JP2003071227A - 一体成型フィルターユニット及びその製造法 - Google Patents
一体成型フィルターユニット及びその製造法Info
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- JP2003071227A JP2003071227A JP2001269289A JP2001269289A JP2003071227A JP 2003071227 A JP2003071227 A JP 2003071227A JP 2001269289 A JP2001269289 A JP 2001269289A JP 2001269289 A JP2001269289 A JP 2001269289A JP 2003071227 A JP2003071227 A JP 2003071227A
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】濾材の有効面積を大きくして捕集効率を高める
とともに、フィルター装着性および生産効率を高めたフ
ィルターユニットおよびその成型方法である。 【解決手段】保持枠用の樹脂を溶融射出してフィルター
ユニットを成型する時に、フィルター濾材の破損をなく
し、フィルターユニットの金型における逃がし部のクリ
アランスAが濾材厚みに対して80〜115%、掴み部
のクリアランスBが濾材厚みに対して25〜45%,且
つ,掴み部の距離Cが0.5〜5mmであることを特徴
とするフィルターユニットの製造法。
とともに、フィルター装着性および生産効率を高めたフ
ィルターユニットおよびその成型方法である。 【解決手段】保持枠用の樹脂を溶融射出してフィルター
ユニットを成型する時に、フィルター濾材の破損をなく
し、フィルターユニットの金型における逃がし部のクリ
アランスAが濾材厚みに対して80〜115%、掴み部
のクリアランスBが濾材厚みに対して25〜45%,且
つ,掴み部の距離Cが0.5〜5mmであることを特徴
とするフィルターユニットの製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルター保持枠
の射出成型と同時に、別に用意されたフィルター部を同
時接着させて、気体処理装置への装着性に優れ、軽量、
かつ低圧損失、高捕集効率のフィルターユニットを製造
するものである。
の射出成型と同時に、別に用意されたフィルター部を同
時接着させて、気体処理装置への装着性に優れ、軽量、
かつ低圧損失、高捕集効率のフィルターユニットを製造
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気清浄機、およびそのような空
気清浄機を備えたエアーコンディショナーなどの気体処
理装置に対する需要が増えている。
気清浄機を備えたエアーコンディショナーなどの気体処
理装置に対する需要が増えている。
【0003】上述の気体処理装置は、通常、空気中に含
まれる浮遊物や臭気成分を除去するためのフィルターを
内蔵している。このようなフィルターは、活性炭等の吸
着剤、高分子不織布や織布、ガラス繊維などからなるシ
ートまたは、シートをプリーツ状に加工されたフィルタ
ー部をフィルター保持枠に取りつけられ、フィルターユ
ニットとして用いられている。
まれる浮遊物や臭気成分を除去するためのフィルターを
内蔵している。このようなフィルターは、活性炭等の吸
着剤、高分子不織布や織布、ガラス繊維などからなるシ
ートまたは、シートをプリーツ状に加工されたフィルタ
ー部をフィルター保持枠に取りつけられ、フィルターユ
ニットとして用いられている。
【0004】フィルターユニットの製造方法としては,
予めシートまたはプリーツ状に加工されたフィルター部
を準備し、また別に用意したフィルター保持枠に組みこ
み、接着剤で固定する方法、係止ツメやネジ、バネで固
定する方法が行われていた。このため、工数が多く、製
造効率が悪化するという問題があった。最近では、特開
平10−263348号公報に示されるように、フィル
ター保持枠の周囲にパッキンを用いて成型加工する方
法、特開平11−90150号公報のようにフィルター
保持枠に発泡樹脂を用いる方法などが知られている。し
かし,これらの方法は生産性の効率化に主眼を置かれ,フ
ィルターユニットそのものの強度や重量など、またフィ
