JP2003066472A - 液晶装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶装置及びその製造方法

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JP2003066472A
JP2003066472A JP2001258217A JP2001258217A JP2003066472A JP 2003066472 A JP2003066472 A JP 2003066472A JP 2001258217 A JP2001258217 A JP 2001258217A JP 2001258217 A JP2001258217 A JP 2001258217A JP 2003066472 A JP2003066472 A JP 2003066472A
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JP
Japan
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liquid crystal
groove
protrusion
substrate
element substrate
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JP2001258217A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yamada
健一 山田
Masayuki Yazaki
正幸 矢崎
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶注入時に液晶の流れをラビング方向に一致
させることで、注入スジむらの発生を防止して表示品位
を向上させる。 【解決手段】液晶注入口78近傍領域においては、素子
基板10に溝部84を形成する。素子基板10上に層間
絶縁膜13,14,19,25を形成し、層間絶縁膜2
5には液晶注入口78近傍領域において溝部81を形成
する。この溝部81は、液晶注入口78から流入した液
晶をラビング方向の始点に導くような位置及び平面形状
に形成される。溝部81によって、流入した液晶はラビ
ング方向の始点から終点に向かって浸透する。これによ
り、液晶スジむらの発生が防止され、表示品位が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素子基板と対向基
板とを貼り合わせることによって形成される液晶装置及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ライトバルブ等の液晶装置は、ガラ
ス基板、石英基板等の2枚の基板間に液晶を封入して構
成される。液晶ライトバルブでは、一方の基板に、例え
ば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、T
FTと称す)等の能動素子をマトリクス状に配置し、他
方の基板に対向電極を配置して、両基板間に封止した液
晶層の光学特性を画像信号に応じて変化させることで、
画像表示を可能にする。
【0003】即ち、TFT素子によってマトリクス状に
配列された画素電極(ITO)に画像信号を供給し、画
素電極と対向電極相互間の液晶層に画像信号に基づく電
圧を印加して、液晶分子の配列を変化させる。これによ
り、画素の透過率を変化させ、画素電極及び液晶層を通
過する光を画像信号に応じて変化させて画像表示を行
う。
【0004】TFTを配置したTFT基板と、TFT基
板に対向配置される対向基板とは、別々に製造される。
両基板は、パネル組立工程において高精度に貼り合わさ
れた後、液晶が封入される。
【0005】パネル組立工程においては、先ず、各基板
工程において夫々製造されたTFT基板と対向基板との
対向面、即ち、対向基板及びTFT基板の液晶層と接す
る面上に配向膜が形成され、次いでラビング処理が行わ
れる。次に、一方の基板上の端辺に接着剤となるシール
部が形成される。TFT基板と対向基板とをシール部を
用いて貼り合わせ、アライメントを施しながら圧着硬化
させる。シール部の一部には切り欠きが設けられてお
り、この切り欠きを介して液晶を封入する。
【0006】液晶注入工程では、2枚の基板で挟まれた
数ミクロンの間隔(セル内)に液晶を均一に封入する必
要がある。そこで、液晶の注入には真空チャンバを用い
る。即ち、液晶パネルを真空チャンバ内に配置してセル
内を真空にし、液晶セルの注入口に液晶を滴下した状態
で、真空チャンバを大気開放する。そうすると、セル内
外の圧力差によって、液晶が注入口から液晶パネル内に
浸透するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液晶注入方式では、液晶の浸透速度の制御及び液晶
の流れ方向についての制御は不可能である。図19及び
図20は液晶セル内の液晶の浸透状態を説明するための
説明図である。図19は液晶浸透開始直後の状態を示
し、図20は液晶の充填終了直前の状態を示している。
図19及び図20において、水平方向の矢印は対向基板
