに取付、支持されている。
オイルパンやマウントケースの一部もエンジン機能を有
しているので、それらを除くエンジン上半部を小組体と
する。マウントケース50の左右方向(船外機幅方向)
の両側には上方に開口した凹部51,51を設ける。図
はマウントケース右側の凹部51を示しているが、不図
示のマウントケース左側の凹部51も左右が入れ替わっ
た対称形状、対称構造である。凹部51は上面開口52
が全面的に開口し、内壁51aは略々垂直で、外壁51
bは幅方向内方に潜るように湾曲し、底部に環状堤部5
1c(環状凸部)を有する円孔53を備える。
【0024】本実施例における排気上流側の接続部につ
いて説明する。前記した排気マニフォールド40の本体
部41の下部41bは凹部51の開口52の外側寄り部
分に位置し、下部41bの下端部に上下に内外に環状堤
部41c,41dを備える。後述するマウントケース5
0の内部通路を第1排気通路とし、これを基準とし、排
気マニフォールド40内の通路41aを上流側の第2排
気通路とし、該通路41aを構成する部材を上流側の第
2排気通路部材とする。
【0025】凹部51内にはマウントケース50の内部
通路を構成する略横Z字形の中間排気管54を配設し、
該排気管54の上部に設けた環状溝部54aに、上方の
排気マニフォールド40の本体部41の下部41bの内
側環状堤部41cを嵌合する。中間排気管54の下端部
には環状溝部54bを備え、且つ内側部分の一部にはボ
ス部54cを備える。中間排気管54で排気通路の上
流、下流を連通して繋ぐ第1排気通路54dを構成し、
排気通路54dを形成する中間排気管54を第1排気通
路部材とする。排気通路54dの内周面は壁54eで周
りと成されている。
【0026】中間排気管54の下端部の環状溝部54b
をマウントケースの凹部51の底部の環状堤部51cに
嵌合し、これにより中間排気管54で、排気マニフォー
ルド40の本体部41の下部41bと凹部51の底部に
設けた円孔53とを連通、接続する。即ち、本実施例に
おける排気下流側の接続部を構成し、中間排気管54が
第1排気通路部材、マウントケース50の円孔53の周
辺部分が第2排気通路部材に相当する。尚、中間排気管
54の前記したボス部54cは、凹部51の底部に設け
た段部51d上に係合し、ボルト55で結合し、凹部5
1内に取付、支持した。
【0027】凹部51の上面開口52の上にはカバー5
6を被冠して全面的に閉塞する。カバー56は、一部に
前記排気マニフォールド40の本体部41の下部41b
の外側環状堤部41d及び中間排気管54の上端部周と
嵌合する円孔56aを備え、該円孔56aにこれ等を嵌
合し、中間排気管54と排気マニフォールド40との連
通を保障する。カバー56の周辺部にはボス部56bを
設け、該ボス部56bの内側部分の一部と凹部51の内
壁51aの一部との間にボルト57を縦通し、マウント
ケース50にカバー56を固定する。
【0028】ところで、カバー56の凹部51周辺部へ
のボルト結合部は複数箇所であるが、この結合部は船外
機の幅方向の外形寸法に影響する凹部51の最外側方を
除いた凹部51の周囲(図の手前、奥)に設けられてい
る。図5では便宜上、凹部51周辺部の他の一部51e
との結合部を符号56bのボス部、57のボルトの想像
線(鎖線)で、図の右側に偏倚させて示した。このボル
ト配置により、マウントケース50の凹部51付近の最
外側部とアンダーカバー3との干渉を回避し、船外機の
小型化の要件を達成している。以上により、中間排気管
54で排気マニフォールド40の内部通路を構成し、カ
バー56で塞がれたマウントケース50の一部に設けた
凹部内の空所で中間排気管54を囲む冷却水室(冷却水
ジャケット)58を形成する。即ち、船外機全体として
は、マウントケース50と中間排気管54とは一体とな
ってエンジンの支持ケースとなるが、排気通路として
は、両者の間に接続部を有する。
【0029】マウントケース50の下面にはエクステン
ションケース4を配置して双方を接合し、マウントケー
ス50の凹部51の外底部59には上方へ潜る凹所59
aを設け、この部分を含んでエクステンションケース4
の上面と接合する。また、マウントケース50の下面に
は、前記エクステンションケース4の内側において、不
図示の金属ガスケットを介してオイルパン60が接合す
