JP3026381U - 穀粒運搬車用の穀粒ホッパー - Google Patents

穀粒運搬車用の穀粒ホッパー

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JP3026381U
JP3026381U JP1995014594U JP1459495U JP3026381U JP 3026381 U JP3026381 U JP 3026381U JP 1995014594 U JP1995014594 U JP 1995014594U JP 1459495 U JP1459495 U JP 1459495U JP 3026381 U JP3026381 U JP 3026381U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒ホッパーHを、トラックTの荷台tから
取り降ろして収納するとき、および、収納場所から引き
出してトラックTの荷台t上に積み込み穀粒運搬車Aを
組立てるときの作業の際に、穀粒ホッパーHに対する嵩
上げ用の機壁3の装脱を行なわずに、穀粒ホッパーHの
積み込みおよび取り降ろしが楽に行なえ、しかも、一対
のキャスターW・Wに設ける軸支点に回動自在に軸支し
て、その軸支点中心に回動させた場合にも、安全に回動
させ得るようにする。 【解決手段】 トラックTの荷台t上に載架し得る台枠
状に組立てた機枠1にホッパー2を装架して穀粒ホッパ
ー主体hを組立て、それの上面側の開放口の口縁に、囲
い枠状の嵩上げ用の機壁3を接続する穀粒運搬車用の穀
粒ホッパーHにおいて、嵩上げ用の機壁3の前後の機壁
3a・3aおよび左右の機壁3b・3bのそれぞれを、
それらの各下縁と前記機枠1の上縁との間に設ける連結
軸S1・S1および連結軸S2・S2により、内側に向
け倒伏回動自在に機枠1に連結せしめ、解除可能のロッ
ク機構9により囲い枠状に組立てる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンバイン等の収穫機により、圃場において穀稈から収穫した穀粒 を、穀粒乾燥機が設置してある作業場あるいは穀粒処理施設または収納舎に運搬 するための穀粒運搬車で、農家が通常所有している小型のトラックを用いそれの 荷台上に穀粒ホッパーを載架して構成する形態の穀粒運搬車において、それのト ラックの荷台上に載架する穀粒ホッパーについての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の形態の穀粒運搬車Aは、図1に示している如く、通常の農家が所有して いる小型のトラックTと、それの荷台t上に載架する穀粒ホッパーHとにより構 成する。
【0003】 そして、それの穀粒ホッパーHは、通常、トラックTの荷台tの広さに対応す る床面積となる四角な台枠状の機枠1を組立て、これに底部を漏斗状に形成した ホッパー2を組付けて穀粒ホッパー主体hを組立て、これの上面側の開放口に、 図1にて鎖線に示している如く、嵩上げ用の機壁3を囲い枠状に組立てて接続す ることで構成される。
【0004】 この穀粒ホッパーHは、トラックTの荷台tに対して、取り降ろし自在に装架 され、荷台t状に載架した状態において、ロープ・ワイヤー等の係止手段により 荷台tに対し固定することで、穀粒運搬車Aを構成するようになる。
【0005】 このように、穀粒ホッパーをHをトラックTの荷台t上に積み込んで穀粒運搬 車Aを構成するとき、または、穀粒運搬車AをトラックTに戻すため荷台tから 穀粒ホッパーHを取り降ろすとき、その穀粒ホッパーHが、かなりの重量となる ことから、通常は、図2に示している如く、脚柱aの下端に自由車輪b…を軸支 して構成するキャスターWを用い、これを、穀粒ホッパーHの機枠1に連結して 、このキャスターWに穀粒ホッパーHを支架した状態とし、その状態からキャス ターWを移動させることで行なうようにしている。