ルターとしての性能、特性については、なんら言及され
ていない。また、製造効率が良く,且つ,高強度で軽量
なフィルターユニットを製造する方法として,フィルタ
ー保持枠の成型と同時に予め別工程で準備されたフィル
ター部を接着させる一体成型方法がある。
予めシートまたはプリーツ状に加工されたフィルター部
を準備し、また別に用意したフィルター保持枠に組みこ
み、接着剤で固定する方法、係止ツメやネジ、バネで固
定する方法が行われていた。このため、工数が多く、製
造効率が悪化するという問題があった。最近では、特開
平10−263348号公報に示されるように、フィル
ター保持枠の周囲にパッキンを用いて成型加工する方
法、特開平11−90150号公報のようにフィルター
保持枠に発泡樹脂を用いる方法などが知られている。し
かし,これらの方法は生産性の効率化に主眼を置かれ,フ
ィルターユニットそのものの強度や重量など、またフィ
ルターとしての性能、特性については、なんら言及され
ていない。また、製造効率が良く,且つ,高強度で軽量
なフィルターユニットを製造する方法として,フィルタ
ー保持枠の成型と同時に予め別工程で準備されたフィル
ター部を接着させる一体成型方法がある。
【0005】しかし、一体成型法に於いても、特にフィ
ルター部に活性炭等の吸着剤が含有されている場合、そ
の吸着剤の機能を少しでも発揮させるべくフィルター部
の表面積を大きくしたり、保持枠との接着する部分を少
しでも少なくして、捕集効果をあげ、且つ、フィルター
成型加工性を向上させるためフィルター濾材と保持枠と
の接着にいろいろな工夫が凝らされている。しかし、例
えば、フィルター部の表面積を最大限に利用するため
に、保持枠端部まで活性炭を装填したものがあるが、フ
ィルター濾材の端部から活性炭が金型掴み部に脱落して
バリを生じたり、あるいは金型破損を引き起こすという
問題があった。また、濾材端部には活性炭を装填せずバ
リや金型破損を防止する方法があるが、フィルターとし
ての有効表面積が減少するため、フィルター性能が低下
するという問題があった。さらに、金型構造を工夫し、
枠内側の掴み部に樹脂流入部を数ミリ設けることにより
バリや活性炭脱落を防止する方法があるが、先述したも
のと同様、フィルターとしての有効表面積が減少するた
め、フィルター性能が低下するという問題があった。
ルター部に活性炭等の吸着剤が含有されている場合、そ
の吸着剤の機能を少しでも発揮させるべくフィルター部
の表面積を大きくしたり、保持枠との接着する部分を少
しでも少なくして、捕集効果をあげ、且つ、フィルター
成型加工性を向上させるためフィルター濾材と保持枠と
の接着にいろいろな工夫が凝らされている。しかし、例
えば、フィルター部の表面積を最大限に利用するため
に、保持枠端部まで活性炭を装填したものがあるが、フ
ィルター濾材の端部から活性炭が金型掴み部に脱落して
バリを生じたり、あるいは金型破損を引き起こすという
問題があった。また、濾材端部には活性炭を装填せずバ
リや金型破損を防止する方法があるが、フィルターとし
ての有効表面積が減少するため、フィルター性能が低下
するという問題があった。さらに、金型構造を工夫し、
枠内側の掴み部に樹脂流入部を数ミリ設けることにより
バリや活性炭脱落を防止する方法があるが、先述したも
のと同様、フィルターとしての有効表面積が減少するた
め、フィルター性能が低下するという問題があった。
【0006】また、気体処理装置に装着されるフィルタ
ー保持枠は、装着性に優れ、軽量で強度が高いことが望
ましいが、枠の厚みを大きくするとフィルターとしての
有効表面積が減少するため、フィルター性能が低下する
という問題があった。
ー保持枠は、装着性に優れ、軽量で強度が高いことが望
ましいが、枠の厚みを大きくするとフィルターとしての
有効表面積が減少するため、フィルター性能が低下する
という問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保持枠用の
樹脂を溶融射出してフィルターユニットを成型する時
に、フィルター濾材の破損をなくし、かつ濾材の有効面
積を大きくして捕集効率を高めるとともに、軽量化およ
び生産効率を高めたフィルターユニットの成型方法であ
る。
樹脂を溶融射出してフィルターユニットを成型する時
に、フィルター濾材の破損をなくし、かつ濾材の有効面
積を大きくして捕集効率を高めるとともに、軽量化およ
