JP2003067042A - 保全計画支援装置及び保全計画支援方法 - Google Patents

保全計画支援装置及び保全計画支援方法

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JP2003067042A
JP2003067042A JP2001255297A JP2001255297A JP2003067042A JP 2003067042 A JP2003067042 A JP 2003067042A JP 2001255297 A JP2001255297 A JP 2001255297A JP 2001255297 A JP2001255297 A JP 2001255297A JP 2003067042 A JP2003067042 A JP 2003067042A
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Japan
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maintenance
plant
factor
plan support
maintenance plan
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JP2001255297A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tani
篤史 谷
Keiichiro Osada
啓一郎 長田
Yujiro Shimizu
祐次郎 清水
Shinichiro Hori
慎一郎 堀
真孝 ▲柳▼田
Masataka Yanagida
Yoshinori Kaima
義則 貝間
Katsuyoshi Maemoto
勝由 前本
Yasushi Morishita
靖 森下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラントの保全の計画に必要なデータを有効に
活用すること。 【解決手段】プラント11の状況を収集する運転管理状
況収集部23と、その状況に基づいて保全を実施する要
因である保全要因を作成する保全計画支援部22と、保
全要因をプラント11の関係者に属する端末4、6、7
に公開するホームページ24とを具備している。その保
全要因は、故障の発生、経年劣化(物理的な耐用年
数)、予防保全、ライフサイクルコスト(経済的な耐用
年数)、故障率のワイブル解析、減価償却の基準として
使用される制度上の耐用年数、プラント11が諸元の変
化に対応することができなくなること、運転停止の頻度
が多くなること、技術の陳腐化により自動化設備が組み
込めないこと、都市化などによる環境の変化に対応する
ことができなくなることが例示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保全計画支援装置
及び保全計画支援方法に関し、特に、プラントの保全を
計画する場合に利用される保全計画支援装置及び保全計
画支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントでは、設備の正常な運転状態を
維持し、故障・性能低下の原因を取り除き、故障が発生
したときに修復する保全が実施されている。プラント
は、さらに、更新が必要である時期が経験的に判断さ
れ、その時期に更新するかどうかが診断され、老朽化し
たと診断されたときに更新される。
【0003】このような診断では、その時期まで収集し
た様々なデータが診断タイミングの判断に活用される機
会がない。その判断は、保全を実施する業者の主観に基
づいているため、一番良いタイミングで設備詳細診断が
実施されているかどうかを、客観的に評価することがで
きない。さらに、このようなシステムでは、現地に設置
されているシステムのみでデータが活用されている。こ
のため、メーカまたはメンテナンス業者の作業者は、デ
ータ解析を実施するときに、現地に出向く必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、プラ
ントの保全の計画に必要なデータを有効に活用する保全
計画支援装置及び保全計画支援方法を提供することにあ
る。本発明の他の課題は、プラントの保全の計画に必要
なデータを設計に活用する保全計画支援装置及び保全計
画支援方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段が説明される。これらの番号・符号は、
[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記
載との対応関係を明らかにするために付加されたもので
あり、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術
的範囲の解釈に用いてはならない。
【0006】本発明による保全計画支援装置(3)は、
プラント(11)の状況を収集する運転管理状況収集部
(23)と、その状況に基づいて保全を実施する要因で
ある保全要因を作成する保全計画支援部(22)と、保
全要因をプラント(11)の関係者に属する端末(4、
6、7)に公開するホームページ(24)とを具備して
いる。プラント(11)の関係者は、保全要因を任意の
場所で適宜収集し活用することができる。
【0007】保全計画支援部(22)は、保全要因に優
先順位を付ける優先順位決定部(25)を備え、保全要
因は、その優先順位を含む。保全要因は複数であり、こ
のような優先順位の決定法としては、AHPが例示され
る。プラント(11)の関係者は、プラント(11)を
保全するときの優先する保全要因に応じて作業すること
ができる。
【0008】保全計画支援部(22)はプラント(1
1)の制度上の耐用年数を決定する耐用年数評価部(2
