JP2003070302A - 畦塗り機 - Google Patents

畦塗り機

Info

Publication number
JP2003070302A
JP2003070302A JP2001265939A JP2001265939A JP2003070302A JP 2003070302 A JP2003070302 A JP 2003070302A JP 2001265939 A JP2001265939 A JP 2001265939A JP 2001265939 A JP2001265939 A JP 2001265939A JP 2003070302 A JP2003070302 A JP 2003070302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
levee
drum
adjusting
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001265939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5000051B2 (ja
Inventor
Kenji Kobashi
健志 小橋
Toshiyuki Yasukura
敏行 安倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobashi Industries Co Ltd
Original Assignee
Kobashi Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=19092331&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2003070302(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kobashi Industries Co Ltd filed Critical Kobashi Industries Co Ltd
Priority to JP2001265939A priority Critical patent/JP5000051B2/ja
Publication of JP2003070302A publication Critical patent/JP2003070302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5000051B2 publication Critical patent/JP5000051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土盛体により切削されて元畦箇所に供給され
た畦塗り用の泥土を、回転しながら元畦に塗りつけて、
元畦を修復するドラム状の整畦体を改良する。 【解決手段】 .土盛体5により供給された泥土を回
転しながら元畦に塗りつけて修復するドラム状の整畦体
15を、回転中心から外周側に向けて複数の整畦板15
aを周方向に等間隔に配設し、各整畦板15aを連結部
材15b,15cにより相互に連結して各整畦板15a
の境界部分に段差部15dを形成。.整畦ドラムの隣
接する整畦板15aは相互に所定の重なりを有し、その
重なり部分に垂直段部15dを形成した。.複数の整
畦板15aを、複数の連結部材15b,15cにより連
結して整畦ドラムを形成した。.複数の連結部材25
cを複数組のもので構成し、そのうちの少なくとも1組
のものを整畦板25aに対し着脱可能とした。.複数
組の連結部材28b,28dのうちの少なくとも1組2
8bのものを、整畦板28aに対する固着位置28cを
変更可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土盛体により切削
されて元畦箇所に供給された畦塗り用の泥土を、回転し
ながら元畦に塗りつけて、元畦を修復するドラム状の整
畦体を改良した畦塗り機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機体の後部に連結装置を介し
て着脱可能に連結される機枠と、この機枠に回転自在に
設けられ、畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供給す
る土盛体と、この土盛体の後方に位置して、前記土盛体
により供給された泥土を回転しながら元畦に塗りつけ
て、元畦を修復するドラム状の整畦体(整畦ドラム)と
を備えた畦塗り機が周知である。そして、整畦ドラムの
泥土を回転しながら元畦に塗りつけ回転しながら畦の内
側面を修復する側面修復体は、円錐状の円弧面または円
