JP2003067330A - クライアントサーバシステム - Google Patents

クライアントサーバシステム

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JP2003067330A
JP2003067330A JP2001257071A JP2001257071A JP2003067330A JP 2003067330 A JP2003067330 A JP 2003067330A JP 2001257071 A JP2001257071 A JP 2001257071A JP 2001257071 A JP2001257071 A JP 2001257071A JP 2003067330 A JP2003067330 A JP 2003067330A
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JP2001257071A
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Noriharu Fujiwara
範治 藤原
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの混乱や操作ミスの発生を極力減少さ
せることが可能なクライアントサーバシステムを提供す
る。 【解決手段】 サーバ情報格納手段11、モニタ(監
視)手段12、判定手段13、サーバ通信手段14、お
よび送信手段15を含み構成されたクライアント1を、
Webブラウザ16をインタフェースとしてWebサー
バ4とアクセスさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
しWeb(World Wide Web)サーバとクライアントとで
構成されるクライアントサーバシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、インターネット上では、静的な情
報公開だけでなく、よりアクティブな機能を提供するサ
イトが増えている。周知の例では、ユーザの入力したキ
ーワードに関係するWebページの検索サービスを提供
するエンジンサイトがある。その他、オンラインアルバ
ムサービスやE−card送信といったオンラインサー
ビスを提供するサイトもある。オンラインサービスで
は、画像データをサーバにアップロードして登録し、W
ebを通じて一般公開または特定人に限った限定公開を
することができる。また、E−card送信では、画像
データやこの画像データに付加するコメント、送信先の
メールアドレスを指定して実行すると、ユーザ所望の画
像データを用いたコメントつきのWebページがサーバ
のCGI(Common Gateway Interface)により自動生成
され、当該ページのURL(Uniform Resource Locato
r)の記された電子メールが指定の宛先に送信される。
電子メールを受け取った側はメール内に書かれたURL
にアクセスすることにより、前記Webページを見るこ
とができる。
【0003】これらは、画像を媒介としたユーザのコミ
ュニケーションの場や機会を提供する有用なオンライン
サービスの一例である。同一サイトにおいて複数のサー
ビス機能が提供される場合もある。例えば、一つのサイ
トにおいて前記オンラインサービス・E−card送信
双方のサービスが提供される場合がある。このようなオ
ンラインサービスを利用する場合には、ユーザはクライ
アント側のパーソナルコンピュータ(PC)上でWeb
ブラウザアプリケーションを実行し、オンラインサービ
スを提供するサーバとこのWebブラウザをインタフェ
ースとしてインタラクティブな交信操作を行う必要があ
る。
【0004】以下、オンラインアルバムサービスを例に
用いて説明する。図14はこのオンラインサービスを説
明するための図である。図14(a)はサイトhttp://w
ww.abcdef.comにおけるオンラインアルバムサービス機
能を利用するためのトップページhttp://www.abcdef.co
m/album/create/にアクセスし、このトップページがW
ebブラウザに表示された様子を示す図である。同ペー
ジにおいてユーザは、(1)ページ要素131にアルバ
ムタイトルを入力し、(2)ページ要素132にアルバ
ムの補足説明を入力し、(3)ページ要素133にアル
バム閲覧用パスワードを入力する。そして、ページ要素
134のプッシュボタンをマウスクリックすると、図1
4(b)に示すような画像指定用ページに移動する。こ
の画像指定用ページでは、まず(4)アップロードした
い画像データのパスをページ要素135に入力し、次に
(5)画像に個別に付加したいコメントがあればそれを
ページ要素136に入力する。その後、ページ要素13
7のアップロードボタンをマウスクリックすると、前記
(4)で指定した画像のアップロード処理が実行され
る。以上の操作をアップロードしたい画像の枚数分だけ
繰り返し、すべての画像のアップロードが終了した時点
でページ要素138の終了ボタンをマウスクリックする
とアルバム作成の操作は終了し、作成したアルバムの内
容が表示される(図15(a)参照)。
【0005】同一種類のオンラインサービスを提供する
サイトであっても、サイトの構造やページデザインの違
いにより、ユーザに要求される操作手順は異なる。例え
ば、同じオンラインアルバムサービスを提供するサイト
であっても、図15(b)に示すサイト例では、図14
(a)、(b)に示した例とは異なり、同一ページ内に
おいては次のような操作手順が要求される。まず、
(1)ページ要素139にアルバムタイトルを入力し、
(2)ページ要素140にアルバムの補足説明を入力
し、(3)ページ要素141にアップロードしたい画像
データのパスを指定してアップロードリンク142をマ
ウスクリックする。(4)もし、他にもアップロードし
たい画像がある場合には、前記(3)の操作をアップロ
ードしたい画像の枚数分だけ繰り返し行う。そして、
(5)最後にページ要素143の終了ボタンをマウスク
リックする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターネ
ット上のオンラインサービスを利用する上で、オンライ
ンサービス提供サイトのページデザインおよびページ間
構造の複雑さから、所望のサービス機能のトップページ
へ進むためのリンクを探し当てるのに手間取ったり、所
望のサービス機能のトップページへの到達後サービス機
能を実行するための操作手順の遂行に手間取ったりする
ことがある。また、同様の問題は、同じ種類のサービス
機能を提供する複数のサイトを利用する場合であって
も、ページ間構造やページデザインに違いがあれば発生
するおそれがある。特に、PCを使い慣れていない初心
者ユーザにとっては、これらの問題は顕著である。
【0007】これらの問題が発生するのは、まず第1に
サイトのページデザインの複雑さに起因すると考えられ
る。すなわち、ユーザが利用しようとするサービス機能
とは本来関係ないページ要素がページ内に含まれている
ことによりユーザは混乱を生じるのである。第2にペー
ジ間構造の複雑さにも起因すると考えられる。すなわ
ち、ページデザインの複雑さだけでなく、ハイパーリン
クと対応付けられている無関係なページ要素が存在すれ
