JP2003067885A - 歩行者支援システム - Google Patents

歩行者支援システム

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JP2003067885A
JP2003067885A JP2001258535A JP2001258535A JP2003067885A JP 2003067885 A JP2003067885 A JP 2003067885A JP 2001258535 A JP2001258535 A JP 2001258535A JP 2001258535 A JP2001258535 A JP 2001258535A JP 2003067885 A JP2003067885 A JP 2003067885A
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JP2001258535A
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English (en)
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Shinichi Ehana
伸一 江花
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Toshiba Corp
Toshiba Information Systems Japan Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Information Systems Japan Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者などに道路を歩行させるとき、音
声によって、目的地に対する適切な案内を提供しなが
ら、交差点付近に設けられたタイルの凹凸によって、目
的地に対する適切な案内を提供して、交差点などを安全
に横断させる。 【解決手段】 センタ装置3によって、各情報提供装置
6の案内情報を更新させながら、各視覚障害者7が各情
報提供装置6の通信範囲8内に入っているとき、各情報
提供装置6によって、各視覚障害者7の携帯端末装置9
に案内情報を供給させ、音声形式で、各視覚障害者7に
案内情報を伝えさせるとともに、誘導ブロック装置11
によって、各視覚障害者7に現在位置、進行方向などを
知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者などを
ガイドして、安全に通行させる歩行者支援システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者などが安全に街を歩けるよう
にするための設備、道具として、現在、音声誘導システ
ム、誘導ライン、盲導犬などが使用されている。
【0003】音声誘導システムは、道路などの交差点に
設けられた信号機などに取り付けられ、横断可能になっ
たとき、予め設定されている音楽、例えば「とうりゃん
せ」などを流し、視覚障害者などに、横断可能になった
ことを知らせる。
【0004】また、誘導ラインは、駅のホームなどの施
設に貼付された凸凹を有するテープ、タイルなどによっ
て構成されており、靴底などを介して、視覚障害者に、
安全なルートを教え、転落事故などを防止させる。
【0005】また、盲導犬は、周囲の状況に応じて視覚
障害者を安全に歩けるルートなどに誘導する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら音声
誘導システム、誘導ライン、盲導犬などを使用して、視
覚障害者を案内するとき、次に述べるような問題があっ
た。
【0007】まず、音声誘導システムを使用して、視覚
障害者を誘導する方法では、視覚障害者に横断可能な期
間を知らせることができるものの、どちらの方向に進め
ば良いか知らせることができないという問題があった。
【0008】また、誘導ラインを使用して、視覚障害者
を誘導する方法では、進行方向を知らせることができる
ものの、どちらの方向に進めば、目的地に着くのか知ら
せることができないという問題があった。
【0009】また、盲導犬を使用する方法では、視覚障
害者の数に対し、盲導犬の数が不足していることから、
公的な機関などに、盲導犬を提供してくれるように要求
してから、盲導犬を付与されるまで、かなりの時間がか
かるのみならず、盲導犬と相性が合うまで、かなりの時
間がかかってしまうという問題があった。
【0010】本発明は上記の事情に鑑み、視覚障害者な
どに道路を歩行させるとき、音声によって、目的地に対
する適切な案内を提供しながら、交差点などを安全に横
断させることができる歩行者支援システムを提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、案内対象者に音声で、案
