JP2003066325A - ビーム整形機能を持つコリメートレンズおよび光ピックアップおよび光結合器 - Google Patents

ビーム整形機能を持つコリメートレンズおよび光ピックアップおよび光結合器

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JP2003066325A
JP2003066325A JP2001257401A JP2001257401A JP2003066325A JP 2003066325 A JP2003066325 A JP 2003066325A JP 2001257401 A JP2001257401 A JP 2001257401A JP 2001257401 A JP2001257401 A JP 2001257401A JP 2003066325 A JP2003066325 A JP 2003066325A
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light
shape
light beam
divergence angle
optical
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Application number
JP2001257401A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Fukuda
浩章 福田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ピックアップにおける光利用効率や、光結合
器における結合効率を有効に高める。 【解決手段】単一のレンズCLとして構成され、コリメ
ートされる光束LFの入射側を第1面、射出側を第2面
とするとき、第1および第2面の一方においては、最小
発散角方向および最大発散角方向の形状が非円弧形状で
あり、他方においては、最小発散角方向および最大発散
角方向のうちの一方における形状が非円弧形状で、他方
における形状が円弧形状であり、コリメートされた光束
LFPの波面収差を良好に補正したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビーム整形機能
を持つコリメートレンズおよび光ピックアップおよび光
結合器に関する。
【0002】
【従来の技術】端面発光型の半導体レーザや同形の発光
ダイオードから射出される射出光は、光射出端面での回
折に起因する放射角をもって拡がり、ニアフィールドパ
ターン、ファーフィールドパターンとも楕円形状であっ
て真円ではない。
【0003】例えば、光ピックアップにおいて、楕円形
状のファーフィールドパターンを持つ光束を光ディスク
の記録面上に光スポットとして集光させた場合、光スポ
ットの形状も楕円形状(ファーフィールドパターンの長
軸方向が短軸方向になる)となる。光ディスクの記録面
に形成する光スポットの形状は「円形状」であることが
好ましく、光スポットが「楕円形状」になるほど、記録
・再生能力が低下する傾向がある。
【0004】円形状の光スポットを得るには、カップリ
ングレンズで光源からの光束をカップリングする際、フ
ァーフィールドパターンの長軸方向の一部を遮光して円
形の光束断面を得るようにすればよいが、この方法では
「光源からの光束の少なからざる部分が光ディスクに対
して遮断されてしまう」ので、記録・再生に供される光
エネルギの利用効率が悪い。
【0005】光ピックアップで光ディスクに情報記録を
行うための光エネルギは、情報再生の場合の10倍以上
必要であり、情報記録を適性に行うには、半導体レーザ
からの光束の「より多く」を光スポット形成用に取り込
む必要がある。
【0006】その際、単に「ファーフィールドパターン
の長軸方向の光束縁部まで」を取り込んだのでは、光ス
ポット形状が楕円形状になってしまうので、長軸方向の
周辺部まで光束を取り込むとともに、取り込んだ光束の
断面形状を「円形状に近づけるためのビーム整形」が行
われる。
【0007】上に説明したのは光ピックアップの場合で
あるが、半導体レーザは「光ファイバを用いた光信号伝
送」の光源としても用いられる。光ファイバの入射端面
におけるコア部の形状は円形状が一般的であり、このよ
うな入射端面に「ニアフィールドパターンが楕円形状で
ある光束」を集光させて「光結合」を行うと、モード径
の不整合のため、高い結合効率が得られない。高い結合
効率を得るためには、光ファイバの入射端面に円形状の
光スポットが形成されるように、ビーム整形を行う必要
がある。従って、半導体レーザの光を光ファイバに光結
合する「光結合器」においてもビーム整形が必要にな
る。
【0008】ビーム整形を行う方法としては、2つのビ
ーム整形プリズムを対に組み合わせる方法や、シリンド
リカルレンズを用いる方法が知られているが、これらを
用いると、光ピックアップや光結合器の大型化が避けら
れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光ピック
アップにおける光利用効率や、光結合器における結合効
率を有効に高めることを課題とする。この発明はまた、
光ピックアップにおけるトラッキングを良好に行えるよ
うにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のコリメートレ
ンズは「光束光軸に直交し、且つ、互いに直交する2方
向において光束発散角が互いに異なる光束の実質的に全
てをコリメートするとともに、光束断面形状を略円形状
とするコリメートレンズ」である。
【0011】「光束光軸に直交し、且つ、互いに直交す
る2方向において光束発散角が互いに異なる光束」は、
上記端面発光型の半導体レーザから放射される光束や、
あるいは「発光ダイオードの発光端面に集光レンズを設
け、集光レンズにより発散性を弱めて放射させた光束」
等である。
【0012】即ち、コリメートレンズによりコリメート
される光束は「楕円形状のニアフィールドパターンもし
くはファーフィールドパターンを持つ発散光束」であ
る。コリメートレンズは、この発散光束の「実質的に全
光束」を取り込んでコリメートすると共に、光束断面形
状を円形状とする「ビーム整形」を行う。
【0013】即ち、この発明のコリメートレンズは「ビ
ーム整形機能を持つコリメートレンズ」である。
【0014】この発明のコリメートレンズは以下の特徴
を有する。即ち、コリメートレンズは「アナモルフィッ
クな単一のレンズ」として構成される。光束発散角が最
小および最大となる方向をそれぞれ「最小発散角方向」
および「最大発散角方向」とし、コリメートされる光束
の入射側を第1面、射出側を第2面とする。
【0015】端面発光型の半導体レーザから放射される
光束の場合であれば、最大発散角方向は「接合面に直交
する方向」であり、最小発散角方向は「接合面に平行な
方向」である。コリメートレンズは、最小発散角方向と
最大発散角方向に互いに異なる正の屈折力を持つ。
【0016】第1および第2面の一方の面においては、
最小発散角方向および最大発散角方向の形状が共に非円
弧形状であり、他方の面においては、最小発散角方向お
よび最大発散角方向のうち一方の方向における形状が非
円弧形状で、他方の方向における形状が円弧形状であ
り、コリメートされた光束の波面収差が良好に補正され
ている。
【0017】レンズ面形状が「最小(あるいは最大)発
散角方向において非円弧(あるいは円弧)形状である」
とは、コリメートレンズの光軸を含む最小(あるいは最
大)発散角方向のレンズ断面の形状が非円弧(あるいは
円弧)形状であることを意味する。
【0018】即ち、上記各非円弧形状を最適化して波面
収差を良好に補正するのである。波面収差が良好に補正
されると、コリメートされた光束を光スポットとして集
光させた場合に、光スポットの光強度分布が「一山型」
の良好な分布になる。
【0019】上記請求項1記載のコリメートレンズは
「第1面における最小発散角方向の形状を非円弧形状、
最大発散角方向の形状を円弧形状とし、第2面における
最小発散角方向および最大発散角方向の形状を非円弧形
状とする」ことができる(請求項2)。
【0020】請求項1記載のコリメートレンズはまた
「第1面における最小発散角方向および最大発散角方向
の形状を非円弧形状とし、第2面における最小発散角方
向の形状を円弧形状、最大発散角方向の形状を非円弧形
状とする」こともできる(請求項3)。
【0021】この発明の光ピックアップは「半導体レー
ザを光源とし、光源から放射される光束をコリメート
し、且つ、光束断面形状が略円形状となるようにビーム
整形したのち、対物レンズにより光ディスクの記録面上
に光スポットとして集光する方式の光ピックアップ」で
ある。光源としての半導体レーザは「端面発光型の半導
体レーザ」である。
【0022】請求項4記載の光ピックアップは、請求項
1または2記載のコリメートレンズを用いて、光源から
の光束のコリメートとビーム整形とを行う。請求項5記
載の光ピックアップは、請求項3記載のコリメートレン
ズを用いて、光源からの光束のコリメートとビーム整形
とを行う。
【0023】この発明の光結合器は「半導体レーザを光
源とし、光源から放射される光束をコリメートし、且
つ、光束断面形状が略円形状となるようにビーム整形し
たのち、集光レンズにより集光させて、光ファイバの入
射端面に入射させる光結合器」である。光源としての半
導体レーザは「端面発光型の半導体レーザ」である。
【0024】請求項6記載の光結合器は、請求項1また
は2記載のコリメートレンズを用いて、光源からの光束
のコリメートとビーム整形とを行う。請求項7記載の光
結合器は、請求項3記載のコリメートレンズを用いて、
光源からの光束のコリメートとビーム整形とを行う。
【0025】上記請求項4または5記載の光ピックアッ
プはまた、以下のように構成することもできる(請求項
8)。
【0026】即ち、半導体レーザからの光束をコリメー
トし、且つ、ビーム整形した後、可動ミラーと固定ミラ
ーとを、可動ミラー・固定ミラーの順に介して対物レン
ズに入射させるようにする。可動ミラーは、コリメート
された光束がトラッキング方向に平行に入射し「光ディ
スクの記録面と平行でトラッキング方向に直交する方
向」へ反射するように反射面の向きを定め、さらに、ト
ラッキング方向へ(平行移動的に)可動とする。可動ミ
ラーによる反射光束は、固定ミラーにより「対物レンズ
の光軸と平行な方向」へ偏向させる。
