JP2003072597A - 貨物自動車の煽り支持装置 - Google Patents

貨物自動車の煽り支持装置

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JP2003072597A
JP2003072597A JP2001264116A JP2001264116A JP2003072597A JP 2003072597 A JP2003072597 A JP 2003072597A JP 2001264116 A JP2001264116 A JP 2001264116A JP 2001264116 A JP2001264116 A JP 2001264116A JP 2003072597 A JP2003072597 A JP 2003072597A
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Fukutoshi Hosoya
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Hiroshi Nomura
博 野村
Hajime Kamioka
肇 上岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貨物自動車の荷台内法幅を広くする。 【解決手段】貨物自動車の荷台に枢着された側煽りを起
立状態に保持する煽り支持装置であって、荷台側部に荷
台床より下方に延びる側版部1を有し、この側版部1に
その外方から支柱板31が当接され、前記側版部1の内
方に固定具本体10を有し、前記支柱板31の外面より
内方に位置する固定部31cと、前記固定具本体10と
を連結し、前記支柱板31を前記側版部1に当接状態で
固定したことを特徴とする貨物自動車の煽り支持装置に
よって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車の煽り
を起立状態に保持するための煽り支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の貨物自動車の荷台には、煽
りといわれる可倒式の板が荷台側部と後部とに取り付け
られている。この煽りを起立状態に保持することで荷台
の積載部が升型形状となり、輸送時に積載物の落下等を
防止することが可能になる。また、荷物の積み下ろし時
や荷台よりも大きい荷物を積載して輸送するさいなどに
は煽りを倒した状態にして対処することが可能である。
【0003】比較的大きな荷物を輸送するための長尺荷
台では、側煽りの持ち上げを容易にするために側煽りを
分割して設けている。また、後ろがわの操舵輪が荷台下
方に位置する前輪二軸車なども、側煽りを倒して走行で
きるように側煽りを分割して設けている。かかる分割型
の側煽りを構成する場合には、強度保持などの観点か
ら、側煽り間にそれらを支持する側煽り支持柱を設ける
のが一般的である。
【0004】一方、貨物自動車の荷台後方に設けられる
後ろ煽りは、側煽りの外面に連結具などを設けて、これ
に連結して起立状態を保持させるか、または側煽り支持
柱と同様の構成の後ろ煽り支持柱を設けて支持するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
煽り支持柱の構成および設置位置等の煽り支持装置を詳
細に検討してみると、従来の側煽り支持柱は、荷台上に
立設されており、しかも、側煽りとの連結部や荷台への
固定部などが煽り支持柱の外面に設けられていて側煽り
の外面より突出する部分があった。また、近年では、航
空便による荷物の輸送が増加傾向にあり、非常に大きな
航空貨物用コンテナを貨物自動車で輸送する機会が増え
ているが、航空貨物用コンテナの大きさについては、国
内外の種々の規格で多少のばらつきがあり、従来の煽り
支持装置では、積載することができない規格のコンテナ
があるという問題もあった。かかる問題を解決するため
には、荷台内法幅を現在よりも20〜30mm程度広く
する必要がある。具体的な数値でいえば、通常の貨物自
動車であれば、車輌幅として規定されている2500m
mの範囲内で荷台内法幅を2450mm程度にする必要
がある。かかる荷台内法幅とするには、煽り支持柱の構