ば、それをユーザが誤ってマウスクリックしてしまうと
無関係なページが表示されてしまい、ユーザのさらなる
混乱を招くことになるのである。
【0008】これらの問題に対する1つの解決方法とし
て、特開2000−222276公報に開示された発明
がある。この発明は、Webサーバから送られてくるペ
ージ内に含まれるページ要素を置き換えまたは削除する
というものである。しかし、この発明は、携帯端末等の
普及コンピューティング装置においてWebページの表
示が問題なく行えるようにするということを基準にして
ページ要素の操作を行うものであり、ページデザインの
複雑さの問題はある程度解決されても、ページ間構造の
問題についての解決には至らない。
【0009】そこで、本発明は上記のような従来技術の
有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的はユ
ーザの混乱や操作ミスの発生を極力減少させることが可
能なクライアントサーバシステムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のクライアントサーバシステムは、特定の処
理を実行するサーバとそのサービスを受けるクライアン
トで構成されたクライアントサーバシステムにおいて、
前記サーバに関する情報を格納するサーバ情報格納手段
と、前記サーバに対して送信されるリクエストを監視す
る監視手段と、前記サーバ情報格納手段に格納されてい
るサーバ情報に基づいて前記リクエストの有効無効を判
定する判定手段と、前記サーバとの通信を行い前記リク
エストに対するレスポンスを取得するサーバ通信手段
と、前記レスポンスを前記リクエストの送信元に送信す
る送信手段とを含み、前記判定手段は有効であると判定
した前記リクエストのみを前記サーバ通信手段へ送信す
る。
【0011】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムは、特定の処理を実行するサーバとそのサービスを受
けるクライアントで構成されたクライアントサーバシス
テムにおいて、前記サーバからのレスポンスの内容を抑
制するための制御情報を格納するサーバ情報格納手段
と、前記サーバと通信を行い前記送信元からのリクエス
トに対するレスポンスを取得するサーバ通信手段と、前
記サーバ情報格納手段に格納されている制御情報に基づ
いて前記レスポンスを構成するページ要素の加工処理を
行う加工手段と、この加工手段が加工した後のレスポン
スを前記リクエストの送信元に送信する送信手段と、を
含んでいる。前記サーバ情報格納手段は同一のサーバに
対して複数の異なる制御情報が格納できるようになって
いる。
【0012】さらに、本発明のクライアントサーバシス
テムでは、前記監視手段が検出したリクエストの宛先で
ある前記サーバに対して定義された複数の制御情報に対
応する選択肢を前記リクエストの送信先に対し提示する
制御モード提示手段と、前記リクエストの送信先からの
選択肢の選択指定を受け付ける制御モード指定手段とを
備え、前記加工手段は、前記サーバに対して定義された
複数の制御情報の中から前記制御モード指定手段により
指定された制御情報に基づいて、前記サーバ通信手段が
取得したレスポンスを構成するページ要素の加工処理を
行う。
【0013】本発明のクライアントサーバシステムにお
いて、前記加工手段は、ページ要素を除去する処理、ペ
ージ要素を他のものに書き換える処理、ページ要素から
ハイパーリンクとの対応付けを除去する処理、ページ要
素とハイパーリンクの対応付けを変更する処理、の何れ
か1つ以上を行う。
【0014】また、本発明のクライアントサーバシステ
ムは、複数のサーバとクライアント管理者を含む複数の
クライアントを有するクライアントサーバシステムにお
いて、前記各クライアントには通信条件が設定されてい
る。なお、この通信条件は前記クライアント管理者によ
り変更が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。 〈実施の形態1〉図1は、本実施の形態にかかるクライ
アントサーバシステムの概略構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態のクライアントサーバシステムでは、
サーバ情報格納手段11、モニタ(監視)手段12、判
定手段13、サーバ通信手段14、および送信手段15
を含み構成されたクライアント1が、Webブラウザ1
6をインタフェースとしてWebサーバ2とアクセスす
る。
【0016】サーバ情報格納手段11は、アクセスする
Webサーバ2に関する情報を格納する。モニタ手段1
2は、Webブラウザ16に対するユーザのアクセス操
作を監視する。判定手段13は、モニタ手段12によっ
て捕獲されたユーザのアクセス操作を判定し、有効であ
ると判定されたアクセス操作のみをサーバ通信手段14
へ通知する。サーバ通信手段14は、Webサーバ2と
の通信を行い、Webサーバ2から得たレスポンスを送
信手段15へ送信する。送信手段15は、サーバ通信手
段14から受け取ったサーバレスポンスをWebブラウ
ザ16へ送信する。
【0017】本実施の形態のシステムでは、ユーザの操
作により、Webブラウザ16を通じて発行されるリク
エストを監視し、あらかじめ格納保持しておくWebサ
ーバ2の情報に基づいて有効か無効かを判定し、無効と
判定されたリクエストを遮断する(サーバに渡さないよ
うにする)ことによって、Webブラウザ16とWeb
サーバ2とのアクセスを制御する。
【0018】サーバ情報格納手段11では、あらかじめ
Webサーバ2からのHTTP(HyperText Transfer P
rotocol)レスポンスに含まれるページ要素についての
有効無効データを格納しておく。その具体例を図2に示
す。図2は、サーバ情報格納手段11に格納されるデー
タ構造の一例を示す図である。URL欄をもつノードを
ルートとするツリーデータ構造101、102、10
3、…のそれぞれが、1つのHTTPレスポンスに関す
るデータを表している。URL欄には当該HTTPレス
ポンスを得るためのURL文字列を格納する。
【0019】REMOVE欄には、当該HTTPレスポ
ンスページ内に含まれるページ要素のうち、対応付けら
れているHTTPリクエストを無効にするものを列挙し
指定する。ページ要素には、テキスト、画像等があり、
それらに対してhrefタグを記述することにより他のUR
Lと対応付けることができる。例えば、 <a href="http://www.abcdef.com/page1.html">最新情
報</a> の記述により、テキスト文字列“最新情報”に対し他の
ページpage1.htmlへの参照が設定される。これにより、
ページ内に表示されたテキスト文字列“最新情報”をマ
ウスクリックすると、サーバhttp://www.abcdef.com/に
対しpage1.htmlの取得要求リクエストがWebブラウザ
から発行される。同様に、hrefタグとimgタグを併用し
て、 <a href="http://www.abcdef.com/page2.html"><img sr
c=http://www.abcdef.com/button.gif></a> と記述することにより、画像button.gifにページpage2.