【0027】可動ミラーを「対物レンズのトラッキング
動作と一体にトラッキング方向へ変位」させることによ
り、対物レンズに光源側から入射する光束の光束光軸が
対物レンズの光軸に対して実質的にずれないようにす
る。
【0028】この請求項8記載の光ピックアップにおけ
る可動ミラーは、シリコン基板で形成することができ
(請求項9)、その場合において、シリコン基板で形成
された可動ミラーの鏡面部に金属をコーティングし、更
にその表面に誘電体層をコーティングした構成とするこ
ともできるし(請求項10)、あるいは、シリコン基板
で形成された可動ミラーの鏡面部に誘電体多層膜をコー
ティングした構成とすることもできる(請求項11)。
【0029】
【発明の実施の形態】図1に、光ピックアップの実施の
1形態を示す。端面発光型の半導体レーザ11から射出
した発散性の光束は、実質的にその全てがビーム整形機
能を持つコリメートレンズ13に入射し、コリメートレ
ンズ13によるビーム整形機能とコリメート作用を受
け、円形状の光束断面形状を有する平行光束に変換され
る。
【0030】コリメートレンズ13から射出した平光束
は、ビームスプリッタプリズム15を透過し、対物レン
ズ17により集束光束に変換され、光ディスク30の透
明基板を透過してその記録面上に光スポットとして集光
する。光源側(図の左方)から対物レンズ17に入射す
る平行光束は、コリメートレンズ13のビーム整形機能
により、光束断面形状が円形となっているので、記録面
上に形成される光スポットは円形状であり、光ディスク
30に対して情報の記録を行う場合は良好な記録能力
を、情報の再生を行う場合は良好な再生能力を実現でき
る。
【0031】光ディスク30の記録面で反射された光束
は「戻り光束」となり、対物レンズ17により略平行光
束に戻され、ビームスプリッタプリズム15により反射
された成分が、光検出器21に向けて分岐され、検出レ
ンズ19により集束されて光検出器21に入射する。光
検出器21で発生する1群の受光信号基づき、フォーカ
ス制御信号、トラック制御信号、情報信号などが生成さ
れる。これら信号の発生や生成は従来から知られた種々
の方式で行うことができる。
【0032】図2に光ピックアップの実施の別形態を示
す。なお、煩雑をさけるため、混同の虞がないと思われ
るものについては、全図を通じて同一の符号を付する。
図2の実施の形態においては、半導体レーザ11から放
射された発散性の光束は、ホログラム素子12を「0次
光」として透過し、透過光束の実質的に全てがビーム整
形機能を持つコリメートレンズ13により、円形状の光
束断面形状を持つ平行光束に変換される。
【0033】ビーム整形された平行光束は対物レンズ1
7により集束光束に変換され、光ディスク30の透明基
板を透過してその記録面上に光スポットとして集光す
る。光源側から対物レンズ17に入射する平行光束は、
コリメートレンズ13のビーム整形機能により光束断面
形状が円形となっているので、記録面上に形成される光
スポットは円形状であり、光ディスク30に対して情報
の記録を行う場合は良好な記録能力を、情報の再生を行
う場合は良好な再生能力を実現できる。
【0034】光ディスク30の記録面で反射された光束
は戻り光束となり、対物レンズ17により略平行光束に
戻され、コリメートレンズ13を光源側へ透過し、ホロ
グラム素子12を透過する際に回折されて光検出器20
に入射し、1群の受光信号を発生させる。これら受光信
号に基づき、フォーカス制御信号、トラック制御信号、
情報信号などが検出される。これら信号の発生や生成は
従来から知られた種々の方式で行うことができる。
【0035】図3は「光結合器」の実施の1形態を示し
ている。光結合器は、端面発光型の半導体レーザ11を
光源とし、光源から放射される光束をコリメートし、且
つ、光束断面形状が略円形状にビーム整形し、集光レン
ズにより集光させて、光ファイバ40の入射端面(コア
部41の円形状の断面)に入射させるものであって、半
導体レーザ11と、ビーム整形機能を持つコリメートレ
ンズ13Aと、集光レンズ18とを有する。
【0036】コリメートレンズ13Aは、半導体レーザ
11からの(ニアフィールドパターンが、活性層に平行
な方向を長軸とする楕円形状である)発散性の光束の実
質的に全てを入射され、入射光束を円形の断面形状を持
つ平行光束に変換する。従って、集光レンズ18によっ
て光ファイバ40の入射端面に集光される光束は入射端
面に円形状の光スポットを形成し、モード径の良好な整
合性により高い結合効率で光結合される。
【0037】コリメートレンズ13Aがビーム整形機能
を有するので、シリンドリカルレンズ、ビーム整形プリ
ズム等の「ビーム整形用の専用の光学素子」を必要とせ
ず、小型且つ簡素な構成で高結合効率の光結合器として
実現可能である。
【0038】ここで、上に説明した実施の各形態に用い
られている「ビーム整形機能を持つコリメートレンズ」
を説明する。
【0039】図4において符号CLは「ビーム整形機能
を持つコリメートレンズ」を示す。符号Pは、発散光束
LF(コリメートされる光束)の発散の起点を示す。発
散光束LFは、光束光軸AXに直交し、且つ、互いに直
交する2方向において光束発散角が互いに異なる光束で
あり、ファーフィールドパターンあるいはニアフィール