成や設置位置などの煽り支持装置を見直せば、十分に達
成できる。
【0006】そこで、本発明の主たる課題は、煽りを起
立状態で確実に保持する強度を備え、かつ、荷台内法幅
を従来よりも広くすることが可能な煽り支持装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1記載の発明は、貨物自動車の荷台に枢着された側煽
りを起立状態に保持する煽り支持装置であって、荷台側
部に荷台床より下方に延びる側版部を有し、この側版部
にその外方から支柱板が当接され、前記側版部の内方に
固定具本体を有し、前記支柱板の外面より内方に位置す
る固定部と、前記固定具本体とを連結し、前記支柱板を
前記側版部に当接状態で固定したことを特徴とする貨物
自動車の煽り支持装置である。
【0008】請求項2記載の発明は、前記側版部の外面
に上下方向に延びる回転軸を有し、前記支柱板の一方の
側部が前記回転軸に対して回動自在に軸支されている請
求項1記載の貨物自動車の煽り支持装置である。
【0009】請求項3記載の発明は、前記回転軸は、前
記側版部の外面に設けられた立設筒に差し込まれて立設
され、かつ、前記立設筒に対して着脱自在である請求項
2記載の貨物自動車の側煽り支持装置。
【0010】請求項4記載の発明は、前記立設筒は、前
記回転軸が差し込まれる立設部と前記側版部に対して支
持される基部とを有し、この基部が前記側版部の外面に
水平方向に配された回転軸に対して軸支され、前記回転
軸と支柱板とを荷台の外方に倒すことが可能に構成され
ている請求項3記載の貨物自動車の側煽り支持装置であ
る。
【0011】請求項5記載の発明は、前記側煽りの荷台
への枢着部が前記側版部の外面にあり、前記支柱板を前
記側煽りの起立面と同一面上に立設して固定した請求項
1〜4の何れか1項に記載の貨物自動車の煽り支持装置
である。
【0012】請求項6記載の発明は、前記支柱板をこれ
に隣接する起立状態の煽りの側部に荷台外方から当接す
る位置に固定し、かつ、前記支柱板と煽りとの当接部を
相欠き接ぎとした請求項1〜5の何れか1項に記載の貨
物自動車の煽り支持装置である。
【0013】請求項7記載の発明は、断面略コ字状の上
部固定用部材を有し、この上部固定用部材の溝部に前記
支持板の上部と隣接する煽りの上部とを嵌め込むととも
に、前記上部固定用部材を前記支柱板の上面に対して固
定して、側煽りと支柱板とを連結する請求項1〜6の何
れか1項に記載の貨物自動車の煽り支持装置である。
【0014】請求項8記載の発明は、支柱板間の間隙を
荷台外方から被覆する保護部材を有し、この保護部材
は、上部が前記上部固定用部材で支持され、下端が前記
側版部の外面に位置する支持部で支持されている請求項
7に記載の貨物自動車の煽り支持装置である。
【0015】請求項9記載の発明は、貨物自動車の荷台
の後部に枢着された後ろ煽りを起立状態に保持する煽り
支持装置であって、側煽りの起立線上に立設される回転
軸と、この回転軸に一方の側端が回動自在に軸支された
支柱板とを有し、前記支柱板が前記後煽りにその外方か
ら当接され、前記後ろ煽りの外面に固定具本体を有し、
前記支柱板の外面に位置する固定部と、前記固定具本体
とを荷台後方で連結し、前記支柱板を前記後ろ煽りに当
接状態で固定して後ろ煽りを支持することを特徴とする
貨物自動車の煽り支持装置である。
【0016】請求項10記載の発明は、前記支柱板が前
記回転軸の軸心周りの転回によって荷台側方に位置した
ときに連結可能となる、前記支柱板と荷台側部とを連結
して前記支柱板を荷台側部に対して固定する、連結固定
手段を有する請求項8記載の貨物自動車の煽り支持装置
である。
【0017】請求項11記載の発明は、前記回転軸は、
荷台最後部の側煽りの後端面に固着された立設筒に差し
込まれて立設され、かつ、前記立設筒に対して着脱自在
である請求項9または10に記載の貨物自動車の煽り支
持装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜9を
参照しながら以下に詳述する。なお、本発明は以下の実
施の形態に限定されるものではない。
【0019】図1は、本発明の煽り支持柱が設けられて
いる前輪二軸の貨物自動車Tの側面図である。Tpは貨