【0006】 そしてまた、このように用いられるキャスターWは、トラックTの荷台tから 取り降ろした穀粒ホッパーHを、作業舎の所定の場所に収納する際、その穀粒ホ ッパーHおよびキャスターWを収納する場所を有効化するため、穀粒ホッパー主 体hの機枠1を左右から支える一対のキャスターW・Wの前記機枠1との連結部 を、ロック機構の解除作動により、機枠1を左右方向の回動軸線をもって旋回さ せる軸支点となるように形成しておいて、これにより、図3の如く、穀粒ホッパ ーHを、それの嵩上げ用の機壁3…を外した状態として、軸支点中心に回動させ 、長大な前後方向を上下方向に変換させて、その状態に支持する一対のキャスタ ーW・Wと共に、狭いスペースに収納されるようにする手段が開発されてきてい る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述の穀粒ホッパーHをトラックTの荷台tに対して積み込むとき、または取 り降ろすときに用いる一対のキャスターW・Wの利用により、軸支点中心に旋回 させて、収納スペースが小さくなる状態に変換させる手段は、穀粒ホッパー主体 hの上面側に嵩上げ用の機壁3が接続している状態のまま旋回させると、その旋 回作動を終えた後の床面積が、嵩上げ用の機壁3の存在によりそれほど小さくな らないことから、これを取り外した状態として行なうことで、この嵩上げ用の機 壁3…の取り外しに手間が掛る問題がある。
【0008】 また、取り外した嵩上げ用の機壁3を収納するためのスペースが別に必要とな り、収納スペース全体をそれほど小さくできない問題がある。
【0009】 しかも、穀粒ホッパーHを一対のキャスターW・Wに設けた軸支点中心に自在 に回動するよう軸支するときに、嵩上げ用の機壁3を取り外した状態の穀粒ホッ パー主体hの重心付近に、軸支点による回動軸線が位置するようにして、バラン スを保持させることから、嵩上げ用の機壁3の取り外しを行なわずに、その機壁 3が組付けられた状態のまま穀粒ホッパーHを回動させようとすると、この嵩上 げ用の機壁3の重量による重心の移動によりバランスが崩れていることで、勢い よく回動して転倒する危険があり、必ず嵩上げ用の機壁3を取り外さなければな らず、取扱いが面倒な問題がでてくる。
【0010】 本考案は、従来手段に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたも のであって、穀粒ホッパーHを、トラックTの荷台tから取り降ろして収納する とき、および、収納場所から引き出してトラックTの荷台t上に積み込み穀粒運 搬車Aを組立てるときの作業の際に、穀粒ホッパーHに対する嵩上げ用の機壁3 の装脱を行なわずに、穀粒ホッパーHの積み込みおよび取り降ろしが楽に行なえ 、しかも、一対のキャスターW・Wに設ける軸支点に回動自在に軸支して、その 軸支点中心に回動させた場合にも、安全に回動させ得るようにする新たな手段を 提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そして、本考案においては、上述の目的を達成するための手段として、トラッ クTの荷台t上に載架し得る台枠状に組立てた機枠1にホッパー2を装架して穀 粒ホッパー主体hを組立て、それの上面側の開放口の口縁に、囲い枠状の嵩上げ 用の機壁3を接続する穀粒運搬車用の穀粒ホッパーHにおいて、嵩上げ用の機壁 3の前後の機壁3a・3aおよび左右の機壁3b・3bのそれぞれを、それらの 各下縁と前記機枠1の上縁との間に設ける連結軸S1・S1および連結軸S2・ S2により、内側に向け倒伏回動自在に機枠1に連結せしめ、解除可能のロック 機構9により囲い枠状に組立てたことを特徴とする穀粒運搬車用の穀粒ホッパー を提起するものである。
【0012】
【作用】