のラビング方向を示し、垂直方向の破線矢印はTFT基
板のラビング方向を示している。また、他の各矢印は液
晶の浸透方向を示している。
【0008】液晶の浸透開始直後は、図19に示すよう
に、セル内の液晶容量が少ないことから、セル内外の圧
力差によって、液晶は比較的速い速度でセル内に浸透す
る。
【0009】一方、液晶基板に形成された配向膜は、ラ
ビング処理によって、高分子の側鎖が一方向に配列さ
れ、これにより液晶の配向方向を規定する。しかしなが
ら、液晶の浸透速度が速い場合には、配向膜表面付近の
分子配列が摩擦によって乱れ、配向むらを発生させる原
因となっていた。
【0010】また、液晶分子は流れ方向に沿って配向膜
表面に吸着することから、液晶の流動方向とラビング方
向とが一致しない場合には、液晶の流動軌跡に沿った配
向むらが生じてしまう。これらの配向むらは、注入スジ
むらと呼ばれ、表示品位を低下させる原因になるという
問題点があった。
【0011】図19及び図20の太線矢印は、このよう
な注入スジむらを発生させる液晶の流動を示している。
【0012】特に、小型液晶パネルの注入速度の制御は
困難であることから、注入スジむらによる表示品位の低
下は顕在化しやすい。
【0013】また、液品セル内にギャップを保持するス
ペーサを形成しない場合には、真空環境下でセルの中央
が変形し、液晶の流れが複雑となり、同様の問題が顕在
化しやすい。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、液晶注入速度及びその浸透方向を制御する
凹凸構造を設けることにより、液晶注入状態を制御し
て、注入スジむらの発生を防止し、表示品位を向上させ
ることができる液晶装置及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶装置
は、素子基板と対向基板とを対向固着するシール材と、
前記シール材に設けられた液晶注入口の近傍領域におい
て液晶注入時の液晶の流れを規定する液晶流動案内部と
を具備したことを特徴とする。
【0016】このような構成によれば、液晶注入口近傍
に液晶流動案内部が形成される。この液晶流動案内部に
よって、液晶注入時の液晶の流れが規定される。例え
ば、液晶の流れをラビング方向に一致させることによ
り、注入スジむらの発生を防止して表示品位を向上させ
ることができる。
【0017】前記液晶流動案内部は、前記素子基板及び
対向基板の少なくとも一方に形成される溝部又は突部で
あることを特徴とする。
【0018】溝部又は突部は、液晶注入時の液晶の流れ
を制御し、流動方向及び流動速度をラビング方向に応じ
て変化させることができる。これにより、注入スジむら
の発生を防止して表示品位を向上させることができる。
【0019】前記溝部又は突部は、前記液晶注入口近傍
を基端とし前記素子基板及び対向基板のラビング方向の
始点に対応する位置に先端を有する平面形状に形成され
ることを特徴とする。
【0020】溝部又は突部の基端が液晶注入口近傍に位
置するので、液晶注入口から流入した液晶は、溝部又は
突部に案内されて進行する。溝部又は突部の先端がラビ
ング方向の始点に対応する位置に位置するので、溝部又
は突部に案内された液晶は、ラビング方向の始点から終
点に向かって液晶セル内を進行する。これにより、注入
スジむらの発生を防止することができる。
【0021】前記溝部及び突部は、エッチング工程によ
って形成されることを特徴とする。
【0022】このような構成によれば、素子基板及び対
向基板に対する製造工程の1つを利用して溝部又は突部
を形成可能である。
【0023】前記溝部及び突部は、前記素子基板のコン
タクトホール形成工程において形成されることを特徴と
する。
【0024】このような構成によれば、素子基板に対す
るコンタクトホールの形成工程と同時に溝部又は突部を
形成することができ、工程数を増加させることなく注入
スジむらの発生を防止することができる。
【0025】前記溝部及び突部は、前記素子基板のエッ
チング工程において形成されることを特徴とする。
【0026】このような構成によれば、素子基板のエッ
チング工程において同時に溝部を形成することができ、
工程数を増加させることなく注入スジむらの発生を防止
することができる。
【0027】前記溝部及び突部は、表示領域の段差を調
整する溝部と同時に形成されることを特徴とする。
【0028】このような構成によれば、素子基板の表示
領域の段差と同時に溝部を形成することができ、工程数
を増加させることなく注入スジむらの発生を防止するこ
とができる。
【0029】前記溝部及び突部は、前記対向基板をエッ
チングすることによって得られることを特徴とする。
【0030】このような構成によれば、対向基板をパタ
ーニングする工程を利用して溝部又は突部を形成するこ
とができ、工程数を増加させることなく注入スジむらの
発生を防止することができる。
【0031】前記溝部及び突部は、前記素子基板の層間
絶縁膜をパターニングすることによって得られることを
特徴とする。
【0032】このような構成によれば、素子基板の層間
絶縁膜をパターニングする工程を利用して溝部又は突部
を形成することができ、工程数を増加させることなく注
