JP2003073432A - ポリマーおよびプラスチックを製造する際に使用するための薬剤、該薬剤の使用、該薬剤を使用しながらのシロプラス法およびモノシル法、こうして得られたポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体、ならびにこれらポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体を基礎とする製品 - Google Patents

ポリマーおよびプラスチックを製造する際に使用するための薬剤、該薬剤の使用、該薬剤を使用しながらのシロプラス法およびモノシル法、こうして得られたポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体、ならびにこれらポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体を基礎とする製品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ”スコーチ”の問題を解決する他の方法を提
供し、ポリマーを基礎とするかまたは充填されたプラス
チックを基礎とするできるだけ均質な生成物を提供しう
ること。 【解決手段】 (i)少なくとも1つの珪素含有化合
物、(ii)少なくとも1つの過酸化物ラジカル開始剤お
よび(iii)少なくとも1つの共役炭化水素および/ま
たは一般式I:R-X-C(R)=C(R)-C(R)=C(R)-
-Si(R)(OR)(3−m) (I)で示さ
れる少なくとも1つの有機官能性シランを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフトされたポ
リマーおよび/または架橋されたポリマーならびに充填
されたプラスチックを製造する際のスコーチ条件を改善
するための薬剤または組成物に関し、この場合この薬剤
は、珪素含有化合物、ラジカル開始剤およびラジカル捕
捉剤を含有する。また、本発明は、かかる組成物を使用
しながら得ることができるポリマーならびに充填された
プラスチック、相応する前記ポリマーおよびプラスチッ
クの製造法、ならびに前記ポリマーまたはプラスチック
を基礎とする製品に関する。
【0002】
【従来の技術】湿潤架橋可能なポリマーの製造の際にシ
ランをラジカルの発生剤の存在でポリマー鎖上にグラフ
トすることができ、引続き成形後に湿潤架橋を実施する
ことは、公知である。
【0003】また、高度に充填されたポリマー充填剤
系、即ち充填されたプラスチックの製造の際にシランを
ESRの存在でポリマー鎖上にグラフトし、それによっ
て初めて無機成分および有機成分の互換性を可能にする
かまたは改善することは、公知である。
【0004】”スコーチ”の概念は、ESRによって制
限された反応が開始されるまで、製造または加工の際に
グラフトおよび/または架橋のために存在するESR含
有ポリマー混合物の加工時間を含む。この場合、殊にラ
ジカルの接触に対して敏感に反応するポリマー型、例え
ば狭い分子量分布および/または高い分子量を有するポ
リエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、0〜4
0質量%のビニルアセテート含量を有するエチレン−ビ
ニルアセテートコポリマー(EVA)、エチレンプロピ
レンジエンターポリマー(EPDM、”ゴム”)または
エチレンプロピレンジエン−エラストマー(EPM)を
使用する際に、ラジカルの部分的な飽和が望ましくない
副反応によって既に加工装置中で生じることは、欠点で
ある。この場合には、なかんずく低い反応変換率、反応
された使用成分の不均一な分布、加工すべきプラスチッ
ク材料の望ましくない粘度上昇による低い押出し速度な
らびに製品の品質に対して不利に作用する固体粒子が生
じる。
【0005】加水分解可能な不飽和シランを用いてのポ
リマーの湿潤架橋は、世界的規模でケーブル、管、フォ
ーム等の製造のために使用されている。この種の方法
は、シオプラス法(Sioplas-Prozess)(ドイツ連邦共
和国特許第1963571号明細書C3、ドイツ連邦共
和国特許第2151270号明細書C3、米国特許第3
646155号明細書)およびモノシル法(Monosil-Pr
ozess)(ドイツ連邦共和国特許第2554525号明
細書C3、米国特許第4117195号明細書)の名称
で公知である。モノシル法の場合には、架橋触媒は、既
に第1の加工工程で添加されるが、シオプラス法の場合
には、架橋触媒の添加は、第2の工程で初めて行なわれ
る。
【0006】高度に充填された熱可塑性プラスチック混
合物および/または湿潤架橋可能なプラスチック混合物
を使用する場合には、PEおよび/またはEVAおよび
/またはEPDMおよび/またはEPMおよび/または
PPは、不飽和シランエステルからなる組成物を用いて
ESRの存在で化学的に変性され、この場合には、先に
か、同時にか、または後の時点で無機充填剤は、混合さ
れることができる。
【0007】ポリマーの化学変性は、ラジカル付加によ
りシランエステルをポリマー鎖に結合(グラフト)させ
ることによって行なわれる。最初に、処理技術的に使用
物質の均質化が達成させるように努力され、その際、こ