6)を備え、保全要因はその制度上の耐用年数を含む。
その制度上の耐用年数は、減価償却の基準として使用さ
れている。プラント(11)の関係者は、その制度上の
耐用年数に応じて作業することができる。
【0009】保全計画支援部(22)は、状況に基づい
てプラント(11)に発生する異常事態の兆候を抽出す
る予防保全部(27)を備え、保全要因は、その兆候を
含む。その兆候が発生する設備は、故障する確率が高
い。プラント(11)の関係者は、その兆候に応じて作
業することができる。
【0010】保全計画支援部(22)は、プラント(1
1)の経済的な耐用年数を決定するライフサイクルコス
ト解析部(28)を備え、保全要因は、その経済的な耐
用年数を含む。その経済的な耐用年数は、プラント(1
1)を建設して保全する費用の累積額の年平均(年価)
を最小とするタイミングを示す。プラント(11)の関
係者は、その経済的な耐用年数に応じて作業することが
できる。
【0011】保全計画支援部(22)は、プラント(1
1)を構成する各設備の故障率を生成する故障率評価部
(29)を備え、保全要因は、その故障率を含む。その
故障率が所定の値を越えた設備は、更新することが好ま
しい。プラント(11)の関係者は、その故障率に応じ
て作業することができる。
【0012】保全計画支援部(22)は、各故障がプラ
ント(11)に与える影響を生成する故障影響分析部
(30)を備え、保全要因は、その影響を含む。その影
響が大きい設備は、より詳細に保全する必要がある。プ
ラント(11)の関係者は、その影響に応じて作業する
ことができる。
【0013】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)を更新する時期を計画するプラント
管理端末(4)を含む。プラント(11)を更新する時
期は、保全要因に基づいて計画されることが好ましい。
【0014】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)の保全を計画するメンテナンス業者
端末(6)を含む。プラント(11)の保全は、保全要
因に基づいて計画されることが好ましい。
【0015】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)を設計するメーカ端末(7)を含
む。プラント(11)は、保全要因に基づいて設計され
ることが好ましい。
【0016】ホームページ(24)は、保全要因ととも
に状況を公開する。このような公開は、端末(4、6、
7)が独自にその状況から保全要因を分析することがで
きる点で好ましい。
【0017】その状況は、プラント(11)の運転の履
歴を含むことが好ましい。その状況は、プラント(1
1)の保全の履歴を含むことが好ましい。
【0018】プラント(11)は、排水機場である。す
なわち、本発明による保全計画支援装置(3)は、排水
機場に適用されることが好ましい。
【0019】本発明による保全計画支援方法は、プラン
ト(11)の状況を収集するステップ(S11)と、そ
の状況に基づいて保全を実施する要因である保全要因を
作成するステップ(S2)と、その保全要因をプラント
(11)の関係者に属する端末(4、6、7)に公開す
るステップ(S3、S41、S51)とを具備してい
る。プラント(11)の関係者は、保全要因を任意の場
所で適宜収集することができる。
【0020】保全要因を作成するステップ(S2)は、
その保全要因に優先順位を付けるステップ(S18)を
備え、保全要因は、その優先順位を含む。このような優
先順位の決定法としては、AHPが例示される。プラン
ト(11)の関係者は、プラント(11)を保全すると
きの優先する保全要因に応じて作業することができる。
【0021】保全要因を作成するステップ(S2)は、
プラント(11)の制度上の耐用年数を決定するステッ
プ(S19)を備え、保全要因は、その制度上の耐用年
数を含む。その制度上の耐用年数は、減価償却の基準と
して使用されている。プラント(11)の関係者は、そ
の制度上の耐用年数に応じて作業することができる。
【0022】保全要因を作成するステップ(S2)は、
状況に基づいてプラント(11)に発生する異常事態の
兆候を抽出するステップ(S21)を備え、保全要因
は、その兆候を含む。その兆候が発生する設備は、故障
する確率が高い。プラント(11)の関係者は、その兆
候に応じて作業することができる。
【0023】保全要因を作成するステップ(S2)は、
プラント(11)の経済的な耐用年数を決定するステッ
プ(S22)を備え、保全要因は、その経済的な耐用年
数を含む。その経済的な耐用年数は、プラント(11)
を建設して保全する費用の累積額の年平均(年価)を最
小とするタイミングを示す。プラント(11)の関係者
は、その経済的な耐用年数に応じて作業することができ
る。
【0024】保全要因を作成するステップ(S2)は、
プラント(11)を構成する各設備の故障率を生成する
ステップ(S23)を備え、保全要因は、その故障率を
含む。その故障率が所定の値を越えた設備は、更新する
ことが好ましい。プラント(11)の関係者は、その故
障率に応じて作業することができる。
【0025】保全要因を作成するステップ(S2)は、
各故障がプラント(11)に与える影響を生成するステ
ップ(S24)を備え、保全要因は、その影響を含む。
その影響が大きい設備は、より詳細に保全する必要があ
る。プラント(11)の関係者は、その影響に応じて作
業することができる。
【0026】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)を更新する時期を計画するプラント
管理端末(4)を含む。プラント(11)を更新する時
期は、保全要因に基づいて計画されることが好ましい。
【0027】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)の保全を計画するメンテナンス業者