入スジむらの発生を防止することができる。
【0033】前記溝部及び突部は、感光性樹脂をパター
ニングすることによって得られることを特徴とする。
【0034】このような構成によれば、感光性樹脂をパ
ターニングする工程を利用して溝部又は突部を形成する
ことができ、工程数を増加させることなく注入スジむら
の発生を防止することができる。
【0035】前記溝部及び突部は、前記対向基板の保護
膜をパターニングすることによって得られることを特徴
とする。
【0036】このような構成によれば、対向基板の保護
膜をパターニングする工程を利用して溝部又は突部を形
成することができ、工程数を増加させることなく注入ス
ジむらの発生を防止することができる。
【0037】前記液晶流動案内部は、表示領域外に設け
られることを特徴とする。
【0038】このような構成によれば、液晶流動案内部
による液晶の流れによって生じる配向むらは表示品位に
影響を与えない。
【0039】本発明に係る液晶装置の製造方法は、シー
ル材によって対向固着される素子基板及び対向基板の少
なくとも一方に、前記シール材に設けられた液晶注入口
の近傍領域において液晶注入時の液晶の流れを規定する
溝部又は突部を形成する工程を具備したことを特徴とす
る。
【0040】このような構成によれば、液晶注入口近傍
に溝部又は突部が形成される。この溝部又は突部によっ
て、液晶注入時の液晶の流れが規定される。これにより
注入スジむらの発生を防止して表示品位を向上させるこ
とができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態に係る液晶装置を示す断面図である。図2
は液晶装置の画素領域を構成する複数の画素における各
種素子、配線等の等価回路図である。図3はTFT基板
等の素子基板をその上に形成された各構成要素と共に対
向基板側から見た平面図であり、図4は素子基板と対向
基板とを貼り合わせて液晶を封入する組立工程終了後の
液晶装置を、図3のH−H'線の位置で切断して示す断
面図である。また、図5は液晶装置を詳細に示す断面図
である。図6は図3中のC−C′線(太線部)で切断し
た液晶注入口78近傍領域を示す断面図であり、図7は
溝部81の形成領域を斜線にて模式的に示す説明図であ
る。
【0042】本実施の形態は、液晶注入口近傍にラビン
グ方向を考慮した溝部を形成することにより、液晶注入
の速度及び方向を制御して、注入スジむらの発生を防止
させるようにしたものである。
【0043】先ず、図2乃至図5を参照して、液晶パネ
ルの構造について説明する。
【0044】液晶パネルは、図3及び図4に示すよう
に、TFT基板等の素子基板10と対向基板20との間
に液晶50を封入して構成される。素子基板10上には
画素を構成する画素電極等がマトリクス状に配置され
る。図2は画素を構成する素子基板10上の素子の等価
回路を示している。
【0045】図2に示すように、画素領域においては、
複数本の走査線3aと複数本のデータ線6aとが交差す
るように配線され、走査線3aとデータ線6aとで区画
された領域に画素電極9aがマトリクス状に配置され
る。そして、走査線3aとデータ線6aの各交差部分に
対応してTFT30が設けられ、このTFT30に画素
電極9aが接続される。
【0046】TFT30は走査線3aのON信号によっ
てオンとなり、これにより、データ線6aに供給された
画像信号が画素電極9aに供給される。この画素電極9
aと対向基板20に設けられた対向電極21との間の電
圧が液晶50に印加される。また、画素電極9aと並列
に蓄積容量70が設けられており、蓄積容量70によっ
て、画素電極9aの電圧はソース電圧が印加された時間
よりも例えば3桁も長い時間の保持が可能となる。蓄積
容量70によって、電圧保持特性が改善され、コントラ
スト比の高い画像表示が可能となる。
【0047】図5は、一つの画素に着目した液晶パネル
の模式的断面図である。
【0048】ガラスや石英等の素子基板10には、溝1
1が形成されている。この溝11上に遮光膜12及び第
1層間絶縁膜13を介してLDD構造をなすTFT30
が形成されている。溝11によって、TFT基板の液晶
50との境界面が平坦化される。
【0049】TFT30は、チャネル領域1a、ソース
領域1d、ドレイン領域1eが形成された半導体層に絶
縁膜2を介してゲート電極をなす走査線3aが設けられ
てなる。なお、遮光膜12は、TFT30の形成領域に
対応する領域、後述するデータ線6a及び走査線3a等
の形成領域、即ち各画素の非表示領域に対応した領域に
形成されている。この遮光膜12によって、反射光がT
FT30のチャネル領域1a、ソース領域1d及びドレ
イン領域1eに入射することが防止される。
【0050】TFT30上には第2層間絶縁膜14が積
層され、第2層間絶縁膜14上にはバリア層15が形成
されている。バリア層15上には誘電体膜17を介して
容量線18が対向配置されている。容量線18は、容量
層と遮光層とからなり、バリア層15との間で蓄積容量
を構成すると共に、光の内部反射を防止する遮光機能を
有する。半導体層に比較的近接した位置にバリア層15
を形成しており、光の乱反射を効率よく防止することが
できる。