の段階でのESRの崩壊は、望ましくない。温度制御さ
れた加工により、崩壊反応は、制御される。一般に、プ
ラスチック反応器または押出機内での反応成分または反
応混合物の温度は、ケーシング温度または内部に存在す
る装置部材によってのみ制御されることができる。均質
化帯域内での影響、例えば剪断力は、ESRの臨界加工
温度を上廻る局部的な温度ピークによって開始される。
もう1つの点は、過酸化物それ自体の分解特性である。
理想的には、反応経過は、ばね機能に相当する。この反
応経過は、それぞれ使用される過酸化物に対して比較的
高い温度のみに当てはまる。プラスチック溶融液が突然
に必要とされる反応温度に正確に点状に平均化されうる
のではなく、温度勾配をなすという事実のために、ES
Rの反応変換は、減速されて生じ、その際反応経過は、
一般に多少とも平らな”S字曲線”によって記載するこ
とができる。2つのファクターは、既に均質化段階の間
にラジカルが生成され、このラジカルは、再び望ましく
ない副反応、例えば若干の例を挙げるとすれば、ポリマ
ー鎖のC−C−結合ならびにグラフトされたシランエス
テルへの局部的な濃度ピークをまねくという結果を生じ
る。
【0008】これまで、前記欠点は、あまり満足できな
い成果をもってのみ、異なる加工要件には、続いて異な
る分解温度のESRが使用されることによって対処され
ている。それによって、実際に”忍び寄る”ESR崩壊
は、よりいっそう高い温度に向かってシフトし、即ち”
プリスコーチ(prescorch)”は、不利な分解特性を本
質的に保持したままである。プリスコーチの概念は、一
般に混合物の製造工程の間の望ましくない前架橋または
成形であると理解されるべきである。
【0009】この課された問題は、例えばJ. Groepper
("Scorch-verzoegernde Peroxide fuer die Vernetzung
von Elastomeren und Polyolefinen", GAK 2/1994, 第
47巻, 第83〜88頁)によってエラストマーおよびポリエ
チレンの過酸化物架橋と関連して詳細に討論されてい
る。この場合も、最初に架橋に対して定められたESR
は、ポリマーマトリックス中に導入され、引続き温度上
昇によってポリマーマトリックスは架橋される。この場
合、”スコーチの問題”を解決するための手がかりとし
て、所謂SR−SR(SR=”scorch retardant”、即
ち架橋を遅延させる)の使用が記載されている。また、
欧州特許出願公開第0346863号明細書A1および
特開平09−302043号公報には、ラジカル捕捉剤
としてのヒドロキノン誘導体の使用が開示されている。
ヒドロキノン誘導体は、一般にビニルシラン中、例えば
ビニルトリメトキシシラン(VTMO)中での溶解性が
あまり適度でないか、劣悪であるという欠点を有してい
る。また、特開平09−302043号公報に記載され
ているように、SR成分としての高い過酸化物含量およ
びヒドロキノンの組合せは、押出し物質の劣悪な加工性
をまねきうる。即ち、特開平09−302043号公報
に記載の混合物を用いた場合には、押出し試験は実施さ
れることができなかった。それというのも、混合物は、
押出し能を有しない物質のために押出機の故障をまねく
からである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、”スコーチ”の問題を解決する他の方法を提供する
ことであった。また、1つの特殊な関心事は、ポリマー
を基礎とするかまたは充填されたプラスチックを基礎と
するできるだけ均質な生成物を提供しうることであっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課された課題は、本
発明によれば、特許請求の範囲の記載に相応して解決さ
れる。
【0012】意外なことに、少なくとも1つの珪素含有
化合物、少なくとも1つの過酸化物ラジカル開始剤およ
び少なくとも1つの共役炭化水素および/または共役炭
化水素基を有する有機官能性シランを含有する薬剤を、
簡単で経済的な方法でグラフトされたポリマーおよび/
または架橋されたポリマーならびに充填されたプラスチ
ックの製造の際にスコーチ条件の改善にために使用する
ことができることが見い出された。即ち、本発明による
組成物の使用は、グラフトされたポリマーおよび/また
は湿潤架橋可能なポリマー、ポリマー調剤ならびに充填
されたプラスチックの製造および加工の際の再度の改善
を可能にし、この場合好ましくは、既に使用物質の均質
化の前にESRの早期の望ましくない崩壊が生じるかま
たは望ましくないグラフトが開始されるという傾向が明
らかに減少され、その上、極めて均質な生成物材料が得
られる。また、生成物の品質は、製造されたバッチ量か
ら時間的にずれてなお良好に再現させることができる。
即ち、本発明による薬剤を使用することによって、殊に
グラフトされたおよび/またはシラン架橋されたPE、
PP、ポリオレフィンコポリマー、EVA、EPDM、
EPMを有利に得ることができる。また、本発明は、同
時に製品の高い品質を維持しながら、ポリマー調剤およ
び/またはプラスチック調剤および/またはポリマー成
形体またはプラスチック成形体の製造または加工の間に
