JP4498013B2 - 動物用の個体識別具及びこの個体識別具を使用した動物管理方法 - Google Patents

動物用の個体識別具及びこの個体識別具を使用した動物管理方法 Download PDF

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本発明は動物用の個体識別具及びこの個体識別具を使用した動物管理方法に関し、特に、無線識別(Radio Frequency-Identificationのことであり、以下RFIDと記載)を用いて動物用の個体識別具を取り付けた動物の個体識別番号等のデータを、外部と非接触で遣り取りすることができる動物用の個体識別具及びこの個体識別具を使用した動物管理方法に関する。
従来から牧場等で牛や馬等の家畜を識別するために、家畜の耳に取り付ける耳標と呼ばれる合成樹脂製の家畜用の個体識別具が知られている。この耳標は家畜の耳を貫通させる軸部と、この軸部の少なくとも一方に一体的に形成された札部とから構成されており、この札部には家畜登録番号等の家畜の個体識別番号や、牧場で家畜を遠くから識別するために使用する数字が拡大印刷されたり、手書きで書き込まれている。更に、耳標の札部には、家畜個体識別番号を示すバーコードや二次元バーコードが印刷されることもある。
ところが、この耳標の札部は汚れたりすると印刷された数字が読みにくく、また、動物登録番号は桁数が多い上に小さな数字で印刷されているために、耳標に近づかないと読み取れないという問題点があった。更に、耳標の札部に印刷されたバーコードや二次元バーコードを読み取る際には、バーコードは手作業でスキャンし、1つずつ読み取る必要があり、二次元バーコードは同じく手作業で画像として取り込む必要があり、実際にバーコードや二次元バーコードがクリアに見える状態でなければならない。
そこで、近年、RFIDを耳標のような個体識別具に組み込み、無線を用いて耳標に記録された動物登録番号のような個体識別番号を読み取るシステムの開発が、日本及び牧畜の盛んな国々で急ピッチで進められている。
RFIDは、リーダライタ(アンテナ+コントローラ)と、情報を電子回路に記憶可能なIDタグ(シリコンチップ+アンテナ)とで構成され、無線通信により相互間のデータ通信を行うことができる自動認識技術のことである。リーダライタ側からの非接触電力電送技術により、IDタグには電池は内蔵されていない。このようなIDタグは「非接触ICチップ」や「データキャリア」等と呼ばれることもあるが、一般的に総称として、「RFIDカード」と呼ばれることが多い。このようなIDタグで、近年最も普及しているのは、鉄道の改札機で使用できるマネーカードを兼ねた定期券である。IDタグは無線を使用しているために、リーダライタにかざすだけで通信ができる。IDタグにはこの他にもラベル型、コイン型、スティック型等様々な形状があり、用途に応じて選択することができる。
RFIDは使用している周波数帯によって特性が異なっており、通信距離は数mm程度のものから数mのものがある。例えば、定期券として使用されるIDタグは、薄くカード状にし易い13.56MHz帯が使用しされているが通信距離は短い。また、ノイズや水等の影響を受けにくく、比較的長い通信距離で利用できるIDタグには、低周波帯(134.2KHz) が使用されているが、アンテナコイルを一定量巻く必要があるため薄型化が困難である。IDタグは、表面が汚れていても、読取対象が物陰に隠れていても読み書きが可能であり、繰り返し使用が可能であるので、バーコードに代わるものとして物流管理やトレーサビリティ・システム等の分野において今後の普及が見込まれている。
このようなRFIDを牛、馬、羊等の家畜、更には鹿等の動物に使用するの耳標に応用する場合には、シリコンチップに動物の個体識別番号を記憶させたIDタグを、以下の3通りの方法で耳標に埋め込み、動物の外部から無線でこの個体識別番号を読み取る方法が考えられている。
(1)軸部と札部からなる耳標の札部分にIDタグを埋め込む方法
(2)軸部を有する雄札と雌札の2ピース型の耳標の場合、雌札の孔の周囲の補強した硬い部分にIDタグを埋め込む方法
(3)軸部と札部からなる耳標の軸部分にIDタグを埋め込む方法
一方、現在、世界の各国で実施されている耳標を用いた動物の個体識別システムでは、各農家が飼育する家畜に対して1年間に必要な頭数分の固有番号(予測数)が個体識別センタで発行され、この番号が個体識別具の製造業者に発注され、個体識別具の製造業者はこの番号を札部に印字した耳標を製造して該当する農家に納品している。この方法は、広域の個体識別具(耳標)が勝手に使用されることによるシステムの混乱を防止するためにとられているものである。
