JP2003073299A - 疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物 - Google Patents

疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物

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JP2003073299A JP2001267431A JP2001267431A JP2003073299A JP 2003073299 A JP2003073299 A JP 2003073299A JP 2001267431 A JP2001267431 A JP 2001267431A JP 2001267431 A JP2001267431 A JP 2001267431A JP 2003073299 A JP2003073299 A JP 2003073299A
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Fumiharu Eguchi
文陽 江口
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BURAITON COMPANY KK
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BURAITON Co KK
BURAITON COMPANY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用を生じる可能性が低く、且つ優れた効
果を持つ疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成
物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成
物を提供する。 【解決手段】 ハタケシメジ株乾燥物又は抽出物を含む
疾患治療予防用組成物。前記組成物において、ハタケシ
メジ株乾燥粉末の熱水抽出物を主成分とすることが好適
である。前記組成物において、熱水抽出物を濃縮し、賦
形剤を加え、粉末化することが好適である。前記組成物
において、疾患が高血圧であることを特徴とする高血圧
治療予防用組成物。前記組成物において、疾患が肥満で
あることを特徴とする肥満治療予防用組成物。前記組成
物において、疾患が高脂血症であることを特徴とする高
脂血症治療予防用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は疾患治療予防用組成
物、高血圧治療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成
物及び肥満治療予防用組成物、特に機能性食品を用いた
疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、高脂
血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の多様性や美食ブームから
一般的に若年層から肥満化の傾向にある。また、超高齢
化社会やストレス化社会への突入に従って、加齢や生活
習慣に関わる疾患が増加することが予測される。さらに
循環系疾患の中でも高血圧症は肥満や運動不足から増加
する傾向にある。
【0003】遺伝的素因と日常生活上の不摂生(塩分の
過剰摂取、ストレス、運動不足、アルコール、肥満な
ど)以外に高血圧の原因が見つからない場合、本態性高
血圧と呼ばれる。このタイプの高血圧は一般に中年以降
に発症することが多く、糖尿病やその一歩手前である耐
糖能障害、あるいは高脂血症・脂質代謝異常、肥満など
の成人病を伴いやすいことが知られている。実際1kg
の減量で血圧が1−2mmHg低下するといわれている。
【0004】従来の高血圧疾患に対する治療法として
は、Ca拮抗薬、β受容体作動薬、アンギオテンシン転
換酵素阻害薬を用いる方法が効果的であり、広範に用い
られている。しかし、これらの薬物による長期治療での
副作用の発現は、患者にとって治療を拒否する原因とな
っている。また、肥満の改善方法としては、運動療法、
食事療法が主流となっているが、いずれも継続が困難で
ある。このため、副作用を生じる可能性が低い自然食品
や健康食品(機能性食品を含む)に対する関心が高まっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機能性食品においては、高血圧疾患改善効果、高脂血症
改善効果及び肥満防止効果が必ずしも十分ではなく、よ
り効果的な機能性食品が望まれていた。本発明は、上記
従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的
は、副作用を生じる可能性が低く、且つ優れた効果を持
つ疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、高
脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者らが鋭意検討を行った結果、ハタケシメジ