ほどほどの粘度上昇を示す。更に、”プリスコーチ”の
減少された傾向は、例えばスクリュー上での付着を殆ん
ど生じず、このことは、付加的に機械の運転時間の延長
および僅かな停止時間を可能にする。
【0013】本発明の対象は、成分として(i)少なく
とも1つの珪素含有化合物、(ii)少なくとも1つの過
酸化物ラジカル開始剤および(iii)少なくとも1つの
共役炭化水素および/または一般式I R-X-C(R)=C(R)-C(R)=C(R)-X-Si(R)(OR)(3−m) (I) 〔式中、基Rは、同一かまたは異なり、Rは、水素原子
または1〜3個のC原子を有するアルキル基またはアリ
ール基もしくはアラルキル基、有利にメチル基またはフ
ェニル基を表わし、Rは、1〜4個のC原子を有する
直鎖状または分枝鎖状のアルキル基であり、Rは、1
〜8個のC原子を有する直鎖状、分枝鎖状または環状の
アルキル基、有利にメチル基、エチル基、n−プロピル
基またはイソプロピル基であり、基Xは、同一かまたは
異なり、Xは、一連の−CH−、−(CH−、
(CH−、−O(O)C(CH−または−
C(O)O−(CH−からの基であり、nは、0
または1であり、mは、0または1または2または3で
ある〕で示される少なくとも1つの有機官能性シランを
含有する薬剤である。
【0014】珪素含有化合物の場合、本発明による薬剤
は、成分(i)として有利に珪素結合した不飽和有機基
を有する少なくとも1つの珪素含有化合物を含有する。
【0015】成分(i)としての特に好ましい珪素含有
化合物は、一般式II (R)C=C(R)−Y−Si(R)(OR)(3−t) (II) 〔式中、基Rは、同一かまたは異なり、Rは、水素
原子またはメチル基もしくはフェニル基を表わし、R
は、メチル基であり、Rは、メチル基、エチル基、n
−プロピル基またはイソプロピル基を表わし、Yは、同
一かまたは異なり、Yは、一連の−CH−、−(CH
−、(CH−、−O(O)C(CH
−または−C(O)O−(CH−からの基であ
り、pは、0または1であり、tは、0または1であ
る〕で示される化合物である。
【0016】特に好ましくは、本発明による薬剤は、成
分(i)としてビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、3−メタクリルオキシプロピルトリエ
トキシシラン、3−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシランおよび/また
はビニルエトキシジメトキシシランを含有する。
【0017】更に、本発明による薬剤は、若干の例だけ
を挙げるとすれば、付加的にアルキルアルコキシシラ
ン、例えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリ
エトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n
−プロピルトリエトキシシラン、イソプロピルトリメト
キシシラン、イソプロピルトリエトキシシラン、n−ブ
チルトリメトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラ
ン、イソブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエ
トキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、n−
オクチルトリエトキシシラン、イソオクチルトリメトキ
シシラン、イソオクチルトリエトキシシラン、ヘキサデ
シルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシ
ラン、ならびに式:CF(2n+ )(CH
i(OC2m+1(但し、n=4〜8およびm
=1または2)で示されるフルオロアルキルアルコキシ
シラン、例えばトリフルオロ−1,1,2,2−テトラ
ヒドロブチルトリメトキシシラン(n=4、m=1)、
トリフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロブチルト
リエトキシシラン(n=4、m=2)、ノナフルオロ−
1,1,2,2−テトラヒドロヘキシルトリメトキシシ
ラン(n=6、m=1)、ノナフルオロ−1,1,2,
2−テトラヒドロヘキシルトリエトキシシラン(n=
6、m=2)、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テ
トラヒドロオクチルトリメトキシシラン、トリデカフル
オロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリエト
キシシラン(n=8、m=2)を含有することができ
る。
【0018】本発明による薬剤は、成分(ii)として
少なくとも1つのラジカル開始剤(ESR)を含有し、
この場合には、一連のジ−第三ブチルペルオキシド、ジ
クミルペルオキシド、第三ブチルクミルペルオキシド、
1,3−ジ(2−第三ブチルペルオキシ−イソプロピ
ル)ベンゾール、2,5−ジメチル−2,5−ビス(第
三ブチルペルオキシ)−ヘキシン(3)、ジ−第三アミ
ルペルオキシド、1,3,5−トリス(2−第三ブチル
ペルオキシ−イソプロピル)ベンゾール、1−フェニル
