JP2003074091A - 量水器の接続装置 - Google Patents

量水器の接続装置

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JP2003074091A JP2001265351A JP2001265351A JP2003074091A JP 2003074091 A JP2003074091 A JP 2003074091A JP 2001265351 A JP2001265351 A JP 2001265351A JP 2001265351 A JP2001265351 A JP 2001265351A JP 2003074091 A JP2003074091 A JP 2003074091A
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勇久 三井
Kazuya Sakata
和弥 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】量水器の着脱時における操作性の向上及び操作
の迅速化を図るとともに、メータボックスの小型化,コ
ストダウン及び施工性の向上に寄与する。 【解決手段】少なくとも一方の量水器接続部5pに、接
続体部3pに一体の固定管部10と、この固定管部10
の内部に軸方向へスライド可能に設けた可動管部11
と、固定管部10の周部上面に回動可能に設け、かつ上
方へ突出させた操作軸部12と、この操作軸部12の下
端と可動管部11の周部を係合させ、操作軸部12の回
動位置により可動管部11を軸方向へ変位させるカム機
構部13を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管の中途に量
水器を接続する際に用いて好適な量水器の接続装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水道管の中途に接続する量水器
は、定められた検定有効期限の経過によって取替える必
要がある。このため、所定の接続装置を水道管の中途に
接続するとともに、この接続装置に量水器を着脱可能に
接続していた。
【0003】従来、この種の接続装置としては、既に本
出願人が提案した特許第2997919号公報で開示さ
れる量水器の接続装置が知られている。同公報開示の接
続装置は、対峙した一対の接続機構部を具備し、各接続
機構部の外端に設けた水道管接続部に水道管を接続する
とともに、一方の接続機構部の内側に、固定管部とこの
固定管部に一端側をスライド自在に挿入した可動管部と
この可動管部を進退移動させる操作部とを有する伸縮機
構部を設け、当該可動管部の他端に設けた量水器接続部
と他方の接続機構部の内端に設けた量水器接続部間に、
量水器を着脱可能に構成したものであり、特に、操作部
には、固定管部に対する可動管部の周方向変位を規制す
る第一規制部と、固定管部の外周面に回動自在に装着し
た操作ハンドル部と、操作ハンドル部の軸方向変位を規
制する第二規制部と、操作ハンドル部の内周面と可動管
部の外周面が螺合する螺合部を備えている。これによ
り、操作ハンドル部を回動させれば、可動管部は第一規
制部により周方向変位が規制されているため、当該可動
管部は進退方向に移動し、伸縮機構部が伸縮することに
より量水器の着脱を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
における量水器の接続装置は、次のような改善すべき課
題も残されていた。
【0005】第一に、作業者は、固定管部の周面に沿っ
た操作ハンドルを、固定管部の周方向へ回動させる必要
があるため、上方からの操作では、持ちにくい操作ハン
ドルを操作しなければならず、操作性に難があるととも
に、一回の操作による操作範囲(回動角)が小さくなら
ざるを得ず、操作に時間がかかってしまう。
【0006】第二に、操作に伴う手の動きを許容するた
めの空間を確保する必要があるため、接続装置を収容す
るメータボックスの大型化を招くとともに、これに伴う
コストアップや施工性の悪化を招く。
【0007】本発明は、このような従来の技術に存在す
る課題を解決したものであり、量水器の着脱時における
操作性の向上及び操作の迅速化を図れるとともに、メー
タボックスの小型化,コストダウン及び施工性の向上に
寄与できる量水器の接続装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、基部2と、この基部2の両側に設けた一対の接続体
部3p,3qを備え、各接続体部3p,3qの外側部3
po,3qoに水道管接続部4p,4qを設けるととも
に、各接続体部3p,3qの内側部3pi,3qiに水
道管接続部4p,4qに連通する量水器接続部5p,5
qを設けた量水器Mの接続装置1を構成するに際して、
少なくとも一方の量水器接続部5pに、接続体部3pに