物自動車の荷台、1は荷台側部において荷台床より下方
に延びる側版部、2は側煽り、3は側煽りを支持する煽
り支持柱(以下、側煽り支持柱と記載)、4は後ろ煽
り、5は後ろ煽りを支持する煽り支持柱(以下、後ろ煽
り支持柱と記載)、である。前記側版部1の側煽り支持
柱3および後ろ煽り支持柱5の配設位置は、ガゼット1
gを形成して幅広にしてある。
【0020】(側煽り支持柱について)まず、図2〜6
を参照しながら側煽り支持柱を説明する。貨物自動車T
の荷台側部に設けられる側煽り2は、荷台側部において
荷台床より下方に延びる側版部1に回転軸1sを介して
回動自在に枢着されており、車体外方に向かって倒すこ
とが可能である。これにより、側煽り2,2が側版部1
の外面から上方に向かって立設するようになる。これに
より荷台上方の全範囲が積載空間とすることが可能にな
る。前記側煽り2は、隣接する前記側煽り支持柱3によ
って起立状態に保持される。側煽り支持柱3は、側煽り
2,2を実質的に起立状態に保持する支柱板31と前記
支柱板31を支持する回転軸32とで構成される支持柱
本体30と、側煽り2,2の上部を前記支柱板31に対
して固定する上部固定用部材33と、側煽り2,2と前
記支柱板31との間隙を保護するとともに支持柱本体3
0の強度を高める保護部材34と、を備えている。前記
上部固定用部材33および前記保護部材34は、支持柱
本体30を設けた後に、取り付ける。
【0021】ここで、前記荷台には種々の形態がある
が、本実施の形態にかかる荷台は、特に図2に示される
ように、縦根太Tおよび横根太Yとその上に配置された
床板Fと、この床板Fの側部に沿って配された床枠Fs
とで構成されている。前記床板Fおよび床枠Fsの上面
が荷台床であり、前記床枠Fsの前記荷台床から下方に
延在する部分が本実施の形態にかかる側版部1である。
【0022】図5および図6は上部固定用部材および保
護部材を取り付ける前の態様である。回転軸32は、側
版部の外面の対応する位置に固着された立設筒1Tに差
込まれて立設されている。立設筒の外経は、経隣接する
側煽り2,2の厚さとほぼ同様である。前記回転軸の下
端部に雄ネジ部を形成するとともに、前記立設筒の内部
に雌ネジ部を形成し、それらを螺合して前記回転軸を立
設筒に固定立設するようにしてもよい。この回転軸32
に対して二枚の支柱板31,31が蝶番状に軸支されて
いる。前記支柱板31,31はそれぞれ前記回転軸32
に対して回動自在となっており、前記側煽り2を起立さ
せた状態で、前記支柱板31,31を荷台Tp方向に向
かって移動させると、前記支柱板31,31の側部31
eが荷台外方Toがわから側煽りの側部2e,2eに当
接して前記側煽り2,2を支持する。この状態で支柱板
31,31を固定すると、前記側煽り2,2が起立状態
に保持される。
【0023】前記支柱板31,31と隣接する側煽り
2,2との当接部は、特に図6に示されるように、相欠
き接ぎとなっていて、前記支柱板31,31を側煽り
2,2を支持した状態とすると、前記支柱板31,31
と隣接する前記側煽り2,2の内外面はそれぞれ面一に
なる。
【0024】一方、前記支柱板31,31には、側煽り
2、2を起立状態に保持する態様において、荷台下部に
向かって突出する固定用爪31cが設けられている。一
方、側版部1には、前記支柱板31が側煽り2を起立状
態に保持する位置としたときに、前記固定用爪31cが
挿入される固定用孔1hが形成されている。前記支柱板
31は、前記固定用爪31cが前記固定用孔1hに挿入
された状態で、前記固定用爪31cに前記側版部の内方
にあるエビ金具10のフック部10fを係合することに
より側版部1に対して固定される。前記エビ金具10
は、側版部1の下方に露出する操作部10wを有し、必
要時に荷台外方Toがわから前記操作部10wを持って
上方に押し上げることにより容易に係合をはずすことが
できるようになっている。係合が外れると前記固定用爪
31cは自由な状態となるので固定用孔1hから引き抜
くことが可能になる。また、回転軸32に軸支される二
枚の支柱板31,31は、それぞれを別途に固定および
開放することが可能になっている。
【0025】一方、上部固定用部材33は、図3および