る。オイルパンのマウントケースへの取付フランジの一
部を延長させ、排気管64の取付部61を形成する。
【0030】取付部61には、排気通路を構成する連通
部62が設けられている。連通部62は、上流でマウン
トケース50の円孔53の排気通路の壁面と接続され、
下流で排気管64と接続される壁面62aを有する。連
通部62の上端部は前記した中間排気管54の下流部通
路54fと連通、接続し、連通部62の下端部には排気
管64の上端部をスティ65及びボルト66で取り付
け、中間排気管54から排気管64までを連通する。排
気管64は、排気管64周囲の本体ケース内の空間であ
る排気膨張室67に排気を排出する。既に述べたよう
に、本実施例においてはマウントケース50の円孔53
の周辺部分が、下流側の接続部における第2排気通路部
材に相当するが、例えば、これ等排気管取付部61、或
いは排気管64で第2排気通路を構成してもよい。
【0031】オイルパン60の取付部61には下方に潜
った凹所61aを設けるとともに、マウントケース50
の凹部51の底部59には対称的に上方に潜った凹所5
9bを設ける。この凹所部分に後述する水ポンプで汲み
上げられる冷却水を送り、水通路63とする。該水通路
63は連通路68を介して冷却水室58と接続する。前
記したクランクシャフト18と連結し、前記したスクリ
ュー6を駆動する駆動軸18aは、本体ケースを構成す
るエクステンションケース4、ギアケース5を縦通し、
ギアケース5内のギア機構に導かれる。
【0032】図6は、第1排気通路を構成する第1排気
通路部材である中間排気管54を囲む冷却水室58の拡
大説明図で、図7は、中間排気管54と下流側の第2排
気通路並びにこれを構成する下流側の第2排気通路部材
の接続、シール部分の拡大図、図8は、中間排気管54
と上流側の第2排気通路並びにこれを構成する上流側の
第2排気通路部材の接続、シール部分の拡大図、図9
は、シール部材の一例を示す要部の拡大縦断面図であ
る。
【0033】中間排気管54の下端部には、図7で拡大
して明示したように外周の一部に設けたボス部54cの
内側で、下流部通路54fの外周壁54gの上方には、
外周に空間を形成するように離間し、外周壁54gの全
周を囲撓する環状堤部(環状凸部)110を一体に突設
する。この環状堤片110で形成される下方に開放した
環状溝111(環状凹部)に、マウントケース50の凹
部51の底部に設けた円孔53の周囲に起立、設置した
環状堤部51cを0.1mm〜0.2mmぐらいの極僅
かの間をもって嵌合する。従って、環状溝111を環状
堤部51cに上から被せるように嵌合し、環状堤部51
cは、第2排気通路部材の排気通路に直接面しない範囲
の壁部に相当する。
【0034】中間排気管54下端部の環状堤部110に
は、断面凹形でリング状のシール部材120を嵌合、装
着し、シール部材120は、内周面120aを凹部51
側の環状堤部51cの外周面51fに当接し、環状堤部
51cと110との間を気密に且つ水密にシールする。
シール部材120は図9に示した通りで、内部にL形の
芯金120cを埋設し、内側に弾性力をもたせた凹部1
20bを備え、該凹部120bで前記した環状堤部11
0に下から軽圧入するように嵌合、装着する。環状堤部
51cの外周面51fに当接する内周面120aは、高
さ方向に内周方向に突出する複数の環状凸部120d…
を備え、環状堤部51cの外周面51fへのシール性を
向上させた。
【0035】ところで、環状堤部110の外周面には、
図7の左側が示したように係止凹部110aを設ける。
係止凹部110aは環状堤部110の外周全面の環状の
係止凹部として設けられており、一方、前記したシール
部材120の凹部120bの外径側の面には係止凸部
(係止部)120fを設け、環状堤部110にシール部
材120を嵌合、装着した状態で係止する。係止凹部1
10aはシール部材120の係止凸部120fとの係合
で、中間排気管54を図7の上方に抜き出す際、係止凹
部110aに係止凸部120fが係止状態にあるので、
シール部材120を環状溝111から一緒に抜き出すこ
とができる。尚、シール部材120は、上記の環状堤部
110の係止凹部110aから該凸部110の端面11
0bの少なくとも2面に亘るようにした、図示例では堤
部110の内周面、端面、外周面の3面に亘って装着さ