び生産効率を高めたフィルターユニットの成型方法であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図5に示す金
型を用いてフィルター濾材と保持枠を接合するフィルタ
ーユニットの成型方法である。図5の17はフィルター
濾材が型逃がし部、18は掴み部、19は掴み部の距離
を示す。本発明は逃がし部のクリアランスAがフィルタ
ー部の濾材厚みに対して80〜115%、好ましくは1
00〜110%、掴み部のクリアランスBを25〜45
%、好ましくは35〜40%、掴み部の距離Cを0.5
〜5mm、好ましくは1〜3mmとすることにより、濾
材の表面積が大きく、一体成型性の良好なフィルターを
提供するものであり、さらに、フィルター保持枠の厚み
を2mm以下とすることにより、軽量化すると共に装着
性を改善し、濾材の表面積を向上させるものである。こ
こでクリアランスとはフィルター濾材部を挟み込む金型
間つまりキャビ側とコア側の距離である。掴み部とはフ
ィルター濾材部の中で保持枠との境界に位置し,その他
のフィルター濾材部,つまり逃がし部よりクリアランス
が小さくなっている部分である。この掴み部,逃がし部
を設けることによって溶融した熱可塑性樹脂が濾材部に
流れ込むこと無く,また濾材構造が破壊される事無く成
型される。このA,B,Cを調整してフィルター部末端
に活性炭が担持されていても、容易に保持枠と接着が可
能となり、本発明にいたった。
型を用いてフィルター濾材と保持枠を接合するフィルタ
ーユニットの成型方法である。図5の17はフィルター
濾材が型逃がし部、18は掴み部、19は掴み部の距離
を示す。本発明は逃がし部のクリアランスAがフィルタ
ー部の濾材厚みに対して80〜115%、好ましくは1
00〜110%、掴み部のクリアランスBを25〜45
%、好ましくは35〜40%、掴み部の距離Cを0.5
〜5mm、好ましくは1〜3mmとすることにより、濾
材の表面積が大きく、一体成型性の良好なフィルターを
提供するものであり、さらに、フィルター保持枠の厚み
を2mm以下とすることにより、軽量化すると共に装着
性を改善し、濾材の表面積を向上させるものである。こ
こでクリアランスとはフィルター濾材部を挟み込む金型
間つまりキャビ側とコア側の距離である。掴み部とはフ
ィルター濾材部の中で保持枠との境界に位置し,その他
のフィルター濾材部,つまり逃がし部よりクリアランス
が小さくなっている部分である。この掴み部,逃がし部
を設けることによって溶融した熱可塑性樹脂が濾材部に
流れ込むこと無く,また濾材構造が破壊される事無く成
型される。このA,B,Cを調整してフィルター部末端
に活性炭が担持されていても、容易に保持枠と接着が可
能となり、本発明にいたった。
【0009】クリアランスAを80〜115%、好まし
くは100〜110、クリアランスBを25〜45%、
好ましくは35〜45%、掴み部の距離Cを0.5〜5
mm、好ましくは1〜3mmとすることにより、金型に
溶融した樹脂を流した場合、濾材への溶融した樹脂の染
み出しがなく、フィルター濾材を最大限に利用すること
ができる。クリアランスAを80%以下とした場合はフ
ィルター濾材が圧縮・破壊され圧力損失が増大し、11
5%以上した場合は、フィルター部のプリーツ形状が変
形したり皺が発生する。またクリアランスBを25%以
下とした場合もフィルター濾材が圧縮・破壊され圧力損
失が増大し、40%以上とした場合はフィルター部へ樹
脂が流出しバリが発生する。更に掴み部の距離Cを0.
5mm以下とした場合もフィルター部へ樹脂が流出しバ
リが発生し、5mm以上した場合はフィルター部の面積
が減少しフィルター性能が低下する。
くは100〜110、クリアランスBを25〜45%、
好ましくは35〜45%、掴み部の距離Cを0.5〜5
mm、好ましくは1〜3mmとすることにより、金型に
溶融した樹脂を流した場合、濾材への溶融した樹脂の染
み出しがなく、フィルター濾材を最大限に利用すること
ができる。クリアランスAを80%以下とした場合はフ
ィルター濾材が圧縮・破壊され圧力損失が増大し、11
5%以上した場合は、フィルター部のプリーツ形状が変
形したり皺が発生する。またクリアランスBを25%以
下とした場合もフィルター濾材が圧縮・破壊され圧力損
失が増大し、40%以上とした場合はフィルター部へ樹
脂が流出しバリが発生する。更に掴み部の距離Cを0.