には、優れた高血圧治療効果、高脂血症治療効果及び肥
満抑制効果があることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明の主題は、ハタケシメジ
株乾燥物又は抽出物を含む疾患治療予防用組成物であ
る。前記組成物において、ハタケシメジ株乾燥粉末の熱
水抽出物を主成分とすることが好適である。前記組成物
において、熱水抽出物を濃縮し、賦形剤を加え、粉末化
することが好適である。
【0008】前記組成物において、疾患が高血圧である
ことを特徴とする高血圧治療予防用組成物である。前記
組成物において、疾患が肥満であることを特徴とする肥
満治療予防用組成物である。前記組成物において、疾患
が高脂血症であることを特徴とする高脂血症治療予防用
組成物である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
詳細に説明する。ハタケシメジは学名をLyopyllum deca
stesといい、シメジ属、キシメジ科に属する担子菌類の
一種である。春から秋にかけて林内、草地等、ある程度
の高温多湿の条件を満たす場所に発生する食用菌であ
る。栽培型は大きく周年栽培型と自然栽培型に分けられ
る。前者は瓶や袋を使用した空調栽培方法であり、後者
は培養を室内で発生を野外で行う菌床埋込栽培方法であ
る。栽培期間が長く、収穫量が少ないため、以前はハタ
ケシメジの空調施設による周年栽培は不適であると思わ
れていた。しかし、栄養剤等の培地基材の検討、優良品
種の選抜が進み、周年栽培法がほぼ確率しつつある。
【0010】本発明の疾患治療予防用組成物、高血圧治
療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物、及び肥満
治療予防用組成物においては、特にハタケシメジの熱水
抽出物を用いることが好適である。抽出方法としては特
に制限はないが、好適な方法について以下に詳述する。
本発明では、ハタケシメジの子実体および/または菌糸
体を用いる。子実体は生のままあるいは乾燥したものの
いずれでもよいが、取り扱い性、保存性および抽出効率
等の点から乾燥子実体が望ましい。また、菌糸体は炭素
源および窒素源を含む培地で種菌を培養して得られる生
あるいは乾燥菌糸体を利用できる。乾燥したものが簡便
である。
【0011】ハタケシメジ抽出物を得るに先立ち、ハタ
ケシメジの組織を破壊処理することが好適である。これ
によって効率よく抽出することが出来る。ハタケシメジ
の組織を破壊する手段としては、ビーズミル、ワーリン
グブレンダー、ホモジナイザー等の各種粉砕混合機によ
る粉砕処理、爆砕機等による衝撃破砕処理、凍結処理、
超音波処理等の物理的処理、水酸化ナトリウム等の水溶
液によるアルカリ処理、セルラーゼやペクチナーゼ等の
細胞壁分解作用のある酵素による処理、浸透圧処理等の
化学的処理があり、これらを単独であるいは適宜に組み
合わせて行うことができる。これらの組織破壊処理のう
ち、ハタケシメジの子実体を原料とした場合は粉砕処理
または酵素処理が、また菌糸体を原料とした場合は酵素
処理が好適である。
【0012】酵素処理では、公知の細胞壁分解酵素ある
いは多糖分解酵素を利用でき、セルラーゼ、ヘミセルラ
ーゼ、キチナーゼ、α−およびβ−グルクロニダーゼ、
ペクチナーゼ、キシラナーゼ、α−およびβ−グルカナ
ーゼ等のうちの1種または2種以上を用いることができ
る。ハタケシメジを酵素処理するには、適宜に細断ある
いは粉砕処理を施したハタケシメジに前記酵素を水溶液
として加え、振とうあるいは撹拌すればよい。
【0013】本発明のハタケシメジ抽出物を得るために
は、前述のように組織を破壊処理したハタケシメジに、
水、アルコール等の抽出溶媒を加え適宜攪拌し、抽出処
理すればよい。ここで、抽出溶媒としてアルコールを用
いる場合は、低級一価アルコールが望ましく特にメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等が好適である。
また、抽出操作は常圧下、常温下で行ってもよいが、1
〜5気圧、60〜150℃の加圧、加熱下で抽出するこ
とが好適である。具体的には熱水抽出した後、遠心分離
や減圧濾過により抽出液と残渣に分離し、残渣をエタノ
ール水溶液で抽出し、先の熱水抽出液と混合することが
好ましい。熱水抽出による回収率は、乾燥粉末に対し、
固形分で60%程度である。
【0014】なお、抽出残渣に対して前記と同様の条件
下で再抽出処理を行い、この抽出操作を数回繰り返して
もよい。このようにして得られる各抽出液を合わせ、減
圧濃縮、殺菌、フリーズドライ、スプレードライ等の処
理に供して抽出溶媒を除去し、ハタケシメジ抽出物を得
ることができる。
【0015】本発明の疾患治療予防用組成物、高血圧治
療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治
療予防用組成物は、ハタケシメジ抽出物以外に、本発明
の趣旨に反しない公知の賦形剤や添加剤を必要に応じて
適宜加えることができる。
【0016】本発明の疾患治療予防用組成物、高血圧治
