JP2003070372A - 電子耳標 - Google Patents

電子耳標

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JP2003070372A
JP2003070372A JP2001267956A JP2001267956A JP2003070372A JP 2003070372 A JP2003070372 A JP 2003070372A JP 2001267956 A JP2001267956 A JP 2001267956A JP 2001267956 A JP2001267956 A JP 2001267956A JP 2003070372 A JP2003070372 A JP 2003070372A
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JP
Japan
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coil
plate
electronic
livestock
ear tag
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Pending
Application number
JP2001267956A
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English (en)
Inventor
Tomoji Yano
智司 矢野
Takashi Aso
尚 麻生
Kazuto Tanaka
一人 田中
Takamichi Nakamura
雄有 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujihira Industry Co Ltd
Original Assignee
Fujihira Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通信性能に影響を与えることなく、プレートを
薄く且つその表面を平滑にすることができる電子耳標を
提供することを目的とする。 【解決手段】無線通信により動物の個体を識別できる耳
標1の電子タグ2に設けられているコイル4を、同じく
電子タグ2に設けられているIC3とほぼ同一の厚さの
偏平形状のものにすると共に、コイル4とIC3を耳標
1のプレート11の同一面上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家畜等の動物の耳に装
着する耳標に関し、特に無線通信によって動物の個体を
識別できる電子耳標に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】従来、耳標は家畜の個体を識別す
るための手段として広く用いられており、その耳標は、
個体を識別するための番号等が単に表示されているもの
や、装着されたIC(ICチップ)に個体の識別情報が
記録され、その記録する識別情報を無線通信で読み出す
ことによって個体が識別されるものもある。
【0003】従来の耳標は、そのプレートと円盤部から
なり、プレートに番号を印字し、円盤部に個体の識別情報
を記録したIC3と識別情報の送信または受信用のアン
テナとなるコイルを装着し、プレート11の一端に有す
る通孔に家畜の耳介6の裏側から円盤部15に形成され
た雄ピン13先端の傘状の穿刺部14を嵌着させること
によりプレート11を保持するものであるが、円盤部に
ICとコイルを内臓させた場合は、プレート部の家畜番
号と円盤部に記憶されたID番号の対応関係を常時もた
せなければならないので、管理上の煩わしさがあり、ま
た円盤部は、プレートに比して表面積がかなり小さいの
で、コイルの感度を高めることが困難であるという欠点
があった。この欠点を回避するため、図3及び図4に示
すように、プレートに、家畜番号を印字するとともに、
個体の識別情報を記録したIC3や識別情報の送信また
は受信用のアンテナとなるセンターをスペースとしたコ
イル4が装着させて、管理の煩わしさを解消していた。
【0004】しかして、このプレート11は、家畜番号
の印字のためその印字側の表面を平滑にする必要があ
り、その結果他の表面が、IC3とコイル4の形態のた
めに、突出部16が形成される結果となっている。すな
わち、コイルがフレキシブルプリントボードに一体的に
形成されそのボード上にICが取り付けられている形態
のものは(図3/図4)IC3の部分が突出し、また、
円形状のコイル4とIC3を組み合せてなる電子タグ2
をプレート11面に装着している形態のものは(図5)
電子タグ2が突出する。
【0005】プレートは回動自在になっているためにそ
の突出部で家畜の耳介を摺って、耳介の皮膚が炎症を起
こしてしまうことがおおく、また、時として、プレート
が強く耳介に押圧された場合は,耳介に重大な裂傷を与
える恐れがあった。また,突出部のためその面への印刷
が制約されるという欠点があった。この解決には、プレ
ート面を樹脂で平滑に覆ってしまうことも考えられる
が、プレートすなわち電子耳標が厚くそして重くならざ
るをえず、家畜に過大な負荷がかかり,家畜の健康面さ
らには品質面に悪影響が及ぶ可能性があった。
【0006】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、通信性能に影響を与えることなく、プレートを薄く
且つその表面を平滑にすることができる電子耳標を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、プレート内にICとコイルを内設し、無線通信に
より動物の個体を識別する耳標であって、そのコイルは
ループ状であり,ICがその内側に位置し、またコイル
とICとがほぼ同一厚さの偏平形状でコイルとICがプ
レートの同一面上に配置され、更にプレート表面が平滑
で突出部がないことを特徴とする電子耳標である。
【0008】本発明の電子耳標を更に詳しく説明する
と、動物とは、家畜をはじめとするあらゆる生物を意味
する。ICとは、所定の動作を行う回路が凝縮された電
子部品であり、勿論、ICチップあるいはマイクロチッ
プ等の電子部品も含むものである。そのICには家畜の
個体情報、例えば、家畜番号また身体情報等が記録され
ている。そして、ICは家畜の個体情報を記録できる共
に、後述のコイルと組み合せ可能なものであれば何でも
よく、特に限定するものではない。
【0009】コイルとは、金属線等の導電性の部材が所
定の形状に巻回された電子部品であり、電磁誘導によっ
て導電性の部材に誘導電流が生じるものである。そし