5mm以下とした場合もフィルター部へ樹脂が流出しバ
リが発生し、5mm以上した場合はフィルター部の面積
が減少しフィルター性能が低下する。
【0010】フィルター保持枠の側面(濾材配列方向)
の厚みを、薄くすることは困難とされていた。フィルタ
ー保持枠の濾材幅方向の両側から金型に流れ込んだ溶融
した樹脂は、フィルター保持枠の側面(濾材配列方向)
の中央部にて合流する。この時、リブ部分に相当する金
型の隙間を薄くすると、射出成型時にショートが発生
し、不良品発生の原因となっていた。ショートとは樹脂
がフィルター保持枠の成型金型全体に行き渡らず、一部
隙間を残して冷却固化し、そのため成型品の一部に強度
斑を生じ、その結果そこの部分の保持枠の一部が欠ける
現象のことを指す。しかし、リブを設けることによっ
て、ショートの発生もなくなり不良品の発生も減少し
た。またフィルター保持枠全体の強度が増し、全体のゆ
がみもなくなり、気体処理装置に装着する時のねじれの
問題も解消した。リブ、ゲートが無い場合は、金型内で
溶融した樹脂の流れが不均一となり、温度斑が生じて、
この結果冷却速度も異なり、冷却固化したフィルター保
持枠の側面部に強度斑を生じ、ショートの原因になって
不良が発生していた。
の厚みを、薄くすることは困難とされていた。フィルタ
ー保持枠の濾材幅方向の両側から金型に流れ込んだ溶融
した樹脂は、フィルター保持枠の側面(濾材配列方向)
の中央部にて合流する。この時、リブ部分に相当する金
型の隙間を薄くすると、射出成型時にショートが発生
し、不良品発生の原因となっていた。ショートとは樹脂
がフィルター保持枠の成型金型全体に行き渡らず、一部
隙間を残して冷却固化し、そのため成型品の一部に強度
斑を生じ、その結果そこの部分の保持枠の一部が欠ける
現象のことを指す。しかし、リブを設けることによっ
て、ショートの発生もなくなり不良品の発生も減少し
た。またフィルター保持枠全体の強度が増し、全体のゆ
がみもなくなり、気体処理装置に装着する時のねじれの
問題も解消した。リブ、ゲートが無い場合は、金型内で
溶融した樹脂の流れが不均一となり、温度斑が生じて、
この結果冷却速度も異なり、冷却固化したフィルター保
持枠の側面部に強度斑を生じ、ショートの原因になって
不良が発生していた。
【0011】本発明に関わるリブの巾は保持枠側面の巾
に対して、10%以上90%以下、好ましくは、15〜
40%である。また、リブの厚みは、保持枠側面の厚み
に対して10〜70%、好ましくは20〜50%であ
る。特にリブの巾が、保持枠側面の巾に対して、10%
以下であれば強度が得られず、また、90%以上であれ
ば、補強効果はあるが、側面厚みが大きくなったのと同
じことであり、軽量化を図ることはできない。このリブ
をつけることにより、金型のフィルター保持枠の側面
(濾材配列方向)の隙間(厚み)を2.005mm以下
好ましくは、1.504mm以下とすることにより、側
面の厚みは、2mm以下、好ましくは1.5mm以下が
可能となった。
に対して、10%以上90%以下、好ましくは、15〜
40%である。また、リブの厚みは、保持枠側面の厚み
に対して10〜70%、好ましくは20〜50%であ
る。特にリブの巾が、保持枠側面の巾に対して、10%
以下であれば強度が得られず、また、90%以上であれ
ば、補強効果はあるが、側面厚みが大きくなったのと同
じことであり、軽量化を図ることはできない。このリブ
をつけることにより、金型のフィルター保持枠の側面
(濾材配列方向)の隙間(厚み)を2.005mm以下
好ましくは、1.504mm以下とすることにより、側
面の厚みは、2mm以下、好ましくは1.5mm以下が
可能となった。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に用いる濾材は、活性炭や
ゼオライト等の吸着剤含有シート、高分子不織布、ガラ
ス繊維、多孔性の樹脂シート、各種の織物、編物などか
らなるシートまたは、それをプリーツ状などに成型加工
されたものからなる。本発明の保持枠に用いることので
きる熱可塑性樹脂としては、アクリル系樹脂、フェノー
ル系樹脂、シリコン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、メラミン系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂などの熱可塑性樹脂、スチレ
ン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラス
トマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリエス
テル系熱可塑性エラストマー、ポアミド系熱可塑性エラ
ストマー、塩ビ系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可
塑性エラストマー、などの熱可塑性エラストマーなど溶
融射出成型ができるものなら何でも良い。本発明によっ
てできるフィルターユニット全体を図1に示した。ま
た、フィルター部を図2に示した。一体成型する時に用
いる金型を図3乃至図4に示した。図4中の14に示し
た溝はできたフィルター枠部の側面外側(濾材配列方
向)のリブに相当する。また、図4中の16は、フィル
ター枠部の濾材巾方向面に位置するゲートに相当する。
このリブ、ゲートを設けることにより、射出成型時の溶
融した樹脂の流動性が上がり,短時間に金型全体に溶融
した樹脂が行き渡り,また、金型の隙間全体に均一に圧
がかかり、隙間なく樹脂が行き渡る。通常金型への溶融
した樹脂の流れ込みは15から20秒で完了する。この
後、金型内の冷却に30〜35秒を要する。冷却後、金
型を上下にはがして、目的とするフィルターユニットが
得られる。
ゼオライト等の吸着剤含有シート、高分子不織布、ガラ
ス繊維、多孔性の樹脂シート、各種の織物、編物などか
らなるシートまたは、それをプリーツ状などに成型加工
されたものからなる。本発明の保持枠に用いることので
きる熱可塑性樹脂としては、アクリル系樹脂、フェノー
ル系樹脂、シリコン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、メラミン系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂などの熱可塑性樹脂、スチレ
