JP2003072352A - 車両制御システム - Google Patents

車両制御システム

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JP2003072352A
JP2003072352A JP2001263360A JP2001263360A JP2003072352A JP 2003072352 A JP2003072352 A JP 2003072352A JP 2001263360 A JP2001263360 A JP 2001263360A JP 2001263360 A JP2001263360 A JP 2001263360A JP 2003072352 A JP2003072352 A JP 2003072352A
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vehicle
air conditioner
portable terminal
cpu
control system
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JP2001263360A
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Toshihiko Furukawa
利彦 古河
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/0065Control members, e.g. levers or knobs
    • B60H1/00657Remote control devices

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯端末からのエアコンディショナ駆動信号に
より車両のエアコンディショナを予め所定タイミングに
て駆動制御することにより、乗車時の不快感を解消する
ことができる車両制御システムの提供を目的とする。 【解決手段】車両のエアコンディショナ8を制御する車
両制御システムであって、エアコンディショナ駆動信号
を車両へ送信する送信手段14を備えた携帯端末1と、
上記車両に設けられて携帯端末1から送信されるエアコ
ンディショナ駆動信号を受信する受信手段18と、上記
車両に設けられて受信手段18の受信結果によりエアコ
ンディショナ8を所定タイミングにて駆動制御する制御
手段30とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のエアコン
ディショナを車外側から制御するような車両制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、駐車場または路上に停止してい
る車両に乗員が戻った場合、車室内が適温よりも高い夏
季や車室内が適温より低い冬季には乗員はエアコンディ
ショナを始動させるが、車室内が適温に達するまでには
所定時間を要するので、この間、乗員は不快感を覚える
問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、携帯端末
からのエアコンディショナ駆動信号により車両のエアコ
ンディショナを予め所定タイミングにて駆動制御するこ
とにより、乗車時の不快感を解消することができる車両
制御システムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による車両制御
システムは、車両のエアコンディショナを制御する車両
制御システムであって、エアコンディショナ駆動信号を
車両へ送信する送信手段を備えた携帯端末と、上記車両
に設けられて携帯端末から送信されるエアコンディショ
ナ駆動信号を受信する受信手段と、上記車両に設けられ
て受信手段の受信結果によりエアコンディショナを所定
タイミングにて駆動制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0005】上記構成の携帯端末はエアコン制御専用の
携帯手段であってもよく、ドアロックキーおよびドアア
ンロックキーを設けてキーレスエントリ送信機を兼ねる
携帯手段であってもよく、或は、携帯電話に上記機能を
付加して、該携帯電話を携帯端末として用いてもよい。
【0006】上記構成によれば、携帯端末の送信手段は
エアコンディショナ駆動信号を車両へ送信し、車両側の
受信手段は携帯端末から送信されるエアコンディショナ
駆動信号を受信し、制御手段は受信手段の受信結果によ
りエアコンディショナを所定タイミングにて駆動制御す
る。
【0007】このように、携帯端末からのエアコンディ
ショナ駆動信号により車両のエアコンディショナを予め
所定タイミングにて駆動制御することができるので、乗
員が車両に戻る前にエアコンディショナを作動させて、