端末(6)を含む。プラント(11)の保全は、保全要
因に基づいて計画されることが好ましい。
【0028】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)を設計するメーカ端末(7)を含
む。プラント(11)は、保全要因に基づいて設計され
ることが好ましい。
【0029】状況は、保全要因とともに公開される。こ
のような公開は、端末(4、6、7)が独自にその状況
から保全要因を分析することができる点で好ましい。
【0030】その状況は、プラント(11)の運転の履
歴を含むことが好ましい。その状況は、プラント(1
1)の保全の履歴を含むことが好ましい。
【0031】プラント(11)は、排水機場である。す
なわち、本発明による保全計画支援装置(3)は、排水
機場に適用されることが好ましい。
【0032】本発明による保全計画支援プログラムは、
プラント(11)の状況を収集するステップ(S11)
と、その状況に基づいて保全を実施する要因である保全
要因を作成するステップ(S2)と、その保全要因をプ
ラント(11)の関係者に属する端末(4、6、7)に
公開するステップ(S3、S41、S51)とを具備し
ている。プラント(11)の関係者は、保全要因を任意
の場所で適宜収集することができる。
【0033】保全要因を作成するステップ(S2)は、
その保全要因に優先順位を付けるステップ(S18)を
備え、保全要因は、その優先順位を含む。このような優
先順位の決定法としては、AHPが例示される。プラン
ト(11)の関係者は、プラント(11)を保全すると
きの優先する保全要因に応じて作業することができる。
【0034】保全要因を作成するステップ(S2)は、
プラント(11)の制度上の耐用年数を決定するステッ
プ(S19)を備え、保全要因は、その制度上の耐用年
数を含む。その制度上の耐用年数は、減価償却の基準と
して使用されている。プラント(11)の関係者は、そ
の制度上の耐用年数に応じて作業することができる。
【0035】保全要因を作成するステップ(S2)は、
状況に基づいてプラント(11)に発生する異常事態の
兆候を抽出するステップ(S21)を備え、保全要因
は、その兆候を含む。その兆候が発生する設備は、故障
する確率が高い。プラント(11)の関係者は、その兆
候に応じて作業することができる。
【0036】保全要因を作成するステップ(S2)は、
プラント(11)の経済的な耐用年数を決定するステッ
プ(S22)を備え、保全要因は、その経済的な耐用年
数を含む。その経済的な耐用年数は、プラント(11)
を建設して保全する費用の累積額の年平均(年価)を最
小とするタイミングを示す。プラント(11)の関係者
は、その経済的な耐用年数に応じて作業することができ
る。
【0037】保全要因を作成するステップ(S2)は、
プラント(11)を構成する各設備の故障率を生成する
ステップ(S23)を備え、保全要因は、その故障率を
含む。その故障率が所定の値を越えた設備は、更新する
ことが好ましい。プラント(11)の関係者は、その故
障率に応じて作業することができる。
【0038】保全要因を作成するステップ(S2)は、
各故障がプラント(11)に与える影響を生成するステ
ップ(S24)を備え、保全要因は、その影響を含む。
その影響が大きい設備は、より詳細に保全する必要があ
る。プラント(11)の関係者は、その影響に応じて作
業することができる。
【0039】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)を更新する時期を計画するプラント
管理端末(4)を含む。プラント(11)を更新する時
期は、保全要因に基づいて計画されることが好ましい。
【0040】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)の保全を計画するメンテナンス業者
端末(6)を含む。プラント(11)の保全は、保全要
因に基づいて計画されることが好ましい。
【0041】端末(4、6、7)は、保全要因に基づい
てプラント(11)を設計するメーカ端末(7)を含
む。プラント(11)は、保全要因に基づいて設計され
ることが好ましい。
【0042】状況は、保全要因とともに公開される。こ
のような公開は、端末(4、6、7)が独自にその状況
から保全要因を分析することができる点で好ましい。
【0043】その状況は、プラント(11)の運転の履
歴を含むことが好ましい。その状況は、プラント(1
1)の保全の履歴を含むことが好ましい。
【0044】プラント(11)は、排水機場である。す
なわち、本発明による保全計画支援装置(3)は、排水
機場に適用されることが好ましい。
【0045】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による保
全計画支援装置が適用された保全計画支援システムの実
施の形態を説明する。その保全計画支援システム1は、
図1に示されているように、光ケーブルネットワーク2
を介して保全計画支援装置3がプラント管理端末4に双
方向に接続されている。保全計画支援装置3は、さら
に、公衆回線網5を介してメンテナンス業者端末6に双
方向に接続され、メーカ端末7に双方向に接続されてい
る。公衆回線網5としては、携帯電話回線網、インター
ネットが例示される。
【0046】なお、公衆回線網5は、光ケーブルネット
ワーク2と兼用されても構わない。すなわち、保全計画
支援装置3、プラント管理端末4、メンテナンス業者端
末6およびメーカ端末7は、1つの回線網を介して双方
向に接続されることができる。
【0047】保全計画支援装置3は、プラント11に属
し、ワークステーションサーバに例示される情報処理装
置である。プラント11としては、排水機場が例示され
る。
【0048】その排水機場は、支川が本川に合流する地