ドパターンは楕円形状である。また、符号LFPは、コ
リメートレンズCLにより平行光束化された光束を示
す。
【0040】図4(a)における角:θmaxは、上記光
束発散角中で最大のものであり、これを最大発散角:θ
maxと呼ぶと、図4(a)における上下方向が「最大発
散角方向」である。図4(b)における角:θminは、
上記光束発散角中で最小のものであり、これを最小発散
角:θminと呼ぶと、図4(b)における上下方向が
「最小発散角方向」である。
【0041】また、コリメートされる光束LFの入射側
を第1面S1、射出側を第2面S2とする。この発明の
「ビーム整形機能を持つコリメートレンズ」は、光束光
軸AXに直交し、且つ、互いに直交する2方向において
光束発散角が互いに異なる光束の実質的に全てをコリメ
ートするとともに、光束断面形状を略円形状とするコリ
メートレンズであって、アナモルフィックな単一のレン
ズCLとして構成され、光束発散角が最小および最大と
なる方向をそれぞれ最小発散角方向および最大発散角方
向とし、コリメートされる光束LFの入射側を第1面S
1、射出側を第2面S2とするとき、最小発散角方向と
最大発散角方向に互いに異なる正の屈折力を持ち、第1
および第2面の一方においては、最小発散角方向および
最大発散角方向の形状が非円弧形状で、他方において
は、最小発散角方向および最大発散角方向のうちの一方
における形状が非円弧形状で、他方における形状が円弧
形状であり、コリメートされた光束LFPの波面収差を
良好に補正するもの(請求項1)である。
【0042】図4(a)に示すように、最大発散角方向
において第1面S1は「凸面」で、最大発散角:θmax
を持って入射する光束LFは、第1面S1により発散性
を弱められ、第2面S2で光束径:d1の平行光束に変
換される。このときの主点:H1は第2面S2より光源
側にあり、焦点距離は最小焦点距離:fminとなる。
【0043】図4(b)に示すように、最小発散角方向
において第1面S1は凹面であり、最小発散角:θmin
を持って入射する光束LFは、第1面S1により発散性
を強められ、第2面S2で光束径:d2の平行光束に変
換される。このときの主点:H1は第2面S2よりも光
ディスク側にあり、焦点距離は最大焦点距離:fmaxと
なる。
【0044】コリメートされた光束LFPにおける光束
径:d1、d2は互いに実質的に等しく、d1=d2で
あり、従って、光束LFPの光束断面形状は実質的な円
形状である。このようにして、発散性の光束LPの実質
的に全てが「ビーム整形された平行光束」に変換され
る。なお、図4において符号Sで示すアパーチュアは、
光スポットの光量に実質的に寄与しない光束最外周縁部
の光束部分を遮断する。
【0045】第1面S1における最小発散角方向の形状
を非円弧形状、最大発散角方向の形状を円弧形状とし、
第2面S2における最小発散角方向および最大発散角方
向の形状を非円弧形状とすることもできるし(請求項
2)、第1面S1における最小発散角方向および最大発
散角方向の形状を非円弧形状とし、第2面S2における
最小発散角方向の形状を円弧形状、最大発散角方向の形
状を非円弧形状とすることもできる(請求項3)。
【0046】請求項1〜3のコリメートレンズは、片面
が最大・最小発散角方向とも非円弧形状であるが、他方
の面は、最大・最小発散角方向の一方が単純な円弧形状
であるので、単純なレンズ形状に設計することが可能で
あり、作製の難度を軽減し、コストダウンが可能であ
る。
【0047】従って、図1、図2に示した「光ピックア
ップ」は、半導体レーザ11を光源とし、この光源から
放射される光束をコリメートし、且つ、光束断面形状が
略円形状となるようにビーム整形したのち、対物レンズ
17により光ディスク30の記録面上に光スポットとし
て集光する方式の光ピックアップであり、光源からの光
束のコリメートとビーム整形とを行うコリメートレンズ
13として、上記請求項1または2記載のコリメートレ
ンズを用いることもできるし(請求項4)、上記請求項
3記載のコリメートレンズを用いることもできる(請求
項5)。
【0048】また、図3に示した「光結合器」は、半導
体レーザ11を光源とし、この光源から放射される光束
をコリメートし、且つ、光束断面形状が略円形状となる
ようにビーム整形し、集光レンズ18により集光させ
て、光ファイバ40の入射端面に入射させる光結合器で
あって、光源からの光束のコリメートとビーム整形とを
行うコリメートレンズ13Aとして、請求項1または2
記載のコリメートレンズを用いることも(請求項6)、
請求項3記載のコリメートレンズを用いることもできる
(請求項7)。
【0049】
【実施例】以下に、ビーム整形機能を持つコリメートレ
ンズの「具体的な実施例」を2例挙げる。実施例1、2
とも、半導体レーザとして発光波長:660nm、最小
発散角:θminが8.5度、最大発散角:θmaxが22度
のものを用い、これを、図2の光ピックアップに対して
用いた場合のコリメートレンズ13の具体例である。ホ
ログラム素子12は半導体レーザ11のカバーガラス
(材料:BK7、厚さ:5.35mm)に形成されてお
り、このような構成において、実施例1、2のコリメー
トレンズ13は最適化されている。