乗車時の不快感を解消することができる。
【0008】この発明の一実施態様においては、上記携
帯端末には遅延時間を設定する遅延時間設定手段を設
け、上記制御手段は遅延時間経過に対応してエアコンデ
ィショナを駆動制御するものである。
【0009】上記構成によれば、携帯端末側の遅延時間
設定手段で設定された遅延時間経過に対応して上記制御
手段が予めエアコンディショナを駆動制御するので、乗
員が車両に戻る前にエアコンディショナを作動させて、
車室内の適温または適温近似状態を確保することができ
る。
【0010】この発明の一実施態様においては、上記携
帯端末にはエアコンディショナ始動時間を設定する始動
時間設定手段を設け、上記制御手段は始動時間に対応し
てエアコンディショナを駆動制御するものである。
【0011】上記構成によれば、携帯端末側の始動時間
設定手段で設定された始動時間に対応して上記制御手段
が予めエアコンディショナを駆動制御するので、乗員が
車両戻る前にエアコンディショナを作動させて、車室内
の適温または適温近似状態を確保することができる。
【0012】この発明の一実施態様においては、上記制
御手段は受信手段のエアコンディショナ駆動信号の受信
時に、携帯端末と車両との間の離間距離を推定し、推定
された距離に対応してエアコンディショナを駆動制御す
るものである。
【0013】上記構成の携帯端末と車両との間の離間距
離の推定は、受信信号の電解強度に基づいて実行しても
よく、或は携帯端末と車両との位置データに基づいて実
行してもよい。上記構成によれば、推定された距離に対
応して予めエアコンディショナを駆動制御するので、乗
員が車両に戻ってくるまでに車室内を適切な状態に空調
することができる。
【0014】この発明の一実施態様においては、上記制
御手段は推定された距離と乗員の移動速度とに基づい
て、乗員が車両に戻った時に適温が確保されるタイミン
グでエアコンディショナを駆動制御するものである。
【0015】上記構成の乗員の移動速度は、携帯端末に
Gセンサ(加速度センサ)などにより構成される歩行動作
センサを組込んで、乗員の歩行速度を検出するように成
してもよい。
【0016】上記構成によれば、推定された距離と、乗
員の移動速度との両者に基づいて、乗員が車両に戻った
時点で車室内が適温となる所定のタイミングでエアコン
ディショナを駆動制御するので、エネルギ消費を低減し
つつ、車室内をより一層適切な状態に空調することがで
きる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両制御システムを示し、車両側のエア
コンディショナを車外から駆動操作すべくエアコンディ
ショナ駆動信号を車両へ送信する携帯端末1は図ぬに示
すように構成されている。
【0018】すなわち、携帯端末1の端末本体2におけ
る主面にはディスプレイ手段としての表示部3と、選択
スイッチ4と、決定スイッチ5と、始動時間設定用の時
分設定スイッチ6H,6Mとを設けると共に、上部には
突出可能な送信アンテナ7を設けている。
【0019】この実施例では、決定スイッチ5のON時
に図2に示す車両側のエアコンディショナ(以下単にエ
アコンと略記する)8を直ちに駆動させる即時モード
と、上記各スイッチ4,5を用いて予め遅延時間を設定
し、この遅延時間の経過に対応してエアコン8を駆動さ
せる遅延モードと、上述の各スイッチ6H,6Mで予め
設定された始動時間に対応してエアコン8を駆動させる
時間選定モードと、車両と携帯端末1との間にの離間距
離を推定し、推定された距離に対応してエアコン8を駆
動させる計測モード(図3参照)とを乗員のニーズに応じ
て選定できるように構成している。
【0020】図2は車両制御システムの全体を示すブロ
ック図で、この車両制御システムは携帯端末1と、車両
側装置9とを備えている。上述の携帯端末1は、図1で
示した各スイッチ4,5,6H,6Mを総括して示す入
力部10と、GPS衛星からのGPS信号を受信して携
帯端末1の現在位置を検出するGPSセンサ11と、地
球の磁気を検出し携帯端末1の移動方向を認識して、現
在位置を補正する地磁気センサ12と、携帯端末1を所
持する乗員の歩行動作から歩行速度を検出するGセンサ
(加速度センサ)などにより構成される歩行動作センサ1
3と、ID信号と共にエアコン駆動信号を車両へ送信す
る送信部14と、図4〜図7に示すような各種表示内容
を可視表示する表示部3(表示手段)とを備えている。
【0021】携帯側制御手段としてのCPU20は、入
力部10および各センサ11,12,13からの入力に
基づいて、ROM15に格納されたプログラムに従っ
て、表示部3および送信部14を駆動制御し、またRA
M16はID信号に相当する識別データなどの必要なデ
ータを記憶し、さらにタイマ17は計時を実行する。
【0022】なお、この実施例ではCPU内臓タイマ1
7を示したが、このタイマはCPU20に対して外付け