ン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラス
トマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリエス
テル系熱可塑性エラストマー、ポアミド系熱可塑性エラ
ストマー、塩ビ系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可
塑性エラストマー、などの熱可塑性エラストマーなど溶
融射出成型ができるものなら何でも良い。本発明によっ
てできるフィルターユニット全体を図1に示した。ま
た、フィルター部を図2に示した。一体成型する時に用
いる金型を図3乃至図4に示した。図4中の14に示し
た溝はできたフィルター枠部の側面外側(濾材配列方
向)のリブに相当する。また、図4中の16は、フィル
ター枠部の濾材巾方向面に位置するゲートに相当する。
このリブ、ゲートを設けることにより、射出成型時の溶
融した樹脂の流動性が上がり,短時間に金型全体に溶融
した樹脂が行き渡り,また、金型の隙間全体に均一に圧
がかかり、隙間なく樹脂が行き渡る。通常金型への溶融
した樹脂の流れ込みは15から20秒で完了する。この
後、金型内の冷却に30〜35秒を要する。冷却後、金
型を上下にはがして、目的とするフィルターユニットが
得られる。
【0013】さらに濾材を固定し,保持枠を形成する金
型の概略図を図5に示した。逃がし部のクリアランスA
をフィルター部の濾材厚みに対して80〜115%、掴
み部のクリアランスBを25〜45%、掴み部の距離C
を0.5〜5mm、好ましくは1〜3mmとしてキャビ
とコアを圧着させることにより、溶融した保持枠用の樹
脂の濾材への染み出しもなく、完全に溶着される。この
結果、濾材中の活性炭の脱落や濾材の破壊もなく濾材と
保持枠とが接着され、活性炭を含んだ濾材が保持枠に直
接接合することができる。そして、活性炭を含んだ濾材
の有効面積が大きくなり、フィルター性能に大きく寄与
することが可能となった。また、濾材の破損、破壊もな
く、さらに活性炭の飛散もないことから、保持枠との一
体成型が可能となり、1つ1つのバッチ生産だけでな
く、連続生産も可能となり、工程が簡略化され工程での
不良率を低減させることもでき、コスト低減にも寄与で
きるものである。
型の概略図を図5に示した。逃がし部のクリアランスA
をフィルター部の濾材厚みに対して80〜115%、掴
み部のクリアランスBを25〜45%、掴み部の距離C
を0.5〜5mm、好ましくは1〜3mmとしてキャビ
とコアを圧着させることにより、溶融した保持枠用の樹
脂の濾材への染み出しもなく、完全に溶着される。この
結果、濾材中の活性炭の脱落や濾材の破壊もなく濾材と
保持枠とが接着され、活性炭を含んだ濾材が保持枠に直
接接合することができる。そして、活性炭を含んだ濾材
の有効面積が大きくなり、フィルター性能に大きく寄与
することが可能となった。また、濾材の破損、破壊もな
く、さらに活性炭の飛散もないことから、保持枠との一
体成型が可能となり、1つ1つのバッチ生産だけでな
く、連続生産も可能となり、工程が簡略化され工程での
不良率を低減させることもでき、コスト低減にも寄与で
きるものである。
【0014】また、保持枠部の金型の隙間を小さくする
ことができ、即ち、出来たフィルター保持枠の厚みを小
さくすることができる。さらに驚くべきことに、固化し
た樹脂がフィルター保持枠の側面(濾材配列方向)を補
強することにもなり、出来たフィルターの強度を著しく
向上させることが可能となった。
ことができ、即ち、出来たフィルター保持枠の厚みを小
さくすることができる。さらに驚くべきことに、固化し
た樹脂がフィルター保持枠の側面(濾材配列方向)を補
強することにもなり、出来たフィルターの強度を著しく
向上させることが可能となった。
【0015】以下、本発明の一体成型フィルターの実施
例及び比較例を記載するが本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、本明細書の趣旨を逸脱しない範囲で
変更することができるものである。
例及び比較例を記載するが本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、本明細書の趣旨を逸脱しない範囲で
変更することができるものである。
【0016】以下実施例における評価、測定方法を下記
に示す。フィルター部に用いる濾材の性能については以
下の試験により実施したものとする。 [濾材厚み]測定加重7gf/cm2、測定端子25m
mφの厚み計により測定した。 [剛軟度]JIS L 1096 8.19 B法によ
り測定した。 [圧縮弾性率]JIS L 1096 8.18により
測定した。 [フィルター部有効面積]フィルターユニットにおける
フィルター部の濾材有効面積。JIS L 1096
8.18により測定した。 [濾材トルエン効率]80ppmのトルエンを使ったワ
ンパスの除去性能を測定した。風速23cm/sにおけ
る上流側と下流側の濃度を島津製炭化水素系によって測
定。次式より除去効率を算出した。 トルエン除去効率=(下流側濃度/上流側濃度)×10
0 [%] [濾材圧力損失]風速48cm/sにおける濾材の通気
抵抗を測定した。 [樹脂使用量]保持枠に要した樹脂量。 [成型性不良率]射出成型2000ショットした時に発
生した不良個数より下記式により算出した。ここで不良
とは保持枠部のバリ,ショートおよび濾材破れ,変形を
指す。 成型不良率=不良個数/2000ショット×100% [トルエン除去効率]80ppmのトルエンを使ったワ
ンパスの除去性能を測定した。風量300m3/hrに
おける上流側と下流側の濃度を島津製炭化水素系によっ
て測定。次式より除去効率を算出した。 トルエン除去効率=(下流側濃度/上流側濃度)×10
0 [%] [圧力損失]風量600m3/hrにおけるフィルター
ユニットの通気抵抗を測定した。
に示す。フィルター部に用いる濾材の性能については以
下の試験により実施したものとする。 [濾材厚み]測定加重7gf/cm2、測定端子25m
mφの厚み計により測定した。 [剛軟度]JIS L 1096 8.19 B法によ