上述の如く構成する本考案手段においては、穀粒ホッパーHをトラックTの荷 台t上に積込むとき、あるいは、トラックTの荷台tから取り降ろすときに、嵩 上げ用の機壁3…を囲い枠状に組立て固定しているロック機構9…を解除して、 その機壁3のうちの前面側および後面側の機壁3a・3aを、穀粒ホッパー主体 hの上面側の開放口を蓋するように連結軸S1・S1中心にそれぞれ内側に倒伏 回動させ、次いで、ロック機構8を解除して左右の機壁3b・3bを連結軸S2 ・S2中心に内側に倒伏回動させて、前述の前後の機壁3a・3aの上に重合さ せていけば、この嵩上げ用の機壁3は図16に示している如く穀粒ホッパー主体 hの上面側の開放口を蓋するように折畳まれた状態となる。
【0013】 そして、穀粒ホッパーHは、この状態において、キャスターW・Wに支持せし めて、トラックTの荷台tに対する積込みおよび取り降ろしを行なえばよいこと で、その作業が著しく容易になる。
【0014】 また、収納の際のスペースを小さくするために、キャスターW・Wに対し軸支 点中心に回動自在の状態に切換わるよう支架するときに、穀粒ホッパーHの軸支 点中心とする回動作動が、トラックTの荷台t上に積込んだ状態では行なわれず 、トラックTの荷台tから取り降ろした状態においてだけ行なわれることから、 嵩上げ用の機壁3を折畳んだ状態を前提としてよいので、この状態における重心 位置を規準に、軸支点の位置の設定が行なえることになって、キャスターW・W との連結部のロック機構を解除して、軸支点中心に穀粒ホッパーHが回動させよ うとしたときに、安全に回動させ得るようになる。
【0015】
【実施例】
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は、従前手段のものと同効 の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
【0016】 図4は、本考案を実施せる穀粒運搬車Aの一部破断した平面図で、同図におい て、Tはトラック、tはそのトラックTの荷台、Hはその荷台t上に載架した穀 粒ホッパーを示す。
【0017】 トラックTは農家が所有する普通のトラックであり、荷台tの左右側縁および 後縁に、あほり壁が回動自在に設けてある通常のものである。
【0018】 このトラックTの荷台t上に載架する穀粒ホッパーHは、枠柱および枠杆によ り、前記荷台t上に載架し得る床面積の機枠1を、左右の巾が上下の高さの略2 倍で、前後の長さが左右の巾の略2倍となる平面視で長方形状をなす台枠状に組 立て、これに底部を漏斗状としたホッパー2を組付け、それの底部の谷部に、前 後方向に沿う搬送樋20と螺旋の送穀翼21とからなるスクリューコンベア22 を装設し、送穀翼21の回転軸の一端側を、機枠1内の底部の前端側に組付けた モーターMの出力軸に、伝導機構23を介し伝導し、そのモーターMを、図5に 示す如く、機枠1の後面側の左右の一側に設けておくコントロールボックス24 に設けたソケット25に対し、作業場に付設してある商用電源のソケットから導 く電源コードを挿し込んで駆動することにより、スクリューコンベア22が作動 するようにし、かつ、機枠1の後面側には、前記スクリューコンベア22の搬送 方向の終端となる部位に排出口26を設けることで、穀粒ホッパー主体hを構成 し、それの上面側の開放口に、図5において鎖線に示す如く嵩上げ用の機壁3を 囲い枠状に接続して穀粒ホッパーHに構成することについては、従前のものと変 わりがない。
【0019】 しかし、穀粒ホッパー主体hの前面側および後面側には、左右方向の略中心で 、上下方向の中心より幾分上方に寄る部位に、軸芯線を前後方向とした軸支点y ・yがそれぞれ設けてある。この軸支点y・yは、図1〜図3に示している従来 例のように、穀粒ホッパー主体hの左右の側面にそれぞれ設ける場合がある。