錐状の多段平面を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の畦塗り機に
おいては、整畦ドラムの側面修復体が円錐状の円弧面ま
たは円錐状の多段平面を有しており、しかも偏心回転し
ながら土盛体により供給された泥土を元畦に塗りつけて
畦の内側面を修復するので、土盛体により切削されて元
畦箇所に供給される泥土の状態によっては、所望の(十
分な)元畦修復が行えない場合がある、という問題点が
あった。また、整畦ドラムは、円錐状の円弧面または円
錐状の多段平面など有しているところから、その形状や
製造上、作用等において改良すべき点があった。本発明
は、上記の問題点を解決することを目的になされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を特徴としている。 A.走行機体の後部に連結装置を介して着脱可能に連結
される機枠と、この機枠に回転自在に設けられ、畦塗り
用の泥土を切削して元畦箇所に供給する土盛体と、この
土盛体の後方に位置して、前記土盛体により供給された
泥土を回転しながら元畦に塗りつけて、元畦を修復する
ドラム状の整畦体とを有する畦塗り機であって、前記整
畦体は、回転しながら畦を形成する整畦ドラムを、回転
中心から外周側に向けて複数の整畦板を周方向に等間隔
に配設して形成し、各整畦板を相互に連結して各整畦板
の境界部分に段差部を形成した。
【0005】B.上記整畦ドラムの隣接する整畦板は相
互に所定の重なりを有し、その重なり部分に垂直段部を
形成した。 C.上記複数の整畦板を、複数の連結部材により連結し
て整畦ドラムを形成した。
【0006】D.上記複数の連結部材を複数組のもので
構成し、そのうちの少なくとも1組のものを整畦板に対
し着脱可能とした。 E.上記複数組の連結部材のうちの少なくとも1組のも
のを、整畦板に対する固着位置を変更可能とした。
【0007】
【作用】上記A.〜E.の構成により本発明の畦塗り機
における整畦体(整畦ドラム)は、以下の作用を行う。 .回転しながら畦を形成する整畦ドラムは、回転中心
から外周側に向けて複数の整畦板を周方向に等間隔に配
設して形成し、各整畦板を相互に連結して各整畦板の境
界部分に段差部を形成することで、整畦ドラムは土盛体
により供給された泥土を、回転しながら各段差部により
間欠的に叩打し、泥土を固めながら元畦に塗りつけ、従
来の整畦ドラムに比べ良好な畦を形成する。
【0008】.整畦ドラムの隣接する整畦板は相互に
所定の重なりを有し、その重なり部分に垂直段部を形成
することで、土盛体により供給された泥土を、回転しな
がら各垂直段部により間欠的に叩打しながら泥土を固め
て元畦に塗りつけ、良好な畦を形成でき、しかも整畦板
の重なり部分により泥土が整畦ドラムの内面側に侵入す
るのを少なくする。 .複数の整畦板を、複数の連結部材により連結して整
畦ドラムを形成することで、整畦ドラムの製造が簡単に
なる。
【0009】.複数の連結部材を複数組のもので構成
し、そのうちの少なくとも1組のものを整畦板に対し着
脱可能とすることで、整畦ドラムの製造が容易となると
共に、整畦板が損傷した場合には、その部分の補修が容
易に行える。 .複数組の連結部材のうちの少なくとも1組のもの
を、整畦板に対する固着位置を変更可能とすることで、
整畦ドラムの製造が容易となり、整畦板が損傷した場合
には補修が容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図1〜図3におい
て、符号1は図示しないトラクタの後部に設けられたト
ップリンク及び左右一対のロアリンクにより昇降可能に
連結され、トラクタのPTO軸から動力を受けて土盛体
5及びドラム状の整畦体6を回転駆動し、圃場において
土盛体5により畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供
給し、該土盛体5により供給された泥土を整畦体6によ
り元畦に塗りつけて元畦を修復する整畦作業を行う畦塗
り機である。この畦塗り機1は、前記トップリンク及び
ロアリンクに連結されるトップマスト2及びロアリンク
連結部3を、機枠4から前方に突出させた左右一対のヒ
ッチフレーム11に設け、土盛体5及びその後方に設け
られる整畦体6は、機枠4により連結されて左右方向に
配設されている。
【0011】機枠4は、伝動ケースを兼ねており、土盛
体5及び整畦体6に動力を伝達するように連結してい
る。該機枠4の基端部は、左右一対の支持フレーム7に
左右回動(昇降)可能に支持され、機枠4を介して土盛
体5及び整畦体6を作業位置と非作業位置とに回動する
ようにしている。機枠4の先端部には、前方に向け土盛
体5に動力伝達するための出力軸を内装した伝動ケース
8を一体的に設けると共に、後方に向け整畦体6を駆動
するための伝動ケース9及び減速機構を内装したデフケ