れている。
【0036】ボルト55でボス部54cと結合する段部
51dを設けたボス部51gの冷却室58側の部分51
hと、中間排気管54の環状堤部110のとの間の空間
112にも、ボス部54cの無いところで冷却水室58
の冷却水が回り込む。このように、リング状のシール部
材120の外周は冷却室58の下部において冷却水にさ
らされる。また、中間排気管54の下流部通路54fの
外周壁54gからマウントケース50の環状堤部51c
が空間を介して隔てており、また中間排気管54の環状
堤部110も直接排気通路54dから離間していること
と、気密にシールされることから排気が通気せず、よっ
て空間への排気の供給は活発ではない。これらが相まっ
て、環状堤部110の壁温度は他の壁温度より低く、こ
れにより第1排気通路(中間排気管54の通路54d)
及び下流側の第2排気通路(マウントケースの円孔53
の直接排気通路に面する部位53a)の熱影響からシー
ル部材120を熱的に保護する。
【0037】このように、冷却水室58内の排気通路の
冷却水を用いて、第1排気通路部材54、第2排気通路
部材53間の接続を気密にシールするシール部材120
の水冷構造による冷却を行い、シール部材120の熱劣
化の防止、耐久性向上、排気のシール性の向上を図るこ
とができる。シール部材120は同時に冷却水のシール
も行う。尚、図示では、下流側の第2排気通路部材に環
状堤部51cを設け、これを環状堤部110にシール材
120を装着し、環状凹溝11に環状堤部51を嵌合さ
せたが、これに代え、第2排気通路部材側の接続部に円
孔53或いは連通路62を囲むように円形凹部を設け、
該円形凹部の凹段部に環状堤部110にシール材120
を装着したものを当接させて、シールしても良く、この
場合も、シール材120の回りは前記と同様に冷却水に
浸漬される。
【0038】図8は、前記した第1の排気通路部材であ
る中間排気管54と上流側の第2排気通路部材である排
気マニホールド40の本体部41の排気通路41a下端
部との接続、シール構造を示す拡大図で、これに基いて
説明する。中間排気管54の通路54dの上部は排気に
直接面する壁54hで、この壁面54hを内周面として
有する環状堤部113と、この環状堤113から空間を
空けて離間する環状堤部114とを有し、環状堤部11
3と環状堤部114との間には、堤部の端面方向に開放
する形に形成された環状溝54aを有する。この環状溝
54aに、上から排気マニホールド40の本体部41の
下端部に設けた環状堤部41cを嵌合する。排気マニホ
ールド40の下端部は、排気通路41aを形成し且つ直
接排気に面する壁部と、直接排気には面しない環状堤部
41cから構成している。
【0039】中間排気管54の上流部を構成する内側環
状堤部113を、排気マニホールド40の本体部41の
下端部の環状堤部41c内周に僅かな間をもって嵌合
し、通路41aと通路54dとを連通、接続する。中間
排気管54の排気通路の壁54hから離間した外側環状
堤部114の上端部に、前記したシール部材120を溝
120bが下向きとなるように嵌合、装着し、シール部
材120の内周120aは排気マニホールド40の本体
部41の下端部の環状堤部41c外周に当接してこの間
を気密に且つ水密にシールする。
【0040】ところで、シール部材120の外周面12
0eも冷却水のシールに寄与し、即ち、前記したカバー
56の円孔56eを構成する筒部56cの下端内周部5
6dに当接し、この間を水密にシールする。筒部56c
の内側の部分(図8において筒部56cの左側)には、
一部に連通路56eを設け、これをシール部材120の
端面及び周囲を囲む冷却水連通空間115(冷却水ジャ
ケット)と連通し、シール部材120の端面及び周囲に
冷却水室58内の冷却水を供給し、前記と同様にシール
部材を冷却する。排気マニホールド40の本体部41内
に設けられ、通路41aを囲むように設けられた冷却水
ジャケット42に、冷却水連通空間115は連通、接続
する。
【0041】尚、排気マニホールドの本体41の下端部
に外周方向に向く環状溝56fを設け、これにOリング
116を装着し、円孔56aとの間を水密にシールし、
又カバー56とマウントケース50の凹部51の上端面
との間には、カバー側に下向きに環状凹部を設け、Oリ
ング117を介装し、シールした。