一体の固定管部10と、この固定管部10の内部に軸方
向へスライド可能に設けた可動管部11と、固定管部1
0の周部上面に回動可能に設け、かつ上方へ突出させた
操作軸部12と、この操作軸部12の下端と可動管部1
1の周部を係合させ、操作軸部12の回動位置により可
動管部11を軸方向へ変位させるカム機構部13を備え
ることを特徴とする。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、固定
管部10の内部には、可動管部11を量水器Mに対して
圧接する方向へ付勢するスプリング14を備えるととも
に、操作軸部12の上端には、当該操作軸部12を操作
する操作ハンドル15の着脱部15cが着脱する被着脱
部12cを設けることができる。また、カム機構部13
は、操作軸部12における下端の偏心位置から下方に突
出した凸部12sと、可動管部11の周部に設け、凸部
12sが係合する凹部11sにより構成できる。さら
に、一対の接続体部3p,3qは、それぞれ分割形状と
なる接続体主部3pm,3qmと接続体副部3ps,3
qsにより着脱可能に構成し、各接続体主部3pm,3
qmに水道管接続部4p,4qを設け、かつ各接続体副
部3ps,3qsに量水器接続部5p,5qを設けると
ともに、基部2の両側に各接続体主部3pm,3qmを
設けて基体部16を構成することができる。
【0010】これにより、固定管部10の上面から上方
へ突出した操作軸部12を、回動操作すれば、カム機構
部13により可動管部11が固定管部10の軸方向へ変
位する。即ち、操作軸部12の偏心した凸部12sが回
動変位することにより、この凸部12sに係合する凹部
11sを有する可動管部11が軸方向へ変位する。この
結果、一対の量水器接続部5pと5q間が広がり又は狭
まるため、量水器Mの着脱を行うことができる。この
際、操作軸部12には、操作ハンドル15が着脱する。
したがって、操作時には、操作ハンドル15を装着して
操作軸部12の操作を容易に行うことができるととも
に、非操作時には、操作ハンドル15を離脱して作業者
以外による無用な操作を排除できる。なお、各接続体副
部3ps,3qsを、基体部6に対して着脱可能に構成
すれば、共用する基体部6に対して、例えば、継手管,
止水栓,逆止弁のいずれかの機能を含ませた異なる接続
体副部3ps…,3qs…を選択して装着できる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本実施例に係る接続装置1の構成に
ついて、図1〜図6を参照して説明する。
【0013】接続装置1は対峙する一対の接続体部3
p,3qを備える。各接続体部3p,3qは、それぞれ
接続体主部3pm,3qmと接続体副部3ps,3qs
からなる分割形状に構成するとともに、接続体主部3p
m,3qmの上端に設けたフランジ部21p,21qと
接続体副部3ps,3qsの下端に設けたフランジ部2
2p,22qを複数の固定ねじ23…により着脱できる
ように構成する。
【0014】接続体主部3pmと3qmは、同一の接続
体主部3pm…を二つ用いることができる。接続体主部
3pmと3qmは、パイプ部材を用いた基部2の両側に
それぞれ固定して基体部16を構成する。この場合、接
続体主部3pmと3qmの相対向する面に水平方向のね
じ孔部(雌ねじ)を設け、このねじ孔部に基部2の両端
周面に設けたねじ部(雄ねじ)をそれぞれ螺着する。ま
た、各接続体主部3pm,3qmの底部には、脚部24
p,24qを一体に設けるとともに、各接続体主部3p
m,3qmにおける当該ねじ孔部を設けた面に対して反
対の面となる外側部3po,3qoには、水平方向へ筒
形に突出し、かつ外周面にねじ部25p,25qを有す
る水道管接続部4p,4qを設ける。各接続体主部3p
m,3qmの内部には湾曲した水路S…を有し、この水
路S…の一端は水道管接続部4p,4qの先端開口に連
通するとともに、水路S…の他端は接続体主部3pm,
3qmの上端面に設けた開口に連通する。
【0015】一方、各接続体副部3ps,3qsの相対
向する内側部3pi,3qiには、量水器接続部5p,
5qを設ける。この場合、片方の量水器接続部5pは、
接続体副部3psに一体形成した固定管部10を有し、
内部に可動管部11を軸方向へスライド可能に収容す
る。また、固定管部10の外周部上面には、上方に突出
し、かつ固定管部10の内部に連通する支持筒部26を
一体形成し、この支持筒部26により操作軸部12を回
動可能に支持する。操作軸部12は、支持筒部26の上
端から上方へ突出した被着脱部12cを有するととも
に、図5に示すように、下端の偏心位置から下方に突出
し、断面を卵形に形成した凸部12sを有する。また、
支持筒部26の上端には、規制筒部27を螺着し、操作
軸部12を規制するとともに、被着脱部12cの周りを
覆う。この場合、被着脱部12cを断面角形に形成し、