ース10を一体的に設けている。
【0012】支持フレーム7は、その先端部に、水平方
向の連結軸13を介して左右一対のヒッチフレーム11
の基端部が上下回動可能に連結されて前方に向け延出さ
れている。このヒッチフレーム11の両先端部に前記ト
ップマスト2が取付けられ、トラクタに設けられたトッ
プリンクに連結ピンを介して上下回動可能に枢支され
る。また、ヒッチフレーム11の両基端側に前記ロアリ
ンク連結部3が取付けられ、トラクタに設けられた左右
一対のロアリンクに連結ピンを介して上下回動可能に枢
支される。そして、トラクタのロアリンクをロアリンク
連結部3に連結して畦塗り機1を揚上させたとき、ヒッ
チフレーム11と機枠4の基端部との間の連結軸13を
中心として機枠4、土盛体5、整畦ドラム6等は上下に
回動可能となり、畦塗り機1を非作業位置に回動した状
態で後述する作業部回動装置19によりトラクタの後部
に接近するのを防止する。
【0013】上記ヒッチフレーム11,11間には、前
後方向に入力軸12が軸支されている。この入力軸12
の先端部には、トラクタのPTO軸から図示しないユニ
バーサルジョイント、伝動軸等を介して動力が伝達され
る。入力軸12の後方に位置する上記機枠4の基端部に
は、該基端部の垂直面内での回転中心となる回転軸14
が前後方向に軸支され、この回転軸14の先端部と入力
軸12の後端部との間を図示しないユニバーサルジョイ
ントにより連結し、このユニバーサルジョイントの位置
で上下回動可能となっている。回転軸14から動力が機
枠4を通って伝動ケース8,9及びデフケース10に伝
達され、土盛体5及び整畦体6をそれぞれ駆動する。
【0014】回転軸14には、入力軸12から回転軸1
4に伝達される回転動力を接,断するクラッチ(図示せ
ず)が設けられている。このクラッチは、機枠4を介し
て土盛体5及び整畦体6を作業位置に回動したとき接続
され、土盛体5及び整畦体6を非作業位置に回動したと
き断たれるように作動する。また、このクラッチは、機
枠4の基端部(回転軸14)を中心に土盛体5及び整畦
体6を作業位置と非作業位置に回動させたとき、作業位
置では動力が接続状態となり、非作業位置では動力が断
たれる状態になるように、土盛体5、整畦体6を作業位
置と非作業位置に回動させる回動動作と連動して自動的
に切換えられる。
【0015】土盛体5は、図示しないが、ロータリ軸
(回転軸14)の軸周に複数本の切削爪と土寄せ板を放
射方向に装着すると共に、上側をカバーにより覆い、元
畦の一部及び圃場の土壌を切削して元畦に対して畦状に
盛り上げる周知のロータリ切削装置からなるものであ
る。また、整畦体6は、図4以下に示すが、その第1の
実施例のものは図4(a)、(b)に示すように、偏心
回転しながら畦の内側面を形成する整畦ドラム15の外
周面に、回転中心から外周側に向けて、その回転方向に
後退角を有して螺旋状に捻曲する複数(実施例では8
枚)の整畦板15aを周方向に等間隔に形成し、各整畦
板15aは、平面視でトロコイド曲線上の点が連続した
曲面を有し、整畦ドラム15は、偏心回転しながら各整
畦板15aを順に泥土に接して畦の内側面を形成するも
のである。各整畦板15aは大きさの異なる2枚の正方
形状の連結部材15b,15cの各角部により相互(1
枚置き)に溶接により連結して各整畦板15aの境界部
分に段差部15dを形成し、整畦ドラム15の平面視外
周縁を円形に形成している。上記2つの連結部材15
b,15cのうち少なくとも連結部材15bは、整畦板
15aに対して着脱可能の構成にしてもよいものであ
る。
【0016】整畦ドラム15の回転中心には、元畦の上
面を水平状に修復する円筒形状の上面修復体16が設け
られ、この上面修復体16を中心に各整畦板15aが元
畦の下方に向かって拡開し、元畦をテーパ状に修復する
ほぼ円錐形状の側面修復体を形成している。上面修復体
16は、外側に向け延長部が取付け可能である。各整畦
板15aは、回転軸(上面修復体16の回転中心)に対
し傾斜した状態に固定され、また、各整畦板15aはそ
れぞれ上下に垂直段部を有して連結部材15b15cに
より固着されている。各整畦板15aにより形成される
側面修復体及び上面修復体16の上方は、カバーにより
覆われている。
【0017】上記土盛体5の上側には、土盛量調節装置
17が設けられている。また、整畦ドラム15の上側に
は、機枠4を介して土盛体5及び整畦体6を作業位置と
非作業位置とに回動する際に用いる回動用取っ手18が
設けられている。前記ヒッチフレーム11と機枠4との
間には、畦塗り機1を機枠4の基端部を中心に回動させ
て機枠4を介して土盛体5及び整畦体6を作業位置と非
作業位置に回動させる際、その回動作動により土盛体5
及び整畦体6の前後姿勢を調節可能とした回転ハンドル
20を備えた作業部回動装置19が平面視で前後斜め方