点に配置され、支川から本川に向けて流れる水の流量を
調整するプラントである。排水機場は、ゲートとポンプ
とを備えている。ゲートは、支川の水位が本川の水位よ
り高いときに、開放されることにより支川から本川に水
を流し、支川の水位が本川の水位より低いときに、閉鎖
されることにより支川を塞き止める。ポンプは、ゲート
が支川を塞き止めているときに、すなわち、支川の水が
自然の力で本川に流れないときに、支川から本川に向け
て水を流し、流れる水の流量を調整する。
【0049】保全計画支援装置3は、プラント11の運
転の履歴である運転状況と保全の履歴である管理状況と
を収集して、その運転状況と管理状況とに基づいて各種
の分析を実施し、光ケーブルネットワーク2を介してプ
ラント管理端末4にその分析結果を公開し、公衆回線網
5を介してメンテナンス業者端末6とメーカ端末7とに
その分析結果である保全要因を公開する。その運転状況
としては、運転動作、運転時間とが含まれる。管理状況
としては、点検結果、故障・修理・更新の履歴および保
全にかかるコストが含まれる。
【0050】プラント管理端末4は、プラント管理所1
2に属し、パーソナルコンピュータに例示される情報処
理装置である。プラント管理所12は、プラント11か
ら遠隔の地点に配置され、プラント11を監視して運転
する。
【0051】すなわち、プラント11には、各設備を運
転制御する制御装置と各設備の状態を監視するセンサと
が設けられている。プラント管理端末4は、光ケーブル
ネットワーク2を介して、その制御装置とセンサとに接
続されている。そのセンサは、光ケーブルネットワーク
2を介して各施設の状態を示す監視信号をプラント管理
端末4に送信する。プラント管理所12に所属する管理
者は、各施設の状態を監視し、プラント管理端末4を用
いて各設備の運転動作を示す操作信号を制御装置に送信
する。制御装置は、受信された操作信号に応答して各設
備を運転制御する。
【0052】プラント管理端末4は、光ケーブルネット
ワーク2に公開されている情報を表示し、光ケーブルネ
ットワーク2を介して情報を送信する。プラント管理所
12は、さらに、プラント管理端末4を用いて保全計画
支援装置3が公開する保全要因に基づいてプラント11
の診断の要否を判定し、プラント11を構成する各施設
を更新する計画を決定する。
【0053】メンテナンス業者端末6は、メンテナンス
業者13に属し、パーソナルコンピュータ、携帯電話
機、PDAに例示される情報処理装置である。メンテナ
ンス業者13は、メンテナンス業者端末6を用いてプラ
ント11の維持管理を計画する。メンテナンス業者13
に所属する保全員は、プラント11の維持のためのメン
テナンスを実行する。メンテナンス業者端末6は、公衆
回線網5に公開されている情報を表示し、公衆回線網5
を介して情報を送信する。メンテナンス業者端末6は、
携帯電話機、PDAであるときに、保全員に携帯され
る。
【0054】メーカ端末7は、メーカ14に属し、パー
ソナルコンピュータ、携帯電話機、PDAに例示される
情報処理装置である。メーカ端末7は、公衆回線網5に
公開されている情報を表示し、公衆回線網5を介して生
成した情報を送信する。メーカ14は、メーカ端末7を
用いてプラント11を構成する各設備を設計し、メーカ
14は設計された各施設を製造する。メーカ14は、さ
らに、メーカ端末7を用いてプラント11の維持管理を
計画する。メーカ端末7は、携帯電話機、PDAである
ときに、メーカ14に属しプラント11を設計する設計
者に携帯される。
【0055】図2は、保全計画支援装置3を詳細に示し
ている。保全計画支援装置3は、ウェブサーバ21と保
全計画支援サーバ22とから形成されている。ウェブサ
ーバ21は、光ケーブルネットワーク2、公衆回線網5
にを介して、情報を収集し、保全計画支援サーバ22に
より作成された情報を公開する。保全計画支援サーバ2
2は、ウェブサーバ21により収集された情報を用い
て、ウェブサーバ21に公開される情報を作成するアプ
リケーションサーバである。
【0056】ウェブサーバ21と保全計画支援サーバ2
2は、互いに別個の情報処理装置に搭載されている。こ
のとき、ウェブサーバ21と保全計画支援サーバ22
は、LANにより双方向に接続されている。なお、ウェ
ブサーバ21と保全計画支援サーバ22は、1つの情報
処理装置に搭載されていても構わない。このとき、その
1つの情報処理装置は、ソフトウェアによりウェブサー
バ21と保全計画支援サーバ22とを独立に機能させて
いる。
【0057】ウェブサーバ21は、運転管理状況収集部
23とホームページ24とを備えている。運転管理状況
収集部23は、コンピュータプログラムであり、プラン
ト11の運転状況と管理情報とを光ケーブルネットワー
ク2を介してプラント管理端末4から収集する。ホーム
ページ24は、保全計画支援サーバ22により作成され
た情報を表現する画面をメンテナンス業者端末6とメー
カ端末7とにだけ公衆回線網5を介して公開する。な
お、ホームページ24は、さらに、プラント11の運転
状況と管理情報とを表現する画面を公衆回線網5に公開
することもできる。
【0058】保全計画支援サーバ22は、コンピュータ
プログラムである優先順位決定部25、耐用年数評価部
26、予防保全部27、ライフサイクルコスト解析部2
8、故障率評価部29および故障影響分析部30を備え
ている。
【0059】優先順位決定部25は、プラント11を更
新する時期を判定する複数の要因に優先順位を付ける。
このような優先順位決定方法としては、AHP(Ana
lytic Hierarchy Process、意
思決定手法)が例示される。このAHPは、比較したい
複数の要素から2つの要素を取り出す組み合わせを作
り、その組み合わせを構成する2つの要素のどちらが優
先されるかを決定し、各組み合わせについて決定するこ
とによりすべての要素の優先順位を決定する。
【0060】その複数の要因は、物理的要因、社会的要