規制筒部27で被着脱部12cの周りを覆うことによ
り、図4に示す操作ハンドル15の着脱部15cのみが
被着脱部12cに対して着脱できるようにする。なお、
着脱部15cには、被着脱部12cが差込まれる嵌合凹
部が形成されている。これにより、操作ハンドル15を
所持している作業者のみが、操作軸部12の操作を行う
ことができるとともに、作業者以外による無用な操作を
排除できる。なお、操作ハンドル15を離脱した際に
は、プラスチック或いはゴム等により形成した保護キャ
ップ28を規制筒部27の上端に装着する。さらに、操
作軸部12の外周部にはストッパピン29を設け、規制
筒部27の内周面に係合させることにより、操作軸部1
2を180°の回動範囲に規制する。
【0016】他方、可動管部11の外周部には、図5に
示す凹部11sを形成する。実施例の凹部11sは、周
部に開口する小判形の孔部により形成し、この凹部11
sに凸部12sが進入して係合する。この凸部12sと
凹部11sによりカム機構部13を構成する。カム機構
部13を、このような凸部12sと凹部11sにより構
成すれば、構成の簡易化により低コストかつ小型コンパ
クトに実施できる。また、固定管部10の内部には、可
動管部11を量水器Mに対して圧接する方向へ付勢する
スプリング14を収容する。なお、他方の量水器接続部
5qには、接続体副部3qsの本体に装着して固定した
接続管部30を備える。
【0017】そして、各接続体副部3ps,3qsの内
部には湾曲した水路S…を有し、この水路S…の一端は
量水器接続部5p,5qの先端開口に連通するととも
に、水路S…の他端は接続体副部3ps,3qsの下端
面に設けた開口に連通する。これにより、接続体主部3
pm,3qmに、接続体副部3ps,3qsを装着した
場合、量水器接続部5p,5qと水道管接続部4p,4
qは、図1に示すように、S字状に湾曲(屈曲)した水
路Sにより相連通する。
【0018】また、一方(上流側)の接続体副部3ps
は止水栓31を備える。止水栓31は、切換弁体32を
内蔵し、図2の操作レバー33を回すことにより切換弁
体32を回すことができる。これにより、図1に示す位
置の給水モードとこの位置から90°反時計方向へ回動
させた図4に示す位置の止水モードに選択的に切換える
ことができる。
【0019】さらに、他方(下流側)の接続体副部3q
sは逆止弁36を備える。逆止弁36は、量水器接続部
5qに設けた弁座37,この弁座37に対して下流側に
配した軸方向へ変位自在の弁体38,この弁体38を上
流側へ付勢するスプリング39を備える。これにより、
逆止弁36は、水道水が下流側(図1右側)に流れれ
ば、水圧により開となり、水道水が上流側(図1左側)
に流れようとすれば、逆方向の水圧により閉となる。
【0020】このような構造を採用することにより、一
対の接続体主部3pmと3qmを連結する基部2は、水
道管Pf,Pr(図7参照)に対して同軸上に位置する
ため、水道管Pf,Prからの荷重に対して機械的強度
が低下する不具合を解消することができる。したがっ
て、量水器接続部5pと5q間の寸法精度を確保できる
とともに、基部2の単一化が可能となり、信頼性の向上
及び部品点数の削減を図ることができる。また、量水器
M及び各接続体副部3ps,3qsは、基体部16に対
してオフセットした位置、即ち、基体部16に備える接
続体主部3pm,3qmを下側に配するとともに、量水
器Mを装着する接続体副部3ps,3qsを上側に配す
るため、止水栓31や逆止弁36を含む装置全体の寸法
が短縮化され、装置全体及び後述するメータボックス5
0の小型化が図られるとともに、止水栓31や逆止弁3
6を含む量水器の支持強度を向上させることができる。
さらに、各接続体副部3ps,3qsは、基体部16に
対して着脱可能に構成するとともに、基体部16を共用
できるため、止水栓31や逆止弁36をはじめ、単なる
継手管等の異なる機能を有する接続体副部3ps…,3
qs…を選択して装着することができ、融通性(汎用性
及び発展性)を高めることができるとともに、製品種類
の削減及びこれに伴う低コスト化を図ることができる。
しかも、接続体主部3pm,3qmは、同一の接続体主
部3pm…を二つ用いたため、更なる部品点数の削減と
コスト低減に寄与できる。
【0021】次に、本実施例に係る接続装置1の使用方
法及び機能について、図1〜図7を参照して説明する。
【0022】まず、接続装置1を設置する際には、図7
に示すように、地面Eに比較的浅いメータボックス50
を埋設し、このメータボックス50の内部に接続装置1
を設置する。メータボックス50は、上方に開口したボ
ックス本体部51とボックス本体部51の開口を閉塞す
るカバー部52を備える。そして、設置した接続装置1
の水道管接続部3poには上流側水道管Prを接続する
とともに、水道管接続部3qoには下流側水道管Pfを