り測定した。 [圧縮弾性率]JIS L 1096 8.18により
測定した。 [フィルター部有効面積]フィルターユニットにおける
フィルター部の濾材有効面積。JIS L 1096
8.18により測定した。 [濾材トルエン効率]80ppmのトルエンを使ったワ
ンパスの除去性能を測定した。風速23cm/sにおけ
る上流側と下流側の濃度を島津製炭化水素系によって測
定。次式より除去効率を算出した。 トルエン除去効率=(下流側濃度/上流側濃度)×10
0 [%] [濾材圧力損失]風速48cm/sにおける濾材の通気
抵抗を測定した。 [樹脂使用量]保持枠に要した樹脂量。 [成型性不良率]射出成型2000ショットした時に発
生した不良個数より下記式により算出した。ここで不良
とは保持枠部のバリ,ショートおよび濾材破れ,変形を
指す。 成型不良率=不良個数/2000ショット×100% [トルエン除去効率]80ppmのトルエンを使ったワ
ンパスの除去性能を測定した。風量300m3/hrに
おける上流側と下流側の濃度を島津製炭化水素系によっ
て測定。次式より除去効率を算出した。 トルエン除去効率=(下流側濃度/上流側濃度)×10
0 [%] [圧力損失]風量600m3/hrにおけるフィルター
ユニットの通気抵抗を測定した。
【0017】
【実施例】実施例1
フィルター部として、濾材厚み1.1mm、幅方向の剛
軟度22〜26kg・cm、厚み方向の圧縮弾性率45
〜50%、濾材トルエン除去効率50%以上、濾材圧力
損失90Pa以下の活性炭含有シートを、ヒダ高さ39
mm、ヒダ間隔が9mmでヒダ折りした後、濾材幅10
5.5mmにカットした。予め用意された図4に示す金
型のインサート部すなわちフィルター部15に該濾材を
挿入した。この金型の逃がし部クリアランスAは濾材厚
みに対して105%即ち1.16mm,掴み部クリアラ
ンスBは40%即ち0.44mm,掴み部の距離Cは
1.5mmとした。該金型に該濾材を挿入して、射出成
型機により215℃に溶融したポリプロピレン樹脂(C
&CTECH製)を、図3の金型の樹脂導入部8より5
0kgf/cm2の圧力をかけて6点のゲートから図4
に示す金型の隙間17に流し込んだ。この時、金型への
注入時間は15秒とし、注入後冷却に35秒かけた。こ
の後、金型を上下に分離して、フィルターユニットを取
り出した。これにより、ユニット外形寸法106mm×
222mm×40mm、フィルター部寸法103mm×
216mm×39mm、ヒダ間隔9mm、フィルター保
持枠の形状としては、保持枠厚み1.5mm、リブ厚み
0.5mm、リブ幅6mmのフィルターユニットのフィ
ルターユニットを得た。このフィルターユニットのフィ
ルターとしての特性を測定した。
軟度22〜26kg・cm、厚み方向の圧縮弾性率45
〜50%、濾材トルエン除去効率50%以上、濾材圧力
損失90Pa以下の活性炭含有シートを、ヒダ高さ39
mm、ヒダ間隔が9mmでヒダ折りした後、濾材幅10
5.5mmにカットした。予め用意された図4に示す金
型のインサート部すなわちフィルター部15に該濾材を
挿入した。この金型の逃がし部クリアランスAは濾材厚
みに対して105%即ち1.16mm,掴み部クリアラ
ンスBは40%即ち0.44mm,掴み部の距離Cは
1.5mmとした。該金型に該濾材を挿入して、射出成
型機により215℃に溶融したポリプロピレン樹脂(C
&CTECH製)を、図3の金型の樹脂導入部8より5
0kgf/cm2の圧力をかけて6点のゲートから図4
に示す金型の隙間17に流し込んだ。この時、金型への
注入時間は15秒とし、注入後冷却に35秒かけた。こ
の後、金型を上下に分離して、フィルターユニットを取
り出した。これにより、ユニット外形寸法106mm×
222mm×40mm、フィルター部寸法103mm×
216mm×39mm、ヒダ間隔9mm、フィルター保
持枠の形状としては、保持枠厚み1.5mm、リブ厚み
0.5mm、リブ幅6mmのフィルターユニットのフィ
ルターユニットを得た。このフィルターユニットのフィ
ルターとしての特性を測定した。
【0018】実施例2
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
103%即ち1.13mm,掴み部クリアランスBを3
5%即ち0.39mm,掴み部の距離Cを3mmとし
た。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
103%即ち1.13mm,掴み部クリアランスBを3
5%即ち0.39mm,掴み部の距離Cを3mmとし
た。
【0019】比較例1
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
100%即ち1.1mmとし,掴み部は設けなかった。
また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠厚み
を3mmとした。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
100%即ち1.1mmとし,掴み部は設けなかった。
また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠厚み
を3mmとした。
【0020】比較例2
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
70%即ち0.77mm,掴み部クリアランスBを40
%即ち0.44mm,掴み部の距離Cを1.5mmとし
た。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠
厚みを3mmとした。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
70%即ち0.77mm,掴み部クリアランスBを40
%即ち0.44mm,掴み部の距離Cを1.5mmとし
た。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠
厚みを3mmとした。
【0021】比較例3
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
130%即ち0.1.43mm,掴み部クリアランスB
を40%即ち0.44mm,掴み部の距離Cを1.5m