【0051】容量線18上には第3層間絶縁膜19が配
置され、第3層間絶縁膜19上にはデータ線6aが積層
される。データ線6aは、第3及び第2層間絶縁膜1
9,14を貫通するコンタクトホール24a,24bを
介してソース領域1dに電気的に接続される。データ線
6a上には第4層間絶縁膜25を介して画素電極9aが
積層されている。画素電極9aは、第4〜第2層間絶縁
膜25,19,14を貫通するコンタクトホール26
a,26bにより容量線18を介してドレイン領域1e
に電気的に接続される。画素電極9a上にはポリイミド
系の高分子樹脂からなる配向膜16が積層され、所定方
向にラビング処理されている。
【0052】走査線3a(ゲート電極)にON信号が供
給されることで、チャネル領域1aが導通状態となり、
ソース領域1dとドレイン領域1eとが接続されて、デ
ータ線6aに供給された画像信号が画素電極9aに与え
られる。
【0053】一方、対向基板20には、TFTアレイ基
板のデータ線6a、走査線3a及びTFT30の形成領
域に対向する領域、即ち各画素の非表示領域において第
1遮光膜23が設けられている。この第1遮光膜23に
よって、対向基板20側からの入射光がTFT30のチ
ャネル領域1a、ソース領域1d及びドレイン領域1e
に入射することが防止される。第1遮光膜23上に、対
向電極(共通電極)21が基板20全面に亘って形成さ
れている。対向電極21上にポリイミド系の高分子樹脂
からなる配向膜22が積層され、所定方向にラビング処
理されている。
【0054】そして、素子基板10と対向基板20との
間に液晶50が封入されている。これにより、TFT3
0は所定のタイミングでデータ線6aから供給される画
像信号を画素電極9aに書き込む。書き込まれた画素電
極9aと対向電極21との電位差に応じて液晶50の分
子集合の配向や秩序が変化して、光を変調し、階調表示
を可能にする。
【0055】図3及び図4に示すように、対向基板20
には表示領域を区画する額縁としての遮光膜42が設け
られている。遮光膜42は例えば遮光膜23と同一又は
異なる遮光性材料によって形成されている。
【0056】遮光膜42の外側の領域に液晶を封入する
シール材41が、素子基板10と対向基板20間に形成
されている。シール材41は対向基板20の輪郭形状に
略一致するように配置され、素子基板10と対向基板2
0を相互に固着する。シール材41は、素子基板10の
1辺の一部において欠落しており、貼り合わされた素子
基板10及び対向基板20相互の間隙には、液晶50を
注入するための液晶注入口78が形成される。液晶注入
口78より液晶が注入された後、液晶注入口78を封止
材79で封止するようになっている。
【0057】素子基板10のシール材41の外側の領域
には、データ線駆動回路61及び実装端子62が素子基
板10の一辺に沿って設けられており、この一辺に隣接
する2辺に沿って、走査線駆動回路63が設けられてい
る。素子基板10の残る一辺には、画面表示領域の両側
に設けられた走査線駆動回路63間を接続するための複
数の配線64が設けられている。また、対向基板20の
コーナー部の少なくとも1箇所においては、素子基板1
0と対向基板20との間を電気的に導通させるための導
通材65が設けられている。
【0058】本実施の形態においては、液晶注入口78
の近傍領域には、液晶流動案内部としての溝部81が形
成されている。図1は図3中のB−B′線(太線部)で
切断した液晶注入口78近傍領域の断面を示している。
また、図6は図3中のC−C′線(太線部)で切断した
液晶注入口78近傍領域の断面を示している。
【0059】素子基板10の縁辺部の液晶注入口78近
傍領域においては、素子基板10上に第1乃至第4層間
絶縁膜13,14,19,25が形成されている。一
方、対向基板20側においては、液晶注入口78近傍領
域には、対向基板20上に額縁としての遮光膜42、保
護膜83及び対向電極21が積層されている。なお、図
5の配向膜22は、表示領域以外の部分では不要であ
り、図1の例では液晶注入口78近傍領域では配向膜が
形成されていない。なお、配向膜をスピンコート方式に
より塗布する場合は、液晶注入口78近傍領域には配向
膜が形成されている。
【0060】本実施の形態においては、素子基板10の
液晶注入口78近傍領域に対応する部分において、エッ
チングによって素子基板10表面に溝部84が形成され
ている。この溝部84上に、第1乃至第4層間絶縁膜1
3,14,19,25が他の部分と同様の厚さで形成さ
れており、第4層間絶縁膜25の表面は液晶注入口78
近傍領域において溝部81を形成する。
【0061】なお、対向基板20に形成された遮光膜4
2は、上述したように、表示領域を区画するものであ
り、溝部81はこの遮光膜42の外側に形成される。ま
た、図6に示すように、溝部81はシール材41の内側
に形成される。図7は溝部81の形成領域を斜線にて模
式的に示す説明図である。なお、図7の水平方向の矢印
は対向基板20の配向膜22のラビング方向を示し、垂
直方向の破線矢印は素子基板10の配向膜16のラビン
グ方向を示している。
【0062】図7に示すように、溝部81は液晶注入口
78近傍において、基板の液晶注入口78側の辺に平行