療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治
療予防用組成物は、常法により加工して錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、液剤等の製剤とすることができる。
散剤、顆粒剤とする場合、そのまま又は変質を防ぎ、ま
た調剤及び服用に便利にするため、無害で薬効に変化を
与えないような賦形剤、結合剤、崩壊剤等を加え、適当
な方法で粉末状、又は顆粒状とする。また、必要に応じ
て着色剤、芳香剤、矯味剤等を加えたり、適当なコーテ
ィング剤等で剤皮を施すこともできる。
【0017】本発明の疾患治療予防用組成物、高血圧治
療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治
療予防用組成物は経口投与して、高血圧疾患、高脂血症
及び肥満等の発症予防あるいは治療のために適用する。
摂取量は症状により異なり特に限定されないが、成人
(体重60kg)1日当たりハタケシメジ乾燥粉末に換
算して1〜15g、特に6〜9gであることが好適であ
る。1gより少ないと所望の効果を奏することが難しく
なり、15gを越えて摂取してもさらなる効果は認めら
れない場合がある。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。1.高血圧改善剤 (1)試験ラットの飼育、及び被験薬の投与方法 予備飼育(6〜7週齢) 日本チャールスリバー(株)より購入した6週齢の雄性
自然発症高血圧ラット(SHR)、及び正常血圧のウィ
スター京都ラット(WKY)を、室温22±1℃、湿度
60±10%に調節された飼育室において、白色蛍光灯
で1日12時間(7〜19時明期)の光調節を行い、飼
料及び水道水を自由摂取させ1週間予備飼育した。予備
飼育後、各個体の体重測定及び糖負荷試験を行い、1群
8頭とし、体重の平均値がほぼ等しくなるようにSHR
ラットをA〜D群に、WKYラットをE〜F群に分類し
た。
【0019】ハタケシメジ抽出液の抽出方法 ハタケシメジ(株名:GLD−17及びGLD−21)
子実体の乾燥物を図1の方法にて処理して得たGLDX
ハタケシメジを使用した。抽出物には賦形剤が50%添
加されているため、賦形剤を除く質量をハタケシメジ純
抽出物量として600mlの滅菌水にそれぞれ3、6、
9g溶解して使用した。以下、それぞれを3g抽出物、
6g抽出物、9g抽出物という。
【0020】被験薬投与方法(8〜18週齢) 下記の要領で、各群のラットに被験薬投与を行い、8週
齢からさらに10週間、18週齢まで飼育した。飼料と
水道水を各群とも自由摂取させた。飼育室の環境は、温
度22±1℃、湿度60±10%、白色蛍光灯で1日1
2時間の採光下(7〜19時明期)とした。各被験薬は
すべて経口投与とし、毎日午前10時より施行し、抽出
液飲用後は滅菌水を自由摂取させた。
【0021】A群:SHRラット(無投与群) 1日に体重1kg当たり滅菌水道水10mlを投与す
る。 B群:SHRラット(3g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記3g抽出物10mlを投与
する。 C群:SHRラット(6g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記6g抽出物10mlを投与
する。 D群:SHRラット(9g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記9g抽出物10mlを投与
する。 E群:WKYラット(無投与群) 1日に体重1kg当たり滅菌水道水10mlを投与す
る。 F群:WKYラット(6g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記6g抽出物10mlを投与
する。
【0022】(2)結果 血圧検査 血圧検査は週1回、被験薬投与前に行った。結果を表1
に示す。
【0023】
【表1】 A群 B群 C群 D群 E群 F群 6週齢 144±10 145±7 141±7 145±9 134±7 138±10 7週齢 154±9 158±9 161±13 156±4 139±10 134±3 8週齢 169±12 164±12 169±10 171±12 133±7 140±7 9週齢 181±7 179±10 176±9 173±11 141±8 145±3 10週齢 190±8 168±11 187±13 181±9 143±7 137±9 11週齢 197±6 198±12 194±8 192±6 136±7 139±8 12週齢 205±10 209±10 206±7 195±11 144±9 142±7 13週齢 203±14 194±7 211±13 201±13 151±6 146±7 14週齢 210±13 206±11 207±6 207±9 134±9 138±9 15週齢 209±8 211±9 205±9 191±8 150±13 143±6 16週齢 218±11 214±7 201±13 193±10 146±9 134±6 17週齢 224±14 229±8 206±9 189±13 137±12 140±9 18週齢 217±13 213±10 203±10 190±11 141±15 143±5