−1−第三ブチルペルオキシ−フタリド、α,α′−ビ
ス(第三ブチルペルオキシ)−ジイソプロピル−ベンゾ
ールおよび/または2,5−ジメチル−2,5−ジ−第
三ブチルペルオキシ−ヘキサンからの過酸化物ラジカル
開始剤が有利に使用される。
【0019】本発明によれば、当該組成物は、成分(i
ii)として少なくとも1つの共役炭化水素および/ま
たは一般式(I)の少なくとも1つの有機官能性シラン
を含有し、それによってスコーチ条件は、特に有利に公
知技術水準と比較して改善することができる。
【0020】本発明により使用される共役炭化水素は、
好ましくはモノまたはポリ不飽和炭化水素鎖および少な
くとも1つの芳香族炭化水素共役炭化水素からなり、こ
の場合この化合物のオレフィン部分は、好ましくは炭化
水素の芳香族部分と共役状態にある。
【0021】特に好ましくは、本発明による薬剤は、一
連の1−フェニル−ペンテン−1、2−フェニル−ペン
テン−1、2,4−ジフェニル−4−メチル−2−ペン
テン、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテ
ン、トランス,トランス−1,4−ジフェニル−1,3
−ブタジエン、1,2−ジフェニルペンテン−1、1,
3−ジフェニルペンテン−1、1,4−ジフェニルペン
テン−1、1,5−ジフェニルペンテン−1、1−フェ
ニルペンタジエン−1,3、2−フェニルペンタジエン
−1,3、3−フェニルペンタジエン−1,3、4−フ
ェニルペンタンジエン−1,3、5−フェニルペンタジ
エン−1,3、1,2−ジフェニルペンタジエン−1,
3、1,3−ジフェニルペンタジエン−1,3、1,4
−ジフェニルペンタジエン−1,3、1,5−ジフェニ
ルペンタジエン−1,3からの少なくとも1つの共役炭
化水素を含有する。
【0022】成分(iii)の例は、式(I)の化合物
であるが、しかし、殊に1−(トリメチルシロキシ)−
1,3−ブタジエン、p−(第三ブチルジメチルシロキ
シ)−スチレン C1422OSi、(m,p−ビニ
ルベンジルオキシ)トリメチルシラン、(2,4−ペン
タジエニル)トリメチルシラン、スチリル−エチル−ト
リメトキシ−シランを排除するものではない。
【0023】本発明による薬剤の成分(iii)は、少
なくとも1つの共役炭化水素または式(I)の少なくと
も1つの化合物、2つ以上の共役炭化水素からなる混合
物、一般式(I)の1つ以上の化合物からなる混合物ま
たは少なくとも1つの炭化水素および一般式(I)の少
なくとも1つの化合物からなる混合物であることができ
る。
【0024】本発明による薬剤において、成分(ii)
と(iii)との質量比は、有利に20:1〜1:1
5、特に有利に5:1〜1:2、殊に有利に4:1〜
2:1である。
【0025】特に好ましくは、本発明による薬剤は、成
分ビニルトリメトキシシラン、ジクミルペルオキシドお
よび1,2−ジフェニルペンテン−1を含有する。同様
に、特に好ましいのは、ビニルトリメトキシシラン、第
三ブチルクミルペルオキシドおよび2,4−ジフェニル
−4−メチル−2−ペンテンからなる組成物である。
【0026】本発明による薬剤は、他の添加剤として、
場合によってはポリマー上にグラフトされたシリル基を
架橋するために少なくとも1つの触媒を含有することが
できる。このような触媒は、通常、加水分解および縮合
を促進させるために使用される。例は、若干の例だけを
挙げるとすれば、なかんずく無機酸、有機酸、有機塩
基、金属、例えば錫、亜鉛、鉄、鉛、コバルトのカルボ
キシレート、錫有機化合物、チタンエステルならびにP
Eと相容性のスルホン酸誘導体である。
【0027】好ましくは、本発明によれば、成分(i
v)としてジ−n−ブチル錫ラウレート(DBTL)、
ジブチル錫ジアセテート、ジオクチルジブチルアミン、
ヘキシルアミン、ピリジン、クロロ水素酸、硫酸、酢
酸、ステアリン酸、マレイン酸、無水マレイン酸ならび
にトルエンスルホン酸が使用される。
【0028】更に、本発明による薬剤は、他の成分とし
て少なくとも1つの熱安定剤、例えばペンタエリトリチ
ル−テトラキス[3−(3,5−ビス(1,1−ジメチ
ルエチル)−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートならびに4,
4′−ビス−(1,1−ジメチルベンジル)−ジフェニ
ルアミンを含有することができる。
【0029】また、本発明による薬剤は、付加的な成分
として金属失活剤、例えばN,N′−ビス(3−(3,
5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロ
ピオニル)ヒドラジンならびにトリス−(2−第三ブチ
ル−4−チオ(−2′−メチル−4−ヒドロキシ−5′
−第三ブチル)フェニル−5−メチル)フェニルホスフ
ァイトを含有することができる。
【0030】一般に、本発明による薬剤は、個々の薬剤
を混合および攪拌することによって調製され、この場合
この組成物は、有利に少なくとも1つの珪素含有化合物
60質量%〜99.9質量%、少なくとも1つの過酸化
物ラジカル開始剤0.05〜10質量%、少なくとも1
つの共役炭化水素0.01〜10質量%、場合によって
は触媒成分として0.1〜10質量%、有利に2〜8質