因、機能的要因を含んでいる。物理的要因は、プラント
11の信頼性・経済性を示す条件であり、プラント11
を構成する機器毎に検討される。物理的要因としては、
故障の発生、経年劣化(物理的な耐用年数)、予防保
全、ライフサイクルコスト(経済的な耐用年数)、故障
率のワイブル解析が例示される。社会的要因は、プラン
ト11の施設全体で検討される。社会的要因としては、
減価償却の基準として使用される制度上の耐用年数、プ
ラント11が緒元の変化に対応することができなくなる
こと、運転停止の頻度が多くなること、技術の陳腐化に
より自動化設備が組み込めないこと、都市化などによる
環境の変化に対応することができなくなることが例示さ
れる。機能的要因は、プラント11を構成する機器毎に
検討される。機能的要因としては、補機が多いことに起
因するトラブルが多いこと、エンジンの始動空気槽の有
無が例示される。
【0061】耐用年数評価部26は、プラント11全体
またはプラント11を構成する各設備の減価償却の基準
として使用される制度上の耐用年数を導出する。
【0062】予防保全部27は、定期点検の結果に基づ
いてプラント11に発生している異常事態の兆候を導出
する。その兆候としては、原動機、主ポンプ、減速機の
振動レベルの上昇、性能の劣化が例示される。
【0063】ライフサイクルコスト解析部28は、プラ
ント11の建設費と保全の費用とに基づいてLCC曲線
を作成して経済的な耐用年数を導出する。このような経
済的な耐用年数の導出は、周知である。すなわち、プラ
ント11の経済的な耐用年数は、プラント11全体また
は機器を修理し、維持し続ける保全コストよりもプラン
ト11全体または機器の更新を実施する保全コストが経
済的に(安く)なるプラント11の建設時または機器の
設置時からの時間である。なお、ライフサイクルコスト
解析部28は、プラント11を構成する複数の設備の経
済的な耐用年数を導出することもできる。このとき、プ
ラント11全体を更新するより設備単位で更新すること
が経済的である場合、より安価な保全を実施することが
できる。
【0064】故障率評価部29は、プラント11を構成
する各設備の故障率を導出する。その故障率が所定の値
を越えた設備は、更新が必要である。故障率評価部29
は、さらに、各設備の故障率をワイブル解析してプラン
ト11全体の故障率を導出する。
【0065】故障影響分析部30は、プラント11を構
成する各設備が故障したとき、プラント11全体に与え
る影響を導出する。たとえば、予備機を備えている設備
は、故障してもその予備機がバックアップするのでプラ
ント11に影響を及ぼさない。プラント11の主要な設
備は、故障したときに、プラント11の運転を停止しな
ければならない。
【0066】図3は、本発明による保全計画支援方法の
実施の形態を示している。まず、プラント管理端末4
は、保全計画支援装置3にプラント11の保全に関する
要望を送信する(ステップS1)。保全計画支援装置3
は、その要望に基づいて、更新の計画に使用される保全
要因を作成するための分析を実行する(ステップS
2)。保全計画支援装置3は、光ケーブルネットワーク
2を介してその分析結果である保全要因をプラント管理
端末4に送信する(ステップS3)。プラント管理所1
2は、プラント管理端末4を用いてその保全要因に基づ
いてプラント11の診断の要否を判定し、更新の計画を
決定する(ステップS4)。
【0067】このような動作により、プラント管理所1
2は、プラント11を診断するかどうかを定性的・定量
的に判断することができる。
【0068】図4は、ステップS2の分析の動作を詳細
に示している。保全計画支援装置3は、プラント管理端
末4から運転状況と管理状況とを受信して取得する(ス
テップS11)。なお、保全計画支援装置3は、予め、
プラント11の運転状況と管理状況とを記録していても
よい。その運転状況と管理状況は、分析し易いように加
工される(ステップS12)。たとえば、プラント11
にかかる費用に基づいて、LCC曲線が作成される。管
理状況に属するポンプの振動のデータは、FFT解析さ
れ、異常事態の有無が分析される。
【0069】分析によりプラント11に異常の発生、老
朽化が発見されないで、かつ、プラント管理所12から
仕様の変更が要望されないとき(ステップS13;N
O)、通常の保全が実施される(ステップS14)。
【0070】分析によりプラント11に異常の発生、老
朽化が発見されたとき、または、プラント管理所12か
ら仕様の変更が要望されたとき(ステップS13;YE
S)、プラント11の運転状況と管理状況とから保全を
実施する要因である保全要因が抽出される。まず、プラ
ント11の運転状況と管理状況とから社会的要因が抽出
される(ステップS15)。社会的要因としては、プラ
ント11の減価償却の基準として使用される制度上の耐
用年数、プラント11が諸元の変化に対応することがで
きなくなること、プラント11の運転停止の頻度が多く
なること、技術の陳腐化により自動化設備が組み込めな
いこと、都市化などによる環境の変化に対応することが
できなくなることが例示される。
【0071】つぎに、プラント11の運転状況と管理状
況とから機能的要因が抽出される(ステップS16)。
機能的要因としては、補機が多いことに起因するトラブ
ルが多いこと、エンジンの始動空気槽の有無が例示され
る。
【0072】つぎに、プラント11の運転状況と管理状
況とから物理的要因が抽出される(ステップS17)。
物理的要因としては、故障の発生、経年劣化(物理的な
耐用年数)、予防保全、ライフサイクルコスト(経済的
な耐用年数)、故障率のワイブル解析が例示される。
【0073】抽出された各保全要因は、AHPにより優
先順位が決定される(ステップS18)。すなわち、抽
出された保全要因から2つの保全要因を取り出す組み合
わせを作り、その組み合わせを構成する2つの保全要因