【0042】図10は、図3の要部の拡大図で、排気マ
ニホールド40の部分の平面図、図11はこの部分の横
断平面図である。前記した図5、図6及び図8で排気マ
ニホールド40を説明したので、ここで詳細に説明す
る。排気マニホールド40の通路41aは前記した燃焼
室19の排気通路19aに接続し、側方から下方に垂下
され、前記した中間排気管54に接続される。
【0043】排気マニホールド40の本体内に設けた通
路41aの周りには、冷却水ジャケット42が設けら
れ、図10の破線、図11で図示した42は、冷却水ジ
ャケットの上部を示し、該冷却水ジャケット42の一部
は、接続孔81aを介してチューブ81,82によりシ
リンダブロックの冷却水ジャケットと接続されている。
【0044】図12は、シリンダブロックの冷却水排出
口及び排気マニフォールド並びに排気膨張室への冷却水
の排出系路を示す要部拡大縦断面図である。図12に従
って説明すると、エンジン10のシリンダブロック11
の最上部のシリンダボア15の冷却水ジャケット25と
連通する室25aをサーモスタット71を介してサーモ
スタットカバー69及び配管70により前記した排気マ
ニホールド40の排水通路72に連通接続する。これに
より、エンジンの冷却水が所定温度を超えたならば、サ
ーモスタット71を開き、冷却水ジャケット25の冷却
水を排気マニフォールド40の排水通路72に排出す
る。
【0045】排気マニフォールド40の下部には、排出
口72b(パイプ)に連通し、L型ジョイント73を介
して前記したマウントケース50の下面で且つ排気膨張
室に開口する排出通路74に接続する。図12におい
て、82は水ポンプ76が停止したときのシリンダブロ
ック11の冷却水ジャケット25の残水を排出する排出
パイプとして働く。
【0046】図13は、エンジン及び排気系の冷却水回
路の模式的説明図である。冷却水ジャケット25,25
を備えるシリンダブロック11,11の各外側に冷却水
ジャケットを備える排気マニフォールド40,40を備
える。下端部の取り水口であるストレーナ75を介して
ポンプ76により海水等を供給管77により汲み上げ、
シリンダブロック11,11の冷却水ジャケット25に
通孔25b,25bを介して冷却水を導入し、又連通路
68,68を介して冷却水室58,58に冷却水を導入
し、マウントケース50の内部通路54,54を冷却す
る。
【0047】又冷却水室58,58内の冷却水を排気マ
ニフォールド40の冷却水ジャケット42,42に導入
し、排気マニフォールド40を冷却する。矢印は冷却水
の流れを示し、排気マニフォールド40の冷却水ジャケ
ット42,42は、排気通路を冷却しながら、シリンダ
ヘッド13,13に流入する。サーモスタット71後の
排水は、排気マニフォールド40の排水通路を通って排
気通路の一部を冷却しながら排出通路74から排水され
る。
【0048】シリンダブロック11の冷却水ジャケット
25,25の残水は、チューブ81,82を経て、水の
供給側と接続されているので、水ポンプの停止後は、ス
トレーナで構成される取り水口75から排水される。又
排気マニフォールド40の冷却水ジャケット42,42
の冷却水の排出及びシリンダブロック11,11の冷却
水の排出も同様に水の供給側に戻される。尚、図7にお
いて78はベーパーセパレータで、冷却水の一部を分岐
管79を介して周囲に供給し、サブ燃料タンクを冷却す
るものである。
【0049】尚、マウントケース50の排気通路の組立
について説明しておく。 マウントケース50の排気通路の組立。 マウントケース50の凹部51に中間排気管54をセッ
トし、カバー56で凹部51の開口52を覆う。この
際、ボルト57…は仮止めとする。 エンジン小組体のマウントケースへの載置。 シリンダブロック、シリンダヘッド、クランクケース等
からなる前述のエンジン小組体10aのマウントケース
50の結合面50a上に載置し、エンジン小組体10a
をマウントケース50の結合面50aに結合する。 排気マニフォールドの組付。 シリンダヘッド13に排気マニフォールド40を組み付
け、中間排気管54と中心合せを行なって排気マニフォ
ールド40をシリンダヘッド13に固定。前述のカバー
56のボルト57…を締め付け、カバー56を固定す
る。 排気管の取付。オイルパン60をマウントケース50