タイプに構成してもよい。また、図1で示した送信アン
テナ7は送信部14に接続される。
【0023】一方、車両側装置9は図2に示すように、
携帯端末1の送信部14から送信される送信信号を受信
する受信部18と、GPS衛星からのGPS信号を受信
して車両の現在位置を検出するGPSセンサ19と、地
球の磁気を検出して車両の進行方向を認識し、現在位置
を補正する地磁気センサ21と、乗員を検出する乗員検
知センサ22(乗員検知手段)と、エンジンを始動させる
イグニッションスイッチ23と、車室内の空気の調温、
調湿を実行するエアコン8と、当該乗員の使用頻度が多
い空調温度、吹出し風量などのエアコン使用状態を学習
する学習手段としての学習部24と、を備えている。
【0024】ここで、上述の乗員検知センサ22として
は、ドアの開成を検出するドアスイッチや赤外線により
乗員を検知する赤外線センサ、またはシートに乗員が着
座したことを検出する感圧センサを用いることができる
が、イグニッションスイッチ23で乗員検知センサを兼
用してもよい。
【0025】制御手段としてのCPU30は、受信部1
8、各センサ19,21,22、学習部24からの入力
に基づいて、ROM25に格納されたプログラムに従っ
て、イグニッションスイッチ23、エアコン8を駆動制
御し、またRAM26はID信号に相当する識別データ
などの必要なデータを記憶し、さらにタイマ27は計時
を実行するが、このタイマ27はCPU外付けタイプの
ものであってもよい。
【0026】しかも、上述のCPU30は受信部18の
受信結果によりエアコン8を所定タイミングにて駆動制
御する制御手段である。ところで、図2に示す携帯端末
1側のCPU20は決定スイッチ5による入力操作に遅
延時間を設定する遅延時間設定手段(図3に示すフロー
チャートのステップS12参照)を兼ね、車両に設けら
れたCPU30は上記遅延時間の経過に対応してエアコ
ン8を駆動制御する(遅延モード)。
【0027】また、携帯端末1側のCPU20は決定ス
イッチ5による入力操作後にエアコン始動時間を設定す
る始動時間設定手段(図3に示すフローチャートのステ
ップS16参照)を兼ね、車両側のCPU30は上記始
動時間に対応してエアコン8を駆動制御する(時間選定
モード)。
【0028】さらに、車両側のCPU30は受信部18
がエアコン駆動信号を受信した時、携帯端末1と車両と
の間の離間距離を推定し、推定された距離に対応してエ
アコン8を駆動する(計測モード)。これらの各モードお
よび即時モード(図3参照)は乗員の入力操作によりニー
ズに応じて選択できるように構成されており、利便性の
向上を図るものである。
【0029】なお、携帯端末1側の送信部14に代えて
送受信部を用いると共に、車両側装置9の受信部18に
代えて送受信部を用い、両装置1,9間でデータの送受
信を行なうように構成してもよい。例えば、携帯端末1
から送信された送信信号を車両側装置9が受信したこと
を示す返信信号やエアコン8が始動したことを示す返信
信号、あるいはエアコン始動後に所定時間が経過しても
乗員が車両に戻ってことないことに対応して、エアコン
を自動的に停止(図8のステップQ10参照)した旨の返
信メッセージを車両側装置9から携帯端末1へ返信すべ
く構成してもよい。このように構成した車両制御システ
ムの作用を、図3および図8に示すフローチャートを参
照して、以下に詳述する。
【0030】なお、図3は携帯端末1側の処理を示すフ
ローチャートであり、図8は車両側装置9の処理を示す
フローチャートである。まず、図3に示すフローチャー
トを参照して、携帯端末1側の処理について説明する。
【0031】ステップS1で、CPU20は決定スイッ
チ5がON操作されたか否かを判定しYES判定時にの
み次のステップS2に移行する。このステップS2で、
CPU20は表示部3を駆動して、その表示画面3aに
図4に示す如きモード選択表示を実行する。
【0032】乗員は選択スイッチ4の操作で画面上のカ
ーソル28を移動し、その後、決定スイッチ5を押すと
即時モード、遅延モード、時間選定モード、計測モード
の各モードのうちから任意の1つのモードを選定するこ
とができる。次のステップS3で、CPU20はモード
判定を実行し、判定された各モードに対応して、それぞ
れのステップS4,S5,S6,S7に移行する。
【0033】即時モードが選定された時にはステップS
4に移行し、このステップS4で、CPU20は携帯端
末1を即時モード態様に設定し、次のステップS8で、
CPU20はモード判別フラグをF=1とする。次にス
テップS9で、CPU20は送信部14を介してフラグ
信号(モード判別フラグの内容を示す信号)、ID信号、
エアコン駆動信号を車両へ送信する。
【0034】遅延モードが選定された時にはステップS
5に移行し、このステップS5で、CPU20は携帯端
末1を遅延モード態様に設定し、次のステップS10