のどちらが優先されるかを決定し、各組み合わせについ
て決定することによりすべての保全要因の優先順位を決
定する。
【0074】プラント11全体またはプラント11を構
成する各設備の減価償却の基準として使用される制度上
の耐用年数が導出される(ステップS19)。この耐用
年数は、一般的に故障履歴に基づいて導出され、プラン
ト11の経済性とは独立に導出される。たとえば、プラ
ント11が排水機場であるとき、この耐用年数は、国土
交通省により評価された評価データに基づいて導出され
る。
【0075】さらに、外観検査が実施される(ステップ
S20)。外観検査では、プラント11の設備、建家に
ひび割れ、錆などが発生していないかが検査される。ま
た、予備品の在庫が確認される。予備品としては、各設
備の故障しやすい部品が例示される。その予備品の製造
が廃止されているとき、その設備は更新が必要である。
【0076】定期点検の結果に基づいてプラント11に
発生している異常事態の兆候が導出される(ステップS
21)。その兆候としては、原動機、主ポンプ、減速機
の振動レベルの上昇、性能の劣化が例示される。LCC
曲線に基づいて経済的な耐用年数が導出される(ステッ
プS22)。
【0077】プラント11を構成する各設備の故障率が
導出される(ステップS23)。その故障率が所定の値
を越えた設備は、更新が必要である。
【0078】プラント11を構成する各設備の故障によ
りプラント11全体に与えられる影響が導出される(ス
テップS24)。たとえば、予備機を備えている設備
は、故障してもその予備機がバックアップするのでプラ
ント11に影響を及ぼさない。プラント11の主要な設
備は、故障したときに、プラント11の運転を停止しな
ければならない。
【0079】ステップS15〜ステップS24の分析結
果は整理され、その分析結果を表現する画面が作成され
る(ステップS25)。その画面は、ホームページ24
により公開される。
【0080】このように優先順位を決定しプラント管理
所12の主要観点を抽出してから保全の計画を立案する
ことにより、プラント管理所12の要望に応じた保全の
計画を立案することができる。
【0081】図5は、メンテナンス業者13がプラント
11の保全を計画する動作を示している。メンテナンス
業者端末6は、保全計画支援装置3にアクセスして、保
全要因を取得する(ステップS41)。メンテナンス業
者13は、メンテナンス業者端末6を用いて、その保全
要因に基づいてプラント11の保全の計画を立案する
(ステップS42)。メンテナンス業者端末6は、立案
された保全の計画をプラント管理端末4に送信する(ス
テップS43)。
【0082】プラント管理所12は、プラント管理端末
4を用いて、受信した保全の計画に基づいて、更新のた
めの診断の要否を判定し、更新の計画を決定する(ステ
ップS44)。このような動作により、メンテナンス業
者13に所属する保全員は、プラント11に出向くこと
なく保全要因を取得することができ、その保全要因を考
慮した維持管理の計画を提案することができる。
【0083】図6は、メーカ14がプラント11を設計
する動作を示している。メーカ端末7は、保全計画支援
装置3にアクセスして、保全要因を取得する(ステップ
S51)。メーカ14は、メーカ端末7を用いて、その
保全要因に基づいてプラント11を設計する(ステップ
S52)。このように保全要因を設計にフィードバック
することにより、メーカは、信頼性が高く、維持管理性
が高いプラントを製造することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明による保全計画支援装置及び保全
計画支援方法は、プラントの保全を計画する際、必要な
データを有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、保全計画支援システムを示すブロック
図である。
【図2】図2は、本発明による保全計画支援装置の実施
の形態を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明による保全計画支援方法の実施
の形態を示すフローチャートである。
【図4】図4は、分析する動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】図5は、メンテナンス業者がプラントの保全を
計画する動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、メーカがプラントを設計する動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1:保全計画支援システム 2:光ケーブルネットワーク 3:保全計画支援装置 4:プラント管理端末 5:公衆回線網 6:メンテナンス業者端末 7:メーカ端末 11:プラント 12:プラント管理所 13:メンテナンス業者 14:メーカ 21:ウェブサーバ 22:保全計画支援サーバ 23:運転管理状況収集部 24:ホームページ 25:優先順位決定部 26:耐用年数評価部 27:予防保全部 28:ライフサイクルコスト解析部 29:故障率評価部 30:故障影響分析部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 祐次郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 堀 慎一郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 ▲柳▼田 真孝 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 貝間 義則 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 前本 勝由 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 森下 靖 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 5H223 AA01 BB01 CC08 DD07 EE06 EE29 FF09