向に設けられている。機枠4には、接地輪(コールタ)
21が上下調節装置21aを介して設けられている。
【0018】そして、作業者が回動用取っ手18を持っ
て左右方向に回動させることで、機枠4を介して土盛体
5及び整畦体6が機枠4の基端部を中心に回動し、土盛
体5及び整畦体6を非作業位置あるいは作業位置のいず
れかに移動させる。上記機枠4の基端部の外周部には、
土盛体5及び整畦体6を作業位置あるいは非作業位置に
回動させたとき、それぞれの位置にロックする回動ロッ
ク装置4aが設けられている。
【0019】ヒッチフレーム11と機枠4の先端部との
間には、土盛体5及び整畦体6を機枠4の基端部を中心
に回動させて、土盛体5及び整畦体6を作業位置あるい
は非作業位置に移動させる際に、補助的働きをするガス
スプリング22が介装されている。このガススプリング
22は、機枠4を介して土盛体5及び整畦体6を作業位
置から非作業位置に、あるいは非作業位置から作業位置
に回動させるとき、土盛体5及び整畦体6を持ち上げる
ときは軽い力で揚上でき、土盛体5及び整畦体6を下降
させるときはその自重により急激に降下しないように弾
発作用をする。畦塗り機1には、トラクタに着脱すると
き、あるいは移動させたり、収納したりする際に用いる
スタンド23が着脱可能に設けられている。
【0020】上記整畦ドラム15は、上記図4の第1実
施例のように、回転中心の取付け基部に、平面視で内端
側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広くなる複数枚の整
畦板15aの基端部を、隣接する整畦板15aが相互に
所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板15aの重
なり部分に、図示しないが折返し部を設けて上下に固着
し、前記重なり部分の隙間は内端側が狭く、外端側が広
くなるよう、螺旋状の垂直段部を形成してもよいもので
ある。
【0021】図5(a)、(b)に示す第2実施例の整
畦ドラム24は、図4の第1実施例の整畦ドラム15と
は、上面修復体16の回転中心と偏心して外周側に向け
て、その回転方向後側をわずかに突出させて直線状の後
退角を有して複数(8枚)の整畦板24aを周方向に等
間隔に配設し、外周縁を非円形に形成したほかは、整畦
ドラム15と同様の構成を有している。即ち、整畦ドラ
ム24は、平面視で回転中心から先端側に向けて内端側
の幅が狭く、外端側の幅が次第に広くなる直線状の側縁
を有する8枚の整畦板24aを、回転方向後側をわずか
に突出させて平面視外周縁が非円形になるように設け、
各整畦板24aは、隣接する整畦板24aが相互に所定
の重なり部分24bを有するよう連結部材24c,24
dにより固着している。そして、各整畦板24aの重な
り部分24bに、垂直段部24eを形成したものであ
る。
【0022】図6に示す第3実施例の整畦ドラム25
は、8枚の整畦板25aにより重なり部分25bを有し
て形成されるドラムの内側に、4本の固定杆25cを上
面修復体16の回転中心を通って放射方向に延びるよう
にして配設し、各固定杆25cの両端部を、上面修復体
16を挟んで対向する整畦板25a,25aにそれぞれ
固着している。そして、各重なり部分25bの回転方向
後端部分に段部25dを形成し、ドラムの外周縁は円形
をなしている。図7に示す第4実施例の整畦ドラム26
は、図4の第1実施例の連結部材15b,15cに代え
てドラムの内側に8角形をなす1枚の個体板26bを設
けて、この固定板26bの角部を各整畦板26aに固着
し、上面修復体16のボス部に取付けている。そして、
各整畦板26aの境界部分に螺旋状の垂直段部26cを
形成している。
【0023】さらに、図8(a)、(b)に示す第5実
施例の整畦ドラム27は、図5の第2実施例における整
畦ドラム24の連結部材24c,24dに代えて、整畦
ドラム27のドラムの内側において、各整畦板27aの
重なり部分27bに沿って設けた2つの連結片27c,
27cにより固着している。そして、各整畦板27aの
境界部分に直線状の垂直段部27dを形成したものであ
る。また、図9に示す第6実施例の整畦ドラム28は、
図4の第1実施例の連結部材15b,15cに相当する
連結部材28b,28dのうちの連結部材28bに、整
畦板28aへの固着位置(角部)に着脱可能の取付け部
28cを設けている。そして、取付け部28cにより固
着された整畦板28aが損傷して、交換したり、補修し
たりする場合に取付け部28cを着脱するようにしてい
る。また、この取付け部28cは整畦板に対する固着位
置を変更可能であり、任意の整畦板28aに固着でき
る。
【0024】このような構成の畦塗り機1においては、
トラクタの後部のトップリンクにトップマスト2を、ロ
アリンクにロアリンク連結部3をそれぞれ連結して、3