で、CPU20はモード判定フラグをF=2とする。次
にステップS11で、CPU20は表示部3を駆動し
て、その表示画面3aに図5に示す如き遅延時間選択表
示を実行する。
【0035】次のステップS12で、乗員の選択スイッ
チ4の操作で画面上のカーソル28を移動させ、その
後、決定スイッチ5を押すと遅延時間を設定することが
できる。次のステップS13で、CPU20は送信部1
4を介してフラグ信号、ID信号、遅延時間を示す遅延
信号、エアコン駆動信号を車両へ送信する。なお、図5
に示す遅延時間は一例であって、これに限定されるもの
ではない。
【0036】時間選定モードが選定された時にはステッ
プS6に移行し、このステップS6で、CPU20は携
帯端末1を時間選定モード態様に設定し、次のステップ
S14で、CPU20はモード判定フラグをF=3とす
る。
【0037】次にステップS15で、CPU20は表示
部3を駆動して、その表示画面3aに図6に示す如き表
示としての現在時間(例えばAM8:47)を表示する。
次のステップS16で、乗員が時分設定スイッチ6H,
6Mを操作して、エアコン始動時間(時刻)を選定(例え
ば図7のAM10:50)した後に、決定スイッチ5を
押すと、任意のエアコン始動時間を設定することができ
る。なお、上述の設定スイッチ6Hは1回押す毎に設定
時刻が1時間単位で加算され、設定スイッチ6Mは1回
押す毎に設定時刻が1分単位で加算される。なお、必要
に応じて携帯端末1側に1回押す毎に設定時刻が1分単
位で減算される別のスイッチを設けてもよく、或はスイ
ッチ6Mについては5分単位で加算するように構成して
もよい。
【0038】次にステップS17で、CPU20は送信
部14を介してフラグ信号、ID信号、エアコン始動時
間を示す時間信号(時刻信号)、エアコン駆動信号を車両
へ送信する。
【0039】計測モードが選定された時にはステップS
7に移行し、このステップS7で、CPU20は携帯端
末1を計測モード態様に設定し、ステップS18で、C
PU20はモード判別フラグをF=4とする。
【0040】次にステップS19で、CPU20は送信
部14を介してフラグ信号と、ID信号と、各センサ1
1,12で予め検出した携帯端末1の位置信号と、歩行
動作センサ13で検出した歩行動作信号と、エアコン駆
動信号とを車両へ送信する。
【0041】但し、車両側において受信信号の電界強度
に基づいて携帯端末1と車両との間の距離を推定する場
合には、位置信号の送信を省略することができる一方、
位置信号および歩行動作信号を送信する場合には所定秒
間送信を継続することが望ましい。
【0042】以上が携帯端末1側の処理であり、次に図
8のフローチャートを参照して車両側の処理について説
明する。この車両側においては上述の学習部24が車両
の運転中において予め冷房、暖房の区別は勿論のこと、
当該乗員の使用頻度が多い空調温度および空調風の吹出
し風量などのエアコン使用状態を学習し、この学習デー
タがCPU30を介してRAM26の所定エリアに更新
可能に記憶される。
【0043】ステップQ1で、CPU30は受信部18
が携帯端末1からの信号を受信したか否かを判定し、Y
ES判定時にのみ次のステップQ2に移行する。上述の
ステップQ2で、CPU30は受信したID信号が携帯
端末1のものと車両側装置9のものとで互に一致するか
否かを判定し、YES判定時にのみ次のステップQ3に
移行する。
【0044】このステップQ3で、CPU30は受信し
たフラグ信号に基づいてモード判定を実行し、F=1の
時にはステップQ4に、F=2の時にはステップQ5
に、F=3の時にはステップQ6に、F=4の時にはス
テップQ7にそれぞれ移行する。
【0045】上述のステップQ4で、CPU30は即時
モード設定を実行し、次のステップQ8で、CPU30
はイグニッションスイッチ23をONにして、エンジン
を始動させた後にエアコン8を学習内容に基づいて始動
する。
【0046】次にステップQ9で、CPU30はエアコ
ン8の始動後、所定時間(例えば3060分)以内に乗員
が車両に戻ってきたか否かを、乗員検知センサ22から
の入力に基づいて判定し、YES判定時には処理を終了
する一方、NO判定時にはエネルギ消費を抑止するため
にステップQ10に移行し、このステップQ10で、C
PU30はエアコン8およびエンジンを停止させる。
【0047】また上述のステップQ5では、CPU30
は遅延モード設定を実行し、次のステップQ11で、C
PU30は遅延時間が経過したか否かを判定する。な
お、この遅延時間はエアコン始動後、車室内が適温にな
るまでに要する時間ΔTを減算した値となるようにCP
U30側で逆算設定してもよい。
【0048】そして上述のステップQ11でYES判定
されると上述のステップQ8に移行して、エアコン8を
学習内容に基づいて始動する一方、NO判定時には次の