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの状況を収集する運転管理状況
    収集部と、 前記状況に基づいて保全を実施する要因である保全要因
    を作成する保全計画支援部と、 前記保全要因を前記プラントの関係者に属する端末に公
    開するホームページとを具備する保全計画支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記保全計画支援部は、前記保全要因に優先順位を付け
    る優先順位決定部を備え、 前記保全要因は、前記優先順位を含む保全計画支援装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記保全計画支援部は、前記プラントの制度上の耐用年
    数を決定する耐用年数評価部を更に備え、 前記保全要因は、前記制度上の耐用年数を更に含む保全
    計画支援装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3のいずれかにおい
    て、 前記保全計画支援部は、前記状況に基づいて前記プラン
    トに発生する異常事態の兆候を抽出する予防保全部を更
    に備え、 前記保全要因は、前記兆候を更に含む保全計画支援装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2〜請求項4のいずれかにおいて、 前記保全計画支援部は、前記プラントの経済的な耐用年
    数を決定するライフサイクルコスト解析部を更に備え、 前記保全要因は、前記経済的な耐用年数を更に含む保全
    計画支援装置。
  6. 【請求項6】請求項2〜請求項5のいずれかにおいて、 前記保全計画支援部は、前記プラントを構成する各設備
    の故障率を生成する故障率評価部を更に備え、 前記保全要因は、前記故障率を更に含む保全計画支援装
    置。
  7. 【請求項7】請求項2〜請求項6のいずれかにおいて、 前記保全計画支援部は、各故障が前記プラントに与える
    影響を生成する故障影響分析部を更に備え、 前記保全要因は、前記影響を更に含む保全計画支援装
    置。
  8. 【請求項8】請求項2〜請求項7のいずれかにおいて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントを更
    新する時期を計画するプラント管理端末を含む保全計画
    支援装置。
  9. 【請求項9】請求項2〜請求項8のいずれかにおいて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントの保
    全を計画するメンテナンス業者端末を含む保全計画支援
    装置。
  10. 【請求項10】請求項2〜請求項9のいずれかにおい
    て、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントを設
    計するメーカ端末を含む保全計画支援装置。
  11. 【請求項11】請求項2〜請求項10のいずれかにおい
    て、 前記保全要因は、前記状況とともに公開される保全計画
    支援装置。
  12. 【請求項12】請求項2〜請求項11のいずれかにおい
    て、 前記状況は、前記プラントの運転の履歴を含む保全計画
    支援装置。
  13. 【請求項13】請求項2〜請求項12のいずれかにおい
    て、 前記状況は、前記プラントの保全の履歴を含む保全計画
    支援装置。
  14. 【請求項14】請求項2〜請求項13のいずれかにおい
    て、 前記プラントは、排水機場である保全計画支援装置。
  15. 【請求項15】 プラントの状況を収集するステップ
    と、 前記状況に基づいて保全を実施する要因である保全要因
    を作成するステップと、 前記保全要因を前記プラントの関係者に属する端末に公
    開するステップとを具備する保全計画支援方法。
  16. 【請求項16】請求項15において、 前記保全要因を作成するステップは、前記保全要因に優
    先順位を付けるステップを備え、 前記保全要因は、前記優先順位を含む保全計画支援方
    法。
  17. 【請求項17】請求項16において、 前記保全要因を作成するステップは、前記プラントの制
    度上の耐用年数を決定するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記制度上の耐用年数を更に含む保全
    計画支援方法。
  18. 【請求項18】請求項16または請求項17のいずれか
    において、 前記保全要因を作成するステップは、前記状況に基づい
    て前記プラントに発生する異常事態の兆候を抽出するス
    テップを更に備え、 前記保全要因は、前記兆候を更に含む保全計画支援方
    法。
  19. 【請求項19】請求項16〜請求項18のいずれかにお
    いて、 前記保全要因を作成するステップは、前記プラントの経
    済的な耐用年数を決定するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記経済的な耐用年数を更に含む保全
    計画支援方法。
  20. 【請求項20】請求項16〜請求項19のいずれかにお
    いて、 前記保全要因を作成するステップは、前記プラントを構
    成する各設備の故障率を生成するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記故障率を更に含む保全計画支援方