の下面に結合し、最後に排気管44を取付固定する。 以上である。
【0050】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、エンジンの水冷排気通路の接続構造
であって、第1排気通路を有する第1排気通路部材と、
該第1排気通路部材と接続される第2排気通路を有する
第2排気通路部材とからなり、第1排気通路部材の接続
部は、排気通路に面する壁部と、その外側の環状凸部と
からなり、第2の排気通路部材の接続部は、該排気通路
に面する壁部と、排気通路に面しない壁部とからなり、
第1と第2の排気通路部材の壁面間であって、排気通路
から離れた壁面に介在させたシール部材と、前記シール
部材の外側に形成される冷却水ジャケットとから構成し
た。
【0051】請求項1では、シール部材の外側に冷却水
ジャケットが形成されるので、冷却水ジャケットにより
シール部材は冷却水中に浸漬され、シール部材を効果的
に冷却することができる。従って、冷却水で排気通路を
シールし熱影響を受けるシール部材の冷却で、シール部
材の熱劣化を抑制し、耐久性を向上させることができ
る。又排気通路から離れた壁面間でシール部材によりシ
ールを行うので、シール部材への排気による熱影響は更
に軽減することができ、更なるシール部材の熱劣化を抑
制し、耐久性の向上を図ることができる。
【0052】請求項2は、請求項1において、第2排気
通路部材の排気通路に面しない壁部が、前記壁部から前
記一方の排気通路部材に設けられた環状凹部に嵌合する
環状凸部としたことを特徴とする。
【0053】請求項2では、請求項1の効果に加える
に、環状凸部が環状凹部に入り込んでいるので、環状凸
部は環状凹部で熱的に遮断され、環状凸部における排気
熱の熱影響を軽減することができる。
【0054】請求項3は、請求項1又は請求項2におい
て、第1及び第2排気通路部材の排気通路の外周に各々
冷却水ジャケットを設け、該冷却水ジャケットは、双方
が連通し、且つ前記シール部材外側の冷却水ジャケット
の一部を構成するようにした。
【0055】請求項3では、請求項1又は請求項2の効
果に加えるに、冷却水ジャケット内にシール部材が臨
み、シール部材の外側に冷却水ジャケットの一部が臨む
こととなり、比較的簡単な構造で、排気通路の冷却と接
続シール部の冷却とを行うことができる。
【0056】請求項4は、請求項1〜請求項3の何れか
において、排気通路部材が、マリンエンジン用のもので
あって、内部にエンジンを収容する機体と、前記冷却水
ジャケットが機体外から水を導入するようにした。
【0057】請求項4では、請求項1〜請求項3の何れ
かの効果に加えるに、船外機、船内外機、PWC等のマ
リンエンジンにおいては、排気を冷却するので特に好ま
しい。
【0058】請求項5は、請求項1〜請求項4の何れか
において、前記第1排気通路部品の環状凸部の外周面に
は係止部を設け、前記環状凸部に嵌合するシール材の嵌
合部の一部を係止部に係止させた。
【0059】請求項5では、請求項1〜請求項4の何れ
かの効果に加えるに、シール部材の装着が係止部を介し
て環状凸部に確実に行え、シール部材を一方に装着した
状態で、第1排気通路部材、第2排気通路部材の2部品
の組付作業が容易に行え、生産性が良い。又係止部でシ
ール部材は係止されているので、両部品を分解する際に
も、一方の環状凸部に係止部で係止されているので、シ
ール部材が抜け落ちるのを防止し、一方の部品と一緒
に、一体に取り外すことができ、メンテナンス等におけ
る分解作業にも有利である。
【0060】請求項6は、請求項5において、シール部
材は、前記環状凸部の係止部を設けた外周面から凸部の
端面までの少なくとも2面に亘って設けたことを特徴と
する。
【0061】請求項6では、シール部材の環状凸部への
装着が、凸部の端面で規制されるので、装着が確実で、
装着も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機を船体の船尾に取り付けた状態の船外機
全体の外観図
【図2】船外機の上部のエンジンカバーを縦断した側面
【図3】図2の3−3線の図で、図2のうち吸気消音箱
と吸気マニフォールドを取り外して示した平面図
【図4】図2の要部の拡大縦断側面図
【図5】排気マニフォールドの下部及びこれの下部と接