ステップQ12に移行する。
【0049】このステップQ12で、CPU30は遅延
時間未経過時点において乗員が車両に戻ってきて、乗員
検知センサ22がONになったか否かを判定し、NO判
定時にはステップQ11にリターンする一方、YES判
定時には遅延時間の経過を待つことなく、エアコン8を
始動させる目的で、上述のステップQ8に移行する。こ
のように構成すると、遅延時間の経過よりも乗員が先に
車両に戻ってきた場合においても、エアコン8を自動的
に始動させることができる。
【0050】一方、上述のステップQ6では、CPU3
0は時間選定モード設定を実行し、次のステップQ13
で、CPU30は携帯端末1側で予め設定されたエアコ
ン始動時間つまり設定時間に達したか否かを判定する。
なお、この設定時間はエアコン始動後、車室内が適温に
なるまでに要する時間ΔTを減算した値となるようにC
PU30側で逆算設定してもよい。
【0051】そして、上述のステップQ13でYES判
定されるとステップQ8に移行して、エアコン8を学習
内容に基づいて始動する一方、NO判定時には次のステ
ップQ14に移行する。
【0052】このステップQ14で、CPU30は設定
時間未到達時点において乗員が車両に戻ってきて、乗員
検知センサ22がONになったか否かを判定し、NO判
定時にはステップQ13にリターンする一方、YES判
定時には設定時間の到達を待つことなく、エアコン8を
始動させる目的で、上述のステップQ8に移行する。こ
のように構成すると設定時間に到達するよりも先に乗員
が車両に戻ってきた場合においても、エアコン8を自動
的に始動させることができる。
【0053】さらに、上述のステップQ7では、CPU
30は計測モード設定を実行して、次のステップQ15
に移行する。このステップQ15で、CPU30は受信
した受信信号の電界強度により携帯端末1と車両との間
の離間距離Lを求める。または受信した携帯端末1の位
置信号と予め車両側で測位した自車両の現在位置とに基
づいて、携帯端末1と車両との間の離間距離Lを求め
る。
【0054】次に同ステップQ15で、CPU30は歩
行動作信号により乗員の歩行スピードを求める。また
は、予めRAM26に記憶した歩行スピード概算値を読
出す。次に上述の離間距離Lと歩行スピードとから乗員
が車両に戻ってくるのに要する時間T1を推定し、この
時間T1から、エアコン8作動により車室内が適温にな
るのに要する時間ΔTを減算して、エアコン作動タイミ
ング(T1−ΔT)を計測(推定)する。
【0055】次にステップQ16で、CPU30はタイ
マ27の計時に基づいて上記作動タイミングに達したか
否かを判定し、NO判定時には作動タイミングに達する
のを待つ一方、YES判定時には前述のステップQ8に
移行して、エアコン8を学習内容に基づいて始動させ
る。
【0056】このように上記実施例の車両制御システム
は、車両のエアコン8を制御する車両制御システムであ
って、エアコン駆動信号を車両へ送信する送信手段(送
信部14参照)を備えた携帯端末1と、上記車両に設け
られて携帯端末1から送信されるエアコン駆動信号を受
信する受信手段(受信部18参照)と、上記車両に設けら
れて受信手段(受信部18参照)の受信結果によりエアコ
ン8を所定タイミングにて駆動制御する制御手段(CP
U30参照)とを備えたものである。
【0057】この構成によれば、携帯端末1の送信手段
(送信部14参照)はエアコン駆動信号を車両へ送信し、
車両側の受信手段(受信部18参照)は携帯端末1から送
信されるエアコン駆動信号を受信し、制御手段(CPU
30参照)は受信手段(受信部18参照)の受信結果によ
りエアコン8を所定タイミングにて駆動制御する。
【0058】このように、携帯端末1からのエアコン駆
動信号により車両のエアコン8を予め所定タイミングに
て駆動制御することができるので、乗員が車両に戻る前
にエアコン8を作動させて、乗車時の不快感を解消する
ことができる。
【0059】また、上記携帯端末1には遅延時間を設定
する遅延時間設定手段(図3のステップS12参照)を設
け、上記制御手段(CPU30参照)は遅延時間経過に対
応してエアコン8を駆動制御するものである。
【0060】この構成によれば、携帯端末1側の遅延時
間設定手段(ステップS12参照)で設定された遅延時間
経過に対応して上記制御手段(CPU30参照)が予めエ
アコン8を駆動制御するので、乗員が車両に戻る前にエ
アコン8を作動させて、車室内の適温または適温近似状
態を確保することができる。
【0061】さらに、上記携帯端末1にはエアコン始動
時間を設定する始動時間設定手段(図3のステップS1
6参照)を設け、上記制御手段(CPU30参照)は始動
時間に対応してエアコン8を駆動制御するものである。
【0062】この構成によれば、携帯端末1側の始動時
間設定手段(ステップS16参照)で設定された始動時間