【0050】実施例1、2とも、レンズ材質の波長:6
60nmに対する屈折率:n=1.58001、中心肉
厚:10.687mmである。
【0051】上に説明したように、この発明のコリメー
トレンズは、一方の面が「非円弧形状と円弧形状の組合
せ」であり、他方の面では最小・最大発散角方向とも非
円弧形状である。
【0052】これらの形状を表現するのに以下の式を用
いる。図4に示すように、コリメートレンズの光軸に合
致させてZ軸、最大発散角方向に合致させてX軸をと
り、最小発散角方向に合致させてY軸を取る。
【0053】図4に示したように、Z軸は「コリメート
レンズの射出側から光源側へ向かう向きを正」とし、以
下のデータの表記における光線は「平行光束として第2
面(光ディスク側面)に入射し、第1面(光源側面)から射
出して1点Pに集光する」ものとしている。
【0054】非円弧形状:光軸方向をZ軸として、光軸
方向のサグ量を「Z」、円錐定数をK、高次の係数を
A、B、C、Dとする。
【0055】XZ面内における曲率半径(非円弧形状に
おいては近軸曲率半径)を「Rx」、YZ面内における
曲率半径(非円弧形状においては近軸曲率半径)を「R
y」とする。
【0056】非円弧形状: (XZ面内) Z(X)=(X2/Rx)/[1+√{1-(1+K)(X/Rx)2}]+A・X4+B・X6+
C・X8+D・X10 (YZ面内) Z(Y)=(Y2/Ry)/[1+√{1-(1+K)(Y/Ry)2}]+A・Y4+B・Y6+
C・Y8+D・Y10 最小・最大発散角方向とも非円弧形状である面: Z=(X/Rx+Y/Ry)/[1+√{1−(1+Kx) X/Rx
(1+Ky) Y/Ry}]+AR{(1-AP)X+(1+AP)Y}+BR{(1
-BP)X+(1+BP)Y}+CR{(1-CP)X+(1+CP)Y)+DR
{(1-DP)X+(1+DP)Y} この式において、各記号は以下の如き意味を有する。
【0057】Kx:X方向の円錐定数 Ky:Y方向の円錐係数 AR,BR,CR,DR:円錐からの4,6,8,10次の変形係数の回転
対称成分 AP,BP,CP,DP:円錐からの4,6,8,10次の変形係数の非回
転対称成分。
【0058】実施例1 実施例1では、第1面(光源側面)は最小・最大発散角
方向ともレンズ面形状が非円弧形状であり、第2面(光
ディスク側面)はトロイダル面で、最大発散角方向(X
方向)におけるレンズ面形状が円弧形状、最小発散角方
向(Y方向)におけるレンズ面形状が非円弧形状である
(請求項3)。
【0059】1面(光源側面) Ry 2.59622 Rx −5.89095 Ky 4.416362 Kx 2.079837 AR 6.71564E−03 BR 1.61364E−03 CR −2.03672E−05 DR 1.52645E−03 AP 4.61218E−01 BP 5.63080E−01 CP 1.78033E+00 DP 1.09229E+00
【0060】2面(光ディスク側) Ry 5.49945 Rx 16.52615 K 0.150034 A −6.00084E−04 B −1.15158E−05 C −1.16745E−06 D 5.27394E−10 実施例2 実施例2では、第1面(光源側面)はトロイダル面で、最
小発散角方向(Y方向)が非円弧形状、最大発散角方向
(X方向)が円弧形状、第2面(光ディスク側面)は「最
小・最大発散角方向とも非円弧形状」である(請求項
2)。
【0061】第1面(光源側面) Ry 2.66392E+00 Rx −5.83345E+00 K 7.35682E−01 A 1.81446E−04 B 2.42623E−03 C −1.28328E−03 D 2.38594E−04 第2面(光ディスク側面) Ry 5.52891E+00 Rx 1.70749E+01 Ky −3.46824E−01 Kx 7.50906E+00 AR −3.18884E−04 BR −8.88908E−08 CR −5.82210E−02 DR −3.51410E−10 AP −8.95385E−01 BP −3.67982E+00 CP −8.37159E−01 DP 9.37370E−01 実施例1、2とも、光ディスクの記録面上での波面収差
はrms(ルートミーンスクエア)で0.02λ以下で
あり、良好かつ高効率にスポットを形成することが可能
である。
【0062】上の表記において、例えば「E−06」は
「10の―6乗」を意味する。この数値が直前の数値に
かかるのである。
【0063】図5に、請求項8記載の光ピックアップの
実施の1形態を示す。図5(a)は、光ディスク30の
回転軸方向から見た光学配置を示し、(b)は、(a)
の状態を紙面に平行で、図5(a)の下方側からみた状
態(検出レンズ19と光検出器21とは略している)を
示している。光源としての端面発光型の半導体レーザ1
1、ビーム整形機能を持つコリメータレンズ13、ビー
ムスプリッタプリズム15、検出レンズ19、光検出器
21により構成された部分は、図1に示す実施の形態の
ものと同一である。
【0064】半導体レーザ11からの光束は、コリメー
トレンズ13によりコリメートされるとともにビーム整
形され、ビームスプリッタプリズム15を透過して、可