続する内部通路、並びに排気管、排気膨張室の関係を示
す要部拡大縦断面図
【図6】第1排気通路を構成する第1排気通路部材であ
る中間排気管を囲む冷却水室の拡大説明図
【図7】中間排気管と下流側の第2排気通路並びにこれ
を構成する下流側の第2排気通路部材の接続、シール部
分の拡大図
【図8】図8は、中間排気管と上流側の第2排気通路並
びにこれを構成する上流側の第2排気通路部材の接続、
シール部分の拡大図
【図9】シール部味の一例を示す要部の拡大縦断面図
【図10】図3の要部の拡大図で、排気マニフォールド
部分の平面図
【図11】図10の横断平面図
【図12】シリンダブロックの冷却水排出口及び排気マ
ニフォールド並びに排気膨張室への冷却水の排出系路を
示す要部拡大縦断面図
【図13】エンジン及び排気系の冷却水回路の模式的説
明図
【符号の説明】
1…船外機、 10…エンジン、 11…シリンダブロ
ック、 13…シリンダヘッド、 40…上流側の第2
排気通路部材である排気マニフォールド、 41…第2
排気通路である排気通路、 51c,110,113,
114…環状凸部、 54a,111…環状凹部、 5
4…第1排気通路部品、 54d…第1排気通路である
連通路、 53…下流側の第2排気通路である円孔、
110b…係止部、 120…シール部材、 58,1
12,115…冷却水ジャケット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 3/14 F01P 3/20 T 3/20 B63H 21/26 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1排気通路を有する第1排気通路部材
    と、該第1排気通路部材と接続される第2排気通路を有
    する第2排気通路部材とからなり、 前記第1排気通路部材の接続部は、排気通路に面する壁
    部と、その外側の環状凸部とからなり、 前記第2の排気通路部材の接続部は、該排気通路に面す
    る壁部と、前記排気通路に面しない壁部とからなり、 前記第1と第2の排気通路部材の壁面間であって、前記
    排気通路から離れた壁面に介在させたシール部材と、 前記シール部材の外側に形成される冷却水ジャケット、
    とからなることを特徴とするエンジンの水冷排気通路の
    接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第2排気通路部材の排気通路に面し
    ない壁部が、前記壁部から前記一方の排気通路部材に設
    けられた環状凹部に嵌合する環状凸部としたことを特徴
    とする請求項1に記載のエンジンの水冷排気通路の接続
    構造。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2排気通路部材は、各々
    の排気通路の外周に冷却水ジャケットを備え、該冷却水
    ジャケットは、双方が連通し、且つ前記シール部材外側
    の冷却水ジャケットの一部を構成するようにした請求項
    1又は請求項2に記載のエンジンの水冷排気通路の接続
    構造。
  4. 【請求項4】 前記排気通路部材が、マリンエンジン用
    のものであって、内部にエンジンを収容する機体と、前
    記冷却水ジャケットが機体外から水を導入するようにし
    たことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載
    のエンジンの水冷排気通路の接続構造。
  5. 【請求項5】 前記第1排気通路部材の環状凸部の外周
    面には係止部を設け、前記環状凸部に嵌合するシール部
    材の嵌合部の一部を係止部に係止させたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3の何れかに記載のエンジンの水冷
    排気通路の接続構造。
  6. 【請求項6】 前記シール部材は、前記環状凸部の係止
    部を設けた外周面から凸部の端面までの少なくとも2面
    に亘って設けたことを特徴とする請求項5記載のエンジ
    ンの水冷排気通路の接続構造。
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