【0020】 この軸支点y・yは、図6に示している如く、有底の軸筒状に形成して、それ の開放側が、穀粒ホッパー主体hの、前後の壁面からそれぞれ外側に向う姿勢と なって、底蓋により閉塞された側が、穀粒ホッパー主体hの内腔に突入する状態 に配位し、その状態において、機枠1に設けられる角筒状の支持機枠10に、外 周面を熔着することで、機枠1に一体的に装着してある。なお、図6は、穀粒ホ ッパー主体hの後半側を示し、前半側は省略してあって、これにより、前記軸支 点y・yのうちの、後面側の軸支点yだけを示しているが、前面側の軸支点yも 図8に示している如く、同様に構成される。
【0021】 この穀粒ホッパー主体hを移動自在に支承するキャスターWは、穀粒ホッパー 主体の後面側を支承する後部キャスターW1と、前面側を支承する前部キャスタ ーW2との二台に作られている。これら前後の各キャスターW1・W2は、それ ぞれを同形に形成してよいものであるが、後部キャスターW1にあっては、穀粒 ホッパー主体hを支承してトラックTの荷台t上に載架していくときに、トラッ クTの荷台tを跨ぐようにする必要がなく、前部キャスターW2だけがトラック Tの荷台tを跨ぐようになっていればよいことから、この例においては、各別の ものに作られている。なお、穀粒ホッパー主体hの左右の側面に軸支点y・yを 設ける場合にあっては、キャスターWは、図1〜図3にある例の如く、左右に一 対の同形のものに形成してよい。
【0022】 そして、それの後部キャスターW1は、図5に示しているように、穀粒ホッパ ー主体hの高さに略対応する長さとした左右に長いベース40を形成して、それ の左右の両端部の下面側に、それぞれ移動用の自由車輪b・bを装設し、ベース 40の上面側には、左右の一側に偏位する部位に脚柱aを立設して、斜めのサポ ート41により補強し、その脚柱aの上端側に具備する上下に伸縮調節自在の上 部脚柱42に、支持部材43を設けて、それの前面側に前述の穀粒ホッパー主体 hの後面側に設けた軸筒状の軸支点y・yに対して抜き差し自在に嵌合する軸杆 状の連結軸zが前方に向けて突設してある。
【0023】 この連結軸zには、軸支点yとに嵌合連結した状態に保持するためのスナップ ピン5を嵌挿する透孔50が、図9に示す如く軸方向と直交する方向に開設して ある。
【0024】 また、この連結軸zと嵌合さす前記軸筒状の軸支点yには、前記スナップピン 5を串通さすための嵌合穴51を具備せしめるが、その嵌合穴51は、図10に あるように、周方向に略90度の角度範囲に渡る長穴状に形成してあり、連結軸 zを嵌挿させてスナップピン5により連結を保持せしめた状態において、略90 度の旋回作動が行なわれるようにしてある。
【0025】 44は、前述の支持腕43に一体に設けた規制板で、連結軸z中心とする仮想 円弧に沿う弧状のガイド穴45が形設してあり、これに、図11に示す如き形状 に形成したハンドルボルト46のネジ部を嵌挿して、そのネジ部を、穀粒ホッパ ー主体hに設けておく螺子筒47に螺合して締着することで、後部キャスターW 1と穀粒ホッパー主体hとが一体的に連結し、ハンドルボルト46の締着を緩め ることで、そのハンドルボルト46がガイド穴45に沿い移動して、連結軸z中 心とする穀粒ホッパー主体hの回動を許容し、ハンドルボルト46がガイド穴4 5のエンドに達することで回動をストップさせるようになる。