点リンクにより昇降可能に連結する。トラクタのPTO
軸からユニバーサルジョイント、伝動軸を介して入力軸
12に動力が伝達される。畦塗り機1が整畦作業を行う
ときは、土盛体5及び整畦体6を、機枠4の基端部を中
心に回動させて非作業位置から作業位置に移動させる。
この回動動作は、まずロック装置4aのロックを解除
し、作業者が回動用取っ手18を持って回動することに
より行われる。このとき、ガススプリング22は、土盛
体5、整畦体6を軽く持ち上げ、急激に降下しないよう
に弾発作用する。土盛体5、整畦体6が作業位置に達す
ると回動ロック装置4aは自動的にロックされる。
【0025】土盛体5、整畦体6が作業状態に回動する
動作と連動して回転軸14のクラッチが自動的に接続状
態となる。そして、入力軸12に受けた動力は、ユニバ
ーサルジョイントを介して回転軸14に伝達され、回転
軸14から機枠4を通って伝動ケース8,9及びデフケ
ース10に伝達され、土盛体5及び整畦体6をそれぞれ
駆動する。そして、トラクタ2の走行と共に、土盛体5
及び整畦体6により整畦作業が行われる。土盛体5及び
整畦体6の作用深さを調節するときは、トラクタのロア
リンクにより畦塗り機1の支持高さを変えることによっ
て行うことができるが、基本的には接地輪21を上下調
節装置21aにより上下移動調節することにより行われ
る。また、回転ハンドル20により作業部回動装置19
の前後長さを調節することにより、トラクタに対する畦
塗り機1の前後作業姿勢を調節する。
【0026】土盛体5では切削爪と土寄せ板により元畦
の一部及び圃場の土壌を切削して元畦側に対して畦状に
盛り上げ、その盛り上げた土壌を整畦体6の整畦ドラム
15(あるいは24,25,26,27,28のいずれ
か)の整畦面が偏心回転して畦法面を叩いて目的とする
畦に成形する。また、水平円筒体16により整畦ドラム
によって成形された畦の頂部を平らに成形する。
【0027】畦塗り機1が作業を行わずにトラクタに連
結されて路上走行するときは、土盛体5及び整畦体6
を、回動用取っ手18により機枠4の基端部を中心に回
動させて非作業位置に移動させる。この回動動作は、ま
ずロック装置4aのロックを解除し、作業者が回動用取
っ手18を持って上方へ回転することにより行われる。
このとき、ガススプリング22は、土盛体5、整畦体6
を軽い力で持ち上げて回動し、急激に降下しないように
弾発作用する。土盛体5、整畦体6が非作業位置に達す
ると、回動ロック装置4aにより自動的にロックされ、
回転軸14のクラッチが自動的に断状態となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の畦塗り機の
整畦ドラムによれば、請求項1〜5の構成により以下の
作用効果を奏することができる。
【0029】.整畦体は、回転しながら畦を形成する
整畦ドラムを、回転中心から外周側に向けて複数の整畦
板を周方向に等間隔に配設して形成し、各整畦板を相互
に連結して各整畦板の境界部分に段差部を形成したの
で、整畦ドラムは土盛体により供給された泥土を、回転
しながら各段差部により間欠的に叩打し、泥土を固めな
がら元畦に塗りつけ、従来の整畦ドラムに比べ良好な畦
を形成することができる。特に、土盛体により供給され
る泥土の土質が悪い場合や含水率が適当でない場合で
も、良好な畦を形成することができる。
【0030】.整畦ドラムの隣接する整畦板は相互に
所定の重なりを有し、その重なり部分に垂直段部を形成
したので、土盛体により供給された泥土を、回転しなが
ら各垂直段部により間欠的に叩打しながら泥土を固めて
元畦に塗りつけ、良好な畦を形成することができる。し
かも整畦板の重なり部分により泥土が整畦ドラムの内面
側に侵入するのを少なくすることができる。
【0031】.複数の整畦板を、複数の連結部材によ
り連結して整畦ドラムを形成したので、複雑な形状の整
畦ドラムであっても容易に製造することができる。 .複数の連結部材を複数組のもので構成し、そのうち
の少なくとも1組のものを整畦板に対し着脱可能とした
ので、複雑な形状の整畦ドラムの製造が容易となると共
に、整畦板が損傷した場合には、その部分の補修や交換
を容易に行うことができる。
【0032】.複数組の連結部材のうちの少なくとも
1組のものを、整畦板に対する固着位置を変更可能とし
たので、複雑な形状の整畦ドラムでも製造が容易とな
り、整畦板が損傷した場合に、整畦板の補修や交換を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による畦塗り機の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】整畦体の第1実施例の平面図(a)及び側面図
(b)である。
【図5】整畦体の第2実施例の平面図(a)及び側面図
