JP2003072567A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JP2003072567A
JP2003072567A JP2001264880A JP2001264880A JP2003072567A JP 2003072567 A JP2003072567 A JP 2003072567A JP 2001264880 A JP2001264880 A JP 2001264880A JP 2001264880 A JP2001264880 A JP 2001264880A JP 2003072567 A JP2003072567 A JP 2003072567A
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shaft
steering
shaft coupling
output shaft
electric power
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JP2001264880A
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English (en)
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Masanori Kobayashi
正典 小林
Shigetaka Kaname
茂孝 金目
Atsushi Yamamasu
敦志 山桝
Satoyasu Yamazaki
学泰 山崎
Kenichiro Aoto
健一郎 青戸
Yoshio Ito
義夫 伊藤
Kunihiro Oka
邦洋 岡
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸及び入力軸を継合する軸継手がトルク
リミッタ手段を兼ねるとともに、厳しい寸法精度を必要
とすることなく継合部分の隙間量を少なくすることがで
きるようにする。 【解決手段】 操舵補助用のモータの出力軸60と、該
出力軸60に軸継手11を介して継合される入力軸73
とに非円形部60a,73aを設け、前記軸継手11
が、前記モータによる操舵補助力を超えた力が軸継手に
加わったときそのラジアル方向への撓みによって前記非
円形部60a,73aとの相対回転を可能とした可撓筒
部11dを備える構成としたことにより、軸継手11が
トルクリミッタ手段を兼ねるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操舵補助力の発生源
としてモータを用いてなる電動式パワーステアリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の舵取りは、車室の内部に配され
た操舵輪の回転操作を、舵取用の車輪(一般的には前
輪)の操向のために車室の外部に配された舵取機構に伝
えて行われる。
【0003】図8は従来における電動式パワーステアリ
ング装置の断面図、図9は減速歯車機構部分の断面図で
ある。自動車用の電動式パワーステアリング装置として
は、図8、図9に示すように例えば上端が舵取りのため
の操舵輪100に繋がり、下端に筒部を有する第1の操
舵軸101と、前記筒部内に挿入されてその上端が前記
操舵軸101の下端に同軸的に連結され、前記操舵輪1
00に加わる操舵トルクの作用によって捩れるトーショ
ンバー102と、下端が前記トーションバー102の下
端に同軸的に連結される第2の操舵軸103と、前記ト
ーションバー102の捩れに応じた第1及び第2の操舵
軸101,103の相対回転変位量によって前記操舵輪
100に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ10
4と、該トルクセンサ104が検出したトルクに基づい
て駆動される操舵補助用のモータ105と、該モータ1
05の回転に連動し、該回転を減速して第2の操舵軸1
03に伝達するウォーム106及びウォームホイール1
07を有する減速歯車機構と、該減速歯車機構及び前記
トルクセンサ104を収容するハウジング(不図示)と
を備え、操舵輪100の回転に応じた舵取機構の動作を
前記モータ105の回転により補助し、舵取りのための
運転者の労力負担を軽減するように構成されている。
【0004】減速歯車機構を構成するウォーム106
は、前記第2の操舵軸103の軸芯と交叉するように配
置され、その両端部が一対の転がり軸受108,109
を介してハウジング110内に支持されており、また、
一方の軸部には筒形の軸継手111を介して前記モータ
105の出力軸112に継合される入力軸が113一体
に設けられている。