【0026】 一方、前部キャスターW2は、図7に示している如く、上下の長さの変更調節 を自在とした左右の脚柱a・aの各上端部に、それぞれ対向側に突出する腕杆6 0・60を一体に設け、それら腕杆60…の突出端部と突出端部との間に、前記 左右の脚柱a・aの間隔が、トラックTの荷台tの左右の巾よりも広い間隔とな るようにする長さの連結杆61を渡架して、その連結杆61と腕杆60・60と の重合部位を、軸線方向を上下方向とした連結支軸62・62により連結して、 連結杆61に対して左右の脚柱a・aが連結支軸62・62中心に前後に自在に 回動するよう接続連結し、かつ、左右の脚柱a・aと一体の腕杆60・60の上 面には、前記連結支軸62・62を中心とする脚柱a・aの前後の回動作動をロ ックするロックピン63・63を、それぞれブラケット64に支持させて、連結 杆61の各端部に対し自在に進退するよう装設し、左右の脚柱a・aの下端には 、それぞれ自由車輪b・bを取付け、これにより、前述の図7にあるよう、トラ ックTの荷台tを左右に跨ぐゲート状に形成してある。
【0027】 そして、前述の連結杆61の前面側には、穀粒ホッパー主体hの前面側に設け た軸筒状の軸支点yに対し抜き差し自在に嵌合する軸杆状の連結軸zが後方に向 けて突設してある。
【0028】 65は、前述の連結杆61の下面側に、下方に向けて垂下するよう一体的に連 結させて設けた規制板で、前記連結軸zを中心とする仮想円弧に沿う弧状のガイ ド穴66が、前記連結軸z中心とする略90度の角度範囲に渡る長さとなるよう に形成してある。
【0029】 そして、このガイド穴66に嵌挿するハンドルボルト46は、穀粒ホッパー主 体hの前面側に設けておく螺子筒47(図示省略)に螺合させることで、規制板 65を介して前部キャスターW2と穀粒ホッパー主体hの前面側とを一体的に結 合させ、また、ハンドルボルト46の締着を緩めることで、ハンドルボルト46 がガイド穴66内を摺動して、連結軸z中心とする穀粒ホッパー主体hの回動を 許容する係止機構Kを構成し、かつ、解除時には、ガイド穴66のエンドにハン ドルボルト46が衝合することで回動をストップさせるストッパーを兼ねている 。
【0030】 しかして、穀粒ホッパー主体hの上面側に接続させて設ける嵩上げ用の機壁3 は、それの前後の機壁3a・3aおよび左右の機壁3b・3bが、それぞれ連結 軸S1・S1および連結軸S2・S2により内側に倒伏回動するよう穀粒ホッパ ー主体hの機枠1に軸着連結してある。
【0031】 即ち、前後の機壁3a・3aにあっては、図12および図13に示している如 く、それの下縁が、それの左右の端部の内面側に設けた軸筒70を、穀粒ホッパ ー主体hの上縁の内面側で左右の端部に設けた支持鈑71に支持せしめた左右方 向の連結軸S1に嵌挿することで、穀粒ホッパー主体hの上面側の開放口に向け て倒伏回動が自在に行なわれるように軸支してある。
【0032】 また、左右の機壁3b・3bにあっては、図12および図14ならびに図15 に示している如く、穀粒ホッパー主体hの機枠1の前後の各上縁の外面側で左右 の端部に短く立上げた支持鈑72の上端部と、左右の機壁3b・3bの前後の外 端面にそれぞれ機枠1の左右の中心部に向けて短く突出させた腕杆73の突出端 部とを、前後方向に沿う連結軸S2により回動自在に連結することで、穀粒ホッ パー主体hの上面側の開放口に向けて倒伏回動が自在に行なわれるように軸支し てある。
【0033】 そして、この左右の機壁3b・3bは、図13に示している如く、それらの下 縁の外面側で前後の中間部位に設けた係止金具80と、前記機枠1の上縁の左右 の外面で前後の中間部位に設けた係止金具81と、それらに抜き差し自在に挿通 するノックピン82とからなる係止機構8によって、起立した姿勢に保持される 。
【0034】 また、前後の機壁3a・3aのそれぞれの上端縁の外面側で左右の両端部には 、図14に示ししている如く、軸筒状に形成した支持金具90に、摺動および回 転自在に嵌挿せるアングル状の係止ピン91が設けてあり、また、左右の機壁3 b・3bの上縁の前後の端面には上縁に前記係止ピン91の水平な軸部を嵌合さ せる凹部を具備する係止金具92が設けてあって、係止ピン91と係止金具92 との係合により、起立した前後の機壁3a・3aと左右の機壁3b・3bとを、 一体的に連結して、それらを囲い枠状に組立てるロック機構9が、囲い枠状の機 壁3の四つのコーナー部位にそれぞれ位置するように設けてある。