接続する。なお、Pmは上流側水道管Prが接続される
水道本管を示す。
【0023】また、接続装置1の接続体副部3ps,3
qsに設けた量水器接続部5pと5q間には量水器Mを
装着する。装着する際には、規制筒部27から保護キャ
ップ28を取外し、操作軸部12の被着脱部12cに、
図4に示すように、操作ハンドル15の着脱部15cを
装着する。この場合、操作ハンドル15の着脱部15c
のみが被着脱部12cに対して着脱できるため、操作軸
部12の操作は、操作ハンドル15を所持している作業
者のみが行うことができるとともに、作業者以外による
無用な操作は排除される。また、操作軸部12は、固定
管部10の周部上面から上方へ突出するため、操作ハン
ドル15を上方から操作する場合、いわば、回動式の蛇
口を操作する場合と同様に操作できるため、きわめて容
易に操作できるとともに、一回の回動操作で操作を終了
でき、量水器Mの着脱時における操作性の向上及び操作
の迅速化を図れる。しかも、固定管部10に対して周方
向へ操作する必要がないことから、操作に伴う手の動き
を許容する空間も不要となり、結果的に、メータボック
ス50の小型化,コストダウン及び施工性の向上に寄与
できる。
【0024】そして、操作軸部12の凸部12sが、図
5に示す仮想線位置にあれば、操作ハンドル15を18
0°回動変位させることにより、実線位置(断面位置)
へ変位させることができるため、凸部12sに係合する
凹部11sを有する可動管部11を、スプリング14の
弾性に抗して図5に示す仮想線位置から実線位置へ変位
させることができる。この状態を図4に示す。
【0025】これにより、可動管部11は、対向する接
続管部30に対して離間する方向へ変位し、可動管部1
1と接続管部30の間隔が広くなるため、可動管部11
と接続管部30間に、量水器Mを介在させることができ
る。次いで、操作ハンドル15を180°回動変位させ
れば、操作軸部12の凸部12sは、図5に示す実線位
置(断面位置)から仮想線位置へ変位するため、可動管
部11はスプリング14の弾性により、図5に示す実線
位置から仮想線位置へ変位する。この際、可動管部11
はスプリング14により付勢されるため、可動管部11
の先端面(接続面)が量水器Mの一端に圧接するととも
に、接続管部30の先端面(接続面)が量水器Mの他端
に圧接する。なお、凸部12sと凹部11sの係合は、
図5に示す仮想線位置のように解除される。
【0026】よって、量水器Mの装着が終了するため、
操作ハンドル11を操作軸部12から離脱し、規制筒部
27に保護キャップ28を装着する。この状態を図1に
示す。そして、量水器Mに水道水を通す通常の使用状態
に設定する場合には、止水栓31の切換弁体32の位置
を図1に示す給水モードに切換えればよい。ところで、
通水時には、水圧によって量水器Mと接続装置1間の水
漏れは確実に阻止される。即ち、可動管部11の内径
を、圧接する量水器Mの一端における内径とほぼ同一に
選定すれば、この可動管部11における下流側端面の水
圧に対する受圧面積はほぼ0となる。これに対して、可
動管部11における固定管部10の内部に面した上流側
端面の受圧面積は当該上流側端面の面積にほぼ一致する
ため、水圧の大きさに応じて可動管部11が量水器Mに
圧接する押圧力が大きくなり、量水器Mと接続装置1間
の水漏れは確実に阻止される。
【0027】一方、量水器Mを取外す場合には、まず、
止水栓31の切換弁体32の位置を図4に示す止水モー
ドに切換える。そして、上述した量水器Mを装着する手
順と逆の手順を行えばよい。なお、量水器Mを離脱させ
た際には、下流側水道管Pfにおける水道水の水圧によ
り逆止弁36が閉じるため、下流側水道管Pf内におけ
る水道水の流出は阻止される。
【0028】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材等において、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。例えば、本発明は、接続体主部3pと3qの双方に
固定管部10,可動管部11,操作軸部12及びカム機
構部13を設ける形態、スプリング14を使用しない形
態、操作軸部12と操作ハンドル15を一体化した形
態、凸部12sと凹部11s以外を用いたカム機構部1
3の形態を排除するものではない。また、実施例では、
接続体主部3pmと3qmに対してパイプ部材を用いた
基部2を取り付けて構成した場合を示したが、基部2,
接続体主部3pm及び3qmは一体物として構成しても
よいし、さらに、接続体副部3ps,3qsは、例示以
外の任意の異なる構成及び機能を有する接続体副部3p
s,3qsを用いることができる。
【0029】
【発明の効果】このように、本発明に係る接続装置は、
少なくとも一方の量水器接続部に、接続体部に一体の固
定管部と、この固定管部の内部に軸方向へスライド可能