htmlへの参照を設定できる。このようなサーバへのリク
エスト発行と関連付けられているページ要素は、ホット
スポットと呼ばれることもある。
【0020】また、その他のページ要素として、フォー
ムと呼ばれるものもある。フォームは、テキスト入力フ
ィールド、プッシュボタン等の種類のフォームフィール
ド要素をもち、各フィールドで指定したパラメータ群を
送信してサーバで処理を行わせるためのものである。例
えば、図14、図15に示した例では、ページ要素13
1、132、133、135、136等がテキスト入力
フィールドであり、ページ要素134、137、138
がプッシュボタンである。フォームは以下に示すように
<form>〜</form>内に記述する。
【0021】<form action="http://www.abcdef.com/cg
i-bin/create"> <input type="text"value="アルバム名"name="ALBUMNAM
E"> <input type="submit"value="次へ"name="NEXTBUTTON"> </form> 1行目のactionにより、処理実行のためのcgiスクリプ
ト等のプログラムの所在地をURLで指定する。フォー
ムフィールド要素は、2行目のテキスト入力フィールド
と3行目のプッシュボタンであり、typeに“submit”が
指定されている要素がマウスクリックされると、フォー
ムフィールド要素に指定されたパラメータが送信され処
理が実行される。フォームフィールド要素のnameは、処
理を実行するサーバプログラムのための内部参照識別子
である。
【0022】ページ要素の判定の仕方については、テキ
スト文字列の場合はその文字列情報そのもの、画像の場
合はbutton.gif等の画像ファイル名を用いて識別するこ
とができる。フォームフィールド要素の場合は、nameプ
ロパティによって識別可能である。またPCプラットフ
ォームで使用されるWebブラウザのほとんどのシェア
を占めているマイクロソフト社のWebブラウザ(Inte
rnet Explorer)のバージョン4.0以降では、任意の
ページ要素に対してidキーワードを用いた識別子の設定
が行えるようにHTMLの仕様が拡張されている。例え
ば、前述したテキスト文字列の例では、 <a href="http://www.abcdef.com/page1.html"id=whats
new>最新情報</a> の記述により、アンカー付きテキスト文字列“最新情
報”に対して、他のページ要素と区別するための識別子
として“whatsnew”の文字列を付与することができる
(ただし、未対応のWebブラウザでは前記id=whatsne
wの部分は読み捨てられる)。
【0023】再び、図2の説明に戻る。REMOVE欄
では、上記に例示したページ要素特定方法の何れかによ
り対応付けられているHTTPリクエストを無効にする
ページ要素を列挙し指定する。例えばページ要素101
では、http://www.abcdef.com/album/create/のURL
リクエストに対するサーバレスポンスを構成するページ
要素のうち、画像名がbutton.gifの画像、およびname識
別子がclearであるフォームフィールド要素の2つに対
して、マウスクリックやリターンコード入力によるリク
エスト送信を無効にすることが指定されている。
【0024】以下、図3に示すフローチャートに基づき
本実施の形態のシステムにおけるWebサーバとのアク
セス処理手順を説明する。 1)まず、モニタ手段12を作動させ、ユーザがWeb
ブラウザ16上で行った操作をモニタ手段12で検出す
る(ステップS1)。
【0025】2)次に、判定手段13において、ステッ
プS1において検出されたユーザ操作がURLの変更操
作であるか否かを判定する(ステップS2)。ここで
は、Webブラウザ16のURL入力欄にURLを直接
入力してリターンキー入力が行われたか、ブックマーク
の選択が行われたか、あるいはWebブラウザ16に通
常装備されている“戻る”“進む”コマンドにより過去
に表示されたページの指定が行われたか等の方法によっ
てWebブラウザ16に表示するページの変更が指示さ
れたか否かを判定する。そして、前記変更が指示された
場合にはステップS5へ進み、そうでなければステップ
S3へ進む。 3)ステップS2において、Webブラウザ16に表示
するページの変更が指示されていないと判定された場
合、ページ内のホットスポットに対するマウスクリック
やリターンキー操作であるかの判定を行う(ステップS
3)。ここで肯定された場合には次のステップS4へ進
み、否定された場合には処理を終了する。
【0026】4)判定手段13により、ステップS3に
おいて判定された操作対象のホットスポットの有効の有
無を判定する(ステップS4)。判定はptrが現在参照
しているサーバ情報データのREMOVE欄に列挙され
ているものに該当していれば無効と判定し、それ以外の
場合には有効と判定する。なお、ptrとは、図2に例示
されたサーバ情報をなすツリーデータ構造101、10
2の参照ポインタであり、初期状態ではptr=NULL、すな
わちどのツリーデータ構造も参照していない状態とな
る。このステップS4では、ptr=NULLの場合も有効と判
定される。このステップS4において、有効と判定され
た場合には次のステップS5へ進み、無効と判定された
場合には処理を終了する。 5)サーバ通信手段14を作動させ、ユーザ操作に対応
するリクエストをWebサーバ2へ送信しWebサーバ
2からのレスポンスを得て、このサーバレスポンスを送
信手段15へ送る(ステップS5)。
【0027】6)送信手段15を作動させ、サーバ通信
手段14から送られたサーバレスポンスをWebブラウ
ザ16へ送信する(ステップS6)。 7)サーバ情報格納手段11に格納されているデータの
ツリーデータ構造のうち、URL欄の記載内容がステッ
プS5においてWebサーバ2へ送信したリクエストに
該当するものを探し、その存在が確認された場合にはpt
rにその参照を設定し、その存在が確認できない場合に
はptr=NULLと設定し(ステップS7)、終了する。
【0028】以上説明した手順により、本実施の形態の
システムによれば、Webブラウザ16を介して行われ