な向きに、液晶注入口78から所定の長さだけ形成され
る。即ち、溝部81は、表示領域の外側において、液晶
注入時における液晶注入口78からの液晶の流れを阻止
する方向に、且つ、液晶注入口78近傍から素子基板1
0及び対向基板20に施したラビング方向の始点に対応
する位置まで形成されている。
【0063】次に、このように構成された実施の形態の
製造方法について図8のフローチャートを参照して説明
する。図8はTFT素子基板工程を示している。
【0064】図8のステップS1 において、素子基板1
0に対してエッチング等によって溝11(図5参照)を
形成する。本実施の形態においては、この溝工程におい
て、図1及び図6の溝部84を同時に形成する。溝11
は各TFT素子30の配置領域に形成する。溝部84
は、遮光膜42によって区画される画面表示領域の外側
でシール材41の内側の液晶注入口78近傍領域に形成
される。上述したように、溝部84は液晶注入時の液晶
流動方向を遮る向きに、且つ、液晶をラビング方向の始
点に導くように、その形成範囲が設定されている。
【0065】次に、図8のステップS2 において、遮光
膜12を形成する。次いで、第1層間絶縁膜13を形成
し(ステップS3 )、第1層間絶縁膜13上に半導体層
を形成する(ステップS4 )。次に、この半導体層上に
下層及び上層ゲート絶縁膜2を形成し(ステップS5
)、ゲート絶縁膜2上にポリシリコンによる走査線3
aを形成する(ステップS6)。
【0066】次に、Nチャネル型の場合には、ステップ
S7 において、例えばPイオンをドープして、半導体層
に低濃度のソース・ドレイン領域を形成する。次いで、
走査線3a上及びその周辺上にレジストを形成した後、
高濃度のPイオンをドープして、高濃度のソース・ドレ
イン領域1d,1eを形成する(ステップS8 )。こう
して、低濃度のソース・ドレイン領域と高濃度のソース
・ドレイン領域とを有するLDD構造の素子を構成す
る。
【0067】次に、ステップS9 において第2層間絶縁
膜14を形成し、ステップS10でコンタクトホール24
a,26aを形成する。ステップS11では、TFT素子
30上にバリア層15を形成する。コンタクトホール2
4a,26aは、半導体層とバリア層15との間を接続
する。次いで、誘電体膜17を形成し(ステップS1
2)、ステップS13において容量線18を形成する。こ
れにより、蓄積容量が構成される。
【0068】次に、ステップS14において第3層間絶縁
膜19を形成し、第3層間絶縁膜19にコンタクトホー
ル24b(ステップS15)を形成する。次いで、コンタ
クトホール24bを埋めるように第3層間絶縁膜19上
にデータ線6aとなる例えばアルミニウムを形成する
(ステップS16)。次いで、第4層間絶縁膜25を形成
し(ステップS17)、第4層間絶縁膜25及び第3層間
絶縁膜19にコンタクトホール26bを形成する(ステ
ップS18)。このコンタクトホール26bの内周面及び
第4層間絶縁膜25上に画素電極9aを形成する(ステ
ップS19)。コンタクトホール26bは、バリア層15
と画素電極9aとを接続する。
【0069】ステップS3 ,S9 ,S14,S17による絶
縁膜13,14,19,25は各膜毎に基板全域に亘っ
て略同一の厚さに形成されており、基板周辺の溝部84
上の各絶縁膜13,14,19,25は、いずれも他の
部分との間に段差を有する。こうして、第4層間絶縁膜
25の表面には液晶注入口78近傍領域において溝部8
1が形成される。
【0070】一方、対向基板20には、遮光膜42が形
成される。遮光膜42は、図3に示すように、液晶注入
口78近傍領域の内側に形成され、その内辺によって表
示領域を区画する。次に、対向基板20の表面に保護膜
83を形成する。
【0071】次に、このように構成された素子基板10
(TFT基板)と対向基板20とに対して、パネル組立
工程が実施される。パネル組み立て工程においては、先
ず、素子基板10及び対向基板20に対して、配向膜1
6,22となるポリイミド(PI)を塗布する。なお、
配向膜16,22は表示領域に形成すればよく、遮光膜
42の外側の領域には形成する必要はない。なお、配向
膜をスピンコート方式により塗布する場合は、遮光膜4
2の外側の領域に配向膜が形成されている。
【0072】次に、素子基板10表面の配向膜16及び
対向基板20表面の配向膜22に対して、ラビング処理
を施す。次に、洗浄工程を行う。この洗浄工程は、ラビ
ング処理によって生じた塵埃を除去するためのものであ
る。洗浄工程が終了すると、シール材41、及び導通材
65(図3参照)を形成する。シール材41を形成した
後、素子基板10と対向基板20とを貼り合わせ、アラ
イメントを施しながら圧着し、シール材41を硬化させ
る。最後に、シール材41の一部に設けた切り欠きから
液晶を封入し、切り欠きを塞いで液晶を封止する。
【0073】液晶注入工程では、液晶パネルを真空チャ
ンバ内に配置してセル内を真空にし、液晶セルの液晶注
入口に78液晶を滴下した状態で、真空チャンバを大気
開放する。これにより、セル内外の圧力差によって、液
晶が液晶注入口78から液晶パネル内に浸透する。
【0074】本実施の形態においては液晶注入口78近