内情報を知らせる歩行者支援システムにおいて、案内ポ
イントに配置され、設定されている案内情報を含む無線
信号を送信する情報提供装置と、前記案内対象者が携帯
し、前記情報提供装置から送信される無線信号を受信し
て、この無線信号に含まれる案内情報を再生し、音声で
案内対象者に案内情報の内容を知らせる携帯端末装置と
を備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2では、請求項1に記載の歩
行者支援システムにおいて、前記案内ポイントに配置さ
れ、表面に形成された凹凸によって、前記案内対象者に
進行方向、または分岐方向、あるいは警告位置を知らせ
る誘導ブロック装置を備えたことを特徴としている。
【0013】また、請求項3では、請求項1、2のいず
れかに記載の歩行者支援システムにおいて、前記誘導ブ
ロック装置は、予め登録されている案内情報に基づき、
音声で前記案内対象者に案内情報を知らせることを特徴
としている。
【0014】上記の構成において、請求項1では、視覚
障害者などに道路を歩行させるとき、音声によって目的
地に対する適切な案内を提供しながら、交差点などを安
全に横断させる。
【0015】請求項2では、視覚障害者などに道路を歩
行させるとき、音声によって、目的地に対する適切な案
内を提供しながら、交差点付近に設けられたタイルの凹
凸によって、目的地に対する適切な案内を提供して、交
差点などを安全に横断させる。
【0016】請求項3では、視覚障害者などに道路を歩
行させるとき、音声によって、目的地に対する適切な案
内を提供しながら、交差点付近に設けられたタイルから
音声を発せさせて、現在位置、進行方向などを知らせ、
交差点などを安全に横断させる。
【0017】
【発明の実施の形態】《第1の実施形態》図1は本発明
による歩行者支援システムの第1の実施形態を示す概略
構成図である。
【0018】この図に示す歩行者支援システム1aは、
電話回線網、あるいはインターネット回線網などによっ
て構成されるネットワーク2と、管理センタなどに設け
られ、ネットワーク2を介してシステム各部に案内情報
を供給するセンタ装置3と、各交差点4の脇などに垂設
された支柱5の上部などに設けられ、センタ装置3から
新たな案内情報が出力される毎に、ネットワーク2を介
して、これを取り込み、記憶しているそれまでの案内情
報を更新しながら、無線信号形式で、記憶している案内
情報を無線信号形式で、送信する複数の情報提供装置6
と、各視覚障害者7などによって携帯され、情報提供装
置6の通信範囲8内に入ったとき、情報提供装置6と無
線信号の授受を行って案内情報を取り込み、音声で、視
覚障害者7に案内情報を伝える携帯端末装置9と、各交
差点4の各歩道10部分に設置され、凹凸によって視覚
障害者7などを案内する複数の誘導ブロック装置11と
を備えている。そして、センタ装置3により、各情報提
供装置6の案内情報を更新させながら、各視覚障害者7
が各情報提供装置6の通信範囲8内に入っているとき、
各情報提供装置6によって、各視覚障害者7の携帯端末
装置9に案内情報を供給させ、音声形式で、各視覚障害
者7に案内情報を伝えさせるとともに、誘導ブロック装
置11によって、各視覚障害者7に現在位置、進行方向
などを知らせる。
【0019】センタ装置3は、図2に示すように、オペ
レータ12(図1参照)の操作内容に応じた各種指令、
各種データを出力する入力部13と、予めインストール
されているOS、各種アプリケーションプログラム、入
力部13から出力される各種指令、各種データに応じ
て、案内情報を生成しするコンピュータ本体14と、こ
のコンピュータ本体14から出力される案内情報をネッ
トワーク2上に送出し、各情報提供装置6に供給する通
信部15と、コンピュータ本体14から出力される表示
データを取り込んで、案内情報入力画面などを表示する
表示部16とを備えており、各交差点4に対する新たな
案内内容、各交差点4に関する交通情報などの最新デー
タ、災害情報などが入力される毎、これら新たな案内内
容、最新データ、災害情報などを含む案内情報を生成し
て、これをネットワーク2上に送出し、各情報提供装置
6に供給する。
【0020】また、各情報提供装置6は各々、センタ装
置3から新たな案内情報が出力される毎に、ネットワー
ク2を介して、これを取り込む通信部17と、この通信
部17によって新たな案内情報が取り込まれる毎に、そ
れまで記憶していた案内情報を更新する情報処理部18
と、この情報処理部18に記憶されている案内情報を取
り込んで、微弱電波形式で、案内情報を送信する無線部
19とを備えており、ネットワーク2を介して、新たな
案内情報が供給される毎に、これを取り込んで、それま
での案内情報を更新しながら、案内情報を含む無線信号
を送信して、対応する交差点4を中心にした短距離無線
の通信範囲8内に入っている各携帯端末装置9に受信さ
せる。