しかしながら、(1)の方法では、IDタグを取り付けた札部が硬くなり、耳標の札部が何か物に引っ掛かった場合、札部が破損する問題や、硬い札部によって動物の耳が切れる率が高まり、耳標が耳から脱落する虞があるという問題がある。また、IDタグは硬いため、柔軟な合成樹脂等の材料から構成されている耳標の札部とは耳標を長期間動物の耳に装着していると剥離してしまうという問題もあった。
また、(2)の方法では、雌札の厚みが増すために、結果として耳標の脱落率が高くなるという問題が発生する。
更に、(3)の方法では、耳標の軸に強い力が加わると、IDタグのアンテナ軸にフェライトが使用されている場合にはそれが折損する問題があった。
このように、柔軟性の実現を追求する耳標と、半導体とアンテナ等の電子部品等を保護するために適度な硬さが必要なIDタグの2つの異なる部品を一体化する従来の方法には大きな課題があった。
これに加えて、耳標を家畜に装着する場合には、全ての牧畜農家が必ずしもIDタグを備えた耳標を必要としないことから、農家側でIDタグを耳標に取り付けるか否かを選択したいという要望もあった。
また、現在、世界の各国で実施されている耳標を用いた動物の個体識別システムには、以下のような問題があった。
1.本来は農家個人が、出生報告、死亡届け、転出転入届け、等の家畜の移動情報を個体識別センタに報告すべきであるが、農家の高齢化、システムになじまない等の理由で、家畜の移動情報は地域の協同組合が代行している。そして、農家には、耳標の固有番号が一覧になった印刷資料が、配布された耳標に添付されてくるが、この処理を代行する協同組合には資料が届かないために、農家に配布された耳標の個体識別番号を簡単に知ることができない。
2.家畜の出産時期等から、耳標が必要な時期が年間のある時期に集中する傾向があり、耳標の製造業者が年間を通じた経済的な生産ができない。
3.耳標を使用する場所が決められており、他の農場での利用が原則的にできないので、耳標の農場間の融通ができない。
4.個々の農家に耳標を直接配送する方法であるために、耳標の配送コストがかかる。
5.広域の個体識別システムでは、耳標に記載されたデータの入力を、地域の協同組合が代行することが多いが、前述のように協同組合にはデータが送られてこないので、協同組合は、農家に送られてきた耳標の固有番号を協同組合のオペレータが入力する必要があり、時間とコストがかかる。
そこで、本発明は、柔軟性の実現を追求する耳標のような動物用の個体識別具と、適度な硬さが必要なIDタグの2つの異なる部品を、耳標の使用者の選択により、動物用の個体識別具に取り付けることができると共に、動物用の個体識別具に取り付けたIDタグを再利用することができ、更には家畜以外の動物にも使用可能な動物用の個体識別具を提供することを目的とする。
また、本発明は従来の個体識別具を用いた動物の個体識別システムを、本発明の個体識別具を使用して合理的に解決する個体識別具を使用した動物管理方法ことを目的とする。
前記目的を達成する本発明の第1の形態の動物用の個体識別具は、所定の面積を有する札部の一端に動物の耳殻を貫通する軸部が突設された雄札と、この軸部の軸先収納部を備えた雌札とからなり、動物を個体識別するために札部に動物の個体識別データが印字される2ピース型の合成樹脂製の個体識別具であって、所定のデータが記録できるチップとアンテナとを本体に内蔵し、この本体に軸部の軸径よりも大きな直径を有する貫通孔を備えたIDタグを更に備え、IDタグにはこのIDタグを識別する管理番号がチップに記録されており、このIDタグは、個体識別具を動物の耳殻に取り付けた状態で、その貫通孔が軸部に遊嵌されると共に、軸部に吊り下げられた状態で個体識別具の札部からはみ出さない形状に構成されていることを特徴としている。
また、本発明の第2の形態の動物用の個体識別具は、動物の耳殻を貫通する軸部と、この軸部の一方に設けられた所定の面積を有する1枚の札部とからなり、動物を個体識別するために札部に動物の個体識別データが印字され、軸部の先端部には装着後に外れ止めとなるアンカー部が形成されている1ピース型の合成樹脂製の個体識別具であって、所定のデータが記録できるチップとアンテナとを本体に内蔵し、この本体に軸部の軸径よりも大きな直径を有する貫通孔を備えたIDタグを更に備え、IDタグにはこのIDタグを識別する管理番号がチップに記録されており、IDタグはこの個体識別具の動物への装着前に、軸部に挿通されることを特徴としている。