傍領域において、溝部81が形成されている。液晶注入
口78から流入した液晶は、この溝部81の影響を受け
て、流動方向及び速度が変化する。即ち、液晶は、溝部
81が形成されていない方向については、通常と同様の
速度で進行する。また、液晶は、溝部81の長手方向に
沿った方向に進行しやすくなり、他の方向には浸透速度
が減ぜられる。
【0075】図7に示すように、液晶注入口78から流
入した液晶のうち溝部81の長手方向に沿った方向に進
行する成分は、溝部81の先端側から液晶パネル内部に
回り込む。即ち、溝部81の基端側を液晶注入口78の
近傍に配置し先端側をラビング方向の始点近傍に配置す
ることで、表示領域においては、液晶はラビング方向の
始点近傍の位置からセル内に浸透する(図7の矢印参
照)。なお、溝部81は表示領域の外側に形成されてお
り、溝部81に沿って進行する液晶による配向むらは表
示に影響を与えない。
【0076】即ち、ラビング方向に一致しない液晶の流
動については、その浸透速度を減じ、しかも、流動方向
をラビング方向に略一致させている。これにより、液晶
注入時における注入スジむらの発生を防止することがで
きる。
【0077】このように本実施の形態においては、液晶
注入口78近傍領域において、液晶の流動方向及び速度
を制御する溝部81を素子基板10に形成していること
から、液晶注入時における注入スジむらの発生を防止し
て、表示品位を向上させることができる。
【0078】ところで、第1の実施の形態においては、
素子基板10側に溝部81を形成したが、対向基板20
側に溝部を形成してもよく、また、素子基板10及び対
向基板20の両方に溝部を形成してもよい。
【0079】図9はこの場合における対向基板工程を示
している。また、図10は液晶注入口78近傍における
対向基板20側の断面を示す断面図である。
【0080】対向基板20には、図9のステップS21に
おいて遮光膜42が形成され、ステップS22において対
向基板20の表面に保護膜83が形成される。次に、ス
テップS23において、液晶注入口78近傍領域の保護膜
83に対してエッチング等により溝部85を形成する。
この溝部85は、図7の溝部81と同様の位置に形成す
る。次いで、ステップS24において、全面に対向電極2
1を形成する。対向電極21を基板全域に亘って同一厚
さで形成すると、液晶注入口78近傍領域においては対
向電極21表面に図7の溝部81と同様の溝部82が形
成される。
【0081】この溝部82によって、液晶注入時におけ
る液晶の流動方向及び速度が制御可能である。
【0082】上記第1の実施の形態においては、TFT
基板側については、ガラス基板に溝部を形成すること
で、液晶層に近接した層間絶縁膜表面に溝部を形成する
ようになっている。しかし、液晶層に近接した層間絶縁
膜表面に溝部を形成するようにすればよく、TFT基板
工程の適宜の工程を利用して、溝部を構成することが可
能である。
【0083】図11乃至図11はTFT基板側の溝部の
形成方法を説明するための説明図である。図11乃至図
13は第1,第2の層間絶縁膜を有するTFT基板を採
用した例を示しているが、図5に示す第1乃至第4層間
絶縁膜を有するTFT基板についても同様の溝形成工程
を採用することができることは明らかである。
【0084】図11は下層の層間絶縁膜91をエッチン
グ等によって除去することで最上層の層間絶縁膜92表
面に溝部を形成するようにした例を示している。また、
図12は最上層の層間絶縁膜92をエッチングで除去す
ることによって溝部を形成するようにした例を示してい
る。また、図13は下層及び上層の層間絶縁膜91,9
2をエッチングで除去することによって溝部を形成する
ようにした例を示している。
【0085】これらの溝部は、図8の例では、ステップ
S10,S15,S18におけるコンタクトホール形成工程と
同時に、エッチング等によって形成可能である。
【0086】図14は本発明の第2の実施の形態に係る
液晶装置を示す断面図である。図14は図6に対応した
位置における断面図である。
【0087】第1の実施の形態においては、液晶注入時
の液晶の流動方向及び速度を制御するために溝部を形成
した。これに対し、本実施の形態は溝部と同様の位置に
おいて同様の平面形状の突部を形成したものである。
【0088】素子基板10の縁辺部の液晶注入口78近
傍領域においては、例えば図7の溝部81と同様の位置
及び平面形状で、素子基板10上に突部95が形成され
ている。そして、素子基板10上及び突部95上に第1
乃至第4層間絶縁膜13,14,19,25が形成され
ている。第1乃至第4層間絶縁膜13,14,19,2
5を他の部分と同様の厚さで形成することにより、第4
層間絶縁膜25の表面に、液晶注入口78近傍領域にお
いて突部96を形成することができる。
【0089】突部95は各層間絶縁膜と同一工程におい
て形成可能である。即ち、素子基板10上に層間絶縁膜
を形成し、突部95の形成領域以外の部分をエッチング
等によって除去することによって、突部95を形成する
ことができる。
【0090】このように構成された実施の形態において
も、液晶注入時における液晶の流動方向及び速度が制御