mとした。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,
保持枠厚みを3mmとした。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
130%即ち0.1.43mm,掴み部クリアランスB
を40%即ち0.44mm,掴み部の距離Cを1.5m
mとした。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,
保持枠厚みを3mmとした。
【0022】比較例4
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
105%即ち1.16mm,掴み部クリアランスBを6
0%即ち0.66mm,掴み部の距離Cを1.5mmと
した。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持
枠厚みを3mmとした。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
105%即ち1.16mm,掴み部クリアランスBを6
0%即ち0.66mm,掴み部の距離Cを1.5mmと
した。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持
枠厚みを3mmとした。
【0023】比較例5
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
105%即ち1.16mm,掴み部クリアランスBを4
0%即ち0.44mm,掴み部の距離Cを6mmとし
た。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠
厚みを3mmとした。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
105%即ち1.16mm,掴み部クリアランスBを4
0%即ち0.44mm,掴み部の距離Cを6mmとし
た。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠
厚みを3mmとした。
【0024】比較例6
フィルター部は実施例1と同様のものを使用した。フィ
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
103%即ち1.13mm,掴み部クリアランスBを3
5%即ち0.39mm,掴み部の距離Cを3mmとし
た。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠
厚みを6mmとした。
ルターユニットの成型方法も実施例1と同じとしたが、
金型構造を逃がし部クリアランスAを濾材厚みに対して
103%即ち1.13mm,掴み部クリアランスBを3
5%即ち0.39mm,掴み部の距離Cを3mmとし
た。また金型の樹脂の流れ込み部の厚みを変え,保持枠
厚みを6mmとした。
【0025】以上のようにして得られた、フィルターユ
ニットを用いてフィルターとしての性能評価を行なっ
た。結果を表1に示した。
ニットを用いてフィルターとしての性能評価を行なっ
た。結果を表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】以上のように、合成樹脂からなるフィル
ター保持枠を射出成型する際の金型の掴み部,逃がし部
のクリアランス,および掴み部の距離を限定する事によ
って,濾材の破損や成型時のバリ,ショート等の不良を
無くし,かつ濾材の有効面積が大きく捕集効率が大きな
フィルターユニットを得ることができた。さらにリブを
設けることで、フィルター保持枠のプリーツ濾材配列方
向の強度を維持するとともに厚みを薄くすることが可能
となり、さらに加えて保持枠に使用する樹脂量の低減し
軽量化が可能となっている。また、フィルター部との一
体成型工程が効率よくなり、不良品の減少も可能となっ
た。産業界に寄与すること大である。
ター保持枠を射出成型する際の金型の掴み部,逃がし部
のクリアランス,および掴み部の距離を限定する事によ
って,濾材の破損や成型時のバリ,ショート等の不良を
無くし,かつ濾材の有効面積が大きく捕集効率が大きな
フィルターユニットを得ることができた。さらにリブを
設けることで、フィルター保持枠のプリーツ濾材配列方
向の強度を維持するとともに厚みを薄くすることが可能
となり、さらに加えて保持枠に使用する樹脂量の低減し
軽量化が可能となっている。また、フィルター部との一
体成型工程が効率よくなり、不良品の減少も可能となっ
た。産業界に寄与すること大である。
【図1】(a)はこの発明における製造方法により作製
したフィルターユニットの斜視図例。(b)は該フィル
ターユニットの濾材幅方向側正面図例。
したフィルターユニットの斜視図例。(b)は該フィル
ターユニットの濾材幅方向側正面図例。
【図2】フィルター部となるプリーツ濾材の斜視図例。
【図3】本発明に係る成型金型の全体断面図例。
【図4】本発明に係る成型金型の下金型展開上面概略図
例。
例。
【図5】本発明に係る成型金型の下金型の斜視図例。
1 ゲート
2 リブ
3 保持枠側面(濾材配列方向)
4 保持枠側面(濾材幅方向)
5 フィルター部乃至フィルター濾材
6 リブ幅
7 リブ厚み
8 溶融樹脂の流動経路
9 成型金型上下合わせ面
10 セレーション部
11 上金型(固定側金型)
12 下金型(可動側金型)
13 ランナー部
14 リブを形成する金型コア
15 成型金型における濾材挿入部
16 ゲート
17 掴み部
18 逃がし部
19 掴み部の距離
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B29L 31:14 B29L 31:14
Fターム(参考) 4D019 AA01 BA03 BA04 BA06 BA13
BB02 BB03 BB12 BB13 BB18
BC05 CA02 CB01
4D058 JA14 JB05 JB14 JB24 JB25
KA04 KA14 SA04 TA03 TA07
4F202 AA11 AD07 AG28 AH03 CA11
CB01 CB12 CK06 CK11 CK43
CQ05
4F206 AD07 AH03 JA07 JB12