に対応して上記制御手段(CPU30参照)が予めエアコ
ン8を駆動制御するので、乗員が車両戻る前にエアコン
8を作動させて、車室内の適温または適温近似状態を確
保することができる。
【0063】加えて、上記制御手段(CPU30参照)は
受信手段(受信部18参照)のエアコン駆動信号の受信時
に、携帯端末1と車両との間の離間距離Lを推定し、推
定された距離Lに対応してエアコン8を駆動制御するも
のである。
【0064】この構成によれば、推定された距離Lに対
応して予めエアコン8を駆動制御するので、乗員が車両
に戻ってくるまでに車室内を適切な状態に空調すること
ができる。
【0065】さらに、上記制御手段(CPU30参照)は
推定された距離Lと乗員の移動速度(歩行速度参照)とに
基づいて、乗員が車両に戻った時に適温が確保されるタ
イミング(T1−ΔT参照)でエアコン8を駆動制御する
ものである。
【0066】この構成によれば、推定された距離Lと、
乗員の移動速度(歩行速度参照)との両者に基づいて、乗
員が車両に戻った時点で車室内が適温となる所定のタイ
ミング(T1−ΔT参照)でエアコン8を駆動制御するの
で、エネルギ消費を低減しつつ、車室内をより一層適切
な状態に空調することができる。
【0067】なお、実施例で示したようにエアコン8の
使用状態を学習部24で、学習し、この学習内容に基づ
いてエアコン8を駆動すると、当該乗員にとって最適な
空調状態を確保することができる。
【0068】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の送信手段は、実施例の送信部14
に対応し、以下同様に、受信手段は、受信部18に対応
し、制御手段は、CPU30に対応し、遅延時間設定手
段は、ステップS12(図3参照)に対応し、始動時間設
定手段は、ステップS16(図3参照)に対応するも、こ
の発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもので
はない。
【0069】
【発明の効果】この発明によれば、携帯端末からのエア
コンディショナ駆動信号により車両のエアコンディショ
ナを予め所定タイミングにて駆動制御するので、乗車時
の不快感を解消することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両制御システムに用いる携帯端末
の正面図。
【図2】 本発明の車両制御システムを示すブロック
図。
【図3】 携帯端末側の処理を示すフローチャート。
【図4】 モード選択表示の一例を示す説明図。
【図5】 遅延時間選択表示の一例を示す説明図。
【図6】 現在時間表示の一例を示す説明図。
【図7】 始動時間表示の一例を示す説明図。
【図8】 車両側装置の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…携帯端末 8…エアコンディショナ 14…送信部(送信手段) 18…受信部(受信手段) 30…CPU(制御手段) S12…遅延時間設定手段 S16…始動時間設定手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のエアコンディショナを制御する車両
    制御システムであって、エアコンディショナ駆動信号を
    車両へ送信する送信手段を備えた携帯端末と、上記車両
    に設けられて携帯端末から送信されるエアコンディショ
    ナ駆動信号を受信する受信手段と、上記車両に設けられ
    て受信手段の受信結果によりエアコンディショナを所定
    タイミングにて駆動制御する制御手段とを備えた車両制
    御システム。
  2. 【請求項2】上記携帯端末には遅延時間を設定する遅延
    時間設定手段を設け、上記制御手段は遅延時間経過に対
    応してエアコンディショナを駆動制御する請求項1記載
    の車両制御システム。
  3. 【請求項3】上記携帯端末にはエアコンディショナ始動
    時間を設定する始動時間設定手段を設け、上記制御手段
    は始動時間に対応してエアコンディショナを駆動制御す
    る請求項1記載の車両制御システム。
  4. 【請求項4】上記制御手段は受信手段のエアコンディシ
    ョナ駆動信号の受信時に、携帯端末と車両との間の離間
    距離を推定し、推定された距離に対応してエアコンディ
    ショナを駆動制御する請求項1記載の車両制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】上記制御手段は推定された距離と乗員の移
    動速度とに基づいて、乗員が車両に戻った時に適温が確
    保されるタイミングでエアコンディショナを駆動制御す
    る請求項4記載の車両制御システム。
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