JP2003074134A - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JP2003074134A
JP2003074134A JP2001265036A JP2001265036A JP2003074134A JP 2003074134 A JP2003074134 A JP 2003074134A JP 2001265036 A JP2001265036 A JP 2001265036A JP 2001265036 A JP2001265036 A JP 2001265036A JP 2003074134 A JP2003074134 A JP 2003074134A
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JP
Japan
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frame member
heat insulating
insulating panel
wall board
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001265036A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Fujioka
彰 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルに膨らみ変形が生ぜず、軽量性にすぐ
れたものであっても、強度と剛性にすぐれた断熱パネル
を提供する。 【構成】 断熱パネル1は、間隔をおいて対向する表壁
板2と裏壁板3の対向間隔に高発泡材6を充填した構造
である。表壁板2と裏壁板3の壁板の側端部には、その
対向間隔を塞ぐ枠部材4を備える。表壁板2と裏壁板3
の壁板の適所には間隔保持部材5を介在させる。表壁板
2と裏壁板3との間に枠部材4、間隔保持部材5により
囲まれた対向間隔を形成して、その対向間隔に高発泡材
を充填する。枠部材4および間隔保持部材5は中空壁構
造であって、それらの中空部に高発泡材6を充填する。
枠部材4の外面側に他の断熱パネルを接続するための接
合凹部7を形成する。高発泡材6は、15〜100倍程
度まで高発泡させたウレタン樹脂でなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内装壁、
パーティション、天井、床、扉、また電子機器のハウジ
ング、自動車等の車両の内装材、保冷荷台の壁材や冷凍
冷蔵庫の壁材などに用いられる断熱パネルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の内装壁、パーティショ
ン、天井、扉、または電子機器のハウジング、自動車等
の車両の内装材、保冷荷台の壁材などに使用される断熱
パネルとしては、特開平8−26148号公報に記載さ
れているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、特開平8−26
148号公報に記載されている断熱パネルは、一対の壁
材の間に発泡樹脂層の両面にサンドイッチパネルを形成
したものである。
【0004】ところで、この種の断熱パネルにおいて、
発泡樹脂層の発泡倍率を高くすればパネルの軽量化と断
熱性の向上を図ることができる。しかしながら、発泡樹
脂層の発泡倍率を高くすると発泡樹脂層を挟む壁部材に
掛かる内圧が増すので、膨らみ変形が生じやすいだけで
なく、強度と剛性が低くなることが指摘されている。
【0005】そこで、本発明の目的は、2枚の壁板の側
端部にその対向間隔を塞ぐ枠部材を備え、かつ2枚の壁
板間の適所には間隔保持部材を介在さることにより、そ
の対向間隔に高発泡材を充填しても、パネルに膨らみ変
形が生じないばかりでなく、軽量性にすぐれたものであ
っても、強度と剛性にすぐれた断熱パネルを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発明は、間隔をおいて対向
する2枚の壁板の間に発泡層を介在してなる断熱パネル
であって、2枚の壁板の側端部には、その対向間隔を塞
ぐ枠部材を備え、かつ2枚の壁板間の適所には間隔保持
部材を介在させて、上記2枚の壁板の枠部材、間隔保持
部材により囲まれた対向間隔を形成し、その対向間隔に
高発泡材を配置してなることを特徴とする断熱パネルで
ある。
【0007】また、請求項2に係る発明は、枠部材およ
び間隔保持部材は中空壁構造であって、それらの中空部
に10〜40倍の発泡材を充填してなることを特徴とす
る請求項1記載の断熱パネルである。
【0008】請求項3に係る発明は、枠部材および間隔
保持部材と発泡材は同材質の熱可塑性樹脂からなり、か
つ互いの界面が溶着していることを特徴とする請求項2
記載の断熱パネルである。
【0009】請求項4に係る発明は、熱可塑性樹脂がポ
リスチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂からなること
を特徴とする請求項3記載の断熱パネルである。
【0010】請求項5に係る発明は、枠部材の外面側に
他の断熱パネルを接続するための接合部を形成してなる
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の断熱
パネルである。
【0011】請求項6に係る発明は、高発泡材が、15
〜100倍程度まで高発泡させたウレタン樹脂、または
10〜100倍程度まで高発泡させたスチレン樹脂でな
ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
の断熱パネルである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る断熱パネルを
一部破断して示す斜視図、図2は本発明に係る断熱パネ
ルを2枚接続した態様を示す一部の断面図、図3は枠部
材の断面図、図4は間隔保持部材の断面図である。
【0013】図1において、1は本発明に係る断熱パネ
ルであって、この断熱パネル1は、2枚の壁板である表
壁板2と裏壁板3とを間隔をおいて対向させ、表壁板2
と裏壁板3の側端部には、その対向間隔を塞ぐ枠部材4
を備えており、表壁板2と裏壁板3の適所には間隔保持
部材5を介在させてある。そして、表壁板2と裏壁板3
の対向間隔には枠部材4と間隔保持部材5により囲まれ
た空間が形成され、その空間にそれぞれ高発泡材6が充
填されている。
【0014】上記枠部材4および間隔保持部材5はとも
に中空壁構造であって、外皮4a、5aおよびそれらの
中空部には発泡材9が充填されている。枠部材4には、
図2に示すように、その外面側に他の同様の断熱パネル
1を接続するための接合凹部7が形成されており、一方
の断熱パネル1とそれに接続する他方の断熱パネル1と