図4に示されるように、断面略コ字状の溝型形状をして
いる。この上部固定用部材33は、前記支柱板31,3
1の上面部から上方突出するように形成された上部固定
用凸片31pが挿入される貫通孔33hを溝底に備え、
さらに、前記挿入孔33hに挿入された固定用凸片に係
合して固定用凸片31pが挿入孔33hから引き抜けな
いようにするエビ金具部33Fを溝底面と反対面に備え
ている。前記上部固定用部材33を、前記側煽り2,2
の上端部および支柱板31,31の上端部に跨るように
して被せるとともに、前記固定用凸片31pを前記貫通
孔33hに挿入し、かかる状態で、前記エビ金具部33
Fのフック部33fを固定用凸片31pに係合すること
により前記支柱板31,31の上面に対して固定するこ
とで、前記側煽り2,2が前記支柱板31,31に連結
固定される。ここで、上部固定用部材33の前記エビ金
具部33Fは取り付け状態において荷台Tp内方や荷台
外方Toに突出しない大きさとなっている。
【0026】前記保護部材34は、支柱板31,31と
の間隙を覆うように荷台外方Toがわから取り付けられ
る。板状保護部材34には、側煽り支持柱3の起立方向
に沿って、中心部にリブ34Rが形成されており、リブ
34R形成方向と直行する方向の強度が高められてい
る。
【0027】前記保護部材34は、下端に係合凸部34
pを有し、この係合凸部34pを前記側版部1の前記支
柱板31の下端より下方位置に荷台側部基台1に設けら
れている係合受部1rに対して、係合させることにより
下端が支持される一方、上部は前記上部固定用部材によ
って支持される。図示される例では、前記保護部材34
は、その上部が前記上部固定用部材33の溝内面に溶接
によって固着されていて前記上部固定用部材と一体とな
っており、前記上部固定用部材33の支持柱板への固定
によって上部が支持固定されるようになっている。すな
わち、本実施の形態おいては、前記保護部材の係合凸部
34pを前記係合受部1rに係合させるとともに、前記
上部固定用部材の溝内に前記側煽りと支持柱本体との上
部を入り込ませ、かかる状態で前記上部固定用部材を前
記支柱板に前述のとおり固定することで、保護部材34
と上部固定用部材33とが同時に取り付けられる。もち
ろん、上部固定用部材と保護部材とを別体とすることも
できる、この場合には、保護部材の上部を側煽り上部お
よび支持柱本体の上部とともに前記上部固定用部材の溝
内に入り込ませて保護部材の上部を固定支持すればよ
い。この板状保護部材34により、支柱板と回転軸との
連結部から荷台Tp内に雨水や埃などが浸入するのが防
止される。
【0028】以上のように側煽りおよび側煽り支持柱3
を構成し位置させると、側煽り2,2と側煽り支持柱と
が側版部1の外面から上方に向かってほぼ同一起立線上
に立設し、また、側煽り支持柱3の内外面は側煽りを支
持した状態で側煽りの内外面とそれぞれ面一になるので
荷台上方の空間は全て積載空間となる。さらに、前記煽
り支持柱は側版部1に対して荷台下部で固定されるの
で、側煽り支持柱3の固定部分が側煽りの外面より外方
に突出しない。従って、限られた車輌幅の範囲でほぼ限
界まで荷台内法幅を広くすることが可能になる。
【0029】(後ろ煽り支持柱について)次いで、荷台
後部に設けられる後ろ煽りの支持柱について図7〜9を
参照しながら説明する。前記後ろ煽り支持柱5は、荷台
の最後部にある側煽りの荷台後ろ側の端面に固着された
立設筒に差し込まれて立設された回転軸51と、この回
転軸51に対して回動自在に一方の側部が軸支されてい
る支柱板52とを備え、蝶番形状をしている。立設筒の
外経は側煽りの厚みとほぼ同様になっている。前記支柱
板52は、後ろ煽り4を起立状態に押止する支持部52
Aと強度を高めるためのリブ部52Bと支柱板を後煽り
に固定するための固定部52Cを有している。
【0030】前記支持部52Aは、前記支柱板52の前
記回転軸51より離れた位置に形成されており、前記後
煽り4を起立させた状態で、前記支柱板52を後煽りに
向かって移動させると、押持部52Aは前記回転軸51
から遠い位置で後ろ煽り4に当接する。また、嵌合溝5
vを有する固定用凸部52Cは、後ろ煽り4起立状態に
支持する態様において、前記押持部52Aから車体後方