るWebサーバ2とのやり取りを監視し、サーバ情報格
納手段11に格納されているデータに基づいて無効であ
るとあらかじめ定義されたリクエストはWebサーバ2
へ送らず遮断することで、Webブラウザ2の公開して
いるHTMLページのページデザインやページ間構造を
自由に簡素化することができる。これにより、決められ
た操作手順が要求されるオンラインサービスにアクセス
する場合でも、利用しようとするサービス機能に必要最
小限なページ要素に対する操作のみが有効となるように
サーバ情報格納手段11に格納されているデータを構成
して制御することにより、例えば無用なページを開いて
しまうといった操作上の無駄を未然に防ぐことができ
る。
【0029】〈実施の形態2〉図4は、本実施の形態に
かかるクライアントサーバシステムの概略構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態のクライアントサーバシ
ステムでは、サーバ情報格納手段31、受信(監視)手
段32、加工手段33、サーバ通信手段34、および送
信手段35を含み構成されたクライアント3が、Web
ブラウザ36をインタフェースとしてWebサーバ4と
アクセスする。
【0030】サーバ情報格納手段31は、アクセスする
Webサーバ4に関する情報を格納する。受信手段32
は、Webブラウザ36から発行されるリクエストを受
信し、必要な情報を加工手段33およびサーバ通信手段
34へ送る。加工手段33は、受信手段32によって取
得されたリクエストの内容、サーバ情報格納手段31に
格納されているデータをもとに後述するサーバ通信手段
34から得たサーバレスポンスの内容を加工し、加工後
のサーバレスポンスを送信手段35に送信する。サーバ
通信手段34は、受信手段32経由で得たリクエストの
内容に基づきWebサーバ4との通信を行い、Webサ
ーバ4から得たレスポンスを加工手段33へ送信する。
送信手段35は、加工手段33から得た加工後のサーバ
レスポンスをWebブラウザ36へ送信する。
【0031】本実施の形態のシステムは、ユーザの操作
によりWebブラウザ36を通じてWebサーバ4に向
けて発せられるリクエストを監視し、このリクエストに
対するWebサーバ4からのレスポンス内容をあらかじ
め格納保持しておいたWebサーバ4の情報に基づいて
加工してからWebブラウザ36に表示するものであ
る。
【0032】サーバ情報格納手段31では、あらかじめ
Webサーバ4からのHTTPレスポンスに含まれるペ
ージ要素についての有効無効の情報を格納しておく。こ
のサーバ情報格納手段31におけるデータ構造は、図2
に示した実施の形態1のものと同様である。
【0033】加工手段33では、受信手段32によって
取得されたリクエストの内容およびサーバ情報格納手段
31に格納されているデータをもとにサーバ通信手段3
4から得たサーバレスポンスの内容を加工し、加工後の
サーバレスポンスをWebブラウザ36へ送信する。こ
の処理手順を図5に示す。
【0034】1)受信手段32から受け取ったのが、例
えばURLリクエストhttp://www.abcdef.com/album/cr
eate/であった場合、まず、サーバ情報格納手段31の
中にURL欄が一致するツリーデータ構造のものがある
か否かを検索する(ステップS11)。URL欄が一致
するツリーデータ構造のもの(例えば、図2に示したデ
ータ構造101)がある場合には、次のステップS12
へ進み、なければ処理を終了する。 2)次に、検索されたツリーデータ構造のもの(例え
ば、図2に示したデータ構造101)がある場合には、
次のステップS12へ進み、なければ処理を終了する。
【0035】3)次に、検索されたツリーデータ構造の
REMOVE欄で指定されているページ要素の加工処理
を行う(ステップS12)。 4)次いで、ステップS12において加工された後のレ
スポンスを送信手段35へ送信し(ステップS13)、
終了する。
【0036】ステップS12における加工処理は、We
bサーバ4からのレスポンスであるテキストデータのパ
ーシング(構文解析処理)を行い、REMOVE欄で指
定されているページ要素部分を削除するか、hrefタグに
よるURLとの関連付けを削除することにより無効化を
行うものである。例えば、ホットスポットであるページ
要素button1.gifが <a href="http://www.abcdef.com/page2.html"><img sr
c=http://www.abcdef.com/button1.gif></a> と記述されている場合、この記述を完全に削除するかhr
efタグ記述を削除して <img src=http://www.abcdef.com/button1.gif> のように記述を加工する。記述を完全に削除した場合
は、そのページ要素はWebブラウザ36上で全く表示
されなくなる。一方、hrefタグ記述のみを削除した場合
は、ページ要素自体はWebブラウザ36上に表示され
るが、URL情報との関連性は失われるのでマウスクリ
ックによるWebサーバ4へのリクエスト発行は行われ
なくなる。
【0037】以下、図6に示すフローチャートに基づき
本実施の形態のシステムにおけるWebサーバ4とのア
クセス処理手順を説明する。 1)まず、ユーザの操作によりWebブラウザ36から
発行されたリクエストを受信手段32により受信し、こ
れを加工手段33およびサーバ通信手段34へ送る(ス
テップS21)。 2)次に、サーバ通信手段34を作動させ、前記リクエ
ストに対するWebサーバ4からのレスポンスを取得
し、これを加工手段33へ送る(ステップS22)。
【0038】3)次いで、加工手段33を作動させ、前
記サーバレスポンスを加工し、この加工したサーバレス
ポンスを送信手段35へ送信する(ステップS23)。 4)そして、送信手段35を作動させ、加工手段33か
ら送られた前記加工後のサーバレスポンスをWebブラ
ウザ36へ送り(ステップS24)、終了する。
【0039】ステップS23において、加工手段33が
行う処理としては、指定したページ要素を無効化するだ
けでなく、指定のページ要素を任意のものに置き換える
処理であってもよい。また、これらの処理が混在しても
よい。
【0040】次に、ページ要素の置き換えを行うための