そして、第2の形態におけるIDタグは、その貫通孔が個体識別具の軸部に遊嵌され、軸部に吊り下げられた状態で、個体識別具の札部からはみ出さない形状に構成することができる。
本発明の第3の形態は、第1又は第2の形態の何れかのIDタグを識別する管理番号データ、或いは個体識別具の札部に印字された個体識別データを、複数個まとめて1つの管理単位としてバッチ番号で管理し、このバッチ番号を入力することによって、このバッチ番号に含まれるIDタグを識別する管理番号データ、或いは個体識別具の札部に印字された個体識別データを引き出せるようにしたことを特徴とする個体識別具を使用した動物管理方法である。バッチ番号が記されているデータは、個体識別具の送付先に送付することができる。
以上説明したように、本発明の動物用の個体識別具によれば、IDタグは耳標等の動物用の個体識別具の軸部に、所定の遊びを持って取り付けられており、IDタグを取り付けた耳標の札部は合成樹脂のままで柔軟性を備えているので、耳標の札部が何か物に引っ掛かった場合でも札部が破損せず、また、硬い札部によって動物の耳が切れることもない。また、雌札の厚みが増大せず、耳標の脱落率が高くならない。更に、耳標の軸に強い力が加わっても、IDタグは耳標の軸に遊びを持って取り付けられていると共に、札部からはみ出さない形状であるので、外力がIDタグまでおよばず、IDタグが破損することもないという効果がある。
これに加えて、牧畜農家でIDタグを必要としない場合は、IDタグを取り外した個体識別具を注文すれば良く、個体識別具の単価を抑えることができる。また、IDタグに記録されたデータを書き換えることにより、IDタグの再利用が可能になるので、IDタグのコストが安くなるという効果がある。更に、動物の耳に取り付けた個体識別具が汚れても、個体識別番号を外部から読み取ることができる。
更に、本発明の個体識別具を動物管理方法では、合理的に動物の移動を管理することができる。
以下、添付図面を用いて本発明の動物用の個体識別具の実施の形態を、耳標の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は本発明の2ピース型の耳標1の一実施例の構成を示すものである。この実施例の2ピース型の耳標1は、札部1Cと先細になった札部1Cの一端に突設された軸部1Dを有する雄札1A、札部1Cと先細になった札部1Cの一端に設けられた軸先収納部1Fを備えた雌札1B、及び一端に貫通孔2Aを有するIDタグ2とから構成される。雄札1Aに突設された軸部1Dの軸先1Eは、軸部1Dの直径よりも大きく膨出されたロック部1Lを備えた矢尻状になっており、雌札1Bの軸先収納部1Fは、この軸先1Eを受け入れてロック部1Lをロックするようになっている。雄札1Aの軸部1Dは、IDタグ2の貫通孔2Aと、図示しない家畜の耳殻を挿通した後に雌札1Bの軸先収納部1Fに挿入されてロックされる。
一方、雄札1Aの軸部1Dが貫通孔2Aに挿通されるIDタグ2は、貫通孔2Aの直径が、軸部1Dのロック部1Lを挿通できる大きさになっているので、軸部1Dが挿通された状態では、軸部1Dに所定の遊びを持った状態で取り付けられる。また、IDタグ2の形状は、その貫通孔2Aが雄札1Aの軸部1Dに挿通されて雄札1Aの札部1Cに重ねられた状態で、札部1Cからはみ出さない形状となっており、この状態のIDタグ2の下端部から札部1Cの下端部の間には所定の距離がある。よって、家畜の耳殻に装着された状態で、雄札1A又は雌札1Bの札部1Cの下端部が何かに当接して曲げられても、IDタグ2は札部1Cに追従して曲がることはない。なお、IDタグ2の形状は特に限定されるものではない。また、IDタグ2の形状は札部1Cからはみ出さない形状が望ましいが、多少であれば札部1Cからはみ出しても問題はない。このような形状のIDタグ2には、ICチップ20とアンテナ21が内蔵されている。ICチップ20の構成については後述する。
また、雄札1A及び雌札1Bの少なくとも一方の札部1Cには、耳殻に対して表側になる面に、家畜登録番号CNや農場で使用する農場用番号FNが印字されている。家畜登録番号CNは遠くから読み取る必要がないので一般に小さい数字や文字で印字されている。これに対して、農場用番号FNは、牧場に放牧されている家畜の番号が遠方から目視できるように拡大された数字や文字で印字されている。この農場用番号FNは、家畜登録番号CNに使用されている数字や文字を利用して印字すると、農場用番号FNや家畜登録番号CNをデータベースに登録する際に都合が良く、この方法については本発明者が既に提案している。