【0035】 そして、これにより、ロック機構9を解放すると、前後の機壁3a・3aが連 結軸S1・S1中心に図15の如く、穀粒ホッパー主体hの上面側の開放口を蓋 するように内側に回動するようになる。
【0036】 次いで、この状態からロック機構8を解除することで、左右の機壁3b・3b が、連結軸S2・S2中心に図14および図16に示している如く、先に倒伏回 動させておいた前後の機壁3a・3aの上に重合するように内側に向け倒伏回動 していくようになる。
【0037】 そして、この前後の機壁3a・3aおよび左右の機壁3b・3bの倒伏回動に より、嵩上げ用の機壁3は、図16にあるよう、穀粒ホッパー主体hの上面側の 開放口を蓋する状態に折畳まれるようになる。
【0038】 この折畳まれた前後の機壁3a・3aおよび左右の機壁3b・3bは、それら の回動端部に適宜設けておく係止部を、ワイヤーまたは紐等の緊縛具により閉じ 合わせた状態に保持される。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による穀粒運搬車用の穀粒ホッパーHは、それの 穀粒ホッパー主体hの上面側の開放口に接続する囲い枠状の嵩上げ用の機壁3が 、ロック機構・89を解放して、前後の機壁3a・3aおよび左右の機壁3b・ 3bのそれぞれを、連結軸S1・S1および連結軸S2・S2中心に内側に倒伏 回動させることで、穀粒ホッパー主体hの上面側の開放口を蓋する状態に折畳ま れるようになるのだから、穀粒ホッパーHをトラックTの荷台t上に積み込むと き、あるいは、トラックTの荷台tから取り降ろすときに、この嵩上げ用の機壁 3を、折畳むことで、穀粒ホッパー主体hから取り外すことなく、接続した状態 のままで、作業の邪魔にならない形態となるので、トラックTの荷台tに対する 積込みおよび取り降ろしの作業性を良好にする。
【0040】 また、この穀粒ホッパーHのトラックTの荷台tに対する積込み、取り降ろし の作業を、装脱自在に連結するキャスターW・Wを用いて行なうときに、折畳ん だ嵩上げ用の機壁3が、穀粒ホッパーHの重心位置を下降させることで、嵩上げ 用の機壁3を取り外すことなく、穀粒ホッパーHをキャスターW・Wに安定した 状態で支架して、作業を安全に行なえるようになる。
【0041】 また、収納の際のスペースを小さくするために、キャスターW・Wに対し軸支 点中心に回動自在の状態に切換わるよう支架するときに、穀粒ホッパーHの軸支 点中心とする回動作動が、トラックTの荷台t上に積込んだ状態で行なわれず、 トラックTの荷台tから取り降ろした状態においてだけ行なわれることから、嵩 上げ用の機壁3を折畳んだ状態を前提としてよいので、この状態における重心位 置を規準に、軸支点の位置の設定が行なえるようになって、キャスターW・Wと の連結部のロック機構を解除して、軸支点中心に穀粒ホッパーHが回動させよう としたときに、安全に回動させ得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の穀粒運搬車の斜視図である。
【図2】同上穀粒運搬車の穀粒ホッパーを、トラックの
荷台に対する積み降ろしのためにキャスターに支持させ
た状態の斜視図である。
【図3】同上穀粒運搬車の穀粒ホッパーを、収納のため
にキャスターに軸支して旋回させる作動の説明図であ
る。
【図4】本考案を実施せる穀粒運搬車の一部破断した平
面図である。
【図5】同上穀粒運搬車の穀粒ホッパーの、キャスター
に支架させた状態の一部破断した後面図である。
【図6】同上穀粒運搬車の穀粒ホッパーの、キャスター
に支架させた状態の後半側の一部破断した側面図であ
る。
【図7】同上穀粒運搬車の穀粒ホッパーの、キャスター