【0021】また、各携帯端末装置9は各々、情報提供
装置6から送信される無線信号を受信する通信部20
と、情報提供装置6の通信範囲8内に入いり、通信部2
0によって受信された無線信号のレベルが所定値以上に
なっているとき、通信部20から出力される受信信号を
復調、復号して、案内情報を再生する情報再生部21
と、この情報再生部21によって再生された案内情報を
音声で、視覚障害者7に伝える音声出力部22とを備え
ており、情報提供装置6の通信範囲8内に入っていると
き、情報提供装置6から送信される無線信号を受信し
て、この無線信号に含まれている音声情報を再生し、音
声で、視覚障害者7に案内情報を伝える。
【0022】また、各誘導ブロック装置11は各々、図
3に示すように、円形凸部23によって横断歩道の方向
などを含む分岐方向の中心を視覚障害者7に伝える基点
ブロック24と、この基点ブロック24を中心にして、
分岐方向に配置され、リンク状凸部25によって、視覚
障害者7に分岐方向を伝える複数の方向指示ブロック2
6と、複数のライン状凸部27によって視覚障害者7を
基点ブロック24に導く複数の誘導ブロック28と、多
数の突起29によって、視覚障害者7にそれ以上、進む
と車道に出ることを知らせる警告ブロック30とを備え
ており、視覚障害者7が交差点4に近づいたとき、複数
の誘導ブロック28によって、視覚障害者7を基点ブロ
ック24方向に導いた後、複数の方向指示ブロック2
6、基点ブロック24によって、横断歩道の方向などを
知らせる。また、視覚障害者7が複数の方向指示ブロッ
ク26、基点ブロック24などを通り過ぎたとき、警告
ブロック30によって、それ以上、進むと、車道に出て
しまうことを知らせる。
【0023】次に、図1に示す概略構成図、図2に示す
ブロック図、図3に示す斜視図、図4に示すフローチャ
ートを参照しながら、歩行者支援システム1aの動作を
説明する。
【0024】まず、管理センタなどに居るオペレータ1
2などによって、センタ装置3が操作されて、各交差点
4に関する新たな案内内容、各交差点4の交通状況、各
交差点4の周囲状況などの案内情報が入力される毎に、
センタ装置3→ネットワーク2→各情報提供装置6なる
経路で、案内情報が各情報提供装置6に供給され、これ
ら各情報提供装置6に記憶されていた案内情報が更新さ
れる。
【0025】また、この動作と並行し、各情報提供装置
6によって、短距離無線の通信範囲8内に最新の案内情
報を含む無線信号が送信される。
【0026】そして、視覚障害者7が交差点4に近づ
き、情報提供装置6の通信範囲8内に入ると(ステップ
ST1)、この視覚障害者7によって携帯されている携
帯端末装置9によって、情報提供装置6から送信される
無線信号が受信されて、この無線信号に含まれている案
内情報が再生され(ステップST2、ST3)、案内情
報内容、例えば“ここは、△△交差点です。現在、○○
道路が横断禁止(赤信号)になり、××道路が横断可能
(青信号)になっています。”などが音声で、視覚障害
者7に伝えられる(ステップST4)。
【0027】次いで、誘導ブロック28に沿って、視覚
障害者7が基点ブロック24の所まで、誘導された後、
足や杖などにより、各方向指示ブロック26の位置が確
認されて、行きたい方向の方向指示ブロック26が選択
され、この方向指示ブロック26に案内されて、行きた
い方向に導かれる。
【0028】そして、携帯端末装置9から進みたい方向
の横断歩道が横断可能になったことを示す音声が出力さ
れて、視覚障害者7が横断歩道を横断し、情報提供装置
6の通信範囲8外に出たとき(ステップST5)、携帯
端末装置9によって受信されている、案内情報を含む無
線信号が受信、再生でないレベルまで低下し、上述した
案内処理が終了する(ステップST6)。
【0029】このように、この第1の実施形態では、セ
ンタ装置3によって、各情報提供装置6の案内情報を更
新させながら、各視覚障害者7が各情報提供装置6の通
信範囲8内に入っているとき、各情報提供装置6によっ
て、各視覚障害者7の携帯端末装置9に案内情報を供給
させ、音声形式で、各視覚障害者7に案内情報を伝えさ
せるとともに、誘導ブロック装置11によって、各視覚
障害者7に現在位置、進行方向などを知らせるようにし
ているので、視覚障害者7などに道路を歩行させると
き、音声によって、目的地に対する適切な案内を提供し
ながら、交差点4付近に設けられたタイルの凹凸によっ
て、目的地に対する適切な案内を提供して、交差点など
を安全に横断させることができる(請求項1、2の効
果)。
【0030】《第2の実施形態》図5は本発明による歩
行者支援システムの第2の実施形態を示す概略構成図で
ある。なお、この図においては、図1の各部と同じ部分
に、同じ符号が付してある。
【0031】この図に示す歩行者支援システム1bが図
1に示す歩行者支援システム1aと異なる点は、センタ
装置3によって、各交差点4毎に、詳細な案内情報、例