を、それらの枠部材4、4を互いに突き合わせて、接合
凹部7、7間に接合部材8を介在させて一連の断熱パネ
ルを構成する。
【0015】高発泡材6は、高発泡ウレタン樹脂層であ
って発泡倍率は15〜100倍程度に高発泡させたもの
であるが、その好ましい発泡倍率は15〜80である。
表壁板2と裏壁板3の枠部材4と間隔保持部材5で囲ま
れた間隔には、2液性のウレタン発泡樹脂を注入し、表
壁板2と裏壁板3間を治具で固定するなどして上記注入
した2液性のウレタン発泡樹脂を高発泡させ、高発泡材
6を形成する。この高発泡材6は、発泡ポリスチレンか
らなる発泡材の板体を外部から挿入して形成してもよ
い。この場合の発泡ポリスチレンの板体の発泡倍率は、
10〜100である。
【0016】なお、表壁板2と裏壁板3の枠部材4と間
隔保持部材5で囲まれた間隔にウレタン発泡樹脂を充填
する場合は、ウレタン発泡樹脂の漏れを防止するため枠
部材4により内部を密封する必要があるが、発泡ポリス
チレンの板体の場合は、枠部材4により完全に密封しな
くてもよい。
【0017】表壁板2および裏壁板3は熱可塑性樹脂で
構成される。枠部材4および間隔保持部材5は、熱可塑
性樹脂の押出成形により構成するが、その中空部に充填
する発泡材9は外皮4a、5aと同材質の熱可塑性樹脂
を同時成形により形成するのがこのましく、この場合に
おいて、押出ダイ内において外皮に発泡樹脂を接合させ
る。
【0018】枠部材4、間隔保持部材5及びこれらの中
空部に充填する発泡材9の材質は、ポリスチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン樹脂などで構成されるが、特に成形性
や扱いやすさから、さらにはコストを考慮するとポリス
チレン樹脂またはポリプロピレン樹脂が好ましい。
【0019】以上のように構成した断熱パネル1によれ
ば、その表壁板2と裏壁板3との間が枠部材4と間隔保
持部材5とで保持されているので、その対向間隔に高発
泡材6を充填しても断熱パネル1は膨らみ変形すること
がない。しかも枠部材4と間隔保持部材5は中空壁構造
であるから、断熱パネル1は軽量性を損なうことなく強
度および剛性を高くすることができる。枠部材4および
間隔保持部材5の中空部には発泡材9が充填されている
ので、その部分の断熱効果も確保され、断熱パネル1は
全体に断熱性にすぐれたものとなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、2枚の壁板の側端部に
その対向間隔を塞ぐ枠部材を備え、かつ2枚の壁板間の
適所には間隔保持部材を介在さることにより、その対向
間隔に高発泡材を充填しても、パネルに膨らみ変形が生
じないばかりでなく、軽量性にすぐれたものであって
も、強度と剛性にすぐれた断熱パネルを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱パネルを一部破断して示す斜
視図である。
【図2】本発明に係る断熱パネルを2枚接続した態様を
示す一部の断面図である。
【図3】枠部材の断面図である。
【図4】間隔保持部材の断面図である。
【符号の説明】
1 断熱パネル 2 表壁板 3 裏壁板 4 枠部材 5 間隔保持部材 6 高発泡材 7 接合凹部 8 接合部材 9 発泡材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/20 E04C 2/20 L Fターム(参考) 2E001 DD01 FA07 FA10 FA11 FA14 FA33 GA20 GA82 HD01 HD11 2E162 CD01 CD04 GB01 4F100 AK01A AK01C AK07A AK07C AK12A AK12B AK12C AK51B AT00A AT00C BA03 BA07 BA10A BA10C BA13 DJ00B GB08 GB33 JB16A JB16C JJ02 JK01 JL03 YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をおいて対向する2枚の壁板の間に
    発泡層を介在してなる断熱パネルであって、2枚の壁板
    の側端部には、その対向間隔を塞ぐ枠部材を備え、かつ
    2枚の壁板間の適所には間隔保持部材を介在させて、上
    記2枚の壁板の枠部材、間隔保持部材により囲まれた対
    向間隔を形成し、その対向間隔に高発泡材を配置してな
    ることを特徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】 枠部材および間隔保持部材は中空壁構造
    であって、それらの中空部に10〜40倍の発泡材を充
    填してなることを特徴とする請求項1記載の断熱パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 枠部材および間隔保持部材と発泡材は同
    材質の熱可塑性樹脂からなり、かつ互いの界面が溶着し
    ていることを特徴とする請求項2記載の断熱パネル。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂が、ポリスチレン樹脂また
    はポリプロピレン樹脂からなることを特徴とする請求項
    3記載の断熱パネル。
  5. 【請求項5】 枠部材の外面側に他の断熱パネルを接続
    するための接合部を形成してなることを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の断熱パネル。
  6. 【請求項6】 高発泡材が、15〜100倍程度まで高
    発泡させたウレタン樹脂、または10〜100倍程度ま
    で高発泡させたスチレン樹脂でなることを特徴とする請
    求項1、2、3、4または5記載の断熱パネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052369A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Dow Kakoh Kk 断熱板および複合断熱板
JP2015055122A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 パナソニック株式会社 断熱パネル
JP2016223241A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 トヨタホーム株式会社 断熱パネル
CN116640389A (zh) * 2023-06-25 2023-08-25 北京荣邦汇鑫科技有限责任公司 一种保温材料及其制备方法

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