量%を含有する。それぞれの量の記載は、全薬剤に対す
るものである。更に、薬剤の全成分または成分は、全部
で100質量%である。
【0031】通常、本発明による薬剤は、液状の形で使
用される。しかし、本発明による薬剤は、欧州特許出願
公開第0426073号明細書A2の記載と同様に、多
孔質、粒子形、膨潤可能で、場合によってはフォーム形
の担体、例えばポリオレフィン、例えばPEおよびPP
またはEVAまたはポリマーブレンド上に施こされ、あ
たかも”乾燥形”でポリマーの架橋のために使用される
ことができる。
【0032】殊に、本発明による薬剤は、グラフトされ
たポリマーおよび/または架橋されたポリマー、充填さ
れたポリマーならびに充填され架橋されたプラスチック
を製造する際に使用される。
【0033】一般に、シオプラス法によりグラフトポリ
マーを製造する場合には、ポリマーおよび本発明による
薬剤は、処理装置、例えば押出機中に装入される。その
際に使用される本発明による薬剤は、有利に少なくとも
成分(i)、(ii)および(iii)を含有する。こ
の薬剤は、適当な計量供給装置により直接に押出機中に
噴入されることができるかまたは選択的にポリマーと一
緒にポリマー供給漏斗中に装入され、そこでポリマーと
強力に混合されることができる。処理装置中で進行する
化学反応は、ケーシング温度上廻るように制御される。
この第1の加工工程の後、生成物は、一般に造粒され、
気密性および湿密性に梱包される。次に、所謂このシオ
プラス材料は、第2の加工工程で架橋触媒の添加下に最
終製品、例えば顆粒、ケーブル、管等のような製品に加
工される。付加的に、他のプラスチック成形法の例とし
ては、なかんずくフィルム製造、吹込成形、回転成形、
発泡成形、射出成形、圧延ならびに加圧成形を挙げるこ
とができる。
【0034】一段階法、例えばモノシル法の場合には、
ポリマーおよび架橋を開始する混合物は、押出機中に装
入され、生じる物質は、一工程で最終製品に加工され
る。この場合、本発明による薬剤としては、有利に少な
くともこの方法に必要とされる成分(i)、(ii)、
(iii)および(iv)を既に含有する調剤が使用さ
れる。
【0035】充填されたプラスチックの製造のために
は、無機充填剤は、多くの場合に処理装置に直接に供給
され、ポリマーと一緒に最終製品に加工される。また、
場合によっては充填剤は、後の時点で装置中、例えば二
軸押出機、同時混練機(Co-Kneter)中に導入されるこ
とができる。本発明による薬剤を使用しながら発生され
たグラフトポリマーは、非極性ポリマーと極性充填剤、
例えば水酸化アルミニウムとの相容性の明らかな改善を
可能にする。それと共に、別々にグラフトポリマー、殊
にシオプラス物質を製造し、貯蔵し、次にこの物質を基
礎物質として、一面で充填剤の混入と共に充填されたプ
ラスチック製品を製造する他の加工業者、例えばケーブ
ル生産業者に供給する方法が存在する。
【0036】即ち、自体公知の方法で本発明による薬剤
を使用する場合には、改善された加工条件を達成するこ
とができ、極めて均質な顆粒または製品、例えば成形
体、ケーブル、ケーブル絶縁物、ケーブル外被、給排水
管、水道管および排水管、熱水管、フォーム、射出成形
製品、収縮製品等々になお改善された品質で製造するこ
とができる。
【0037】従って、本発明の対象は、グラフトされた
ポリマーおよび/または架橋されたポリマーの製造の際
ならびに充填されたプラスチックの製造の際の本発明に
よる薬剤の使用でもある。
【0038】更に、本発明の対象は、本発明による薬剤
を使用することによって特徴付けられるシオプラス法な
らびにモノシル法である。
【0039】同様に、本発明の対象は、本発明による薬
剤を使用しながら得ることができるポリマー、充填され
たプラスチックならびに成形体である。
【0040】更に、このような本発明によるポリマー、
プラスチックおよび/または成形体の少なくとも1つを
基礎とする製品は、本発明の対象である。
【0041】即ち、スコーチ条件は、本発明によって再
び明らかに改善することができる。
【0042】殊に、流動性の著しい改善は、本発明によ
る薬剤を使用することによって達成される。そのために
特性を示すMFR値(”溶融流量”またはメルトフロー
インデックスMFI)は増加し、ポリマー材料の粘度は
減少する。また、本発明による薬剤を使用することによ
って、一般に公知技術水準によるグラフトと比較して押
出機の出口で低い上部圧力が生じ、このことは、最終製
品の押出能力を高め、ならびに使用される金型の機械的
応力を減少させる。その上、こうして達成された低い粘
度で射出成形体は、よりいっそう良好にかまたは一般的
に製造することができる。本発明のもう1つの利点は、
水貯蔵前の架橋に関連する傾向が減少したことにあり、
このことは、減少された溶融粘度によって質的に良好な
生成物表面において反映されている。この場合、この状
況証拠は、ゲル含量がよりいっそう低いことにある。更
に、本発明による薬剤を使用する場合には、極めて良好
な表面性状を示す試験体または生成物を得ることがで
き、この場合架橋の品質/量は、不利な影響を及ぼされ
ない。
【0043】全てのこの利点は、同様に成形体を一工程
で直接に製造する際に観察することができる。同様に、