図1(b)と図1(c)は図1(a)の耳標1を家畜の耳殻3に装着した状態の一例を示すものである。図1(b)と図1(c)の違いは、IDタグ2が家畜の耳殻3に対して雄札1Aにあるか、雌札1Bにあるかである。図1(b)のように、IDタグ2を家畜の耳殻3に対して雄札1A側に位置させる場合は、図2(a)に示すように、予め軸部1DにIDタグ2を装着した状態で雄札1Aを耳標装着器4の一方のアームの先端部に取り付け、耳標装着器4の他方のアームの先端部には雌札1Bを取り付けておく。そして、耳標装着器4の2つのアームで家畜の耳殻3を挟み、軸先1Eを装着位置に対向させた状態で耳標装着器4を握りしめたまま引き降ろせば図1(b)の状態となる。
一方、図1(c)のように、IDタグ2を家畜の耳殻3に対して雌札1B側に位置させる場合は、図2(b)に示すように、雄札1Aを耳標装着器4の一方のアームの先端部に取り付け、耳標装着器4の他方のアームの先端部には雌札1BとIDタグ2をこの順に、かつIDタグ2の貫通孔2Aが雌札1Bの軸先収納部に重なるように取り付けておく。そして、耳標装着器4の2つのアームで家畜の耳殻3を挟み、軸先1Eを装着位置に対向させた状態で耳標装着器4を握りしめたまま引き降ろせば図1(c)の状態となる。
図3(a)は本発明の1ピース型の耳標5の一実施例の構成を示すものである。この実施例の1ピース型の耳標5は、札部5Cと先細になった札部5Cの一端に突設された軸部5Dを有する本体5Aと、この図には示されていない図1(a)で説明した構成と同じ構成を有するIDタグ2とから構成される。本体5Aに突設された軸部5Dの先端部には軸部5Dの耳殻からの抜けを防止するアンカー部5Bが一体的に設けられている。このアンカー部5Bは、軸部5Dの軸線に対して垂直方向に設けられており、その一方の先端部には矢尻状の軸先5Eが設けられている。アンカー部5Bの形状は特に限定されるものではない。
また、本体5Aの札部5Cの、耳殻に対して表側になる面には、図1(a)の耳標1と同様に、家畜登録番号CNや農場で使用する農場用番号FNが印字されるが、ここではその図示を省略する。
本体5Aの軸部5Dに設けられたアンカー部5Bは、その軸部5DにIDタグ2を挿通する際には図3(b)に示すように軸先5Eが外側を向くように折り曲げられる。そして、アンカー部5Bの軸先5EにIDタグ2の貫通孔2Aを挿通することにより、耳標1を家畜の耳殻に挿通する前に軸部5DにIDタグ2が取り付けられる。IDタグ2が取り付けられた耳標5は、図示しない耳標装着器4の一方のアームの先端部に取り付けられ、2ピース型の耳標1と同様の手順で家畜の耳殻3に取り付けられる。図3(b)は1ピース型の耳標5が家畜の耳殻3に取り付けられた状態を示すものである。1ピース型の耳標5においても、IDタグ2は軸部5Dに所定の遊びをもって取り付けられる。
図4(a)は本発明の別の実施例の2ピース型の耳標6の構成を示すものである。この実施例の2ピース型の耳標6は、札部6Cの形状とIDタグ7の形状が図1で説明した耳標1と異なる。この実施例の耳標6は、雄札6Aと雌札6Bの札部6Cの一端が同じ形状の円弧状になっており、この円弧状部分の中心部に、雄札6Aには軸部6Dが突設され、雌部6Bには軸先収納部6Fが設けられている。軸部6Dの軸先6Eは、軸部6Dの直径よりも大きく膨出されたロック部6Lを備えた矢尻状になっている。雌札6Bの軸先収納部6Fが、雄札6Aの軸部6Dの軸先6Eを受け入れてロックする構成は同じである。
一方、IDタグ7は、雄札6Aと雌札6Bの円弧状部の形状に沿う円板状をしており、その中心部に貫通孔7Aが開けられている。貫通孔7Aの直径は、軸部6Dのロック部6Lを挿通できる大きさになっているので、軸部6Dが挿通された状態では、IDタグ7は軸部6Dに所定の遊びを持った状態で取り付けられる。また、IDタグ7の形状は、その貫通孔7Aが雄札6Aの軸部6Dに挿通されて雄札6Aの札部6Cに重ねられた状態で、札部6Cからはみ出さない形状となっており、この状態のIDタグ7の下端部から札部6Cの下端部の間には所定の距離が開いている。よって、家畜の耳殻に装着された状態で、雄札6A又は雌札6Bの札部6Cの下端部が何かに当接して曲げられても、IDタグ7は札部6Cに追従して曲がることはない。なお、IDタグ7の形状は、円板状に限定されるものではない。また、IDタグ7の形状は、札部6Cからはみ出さない形状が望ましいが、多少であれば札部6Cからはみ出しても問題はない。IDタグ7にはICチップとアンテナが内蔵されていることも同様である。