【0005】この出力軸112及び入力軸113の外周
と、軸継手111の内周とにはセレーションが設けられ
ており、セレーション嵌合によって出力軸112及び入
力軸113と軸継手111との相対回転を禁止し、出力
軸112の回転を軸継手111から入力軸113に伝達
するように構成されている。
【0006】また、近年の電動式パワーステアリング装
置は操舵補助用のモータ105による操舵補助力を高め
るべくモータ105を大形化する傾向にあり、また、電
動式パワーステアリング装置の衝撃捩じり試験、落錘試
験等で代表されるように操舵補助力の伝達系に比較的大
きな衝撃荷重、換言すれば前記モータ105による操舵
補助力を超えた力が発生したとき、ウォームホイール1
07の歯の破損を防ぐべく操舵補助力の伝達系にトルク
リミッタ手段を設ける傾向にある。このトルクリミッタ
手段は前記出力軸112及び入力軸113を継合する軸
継手111とは別個に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、出力軸11
2及び入力軸113と軸継手111とがセレーション嵌
合された電動式パワーステアリング装置にあっては、出
力軸112及び入力軸113と軸継手111との間の隙
間量が多い場合、出力軸112及び入力軸113と軸継
手111とのラジアル方向へのガタつき量が多くなり、
継合部分に音鳴りが発生することになり、また、出力軸
112及び入力軸113と軸継手111との間の隙間量
が少ない場合、セレーション嵌合が行い難くなり、組立
て作業性が悪くなる。このため、出力軸112、入力軸
113及び軸継手111に厳しい寸法精度が要求されて
おり、厳重な寸法管理が必要であった。
【0008】また、トルクリミッタ手段を備えた電動式
パワーステアリング装置にあっては、出力軸及び入力軸
を継合する軸継手とは別個にトルクリミッタ手段が設け
られているため、構造が複雑であり、組立て作業性も低
下すると言う問題があった。
【0009】本発明は斯る事情に鑑みてなされたもので
あり、主たる目的は、出力軸及び入力軸を継合する軸継
手がトルクリミッタ手段を兼ねるとともに、厳しい寸法
精度を必要とすることなく継合部分の隙間量を少なくす
ることができる電動式パワーステアリング装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電動式パ
ワーステアリング装置は、操舵補助用のモータの出力軸
に軸継手を介して継合される入力軸を有する駆動歯車
と、該駆動歯車に噛合し舵取機構に繋がる従動歯車とを
備え、前記モータの回転によって操舵補助するようにし
た電動式パワーステアリング装置において、前記出力軸
及び入力軸の少なくとも一方はその断面において非円形
部を有しており、前記軸継手は前記モータによる操舵補
助力を超えた力が軸継手に加わったときそのラジアル方
向への撓みによって前記非円形部との相対回転を可能と
した可撓筒部を備えていることを特徴とする。
【0011】第1発明にあっては、出力軸及び入力軸の
少なくとも一方が有する非円形部と軸継手の可撓筒部と
が嵌合されているため、モータによる操舵補助力が出力
軸から軸継手に加わるとき、モータの回転を出力軸及び
軸継手を介して入力軸に伝達することができ、また、モ
ータによる操舵補助力を超えた力が出力軸又は入力軸か
ら軸継手に加わるとき、可撓筒部がラジアル方向へ撓
み、出力軸又は入力軸と軸継手とを相対回転させること
ができ、動力伝達を遮断することができる。このように
軸継手がトルクリミッタ手段を兼ねるため、特別にトル
クリミッタ手段を備えたものに比べて構造を簡単にでき
る。また、非円形部は軸継手の可撓筒部に嵌合されてい
るため、出力軸及び入力軸の軸継手による継合を容易に
行うことができるとともに、継合部分での音鳴りをなく
することができ、さらに、厳しい寸法精度を必要とする
ことなく継合部分の隙間量を少なくすることができ、セ
レーション嵌合を行うものに比べてコストを低減でき
る。
【0012】第2発明に係る電動式パワーステアリング
装置は、前記可撓筒部は端縁から軸長方向に長いスリッ
トを有していることを特徴とする。第2発明にあって
は、一枚の板を曲げ加工することにより軸継手を簡易に
得ることができ、コストをより一層低減できる。
【0013】第3発明に係る電動式パワーステアリング
装置は、前記可撓筒部は軸継手の軸長方向両端に亘り、
前記軸継手の断面における角が外側への湾曲凸条となる
角筒形に構成されていることを特徴とする。
【0014】第3発明にあっては、モータによる操舵補
助力を超えた力が軸継手に加わったとき、角の湾曲凸条
部分が拡がり状に撓み、出力軸又は入力軸と軸継手とを
相対回転させることができるため、軸継手の耐久性を高
めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る電動式
パワーステアリング装置の断面図である。電動式パワー
ステアリング装置は、上端が舵取りのための操舵輪1に
繋がり、下端に筒部を有する第1の操舵軸2と、前記筒
部内に挿入されてその上端が前記操舵軸2の筒部に同軸
的に連結され、前記操舵輪1に加わる操舵トルクの作用
によって捩れるトーションバー3と、下端が前記トーシ
ョンバー3の下端に同軸的に連結される第2の操舵軸4
と、前記トーションバー3の捩れに応じた第1及び第2
の操舵軸2,4の相対回転変位量によって前記操舵輪1
に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ5と、該ト
ルクセンサ5が検出したトルク、車速、前記操舵輪1の
舵角等に基づいて駆動される操舵補助用のモータ6(図
2参照)と、該モータ6の回転に連動し、該回転を減速
して第2の操舵軸4に伝達する駆動歯車(以下ウォーム
と云う)71及び従動歯車(以下ウォームホイールと云
う)72を有する減速歯車機構7と、前記トルクセンサ
5及び前記減速歯車機構7が収容されるハウジング8と
を備え、このハウジング8に前記モータ6が取付けられ
ている。
【0016】ハウジング8は、前記トルクセンサ5を収
容する第1の収容部8aと、該収容部8aに連続し、前
記ウォームホイール72を収容する第2の収容部8b
と、該収容部8bに連続し、前記ウォーム71を収容す
る第3の収容部8cとを備えている。
【0017】図2は減速歯車機構部分の拡大断面図であ
る。収容部8cは第2の操舵軸4の軸芯と交叉するよう
に配置されたウォーム71の軸長方向に長くなってお
り、その長手方向両端部に軸受9,10を介して前記ウ
ォーム71が回転可能に支持されている。また、ハウジ
ング8には前記第3の収容部8cに連通するケース(不
図示)を有する前記モータ6が取付けられている。
【0018】減速歯車機構7は、前記モータ6の出力軸
60に角筒形の軸継手11を介して連結された入力軸7
3を有するウォーム71と、前記第2の操舵軸4の中間
に嵌合固定されたウォームホイール72とを備え、これ
らウォーム71及びウォームホイール72の噛合により
前記出力軸60の回転を減速して第2の操舵軸4に伝達
し、該第2の操舵軸4からユニバーサルジョイントを経
て例えばラックピニオン式の舵取機構(図示せず)へ伝
達するようにしている。
【0019】ウォーム71は歯部71aと該歯部71a
の一端に連なる前記入力軸73と、他端に連なる軸部7
1bとを備え、入力軸73及び軸部71bが前記軸受
9,10を介して収容部8c内に支持されている。
【0020】図3は出力軸及び入力軸の継合部分の斜視
図、図4は前記継合部分の分解斜視図、図5は前記継合
部分の拡大断面図、図6は軸継手に過負荷が加わったと
きの前記継合部分の拡大断面図である。前記出力軸60
及び入力軸73の端部には前記軸継手11に嵌合される
断面略6角形の非円形部60a,73aが設けられてい
る。
【0021】軸継手11は一枚の金属板(バネ鋼板)を
その角11a,11b,11cが外側への湾曲凸条とな
るように略3角筒形に折り曲げることにより形成されて
おり、軸長方向両端に亘ってラジアル方向への撓みが可
能な可撓筒部11dとしてあり、この可撓筒部11dの
内部3辺に前記非円形部60a,73aの3辺が接触し
ている。出力軸60又は入力軸73から軸継手11に過
負荷、換言すればモータによる操舵補助力を超えた力が
加わったとき、湾曲凸条の角11a,11b,11cと
可撓筒部11dとが外側へ撓み、出力軸60又は入力軸
73と前記非円形部60a,73aとの相対回転を可能
としてある。また、軸継手11は前記金属板が両端に亘
って1つの角11aで重合しており、この両端部の間を
軸長方向に長いスリット11eとしてある。
【0022】次に、ウォームホイール72は、前記ウォ
ーム71に噛合する複数の歯を外側に有する合成樹脂製
の環状部材72aと、該環状部材72aの内側に嵌合固
定された金属製の芯部材72bとを備え、該芯部材72
bの中心部に穿設された貫通孔(不図示)が前記第2の
操舵軸4に嵌合されている。
【0023】実施の形態1においては、出力軸60及び
入力軸73に非円形部60a,73aが設けられてお
り、この非円形部60a,73aに、撓みによって非円
形部60a,73aとの相対回転を可能とした可撓筒部
11dを有する軸継手11の可撓筒部11dが嵌合さ
れ、該可撓筒部11dの内部3辺と非円形部60a,7
3aの3辺とが接触しているため、モータ6による操舵
補助力が出力軸60から軸継手11に加わるとき、モー
タ6による操舵補助力を出力軸60及び軸継手11を介
して入力軸73に伝達することができ、操舵補助を行う
ことができる。