シラングラフトされたポリマーの製造の場合、充填され
た熱可塑性プラスチック調剤および/または湿潤架橋性
のポリマー調剤の製造の場合ならびに第2の成形工程で
の生成物の後加工の場合には、上記の利点を観察するこ
とができる。
【0044】本発明による薬剤が市販の基礎原料および
架橋調剤、例えば型DYNASYLAN(登録商標) SILFINのビ
ニルシランまたはビニルシラン調剤中に架橋触媒および
/または他の添加剤、例えば安定剤と一緒に溶解するこ
とができるかまたはマスターバッチの形で別の添加剤と
一緒に添加することができるという事実は、特に有利で
ある。
【0045】それによって、新規の調剤は、存在する生
産装置中で従来の調剤と引き換えに有利に使用可能であ
り、この場合には、処理条件を本質的に変える必要はな
い。
【0046】本発明は、次の実施例によって詳説される
が、それによって本発明が制限されることはない。
【0047】
【実施例】例AおよびBの説明試験のために次の測定法
を使用した。
【0048】MFR(メルトインデックス21.6kg
および190℃)[g/10分間] DIN 1133 熱間硬化(200℃;15分間;20N/cm)[%]
EN ISO60811−2−1 ゲル含量(沸騰するp−キシレン、8時間)[%] DI
N 16892
【0049】
【表1】
【0050】例A 本発明による調剤1を用いて、特開平09−30204
3号公報に対する比較試験を実施する。このために、溶
解試験と共に押出し試験を実施した。しかし、押出し試
験の場合には、特開平09−302043号公報に記載
のPE−HDを使用しなかった。それというのも、経験
値によれば、この特開平公報に記載の過酸化物量の使用
は、押出機中で増強された前架橋反応を生じ、それによ
って重大な加工の問題をもまねくかもしれなかったから
である。従って、本発明者は、低い粘度の射出成形型
(PE 2)の使用を決定した。
【0051】A1 VTMO(ビニルトリメトキシシラ
ン)中でのヒドロキノン(ラジカル捕捉剤1)の溶解の
問題 溶解の試験を、最初にVTMO 5gを試薬瓶中に装入
することにより、室温および環境圧力で行なう。引続
き、ラジカル捕捉剤1を0.2gの分量で溶剤に添加す
る。ラジカル捕捉剤1の溶解は、既に少ない添加量の際
に極めて遅速に行なわれている。溶解の範囲は、約1.
2gで達成されている。これは、VTMO中のヒドロキ
ノン2.4質量%の可能な最大の濃度に相当する(室温
および環境圧力)。
【0052】比較可能な試験を実験により2,4−ジフ
ェニル−4−メチル−1−ペンテン(ラジカル捕捉剤
2)を用いて同じ条件下で実施する。2つの成分(VT
MO、ラジカル捕捉剤2)は、それぞれ可能な比で問題
なしに混合可能であることが判明した。
【0053】A2 特開平09−302043号公報に
記載の調剤と本発明による調剤1を用いての比較押出し
試験 PE2を空気循環乾燥箱内で70℃の温度で1時間に亘
って貯蔵する。PE21kg当たり調剤1および2それ
ぞれ12gを乾燥したPE2に添加し、1時間に亘って
PE2によって吸収する。加工は、Berstorff社の同旋
回転する二軸押出機(長さ/スクリュー直径=33、ス
クリュー直径=25mm)上で行なう。回転数は、10
0r.p.m.であり、温度は、押出機の出口方向に13
5℃から210℃まで上昇する。押出機中へのそれぞれ
の調剤を含むポリエチレンの計量供給は、重量法で行な
われ、4kg/hである。テープを製造する。
【0054】押出の直後、MFR値(21.6kgおよ
び190℃)ならびにゲル含量を測定する。生じる押出
機上部圧力をそれぞれの処理工程の間に記録する。テー
プを水浴中で架橋させ(6時間、80℃)、引続き架橋
された試料の熱間硬化およびゲル含量を測定する。
【0055】試験結果は、次の第2表に記載されてい
る。
【0056】
【表2】
【0057】この結果から、特開平09−302043
号公報に記載の調剤は、全く架橋を生じないことを明ら
かに確認することができる。これとは異なり、本発明に
よる調剤1を用いた場合には、試料の架橋を実現させる
ことができる。
【0058】例B ラジカル捕捉剤を用いるかまたは用いることなしの種々
のESRでの試験 PE1を空気循環乾燥箱内で70℃の温度で1時間に亘
って貯蔵する。PE11kg当たり調剤3、4、5およ
び6それぞれ10gを乾燥したPE1に添加し、1時間
に亘ってPE1によって吸収する。加工は、Berstorff
社の同旋回転する二軸押出機(長さ/スクリュー直径=
33、スクリュー直径=25mm)上で行なう。回転数
は、100r.p.m.であり、温度は、押出機の出口方
向に135℃から210℃まで上昇する。押出機中への
それぞれの調剤を含むポリエチレンの計量供給は、重量
法で行なわれ、4kg/hである。テープを製造する。
【0059】押出の直後、MFR値(21.6kgおよ
び190℃)ならびにゲル含量を測定する。生じる押出
機上部圧力をそれぞれの処理工程の間に記録する。テー
プを水浴中で架橋させ(6時間、80℃)、引続き架橋
された試料の熱間硬化およびゲル含量を測定する。
【0060】試験結果は、次の第3表に記載されてい
る。
【0061】
【表3】
【0062】試験結果の総括 値を比較した場合、本発明による調剤5の利点は、明ら