    法。
  21. 【請求項21】請求項16〜請求項20のいずれかにお
    いて、 前記保全要因を作成するステップは、各故障が前記プラ
    ントに与える影響を生成するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記影響を更に含む保全計画支援方
    法。
  22. 【請求項22】請求項16〜請求項21のいずれかにお
    いて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントを更
    新する時期を計画するプラント管理端末を含む保全計画
    支援方法。
  23. 【請求項23】請求項16〜請求項22のいずれかにお
    いて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントの保
    全を計画するメンテナンス業者端末を含む保全計画支援
    方法。
  24. 【請求項24】請求項16〜請求項23のいずれかにお
    いて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントを設
    計するメーカ端末を含む保全計画支援方法。
  25. 【請求項25】請求項16〜請求項24のいずれかにお
    いて、 前記状況は、前記保全要因とともに公開される保全計画
    支援方法。
  26. 【請求項26】請求項16〜請求項25のいずれかにお
    いて、 前記状況は、前記プラントの運転の履歴を含む保全計画
    支援方法。
  27. 【請求項27】請求項16〜請求項26のいずれかにお
    いて、 前記状況は、前記プラントの保全の履歴を含む保全計画
    支援方法。
  28. 【請求項28】請求項16〜請求項27のいずれかにお
    いて、 前記プラントは、排水機場である保全計画支援方法。
  29. 【請求項29】 プラントの状況を収集するステップ
    と、 前記状況に基づいて保全を実施する要因である保全要因
    を作成するステップと、 前記保全要因を前記プラントの関係者に属する端末に公
    開するステップとを具備する保全計画支援プログラム。
  30. 【請求項30】請求項29において、 前記保全要因を作成するステップは、前記保全要因に優
    先順位を付けるステップを備え、 前記保全要因は、前記優先順位を含む保全計画支援プロ
    グラム。
  31. 【請求項31】請求項30において、 前記保全要因を作成するステップは、前記プラントの制
    度上の耐用年数を決定するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記制度上の耐用年数を更に含む保全
    計画支援プログラム。
  32. 【請求項32】請求項30または請求項31のいずれか
    において、 前記保全要因を作成するステップは、前記状況に基づい
    て前記プラントに発生する異常事態の兆候を抽出するス
    テップを更に備え、 前記保全要因は、前記兆候を更に含む保全計画支援プロ
    グラム。
  33. 【請求項33】請求項30〜請求項32のいずれかにお
    いて、 前記保全要因を作成するステップは、前記プラントの経
    済的な耐用年数を決定するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記経済的な耐用年数を更に含む保全
    計画支援プログラム。
  34. 【請求項34】請求項30〜請求項33のいずれかにお
    いて、 前記保全要因を作成するステップは、前記プラントを構
    成する各設備の故障率を生成するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記故障率を更に含む保全計画支援プ
    ログラム。
  35. 【請求項35】請求項30〜請求項34のいずれかにお
    いて、 前記保全要因を作成するステップは、各故障が前記プラ
    ントに与える影響を生成するステップを更に備え、 前記保全要因は、前記影響を更に含む保全計画支援プロ
    グラム。
  36. 【請求項36】請求項30〜請求項35のいずれかにお
    いて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントを更
    新する時期を計画するプラント管理端末を含む保全計画
    支援プログラム。
  37. 【請求項37】請求項30〜請求項36のいずれかにお
    いて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントの保
    全を計画するメンテナンス業者端末を含む保全計画支援
    プログラム。
  38. 【請求項38】請求項30〜請求項37のいずれかにお
    いて、 前記端末は、前記保全要因に基づいて前記プラントを設
    計するメーカ端末を含む保全計画支援プログラム。
  39. 【請求項39】請求項30〜請求項38のいずれかにお
    いて、 前記状況は、前記保全要因とともに公開される保全計画
    支援プログラム。
  40. 【請求項40】請求項30〜請求項39のいずれかにお
    いて、 前記状況は、前記プラントの運転の履歴を含む保全計画
    支援プログラム。
  41. 【請求項41】請求項30〜請求項40のいずれかにお
    いて、 前記状況は、前記プラントの保全の履歴を含む保全計画
    支援プログラム。
  42. 【請求項42】請求項30〜請求項41のいずれかにお
    いて、 前記プラントは、排水機場である保全計画支援プログラ
    ム。
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