また、雄札6A及び雌札6Bの少なくとも一方の札部6Cには、耳殻に対して表側になる面に、家畜登録番号CNや農場で使用する農場用番号FNが印字されることも、図1で説明した耳標1と同様である。
図4(b)と図4(c)は図4(a)の耳標6を家畜の耳殻3に装着した状態の一例を示すものである。図4(b)と図4(c)の違いは、IDタグ7が家畜の耳殻3に対して雄札6Aにあるか、雌札6Bにあるかである。図4(b)のように、IDタグ7を家畜の耳殻3に対して雄札6A側に位置させる場合は、図2(a)で説明したように、予め軸部6DにIDタグ7を装着した状態で雄札6Aを耳標装着器4の一方のアームの先端部に取り付け、耳標装着器4の他方のアームの先端部には雌札6Bを取り付けておく。そして、耳標装着器4の2つのアームで家畜の耳殻3を挟み、軸先6Eを装着位置に対向させた状態で耳標装着器4を握りしめたまま引き降ろせば図4(b)の状態となる。
一方、図4(c)のように、IDタグ7を家畜の耳殻3に対して雌札6B側に位置させる場合は、図2(b)で説明したように、雄札6Aを耳標装着器4の一方のアームの先端部に取り付け、耳標装着器4の他方のアームの先端部には雌札6BとIDタグ7をこの順に、かつIDタグ7の貫通孔7Aが雌札6Bの軸先収納部6Fに重なるように取り付けておく。そして、耳標装着器4の2つのアームで家畜の耳殻3を挟み、軸先6Eを装着位置に対向させた状態で、耳標装着器4を握りしめたまま引き降ろせば図4(c)の状態となる。
このように、本発明の耳標1、5、6は、IDタグ2又は7が、耳標1、5、6の軸部1D、5D、6Dに、遊びを持った状態で挿入されており、IDタグ2又は7は、通常の状態では耳標1、5、6の札部1C、5C、6Cからはみ出さないような形状をしている。よって、耳標1、5、6の札部1C、5C、6Cが何か物に引っ掛かった場合は、柔軟性を備えた合成樹脂製の札部1C、5C、6Cは曲がっても破損せず、また、IDタグ2又は7は、耳標の軸部1D、5D、6Dに遊びを持って取り付けられているので、札部1C、5C、6Cの湾曲に追従せず、回転することによって外力を逃がすことができる。このため、耳標1、5、6に外力が加わっても、この外力がIDタグ2又は7まで及ばず、IDタグ2又は7が破損することもない。更に、IDタグ2又は7は、外力が加わってもこれを逃げるように回転することにより、IDタグ2又は7によって家畜の耳殻が傷ついたり、切れることもない。
そして、IDタグ2又は7は雄札又は雌札と別体であるので、雄札又は雌札の厚みが増大せず、耳標1、5、6の脱落率が高くならない。これに加えて、牧畜農家でIDタグ2又は7を必要としない場合には、耳標1、5、6を家畜の耳殻に取り付ける場合に、IDタグ2又は7を耳標1、5、6から取り外して返却するか、或いは耳標の注文時にIDタグ2又は7を付けないように依頼すれば良い。また、IDタグ2又は7に記録されたデータを書き換えることにより、IDタグ2又は7の再利用が可能となるという効果がある。さらに、家畜の耳に取り付けた耳標1、5、6が汚れても、リーダにより個体識別番号を外部から読み取ることができる。
図5は、本発明のIDタグ2の内部構成、及びIDタグ2のリーダ30の内部構成の一例を示すものである。IDタグ2には、ICチップ20と、磁界(電磁波)を放射したり受信したりするアンテナ21とが内蔵されている。
ICチップ20の内部には、アンテナ21の両端に接続するコンデンサ22、アンテナ21とコンデンサ22とからなる共振回路に誘起された電力を蓄える電源23、アンテナ21で受信された搬送波信号に含まれるデータを復調する復調器24、アンテナ21を通じて放射する電磁波を搬送波として、この搬送波にデータを重畳するための変調器25、復調器24と変調器25に接続し、データ受信やデータ送信を制御する制御回路26、及び制御回路26に接続される不揮発性のメモリ27がある。メモリ27にはこのIDタグ2を取り付ける耳標の札部に印字される動物識別番号としての家畜登録番号CN等の個体識別データを記憶させておくことができる。