【0024】また、モータ6による操舵補助力を超えた
力が出力軸60又は入力軸73から軸継手11に加わっ
たとき、図6のように可撓筒部11dがラジアル方向へ
撓み、該可撓筒部11dに対して出力軸60又は入力軸
73が回転し、動力伝達を遮断することができる。この
場合、軸継手11は湾曲凸条の角11a,11b,11
cが外側へ撓むため、角11a,11b,11cの耐久
性、ひいては軸継手11の耐久性を高めることができ
る。
【0025】このように軸継手11は動力伝達だけでな
く、トルクリミッタ手段を兼ねるため、特別にトルクリ
ミッタ手段を備えたものに比べて構造を簡単にできる。
また、出力軸60、入力軸73及び軸継手11の寸法精
度にバラツキがある場合においても可撓筒部11dを撓
ませつつ出力軸60、入力軸73を可撓筒部11dに嵌
合することが可能であるため、出力軸60及び入力軸7
3と軸継手11との間の隙間量を少なくすることがで
き、継合部分での音鳴りをなくすることができるととも
に、継合部分の厳しい寸法精度が必要でなく、セレーシ
ョン嵌合を行うものに比べてコストを低減できる。
【0026】さらに、軸継手11は出力軸60、入力軸
73の非円形部60a,73aに嵌合される可撓筒部1
1dを備えるため、出力軸60及び入力軸73を軸継手
11が継合した状態で前記ウォーム71を出力軸60に
対して偏心、偏角させることが可能である。この結果、
ウォーム71とウォームホイール72との間のバックラ
ッシュ量を調整すべくウォーム71をウォームホイール
72に向けて押付け可能とし、この押付用の押付体(不
図示)の移動操作によって前記ウォーム71をウォーム
ホイール72に押付け、バックラッシュ量を調整するこ
とができる。
【0027】図7は軸継手の他の実施の形態を示す拡大
側面図である。以上説明した実施の形態では、軸継手1
1を角11a,11b,11cが湾曲凸条となる角筒形
に形成したが、その他、図7の(a) ,(b) ,(c) ,(d)
のように構成してもよく、その形状は特に制限されな
い。
【0028】図7の(a) は一枚の金属板をその3つの辺
が内側へ湾曲し、その1つの角で金属板の両端間がスリ
ット11fとなるように略3角筒形に折り曲げたもので
あり、前記非円形部60a,73aの3辺が軸継手11
の3辺と接触するように嵌合される。図7の(b) は一枚
の金属板をその3つの辺が内側へ湾曲するように略3角
筒形に折り曲げ、さらに、この折り曲げ素体に沿って折
り曲げることにより複数巻の略3角筒形に形成したもの
であり、前記非円形部60a,73aの3辺が軸継手1
1の3辺と接触するように嵌合される。図7の(c) は金
属パイプからなる筒体を略3角筒形となるように成形し
たものであり、前記非円形部60a,73aの3辺が軸
継手11の3辺と接触するように嵌合される。図7の
(d) は金属パイプからなる筒体をその4つの辺が内側へ
湾曲するように略4角筒形に成形したものであり、断面
略4角形に形成された非円形部60a,73aの4辺が
軸継手11の4辺と接触するように嵌合される。
【0029】尚、以上説明した実施の形態では、出力軸
60及び入力軸73が有する非円形部60a,73aを
断面略6角形としたが、その他、断面略3角形、断面略
4角形、断面略楕円形としてもよく、その断面形状は特
に制限されない。
【0030】また、以上説明した実施の形態では、軸継
手11を軸長方向両端に亘って可撓筒部11dが設けら
れた角筒形とし、出力軸60の非円形部60aと入力軸
73の非円形部73aとを可撓筒部11dに嵌合した
が、その他、出力軸60又は入力軸73に前記非円形部
を設け、この1つの非円形部に嵌合される可撓筒部11
dを有する軸継手としてもよい。この場合、軸継手の可
撓筒部11dと反対側端部は例えば前記入力軸73又は
出力軸60に非相対回転となるように嵌合する。また、
このように非円形部60a又は非円形部73aに嵌合さ
れる可撓筒部11dを有する軸継手とした場合、前記ス
リット11eは軸継手の軸長方向一端から軸長方向中間
に亘って形成、換言すれば可撓筒部11dの全長に亘っ
て形成される。
【0031】また、以上説明した実施の形態の減速歯車
機構7は、ウォームである駆動歯車71及びウォームホ
イールである従動歯車72を備えたウォーム歯車である
他、ハイポイドピニオンである駆動歯車及びハイポイド
ホイールである従動歯車を備えたハイポイド歯車であっ
てもよい。さらに、減速歯車機構はベベルギヤであって
もよい。
【0032】
【発明の効果】第1発明によれば、出力軸及び入力軸を
継合するための軸継手がトルクリミッタ手段を兼ねるた
め、特別にトルクリミッタ手段を備えたものに比べて構
造を簡単にでき、しかも、出力軸及び入力軸の軸継手に
よる継合を容易に行うことができるとともに、継合部分