えば“ここは、□□交差点です。△△町方向へは、ポイ
ント322からX番方向に進んでください。○○町方向
へは、ポイント322からY番方向に進んでください。
××町方向へは、ポイント322からZ番方向に進んで
ください。現在、○○道路が横断禁止(赤信号)にな
り、××道路が横断可能(青信号)になっています。”
などという案内情報を作成させて、これを各情報提供装
置6に供給させ、各情報提供装置6の通信範囲8内に入
っている各携帯端末装置9から音声で、案内内容を出力
させながら、各誘導ブロック装置35から視覚障害者7
の現在位置などを音声で知らせるようにしたことであ
る。
【0032】各誘導ブロック装置35は各々、図6に示
すように、視覚障害者7を分岐点方向に導く複数の誘導
ブック部36と、これら各誘導ブロック部36によっ
て、誘導された視覚障害者7に分岐点位置を知らせる基
点ブロック部38と、この基点ブロック部38によっ
て、分岐点位置が知らされた視覚障害者7に分岐方向を
知らせる複数の方向指示ブロック部37と、視覚障害者
7がこのまま進んだとき、車道などに出ることを知らせ
る複数の警告ブロック部39とを備えており、各誘導ブ
ック部36、基点ブロック部38、各方向指示ブロック
部37、各警告ブロック部39によって、視覚障害者7
の現在位置を検知して、視覚障害者7に音声で、現在位
置、進むべき方向を知らせながら、誘導ブック部36の
表面形状、基点ブロック部38の表面形状、方向指示ブ
ロック部37の表面形状、警告ブロック部39の表面形
状によって、視覚障害者7に現在位置、進むべき方向を
確認させて、行きたい方向の横断歩道などに導く。
【0033】各誘導ブロック部36は各々、図6、図7
に示すように、表面に複数のライン状凸部40が形成さ
れ、これら各ライン状凸部40によって、基準ブロック
部38方向を視覚障害者7に伝えるタイル41と、視覚
障害者7によって携帯されている杖42の先端に埋設さ
れた発信器43から送信される無線信号を検知するセン
サ44と、このセンサ44によって発信器43から送信
される無線信号が検知されたとき、予め登録されている
音声情報に応じて、例えば“ここは○○です。××方向
などへは、ポイント322から3番方向に進んでくださ
い。”などの音声を出力する音声出力部45とを備えて
おり、視覚障害者7が携帯している杖42の先端がタイ
ル41に近接したとき、これを検知し、予め登録されて
いる音声情報に応じて、“ここはポイント322に続く
誘導路です。まっすぐ進むと、ポイント322です。△
△町方向へは、ポイント322からX番方向に進んでく
ださい。○○町方向へは、ポイント322からY番方向
に進んでください。××町方向へは、ポイント322か
らZ番方向に進んでください。”などの音声を発生し、
視覚障害者7に知らせる。
【0034】また、基点ブロック部38は図6、図8に
示すように、表面に円形凸部46が形成され、この円形
凸部46によって、横断歩道の方向など、各分岐方向の
中心を視覚障害者7に伝えるタイル47と、視覚障害者
7によって携帯されている杖42の先端に埋設された発
信器43から送信される無線信号を検知するセンサ49
と、このセンサ49によって発信器43から送信される
無線信号が検知されたとき、予め登録されている音声情
報に応じて、例えば“ここはポイント322の基点で
す。”などの音声を出力する音声出力部50とを備えて
おり、視覚障害者7が携帯している杖42の先端がタイ
ル47に近接したとき、これを検知し、予め登録されて
いる音声情報に応じて、“ここはポイント322の基点
です。”などの音声を発生し、視覚障害者7に知らせ
る。
【0035】また、各方向指示ブロック部37は各々、
図6、図9に示すように、表面にリンク状凸部51が形
成され、このリンク状凸部51によって、視覚障害者7
に分岐方向を伝えるタイル52と、視覚障害者7によっ
て携帯されている杖42の先端に埋設された発信器43
から送信される無線信号を検知するセンサ53と、この
センサ53によって発信器43から送信される無線信号
が検知されたとき、予め登録されている音声情報に応じ
て、例えば“ここは○○です。この先は××方向で
す。”などの音声を出力する音声出力部54とを備えて
おり、視覚障害者7が携帯している杖42の先端がタイ
ル52に近接したとき、これを検知し、予め登録されて
いる音声情報に応じて、“ここは○○です。この先は×
×方向です。”などの音声を発生し、視覚障害者7に知
らせる。
【0036】また、各警告ブロック部39は各々、図
6、図10に示すように、表面に多数の突起55が形成
され、これら多数の突起55によって、視覚障害者7に
それ以上、進むと車道に出ることを知らせるタイル56
と、視覚障害者7によって携帯されている杖42の先端
に埋設された発信器43から送信される無線信号を検知
するセンサ57と、このセンサ57によって発信器43