一方、リーダ30には2つのアンテナ31があり、一方のアンテナには電力伝送源35とデータを送信するための変調器33が接続されており、他方のアンテナには復調器34が接続されている。変調器33と復調器34は共に制御回路32に接続されている。制御回路32は外部と通信可能になっており、電話回線等により外部の通信回路網、例えばインターネットに接続されている。
リーダ30からはアンテナ31から電力供給のための電磁波が放射されるが、この電磁波はデータ伝送のための搬送波としても使用される。この搬送波には変調器33を介してデータが重畳される。アンテナ31から放射された電磁波はIDタグ2のアンテナ21で受信され、変調された搬送波から、符号化されたデータが復調器24によって取り出される(復調される)。IDタグ2からリーダ30へのデータ送信も仕組みは同様である。従って、IDタグ2のICチップ20内にあるメモリ27に記憶された個体識別データは、リーダ31側からの要請によって制御回路26により読み出され、変調器25で符号化されてアンテナ21から放射される電磁波に重畳される。
リーダ30側では、このIDタグ2のアンテナ21から放射される電磁波をアンテナ31で受信し、電磁波に含まれる個体識別データを復調器34で復調して制御回路32に送る。制御回路32は、この復調されたデータをインターネットを介して所定の機関、例えば、インターネットデータセンターや家畜の登録機関等に送る。
IDタグ2のICチップ20内にあるメモリ27には、次の3種類がある。
(a)IDタグ2の製造時にデータが書き込まれて書き換えできないタイプ、
(b)IDタグ2の製造後に、データが一度だけ書き込めるタイプ、及び
(c)IDタグ2の製造後に、データを何度も書き換えることができるタイプ。
よって、IDタグ2は耳標の用途によって何れかのタイプを適宜選択すれば良い。また、IDタグ2のICチップ20内にあるメモリ27に記憶する、このIDタグ2を識別する番号(これをIDタグ2の管理番号とする)を、家畜の個体識別データとして、耳標1の札部1Cに印字された家畜登録番号CNに一致させることができる。
このようなIDタグ2は、バーコードや磁気カード、接触式ICカードに比べると、次のような利点がある。
(1)非接触でデータの読み出しができる。
(2)電磁波でリーダ30と更新するため、汚れなどのIDタグ2の表面状態に影響されにくい。
(3)複数のIDタグ2のデータを同時に読み取ることができる。
(4)高度な空間伝送技術、プロトコル、CRC(Cyclic Redundancy Check)技術を使用することにより、交信の信頼性が高い。
(5)機械的な機構がないため故障やトラブルが少ない。
図6は本発明の耳標1を使用した動物管理システムの一例の構成を示すものである。本発明の耳標1は、例えば、牧場の牛8の耳殻3に取り付けておく。そして、牧場にはリーダを備えたゲート9を設けておく。そして、このゲート9を牛8が通過することにより、牛8の耳殻に取り付けた耳標1のIDタグから、IDタグに記録されている個体識別データを制御装置10が読み取ることができる。
制御装置10で読み取られた個体識別データは、モデム/ルータ11を介して電話回線や光ケーブル等でインターネット12に送られる。インターネット12には、この農家(牧場)のパーソナルコンピュータ13や、インターネットデータセンター14が接続されている。また、このシステムでは、インターネットデータセンター14に、家畜の個体識別データの情報を格納しておくデータベース16が備えられた家畜の管理機関15が接続されている。
牛8がゲート9を通過した時に読み取られる耳標1に記録された個体識別データは、インターネット12を通じて農家のパーソナルコンピュータ13でモニタできると共に、インターネットデータセンター14を介して家畜の管理機関15に送ることができる。家畜の管理機関15は、送られてくる個体識別データをデータベース16内のデータと照合することができる。従って、本発明の耳標を使用すれば、耳標1を使用した動物管理システムを容易に構築することができる。
本発明の耳標を使用した動物管理システムにおいては、IDタグに記録されている個体識別データに含まれるIDタグ2の管理番号と、耳標の札部1Cに印字される個体識別番号とは一致していることが望ましいが、両者は異なっていても良い。この場合は、IDタグの管理番号と、耳標の札部1Dに印字した個体識別番号とを、家畜の管理機関のデータベースにリンクさせて登録しておけば良い。
なお、耳標の札部に印刷する拡大数字や拡大文字(図1(a)の符号FNで示す番号)は、個体識別番号(図1(a)の符号CNで示す番号)の中から抜き出して印刷することができる。この場合は、個体識別番号CNのどの部分から数字を抜き出したかの情報をIDタグのメモリに記憶させておくこともできる。