動ミラー23により反射され、固定ミラー25を介して
対物レンズ17に入射する。
【0065】可動ミラー23は、コリメートレンズ13
によりコリメートされた平行光束をトラッキング方向
(図5(a)における左右方向)に平行に入射され、光
ディスク30の記録面と平行(紙面に平行な方向)でト
ラッキング方向に直交する方向(図5(a)で下方)へ
反射する。可動ミラー23は「トラッキング方向へ可
動」である。
【0066】可動ミラー23による反射光束は、固定ミ
ラー25により、対物レンズ17の光軸と平行な方向
(図5(a)の紙面に直交する方向:フォーカシング方
向)へ偏向され、対物レンズ17により集束されて、光
ディスク30の記録面上に集光する。
【0067】記録面により反射された戻り光束は、対物
レンズ17を透過して略平行光束に戻り、固定ミラー2
5、可動ミラー23を介してビームスプリッタプリズム
15に戻り、検出レンズ19を介して光検出器21に入
射する。
【0068】光検出器21で発生する1群の受光信号基
づき、フォーカス制御信号、トラック制御信号、情報信
号などが生成される。これら信号の発生や生成は従来か
ら知られた種々の方式で行うことができる。
【0069】図5(c)は、可動ミラー23、固定ミラ
ー25、対物レンズ17を含む部分を、図5(a)にお
いて、紙面に平行で図の左側から見た状態を示してい
る。
【0070】固定ミラー25や、光源側の「固定光学系
(半導体レーザ11、コリメートレンズ13、ビームス
プリッタプリズム15、検出レンズ19、光検出器2
1)」が固定されたヘッドベース27に4本のスプリン
グシャフト29a〜29dが植立され、これらスプリン
グシャフト29a〜29dにより支持されたレンズホル
ダ31に、対物レンズ17が保持されている。
【0071】レンズホルダ31を支持する4本のスプリ
ングシャフト29a〜29dは、各々が「湾曲自在」で
あるため、レンズホルダ31は、フォーカシング方向と
トラッキング方向とに平行に移動可能であり、アクチュ
エータ33の作用により、フォーカシング方向・トラッ
キング方向へ変位される。
【0072】図5(c)、(d)に示すように、レンズ
ホルダ31には、支持アーム31a、31bが一体に形
成され、支持アーム31aには前述の可動ミラー23が
固定され、支持アーム31bには可動ミラー23に対す
るカウンタバランス31cが固定されている。
【0073】アクチュエータ33によりフォーカシング
動作を行うと、レンズホルダ31は対物レンズ17の光
軸方向へ変位する。アクチュエータ33によりトラッキ
ング動作を行うと、レンズホルダ31はトラッキング方
向へ変位するが、このとき、可動ミラー23も対物レン
ズ17と一体にトラッキング方向へ変位する。
【0074】対物レンズ17がトラッキング方向に移動
すると、対物レンズ17の光軸は、固定ミラー25から
入射する光束の光軸に対して相対的にトラッキング方向
に移動することになるが、可動ミラー23が対物レンズ
17と一体にトラッキング方向に平行移動するので、可
動ミラー23から固定ミラー25に入射する光束も、対
物レンズ17とともにトラッキング方向へ平行移動す
る。
【0075】従って、対物レンズ17に光源側から入射
する光束の光束光軸は、トラッキング動作の際、対物レ
ンズ17の光軸に対して実質的にずれない。
【0076】なお、図5の実施例において、可動ミラー
23よりも光源側にある上記「固定光学系」を、図2の
光ピックアップにおける固定光学系(半導体レーザ1
1、ホログラム素子12、光検出器20)に置き換えて
も良い。
【0077】即ち、図5の光ピックアップあるいは、そ
の固定光学系を図2のものに置き換えたものは、前記請
求項4または5記載の光ピックアップであって、半導体
レーザ11からの光束をコリメートし、且つ、ビーム整
形した後、可動ミラー23と固定ミラー25とを上記順
序に介して対物レンズ17に入射させるようにし、可動
ミラー23を、コリメートされた光束をトラッキング方
向に平行に入射され、光ディスク30の記録面と平行で
トラッキング方向に直交する方向へ反射するようにし
て、トラッキング方向へ可動とし、可動ミラー23によ
る反射光束を固定ミラー25により、対物レンズ17の
光軸と平行な方向へ偏向させるようにし、可動ミラー2
3を、対物レンズ17のトラッキング動作と一体にトラ
ッキング方向へ変位させることにより、対物レンズ17
に光源側から入射する光束の光束光軸が対物レンズ17
の光軸に対して実質的にずれないようにしたもの(請求
項8)である。
【0078】可動ミラー23は、基板がシリコン単結晶
からなり(請求項9)、厚さは、例えば4インチ基板で
通常525μm、6インチ基板で625μmである。基
板研磨により厚みを薄くすることが可能で、400μm
厚基板も使用可能である。通常の半導体プロセスで用い
られる鏡面研磨された4インチシリコン基板の平面度
は、波長635nmで波面収差のrmsが0.02λ程
度であるから、平面反射ミラーとして十分実用に耐えう
る平面精度である。
【0079】上記シリコン基板は、市販のダイシングソ
ウで「数ミリ角程度」に切断した場合でも、波面収差の
rmsが0.02λであり、切断時のひずみにより波面
収差が劣化する可能性も少ない。実際に4インチのシリ