(b)である。
【図6】整畦体の第3実施例の平面図である。
【図7】整畦体の第4実施例の平面図である。
【図8】整畦体の第5実施例の平面図(a)及び側面図
(b)である。
【図9】整畦体の第6実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 畦塗り機 2 トップマスト 3 ロアリンク連結部 4 機枠 4a ロック装置 5 土盛体 6 整畦体 7 支持フレーム 8,9 伝動ケース 10 デフケース 11 ヒッチフレーム 12 入力軸 13 連結軸 14 回転軸 15 第1実施例の整畦ドラム 15a 整畦板 15b,15c 連結部材 15d 段差部 16 上面修復体 17 土盛量調節装置 18 回動用取っ手 19 作業部回動装置 20 回転ハンドル 21 接地輪(コールタ) 21a 上下調節装置 22 ガススプリング 23 スタンド 24 第2実施例の整畦ドラム 24a 整畦板
24b 重なり部分 24c,24d 連結部材 24e 垂直段部 25 第3実施例の整畦ドラム 25a 整畦板
25b 重なり部分 25c 固定杆 25d 段部 26 第4実施例の整畦ドラム 26a 整畦板
26b 個体板 26c 垂直段部 27 第5実施例の整畦ドラム 27a 整畦板
27b 重なり部分 27c,27c 連結片 27d 垂直段部 28 第6実施例の整畦ドラム 28b,28d 連
結部材 28c 取付け部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部に連結装置を介して着脱
    可能に連結される機枠と、この機枠に回転自在に設けら
    れ、畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供給する土盛
    体と、この土盛体の後方に位置して、前記土盛体により
    供給された泥土を回転しながら元畦に塗りつけて、元畦
    を修復するドラム状の整畦体とを有する畦塗り機であっ
    て、 前記整畦体は、回転しながら畦を形成する整畦ドラム
    を、回転中心から外周側に向けて複数の整畦板を周方向
    に等間隔に配設して形成し、各整畦板を相互に連結して
    各整畦板の境界部分に段差部を形成したことを特徴とす
    る畦塗り機。
  2. 【請求項2】 上記整畦ドラムの隣接する整畦板は相互
    に所定の重なりを有し、その重なり部分に垂直段部を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。
  3. 【請求項3】 上記複数の整畦板を、複数の連結部材に
    より連結して整畦ドラムを形成したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の畦塗り機。
  4. 【請求項4】 上記複数の連結部材を複数組のもので構
    成し、そのうちの少なくとも1組のものを整畦板に対し
    着脱可能としたことを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の畦塗り機。
  5. 【請求項5】 上記複数組の連結部材のうちの少なくと
    も1組のものを、整畦板に対する固着位置を変更可能と
    したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の畦
    塗り機。
JP2001265939A 2001-09-03 2001-09-03 畦塗り機 Expired - Lifetime JP5000051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265939A JP5000051B2 (ja) 2001-09-03 2001-09-03 畦塗り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265939A JP5000051B2 (ja) 2001-09-03 2001-09-03 畦塗り機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012025233A Division JP5587922B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 畦塗り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003070302A true JP2003070302A (ja) 2003-03-11