可能であり、ラビング方向に一致しない液晶の流動速度
を低減させると共に、液晶の流動をラビング方向に略一
致させることができる。
【0091】このように、本実施の形態においても第1
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0092】また、第2の実施の形態においては、素子
基板10側に突部96を形成したが、対向基板20側に
突部を形成してもよく、また、素子基板10及び対向基
板20の両方に突部を形成してもよい。
【0093】図15は対向基板20側の突部の形成方法
を説明するための断面図である。
【0094】対向基板20には、遮光膜42の内側にお
いて、突部105が形成される。次に、突部105上及
び対向基板20上に、保護膜83を形成する。次いで、
保護膜83全面に対向電極21を形成する。保護膜83
及び対向電極21を基板全域に亘って同一厚さで形成す
ると、液晶注入口78近傍領域においては対向電極21
表面に例えば図7の溝部81と同様の位置及び平面形状
の突部106が形成される。
【0095】この溝部106によって、液晶注入時にお
ける液晶の流動方向及び速度が制御可能である。
【0096】更に、第1の実施の形態においては溝部を
形成し、第2の実施の形態においては突部を形成した
が、素子基板10及び対向基板20のいずれか一方に溝
部を形成し、他方に突部を形成するようにしてもよいこ
とは明らかである。
【0097】また、溝部及び突部の平面形状は図7に限
定されるものではない。例えば、液晶の流動方向をラビ
ング方向になるべく一致させるために、液晶の流れの大
部分をラビング方向の始点側に導くようにしてもよい。
図16はこの場合の溝部又は突部の平面形状の一例を示
す説明図である。
【0098】図16においては、図7の斜線にて示す平
面形状に加えて、基端側を液晶基板の端辺側に折り曲げ
て、例えばシール材41に当接する部分まで、溝部又は
突部97を形成した例を示している。
【0099】このような構成によれば、液晶注入口78
から流入した液晶の大部分は、図16の矢印に示すよう
に、溝部又は突部97の基端側から先端側に向かって流
れ、溝部又は突部97の先端側から液晶セル内に浸透す
る。
【0100】これにより、液晶の流動方向をラビング方
向に更に一致させることができ、注入スジむらの発生を
防止して表示品位を向上させることができる。
【0101】上記第2の実施の形態においては、TFT
基板側については、ガラス基板に突部を形成すること
で、液晶層に近接した層間絶縁膜表面に突部を形成する
ようになっている。しかし、液晶層に近接した層間絶縁
膜表面に突部を形成するようにすればよく、TFT基板
工程の適宜の工程を利用して、突部を構成することが可
能である。
【0102】図17及び図18はTFT基板側の突部の
形成方法を説明するための説明図である。図17及び図
18は第1,第2の層間絶縁膜を有するTFT基板を採
用した例を示しているが、図5に示す第1乃至第4層間
絶縁膜を有するTFT基板についても同様の突部形成工
程を採用することができることは明らかである。
【0103】図17は下層の層間絶縁膜101上に層間
絶縁膜と同様の工程によって突部103を形成し、これ
により、最上層の層間絶縁膜102表面に突部104を
形成するようにした例を示している。また、図18は最
上層の層間絶縁膜102上に層間絶縁膜と同様の工程に
よって突部103を形成するようにした例を示してい
る。
【0104】なお、図18の例では、層間絶縁膜ではな
く、感光性樹脂等によって突部103を形成するように
してもよい。また、図15の突部105についても感光
性樹脂等によって形成可能である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶注入速度及びその浸透方向を制御する凹凸構造を設け
ることにより、液晶注入状態を制御して、注入スジむら
の発生を防止し、表示品位を向上させることができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶装置を示
す断面図。
【図2】液晶装置の画素領域を構成する複数の画素にお
ける各種素子、配線等の等価回路図。
【図3】TFT基板等の素子基板をその上に形成された
各構成要素と共に対向基板側から見た平面図。
【図4】素子基板と対向基板とを貼り合わせて液晶を封
入する組立工程終了後の液晶装置を、図3のH−H'線
の位置で切断して示す断面図。
【図5】液晶装置を詳細に示す断面図。
【図6】図3中のC−C′線(太線部)で切断した液晶
注入口78近傍領域の断面図。
【図7】溝部81の形成領域を斜線にて模式的に示す説
明図。
【図8】TFT素子基板工程を示すフローチャート。
【図9】対向基板工程を示すフローチャート。
【図10】液晶注入口78近傍における対向基板20側
の断面を示す断面図。
【図11】TFT基板側の溝部の形成方法を説明するた
めの説明図。
【図12】TFT基板側の溝部の形成方法を説明するた
めの説明図。
【図13】TFT基板側の溝部の形成方法を説明するた
めの説明図。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る液晶装置を