Claims (2)
- 【請求項1】フィルターユニットにおいて、フィルター
部に担持される活性炭がフィルター保持枠部まで装填さ
れ、かつフィルター保持枠厚みが2mm以下であることを
特徴とする一体成型からなるフィルターユニット。 - 【請求項2】請求項1に記載のフィルターユニットにお
いて、該フィルターユニットの金型における逃がし部の
クリアランスAが濾材厚みに対して80〜115%、掴
み部のクリアランスBが濾材厚みに対して25〜45
%,且つ,掴み部の距離Cが0.5〜5mmであること
を特徴とするフィルターユニットの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001269289A JP2003071227A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 一体成型フィルターユニット及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001269289A JP2003071227A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 一体成型フィルターユニット及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003071227A true JP2003071227A (ja) | 2003-03-11 |
Family
ID=19095138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001269289A Withdrawn JP2003071227A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 一体成型フィルターユニット及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003071227A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005177641A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Nitto Denko Corp | エアフィルタユニットおよびその製造方法、並びにエアフィルタユニット集合体 |
JP2008137009A (ja) * | 2008-01-15 | 2008-06-19 | Nitto Denko Corp | エアフィルタユニットおよびその製造方法、並びにエアフィルタユニット集合体 |
JP2009136865A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-25 | Nitto Denko Corp | フィルタユニット、これを用いたフィルタユニットパネル、およびフィルタユニットの製造方法 |
JP2016101039A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 電線保護部材 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5150966A (ja) * | 1974-10-31 | 1976-05-06 | Kozo Sugiura | Netsuyojuzainikanaamiruioinsaatosuru hoho |
JPS63268607A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-07 | Munekata Kk | 一体成形エアフイルタ成形金型 |
JPS63287521A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Shuji Harada | エア−クリ−ナ−用ダストネツトとその製造方法 |
JP2001239121A (ja) * | 2000-03-02 | 2001-09-04 | Toyobo Co Ltd | フィルターユニットおよびその製造方法 |
-
2001
- 2001-09-05 JP JP2001269289A patent/JP2003071227A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001239121A (ja) * | 2000-03-02 | 2001-09-04 | Toyobo Co Ltd | フィルターユニットおよびその製造方法 |
Cited By (4)
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JP2005177641A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Nitto Denko Corp | エアフィルタユニットおよびその製造方法、並びにエアフィルタユニット集合体 |
JP2009136865A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-25 | Nitto Denko Corp | フィルタユニット、これを用いたフィルタユニットパネル、およびフィルタユニットの製造方法 |
JP2008137009A (ja) * | 2008-01-15 | 2008-06-19 | Nitto Denko Corp | エアフィルタユニットおよびその製造方法、並びにエアフィルタユニット集合体 |
JP2016101039A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 電線保護部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100623 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100701 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20100810 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |