JP2003066617A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を記録するプレートをドラムに巻き付け
て保持させる構成の画像記録装置において、プレートを
ドラムに固定するクランプ手段の締め付け状態が不均一
になる不都合を回避してプレートをドラムに確実に密着
固定させる。 【解決手段】 プレート１を巻き付けて保持させるドラ
ム２に、このドラムの軸方向に沿ったプレートの端部を
締め付け固定するクランプ手段として、複数のクランプ
体４をドラムの軸方向に並べて配置し、この複数のクラ
ンプ体を個別に開閉動作可能に設けると共に締め付け用
ばね１６で個別に閉方向に付勢する。そして複数のクラ
ンプ体を一斉に開閉駆動する駆動部材７を設け、この駆
動部材が、ドラムの外周面に沿ってその軸方向に延在
し、かつドラムの径方向に扁平な板状をなし、複数のク
ランプ体をそれぞれ駆動させるためにドラムの接線方向
に突出したカム山８を備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像を記録するプ
レートをドラムに巻き付けて保持させる構成の画像記録
装置に関し、特にドラムの軸方向に沿ったプレートの端
部をクランプ手段でドラムに締め付け固定する構成の画
像記録装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】平板印刷での画像記録媒体として表面に
感材をコーティングした金属製のプレートにレーザ光を
照射して画像を記録する画像記録装置においては、プレ
ートを巻き付けて保持させたドラムを回転すると共に、
記録ヘッドをドラムの軸方向に移動させることによって
プレートに画像を記録する構成が採用されており、これ
により高精度な版面を高速に形成することが可能とな
る。

【０００３】この種の画像記録装置では、記録作業の最
中にプレートがずれないように確実に固定する必要があ
り、プレートの端部をクランプバーとドラムの外周面と
の間に挟み込んで締め付ける方式と、ドラムの外周面に
負圧溝を設けて大気圧との差圧によりプレートをドラム
に密着させる方式とが併用されている（特開２００１−
２６３３９号公報参照）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、前記構成の
画像記録装置では、クランプバーがドラムの軸方向の全
長に及ぶものとなり、プレートの大型化に伴ってドラム
の全長が増大すると、これに応じてクランプバーも長尺
化し、これによりクランプバーの製造時の誤差や経年使
用による僅かな変形が原因で、その全長に渡って均一に
プレートを締め付けることが困難になる。この不均一な
締め付け状態は、クランプバー自体のプレート保持力を
低下させると共に負圧による密着固定の効率を低下さ
せ、プレートのずれや浮き上がりを招く要因となること
から改善することが望ましい。

【０００５】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
プレートの端部に沿ってプレートを締め付け固定するク
ランプ手段の締め付け状態が不均一になる不都合を回避
してプレートをドラムに確実に密着固定することが可能
な画像記録装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、請求項１に示すとおり、画
像を記録するプレートを巻き付けて保持させるドラム
に、このドラムの軸方向に沿ったプレートの端部を締め
付けて固定するクランプ手段を設けた画像記録装置にお
いて、クランプ手段が、ドラムの軸方向に並べて配置さ
れた複数のクランプ体からなり、この複数のクランプ体
が個別に開閉動作可能に設けられたものとした。これに
よると、プレートの締め付け状態を各クランプ体で個別
に調整することができるため、製作時の誤差や経年使用
による変形に左右されることなく均一な締め付けが可能
になり、プレートをドラムに確実に固定することができ
る。

【０００７】前記画像記録装置においては、請求項２に
示すとおり、複数のクランプ体の各々を個別に閉方向に
付勢する締め付け用ばねを有する構成をとることができ
る。これによると、クランプ体に個別に設けられた締め
付け用ばねの付勢力が互いに独立してクランプ体に作用
し、製作時の誤差や経年使用による変形を考慮して締め
付け用ばねの撓み量を適切に設定すれば、ねじなどの調
整部材で個々に締め付け状態を調整せずとも、各クラン
プ体で略均一な締め付け力が得られる。なおこの他に本
発明では、ゴム材などの弾性部材を適所に介装し、その
変形による弾発力で締め付ける構成も可能である。