コン基板を、1%程度の「希ふっ酸」で軽く表面酸化膜
を剥離した後、Alを4000オングストローム程度、
真空蒸着し、ダイシングソウで7mm×7mmに切断し
た後、波面収差を測定したところ、波面収差のrmsと
して0.02λが得られ、可動ミラー23として十分使
用可能であった。
【0080】ミラーコーティングのコーティング材とし
ては、金属、誘電体が代表的であるが、金属の場合、A
l、Auなどが好適である。Alの場合、Al単体、A
lの上にMgFを保護膜コーティングしたもの、Al
上にSiOを保護膜コーティングしたもの(請求項1
0)等が好適である。また、Auをコーティングする場
合は、シリコン基板への付着力を強化するためシリコン
基板上に薄く、Crをアンダーコーティングした後、A
uコーティングするのが良い。
【0081】シリコン基板へのミラーコーティングのコ
ーティング材としては、上記の如き金属に限らず、誘電
体多層膜も使用できる(請求項11)。誘電体多層膜を
コーティングする場合、例えば、CD等で用いられてい
る波長:780nm付近と、DVD等で用いられている
波長:660nmとの2波長について、100%近い反
射率を得るように膜設計を行うことが可能である。
【0082】なお、図1、図2、図5における固定光学
系に用いられるビームスプリッタプリズム15やホログ
ラム素子12を、偏光ビームスプリッタプリズムあるい
は偏光ホログラム素子に代え、これらよりも光ディスク
側に1/4波長板を配置して、光源からの光束の実質的
にすべてが光ディスクに照射され、戻り光束の実質的に
全てが光検出器に入射するようにすることもできる。
【0083】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な「ビーム整形機能を持つコリメートレンズ」、
光ピックアップおよび光結合器を実現できる。この発明
のコリメートレンズは、端面発光型の半導体レーザから
放射される発散光束に対し、射出光の出射側のパターン
を円形状に補正するビーム整形機能を持つ。一方の面に
おける一方の方向(最大発散角方向あるいは最小発散角
方向)が円弧形状であるため、作製の難度を軽減し製造
のコストダウンが可能である。また、ビーム整形機能・
コリメート機能が実質的に全光束に作用するので光の利
用効率が高い。
【0084】従って、このようなコリメートレンズを用
いるこの発明の光ピックアップや光結合器は、シリンド
リカルレンズやビーム整形プリズムと言った「ビーム整
形専用の光学素子」を必要とせず、小型で簡素な構成で
構成でき、高効率な光情報記録装置を実現できる。
【0085】また、請求項8以下の光ピックアップで
は、トラッキング動作に伴なう、対物レンズに入射する
光束と対物レンズ光軸に「ずれ」が発生しないので、ト
ラッキングエラーをプッシュプル方式でも良好に検出で
き、レーザ光の強度分布に起因した強度変動も防止で
き、光軸ずれ防止のための多数の光学素子をフォーカシ
ング方向に配列する必要がないので、フォーカシング方
向に装置を小型化することが可能である。
【0086】また、可動ミラーにシリコン基板を用いる
ことにより軽量・薄型で、反射に伴う波面収差の劣化を
抑制して良好な光スポットを形成でき、シリコン基板上
に金属を蒸着することにより、安価で、広帯域高反射
で、波長及び入射角依存性が少なく使いやすい可動ミラ
ーを提供でき、シリコン基板上に誘電体膜をコ―ティン
グすることにより、高反射率で機械的強度が強くクリー
ニング可能で高出力レーザでも使用可能な可動ミラーを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップの実施の1形態を説明するため
の図である。
【図2】光ピックアップの実施の別形態を説明するため
の図である。
【図3】光結合器の実施の1形態を説明するための図で
ある。
【図4】ビーム整形機能を持つコリメートレンズを説明
するための図である。
【図5】請求項8記載の光ピックアップの実施の1形態
を説明するための図である。
【符号の説明】
11 半導体レーザ 13 ビーム整形機能を持つコリメートレンズ 15 ビームスプリッタプリズム 17 対物レンズ 19 検出レンズ 21 光検出器 30 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA13 LA25 LA26 LA28 PA01 PA17 PB01 QA01 QA07 QA11 QA31 RA08 RA12 RA13 RA45 5D118 AA13 BA01 DA28 DC07 5D119 AA43 EC05 JA02 JA57 JA64 5D789 AA43 CA21 CA22 CA23 EC05 JA02 JA57 JA64

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光束光軸に直交し、且つ、互いに直交する
    2方向において光束発散角が互いに異なる光束の実質的
    に全てをコリメートするとともに、光束断面形状を略円
    形状とするコリメートレンズであって、 アナモルフィックな単一のレンズとして構成され、 上記光束発散角が最小および最大となる方向をそれぞれ
    最小発散角方向および最大発散角方向とし、コリメート