かである。本発明による調剤5を使用することによっ
て、全ての別の調剤と比較して最も低い粘度が生じ、こ
の場合全ての最終的な性質は、良好に比較可能である。
【0063】実際に、これは、調剤5を使用した場合に
は、押出物のより高い押出し能力(経済的利点)および
表面品質が可能であり、この場合には、生成物の最終的
な性質に不利な影響を及ぼさないことを意味する。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA15X AA39X AA77 AA78 BB05 BB06 BC01 4J026 AA12 AA13 AC01 AC02 AC04 BA06 BA43 BA48 BB03 BB04 DB15 DB24 DB25 FA08 FA09 GA02 GA06 GA08 GA10 (54)【発明の名称】 ポリマーおよびプラスチックを製造する際に使用するための薬剤、該薬剤の使用、該薬剤を使用 しながらのシロプラス法およびモノシル法、こうして得られたポリマー、充填されたプラスチッ クおよび成形体、ならびにこれらポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体を基礎とする 製品

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分として(i)少なくとも1つの珪素
    含有化合物、(ii)少なくとも1つの過酸化物ラジカル
    開始剤および(iii)少なくとも1つの共役炭化水素お
    よび/または一般式I R-X-C(R)=C(R)-C(R)=C(R)-X-Si(R)(OR)(3−m) (I) 〔式中、基Rは、同一かまたは異なり、Rは、水素原子
    または1〜3個のC原子を有するアルキル基またはアリ
    ール基もしくはアラルキル基を表わし、Rは、1〜4
    個のC原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基
    であり、Rは、1〜8個のC原子を有する直鎖状、分
    枝鎖状または環状のアルキル基であり、基Xは、同一か
    または異なり、Xは、一連の−CH−、−(CH
    −、(CH−、−O(O)C(CH−ま
    たは−C(O)O−(CH−からの基であり、n
    は、0または1であり、mは、0または1または2また
    は3である〕で示される少なくとも1つの有機官能性シ
    ランを含有する薬剤。
  2. 【請求項2】 薬剤が成分(iv)としてポリマー上に
    グラフトされたシリル基を架橋するための少なくとも1
    つの触媒を含有する、請求項1記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 薬剤が成分(iv)としてジ−n−ブチ
    ル錫ラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジオクチル
    ジブチルアミン、ヘキシルアミン、ピリジン、クロロ水
    素酸、硫酸、酢酸、ステアリン酸、マレイン酸、無水マ
    レイン酸および/またはトルエンスルホン酸を含有す
    る、請求項2記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 薬剤が成分(i)として珪素に結合した
    不飽和有機基を有する少なくとも1つの珪素含有化合物
    を含有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載
    の薬剤。
  5. 【請求項5】 薬剤が成分(i)として一般式II (R)C=C(R)−Y−Si(R)(OR)(3−t) (II) 〔式中、基Rは、同一かまたは異なり、Rは、水素
    原子またはメチル基もしくはフェニル基を表わし、R
    は、メチル基であり、Rは、メチル基、エチル基、n
    −プロピル基またはイソプロピル基を表わし、Yは、同
    一かまたは異なり、Yは、一連の−CH−、−(CH
    −、(CH−、−O(O)C(CH
    −または−C(O)O−(CH−からの基であ
    り、pは、0または1であり、tは、0または1であ
    る〕で示される少なくとも1つの珪素含有化合物を含有
    する、請求項4記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 薬剤が成分(i)としてビニルトリメト
    キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−メタクリ
    ルオキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリル
    オキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセト
    キシシランおよび/またはビニルエトキシジメトキシシ
    ランを含有する、請求項5記載の薬剤。
  7. 【請求項7】 薬剤が成分(ii)として一連のジ−第
    三ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、第三ブ