【０００８】前記画像記録装置においては、請求項３に
示すとおり、複数のクランプ体を一斉に開閉駆動する駆
動部材を有し、この駆動部材が、ドラムの外周面に沿っ
てその軸方向に延在し、かつドラムの径方向に扁平な板
状をなし、複数のクランプ体をそれぞれ駆動させるため
にドラムの接線方向に突出したカム山を備えた構成をと
ることができる。これによると、ドラムの外周面からの
突出量を抑え、ドラムに近接する記録ヘッドとの干渉を
避けることができる。そしてカム山の高さがドラムの外
周面からの突出量にさほど影響を及ぼさないため、カム
山の高さを大きくとってクランプ体の開閉変位量を十分
に確保し、これによりプレートの脱着を容易にすること
ができる。しかも、ドラムには駆動部材を所定方向にガ
イドする部材を外周面に設ければ良く、また端部で駆動
部材に駆動力を加えれば良いので、ドラムの内部構造が
複雑化することを避けることができる。なお、駆動部材
は、ドラムの軸方向に直線運動可能な直動型のもので、
軸方向運動をこれに直交する接線方向運動に変換するも
のとなる。

【０００９】この場合、締め付け用ばねを介してカム山
をクランプ体に係合させる構成とすると、クランプ体を
開方向に常時付勢する復帰用ばねを設け、駆動部材が開
位置に戻るのに応じてクランプ体を開位置に復帰させる
構成とすると良い。他方、締め付け用ばねがクランプ体
を閉方向に常時付勢し、この付勢力に抗してカム山がク
ランプ体を開方向に駆動させる構成では、復帰用ばねは
不要である。

【００１０】前記画像記録装置においては、請求項４に
示すとおり、駆動部材が、ドラムの軸方向で複数に分割
された分割体からなり、この複数の分割体を、その端部
に設けた継ぎ手で相対変位不能に結合して一体的に動作
させるようにした構成をとることができる。これによる
と、駆動部材を容易にかつ精度良く製作することができ
る。しかも、複数の分割体が一体的に動作するため、駆
動部材の１点に駆動力を加えれば良く、構成が複雑化す
ることを避けることができる。この場合、相互補完的に
嵌合する形状の一対の継ぎ手を設けると、組み付けが容
易になるが、別体のピンで結合する構成も可能である。

【００１１】前記画像記録装置においては、請求項５に
示すとおり、クランプ体を閉状態に保持する位置に駆動
部材を拘束するストッパを有し、このストッパが、駆動
部材を拘束しない初期位置からドラムの回転による遠心
力で駆動部材を拘束する位置に変位するようにした構成
をとることができる。これによると、記録時にクランプ
体が開くことを確実に防止することができ、しかも構成
を簡略化することができる。この場合、ストッパを初期
位置に戻す方向に比較的柔らかなばねで常時付勢する構
成として、ストッパの拘束位置への変位を記録工程での
高速回転時に限定すると、プレートの取付時にストッパ
で駆動部材が拘束される不都合を回避することができ
る。

【００１２】前記画像記録装置においては、請求項６に
示すとおり、クランプ体を、ドラムの軸方向の支軸を中
心にした揺動で開閉動作させると共に、クランプ体の背
面側に駆動部材を配置して、この駆動部材のカム山に、
クランプ体の背面側から延出した板状の締め付け用ばね
の先端部を当接させた構成をとることができる。これに
よると、簡単な構成で円滑な動作を確保することができ
る。

【００１３】この場合、駆動部材が、締め付け用ばねを
介してクランプ体を閉方向に駆動させる。すなわち、駆
動部材が閉位置に変位すると、締め付け用ばねの一端を
駆動部材のカム山が押し込んでクランプ体を閉方向に駆
動させ、クランプ体がプレートに当接した後にさらに締
め付け用ばねの一端をカム山が閉方向に変位させること
により締め付け用ばねが撓んで付勢力が生じる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。