に突出するようにあり、前記嵌合溝5vに前記後ろ煽り
4の外面に取り付けられている固定用ハンドル4wを嵌
合させると、前記支柱板52が固定され、前記後ろ煽り
4の起立状態が保持される。
【0031】また、前記リブ部52Bは、前記回転軸5
1を軸として荷台側部に向かって(図中S2で示され
る)転回させると側版部1の外面に当接する部分を有す
る。このリブ部52Bの側版部と当接する部分には、当
接状態において前記側版部1に設けられている側版部が
わボルト孔1bと一体となってボルト孔Bhを形成する
支柱板がわボルト孔5bが形成されており、前記ボルト
孔BにボルトBをはめ込むことにより、荷物の積み下ろ
し時など後ろ煽り4の支持を必要としないときに、支柱
板52を側版部に対して固定しておくことができるよう
になっている。
【0032】上記のように後ろ煽り支持柱5を構成する
と、支柱板52の後ろ煽りとの連結部が荷台側部より車
輌中心方向に位置するので連結部等が側煽りの外面より
突出することがなくなり、限られた車輌幅で荷台内法幅
を広くすることが可能になる。また、後ろ煽りを支持し
ない態様においては、荷台側部に固定することができ荷
物の積み下ろしがしやすくなる。
【0033】<その他>前記側煽り支持柱の支持柱本体
および後ろ煽り支持柱は、側煽りと同様に荷台の外方に
向かって倒せるように構成してもよい。側煽り支持柱を
例に図10および11を参照しながらかかる形態の例を
説明する。
【0034】立設筒1Tは、回転軸32が差し込まれる
上下方向に延在する筒状の立設部101と前記側版部に
支持される水平方向に延在する筒状の基部102とで構
成されている。前記基部102の内部には、側版部1の
外面に配された水平方向を軸心とする回転棒201が通
され、この回転棒201が側版部外面に固着された一組
の支持体202によって両端部が枢支されている。一
方、前記立設部102は、前記基部101から上方に向
かって一体的に形成されており、前記基部101が前記
回転棒201を軸として回転すると、荷台外方側に向か
って倒れるようになっている。かかる構成によって、前
記立設部102に回転軸32を差し込んだままの状態で
立設部を荷台外方がわに倒すことが可能となり、従っ
て、支柱板を側版部1に固定していない状態においては
支持柱本体を荷台外方Toがわに倒すことができる。
【0035】このように、支柱板本体を側煽りと同様に
荷台外方に向かって倒せるように構成し場合、特に大き
な積載物の積載が容易になる。なお、図示される例で
は、側煽り支持柱を例としているが、後ろ煽り支持柱に
ついても同様に構成することができる。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述のとおり本発明によれば、荷
台内法幅を広くすることができ、より多くのまたより大
きな積載物を積載することが可能になる。特に、250
0mmに車幅が規定されている貨物自動車において、2
455mm以上の荷台内法幅を達成することができ、各
国種々の規格の航空貨物用コンテナを積載することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の煽り支持柱が設けられた前輪二軸の貨
物自動車の側面図である。
【図2】本発明にかかる側煽り支持柱を示す斜視図であ
る。
【図3】その側煽り支持柱付近を拡大した図である。
【図4】そのIV−IV断面図である。
【図5】上部固定用部材および板状保護部材を取り付け
ていない状態の正面図である。
【図6】その平面図である。
【図7】後ろ煽り支持柱を示す斜視図である。
【図8】後ろ煽り支持柱の第1の態様を示す図である。
【図9】後ろ煽り支持柱の第2の態様を示す図である。
【図10】本発明にかかる立設筒の例を示す正面図であ
る。
【図11】その側面図である。
【符号の説明】
1…側版部、2…側煽り、3…側煽り支持柱、4…後ろ
煽り、5…後ろ煽り支持柱、10…エビ金具(固定具本
体)、31…支柱板、32…側煽り支持柱の回転軸、3
3…上部固定用部材、34…板状保護部材、34F…上
部固定用エビ金具、51…後ろ煽り支持柱の支柱、52
…柱部材、52A…押止部、52B…リブ部、52C…
固定部、101…基部、102…立設部、201…回転