での音鳴りをなくすることができ、さらに、継合部分の
厳しい寸法精度が必要でなく、セレーション嵌合を行う
ものに比べてコストを低減できる。
【0033】第2発明によれば、一枚の板を曲げ加工す
ることにより軸継手を簡易に得ることができ、コストを
より一層低減できる。
【0034】第3発明によれば、モータによる操舵補助
力を超えた力が軸継手に加わったとき、角の湾曲凸条部
分が拡がり状に撓み、出力軸又は入力軸と軸継手とを相
対回転させることができるため、軸継手の耐久性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
断面図である。
【図2】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
減速歯車機構部分の拡大断面図である。
【図3】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
出力軸及び入力軸の継合部分の斜視図である。
【図4】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
継合部分の分解斜視図である。
【図5】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
前記継合部分の拡大断面図である。
【図6】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
軸継手に過負荷が加わったときの前記継合部分の拡大断
面図である。
【図7】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
軸継手の他の実施の形態を示す拡大側面図である。
【図8】従来における電動式パワーステアリング装置の
断面図である。
【図9】従来における電動式パワーステアリング装置の
減速歯車機構部分の断面図である。
【符号の説明】
6 モータ 60 出力軸 60a 非円形部 71 駆動歯車(ウォーム) 72 従動歯車(ウォームホイール) 73 入力軸 73a 非円形部 11 軸継手 11a,11b,11c 角 11d 可撓筒部 11e,11f スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山桝 敦志 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 山崎 学泰 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 青戸 健一郎 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 伊藤 義夫 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 岡 邦洋 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA05 CA23 3J009 DA20 EA19 EA23 EA32 EB17 ED03 FA04 5H607 AA01 BB01 BB14 CC09 DD03 DD07 EE31 EE32 FF24 FF33 GG01 JJ03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵補助用のモータの出力軸に軸継手を
    介して継合される入力軸を有する駆動歯車と、該駆動歯
    車に噛合し舵取機構に繋がる従動歯車とを備え、前記モ
    ータの回転によって操舵補助するようにした電動式パワ
    ーステアリング装置において、前記出力軸及び入力軸の
    少なくとも一方はその断面において非円形部を有してお
    り、前記軸継手は前記モータによる操舵補助力を超えた
    力が軸継手に加わったときそのラジアル方向への撓みに
    よって前記非円形部との相対回転を可能とした可撓筒部
    を備えていることを特徴とする電動式パワーステアリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓筒部は端縁から軸長方向に長い
    スリットを有している請求項1記載の電動式パワーステ
    アリング装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓筒部は軸継手の軸長方向両端に
    亘り、前記軸継手の断面における角が外側への湾曲凸条
    となる角筒形に構成されている請求項1又は2記載の電
    動式パワーステアリング装置。
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