【００１５】図１は、本発明が適用された画像記録装置
のドラムを示す斜視図である。ここでは、画像を記録す
るプレート１をドラム２に巻き付けて保持させ、このド
ラム２を回転させると共に記録ヘッド３をドラム２の軸
方向に走行させることによりプレート１に画像を記録す
ることができる。ドラム２には、その軸方向に沿ったプ
レート１の各端部１ａ・１ｂを締め付け固定する複数の
クランプ体４がドラム２の軸方向に並んでそれぞれクラ
ンプ体列５・６を構成している。

【００１６】クランプ体４は、個別に開閉動作可能に設
けられ、ドラム２の外周面に沿ってその軸方向に延在す
る駆動部材７で、同じクランプ体列５・６に属するもの
が一斉に開閉駆動される。この駆動部材７は、ドラム２
の径方向に扁平な板状をなし、クランプ体４をそれぞれ
駆動させるためにドラム２の接線方向に突出した台形状
断面をなすカム山８を備えている。駆動部材７には、ド
ラム２の軸方向に長いガイド孔９を備え、このガイド孔
９にドラム２に立設されたガイドピン１０が嵌合するこ
とで駆動部材７の動作方向が規定され、駆動部材７はド
ラム２の軸方向の変位のみが許容される。そしてエアシ
リンダなどで駆動部材７をドラム２の軸方向に押し引き
することで、クランプ体４側に向けて突出したカム山８
が変位してクランプ体４が開閉駆動される。

【００１７】図２は、図１に示したクランプ体の周辺部
分を分解して示す斜視図である。クランプ体４は、ドラ
ム２の軸線に平行に配置された支軸１１を中心にした揺
動で個別に開閉動作可能となっている。支軸１１は、ド
ラム２に対して固定される支持部材１２にその両端を枢
支され、支軸１１に結合されたベース部１３に、ドラム
２の外周面との間にプレートを挟み込む押さえ部１４が
結合されている。ここでは、ドラム２の外周面からの突
出高さを抑えるため、ドラム２の外周面に開設された取
付孔１７からベース部１３の大半をドラム２の内部に埋
没させ、これを支持する支持部材１２がドラム２の内部
に配置されている。

【００１８】クランプ体４には、これを閉方向に付勢し
て所要の締め付け力を作用させる締め付け用ばね１６が
設けられている。この締め付け用ばね１６は、板ばねか
らなり、ベース部１３の背面側からドラム２の径方向外
側に延出され、クランプ体４の背面側のドラム２の外周
面上に配置される駆動部材７のカム山８に先端部１６ａ
を対向させている。

【００１９】また、クランプ体４には、これを開方向に
常時付勢する復帰用ばね１９が設けられている。この復
帰用ばね１９は、ねじりコイルばねからなり、クランプ
体４の支軸１１に外装され、一対の腕がそれぞれ支持部
材１２とクランプ体４とに係合するようになっている。
これにより、締め付け用ばね１６が駆動部材７のカム山
８に常時当接した状態に保持され、円滑な動作が確保さ
れる。

【００２０】駆動部材７は、ドラム２の軸方向で複数に
分割された分割体２１からなり、この分割体２１は、隣
り合うものと相互に相対変位不能に嵌合する継ぎ手２２
・２３が両端に設けられている。一方の継ぎ手２２に
は、板厚方向に突出した突起２５が設けられ、他方の継
ぎ手２３には突起２５と相互補完的な断面の孔２６が設
けられており、互いに隣り合う分割体２１の継ぎ手２２
・２３を相互に重ね合わせて突起２５と孔２６とを嵌合
させることで駆動部材７の長手方向、すなわちドラム２
の軸方向の相対変位が拘束され、これにより駆動部材７
の端部に加えられた駆動力で複数の分割体２１が一体的
に動作する。なお、各分割体２１は、各々に設けられた
ガイド孔９にガイドピン１０が嵌合し、拡径されたガイ
ドピン１０の頭部とガイド面２４との間に挟み込まれる
ことにより駆動部材７の長手方向を除く向きの動きが規
制され、組み付け状態で分割体２１が分離することはな
い。