サーバ情報格納手段31に格納されるデータ構造の一例
を図7に示す。このデータ構造は、図2に示したデータ
形式におけるREMOVE欄に加えてREPLACE欄
が設けられている。ツリーデータ構造111のREPL
ACE欄では、URLリクエストhttp://www.abcdef.co
m/album/create/に対するレスポンスを構成するページ
要素のうちの画像button6.gifをok button.gifに置き換
えることが指定されている。置き換え処理は、 <a href="http://www.abcdef.com/page2.html"><img sr
c=http://www.abcdef.com/button6.gif></a> がもとのページ要素の記述であれば、 <a href="http://www.abcdef.com/page2.html"><img sr
c=C:\Windows\TEMP\okbutton.gif></a> のように、<img…>タグ内の"src="の部分を例えばサー
バ情報格納手段31内の所定のアドレスにコピーした置
き換え用画像ok button.gifの参照記述に置換すること
により達成できる。
【0041】図7に示すツリーデータ構造112のRE
PLACE欄も同様に、URLリクエストhttp://www.x
yz.com/myalbum/のレスポンスに対して、ページ要素but
ton7.gifをok button.gifに置き換えることを指示する
情報である。ツリーデータ構造111とツリーデータ構
造112のように、異なるサーバレスポンスのページ要
素に対して同じ画像ok button.gifへの置き換えを指定
してもよい。このようにすれば、例えば同じオンライン
サービス機能を提供するサイトAとサイトBを利用する
場合、機能利用の操作手順にとって不要なものは無効に
し、なおかつ操作手順において同じ役割を担っているペ
ージ要素は同一の外観をもつページ要素に置き換えて表
示させるようにすることが可能である。これにより、ペ
ージデザインやページ間構造の違いによるサイト間のイ
ンタフェースの違いを緩和することができ、ユーザ操作
の混乱やミスの発生を減少させることができる。
【0042】以上のように、本実施の形態のクライアン
トサーバシステムでは、ユーザの操作によりWebブラ
ウザ36を通じてWebサーバ4に発行されるリクエス
トを監視し、このリクエストに対するWebサーバ4か
らのレスポンスの内容をあらかじめサーバ情報格納手段
31に格納保持してあるサーバ情報に基づいて加工する
ことにより、ユーザがWebサーバ4にアクセスする際
のインタフェースであるWebブラウザ36の表示内容
を制御する。これにより、ユーザの操作の混乱やミスの
発生を抑制することができる。
【0043】また、本実施の形態のクライアントサーバ
システムは、図8に示すように、サーバ情報格納手段3
1、受信手段32、加工手段33、サーバ通信手段3
4、および送信手段35を備えた中継用サーバ6を介
し、Webブラウザ36をインタフェースとして、クラ
イアント5とWebサーバ4とをアクセスさせる構成と
することも可能である。
【0044】〈実施の形態3〉図9は、本実施の形態に
かかるクライアントサーバシステムの概略構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態のクライアントサーバシ
ステムでは、サーバ情報格納手段71、受信(監視)手
段72、加工手段73、サーバ通信手段74、送信手段
75、閲覧モード提示手段76、および閲覧モード指定
手段77を含み構成されたクライアント7が、Webブ
ラウザ78をインタフェースとしてWebサーバ8とア
クセスする。
【0045】サーバ情報格納手段71は、アクセスする
Webサーバ8に関する情報を格納する。受信手段72
は、Webブラウザ78から発行されるリクエストを受
信し、必要な情報を加工手段73およびサーバ通信手段
74へ送る。加工手段73は、受信手段72によって取
得されたリクエストの内容、サーバ情報格納手段71に
格納されているデータをもとにサーバ通信手段74から
得た後述するサーバレスポンスの内容を加工し、加工後
のサーバレスポンスを送信手段75に渡す。サーバ通信
手段74は、受信手段72経由で得たリクエストの内容
に基づきWebサーバ8との通信を行い、Webサーバ
8から得たレスポンスを加工手段73へ送信する。送信
手段75は、加工手段73から得た加工後のサーバレス
ポンスをWebブラウザ78へ送信する。閲覧モード提
示手段76は、Webブラウザ78でのページ表示に適
用可能な閲覧モードをユーザに提示する。閲覧モード指
定手段77は、ユーザからの閲覧モードの選択指定を受
け付ける。
【0046】本実施の形態のクライアントサーバシステ
ムでは、ユーザの操作によりWebブラウザ78を通じ
てWebサーバ8に発行されるリクエストを監視し、こ
のリクエストに対するサーバレスポンスの内容をあらか
じめ格納保持されているWebサーバ情報に基づいて加
工してからWebブラウザ78に表示することにより、
ユーザがWebサーバ8にアクセスする際のインタフェ
ースであるWebブラウザ78の内容表示を自由に制御
する。加えて、複数の閲覧モードに基づいた選択的なサ
ーバレスポンスの加工処理を行うことにより、同一のW
ebページであっても、Webブラウザ78に表示する
ページ要素の制御をユーザの目的に応じた最適なものに
できる。
【0047】図10はサーバ情報格納手段71に格納さ
れるデータ構造の一例を示す図である。このデータは複
数のページ集合データ121、122、…からなってい
る。各ページ集合データは、アクセスしようとするWe
bサーバ8が返してくるHTTPレスポンスについて、
ページ要素の加工情報を格納する。ページ集合データ1
21は、閲覧モード定義テーブル123、HTTPレス
ポンスデータ124、125、…を有している。閲覧モ
ード定義テーブル123は、当該ページ集合データに属
するHTTPレスポンスに対して適用される閲覧モード
を定義している。閲覧モード定義テーブル123では、
mode1、mode2、mode3の3つの閲覧モードがあり、各モ
ードをユーザに対して“アルバム作成”、“E−car
d送信”、“画像カテゴリ検索”として提示することが