図7は、本発明の耳標1を使用した動物管理システムにおける動物の管理方法を示すものである。本発明では、前述の実施例におけるIDタグ2を識別する管理番号データ、或いは耳標1の札部1Cに印字された個体識別データである家畜登録番号CNを、複数個まとめて1つの管理単位としてバッチ番号で管理する。即ち、複数個のIDタグ2の管理番号データ、或いは複数個の耳標1の家畜登録番号CNを、例えば、20ずつまとめて1つのバッチ番号として管理する。このバッチ番号はインターネット等の手段を使用して、このバッチ番号を入力することによって、このバッチ番号に含まれる複数個のIDタグ2の管理番号データ、或いは複数個の耳標1の家畜登録番号CNをバッチ番号の入力者が引き出せるようにしている。
この実施例では、20個のIDタグ2の管理番号データ、或いは複数個の耳標1の家畜登録番号CNは、図7に示すように、二次元バーコードやバーコード、或いは通常の文字や数字により、1つのバッチ番号、例えば、ここではバッチ番号「z1462」として管理される。このバッチ番号は、耳標(個体識別具)1の製造者(メーカー)又は個体識別センターが作成し、耳標(個体識別具)1の固有番号とバッチ番号とを関連付けてデータベースに入力しておく。
そして、耳標(個体識別具)1の製造者(メーカー)又は個体識別センターは、耳標1の出荷時にバッチ番号と出荷先(地域団体)のデータを入力し、これをインターネットを通じて検索できるようにする。そして、耳標1の出荷時に、発送先にこのバッチ番号を連絡する。この場合、メーカーと地域団体がインターネットのようなネットワークで繋がっていれば、メーカーは、このネットワークを通じて地域団体にバッチ番号が伝えることができる。また、メーカーは、地域団体に対してパスワードを設定しておき、指定された地域団体以外の団体は、パッチ番号を入力しても耳標1の固有番号の入手ができないようにすることができる。
一方、耳標(個体識別具)1を受け取った地域団体は、パスワードを用いてインターネットにアクセスし、入手したバッチ番号を用いてデータベースから、地域団体に送付された耳標1の固有番号を取得する。この固有番号は地域団体のデータベースに保存され、同地域で生産された動物が、どのような経歴をたどるかを追跡することができる。
また、バッチ番号を利用することにより、個体識別具(耳標1)の固有番号を個々でなくまとめて一気に取り込むことができる。この利便性は、個体識別具にRFIDが付いている場合、また、固有番号の一部が視認性の改良のため拡大文字で印字されているような周辺の追加情報の取り込みにも適用できる。
この地域団体は、入手したバッチ番号と耳標1を小分けにして耳標1が必要な農家に出荷する。なお、バッチで管理する耳標1に印字された動物登録番号CNの個数や、IDタグ2の管理番号の個数は一定でなくとも良く、各地域団体の要望に応じる形で決定することが出来る。地域団体は、耳標1を農家に出荷する際に、バッチ番号と耳標1の出荷先のデータを入力し、これをインターネットを通じて前述のデータベースに格納しておく。
一方、農家では、地域団体と同様に、個体識別具(耳標1)に添付されたバッチ番号を用いて個体識別具(耳標1)の個々の固有番号を取り込むことができる。このため、農家はいちいち個々の固有番号を入力しなくても、すぐに耳標1を利用することができる。この耳標1を取り付けた家畜、例えば、肉牛は屠場に連れて行かれた際に、耳標1が外される。このとき、屠場側で、屠殺された牛の固有番号が消滅したことを入力するようにすることができるが、屠殺された牛の履歴は固有番号と共にデータベースに残しておいて、肉の流通過程において利用することもできる。
(a)は本発明の2ピース型の耳標の一実施例の構成を示す組立斜視図、(b)は(a)の耳標を家畜の耳殻に装着した状態の一例を示す側面図、(c)は(a)の耳標を家畜の耳殻に装着した別の状態を示す側面図である。 (a)は図1(b)の状態になるように、耳標を家畜の耳殻に取り付ける方法を示す説明図、(b)は図1(c)の状態になるように、耳標を家畜の耳殻に取り付ける方法を示す説明図である。 (a)は本発明の1ピース型の耳標の一実施例の構成を示す組立斜視図、(b)は(a)の耳標にIDタグを取り付ける方法を示す側面図、(c)は(b)の耳標を家畜の耳殻に装着した状態を示す側面図である。 (a)は本発明の2ピース型の耳標の別の実施例の構成を示す組立斜視図、(b)は(a)の耳標を家畜の耳殻に装着した状態の一例を示す側面図、(c)は(a)の耳標を家畜の耳殻に装着した別の状態を示す側面図である。 本発明の耳標のIDタグの内部構成、及びこのリーダの内部構成の一例を示す回路図である。 本発明の耳標を使用した動物管理システムの一例の構成を示すシステム図である。 本発明の耳標を使用した動物管理システムにおける動物の管理方法を示す流れ図である。