【００２１】図３は、図１に示した駆動部材によるクラ
ンプ体の開閉駆動状況を示す斜視図である。図３（ａ）
は、締め付け用ばね１６の先端部１６ａが駆動部材７の
カム山８の頂面３１に当接してクランプ体４が閉じた状
態を示しており、図３（ｂ）は、締め付け用ばね１６の
先端部１６ａが谷面３２に当接してクランプ体４が開い
た状態を示しており、駆動部材７を矢印Ａ・Ｂで示す方
向に往復運動することによりクランプ体４を開閉させる
ことができ、クランプ体４と一体な締め付け用ばね１６
は、復帰用ばね１９によりカム山８側に付勢され、その
先端部１６ａがカム山８の頂面３１、傾斜面３３及び谷
面３２に摺接した状態で動作する。ここでは、開位置と
閉位置との間を行き来するカム山８の１行程に対応した
長さにガイド孔９が設定されている。

【００２２】図４は、図３（ａ）に示したクランプ体の
閉位置での断面図である。図４中に想像線で示すクラン
プ体４の開位置から駆動部材７を図３中に矢印Ｂで示す
方向に移動させると、復帰用ばね１９の付勢力に抗し
て、駆動部材７のカム山８が締め付け用ばね１６を押し
てクランプ体４を閉方向に回動させてドラム２の外周面
との間にプレート１を挟み込み、さらにカム山８に押さ
れて締め付け用ばね１６が適宜に撓むことでばね付勢力
が発現し、これがクランプ体４に作用してプレート１が
締め付けられる。

【００２３】図５及び図６は、図１に示した画像記録装
置でのプレートの取付要領を示す断面図である。まず、
図５に示すように、プレート１の前端部１ａを固定する
フロント側のクランプ体列５を構成するクランプ体４を
ドラム２の頂部近傍で開状態で待機させ、このクランプ
体４とドラム２の外周面との間にプレート１を送り込ん
だ後、クランプ体４を閉じてドラム２の外周面との間に
プレート１の前端部１ａを挟み込んでドラム２に対して
固定する。そしてプレート押さえローラ５１でプレート
１をドラム２の外周面に押し付け、この状態で矢印で示
す向きにドラム２を回転させてドラム２にプレート１を
巻き付ける。ついで図６に示すように、プレート１がド
ラム２に巻き付けられると、リア側のクランプ体列６を
構成するクランプ体４を閉じてプレート１の後端部１ｂ
をドラム２に締め付け固定し、プレート押さえローラ５
１を待機位置に戻す。

【００２４】ここで、プレート押さえローラ５１が待機
位置で接触するクリーニングローラ５２が設けられてい
る。このクリーニングローラ５２は、塵埃を捕捉する粘
着層が表面に形成され、適宜に回転させることでプレー
ト押さえローラ５１の表面を清浄な状態に保持すること
ができる。

【００２５】図７は、図１に示した駆動部材を拘束する
ストッパを示す正面図である。ストッパ７１は、クラン
プ体４を閉状態に保持する位置に駆動部材７を拘束する
ものであり、想像線で示す初期位置からドラム２の回転
による遠心力で駆動部材７を拘束する位置に変位する。
このストッパ７１は、図１に示したように、一対の駆動
部材７ごとにドラム２の端面に配置されている。ストッ
パ７１は、ドラム２の概ね径方向に進退可能にブラケッ
ト７２に支持され、ストッパ７１の端部に設けたばね押
さえ部７３とブラケット７２との間に圧縮状態で設けら
れた復帰用ばね（ここではコイルばね）７４により駆動
部材７を拘束しない初期位置に戻す向きに常時付勢さ
れ、記録を行うためにドラム２が高速回転すると、復帰
用ばね７４の付勢力に抗して遠心力でストッパ７１が外
側に変位し、駆動部材７の端部に開設された孔７５に嵌
合して駆動部材７の長手方向の移動を拘束する。