【0024】表1より、SHRラット(A〜D群)はW
KYラット(E〜F群)と比較して、血圧値が高かった
が、SHRラット無投与群(A群)と比較して、投与群
(B〜D群)では9週齢当たりから血圧上昇の抑制が見
られ、特に6g投与群(C群)では14週齢、9g投与
群(D群)では15週齢から、血圧の降下が確認され
た。血圧上昇の抑制効果は、用量が多い群ほど高かっ
た。また、元々正常血圧であるWKYラットにおいて
は、血圧の降下(異常)は確認されなかった。よって、
抽出物を投与することにより、用量依存的に高血圧治療
効果があることがわかった。また、正常血圧である場合
には血圧降下作用を示さないことから、従来の高血圧治
療薬のように単に血圧を下げるのではなく、血圧を正常
値に近づける効果があり、より安全に服用できることが
わかる。
【0025】血液検査 実験最終日の前日に全ラットを絶食させ、翌日に深麻酔
(ネンブタール,45mg/kg,i.p.)し、左心室から20G採
血針で可能な限り採血を行った。採取した血液を用い
て、下記の項目において生化学的検査(自動化学分析装
置:Auto Lab, Radio lmmuno Assay 法)を行った。得
られた成績は、群間比較をWilcoxon U-testで解析し、
1%以内の危険率を持って有意差があると判定した(p
<0.05)。なお、すべての値は平均値と標準誤差値
で表示した。結果を表2に示す。
【0026】
【表2】 A群 B群 C群 D群 E群 F群 総タンパク(g/dl) 6.3±0.3 6.2±0.4 6.1±0.2 7.1±0.3 7.3±0.4 7.1±0.3 アルブミン(g/dl) 3.8±0.3 3.7±0.2 3.7±0.3 3.4±0.2 3.2±0.5 3.3±0.2 A/G比 1.52±0.19 1.57±0.24 1.59±0.31 2.13±0.22 2.5±0.3 2.3±0.6 尿素窒素(mg/dl) 21.5±1.8 20.8±2.1 20.5±0.9 17.4±0.4 14.7±1.3 14.9±0.7 クレアチニン(mg/dl) 0.63±0.2 0.60±0.0 0.61±0.3 0.52±0.1 0.50±0.0 0.52±0.2 尿酸(mg/dl) 2.7±0.3 2.6±0.1 2.7±0.2 2.4±0.3 2.1±0.2 2.2±0.3 総コレステロール(mg/dl) 49.5±3.8 52.8±6.1 57.4±2.7 60.2±1.9 59.4±4.2 58.7±3.1 遊離コレステロール(mg/dl) 6±1 7±2 7±1 6±2 7±2 7±1 HDL−Cho(mg/dl) 37±4 36±2 39±2 47±4 51±3 49±4 LDL−Cho(mg/dl) 9±2 7±2 6±1 5±1 5±2 5±1 βリポタンパク(mg/dl) 35±4 33±3 38±2 32±2 30±3 30±4 中性脂肪(mg/dl) 39±5 40±3 37±4 36±3 32±4 30±3 白血球数 (103個/μl) 4.1±0.5 4.2±0.4 5.0±0.2 5.8±0.3 6.1±0.5 6.2±0.4
【0027】表2より、SHRラット(A〜D群)はW
KYラット(E〜F群)と比較して、A/G比、尿素窒
素、尿酸、中性脂肪の値が高く、総コレステロール、H
DL−cho、βリポタンパク、白血球数の値が低いこ
とがわかった。しかしながら、SHRラット無投与群
(A群)と比較して、投与群(B〜D群)では各項目に
おいて改善が見られ、特に9g投与群(D群)では、著
明な改善・防止効果が確認された。
【0028】総コレステロール、遊離コレステロール、
HDL−cho、LDL−cho コレステロールは、生体細胞膜の構成成分として細胞の
形態・機能の維持およびステロイドホルモン、胆汁酸の
前駆物質として必須の成分である。血液中コレステロー
ルの70%はエステル型で、残りが遊離型として存在する
が、その和を総コレステロールと呼んでいる。遊離コレ
ステロールは、血中に存在している総コレステロールの
一部であり、Tchoの約70%がエステル型、残りの約30%
がFchoとして存在する。 Fchoを測定することで、脂質
代謝異常をきたす疾患の推測ができる。またコレステロ
ールは、善玉コレステロール(HDL−Cho)と、悪
玉コレステロール(LDL−Cho)とに分けられる。
LDL−Choは動脈硬化を促進し、HDL−Choは
血管壁に付着したLDL−Choを取り除く働きをす
る。 よって、これらを測定することにより、脂質代謝
異常をきたす疾患の推測ができる。
【0029】A群と比較して、B〜D群では用量依存的
にHDL−Choの上昇、及びLDL−Choの低下が
見られ、E群の値に近づいた。一方、正常ラットである
場合には抽出液投与により、これらの値には目立った変
化(異常)を示さなかった。よって、高血圧治療効果に
伴い、脂質代謝異常の改善効果を有することが推察され
る。