に設けた可動管部と、固定管部の周部上面に回動可能に
設け、かつ上方へ突出させた操作軸部と、この操作軸部
の下端と可動管部の周部を係合させ、操作軸部の回動位
置により可動管部を軸方向へ変位させるカム機構部を備
えるため、次のような顕著な効果を奏する。
【0030】(1) 操作軸部を固定管部の周部上面か
ら上方へ突出させたため、操作ハンドルを上方から操作
する場合、きわめて容易に行うことができるとともに、
一回の回動操作で操作を終了できるため、量水器の着脱
時における操作性の向上及び操作の迅速化を図ることが
できる。
【0031】(2) 固定管部に対して周方向へ操作す
る必要がないことから、操作に伴う手の動きを許容する
空間も不要となり、結果的に、メータボックスの小型
化,コストダウン及び施工性の向上に寄与できる。
【0032】(3) 好適な実施の形態により、操作軸
部の上端に、当該操作軸部を操作する操作ハンドルの着
脱部が着脱する被着脱部を設ければ、操作軸部の操作
を、操作ハンドルを所持している作業者のみが行うこと
ができるとともに、作業者以外による無用な操作を排除
できる。
【0033】(4) 好適な実施の形態により、カム機
構部を、操作軸部における下端の偏心位置から下方に突
出した凸部と、可動管部の周部に設け、凸部が係合する
凹部により構成すれば、構成の簡易化により低コストか
つ小型コンパクトに実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る接続装置の断面正
面図、
【図2】同接続装置の外観正面図、
【図3】同接続装置の外観斜視図、
【図4】同接続装置の操作軸部に操作ハンドルを装着し
た状態の一部断面正面図、
【図5】同接続装置の可動管部を平面方向から見た状態
の作用説明図、
【図6】同接続装置の一方の接続体部を可動管部側から
見た側面図、
【図7】同接続装置の使用状態説明図、
【符号の説明】
1 接続装置 2 基部 3p 接続体部 3q 接続体部 3po 外側部 3qo 外側部 3pi 内側部 3qi 内側部 3pm 接続体主部 3qm 接続体主部 3ps 接続体副部 3qs 接続体副部 4p 水道管接続部 4q 水道管接続部 5p 量水器接続部 5q 量水器接続部 10 固定管部 11 可動管部 11s 凹部 12 操作軸部 12c 被着脱部 12s 凸部 13 カム機構部 14 スプリング 15 操作ハンドル 15c 着脱部 16 基体部 M 量水器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、この基部の両側に設けた一対の
    接続体部を備え、各接続体部の外側部に水道管接続部を
    設けるとともに、各接続体部の内側部に前記水道管接続
    部に連通する量水器接続部を設けた量水器の接続装置に
    おいて、少なくとも一方の量水器接続部に、前記接続体
    部に一体の固定管部と、この固定管部の内部に軸方向へ
    スライド可能に設けた可動管部と、前記固定管部の周部
    上面に回動可能に設け、かつ上方へ突出させた操作軸部
    と、この操作軸部の下端と前記可動管部の周部を係合さ
    せ、前記操作軸部の回動位置により前記可動管部を前記
    軸方向へ変位させるカム機構部を備えることを特徴とす
    る量水器の接続装置。
  2. 【請求項2】 前記固定管部の内部に、前記可動管部を
    量水器に対して圧接する方向へ付勢するスプリングを備
    えることを特徴とする請求項1記載の量水器の接続装
    置。
  3. 【請求項3】 前記操作軸部の上端に、当該操作軸部を
    操作する操作ハンドルの着脱部が着脱する被着脱部を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の量水器の接続装
    置。
  4. 【請求項4】 前記カム機構部は、前記操作軸部におけ
    る下端の偏心位置から下方に突出した凸部と、前記可動
    管部の周部に設け、前記凸部が係合する凹部からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の量水器の接続装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の接続体部は、それぞれ分割形
    状となる接続体主部と接続体副部により着脱可能に構成
    し、各接続体主部に前記水道管接続部を設け、かつ各接
    続体副部に前記量水器接続部を設けるとともに、前記基
    部の両側に各接続体主部を設けて基体部を構成してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の量水器の接続装置。
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