    される光束の入射側を第1面、射出側を第2面とすると
    き、 上記最小発散角方向と最大発散角方向に互いに異なる正
    の屈折力を持ち、 第1および第2面の一方の面においては、最小発散角方
    向および最大発散角方向の形状が非円弧形状であり、他
    方の面においては、最小発散角方向および最大発散角方
    向のうち一方の方向における形状が非円弧形状で、他方
    の方向における形状が円弧形状であり、コリメートされ
    た光束の波面収差を良好に補正したことを特徴とする、
    ビーム整形機能を持つコリメートレンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコリメートレンズにおい
    て、 第1面における最小発散角方向の形状が非円弧形状で、
    最大発散角方向の形状が円弧形状で、 第2面における最小発散角方向および最大発散角方向の
    形状が非円弧形状であることを特徴とするビーム整形機
    能を持つコリメートレンズ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のコリメートレンズにおい
    て、 第1面における最小発散角方向および最大発散角方向の
    形状が非円弧形状で、 第2面における最小発散角方向の形状が円弧形状で、最
    大発散角方向の形状が非円弧形状であることを特徴とす
    るビーム整形機能を持つコリメートレンズ。
  4. 【請求項4】半導体レーザを光源とし、光源から放射さ
    れる光束をコリメートし、且つ、光束断面形状が略円形
    状となるようにビーム整形したのち、対物レンズにより
    光ディスクの記録面上に光スポットとして集光する方式
    の光ピックアップにおいて、 請求項1または2記載のコリメートレンズを用いて、光
    源からの光束のコリメートとビーム整形とを行うことを
    特徴とする光ピックアップ。
  5. 【請求項5】半導体レーザを光源とし、光源から放射さ
    れる光束をコリメートし、且つ、光束断面形状が略円形
    状となるようにビーム整形したのち、対物レンズにより
    光ディスクの記録面上に光スポットとして集光する方式
    の光ピックアップにおいて、 請求項3記載のコリメートレンズを用いて、光源からの
    光束のコリメートとビーム整形とを行うことを特徴とす
    る光ピックアップ。
  6. 【請求項6】半導体レーザを光源とし、光源から放射さ
    れる光束をコリメートし、且つ、光束断面形状が略円形
    状となるようにビーム整形したのち、集光レンズにより
    集光させて、光ファイバの入射端面に入射させる光結合
    器において、 請求項1または2記載のコリメートレンズを用いて、光
    源からの光束のコリメートとビーム整形とを行うことを
    特徴とする光結合器。
  7. 【請求項7】半導体レーザを光源とし、光源から放射さ
    れる光束をコリメートし、且つ、光束断面形状が略円形
    状となるようにビーム整形したのち、集光レンズにより
    集光させて、光ファイバの入射端面に入射させる光結合
    器において、 請求項3記載のコリメートレンズを用いて、光源からの
    光束のコリメートとビーム整形とを行うことを特徴とす
    る光結合器。
  8. 【請求項8】請求項4または5記載の光ピックアップに
    おいて、 半導体レーザからの光束をコリメートし、且つ、ビーム
    整形した後、可動ミラーと固定ミラーとを上記順序に介
    して対物レンズに入射させるようにし、 上記可動ミラーを、コリメートされた光束をトラッキン
    グ方向に平行に入射され、光ディスクの記録面と平行で
    上記トラッキング方向に直交する方向へ反射するように
    して、上記トラッキング方向へ可動とし、 上記可動ミラーによる反射光束を上記固定ミラーによ
    り、対物レンズの光軸と平行な方向へ偏向させるように
    し、 上記可動ミラーを、対物レンズのトラッキング動作と一
    体にトラッキング方向へ変位させることにより、上記対
    物レンズに光源側から入射する光束の光束光軸が対物レ
    ンズの光軸に対して実質的にずれないようにしたことを
    特徴とする光ピックアップ。
  9. 【請求項9】請求項8記載の光ピックアップにおいて、 可動ミラーが、シリコン基板で形成されたことを特徴と
    する光ピックアップ。
  10. 【請求項10】請求項9記載の光ピックアップにおい
    て、 シリコン基板で形成された可動ミラーが、その鏡面部に
    金属をコーティングされ、更にその表面に誘電体層をコ
    ーティングされていることを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  11. 【請求項11】請求項9記載の光ピックアップにおい
    て、 シリコン基板で形成された可動ミラーが、その鏡面部に
    誘電体多層膜をコーティングされていることを特徴とす
    る光ピックアップ。
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