【0030】A/G比、尿素窒素、クレアチニン、白血
球数 A/G比は、血漿蛋白であるアルブミン(Alb)と総グ
ロブリン(Glob)の比率であり、 その値はAlbとGlobの
相対的変動に依存する。 A/G比は体内の蛋白質代謝
の指標として利用されるが、臨床的に問題となるのは、
A/G比の低下であり、A/G比を知ることで全身の
一般状態を推測できる。A群と比較して、B〜D群では
用量依存的にA/G比が上昇する傾向が見られた。一
方、正常ラットである場合には抽出液投与により、これ
らの値には目立った変化(異常)を示さなかった。
【0031】尿素窒素は、蛋白の最終代謝産物である尿
素中の窒素のことである。 尿素は肝で尿素サイクルを
経て生成する窒素成分で、血中に放出され腎臓から排泄
される。 尿素窒素値は、食品として摂取される蛋白お
よび異化蛋白量と腎臓での排泄量に支配されており、肝
・腎機能の指標となる。A群と比較して、B〜D群では
用量依存的に尿素窒素値が低下する傾向が見られた。一
方、正常ラットである場合には抽出液投与により、これ
らの値には目立った変化(異常)を示さなかった。
【0032】クレアチニンは、血中非蛋白性窒素化合物
の1つである。 尿素や尿酸などと同様に腎を介して尿
中に排泄される。 クレアチニンの測定は、腎機能の指
標に用いられる。A群と比較して、B〜D群ではクレア
チニン値が低下する傾向が見られた。一方、正常ラット
である場合には抽出液投与により、これらの値には目立
った変化(異常)を示さなかった。
【0033】また、白血球数はA群と比較して、B〜D
群では用量依存的に上昇が見られた。一方、正常ラット
である場合には抽出液投与により、白血球数には目立っ
た変化(異常)を示さなかった。よって、これらのパラ
メーターの改善効果は高血圧治療効果の強い群と密接な
関連を有することが推察される。
【0034】また、抽出液投与によって、総タンパク、
アルブミン、尿酸、βリポタンパク、中性脂肪等には異
常をきたすことはなかった。よって血液検査から、ハタ
ケシメジ抽出物を投与により血圧降下作用を示しても、
血液成分には異常をきたさないことが確認された。
【0035】2.高脂血症改善剤・肥満抑制剤 Zuckerラットの遺伝形式は常染色体性の単純劣性遺伝様
式を取り、病因遺伝子(fa遺伝子)をホモに持つ個体
(fa/fa)のみが肥満を呈し(Zucker-fattyラット:(ZU
C)-fa/fa)、ヘテロ接合体(fa/+)及び野生型(+/+)
は肥満を呈さない(Zucker-leanラット:(ZUC)-lea
n)。Zucker-fattyラットは、生後4週齢頃より体重増
加及び外観によって肥満状態が認められ、10週齢頃ま
でに急速に肥満が進行し、その後も徐々に進行する。さ
らに高脂血症、高インシュリン血症、高レプチン血症及
び耐糖性の異常を示すことが知られている。このZucker
-fattyラット及び比較としてZucker-leanラットを使用
し、高脂血症改善効果及び肥満抑制効果について試験を
行った。
【0036】(1)試験ラットの飼育、及び被験薬の投
与方法 予備飼育(5〜6週齢) 日本チャールスリバー(株)より購入した5週齢の雄性
Zucker fattyラット、及び雄性Zucker-leanラットを、
室温22±1℃、湿度60±10%に調節された飼育室
において、白色蛍光灯で1日12時間(7〜19時明
期)の光調節を行い、飼料及び水道水を自由摂取させ1
週間予備飼育した。予備飼育後、各個体の体重測定及び
糖負荷試験を行い、1群8頭とし、体重の平均値がほぼ
等しくなるようにZucker fattyラットをG〜J群に、Zu
cker-leanラットをK〜L群に分類した。
【0037】ハタケシメジ抽出液の抽出方法 ハタケシメジ(株名:GLD−17及びGLD−21)
子実体の乾燥物を図1の方法にて処理して得たGLDX
ハタケシメジを使用した。抽出物には賦形剤が50%添
加されているため、賦形剤を除く質量をハタケシメジ純
抽出物量として600mlの滅菌水にそれぞれ3、6、
9g溶解して使用した。以下、それぞれを3g抽出物、
6g抽出物、9g抽出物という。
【0038】被験薬投与方法(6〜16週齢) 下記の要領で、各群のラットに被験薬投与を行い、さら
に10週間、16週齢まで飼育した。飼料と水道水を各
群とも自由摂取させた。飼育室の環境は、温度22±1
℃、湿度60±10%、白色蛍光灯で1日12時間の採
光下(7〜19時明期)とした。各被験薬はすべて経口
投与とし、毎日午前10時より施行し、抽出液飲用後は
滅菌水を自由摂取させた。
【0039】G群:Zucker-fattyラット(無投与群) 1日に体重1kg当たり滅菌水道水10mlを投与す
る。 H群:Zucker-fattyラット(3g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記3g抽出物10mlを投与
する。 I群:Zucker-fattyラット(6g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記6g抽出物10mlを投与