示す断面図。
【図15】対向基板20側の突部の形成方法を説明する
ための断面図。
【図16】溝部及び突部の平面形状の一例を示す説明
図。
【図17】TFT基板側の突部の形成方法を説明するた
めの説明図。
【図18】TFT基板側の突部の形成方法を説明するた
めの説明図。
【図19】液晶セル内の液晶の浸透状態を説明するため
の説明図。
【図20】液晶セル内の液晶の浸透状態を説明するため
の説明図。
【符号の説明】
10…素子基板 13,14,19,25…層間絶縁膜 20…対向基板 21…対向電極 42…遮光膜 78…液晶注入口 81,84…溝部 83…保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA21 LA41 NA25 QA16 TA07 TA09 2H090 HC12 JA02 JA11 JC11 LA04 MB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子基板と対向基板とを対向固着するシ
    ール材と、 前記シール材に設けられた液晶注入口の近傍領域におい
    て液晶注入時の液晶の流れを規定する液晶流動案内部と
    を具備したことを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶流動案内部は、前記素子基板及
    び対向基板の少なくとも一方に形成される溝部又は突部
    であることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記溝部又は突部は、前記液晶注入口近
    傍を基端とし前記素子基板及び対向基板のラビング方向
    の始点に対応する位置に先端を有する平面形状に形成さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記溝部及び突部は、エッチング工程に
    よって形成されることを特徴とする請求項2に記載の液
    晶装置。
  5. 【請求項5】 前記溝部及び突部は、前記素子基板のコ
    ンタクトホール形成工程において形成されることを特徴
    とする請求項2に記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記溝部及び突部は、前記素子基板のエ
    ッチングにより形成されることを特徴とする請求項2に
    記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記溝部及び突部は、表示領域の段差を
    調整する溝部と同時に形成されることを特徴とする請求
    項6に記載のエッチング方法。
  8. 【請求項8】 前記溝部及び突部は、前記対向基板をエ
    ッチングすることにより得られることを特徴とする請求
    項2に記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 前記溝部及び突部は、前記素子基板の層
    間絶縁膜をパターニングすることによって得られること
    を特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  10. 【請求項10】 前記溝部及び突部は、感光性樹脂をパ
    ターニングすることによって得られることを特徴とする
    請求項2に記載の液晶装置。
  11. 【請求項11】 前記溝部及び突部は、前記対向基板の
    保護膜をパターニングすることによって得られることを
    特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶流動案内部は、表示領域外に
    設けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶装
    置。
  13. 【請求項13】 シール材によって対向固着される素子
    基板及び対向基板の少なくとも一方に、前記シール材に
    設けられた液晶注入口の近傍領域において液晶注入時の
    液晶の流れを規定する溝部又は突部を形成する工程を具
    備したことを特徴とする液晶装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8456604B2 (en) 2005-11-16 2013-06-04 Seiko Epson Corporation Liquid crystal device and projector
KR20180062155A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 엘지디스플레이 주식회사 표시장치와 그의 제조방법

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KR20180062155A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 엘지디스플레이 주식회사 표시장치와 그의 제조방법
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