定義されている。HTTPレスポンスデータ124は、
http://www.abcdef.com/album/create/に対するもので
ある。また、HTTPレスポンスデータ125は、htt
p://www.abcdef.com/cgi-bin/create/に対するものであ
る。HTTPレスポンスデータ124、125では、mo
de1、mode2、mode3の各閲覧モードが適用される場合に
ついてそれぞれのページ要素の加工情報を有している。
また、ページ集合データ122以下もページ集合データ
121と同様の構成である。なお、ページ集合データの
構成方法としては、Webサーバごとに分類して構成す
る形態が考えられるが、これに限らず、1つのページ集
合データが異なるWebサーバのHTTPレスポンス情
報を含んでいてもよい。
【0048】以下、図11に示すフローチャートに基づ
き本実施の形態のシステムにおけるWebサーバ8との
アクセス処理手順を説明する。このシステムでは、ユー
ザ操作によりWebブラウザ78から発行されたリクエ
ストを受信手段72が受信するか、またはユーザの行っ
た閲覧モード指定を閲覧モード指定手段77が受けるか
の何れかによって処理が開始される。図11(a)が前
者の場合の処理手順を示すフローチャートであり、同図
(b)が後者の場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。なお、図中のptrは、図10において例示したサ
ーバ情報を構成するツリーデータ構造(HTTPレスポ
ンスデータ124、125)の参照ポインタ変数であ
り、初期状態ではptr=NULL、すなわちどのツリーデータ
構造も参照していない状態であるとする。また、MODE
は、ユーザに指定された閲覧モードを保持しておく変数
であり、初期状態ではMODE=none、すなわち閲覧モード
未定義であるとする。
【0049】まず、ユーザ操作によりWebブラウザ7
8から発行されたリクエストを受信手段72が受信した
場合の処理手順を、図11(a)に示すフローチャート
に基づき説明する。 1)まず、受信手段72を作動させ、Webブラウザ7
8から発行されたリクエスト情報を加工手段73および
サーバ通信手段74へ送る(ステップS31)。 2)次に、加工手段73は、サーバ情報格納手段71に
格納されているデータのツリーデータ構造のうちURL
欄の記載内容が受信したリクエストに該当するものを探
し、該当するものがあればそのptrに参照値を設定し、
該当するものがなければptr=NULLと設定する(ステップ
S32)。
【0050】3)次いで、加工手段73においてptr=NU
LLであるか否かを判定する(ステップS33)。ptr=NU
LLである場合にはステップS34へ進み、ptr=NULLでな
い場合にはステップS35へ進む。 4)ptr=NULLである場合は、サーバ情報格納手段71に
格納されたデータの中に該当するツリーデータ構造はな
いので(ページ要素の表示を制御する必要はない)、閲
覧モードの提示をクリアし(ステップS34)、ステッ
プS37へ進む。 5)ptr=NULLでない場合は、ptrに設定されたツリーデ
ータ構造の属するページ集合データがそれまでのものか
ら変わったか否かを判定する(ステップS35)。変わ
っている場合にはステップS36へ進み、変わっていな
い場合にはステップS37へ進む。
【0051】6)ステップS35でptrに設定されたツ
リーデータ構造の属するページ集合データがそれまでの
ものから変わっていると判定された場合に、閲覧モード
提示手段76を作動させ、ptrの示すツリーデータ構造
の属するページ集合データ閲覧モード定義テーブルに基
づいて閲覧モードの選択肢をユーザに提示しMODE=none
(初期化)と設定する(ステップS36)。そして、ス
テップS37へ進む。 7)サーバ通信手段74を作動し、Webブラウザ78
から発行された前記リクエストに対するWebサーバ8
からのレスポンスを取得し、これを加工手段73へ送る
(ステップS37)。
【0052】8)加工手段73を作動させ、ステップS
37で取得したサーバレスポンスを加工し、加工後のサ
ーバレスポンスを送信手段75へ送る(ステップS3
8)。 9)送信手段75を作動させ、加工手段73から送られ
た前記加工後のサーバレスポンスをWebブラウザ78
へ送信し(ステップS39)、終了する。
【0053】次に、ユーザの行った閲覧モード指定を閲
覧モード指定手段77が受ける場合の処理手順を、図1
1(b)に示すフローチャートに基づき説明する。 1)まず、閲覧モード指定手段77を作動させ、ユーザ
からの閲覧モード指定を受け変数MODEを設定する(ステ
ップS41)。 2)サーバ通信手段74を作動させ、Webブラウザ7
8から発行されたリクエストに対するWebサーバ8か
らのレスポンスを取得し、これを加工手段73へ送る
(ステップS42)。
【0054】3)加工手段73を作動させ、前記サーバ
レスポンスを加工して加工後のサーバレスポンスを送信
手段75へ送る(ステップS43)。 4)送信手段75を作動させ、加工手段73から送られ
た加工後のサーバレスポンスをWebブラウザ78へ送
信する(ステップS44)。
【0055】前記ステップS38およびステップS43
で行われる加工手段73による処理は、変数ptrおよびM
ODEを参照して行われる。この手順を図12に示す。 1)まず、加工手段73は、ptr=NULLであるか否かを判
定する(ステップS51)。ptr=NULLである場合にはペ
ージ要素を制御する必要はないのでサーバレスポンスの
加工は行わず、そのままステップS54へ進む。ptr=NU
LLでない場合にはステップS52へ進む。 2)次に、加工手段73は、MODE=noneであるか否かを
判定する(ステップS52)。MODE=noneである場合は
閲覧モードの指定がまだ行われていない状態であるので
ページ要素を制御する必要はなく、サーバレスポンスの
加工は行わず、そのままステップS54へ進む。MODE=n
oneでない場合にはステップS53へ進む。
【0056】3)次いで、加工手段73は、ページ要素
の加工処理を行う(ステップS53)。このステップに
おけるページ要素の加工処理は、サーバ情報格納手段7
