JP2003072780A - 易注出性包装容器 - Google Patents
易注出性包装容器Info
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- JP2003072780A JP2003072780A JP2001264141A JP2001264141A JP2003072780A JP 2003072780 A JP2003072780 A JP 2003072780A JP 2001264141 A JP2001264141 A JP 2001264141A JP 2001264141 A JP2001264141 A JP 2001264141A JP 2003072780 A JP2003072780 A JP 2003072780A
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Abstract
装容器において、利手に関係なく同じアクションで内容
物を注ぎだすことを可能にし、更に大幅な機械改造を必
要とせずに低コストで易注出性に優れた包装容器を提供
すること。 【解決手段】合成樹脂フィルムからなり、上縁部、両側
縁部、底縁部に各シール部を有し、隅角部(3)に設け
られた切欠部(5)を斜め方向に引き裂くことで注ぎ口
部(6)を形成させる易注出性包装容器において、上縁
シール部(1)と両側縁シール部(2)の全部又は一部
は、中央が幅広に形成され中央より端縁に向けて先細る
穏やかなカーブ形状を有する。
Description
いはトイレタリー品等の液体や粉体や粘調体を収納し、
切欠部からの引き裂きにより開口する易注出性包装容器
に関するものであり、シール形状を少し変形させること
だけで、利手に関係なく使用できる易注出性包装容器に
関する。
の内容物を収容するものとして、高分子フィルムをベー
スとし、最内層がシーラント層よりなる複合または積層
包装材を用いて縁部をシールした包装袋が知られ、その
開封はノッチのような切欠部を起点として袋の非接着部
を切り裂くことにより、ある一方向に先細りの注出部が
現れ、そこから注ぐような包装容器が使用されている。
容物の注出に際し、フィルム同士が密着する閉塞という
現象が起き、内容物が出しにくい問題があり、内容物を
出すために強い力を容器に与えなければならなかった。
その際に、内容物が漏れたり、飛散したりするという問
題があった。
存在する包装容器が多く、利手の違いによっては切欠部
から引裂いた後に、包装容器を180度反転させた後に
使用するという、ワンアクション多く必要とするものが
存在する。
異な形状を用いたものや、エンボス(フィルムを部分的
に引き延ばして膨らませ内部に空洞を作る)を施すこと
で閉塞を防止したり、内部にプラスチック性の成形物を
つけることで閉塞を防止したりする方法がある。
ード面の大幅な改良が必要であったり、製造工程が増え
ること、または余計なパーツが増えることでコストの上
昇が起ったり、内容物の粘度に制限があったりと多くの
問題があった。
従来技術の問題点を改善するものであり、その課題とす
るところは、液体や粉体などを収納する周縁がシールさ
れた包装容器において、利手に関係なく同じアクション
で内容物を注ぎ出すことを可能にし、更に大幅な機械改
造を必要とせずに、低コストで易注出性に優れた包装容
器を提供することにある。
を達成するために、まず請求項1の発明では、合成樹脂
フィルムからなり、上縁部、両側縁部、底縁部に各シー
ル部を有し、隅角部に設けられた切欠部を斜め方向に引
き裂くことで注ぎ口部を形成させる易注出性包装容器に
おいて、前記上縁シール部と両側縁シール部の全部又は
一部は、中央が幅広に形成され、中央より端縁に向けて
先細る穏やかなカーブ形状を有することを特徴とする易
注出性包装容器である。
やかな左右対称の凹カーブ形状を施した場合にのみ、左
右頭角部に同様の形状の注ぎ口が形成され、利手に関係
なく同じアクションでノッチなどの切欠部から引裂き内
容物を注ぐことができる易注出性包装容器を提供でき
る。
に緩やかな凹カーブ形状を施したので、内容物を注ぐ際
に包装袋の膨らみに連動し、注ぎ口の上端部が内側に入
り込むような力が起るために口元部の閉塞を防止でき、
かつ詰替え用途に関してはボトルなどに差込みやすい注
ぎ口形状をなす易注出性包装容器を提供できる(図2参
照)。
にも緩やかなカーブ形状を施したので、上に記載の同様
の原理で更なる閉塞性が防止でき、差込む際にも更なる
効果がみられることを特徴とした易注出性包装容器であ
る。
て、前記注ぎ口部を形成させる隅角部の側縁シール部の
接線と上縁シール部の接線とのなす角度(α)が、45
°以上90°未満であることを特徴とする易注出性包装
容器である。
部を形成させる隅角部の側縁シール部の接線と上縁シー
ル部の接線とのなす角度(α)を45度以上90度未満
とすることで、あらゆる粘度に対応した詰替え容器を提
供できる。角度(α)が45度未満では注ぐ際に液だま
り部(8)ができ、容器内に内容物の残留が見られるた
めに適当ではない(図3参照)。また、角度(α)が9