【００２６】

【発明の効果】このように本発明によれば、プレートの
締め付け状態を各クランプ体で個別に調整することがで
きるため、プレートの全幅に渡って均一な締め付けが可
能になり、これによりプレートサイズが大型化した場合
でもプレートを確実に固定し、プレートのずれや浮き上
がりに起因する記録不良を防止すると共に記録精度を向
上させる上で大きな効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用された画像記録装置のドラムを示
す斜視図

【図２】図１に示したクランプ体の周辺部分を分解して
示す斜視図

【図３】図１に示した駆動部材によるクランプ体の開閉
駆動状況を示す斜視図

【図４】図３（ａ）に示したクランプ体の閉位置での断
面図

【図５】図１に示した画像記録装置でのプレートの取付
要領を示す断面図

【図６】同じく図１に示した画像記録装置でのプレート
の取付要領を示す断面図

【図７】図１に示した駆動部材を拘束するストッパを示
す正面図

【符号の説明】

１ プレート、１ａ・１ｂ 端部 ２ ドラム ３ 記録ヘッド ４ クランプ体 ５・６ クランプ体列 ７ 駆動部材 ８ カム山 ９ ガイド孔 １０ ガイドピン １１ 支軸 １６ 締め付け用ばね、１６ａ 先端部 １９ 復帰用ばね ２１ 分割体 ２２・２３ 継ぎ手 ７１ ストッパ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像を記録するプレートを巻き付けて
   保持させるドラムに、該ドラムの軸方向に沿った前記プ
   レートの端部を締め付けて固定するクランプ手段を設け
   た画像記録装置であって、 前記クランプ手段が、前記ドラムの軸方向に並べて配置
   された複数のクランプ体からなり、該複数のクランプ体
   が個別に開閉動作可能に設けられたことを特徴とする画
   像記録装置。
2. 【請求項２】 前記複数のクランプ体を個別に閉方向
   に付勢する締め付け用ばねを備えたことを特徴とする請
   求項１に記載の画像記録装置。
3. 【請求項３】 前記複数のクランプ体を一斉に開閉駆
   動する駆動部材を有し、該駆動部材が、前記ドラムの外
   周面に沿ってその軸方向に延在し、かつ前記ドラムの径
   方向に扁平な板状をなし、前記複数のクランプ体をそれ
   ぞれ駆動させるために前記ドラムの接線方向に突出した
   カム山を備えたことを特徴とする請求項１若しくは請求
   項２に記載の画像記録装置。
4. 【請求項４】 前記駆動部材が、前記ドラムの軸方向
   で複数に分割された分割体からなり、該複数の分割体
   を、その端部に設けた継ぎ手で相対変位不能に結合して
   一体的に動作させるようにしたことを特徴とする請求項
   ３に記載の画像記録装置。
5. 【請求項５】 前記クランプ体を閉状態に保持する位
   置に前記駆動部材を拘束するストッパを有し、該ストッ
   パが、前記駆動部材を拘束しない初期位置から前記ドラ
   ムの回転による遠心力で前記駆動部材を拘束する位置に
   変位するようにしたことを特徴とする請求項３若しくは
   請求項４に記載の画像記録装置。
6. 【請求項６】 前記クランプ体を、前記ドラムの軸方
   向の支軸を中心にした揺動で開閉動作させると共に、前
   記クランプ体の背面側に前記駆動部材を配置して、該駆
   動部材のカム山に、前記クランプ体の背面側から延出し
   た板状の前記締め付け用ばねの先端部を当接させたこと
   を特徴とする請求項３乃至請求項５のいずれかに記載の
   画像記録装置。