JP5000051B2 JP5000051B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=19092331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001265939A Expired - Lifetime JP5000051B2 (ja) 2001-09-03 2001-09-03 畦塗り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5000051B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305056A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機
JP2008148623A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10313603A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機
JP2000333503A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Fuji Trailer Seisakusho:Kk 整畦機
JP2001095307A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Fuji Trailer Seisakusho:Kk 整畦機
JP2001148904A (ja) * 2000-10-23 2001-06-05 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機用の側面修復体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10313603A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機
JP2000333503A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Fuji Trailer Seisakusho:Kk 整畦機
JP2001095307A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Fuji Trailer Seisakusho:Kk 整畦機
JP2001148904A (ja) * 2000-10-23 2001-06-05 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機用の側面修復体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305056A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機
JP2008148623A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5000051B2 (ja) 2012-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003070302A (ja) 畦塗り機
CN113668631A (zh) 用于机动平地机的转盘组件
JP5706569B2 (ja) 畦塗り機
JP5922695B2 (ja) 畦塗り機
JP2003070303A (ja) 畦塗り機
JP5587922B2 (ja) 畦塗り機
JP6067174B1 (ja) 畦塗り機
JP6084321B2 (ja) 畦塗り機
JP2002305903A (ja) 畦塗り機
JP6153553B2 (ja) 畦塗り機
JP4542169B2 (ja) 畦塗り機
JP2014128287A (ja) 畦塗り機
JP5989704B2 (ja) 畦塗り機
JP2004129582A (ja) 畦塗り機
JP2000092903A (ja) 作業機連結装置
JPH09322606A (ja) 畦塗機
JP2006166768A (ja) オフセット作業機
JP2014209926A (ja) 畦塗り機
JP2004190299A (ja) 整地機
JP3066316B2 (ja) 畦塗り機
JPH09140208A (ja) 畦塗り機
JPH10290601A (ja) 畦塗り機
JPH09215402A (ja) 前処理機構を具えた畦形成機
JP2003250303A (ja) 対地作業機及び対地作業機による作業方法
JPH104709A (ja) 畦塗り機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5000051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term