0度以上となると、前記記載の原理で内側に入り込む力
が働かないため閉塞する要因となり、注出性の観点から
好ましくないものとなる。
いて詳しく説明する。本発明は、例えば、図1の正面概
略図に示すように、合成樹脂フィルムからなり、上縁部
(1)、両側縁部(2)、底縁部(4)に各シール部を
有し、隅角部(3)に設けられた切欠部(5)を斜め方
向に引き裂くことで注ぎ口部(6)を形成させる易注出
性包装容器(10)において、前記上縁シール部(1)
と両側縁シール部(2)の全部又は一部は、中央が幅広
に形成され、中央より端縁に向けて先細る穏やかなカー
ブ形状を有するものである。
ル部(2)に設ける、中央が幅広に形成され中央より端
縁に向けて先細る穏やかなカーブ形状を有するシール部
は、意図的につけたものであり、印刷などにより明確に
した方が消費者にとって望ましい。
チ、U型ノッチどれでもよく、利手に左右されることな
いために、ノッチは左右二個所ずつ設けることが望まし
い。
容器(7)への差込みを考えると小さければ小さいほど
望ましいが、充填後、上端部をシールした後、積み込み
及び輸送工程において圧力による容器の破袋や、内容物
の漏れを考慮すると、シール幅は2mm以上あるのが望
ましい。
のシールを施した場合、注ぎ口部が2つ現れるために、
万が一両方とも引裂いて注ぐと、内容物が他の一方から
こぼれる可能性がある。そのために、印刷などによりど
ちらか片方だけ引裂いて、詰替えなどの作業を行うこと
を明示することが、消費者にとって望ましい。
の上部隅角部に設けたもの以外に、注ぎ口部を1つの上
部隅角部に設けた形状としても良い。
示す効果がある。即ち、包装容器のシール上縁部、更に
側縁上部に緩やかな凹形状シールを施すことで、二つの
注ぎ口部が形成され、どちらか一方のノッチなどの切欠
部をきっかけに引裂くことで、左右の利手に束縛される
ことなくワンアクションで内容物を詰替えることがで
き、かつそのシール形状により注ぐ際の包材の膨らみに
よる注ぎ口部の閉塞を防止できる易注出性包装容器を提
供できる。
変えるだけなので、既存の包材を流用できるメリットが
あり、更に充填後のシール形状を変更するだけなので、
大幅な設備改造を必要とせずに行える利点も兼備えてい
る。
因)により、あらゆる粘度の内容物に対応することがで
きる。
正面概略図である。
す、要部説明図である。
生する状況を示す、説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】合成樹脂フィルムからなり、上縁部、両側
縁部、底縁部に各シール部を有し、隅角部に設けられた
切欠部を斜め方向に引き裂くことで注ぎ口部を形成させ
る易注出性包装容器において、前記上縁シール部と両側
縁シール部の全部又は一部は、中央が幅広に形成され、
中央より端縁に向けて先細る穏やかなカーブ形状を有す
ることを特徴とする易注出性包装容器。 - 【請求項2】前記注ぎ口部を形成させる隅角部の側縁シ
ール部の接線と上縁シール部の接線とのなす角度(α)
が、45°以上90°未満であることを特徴とする請求
項1記載の易注出性包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264141A JP4934931B2 (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 易注出性包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001264141A JP4934931B2 (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 易注出性包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003072780A true JP2003072780A (ja) | 2003-03-12 |
JP4934931B2 JP4934931B2 (ja) | 2012-05-23 |
Family
ID=19090795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001264141A Expired - Fee Related JP4934931B2 (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 易注出性包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4934931B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264141A patent/JP4934931B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4934931B2 (ja) | 2012-05-23 |
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