から送信される無線信号が検知されたとき、予め登録さ
れている音声情報に応じて、例えば“この先は車道で
す。”などの音声を出力する音声出力部58とを備えて
おり、視覚障害者7が携帯している杖42の先端がタイ
ル56に近接したとき、これを検知し、予め登録されて
いる音声情報に応じて、“この先は車道です。”などの
音声を発生し、視覚障害者7に知らせる。
【0037】次に、図5に示す概略構成図、図6に示す
斜視図、図7、図8、図9に示すブロック図、図11に
示すフローチャートを参照しながら、歩行者支援システ
ム1bの動作を説明する。
【0038】まず、管理センタなどに居るオペレータ1
2などによって、センタ装置3が操作されて、各交差点
4に関する新たな案内内容、各交差点4の交通状況、各
交差点4の周囲状況などの案内情報が入力される毎に、
センタ装置3→ネットワーク2→各情報提供装置6なる
経路で、案内情報が各情報提供装置6に供給され、これ
ら各情報提供装置6に記憶されていた案内情報が更新さ
れる。
【0039】また、この動作と並行し、各情報提供装置
6によって、短距離無線の通信範囲8内に最新の案内情
報を含む無線信号が送信される。
【0040】そして、視覚障害者7が交差点4に近づ
き、情報提供装置6の通信範囲8内に入ると(ステップ
ST11)、この視覚障害者7によって携帯されている
携帯端末装置9によって、情報提供装置6から送信され
る無線信号が受信されて、この無線信号に含まれている
案内情報が再生され(ステップST12、ST13)、
案内情報内容、例えば“ここは、□□交差点です。ポイ
ント322で、△△町方向、○○町方向、××町方向に
分かれています。現在、○○道路が横断禁止(赤信号)
になり、××道路が横断可能(青信号)になっていま
す。”などが音声で、視覚障害者7に伝えられる(ステ
ップST4)。
【0041】また、これらの動作と並行し、視覚障害者
7が交差点4の方に歩きながら、杖42の先端によっ
て、各誘導ブロック部36のタイル41をタッチする毎
に、これら誘導ブロック部36から、“ここはポイント
322に続く誘導路です。まっすぐ進むと、ポイント3
22です。△△町方向へは、ポイント322からX番方
向に進んでください。○○町方向へは、ポイント322
からY番方向に進んでください。××町方向へは、ポイ
ント322からZ番方向に進んでください。”などとい
う案内音声が出力され、視覚障害者7が基点ブロック部
38まで導かれる。
【0042】この後、視覚障害者7が基点ブロック部3
8の所まで、進み、杖42の先端によって、基点ブロッ
ク部38のタイル47をタッチしたとき、基点ブロック
部38から“ここはポイント322の基点です。”とい
う案内音声が出力され、視覚障害者7に現在位置がポイ
ント322であることが知らされる。
【0043】また、このとき、視覚障害者7が基点ブロ
ック部38、方向指示ブロック部37を認識することな
く、通り過ぎ、警告ブロック部39の所まで、進んで、
杖42によって、警告ブロック部39のタイル56をタ
ッチすると、“この先は車道です。”という案内音声が
出力され、視覚障害者7に、それ以上、進むと、車道に
出てしまうことが知られされる(ステップST16、S
T17)。
【0044】また、視覚障害者7が基準ブロック部38
の位置で立ち止また後、杖42を動して、各方向指示ブ
ロック部37のタイル52のいずれかにタッチする毎
に、タッチされた方向指示ブロック部37から“この先
は××町です。”、“この先は△△町です”、“この先
は○○町です”などという案内音声が出力され、視覚障
害者7に、タッチされた方向の町名などが知らされる
(ステップST18)。
【0045】そして、視覚障害者7が希望する方向に進
み(ステップST19)、携帯端末装置9から進みたい
方向の横断歩道が横断可能になったことを示す音声が出
力され、この案内に従って、横断歩道を横断し(ステッ
プST12〜ST14)、情報提供装置6の通信範囲8
外に出ると(ステップST15)、携帯端末装置9によ
って受信されていた、無線信号の受信レベルが低下し、
上述した案内処理が終了する(ステップST20)。
【0046】このように、この第2の実施形態では、セ
ンタ装置3によって、各情報提供装置6の案内情報を更
新させながら、各視覚障害者7が各情報提供装置6の通
信範囲8内に入っているとき、各情報提供装置6によっ
て、各視覚障害者7の携帯端末装置9に案内情報を供給
させ、音声形式で、各視覚障害者7に案内情報を伝えさ
せながら、誘導ブロック装置11の凹凸タイル、音声に
よって、各視覚障害者7に現在位置、進行方向などを知
らせるようにしているので、視覚障害者7などに道路を
歩行させるとき、音声によって、目的地に対する適切な
案内を提供しながら、交差点4付近に設けられた各タイ
ル41、47、52、56から音声を発せさせて、現在
位置、進行方向などを知らせ、交差点4などを安全に横
断させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の歩行者支援システムでは、視覚障害者などに道
路を歩行させるとき、音声によって、目的地に対する適
切な案内を提供しながら、交差点などを安全に横断させ
ることができる。
【0048】請求項2の歩行者支援システムでは、視覚
障害者などに道路を歩行させるとき、音声によって、目
的地に対する適切な案内を提供しながら、交差点付近に
設けられたタイルの凹凸によって、目的地に対する適切
な案内を提供して、交差点などを安全に横断させること
ができる。
【0049】請求項3の歩行者支援システムでは、視覚
障害者などに道路を歩行させるとき、音声によって、目
的地に対する適切な案内を提供しながら、交差点付近に
設けられたタイルから音声を発せさせて、現在位置、進
行方向などを知らせ、交差点などを安全に横断させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歩行者支援システムの第1の実施
形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す歩行者支援システムの回路構成例を
示すブロック図である。
【図3】図1に示す誘導ブロック装置の詳細な構成例を
示す斜視図である。
【図4】図1に示す歩行者支援システムの動作例を示す
フローチャートである。
【図5】本発明による歩行者支援システムの第2の実施
形態を示す概略構成図である。
【図6】図5に示す誘導ブロック装置の詳細な構成例を
示す斜視図である。
【図7】図6に示す誘導ブロック部の詳細な回路構成例
を示すブロック図である。
【図8】図6に示す基点ブロック部の詳細な回路構成例
を示すブロック図である。
【図9】図6に示す方向指示ブロック部の詳細な回路構
成例を示すブロック図である。
【図10】図6に示す警告ブロック部の詳細な回路構成
例を示すブロック図である。
【図11】図5に示す歩行者支援システムの動作例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b:歩行者支援システム 2:ネットワーク 3:センタ装置 4:交差点 5:支柱 6:情報提供装置 7:視覚障害者(案内対象者) 8:通信範囲 9:携帯端末装置 10:歩道 11、35:誘導ブロック装置 12:オペレータ 13:入力部 14:コンピュータ本体 15、17:通信部 16:表示部 18:情報処理部 19:無線部 20:通信部 21:情報再生部 22、45、50、54、58:音声出力部 23、46:円形凸部(凹凸) 24:基点ブロック 25、51:リンク状凸部(凹凸) 26:方向指示ブロック 27、40:ライン状凸部(凹凸) 28:誘導ブロック 29、55:突起(凹凸) 30:警告ブロック 36:誘導ブロック部 37:方向指示ブロック部 38:基点ブロック部 39:警告ブロック部 41、47、52、56:タイル 42:杖 43:発信器 44、49、53、57:センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA07 AB12 AB13 AC08 AC09 AC13 AC18 5H180 AA23 BB01 BB04 BB05 CC12 CC23 FF25 FF32 LL07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内対象者に音声で案内情報を知らせる
    歩行者支援システムにおいて、 案内ポイントに配置され、設定されている案内情報を含
    む無線信号を送信する情報提供装置と、 前記案内対象者が携帯し、前記情報提供装置から送信さ
    れる無線信号を受信して、この無線信号に含まれる案内
    情報を再生し、音声で案内対象者に案内情報の内容を知
    らせる携帯端末装置と、 を備えたことを特徴とする歩行者支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の歩行者支援システムに
    おいて、 前記案内ポイントに配置され、表面に形成された凹凸に
    よって、前記案内対象者に進行方向、または分岐方向、
    あるいは警告位置を知らせる誘導ブロック装置を備えた
    ことを特徴とする歩行者支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の歩行者
    支援システムにおいて、 前記誘導ブロック装置は、予め登録されている案内情報
    に基づき、音声で前記案内対象者に案内情報を知らせ
    る、 ことを特徴とする歩行者支援システム。
JP2001258535A 2001-08-28 2001-08-28 歩行者支援システム Pending JP2003067885A (ja)

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