符号の説明
1…耳標
1A…雄札
1B…雌札
1C…札部
1D…軸部
1E…軸先
1F…軸先収納部
2,7…IDタグ
3…耳殻
4…耳標装着器
5…耳標
5A…本体
5B…アンカー部
6…耳標
9…ゲート
20…ICチップ
21…アンテナ
30…リーダ
31…アンテナ

Claims (8)

  1. 所定の面積を有する札部の一端に動物の耳殻を貫通する軸部が突設された雄札と、この軸部の軸先収納部を備えた雌札とからなり、動物を個体識別するために前記札部に前記動物の個体識別データが印字される2ピース型の合成樹脂製の個体識別具であって、
    所定のデータが記録できるチップとアンテナとを本体に内蔵し、この本体に前記軸部の軸径よりも大きな直径を有する貫通孔を備えたIDタグを更に備え、
    前記IDタグにはこのIDタグを識別する管理番号が前記チップに記録されており、
    このIDタグは、前記個体識別具を前記動物の耳殻に取り付けた状態で、その貫通孔が前記軸部に遊嵌されると共に、軸部に吊り下げられた状態で、前記個体識別具の札部からはみ出さない形状に構成されていることを特徴とする動物用の個体識別具。
  2. 動物の耳殻を貫通する軸部と、この軸部の一方に設けられた所定の面積を有する1枚の札部とからなり、動物を個体識別するために前記札部に前記動物の個体識別データが印字され、前記軸部の先端部には装着後に外れ止めとなるアンカー部が形成されている1ピース型の合成樹脂製の個体識別具であって、
    所定のデータが記録できるチップとアンテナとを本体に内蔵し、この本体に前記軸部の軸径よりも大きな直径を有する貫通孔を備えたIDタグを更に備え、
    前記IDタグにはこのIDタグを識別する管理番号が前記チップに記録されており、
    前記IDタグはこの個体識別具の動物への装着前に、前記軸部に挿通されることを特徴とする動物用の個体識別具。
  3. 前記IDタグは、その貫通孔が前記個体識別具の軸部に遊嵌され、軸部に吊り下げられた状態で、前記個体識別具の札部からはみ出さない形状に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の動物用の個体識別具。
  4. 前記IDタグの管理番号と、前記個体識別具の札部に印字された個体識別番号とが一致していることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の動物用の個体識別具。
  5. 前記個体識別具の札部に、前記個体識別番号から抜き出された数字の組み合わせによる番号が、拡大文字で印字されており、前記IDタグに記録されたデータには、前記個体識別番号から抜き出された数字が、前記管理番号のどの数字に対応するかのデータが記録されていることを特徴とする請求項4に記載の動物用の個体識別具。
  6. 前記IDタグに記録されているデータに含まれるIDタグの管理番号と、前記個体識別具の札部に印字される個体識別番号とが異なっており、前記IDタグの管理番号と、前記個体識別具の札部に印字される個体識別番号とは、所定の動物登録の管理機関において、リンクされて登録されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の動物用の個体識別具。
  7. 前記IDタグを識別する管理番号データ、或いは前記個体識別具の札部に印字された個体識別データを、複数個まとめて1つの管理単位としてバッチ番号で管理し、このバッチ番号を入力することによって、このバッチ番号に含まれる前記IDタグを識別する管理番号データ、或いは前記個体識別具の札部に印字された個体識別データを引き出せるようにしたことを特徴とする請求項1から6の何れかの個体識別具を使用した動物管理方法。
  8. 前記バッチ番号が記されているデータが、前記個体識別具の送付先に送付されることを特徴とする請求項7に記載の個体識別具を使用した動物管理方法。
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