て、前述のICと組み合わされて、コイルによって生じ
た誘導電流がICの駆動電力となって無電源型の電子回
路を形成することができ、そのICに記録された家畜の
個体情報を外部から無線通信によって読み出すことがで
きる。このように構成された耳標である。また、読み取
りだけでなく書き込み可能になっているものもある。勿
論、トランスポンダ等も含まれる。
【0010】コイルは、誘導電流を生じさせることがで
きればどのような形状のものでもよいが、望ましくは、
コイルをICと同一面に配置した際、そのICとほぼ同
じ厚さとなる偏平形状のものを用いるのがよい。そのコ
イルも適宜好適なものを用いればよく、また、コイルの
ループ形状も円形状また角形状であってもよく、特に限
定するものではない。
【0011】そして、そのコイルの具体的形状として
は、ループ状であり,その内側すなわちコイル部材に囲
まれるスペースを有する。通常円形状コイルの一つであ
る線材が渦巻状に巻回されている偏平形状のコイルであ
る。
【0012】それは、既に偏平形状になっている市販の
コイルを用いてもよいが、普通の渦巻状コイルを所定の
機具によって圧潰して偏平形状にしたり、また、線材を
渦巻状に配設してそれを所定の機具によって圧潰して偏
平形状にしてもよい。この偏平形状のコイルとICが、
耳標本体となる肉薄の偏平状のプレート内の同一面上に
内設される。
【0013】また、コイルとICがプレート面に埋設さ
れていない形態のものは、そのコイルとICが装着され
る側の面は、樹脂等の適当な素材からなる被覆材で平滑
に被覆するのがよい。勿論、プレートの表裏両面を平滑
に被覆することが望ましい。これらの被覆によってコイ
ルとICは被覆材の内部に入ることから、コイルとIC
をプレートの同一面上に内蔵する耳標も本発明の範囲に
含まれるものである。
【0014】
【作用】本発明の電子耳標は以上のように構成されてい
るので、ICとコイルの高さはほぼ同一となる。従っ
て、ICとコイルを取り付けた電子タグをプレートに埋
設した時も、そのプレート面に突出部を形成させるには
至らない。また、ICとコイルを取り付けた電子タグを
プレート面に装着し、ICとコイルを保護するためにプ
レートを被覆しても、そのプレート面に突出部を形成さ
せるには至らない。そして、プレートの回動により、プ
レート面と家畜の耳介とが摺れ合った場合でも、プレー
ト面が平滑であるために耳介を引っ掛けることなくスム
ースに摺動することができる。
【0015】
【実施例】本発明の電子耳標を以下図面に従って説明す
ると、図1は、本発明に係る電子耳標を示す図であり、
(a)図は、電子耳標の側面図で、(b)図は、電子耳
標の正面図である。1は耳標、11は電子タグ2が装着
されているプレート、12は通孔である。この通孔12
に家畜の耳介6の裏側から貫通させた雄ピン13先端の
傘状の穿刺部14が嵌着されてプレート11が保持され
る。また、プレート11には目視認識可能に家畜番号等
が表記される。2は電子タグで、家畜の個体情報を記録
するIC3およびアンテナとなるコイル4が設けられて
いる。5は被覆で、耳標1と同一の素材または異なる素
材でなる。そして、耳標1を形成する際に用いる素材で
望ましいのは熱可塑性ポリウレタンである。
【0016】そして、電子タグ2のIC3に記録される
家畜の個体情報は、例えば、家畜のID番号(10進1
5桁)を含む読み取り専用の64ビット情報で、その情
報はコイル4を介して外部の携帯型リーダや据置型リー
ダ等に無線通信によって伝送される。また、その情報の
コード体系は、動物用電子識別用規格ISO11784
(1996)に、通信方式は、動物用電子識別用規格I
SO11785(1996)に準じている。
【0017】上記の動物用電子識別用規格により、IC
3に記録する家畜の個体情報の携帯型リーダによる読み
取り可能距離は約200〜300mmである。また、家
畜がゲートアンテナを通過することにより、IC3に記
録する家畜の個体情報を読み取る据置型リーダにおいて
は、そのゲートアンテナの内方約1700×740mm
内の全ての範囲で読み取ることができる。図2は、プレ
ートに装着される電子タグを示す図であり、(a)図
は、電子タグの側面図で、(b)図は、電子タグの正面
図である。
【0018】
【効果】本発明の電子耳標は以上のように構成されてい
るので、耳標のプレートを薄く且つその表面を平滑にす
ることができる。従って、プレートが回動することによ
りプレート面と家畜の耳介とが摺れ合った場合でも、プ
レート面が平滑であるために耳介を引っ掛けることなく
スムースに摺動することができ、耳介の皮膚に炎症が起
こることもなく、さらには、炎症が防止されるので、家
畜の健康管理面においても極めて有利となり、炎症治療
または感染症防止に使用していた薬のコストも低減す
る。そして、アンテナとなるコイルはプレートの形状に
合わせて大きく且つ自由に配置することができるので、
従来より増して高い通信感度が得られる。更に、プレー
トの両面に目視可能な文字や番号を印字することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子耳標を示す図
【図2】 ラミネートフィルムで覆われた電子タグを示
す図
【図3】 従来の耳標を示す斜視図
【図4】 従来の耳標の装着状態を示す側面図
【図5】 他の従来の耳標を示す斜視図
【符号の説明】
1−耳標,11−プレート,12−通孔,13−雄ピ
ン,14−穿刺部,15−抜け止,16−突出部,2−
電子タグ,3−IC,4−コイル,5−被覆,6−耳介
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 一人 東京都文京区本郷6丁目11番6号富士平工 業株式会社内 (72)発明者 中村 雄有 東京都文京区本郷6丁目11番6号富士平工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレート内にICとコイルを内設し、無線
    通信により動物の個体を識別する耳標であって、そのコ
    イルはループ状であり,ICはその内側に位置し、また
    コイルとICとがほぼ同一厚さの偏平形状で、コイルと
    ICがプレートの同一面上に配置され、更にプレート表
    面が平滑で突出部がないことを特徴とする電子耳標
  2. 【請求項2】前記コイルは渦巻状コイルを圧潰によって
    偏平形状にしていることを特徴とする請求項1の電子耳
JP2001267956A 2001-09-04 2001-09-04 電子耳標 Pending JP2003070372A (ja)

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