する。 J群:Zucker-fattyラット(9g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記9g抽出物10mlを投与
する。 K群:Zucker-leanラット(無投与群) 1日に体重1kg当たり滅菌水道水10mlを投与す
る。 L群:Zucker-leanラット(6g抽出物投与群) 1日に体重1kg当たり前記6g抽出物10mlを投与
する。
【0040】(2)結果 体重変動 体重測定は週1回、被験薬投与前に行った。各群ラット
の体重の平均値を求めた。結果を表3に示す。
【表3】 G群 H群 I群 J群 K群 L群 5週齢 131.8 133.6 131.4 132.7 121.8 125.4 6週齢 201.7 205.4 192.8 187.9 155.8 149.6 7週齢 269.4 257.8 261.7 261.4 196.4 189.3 8週齢 312.5 316.2 316.9 319.3 247.8 236.7 9週齢 379.6 373.8 372.4 363.8 281.4 280.5 10週齢 425.8 420.5 413.8 401.2 308.5 302.4 11週齢 467.1 456.9 445.6 435.9 330.8 319.6 12週齢 498.4 487.8 481.3 468.6 354.8 336.9 13週齢 536.7 531.2 516.7 501.8 387.4 371.6 14週齢 576.7 580.1 558.9 541.3 409.1 396.4 15週齢 617.3 614.6 590.3 579.3 432.4 420.8 16週齢 628.4 624.3 605.6 583.8 449.8 430.1
【0041】表3より、Zucker-fattyラット(G〜J
群)はZucker-leanラット(K〜L群)と比較して、体
重の増加が激しかったが、Zucker-fattyラット無投与群
(G群)と比較して、投与群(H〜J群)では10週齢
当たりから体重増加の抑制が見られた。体重増加の抑制
効果は、用量が多い群ほど高かった。また、元々正常体
重であるZucker-leanラットにおいても、正常な範囲内
での体重増加の抑制効果が確認された。よって、抽出物
を投与することにより、用量依存的に肥満を抑制する効
果が見られ、正常な人に対しても、脂肪沈着抑制効果が
あることがわかった。
【0042】血液検査 実験最終日の前日に全ラットを絶食させ、翌日に深麻酔
(ネンブタール,45mg/kg,i.p.)し、左心室から20G採
血針で可能な限り採血を行った。採取した血液を用い
て、下記の項目において生化学的検査(自動化学分析装
置:Auto Lab, Radio lmmuno Assay 法)を行った。得
られた成績は、群間比較をWilcoxon U-testで解析し、
1%以内の危険率を持って有意な差があると判定した
(p<0.05)。なお、すべての値は平均値と標準誤
差値で表示した。結果を表4に示す。
【0043】
【表4】 G群 H群 I群 J群 K群 L群 総タンパク(g/dl) 5.9±0.6 5.7±0.8 6.1±0.4 6.4±0.8 5.9±0.4 6.2±0.2 アルブミン(g/dl) 3.8±0.2 3.3±0.4 4.0±0.5 4.0±0.3 3.6±0.2 3.4±0.3 A/G比 1.66±0.15 1.70±0.33 1.60±0.31 1.62±0.21 1.57±0.18 1.73±0.24 尿素窒素(mg/dl) 23±2 27±4 15±3 16±2 19±2 14±1 クレアチニン(mg/dl) 0.5±0.1 0.6±0.3 0.6±0.1 0.8±0.2 0.9±0.1 0.9±0.2 尿酸(mg/dl) 1.8±0.4 2.1±0.5 2.9±0.4 3.2±0.9 3.3±0.9 3.6±1.2 総コレステロール(mg/dl) 142±19 138±14 120±14 121±9 79±11 74±10 遊離コレステロール(mg/dl) 38±6 27±6 33±4 24±4 29±8 31±6 HDL−Cho(mg/dl) 49±5 47±11 70±10 72±7 59±7 61±4 LDL−Cho(mg/dl) 6±1 7±2 8±2 7±3 7±1 7±3 βリポタンパク(mg/dl) 672±34 627±46 424±70 348±61 108±21 103±14 中性脂肪(mg/dl) 653±56 578±67 308±51 329±45 58±14 58±19 遊離脂肪酸(mEg/l) 2.07±0.07 2.18±0.54 2.48±0.43 2.74±0.56 2.57±0.30 2.95±0.44 リン脂質(mg/dl) 295±36 290±29 207±46 236±29 102±12 109±6 総脂質(mg/dl) 1152±79 1091±54 749±59 728±49 270±20 227±14 AST(GOT)(IU/l) 746±59 594±72 498±94 538±54 402±79 497±72 AST(GPT)(IU/l) 287±47 276±58 178±40 149±55 196±29 181±43 インスリン(mg/dl) 24.9±7.1 25.4±8.3 22.6±7.3 21.3±6.2 0.9±0.2 0.8±0.1
【0044】表4より、Zucker-fattyラット(G〜J
群)はZucker-leanラット(K〜L群)と比較して、尿
素窒素、総コレステロール、遊離コレステロール、βリ
ポタンパク、中性脂肪、総脂質、リン脂質、AST(G
OT)、AST(GPT)、インスリンの値が高く、ク
レアチニン、尿酸、HDL−cho、遊離脂肪酸の値が
低いことがわかった。しかしながら、Zucker-fattyラッ
ト無投与群(G群)と比較して、投与群(H〜J群)で
は各項目において改善が見られ、特に9g投与群(J
群)では、著明な改善効果が確認された。
【0045】中性脂肪、遊離脂肪酸、総脂質、リン脂質 中性脂肪は、蛋白と結合して水溶性のリポ蛋白として存
在する。 中性脂肪の測定は、脂質代謝異常をきたす疾
患の診断、予後の判定などの指標として実施される。
【0046】遊離脂肪酸は、大部分が脂肪組織に蓄積さ
れた中性脂肪が分解され血中に放出されたもので、 ア
ルブミンと結合し循環している。 遊離脂肪酸は心筋、
骨格筋、腎などの主要臓器で燃焼され、末梢組織でエネ
ルギー源として利用される。血中遊離脂肪酸は脂肪組織
の動員異常や末梢組織での摂取状態を反映するため、糖
・脂質代謝異常・ホルモン・神経内分泌異常の指標とな
る。
【0047】リン脂質は、生体内において、細胞膜の構
成成分として膜の透過性の維持に関与している。 血液
中のリン脂質は、主に肝臓で合成され、リポ蛋白の表層
成分として血中に分泌される。
【0048】総脂質とは、血中の脂質成分である総コレ
ステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸、 リン脂質等の総
和である。総脂質の測定は、脂質代謝を総括的に把握す
るのに重要である。
【0049】G群と比較して、H〜J群では用量依存的
に中性脂肪、総脂質の低下、及び遊離脂肪酸の上昇が見
られた。これは、脂肪組織に蓄積された中性脂肪が分解
され血中に放出されたことを表す。また、細胞膜の構成
成分として重要であるリン脂質はそれほど低下すること
がなかった。また、Zucker-leanラット(正常なラッ
ト)においても、リン脂質が低下することなく、総脂質
の低下、及び遊離脂肪酸の上昇が見られた。よって、肥
満抑制効果に伴い、脂質代謝の改善も見られることが確
認され、この改善効果は、肥満でない通常の場合でも認
められることがわかった。
【0050】総コレステロール、遊離コレステロール、
HDL−cho、LDL−cho 前述のようにコレステロール値を測定することにより、
脂質代謝異常をきたす疾患の推測ができる。G群と比較
して、H〜J群では用量依存的に総コレステロール、遊
離コレステロールが低下したのに対し、HDL−Cho
の上昇が見られた。よって、コレステロール値において
も肥満抑制効果に伴い、脂質代謝の改善が確認された。
【0051】βリポタンパク βリポタンパクは、 電気泳動法によりβ位に泳動され
るリポ蛋白の総称である。 主な機能はコレステロール
を肝臓から各臓器に移送することである。βリポタンパ
クの測定は、高リポタンパク白血症などの脂質代謝異常
疾患の指標とされる。G群と比較して、H〜J群では用
量依存的にβリポタンパク値の低下が見られた。よっ
て、βリポタンパク値においても肥満抑制効果に伴い、
脂質代謝異常の改善も見られることが確認された。
【0052】尿素窒素、クレアチニン、尿酸、AST
(GOT、GPT) 前述のように、尿素窒素は肝・腎機能の指標、クレアチ
ニンは腎機能の指標に用いられる。尿酸は肝臓、筋肉、
骨髄で生成される核酸構成成分であるプリン体の最終代
謝産物である。 尿酸は組織で分解され、少量は胆汁・
腸に、大部分は尿中に排泄される。 尿酸の測定は、プ
リン代謝異常の指標、腎臓における尿酸排泄異常の診断
に利用される。
【0053】GOTは、心臓と肝臓に多く分布し、細胞
膜の透過性亢進、細胞破壊によって血中に遊出してくる
逸脱酵素である。 臓器・組織が何らかの機転によって
傷害されたような場合に、血中の酵素活性値が上昇す
る。GPTは、比較的臓器特異性が高く、肝臓・腎臓に
多量に含まれている逸脱酵素であり、細胞膜の透過性亢
進あるいは細胞破壊によって遊出してくる。GPTを多
量に含んでいる組織、すなわち肝臓などの障害で血中の
活性値が上昇する。GOT、GPT測定は、肝組織の障
害を推測する指標となる。
【0054】G群と比較して、H〜J群では用量依存的
に尿酸窒素、GOT、GPT値の低下、及び、クレアチ
ニン、尿酸値の上昇が見られた。よって、肥満抑制効果
に伴い、肝・腎機能の改善も見られることが確認され
た。
【0055】また、抽出液投与によって、総タンパク、
アルブミン、A/G比、インスリン値等には異常をきた
すことはなかった。よって血液検査から、ハタケシメジ
抽出物を投与により高脂血症改善効果、肥満抑制効果が
見られることが確認された。また、それに伴い血液成分
が改善され、また正常な値については異常をきたさない
ことも確認された。