    チルクミルペルオキシド、1,3−ジ(2−第三ブチル
    ペルオキシ−イソプロピル)ベンゾール、2,5−ジメ
    チル−2,5−ビス(第三ブチルペルオキシ)−ヘキシ
    ン(3)、ジ−第三アミルペルオキシド、1,3,5−
    トリス(2−第三ブチルペルオキシ−イソプロピル)ベ
    ンゾール、1−フェニル−1−第三ブチルペルオキシ−
    フタリド、α,α′−ビス(第三ブチルペルオキシ)−
    ジイソプロピル−ベンゾールおよび2,5−ジメチル−
    2,5−ジ−第三ブチルペルオキシ−ヘキサンからの少
    なくとも1つの過酸化物ラジカル開始剤を含有する、請
    求項1から6までのいずれか1項に記載の薬剤。
  8. 【請求項8】 薬剤が成分(iii)としてモノまたは
    ポリ不飽和炭化水素鎖および少なくとも1個の芳香族炭
    化水素基からなる少なくとも1つの共役炭化水素を含有
    する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の薬
    剤。
  9. 【請求項9】 薬剤が成分(iii)として一連の1−
    フェニル−ペンテン−1、2−フェニル−ペンテン−
    1、1,2−ジフェニルペンテン−1、1,3−ジフェ
    ニルペンテン−1、1,4−ジフェニルペンテン−1、
    1,5−ジフェニルペンテン−1、1−フェニルペンタ
    ジエン−1,3、2−フェニルペンタジエン−1,3、
    3−フェニルペンタジエン−1,3、4−フェニルペン
    タンジエン−1,3、5−フェニルペンタジエン−1,
    3、1,2−ジフェニルペンタジエン−1,3、1,3
    −ジフェニルペンタジエン−1,3、1,4−ジフェニ
    ルペンタジエン−1,3、1,5−ジフェニルペンタジ
    エン−1,3、2,4−ジフェニル−4−メチル−2−
    ペンテン、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペン
    テンまたはトランス,トランス−1,4−ジフェニル−
    1,3−ブタジエンからの少なくとも1つの共役炭化水
    素を含有する、請求項1から8までのいずれか1項に記
    載の薬剤。
  10. 【請求項10】 薬剤が成分として(i)一般式(I
    I)の少なくとも1つの珪素含有化合物60〜99.9
    質量%、(ii)少なくとも1つの過酸化物ラジカル開
    始剤0.05〜10質量%、(iii)少なくとも1つ
    の共役炭化水素および/または一般式(I)の有機官能
    性シラン0.01〜10質量%および(iv)場合によ
    っては少なくとも1つの触媒0.1〜10質量%を含有
    し、この場合量の記載は、全薬剤に対するものであり、
    薬剤の全成分は、全部で100質量%である、請求項1
    から9までのいずれか1項に記載の薬剤。
  11. 【請求項11】 成分(ii)と(iii)との質量比
    が20:1〜1:15である、請求項1から10までの
    いずれか1項に記載の薬剤。
  12. 【請求項12】 薬剤が場合によっては他の成分として
    少なくとも1つの熱安定剤および/または金属失活剤を
    含有する、請求項1から11までのいずれか1項に記載
    の薬剤。
  13. 【請求項13】 グラフトされたポリマーおよび/また
    は架橋されたポリマーを製造する際の請求項1から12
    までのいずれか1項に記載の薬剤の使用。
  14. 【請求項14】 充填されたプラスチックを製造する際
    の請求項1から12までのいずれか1項に記載の薬剤の
    使用。
  15. 【請求項15】 シオプラス法において、請求項1から
    12までのいずれか1項に記載の薬剤を使用することを
    特徴とする、シオプラス法。
  16. 【請求項16】 モノシル法において、請求項1から1
    2までのいずれか1項に記載の薬剤を使用することを特
    徴とする、モノシル法。
  17. 【請求項17】 請求項1から13までのいずれか1項
    の記載により得ることができるポリマーまたは充填され
    たプラスチック。
  18. 【請求項18】 請求項13から16までのいずれか1
    項の記載により得ることができる成形体。
  19. 【請求項19】 請求項13から18までのいずれか1
    項に記載のポリマー、プラスチックおよび/または成形
    体の少なくとも1つを基礎とする製品。
JP2002246963A 2001-08-30 2002-08-27 ポリマーおよびプラスチックを製造する際に使用するための薬剤、該薬剤の使用、該薬剤を使用しながらのシロプラス法およびモノシル法、こうして得られたポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体、ならびにこれらポリマー、充填されたプラスチックおよび成形体を基礎とする製品 Pending JP2003073432A (ja)

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