1に格納されているデータ中の、ptrが参照するツリー
データ構造の変数MODEに設定されている閲覧モードに対
応する加工情報に基づいて行われる。先に示した図10
のデータ構造例でいえば、ptrがツリーデータ構造12
5を参照していてMODE=mode2の場合は、加工情報126
に基づいて該当するページ要素の無効化または置き換え
処理を行う。なお、ページ要素の無効化または置き換え
処理については実施の形態2で説明した通りである。 4)サーバレスポンスを送信手段75へ送信し(ステッ
プS54)、終了する。
【0057】以上のように、本実施の形態のクライアン
トサーバシステムによれば、ユーザがWebサーバ8に
アクセスする際のインタフェースであるWebブラウザ
78の表示に対して、複数の閲覧モードごとに異なる制
御を施すことができる。すなわち、同一のWebページ
/Webサーバにアクセスする場合であっても、目的に
応じた最適なページ要素の制御を選択的に実行すること
ができる。
【0058】先に従来技術で説明したオンラインサービ
ス提供サイトを例にとって考えてみると、あるオンライ
ンサービス提供Webサーバが、利用できる機能として
“アルバム作成”、“E−card送信”、“画像カテ
ゴリ検索”の3つのサービスを提供しているとする。通
常のアクセス方法では、Webサーバから送信されるペ
ージの内容がそのまま表示されるWebブラウザを介し
てユーザはサーバにアクセスし、サービス利用のための
操作を行う。したがって、ユーザの利用目的のサービス
機能とは本来無関係のページ要素を誤って操作してしま
うなどして、目的とするサービス機能実行の操作に手間
取ることも考えられる。
【0059】しかし、本実施の形態のシステムによれ
ば、Webサーバにアクセスした際に“アルバム作
成”、“E−card送信”、“画像カテゴリ検索”の
サービス機能に対応する3つの閲覧モードをユーザに提
供し、ユーザの選択した閲覧モードに応じてサーバから
送信されてくるページの内容を最適に制御する。すなわ
ち、ユーザの選択したサービス利用にとって不要なペー
ジ要素を無効にする等の制御を行う。この結果、ユーザ
がWebサーバにアクセスする際の操作ミスの発生を効
果的に減少させることができる。
【0060】また、本実施の形態のクライアントサーバ
システムは、図13に示すように、サーバ情報格納手段
71、受信手段72、加工手段73、サーバ通信手段7
4、送信手段75、閲覧モード提示手段76b、および
閲覧モード指定手段77bを備えた中継用サーバ10を
介し、Webブラウザ78をインタフェースとして、閲
覧モード受信提示手段76aと閲覧モード指定送信手段
77aを備えたクライアント9とWebサーバ8とをア
クセスさせる構成とすることも可能である。
【0061】閲覧モード受信提示手段76aは、中継用
サーバ10から送信されてくる閲覧モード情報を受信し
それをユーザに提示するためのものである。閲覧モード
指定送信手段77aは、ユーザによる閲覧モードの指定
情報を中継用サーバ10へ送信するためのものである。
また、閲覧モード受信提示手段76aおよび閲覧モード
指定送信手段77aは、ネットワークを通じて情報の受
渡しを行うものである。閲覧モード受信提示手段76a
と閲覧モード提示手段76bとで行う動作が図9に示さ
れた閲覧モード提示手段76の動作に相当し、また、閲
覧モード指定送信手段77aと閲覧モード指定手段77
bとで行われる動作が図9に示された閲覧モード指定手
段77に相当する。
【0062】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明はこの実施の形態に示し
た事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいて
その変更、改良等が可能であることは云うまでもない。
例えば、各実施の形態に示した通信装置は、目的のWe
bサーバとの通信に際し、キャッシュデータを考慮する
ものであってもよい。
【0063】また、上記各実施の形態では、1つのサー
バに対し1つのクライアントが接続された状態のシステ
ムについて示したが、複数のサーバと複数のクライアン
トを有するシステムとして構成することも可能である。
ただ、このようなシステム構成の場合、情報の送受信が
特定のクライアントに集中すると、通信障害が発生する
おそれがある。そこで、複数のサーバと複数のクライア
ントを有するシステム構成を採用する場合には、クライ
アント管理者を設けるとよい。そして、クライアント管
理者と各クライアントとの間では、次のような通信方式
の設定を行うとよい。
【0064】1)まず、クライアント管理者は、特定ま
たは全てのクライアントに対しクライアント管理者から
の通信であることを認識させるための識別信号を送信す
る。 2)この識別信号を受信したクライアントは、あらかじ
めサーバ情報格納手段に格納されている通信条件をクラ
イアント管理者に対し送信する。 3)クライアント管理者はクライアントから送られた通
信条件と新たに設定すべき通信条件とを比較する。 4)クライアント管理者は、クライアントから送られた
通信条件に対し新たに設定、変更または削除が必要な場
合に、クライアントのサーバ情報格納手段に格納されて
いる通信条件(回線トラフィックの混雑を回避する条件
等)の書換えを行う。
【0065】このようにすることにより、特定のクライ
アントへの通信が集中することを回避し、回線トラフィ
ックの混雑を緩和することが可能になる。また、1つの
クライアントを複数のユーザが使用する場合、通信条件
の設定により、クライアント管理者が意図しないアクセ
スが行われることを回避することもできる。
【0066】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ユーザ
の混乱や操作ミスの発生を極力減少させることが可能な
クライアントサーバシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるクライアントサーバシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】サーバ情報格納手段11に格納されるデータ構
造の一例を示す図である。