に支架させた状態の前面図である。
【図8】同上の穀粒ホッパーの、キャスターに支架した
状態の前端側の一部破断した平面図である。
【図9】同上の穀粒ホッパーの軸支点とキャスターの連
結軸との連結状態の縦断面図である。
【図10】同上の穀粒ホッパーの軸支点を設けた部位の
斜視図である。
【図11】同上の穀粒ホッパーとキャスターとの連結状
態をロックするハンドルボルトの斜視図である。
【図12】本考案を実施せる穀粒ホッパーの要部の平面
図である。
【図13】同上穀粒ホッパーの要部の一部破断した側面
図である。
【図14】同上穀粒ホッパーの要部の正面図である。
【図15】同上穀粒ホッパーの要部の嵩上げ用の機壁の
前後の機壁を倒伏回動させた状態の一部破断した側面図
である。
【図16】同上穀粒ホッパーの要部の嵩上げ用の機壁を
折畳んだ状態の正面図である。
【符号の説明】
A…穀粒運搬車、T…トラック、t…荷台、H…穀粒ホ
ッパー、h…穀粒ホッパー主体、a…脚柱、b…車輪、
y…軸支点、z…連結軸、W…キャスター、K…係止機
構、S1・S2…連結軸、W1…後部キャスター、W2
…前部キャスター、M…モーター、D…距離、d…高
さ、1…機枠、10…支持機枠、2…ホッパー、20…
搬送樋、21…送穀翼、22…スクリューコンベア、2
3…伝導機構、24…コントロールボックス、25…ソ
ケット、26…排出口、3・3a・3b…機壁、40…
ベース、41…サポート、42…上部脚柱、43…支持
部材、44…規制板、45…ガイド穴、46…ハンドル
ボルト、47…螺子筒、5…スナップピン、50…透
孔、51…嵌合穴、60…腕杆、61…連結杆、62…
連結支軸、63…ロックピン、64…ブラケット、65
…規制板、66…ガイド穴、70…軸筒、71・72…
支持鈑、73…腕杆、8…係止機構、80・81…係止
金具、82…ノックピン、9…ロック機構、90…支持
鈑、91…係止ピン、92…係止金具。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックTの荷台t上に載架し得る台枠
    状に組立てた機枠1にホッパー2を装架して穀粒ホッパ
    ー主体hを組立て、それの上面側の開放口の口縁に、囲
    い枠状の嵩上げ用の機壁3を接続する穀粒運搬車用の穀
    粒ホッパーHにおいて、嵩上げ用の機壁3の前後の機壁
    3a・3aおよび左右の機壁3b・3bのそれぞれを、
    それらの各下縁と前記機枠1の上縁との間に設ける連結
    軸S1・S1および連結軸S2・S2により、内側に向
    け倒伏回動自在に機枠1に連結せしめ、解除可能のロッ
    ク機構9により囲い枠状に組立てたことを特徴とする穀
    粒運搬車用の穀粒ホッパー。
  2. 【請求項2】 穀粒ホッパー主体hの機枠1の、前後面
    または左右の側面に、別体に形成せるキャスターW・W
    と装脱自在に連結する連結部を設けた請求項1記載の穀
    粒運搬車用の穀粒ホッパー。
  3. 【請求項3】 穀粒ホッパー主体hの機枠1の、前後面
    または左右の側面に、別体に形成せるキャスターW・W
    と装脱自在に連結する連結部を設け、その連結部には、
    係止機構Kの解除により、穀粒ホッパーHを前後方向ま
    たは左右方向の回動軸線をもって回動自在に軸支する軸
    支点y・yおよびそれと嵌合する連結軸z・zを設け、
    かつ、その軸支点y・yおよび連結軸z・zによる回動
    軸線の位置を、穀粒ホッパー主体hに接続する嵩上げ用
    の機壁3を折畳んだ状態時における穀粒ホッパーHの重
    心位置を規準にその近傍に設定したことを特徴とする請
    求項1記載の穀粒運搬車用の穀粒ホッパー。
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