【0056】次に本発明の疾患治療予防用組成物におけ
るヒト臨床検査について説明する。36歳、40歳、4
1歳の3人の男性にハタケシメジ(株名:GLD−17
及びGLD−21)子実体の乾燥物を図1の方法にて処
理して得たGLDXハタケシメジを1日2.5gずつ服
用してもらい、飲用前、飲用1ヶ月後、飲用3ヶ月後に
それぞれ血液検査を行った。結果を表5に示す。
【0057】
【表5】 飲用前 飲用1ヶ月後 飲用3ヶ月後 総コレステロール(mg/dl) 36歳 273 245 219 40歳 245 255 236 41歳 281 240 218 HDL-コレステロール(mg/dl) 36歳 41 39 43 40歳 47 53 52 41歳 50 48 61 中性脂肪(mg/dl) 36歳 272 250 136 40歳 196 164 158 41歳 206 149 134 β-リホ゜タンハ゜ク(mg/dl) 36歳 601 486 434 40歳 556 396 408 41歳 483 461 349
【0058】表5よりハタケシメジ乾燥粉末を服用する
ことにより、HDL−コレステロールは増加し、中性脂
肪、β−リポタンパクは減少する傾向にあることがわか
る。よって、ハタケシメジはヒトに対しても脂質代謝異
常の改善作用を持つことが確認された。また、服用によ
って、下痢、嘔吐、排尿異常等の副作用は一切起こらな
かった。
【0059】実施例1 疾患治療予防用組成物 ハタケシメジ乾燥粉末100gと滅菌水1Lを三角フラ
スコに加え、100℃の湯浴中で1時間抽出後、室温ま
で放冷した。減圧濾過により第一濾液と残渣とに分離す
る。残渣に滅菌水500mLを加え、100℃の湯浴中
で1時間抽出後、室温まで放冷し、減圧濾過により第二
濾液と残渣とに分離する。第一濾液と第二濾液を混合
し、60℃にて減圧濃縮する。さらに、100℃で10
分殺菌後、固形分50%となるまで60℃にて濃縮す
る。固形分に対して、50%の賦形剤を添加し、加熱溶
解、スプレードライ法にて粉末化する。60メッシュの
ふるいにかけ、押出し造粒法にて顆粒化し、2.5gづ
つスティック包装する(図1)。
【0060】
【発明の効果】本発明にかかるハタケシメジ株を主成分
と疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、高
脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物によ
れば、副作用を生じる可能性が低く、且つ優れた効果を
持つ疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、
高脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる疾患治療予防用組成物、高血圧
治療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満
治療予防用組成物の製造方法のフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/12 A61P 9/12 Fターム(参考) 4B018 LE05 MD82 ME01 ME04 MF01 MF06 4C076 AA29 BB01 CC11 CC14 CC21 4C088 AA08 AC17 BA05 CA05 MA43 NA14 ZA42 ZA51 ZA70 ZC33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハタケシメジ株乾燥物又は抽出物を含む
    疾患治療予防用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物において、ハタ
    ケシメジ株乾燥粉末の熱水抽出物を主成分とすることを
    特徴とする疾患治療予防用組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の組成物において、熱水
    抽出物を濃縮し、賦形剤を加え、粉末化することを特徴
    とする疾患治療予防用組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の組成物において、疾患が
    高血圧であることを特徴とする高血圧治療予防用組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の組成物において、疾患が
    肥満であることを特徴とする肥満治療予防用組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3の組成物において、疾患が
    高脂血症であることを特徴とする高脂血症治療予防用組
    成物。
JP2001267431A 2001-09-04 2001-09-04 疾患治療予防用組成物、高血圧治療予防用組成物、高脂血症治療予防用組成物及び肥満治療予防用組成物 Pending JP2003073299A (ja)

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