【図3】実施の形態1のクライアントサーバシステムの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】実施の形態2にかかるクライアントサーバシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図5】加工手段33の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】実施の形態2のクライアントサーバシステムの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】サーバ情報格納手段31に格納されるデータ構
造の一例を示す図である。
【図8】実施の形態2のクライアントサーバシステムの
変形例を示すブロック図である。
【図9】実施の形態3にかかるクライアントサーバシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図10】サーバ情報格納手段71に格納されるデータ
構造の一例を示す図である。
【図11】(a)、(b)は実施の形態3のクライアン
トサーバシステムの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図12】加工手段73の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】実施の形態3のクライアントサーバシステム
の変形例を示す図である。
【図14】(a)、(b)はオンラインアルバムサービ
スサイトの一例を示す図である。
【図15】(a)、(b)はオンラインアルバムサービ
スサイトの一例を示す図である。
【符号の説明】
1、3、5、7、9 クライアント 2、4、8 Webサーバ 6、10 中継用サーバ 11、31、71 サーバ情報格納手段 12 モニタ手段 13 判定手段 14、34、74 サーバ通信手段 15、35、75 送信手段 16、36、78 Webブラウザ 32、72 受信手段 33、73 加工手段 76、76b 閲覧モード提示手段 77、77b 閲覧モード指定手段 76a 閲覧モード受信提示手段 77a 閲覧モード指定送信手段 101、102、103、111、112 ツリーデー
タ構造 121、122 ページ集合データ 123 閲覧モード定義テーブル 124、125 HTTPレスポンスデータ 126 加工情報 131〜141、143 ページ要素 142 アップロードリンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の処理を実行するサーバとそのサー
    ビスを受けるクライアントで構成されたクライアントサ
    ーバシステムにおいて、 前記サーバに関する情報を格納するサーバ情報格納手段
    と、前記サーバに対して送信されるリクエストを監視す
    る監視手段と、前記サーバ情報格納手段に格納されてい
    るサーバ情報に基づいて前記リクエストの有効無効を判
    定する判定手段と、前記サーバとの通信を行い前記リク
    エストに対するレスポンスを取得するサーバ通信手段
    と、前記レスポンスを前記リクエストの送信元に送信す
    る送信手段とを含み、 前記判定手段は有効であると判定した前記リクエストの
    みを前記サーバ通信手段へ送信するようにしたことを特
    徴とするクライアントサーバシステム。
  2. 【請求項2】 特定の処理を実行するサーバとそのサー
    ビスを受けるクライアントで構成されたクライアントサ
    ーバシステムにおいて、 前記サーバからのレスポンスの内容を抑制するための制
    御情報を格納するサーバ情報格納手段と、前記サーバと
    通信を行い前記送信元からのリクエストに対するレスポ
    ンスを取得するサーバ通信手段と、前記サーバ情報格納
    手段に格納されている制御情報に基づいて前記レスポン
    スを構成するページ要素の加工処理を行う加工手段と、
    この加工手段が加工した後のレスポンスを前記リクエス
    トの送信元に送信する送信手段と、を含むことを特徴と
    するクライアントサーバシステム。
  3. 【請求項3】 前記サーバ情報格納手段は同一のサーバ
    に対して複数の異なる制御情報を格納することを特徴と
    する請求項2に記載のクライアントサーバシステム。
  4. 【請求項4】 前記監視手段が検出したリクエストの宛
    先である前記サーバに対して定義された複数の制御情報
    に対応する選択肢を前記リクエストの送信先に対し提示
    する制御モード提示手段と、前記リクエストの送信先か
    らの選択肢の選択指定を受け付ける制御モード指定手段
    とを備え、 前記加工手段は、前記サーバに対して定義された複数の
    制御情報の中から前記制御モード指定手段により指定さ
    れた制御情報に基づいて、前記サーバ通信手段が取得し
    たレスポンスを構成するページ要素の加工処理を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項3に記載のクライアン
    トサーバシステム。
  5. 【請求項5】 前記加工手段は、ページ要素を除去する
    処理、ページ要素を他のものに書き換える処理、ページ
    要素からハイパーリンクとの対応付けを除去する処理、
    ページ要素とハイパーリンクの対応付けを変更する処
    理、の何れか1つ以上を行うことを特徴とする請求項2
    ないし4の何れかに記載のクライアントサーバシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 複数のサーバとクライアント管理者を含
    む複数のクライアントを有するクライアントサーバシス
    テムにおいて、前記各クライアントには通信条件が設定
    されていることを特徴とするクライアントサーバシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記通信条件は前記クライアント管理者
    により変更が可能であることを特徴とする請求項6に記
    載のクライアントサーバシステム。
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