棒、202支持体、T…前輪二軸貨物自動車、Tp…荷
台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上岡 肇 東京都墨田区江東橋4丁目5番10号 本所 自動車工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨物自動車の荷台に枢着された側煽りを起
    立状態に保持する煽り支持装置であって、荷台側部に荷
    台床より下方に延びる側版部を有し、この側版部にその
    外方から支柱板が当接され、前記側版部の内方に固定具
    本体を有し、前記支柱板の外面より内方に位置する固定
    部と、前記固定具本体とを連結し、前記支柱板を前記側
    版部に当接状態で固定したことを特徴とする貨物自動車
    の煽り支持装置。
  2. 【請求項2】前記側版部の外面に上下方向に延びる回転
    軸を有し、前記支柱板の一方の側部が前記回転軸に対し
    て回動自在に軸支されている請求項1記載の貨物自動車
    の煽り支持装置。
  3. 【請求項3】前記回転軸は、前記側版部の外面に設けら
    れた立設筒に差し込まれて立設され、かつ、前記立設筒
    に対して着脱自在である請求項2記載の貨物自動車の側
    煽り支持装置。
  4. 【請求項4】前記立設筒は、前記回転軸が差し込まれる
    立設部と前記側版部に対して支持される基部とを有し、
    この基部が前記側版部の外面に水平方向に配された回転
    軸に対して軸支され、前記回転軸と支柱板とを荷台の外
    方に倒すことが可能に構成されている請求項3記載の貨
    物自動車の側煽り支持装置。
  5. 【請求項5】前記側煽りの荷台への枢着部が前記側版部
    の外面にあり、前記支柱板を前記側煽りの起立面と同一
    面上に立設して固定した請求項1〜4の何れか1項に記
    載の貨物自動車の煽り支持装置。
  6. 【請求項6】前記支柱板をこれに隣接する起立状態の煽
    りの側部に荷台外方から当接する位置に固定し、かつ、
    前記支柱板と煽りとの当接部を相欠き接ぎとした請求項
    1〜5の何れか1項に記載の貨物自動車の煽り支持装
    置。
  7. 【請求項7】断面略コ字状の上部固定用部材を有し、こ
    の上部固定用部材の溝部に前記支持板の上部と隣接する
    煽りの上部とを嵌め込むとともに、前記上部固定用部材
    を前記支柱板の上面に対して固定して、側煽りと支柱板
    とを連結固定する請求項1〜6の何れか1項に記載の貨
    物自動車の煽り支持装置。
  8. 【請求項8】支柱板間の間隙を荷台外方から被覆する保
    護部材を有し、この保護部材は、上部が前記上部固定用
    部材で支持され、下端が前記側版部の外面に位置する支
    持部で支持されている請求項7に記載の貨物自動車の煽
    り支持装置。
  9. 【請求項9】貨物自動車の荷台の後部に枢着された後ろ
    煽りを起立状態に保持する煽り支持装置であって、側煽
    りの起立線上に立設される回転軸と、この回転軸に一方
    の側端が回動自在に軸支された支柱板とを有し、前記支
    柱板が前記後煽りにその外方から当接され、前記後ろ煽
    りの外面に固定具本体を有し、前記支柱板の外面に位置
    する固定部と、前記固定具本体とを荷台後方で連結し、
    前記支柱板を前記後ろ煽りに当接状態で固定して後ろ煽
    りを支持することを特徴とする貨物自動車の煽り支持装
    置。
  10. 【請求項10】前記支柱板が前記回転軸の軸心周りの転
    回によって荷台側方に位置したときに連結可能となる、
    前記支柱板と荷台側部とを連結して前記支柱板を荷台側
    部に対して固定する、連結固定手段を有する請求項8記
    載の貨物自動車の煽り支持装置。
  11. 【請求項11】前記回転軸は、荷台最後部の側煽りの後
    端面に固着された立設筒に差し込まれて立設され、か
    つ、前記立設筒に対して着脱自在である請求項9または
    10に記載の貨物自動車の煽り支持装置。
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